Webcomic.tv

動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】OPムービーcut11の3

2011-03-05 18:02:38 | Weblog

ブログの更新はwebcomic制作のペースメーカーになるので、もっと頻繁に更新したいところです。

私の場合、ブログの間隔が空いてしまうときは大体いつも同じタイミングなんですよね。それはネームや画コンテのときではなく、オーサリングのときが多いようです。

ここまで制作して一区切り着いたらブログを書こう、と思いつつ頑張ってオーサリングします。でも頭の中でざっくりと想定した通り順調にいくことは稀で、ほとんどの場合は何度もやり直したり作戦変更することになってしまいます。

頭に想い描いたような画にならなかったり、アニメが上手くつながらなかったり。また効果音や音楽が『このシーンではあの素材集のあの音がぴったりだよね』と思っていたにもかかわらず、実際にそのシーンで流してみたらぜんぜん雰囲気が違った...などということがしょっちゅうです。

まあでもこれはチームでコンテンツやアプリを開発するときにも避けては通れないことで、打ち合わせの段階で画コンテや画面遷移図を見ながら「ではそういうことで...」と決めたにもかかわらず、プログラマーがグラフィックデザイナーのところへ来て「この画をちょっと変えてほしいんですが」とか「打ち合わせと違うじゃん」みたいな。

でもこれは仕様がないんですね。【時空マジシャン】の画とオーサリングは私一人でやってます。自分の頭の中でも画像制作とオーサリングの打ち合わせをやってるわけですけど、その通りにならないので(^^;)...いわんや複数人では。

さて上の画は、市場のあんちゃんが占い師のタロットカードを勝手にめくったところです。すると表れたカードは何と!

先ほど書いたように、カードをめくる場面で使う音は『あれにしよう』と頭の中で決めていたサウンドがありました。『怪しげな雰囲気と微かな緊張感を併せ持ったサウンドがあったはず...』とライセンスフリーのサウンド集やネット上で見つけた「自由にお使いください」と書いてあるループサウンドをいろいろ探したんですが、見つかりません。

『う~む、勘違いだったか?』と思ったら出てきました。大昔に購入したCD-ROMの音素材をひっくり返したところようやく発見。

今回は予想と違って雰囲気が合わないなどということはなく、このシーンにぴったり。

ところが今度はループがうまくつながりません。サウンド・エディターを起ち上げて音の波形データを切ったり貼ったり、フェードアウトしたりいろいろ弄った結果なんとかつなぎ目を目立たなくできました。

カードをめくるアニメの画像も実際にオーサリングの段階で角度がけっこう難しくて何度もレンダリングし直し、結果的に予想以上に時間がかかってしまいました。

考えてみると、一見簡単そうなシーンで予想外に手こずる場合が多いような。反対に非常に大変そうに見えるシーンが意外にあっさりと出来てしまったり...というようなことをけっこう経験してきている気がします。

今度から『おっ、簡単に出来そう』と思ったときは『いや、実は難しいんだよね』と思うようにしましょう( ̄ω ̄)。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