Webcomic.tv

動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】サウンドページ更新

2009-01-25 15:37:10 | Weblog
             →webcomic.tvサイトのサウンドページへ

webcomic.tvサイトのサウンドページを更新しました。

webcomic.tvサイトは時空マジシャンの本編やネームだけでなく、時空マジシャンの構想とかオーサリング(動きや音などを加えながら本編を制作すること)についてなど各制作要素についてまとめたページがあります。

その中で、サウンドページという音楽・音声・効果音について解説したページだけが中途半端なまま放置されていました。

なぜ中途半端なままだったかというと、はじめの構想段階ではあまりにも漠然としていてまとめられなかったからです。アニメのように長い曲を使用できるのか、そもそもどんな音楽が時空マジシャンにピッタリなのか、また音声の声優さんもぜんぜん決まっていませんでしたし...

ふつうソフトハウスとかコンテンツ制作会社には、音楽担当のサウンド・クリエイターが数人いると思います。そういう環境化での開発の場合、音楽が必要なときには彼らにお願いすればさすが専門家なので、そういったシーンにピッタリの音をごく自然に違和感なく挿入してくれます。

でもこのwebcomic.tvサイトは私(Shig)の手弁当による自主制作プロジェクトなので、音声を声優さんにお願いしている以外はほとんど自分でまかなっています。

ウェブコミックのようにアニメやサウンド、そしてインタラクティブな仕掛けのある制作時間がかかる作品は、それぞれの担当スタッフによるコラボレーション制作が普通だと思います。

ではこの時空マジシャンもそうすれば良さそうなものですが、なかなかそうはいきません。制作の切り分けがうまくできれば徐々にそうなっていくでしょうけど。手弁当ってことは自腹ですしねd(^^*) 。

それにウェブコミックといったって基本的に漫画のつもりですし、漫画は普通はじめは一人で描きますよね。

そうそう初心を忘れてはいけません。

紙に描く漫画は、静止画と文字だけであれだけすばらしいワールドを造り上げます。その静止画と文字に加えアニメ、サウンド、そしてインタラクティブな双方向の仕掛けなどを自由自在に駆使して物語を紡ぎたい、というのが私の初心です。

初心忘るべからず by 世阿弥

今回のサウンドページの更新は、音楽と音声についてまとめ直してみました。効果音はまだです。

今年は音楽にカホンの素朴な音を加えてみたいと思ってます。上の画像で時空マジシャンの主人公ブルーが腰掛けている木の箱がカホンです。

サウンドページではブルーのカホン演奏が聴けます(短いループサウンドですが)。サウンドページに行ってボタンを押してみてください。








【時空マジシャン】Chapter.2 ネーム19ページ目

2009-01-13 11:37:18 | Weblog
             →【時空マジシャン】Chapter.2 ネーム

【時空マジシャン】Chapter.2のネーム19ページ目です。Chapter.2の総ページ数は23ページの予定なので、完成まであと5ページ。

そしてその後、Chapter.2のオープニング・ムービーを作ります。各チャプターの頭に扉絵代わりのオープニング・ムービーを付けるという構成なので、Chapter.2のそれが完成するとぐっと良くなる予定v(。・・。)。

つまりOPムービー→コマ割りウェブコミック→OPムービー→コマ割りウェブコミックと続けて観れるので、当初から目指している立体感のあるウェブコミックの見せ方に少し近づけるかなと。

立体感というのは、ただ単にOPムービーとコマ割りウェブコミックを交互に見せるというだけではなくて、縦・横・高さの三次元世界と時空世界との連動のような展開をイメージしてます。

そのためにはOPムービーに登場している占い師の役割が重要です。時空で色々と占ったり解き明かしたりしていることが、マジシャン・ブルーが現在活動している時代とどのようにかかわっているかをうまく表現できないといけません。

そのあたりを意識しつつChapter.2のOPムービーを作りたいと思ってます。

さて本日のネームですが、コマの流れが縦になってます。普通漫画は右のコマから左のコマ、そして次の行と進みますが、このページは縦に読んでください。本編ではストーリーの流れに沿ってコマを表示していくので分かりにくいことはありませんけど。

それから4コマ目の「早く言えー!!」というセリフは2コマ目のすずめが叫んでます。

あと5コマ目。ワシじいが「その男の名は、大伴細人!」と言うやいなや、前方のブルーと巨大鳥がクルッと方向転換しました。聞こえたのでしょうか?

それにしても大伴細人(おおとものほそひと)とは?

ワシじい曰く、鷲の世界の伝説によると今(天正時代)から千年ほど昔(古墳~飛鳥時代)、光り輝く鷲に乗って飛んでいた人物がいたと。しかもその鷲に乗れる人物はたった一人だった。その人物の名は大伴細人であると。

大伴細人は聖徳太子に仕えた志能便(しのび)で、忍者の元祖とも言われる人物です。マジシャン・ブルーの前にもいたんですねえ鷲に乗る人が(ワシじい曰くですが...)。

すずめの手下の動物達にもそれぞれ伝説があるのでしょうか。

馬曰く「昔、山のように巨大な馬がいたそうなウマ」

負けじと猫のくろ太曰く「猫にも伝説はもちろんあるニャ、えーと...昔9本も尻尾がある猫がいたんだってニャ」

その場で話しを作るくろ太であった...








【時空マジシャン】Chapter.2 本編18ページ目

2009-01-05 09:27:49 | Weblog
           →【時空マジシャン】Chapter.2 本編18ページ目(Flash版)

Webcomic.tvサイトのShigです。あけましておめでとうございます。2009年最初のブログは、ウェブコミック【時空マジシャン】のChapter.2 本編18ページ目です。

昨年末は【時空マジシャン】の一年間の成果や課題などをまとめようと思っていたのですが、色々とやっているうちにサクッと年が明けてしまい、まとめそこなってしまいました。

今年どうしたいかを一言で言えば、とにかく制作時間を増やしたいということ。出来る限りの時間をウェブコミック制作に費やして少しでも進めたいということに尽きます。

さて、本編18ページ目。やっぱり3コマ目は1ページ全部使って広々と描きたかったですね。なんとか小さなスペースに無理やり詰め込むことはできましたが...

上空のブルーやすずめ達、地上の馬と狼の動きと共に森の木々が後方に過ぎ去っていくアニメです。Flash版を観るとわかるのですが、森の奥行きが表現できてなくて、まるで板塀のようになってしまいました(´・ω・`;)。

遠くの山並みと手前の森の中間に、もう1レイヤーの森を配置して過ぎ去るスピードを手前の森の3分の1くらいに遅くして4層構造(山・森2・森1・動物)にすれば、もう少し奥行きが表現できたかもしれません。

山もほんの微かに動かそうと思ったんですけど、遠くにある山が動くとかえっておかしいかなと。

音はとりあえず馬のパカラッパカラッだけ入ってます。音声はすずめの声をオーサリングするときに一緒にワシじいの声も入れます。ワシじいの声はハスキーボイスというかしゃがれた声になる予定。

ワシじいが伊賀の鷲に伝わる伝説を一生懸命話しています。千年も前に光る鷲がいたと。

漫画の舞台は天正伊賀の乱の直後なので、それより千年程前というと...古墳時代~飛鳥時代ですね。そのころにすでに光る鷲に乗っていた人物がいたと。

しかも光る鷲に乗れる人物はたった一人だったと。

その人の名は次ページのネームで。