Webcomic.tv

動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

ウェブコミックの見方

2009-09-25 17:16:29 | Weblog
Webcomic.tvサイトに【ウェブコミックの見方】のページを追加しました。

webcomic.tvサイトを開設してから3年以上経つのに「なぜ今頃?」という感じですよね。

ここのところ「ウェブコミック」や「オンライン・コミック」などのキーワードで検索していろいろなサイトを見ています。webcomic.tvサイト開設当時は、そのようなキーワードでよく検索したものですが、最近はあまり見てなかったもので。

それでいろいろなサイトを閲覧していると、すんなりと目的のコンテンツにたどり着けるサイトとなかなかたどり着けないサイト、コンセプトが解りやすいサイトとそうでないサイト、いろいろあります。あたりまえですが。

人の振り見て我が振り直せ...webcomic.tvサイトは解りやすい?どこに何があるか一目でわかる?...残念ながらノーです(-д-;)。一応サイトマップもあるので、じっくりとお付き合いしてくれる方は内容を解ってもらえるでしょうけど、一目で解りにくいと「めんどうくさいから戻ろう」とブラウザの戻るボタンをクリックすることでしょう。私もそうです。

Yahoo!やGoogle経由でwebcomic.tvサイトを訪れてくれる人は、漫画の一覧を見ながらおもしろそうなのを選ぶことができるサイトを期待してやってくる人が多いのではないでしょうか?

でもその期待に応えることは残念ながら出来ません。なぜなら作品は【時空マジシャン】オンリーだからです。時空マジシャン専門店(o^^o)ふふっ♪

なぜそうなったのか以前ブログで書いた覚えがありますが、短編漫画をいくつか描いてから長編に挑戦しようという考えがすっぽ抜けていたんですね。新しいスタイルのウェブコミックをやりたいという意気込みと興奮で冷静さに欠けていたんでしょうね。

当面はこの専門店状態が続くと思います。だからといって一目で解りにくいままにしておくつもりはありません。

というわけでまずは「ウェブコミックの見方」のページを設置しました(他ページからのリンクはまだ貼ってません)。

私の場合、訪れたサイトが一目で理解できないときは「はじめに」や「このサイトについて」のページを見ます。そうすると大体サイトの輪郭がつかめるので。

webcomic.tvも「当サイトについて」と「ウェブコミックの見方」のページが出来たので、ひとまずそのページを見てもらえればサイトの概念は解るようになったと思います。

それから他のウェブコミックのサイトを閲覧しながら気が付いたことがもう一つ。それはトップページに漫画ならではのワクワク感があるかどうか。

おもしろさ、楽しさに誘ってくれる入り口なんですから、魅力にあふれてなければいけません。webcomic.tvサイトのトップページは、残念ながらこれもイマイチです。

こういった課題が見つかったのは今回の収穫でした。漫画作品のようなコンテンツは制作にどっぷり浸かってしまうため客観的視点を見失い勝ちなので、気をつけたいものです。





【時空マジシャン】OPムービーcut1~4

2009-09-18 22:48:55 | Weblog
Flashムービーはこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1~4

前回は、【時空マジシャン】Chapter.2 OPムービーのcut1をお見せしました。18世紀のマルセイユのとある広場で小さな市が立っている情景を俯瞰から見下ろしているところから始まり、市場の中心部にズームインしたところまででした。

今回はその続きでcut2からcut4まで、タイトル表示のところまでです。(ムービーはcut1~4まで連続したもの)

でも俯瞰画像からタイトル表示まではあっという間。作るのはずいぶん時間がかかってるんですが(^_^;

初めてこのブログを見た方は、ウェブコミックなのになぜムービー?と思われるかもしれません。ちょっと解説しますと、基本的にwebcomic【時空マジシャン】は各チャプターごとに表紙代わりのオープニング・ムービー(以下OPムービー)とページ単位のコマ割り漫画で構成されています。

OPムービーの部分は、Flashアニメです。ページ単位のコマ割り漫画の部分は同じくFlashで作っていますが、コマ単位で表現しています(コマの中でアニメする)。

ムービーと一言で言っても一般的な映画からTVゲームのCGムービー、QuickTimeムービーなどいろいろなムービーがありますよね。この【時空マジシャン】ではFlashで作ったOPアニメのことです。

さて、というわけでようやくタイトル表示の部分までたどり着きました。俯瞰からズームインするcut1のところまででFlashのファイルサイズ(.swf)が約250kバイト。カメラが水平アングルに移るcut2からタイトル表示のcut4までが約230kバイトになりました。

ちょっと予定より重くなってしまいましたが、自分的には許容範囲です。このぐらいのファイルサイズのものをつなげてOPムービーを作っています。

つなぎ目は、俯瞰のアングルから水平アングルに切り替わる場面やタイトル表示の場面など、なるべくダウンロードしている時間が気にならないようなところにつなぎ目を持ってきました。いくらブロードバンド時代とはいっても回線が混み合ってる時はあるし、ヘビー感はなるべく無くしたいので。

昔はFlashやJavaというとヘビーで敬遠されたものですが、パソコンのスペックは上がり価格は下がりブロードバンドは普及し、こういうマルチメディア・コンテンツも大丈夫v(。・・。)vいい時代です。

ウェブコミックというコンテンツの制作を始めるまでは、私はあまり長いFlashムービーを作ったことがありませんでした。それまで作っていたのは小品ばかり。ある程度長いアニメをFlashで作りウェブブラウザで見せるためのノウハウは無かったです。

