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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】時空ダンス ネーム5

2007-10-30 18:19:25 | Weblog

Chapter.2のタイトルを「時空ダンス」に変更しました。
いままでは【時空マジシャン】Chapter.2の仮題を「黄金の鷲」としていたので
すが、そのあまりにも硬苦しく古風な感じに耐え切れず改題です。

Chapter.1のタイトルが「隠れ里」ということで、時代物風な題で揃えようと
思っていました。主人公のブルーが降り立った時代が天正時代ですし...

でもそういった漢字のタイトルが今後並んでいくとしたら、なんか咽喉につまり
そうな気がしてきたので軽いタッチに変えました。

あー、楽になった。

さて、今日はネームの5ページ目です。

1コマ目は、ビヨンビヨンと波打つ空間でブルーが回転しながら踊っていて、
そこに猫のくろ太が踊りにジョイン、つまり参加していく(ルー風)ところ。
それを動物使いのすずめが『こら、くろ太!』とあせりながらわめくという
シーンです。

3DCGで画像をおこしてFlashで動きをつけるわけですが、この小さなコマに詰め
込もうというのですから考えただけでもクラッときます。

この手描きのネーム画にはかなりウソがあるんですよね。

いくら立ち上がって2足歩行してるとはいえ、猫のくろ太の頭があんな位置にくるわけがないのに、ほとんどすずめの胸のあたりに描かれているではないですか。

ブルーが回転しながら踊っている角度を考慮しつつ(波打つ背景も考慮しつつ)
この二人と一匹がこのネームのような画になるようにカメラをセットするには
...厳しい。

う~む、本編では違和感がないように誤魔化さねば...


【時空マジシャン】Chapter.2 時空ダンスのネーム


【時空マジシャン】時空ダンス

2007-10-22 17:02:18 | Weblog

UFOスピーカーから流れるダンスミュージックにあわせてマジシャン・ブルーが
踊るシーンです。えーと、【時空マジシャン】本編の4ページ目ですね。

ダンスシーンと言えば、昨年の時空マジシャン制作開始の時からダンスシーンを
取り入れたいとか、オープニングはダンスで..などとブログで言ってきました。
でも私は別にダンスが得意なわけではないし、ミュージカル漫画を目指してる
というわけでもありません。

ウェブコミックというアニメやサウンド、動きを制御できるプログラム等を使用
できる環境なのでそれらを十分に生かした作品にしたいわけです。
ダンスシーンを制作する過程でなにかおもしろい動かし方を発見したり、
思いがけない効果などの副産物を得られるのでは、と期待してるんですが...

そんなことを思いながら制作したこのページですが、今回はあまり収穫は無く
ダンスもダサダサのかっこ悪いものになってしまいました。

まずムーンウォークを取り入れるという案は早々にボツ。
トライしてみたんですが、なんかぜんぜん魅力的な画にならなかったので。

それで左右に動くダサダサのステップに落ち着きました。

なにせ時空なマジシャンなわけですから、主人公が単にさえないダンスを踊って
いるだけでは意味がないですよね。

そこで空間を歪ませてみたり、無重力っぽく回転させてみたりしてみました。

実は私の頭の中では、空間を波打つように歪ませたり主人公が踊りながら回転
することでけっこうおもしろい画になると思ってたんですが...
でも出来上がった結果は『あれ、いまいちおもしろくない?』という感じ。

やっぱりダンスのふりつけ自体がダサダサだと、歪ませようが回転させようが
かっこ良く生まれ変わらせることはできませんでした。

ちなみに波のような歪みはPhotoshopのジグザグというフィルターです。

サウンドは前ページのものはFTKさんのかっこいいhiphopを使わせていただき
ました。このページのものは【Dance2 eJay】というサウンドツールで作り
ました(といってもサウンドパーツをならべただけですが)

