Webcomic.tv

動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】英語ページ更新

2009-12-31 15:48:05 | Weblog
英語版はこちら⇒ 英語版【時空マジシャン】Chapter.1 本編16ページ

年内ぎりぎり、何とか英語版の更新が間に合いました。英語版といってもテキストを英語にしただけで、音声は日本語のままですが。

Chapter.1の15ページまで英訳した後、英語ページの更新はぷっつりと途絶えていました。その段階で力尽きたというより、時間的に日本語版の更新がやっとという状況だったので止むを得なかったんですが...

でも今回16ページ目の台詞を訳しているうちに、ふつふつとよみがえる英語ページへの意気込み、
キタ━(゜∀゜)━!!

思えばwebcomicサイト開設当時のエネルギーは相当なもので、新しいスタイルのウェブコミックをどのように形にしようかと試行錯誤しながら、さらに英語ページまで立ち上げちゃうほどでしたから。

ところが英語が得意っていうのなら別ですが、私の場合まず辞書を引きながらとりあえず『こんな感じ...?』と堅苦しい英文を作り、その後バイリンガル・コミックを参考にしたりネットで調べながら口語調に修正していくという手間のかかる作業。

それでも英語ページが加わると、ぐっと読者層が広がるのではないかと充実感が増したものでした。

やっぱりこのインターネット時代、英語力があれば格段にレベルの違う情報の受発信を行うことができると思うわけです。世界地図を広げてみると、狭い日本の国内だけでコンテンツを公開しているという状況がよくわかって非常にもったいないですよね。実際は世界中からアクセス可能ですが、日本語だけでは事実上国内限定のようなものです。

日本のマンガやアニメといえば今や世界が認めるすばらしい文化。個人レベルでももっと英語で発信したいところです。

と言うのは簡単ですが、現実的にはけっこう難しい。

しかしいまさらですが何で日本人ってこうも英語が苦手なんでしょうか?昔から日本語と英語の文法の違いとか言われてますが、本当にそれだけ?う~む(‐ω‐?)

と言いながらも、やっぱり幸せな環境ですよ。だって努力さえして英語コンテンツにすれば、夜中だろうがサーバーにポッとアップロードして瞬時に地球の裏側からだって閲覧できる時代ですから。

努力さえすればd(^ω^)。

来年はウェブコミックを表現する要素(静止画・文字・動画・音声・サウンド・プログラミング等)に加えて、英語も1つの要素と考えて力を入れようと思います。




【時空マジシャン】15ページ音声付加

2009-12-28 16:32:46 | Weblog
本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 本編15ページ

わずか1ページ分ですが音声を入れました。【時空マジシャン】Chapter.2の本編15ページ目です。

Chapter.2の15ページ目をFlashで開くのはひさしぶり。

各ページは制作後、Flashで再び開いて手を加えるということはあまりありません。後で修正しようと思っているとおっくうになってしまい、ついついそのままになってしまい勝ちなので、なるべくそのとき出来るベストを尽くしておきたいと思うわけです。

でもこのページのように音声無しバージョンの場合は否応無しにファイルを開いて音声を付加しなくてはいけないので、久々にソースファイルに目を通すことになります。

『頑張って作ったんだなぁ...』というのが素直な感想。もう一回同じものを作れと言われたら多分『ノーサンキュウ!』w(゜д゜* )w。

一コマ目と二コマ目が重なりながらアニメしてるんですが、そのあたりで色々と苦労のあとが随所に見受けられます。鷲が四羽も羽ばたいていて重なり合った部分の画像のエッジが汚くならないようにドットをプチプチやったり、コマをクリックしてリプレイしたときの動作がおかしくならないように苦心した形跡があります。

でも同じものを作れと言われたら『ノーサンキュウ!』なんですが、新たなものを作れと言われたらきっといそいそと作り始めることでしょうd(^-^)。いままで蓄積した制作ノウハウを使って、今度はどんなものができるのだろうという期待感があるので。

さて過去のファイルを見て、しみじみしている場合じゃありません。年内にまだやっておきたい作業があります。

それは英語ページの再開。

アクセスログを見ると、けっこう海外からのアクセスがあるようなので、せっかく訪問してくれたのに英語ページの更新が止まったままではがっかりです。

あと3日ではちょっと厳しいかも。





FLASHでマンガを描くということ

2009-12-19 11:47:45 | Weblog

だいたい年末の最後のブログでは、その年のまとめのようなことを書いてるんですが、今年はスケジュール的に書きそびれそうなので今のうちにまとめることにします。

今年出来たこと、出来なかったことというような総括は今書く気分ではないので(というか出来ないことばかりだったので( ̄∇ ̄;)ゞ)、【FLASHでマンガを描くということ】というタイトルにしてみました。

一般的なマンガは静止画とふきだしの台詞等の文字で描かれています。その静止画と文字に加えて動画・音声・サウンド・プログラムによるインタラクティブな仕掛けなどを駆使して描くマンガとはなんぞや?その魅力について日頃思うところをちょっと書きます。

このブログは【時空マジシャン】というウェブコミックの制作日記です。【時空マジシャン】は上記の静止画・文字・動画・音声・サウンド・プログラム等を用いて描いてます。

画像・文字・音声といったそれらの要素を統合してウェブコミックという1つの作品にしてくれるツールがFLASHというわけです。

「でもFLASHっていうと普通アニメだよね?ウェブコミックとアニメってどう違うの?」と言われそうですが......違いは、プログラムによるインタラクティブな仕掛けのところです。

その違いはでかいd(`・ω・´)!