そんなわけで【時空マジシャン】Chapter.1のころはいろいろと試行錯誤したんですが、その結果今のやり方に落ち着きました。具体的にはベースとなる最初のムービーの片隅に空のムービークリップを用意しておき、そこに外部ムービーを次々と読み込んでいくというやり方です。

このやり方がベストかどうかはまだ分からないですけど、問題が無ければ当面はこの方法で続けようと思ってます。





【時空マジシャン】OPムービーcut1

2009-09-09 15:21:14 | Weblog
Flash版の本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1

ほんのわずかですが、【時空マジシャン】Chapter.2 OPムービーのcut1までFlashでオーサリングが出来たのでアップロードしました。本当はタイトル表示まで出来たらアップロードと行きたかったんですけど、まだもう少し時間がかかりそうなのでとりあえずここで一区切り。

上空からの広場の俯瞰画像から始まり(上の画像)、市場の中央にカメラがズーム・イン。市場の労働者や買い物客、カフェでコーヒーを飲む人等の情景です。あっという間のシーンですが、けっこう時間がかかってしまいました。

先日(9/1)のブログでド~ンといけてる雄姿をご紹介したやっちゃ場の台車を引くあんちゃんもこんな小ちゃくなってしまって...なさけなや(´;д;`)。

それにしても品薄な市場に、まばらな人影...でもいいんですこれで。人ごみでごったがえす場に占い師は似合わないし、こういう場所と時間帯を選んでこの占い師は出没するので。

ざわざわっという雑踏の効果音に混じって「Bonjour!」「Tiens, salut!」というフランス語の挨拶が聴こえてきますが、これはイメージどおりというか、わざとらしくなくていい感じに合成できたと思います。

このOPムービーには、主要なキャラクターとして占い師とマジシャン・ブルーが登場します。それ以外の人物、たとえば市場の労働者や通行人などのエキストラは新たにモデリングせずに、有り物のフィギュア、つまりPoserにデフォルトでインストールされているフィギュアやDAZでセールのときに「おおっ、安い!」とばかりに衝動買いしたキャラクターを使ってます。

でもやっぱりDAZのキャラのほうがPoserのより使いやすいですね。Poserに初めから付いているキャラは、なんというかクドイ感じの人々ばかりで役が限定されてしまって非常に使いにくいんですよね。

昔から思ってたんですけど、Poserがバージョン・アップされるたびに今度こそは自分好みの日本人好みのキャラが付属しているかも、と期待するんですがいつも同じような特徴のあるキャラばかり(・ε・`*)ムゥ...あれはPoser開発陣のデザイナーの好みなんでしょうか?もうちょっとあっさりしたフィギュアを付けておいてくれるとありがたいんですが...

とはいえ今回のOPムービーはフランスのマルセイユが舞台ということで良かったです。PoserやDAZのフィギュアって欧米人風が多いでしょ?東洋人って少ないんですよね(もともとむこうのソフトだから当然ですけど)。日本が舞台だったらエキストラや群集等のシーンで違和感でまくりで非常に困るところですが、今回は助かりました。

さて次回はタイトル表示のシーンまでお見せできるといいんですが。





【時空マジシャン】OPムービー進捗2

2009-09-01 17:15:01 | Weblog

ついに9月に突入...にもかかわらずまだOPムービー冒頭の市場のシーンで足踏みしています。

果物などの木箱を台車から降ろしている商売人や子供連れの婦人、市場を走る少年など18世紀の生活風景を作っているところです。

何も市場のシーンから始めなくても良かったのでは?(-д-;)...というような思いがついつい出てきてしまうわけですが。そういえば当初のアイデアとしてはビストロのような居酒屋とか食堂のシーンからスタート、ということも考えたんですけどね。

最終的には「よし、マルシェ(市場)でいこう!」と決めました。要は生活感のある情景にしたかったわけです。誰もいない山の頂で占い師が「ここは18世紀のマルセイユ...」とか言ってもピンとこないし。

制作のことを考えるともちろん山の頂のほうが簡単に作れるんですけどね。でも作りやすさや自分の能力を念頭に置いてシナリオを書くと、アイディアに制限を設けるわけでつまらない話になり勝ちです。だからアイディア出しのときはそういった制作上の技術的な問題などはできるだけ考えないようにしてます。

さて、上の画像は台車を引く市場のあんちゃん。こうやってブログで公開する度に徐々に画像などの完成度が高まってきます。ブログでお見せするときはデータの細部を調節したりおかしな箇所を手直しするのでクオリティが上がります。

ブログが制作のペースメーカーになっているし、励みなんですよね。

そういえば画像の奥のほうにRESTAUR..という文字が見えますが、あれはもちろんRESTAURANT(レストラン)です。ちょっと調べたところ、RESTAURANTという言葉は16世紀に現れ18世紀の中頃には食堂で使われだしたようなので、問題は無いと思うんですが、店構えがちょっと新しすぎるかなと。

本当はBISTRO(ビストロ)と書かれていたほうが堅苦しくなくていい感じなんですが、その言葉がフランスで登場するのはもっと後のようです。もしかしたらTAVERN(タベルン)が一番いいかも...まだ検討中です。

それにしても上のあんちゃん、なんとなくイマ風...これでも衣装には気を配ったつもりなんですが。

メークを派手にしてギターをかかえたらそのまんまビジュアル系でOK?イエモンの吉井みたい(古!?いえいえ、吉井ロビンソンはソロで頑張ってるみたいですよv(。・・。)vイエイ♪)