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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

EPUB3版を検討(iBooks Author制作日記65)

2015-03-06 21:13:19 | iPad版制作日記

以前、次回作のラフスケッチを描きましたけど、そのCG版が上の画像です。

【ナナのかぼちゃパン】は、公園の近くにある小さなベーカリーが舞台でしたが、次回作の【みぃ(仮題)】は近未来が舞台で数式が出てくるような話になる予定です。

で、その次回作はEPUB3版にしようと思ってます。

「iBooks Author」で作った【ナナのかぼちゃパン】は、公開の段階で「ERROR ITMS-6014」というエラーが出てしまい、そのまま止まってしまいました。

この「ITMS-6014」というエラーは随分前から「iBooks Storeに公開しようとしたらITMS-6014というエラーが出てしまった!」とネット上で書かれていたので、自分も知ってはいました。

でもその後、「iBooks Store」で「iBooks Author版」の日本語の写真集が公開されていたので、ついに解禁されたのかと喜んだもんです。

それにAppleサポートでも、「iBooks Author:英語以外の言語でiBooks Storeに公開できない場合」は、「iBooks Author2.1.1以降にアップデートしてください」と書いてあったので本格的に解禁されたのだと勝手に決め付けてました。

ところが出てしまった「ERROR ITMS-6014」!

もちろん「iBooks Author」を最新版にしたし、「Macのシステムを英語モードにすると良い」という情報があるとそれも試してみました。しかしだめでした。

Appleサポートで電話のサポートも受けたんですが、「そういう内容の質問はEメールでお願いします」とのことなので、Eメールを送信するも未だに返信をもらえず...。

そんなわけで「iBooks Author版(.ibooks版)」が暗礁に乗り上げてしまい、手をこまねいていても仕方ないので、EPUB3版に取り掛かることにしました。

【ナナのかぼちゃパン】はさすがに飽きたので、【みぃ(仮題)】を作りながらEPUB3版の制作ノウハウを蓄積しようと思います。

でも【ナナのかぼちゃパン】は、ウィジェットがHTML5で書き出されてるので、EPUB3版の制作手順が解れば案外早く変換出来るかも...なんて甘いこと考えてるとまた酷い目にあうんですよね。

iPad版電子コミックの制作を開始してからもうどれほど経ったでしょうか...。

老骨に鞭打って再始動です。





再度、公開ボタンをポチッ(iBooks Author制作日記64)

2015-01-31 21:56:17 | iPad版制作日記

前回、公開ボタンを押したら「WARNING(警告)」が出て、その後いろいろ忙しくてそのままになってました。

先日、再度公開ボタンを押したので、その結果を書きます。

その前に「WARNING(警告)」の内容ですが、「iBooks Author」の更新を促すものと、【ナナのかぼちゃパン】を登録申請したカテゴリが間違っているというような内容でした。

カテゴリの方は、多分普通のマンガのカテゴリを選択したのがいけなかったんじゃないでしょうか。マルチタッチブックのカテゴリを選ぶべきでした。といってもそれがどれなのか良く判らないのですが...。

まずは「iBooks Author」を更新することにしました。でもそのためにはiMacのOSXのバージョンアップから始めなくてはなりません。大変だ。

「OSX YOSEMITE」は無料なのは嬉しいんですが、「Macが重くなる」とか評判がいまいちなのであんまり気が進まないんですよね。でもやらないと。

というわけで、「OSX YOSEMITE」→「iBooks Author2.2」→「iTunes Producer3.1」の順で最新版にしました。

『さあっ今度はいけそうな予感』がして、公開ボタンをポチッ!

新しい「iTunes Producer3.1」は、情報入力のインターフェースが新しいデザインになっていました。前バージョンと比べるとシンプルでいい感じ。

いろいろ入力後、送信ボタンをポチッ。

今度は「WARNING(警告)」ではなく、本格的な「ERROR(エラー)」が出てしまいましたΣ(゜Д゜;)。

「ERROR ITMS-6014」というもので、「.ibooks形式の日本語版は未対応」とのことですが、このエラーは以前の話で今はもう対応済みだと勝手に思ってたんですが...。

Appleの「iBooks Author」のサポートページを見ると、「英語以外の言語で iBooks Store に公開できない」場合は、「 iBooks Author 2.1.1 以降にアップデートしてください」と書いてあります。

上に書いたように、「iBooks Author2.2」に更新したばかりだし。

『う~ん、困った』

というわけで、Appleサポートにメールで問い合わせしてみました。

現在、返事待ち。





公開ボタンをポチッ(iBooks Author制作日記63)