例えばページをめくるときに、クリックした場所によって物語が分岐するように仕掛けをしたり(これは大変な作業になるんですが時空マジシャンでも一箇所くらいやってみたいとは思ってます)、読者がツッコミを入れられるようにコマをダブルクリックしたらテキスト入力が出来るようにしておいたり。

時空マジシャンの主人公ブルーのウェアラブルPCにアクセス出来るようにしたいというアイデアは、いまだ手付かずのままですが...ウ━(-д-;)━ム

というように作り手と読み手、または読み手と読み手のコミュニケーション・レベルでのアイデアを盛り込むことが出来るということは大きいですよね。

最近思うのは、「静止画と文字以外にサウンドやプログラムなどを駆使して描かれたマンガは、作者によって随分と違った持ち味の作品が出来るんだろうな...」ということ。

音楽が得意な作者なら、ミュージカルのような?または【イエローサブマリン】みたいな楽曲中心の作品になるだろうし、ゲーム好きの人ならアドベンチャー・ゲームっぽくなるかもしれません。

似たようなタイプのキャラを描くマンガ家でも、作品を読み進めていくとそれぞれ違った持ち味がにじみ出てくるものです。それがさらに多くの要素を用いてマンガを描いた場合かなりいろいろなスタイルの作品が出てくるんでしょうね、きっと。

さて、FLASHでマンガを...というタイトルで書きました。でもFLASHじゃなくてもいいんです。FLASHはあくまでもツールなので、それ以外のツールでもかまわないわけです。あまりにもFLASHに頼ってしまい、それがなければ何も出来ないということでは困りますしね。

でもやっぱりFLASH(^-^)。

今日もそのすばらしい機能に感嘆しつつ、ウェブコミックのオーサリングをしています。

でももうバージョンアップしなくていいからね。





【時空マジシャン】OPムービーcut1~9の1

2009-12-15 23:13:39 | Weblog
本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1~9の1

やっぱり年末はなかなかウェブコミックの制作に集中できません、色々とやらねばならない事があって。

昨日アップロードしたのは、【時空マジシャン】OPムービーのcut1~9の1です。cut9の1というのは、cut9とcut10の間にシナリオには無い場面を挿入することになったのでcut9のその1というわけです。

cut9からは占い師の脳内スケープのシーンになります。脳内スケープということは脳内の景色、つまり心象風景。でも心象風景というより脳内スケープというほうがこの場合しっくりくるような気がするんですよね。

「占いこそ私の生きる道...」とばかりにその世界に入った占い師。でもタロットカードを引けども引けどもカードからの啓示はあらず。五里霧中の日々が続きます。

上の画像は、そんな砂漠のような世界を手探りで歩く占い師がふと空を見上げたところ。

周りに黒い影のようなものがちょっと見えます。あの影をどのように表現するかで、けっこう悩みました。2パターンを考えたんですが、1つは黒い煙りが温泉の間欠泉のようにもくもくと噴出して占い師の周りを取り囲むパターン。もう1つは暗雲が竜巻のように占い師を中心に渦をまくパターン(台風の目のように中心部分つまり占い師の周りはぽっかりと空いている)。

最初は前者の間欠泉のような感じでいこうとトライ。でも実際に取り掛かってみると『これはちょっと違うかな...温泉みたいだし』というような気がしてきたのでボツ。

気を取り直して、後者の竜巻のような表現にトライ。これもけっこう苦戦したんですが、まあぎりぎり雰囲気は出せたかなという程度の出来。効果音も入れて何とかセーフ。

自分ではこのあたりはけっこう楽にサクッと出来るだろうと思ってましたが、思いがけない所で予想外に苦戦したりするもんですね。

それからcut9の冒頭で占い師がちょこちょこと歩いてるところ。何かゆらゆらしてます。どういうわけか挙動が怪しい...cut9のムービー(.swfファイル)はloadMovieメソッドでムービークリップに読み込んで、その前のcut8のムービーの上で再生してるんですが、cut8以前のムービーはunloadMovieメソッドで削除しているのでその影響は無いはず。

しかし...何か...挙動が怪しい。

脳内スケープ描写が始まるところなので多少の揺らぎはゆ、ゆるそう( ̄ー ̄;)。

...でも気になる。