【時空マジシャン】本編4ページ目


諸星大二郎 井戸のまわりで

2007-10-13 18:07:14 | Weblog

昨夜(というか今朝)は明け方まで【時空マジシャン】の本編4ページ目の制作
を頑張ってやってたんですが、ダンスシーンがうまくいかなくて一休み。

一眠りして今またパソコンの前に座ってます。

本編4ページ目が完成したらブログに制作日記を書こうと思ってたんですけど、
この調子ではもう少し時間がかかりそうですね。

で今日は、9月30日のブログ【諸星大二郎 ヒトニグサ】の続きを書きます。

ヒトニグサの話が載っているのは【妖怪ハンター 地の巻】ですね。
続きの【妖怪ハンター 天の巻】を買ってきました。

う~む、やっぱりおもしろい!

天の巻は、地の巻と比較すると猟奇ロマン的テイストが多少希薄な感じ。
でもその代わり女の子の登場人物が多く出ていて、主人公の稗田礼二郎と共に謎の解明に挑むという展開がおもしろいでした。
地の巻以上にキャラクターがよく表現されていましたし。

読んでいて思ったのですが、諸星大二郎という作者は比留子、や鬼、ゾンビなど
のえたいのしれない妖怪たちをペン画でズバリ描きますよね。

普通の怪奇ものでは、そういった妖怪たちをはっきりと(視覚的に)描写しない
ことで恐怖感をあおるテクニックを使う作品が多いと思うのですが...
影に隠れてはっきり見えなかったり、一部分をクローズアップして全体像が
わからないように描いたり。

あまり白日の下に全体像を描いてしまうと『正体見たり!』という感じで
怖くなくなってしまうおそれがあります。

ところが諸星さん場合はっきりと描いてしまうわけです。

それはきっと、諸星大二郎の描く妖怪がこわかわいいから成り立つ
のではないでしょうか。たとえば地の巻の【海竜祭の夜】という話では
巨大な海蛇の頭に安徳天皇の顔が付いています。

あれはなんとも印象に残るシーンですよね。

なんとも気持ち悪いような...こわかわいいような...

あのような画が描けるから成り立つ手法だと思います。

さて、今回は【天の巻 黄泉からの声 井戸のまわりで】から1シーンを
CGでおこしてみました。

地の底のキクリヒメが泥でからだを作って井戸から現れたところです。

井戸というのはやはり何かこわいものがあります。たしか【リング(鈴木浩司著)】の女性も井戸で眠っていたんですよね。

画像全体の色味は古井戸のまわりの生温かい空気を意識してみました。


【時空マジシャン】黄金の鷲ネーム4

2007-10-05 18:10:48 | Weblog

ネームもウェブで公開するいじょう書きなぐるわけにはいかないので、
けっこうこのページも描き直してしまいました。
というわけで【時空マジシャン】Chapter.2のネーム4ページ目です。

ついに難関のダンスシーンがやってきたか...

1コマ目のブルーが踊っているシーンを描きながら、どんなダンスにしようか
考えたのですが...

う~む、これはちょっと間違えると非常にダサくなるかも..

静止画の場合は上のネームのようにダンス中の絵になるポーズを2~3チョイス
して、回りに音符などをあしらってやれば『お、踊ってるじゃん』という感じ
になりますよね。

でも実際にダンサブルなサウンドに合わせてFlashで振り付けをすると、
うわー、なんてダサ苦しいダンスなんだー!
となるような気がします。

時空マジシャンの本編を始める前に【サウンド】のページでちょっとダンス・
アニメを作ってみたんですが(このときはオープニングにするつもりでした)
あまりのかっこ悪さにボツにしました。

3コマ目で猫のくろ太が『まるで月の上を歩いてるみたいだニャ』と言っていますが、これはムーンウォークのことです(古い!)

だからムーンウォークのダンスは入れないといけないんですよね(たんに私が
ムーンウォークが好きなだけですけど...自分では出来ませんが)

このページも苦戦しそうだニャ...


【時空マジシャン】Chapter.2のネーム