2014-12-25 19:58:32 | iPad版制作日記

「iBooks Author」のツールバーにある「公開ボタン」をクリックすると、iBooks Storeに配信されます。

といってもポチっと押して『終わった終わった、さあビールでも飲もう!』というわけには行かなくて、いろいろと操作したり記入したりすることがけっこうありました。


 1.「公開ボタン」をクリック → 「続ける」

  「このブックは公開前の検査に合格しました」と表示された。ちょっとうれしい(^ω^)。

 2.「iTunes Connect」にサインイン

 3.「ブックのバージョン情報を提供してください」と表示されるので、「これは新規ブックです」を選択 → 「続ける」をクリック

 4.「iBooks Store用のサンプルブックを作成します」と表示されるので、「なし(独自のものを提供します)」を選択 → 「続ける」をクリック

 5.「ブックを書き出す準備が整いました」と表示される → 「書き出す」をクリック

 6.「iTunes Producerで公開を終了してください」と表示される → 「iTunes Producerを開く」をクリック → 「チーン!」と鳴って、.itmspという拡張子のファイルができた。


ここまでが「iBooks Author」での作業で、ここから先は「iTunes Producer」での作業になります。


 1.使用許諾契約に同意し、「iTunes Connect」にサインイン → 「次へ」 → 「次へ」

 2.ブックの情報や素材の設定などの入力画面が表示される

この入力画面での作業がけっこうあって大変なんですよね。まず、画面上部にタブのようなボタンが三つ(「ブック」「素材」「デリバリ」)付いていて、さらにそれぞれの下部にもボタンがあります(デリバリには無い)。

たとえば「ブック」の場合、画面下部に「メタデータ」「カテゴリ」「著者」「対象読者」「関連製品」「配信権/価格」というボタンがあって、それぞれクリックして入力しなければなりません。

 3.まず「ブック」の「メタデータ」入力

ブックの種類、言語、タイトル名、発行者名、内容などを書き込みます。ISBNコード記入欄は空欄のままにしました(ISBNコード取得済みの場合は記入)。「ブックの種類」は、iBooks Author形式なのでテキストブックを選択。ちなみにEPUB形式の場合はブックを選択。

「内容」は、【ナナのかぼちゃパン】のあらすじと、画面をタッチするとアニメが始まるというマルチメディア機能について記述しました。文字数は50文字以上必要。

 4.次に「ブック」の「カテゴリ」入力

「カテゴリを追加」ボタンをクリック。「カテゴリ方式」は「BASIC」、「カテゴリ」は「Comics&Graphic Novels/Manga/General」とした。そして、「プライマリ」にチェックを入れた(そのカテゴリがメインカテゴリである場合はプライマリ)。

う~ん、【ナナのかぼちゃパン】のようなモーションコミックは、このカテゴリで正しいのか判りませんが今回はここを選びました。

 5.「ブック」の「著者」入力

自分の名前を書き、プライマリにチェックを入れる(主な役割を持つ著者の場合プライマリ)。

 6.「ブック」の「対象読者」入力

「条件を追加」をクリック → 「対象年齢」は「13歳以上~」。「関連製品」は何も記入せず。

 7.「ブック」の「配信権/価格」入力

「地域を追加」をクリック → 「地域」は「Japan」。「出版物の種類」は「デジタルのみ」。「価格帯」は「Tier4(200JPY)」。

これで「ブック」タブの入力が終わったので、次は「素材」です。

 8.「素材」の「出版物」入力

「出版物」と「出版物のサンプル」のファイルをそれぞれ「選択」ボタンをクリックして選びます。.ibooks拡張子のファイルですね。

 9.「素材」の「カバーアート」入力

「選択」ボタンをクリックし、カバーアート用に予め用意しておいた画像(縦2048px × 横1536px)を選択。カバーアートは、縦長にすること。

 10.「素材」の「スクリーンショット」入力

「スクリーンショット」ボタンをクリックし、予め用意しておいたスクリーンショット画像を選択。

さて、これで「素材」タブの入力も完了しました。後は「デリバリ」だけです。

 11.「デリバリ」タブをクリック

「検証が完了しました。パッケージをアップロードするには、デリバリボタンをクリックしてください。」と表示された → 「デリバリ」ボタンをクリック → 「警告:ISBNが提供されませんでした...」と表示されたが再度「デリバリ」ボタンをクリック

 12.「iTunes Storeで認証中...」「パッケージをiTunes Storeにアップロード中...」などと表示された後、アップロード終了 → !WARNING(警告)が表示された

アップロード終了後に、!WARNING(警告)が出たようなんですがこれはどうなんでしょうか?エラーじゃないからとりあえず受理されたんでしょうか?

