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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】 占い師の画像

2007-03-28 18:57:47 | Weblog

ただいまオープニング・ムービーの占い師のCGを作成中です。

上の画がその占い師ですが、まだいろいろと手直ししなければなりません。
昔、Lightwave3DというCGツールを購入したとき(あのころは高かったっすねー)作りかけて未完成のままほうっておいたキャラクターのデータを引っ張り出して占い師に作り変えました。

今回はLightwave3Dではなく、メタセコイアというツールに読み込んであっちを
引っ張ったりこっちをへこましたりしながらデータを粘土細工のようにいじり
ました。

粘土のように自由にモデリングする』...昔高価なCGツールの広告でよく見かけたキャッチコピーですね。

粘土をこねるように思いどおりの形が作れる...ようになるにはかなり修行が
必要だと思います。紙に画を描くのが上手でも3Dモデリングとなると勝手が違う
んじゃないでしょうか。たぶん彫刻の経験がある人のほうがすんなりとモデリン
グの世界に入っていけるような気がします。

私の場合は粘土のように自由自在にモデリングできた経験はありません。
というか粘土細工じたいあんまりうまくないんですよね。

さて占い師の顔ですが、ちょっとイメージしていたものと違う顔になってしまい
ました。もうちょっと洋風な顔だちのつもりでしたがなんとなく和風...
鼻とくちびるも...う~ん、かなりへんですね。

あ、わきから背中にかけて肉がはみだしてる!なおさねば。

占い師が着ているコスチュームはDAZ3Dで購入しました。
最近はDAZやRenderosityでデジタル・テーラーの服を販売しているのでうれしいですね。しかもかなりおしゃれなデザインもありますし。

これで時空マジシャンの女忍者が現代にタイムスリップしてもすぐにセーラー服
やジーンズを調達できるから安心です。


【時空マジシャン】オープニング絵コンテ②

2007-03-12 17:48:49 | Weblog

今日はWebcomic【時空マジシャン】のオープニング絵コンテの後半です。

タロットカードのLE・BATELEUR(マジシャン)のカードからマジシャンの姿が
消えて狼狽する占い師。
気を取り直してカードが発する声を聞き取ろうとします。

するとどこかの場所で横たわるマジシャンの姿や桜の花びらの乱舞、戦国時代の
武将らしきイメージが立ち上がりました。

さすが時空の占い師、それだけの情報でも事態を察したようです。
しかし、問題解決のカードがなぜかはっきりと見えません。
でも...あなたのマジックがそこで通用するかしらね』とつぶやく占い師。

そしてマジシャンの顔のアップとともに時空マジシャンのタイトルが表示される
という流れです。

この絵コンテをもとにFlashでムービーを作るわけですが、いままでのChapter1
のように1ページ単位というのではなく、絵コンテ全部を一つながりにします。
重くならないように気をつけなくては...

またいつものように声だけは声優さんにお願いして、あとは自分でこつこつと
作る予定です。以前、作りかけたまま途中でやめちゃった女性キャラクターの
モデリング・データがあるのでそれを引っ張り出してこようかと思ってます。

絵コンテに戦国武将が出てきますが、織田信長のつもりです。
信長の肖像画をちょっと調べてみたところ、天童市三宝寺蔵の絵を初めて
見ました。
織田家ではこの絵が信長にもっとも似ていると語り伝えられているそうです。
けっこう今どきの顔なのでは?

では...楽しくもつらいムービーの制作にとりかかります。


【時空マジシャン】オープニング絵コンテ①

2007-03-07 17:03:04 | Weblog

やっとWebcomic【時空マジシャン】のオープニング・ムービーの制作開始です。

去年の7月15日のブログでは、主人公のブルーと猫のくろ太がダンスしながら
登場するというイメージでした。
しかしその後、本編Chapter1を制作しながら徐々に私の中では別のオープニング・イメージが湧いてきました。

シンプルな静止画ベースのトビラ案やTVアニメのように主題歌にのって登場人物
達が元気に動き回るものなど検討してみましたが、最終的には物語の発端とその
後の出来事を匂わせるプロローグ的なムービーに決定。

また先月の2月16日のブログで、『タロットカードのマジシャンが私の深層に働きかけてアイディアを送ってくれるかも』と書きましたが、何とかタロットのイメージでムービーがまとまりつつあります(マジシャンからの啓示かどうか定かではありませんが)

さあ、ではまず絵コンテからとりかかろうか...ふうー、やれやれ』って何始める前から疲れてるんだよって感じですが。

上の画はオープニング・ムービーの絵コンテの前半部分です。

アイディアがまとまってきても、問題はこれからの制作なんですよね。
タロットカードも描かなくてはならないし、占い師のモデリングもしなければ。
さっきの『ふうー、やれやれ』はそのあたりなのでしょう...

次回は、絵コンテ後半部分の予定です。


映画バガボンド

2007-03-02 23:29:19 | Weblog

今日は映画『バガボンド』についてちょこっと書きます。
Webcomic【時空マジシャン】の制作のほうはここのところまとまった時間が
とれなくて進んでません。

バガボンドというと私は二つの作品を思い浮かべます。
一つはあの天才バカボン...ではなくて井上雄彦氏の劇画バガボンド』です。
もう一つが映画バガボンド』。

じつは劇画バガボンドについて書こうと思ってたんですが『バガボンドと言えば
十数年前に観た映画のタイトルもバガボンドだったっけな...』
と思い出したら急に映画バガボンドについて書きたくなりました。

知り合いの女性編集者が『バガボンドという映画があるんだけど...放浪者の
主人公が、バガボ~ン!と絶叫して死ぬのよ。私も身につまされるわ...』『へぇー、バガボ~ン...か、おもしろそうだね』というわけで観てみました。

実はこの映画を観たのは旅行先のアメリカの映画館だったので正直言って
会話の部分はほとんど分からなかったです。それでも何となくストーリーは
分かるもので、私が理解した内容は以下のような物語でした。

ヒッピーのような暮らしをしている若い女性放浪者が道端で行き倒れになって
息絶えます。警察関係者が、その女性と関わりのあった人たちの話しを聴いて
調査するのですが、なぜその女性がそのような境遇になって死ななくてはならな
かったのかは良くわかりませんでした。(べつにミステリーとかサスペンス
ではなくて『うーん、なぜだろう...わからん』というような感じだった)

そして冬枯れの寒々しい景色の中で、どこにも所属しない女性のひとりぼっちの
寂しい感じだけが引き立ちます。

映画の最後のシーン(だったと思う)で主人公が『バガボ~ン!
と絶叫してバタッと倒れる映像がときどき頭によみがえります。
英語の壁があり、しかも十数年前に観たにもかかわらず良い作品というものは
いつまでも心に残るのですね。

上の画は、そのバタッとたおれたシーンのつもりですが、あくまでも私の頭の中
のイメージです。実際に映画をもう一度観たら、記憶違いや長年の間に色々と
自分勝手に書き換えていることに気づくかもしれません。(ストーリーも含め)

それにしてもあの絶叫は、自分の信じる人生を生ききった証しの叫びだったの
でしょうか。
それとも...