この夏は結局ほとんどマンガ制作ができず、気がつけばもう秋...。
遅ればせながらEPUB3版モーションコミック「Saikobot(サイコボット)」の制作に取りかかりました。
上の画像はストーリーボード用のラフスケッチで、AI(人工知能)のバージョンアップや皮膚感覚センサーを最新のものに取り換えたシーン。左の男はロボットクリエーターの雄作です。
前回の「ハードルを下げる」で書いたように、まずは予告編でiBooks Storeに問題なく並べてもらえるか試すことにします。
予告編といっても映画のトレーラーのような印象的なシーンを見せるのではなく、本編のプレストーリー的な短編にする予定です。自分の場合このプレストーリーに凝りだして大変なことになるのが常なので、そこらへんは注意しないと。
あくまでもEPUB3形式で短編のモーションコミックを作り、アップロードしAppleの審査を通りiBooks Storeに並べることに徹しないと。
その辺りの手順がしっかりしてないと、落ち着いて制作に取り組むことができませんからね。
しかし考えてみると、そろそろiPadやiBooksリーダーにこだわらなくてもいいかもしれません。
やっぱりAppleが伝統的にマルチメディア・コンテンツを重視してきたこと、そしてEPUBリーダーアプリであるiBooksがマルチメディア・コンテンツにいち早く対応した優れたリーダーアプリであること、などが理由でiBooksにこだわってきたわけです。
でもPC上で作りながら最初の動作確認では、Google Chrome + Readiumリーダーという環境で動きをチェックします。そしてその環境では今まで問題なく動作するようです。
なのでその環境、つまりReadium対応版を先に作るという選択肢もありかなと。
今回、予告編を作りながらその辺りも検討しようかと思います。
ずいぶん前に書いたブログが、デジタルネイティブの子供たちが成長してデジタル素材を自由自在に組み合わせてマンガコンテンツを作るようになる、というような内容でした。
つまり静止画と文字だけのマンガではなく、映像や音声・サウンド、双方向のやり取りなどを駆使して描くマンガです。
スマホで撮影した写真をエディットしてSNSにアップしたり、同じく映像をyouTubeで公開したりとデジタルコンテンツを当たり前に受発信する時代になりました。
教育現場でのタブレットの導入やプログラミング教育の必修化も進みつつあるようだし、そろそろか!?
自分としてはその時代が来たころには、マルチメディア要素を自在に操って描いてる予定だったけど......。
なかなか難しいようです。