とりあえず様子を見ることにしました。


最近は、公開の手順ばかりでどうもつまりませんが、「iBooks Author制作日記」ですからこの手順はしっかりまとめておきたいんですよね。

上の画像は前回に引き続き、次回作のキャラクターデザインをしながら描いたラフスケッチです。

まだキャラデザインが固まってないので、これからも変わるかもしれませんが。




久々の更新(iBooks Author制作日記62)

2014-10-24 21:10:38 | iPad版制作日記

「iBookstore」にアップロードする直前という変なタイミングで休止状態でしたが、やっと更新できました。

ちょっと間が空き過ぎたので、前回までの手順をまとめてみます。


 1. 「iBooks Author」で作る電子コミック【ナナのかぼちゃパン】が完成(長い道のりでしたが)

 2. 【ナナのかぼちゃパン】のサンプルブックを作成

 3. 「Apple ID」の取得(電子コミック専用に新たに取得しました)

 4. 「iTunes Connect」アカウントの取得


というところまで前回やりました。

あとは電子コミックを「iBookstore」にアップロードして審査を受ければよいわけですが、そのためにAppleの「iTunes Producer」というアプリケーションを使います。

「iTunes Producer」は「iTunes Connect」からダウンロードできます。

今回は、「iTunes Producer2.9.1」というバージョンをダウンロードしました。最新バージョンは、MacOSⅩを更新しなきゃ使えないし、現在それをやっている時間的余裕がないので。それにあとはブックのデリバリだけなので、できればこのまま制作環境を変えずにいきたいので。

さて、「iTunes Producer」をインストールします。


 1. ダウンロードした「iTunesProducer_2.9.1.dmg」をダブルクリックして解凍

 2. 「iTunes Producer」フォルダの「iTunesProducer.pkg」をダブルクリック

 3. 「はじめに」のページが表示される → [続ける]をクリック → [インストール]をクリック

 4. 「インストールを許可」するためにローカルアカウントのパスワードを入力

 5. インストール完了


そういえば、電子コミック【ナナのかぼちゃパン】をアップロードする前に、まだibooks形式のブックに書き出していませんでした(^ω^;)ゞ。ibaファイルのままではアップロードできませんよね。

「iBooks Author」からibooks形式のブックに書き出します。


 1. 「iBooks Author」を起動し、作品の.ibaファイルを開く

 2. [ファイル] -> [書き出す]

 3. 「書き出しダイアログ」が表示されるので、「iBooks」を選ぶ

 4. [iBooks Storeのオプション]で[このファイルはiBooks Storeに次のブックとして送信されます]にチェックを入れ、[完全なブック 公開バージョン1.0]を選択(サンプルブックの書き出しの場合は、サンプルブックを選択)

 5. [次へ]をクリック -> ファイル名を指定し[書き出す]をクリック -> .ibooksの拡張子のファイルが書き出されました


さあいよいよ「iBooks Author」の右上にある[公開ボタン]を押すときが来ました。ポチッと押してから実はけっこういろいろな情報を入力しないといけません。

時間切れになってしまったので、そのあたりは次回に書きます。

上の画像は、次回作のキャラクターデザインをしながら描いたラフスケッチです。

まだデザインが固まってないので中途半端なものですが。

【ナナのかぼちゃパン】と同じく、日常から拾ったテーマなんですけど、かぼちゃパンと違ってSF・ファンタジー色を盛り込む予定です。




iTunesConnectの申請2(iBooks Author制作日記61)

2014-08-29 20:52:56 | iPad版制作日記

先日、『ブログ書かなきゃ!』と思ったときに、ブログ用の画像ストックが底を付いていたので『まずは絵を描いてから...』と思っているうちにあっという間に10日ほど経ってしまいました。

早いな~毎日が過ぎるのが...。

『そういえば以前iPadでiBooksのライブラリを画面キャプチャした画像があったっけ』というわけで、上の画像がそれです。

このブログで過去に画像抜きで文字だけで書いた記憶がないんですよ。だからそれが自分の中では暗黙のルールになってるようで、そのルールだけは破るまいという気持ちが働いてるんですかね。

ブログを書こうという気になっても、『あっ、だめだ。画像がないや...』ということになるとそこで断念。『よし、今日は文章だけでいこう!』とはならないんですよね。

いい加減なところもけっこうあるくせに、堅いところは変に堅かったりする性格なので。

さて前回は、iTunesConnect申請の途中まで書きました。

やっと「Contracts, Tax, and Banking」のページにたどり着いたところまででしたね。

この「Contracts, Tax, and Banking」で税金や銀行口座の設定をします。

「Contact Info」、「Bank Info」、「Tax Info」のそれぞれに「Set up」ボタンが付いているので順番に設定していきます。

「Contact Info」…問い合わせの担当者を設定

 1.「Set up」ボタンをクリック -> 「Manage Your Contact Information」のページが開く

 2.「Add New Contact」ボタンをクリック

  ここで担当者の情報を入力するわけですが、自分の情報(名前やメールアドレス、肩書き、電話番号等)を入力しました。

 3. Roleという欄には、「Senior Management」や「Technical」や「Marketing」などの役割が並んでいます。私の場合は、個人で出版をやるのだから全部自分の名前を選択しました。

 4.「Done」ボタンをクリック

はい、これで「Contact Info」の設定は完了です。

「Bank Info」…銀行口座の指定

 1.「Set up」ボタンをクリック -> 「Banking Information」のページが開く

 2.「Add Bank Account」をクリック

 3.「Bank Country」は、「Japan」を選択 -> 「Next」ボタンをクリック

 4.「Zengin Code」を記入 -> 銀行名や全銀コードなどの情報を確認して、「Next」ボタンをクリック

  ※全銀コードは、金融機関コード一覧で検索して、自分の銀行口座の銀行コードと支店コードをハイフン(-)で繋いだものを記入。

 5.口座番号や名義などを入力していきます -> 「Next」ボタンをクリック -> 「Save」ボタンをクリック

  ※名義(Account Holder Name)は、通貨単位(Bank Account Currency)を日本円(JPY-JapaneseYen)に設定すると、カタカナで入力できます。

 6.「Choose Bank Account」のプルダウンメニューから、たった今作成した銀行口座を選ぶ -> 「Save」ボタンをクリック

これで「Bank Info」の設定も完了。さて、最後は「Tax Info」の設定です。

「Tax Info」…税情報の設定

 1.「Set up」ボタンをクリック -> 「Tax Information」のページが開く

 2.「U.S. Tax Forms」の「Set up」ボタンをクリック

  ※「U.S. Tax Forms」の他に「Australia Tax Forms」と「Canada Tax Forms」が選択可能。

 3.「米国居住者かどうか」と問われるので「No」を選択 -> 「Submit」ボタンをクリック

 4.「米国でビジネス活動を行っているかどうか」と問われるので「No」を選択 -> 「Submit」ボタンをクリック

 5.「Certificate of Foreign Status Beneficial Owner」のページが表示されるので、下記のように選択/記入

  1. Individual or Organization Name -> 自分の名前を記入

  2. Country of incorporation -> Japanを選択

  3. Type of Beneficial Owner -> Individual/Solo proprietorを選択

  4. Permanent Residence -> 住所を記入

  5. Mailing address -> 「Same as residence」にチェックを入れる

 6.「I declare that the Individual or Organization Name...」にチェックを入れる

 7.「Name of Person Making this Declaration」 -> 自分の名前を記入

 8.「Title」 -> 「Author」など肩書きを記入

 9.「Submit」ボタンをクリック

 10.「Done」ボタンをクリック


ふぇ~、やっと「iTunes Connect」での設定が完了。

いや~、こういう申請とか設定の作業が最近一段と苦手になってきました。

ブログに書くためにメモりながらやっているせいか、Webページがタイムアウトになってしまって、最初からやり直しとかになるともうやめたくなるんですよね(-"-;)。やめないけど。

これでやっと「iTunes Producer」をダウンロードできます。

でもちょっと気になっていることがあって、それは今回の「iTunes Connect」の申請時に米国納税者番号「EIN」を設定する箇所が出てきませんでした。

物の本によると、「U.S. Tax ID」の設定欄があって、そこに「EINナンバー」を入力するように書いてあるんですが。

どこかで見落としたのか、それとも今回の申請設定手順が本やWebサイトの情報とは少し違っていたので、変更されたのか...。

う~ん、気になるなぁ。



iTunesConnectの申請1(iBooks Author制作日記60)

2014-08-04 19:31:35 | iPad版制作日記

上の画像は、電子コミック【ナナのかぼちゃパン】の表紙絵の修正バージョンです。

前にアップロードした画像はビミョウに可愛くなかったので、ちょこちょこっと手直ししました。

ぱっと見はほとんど変化ないんですけど、自分的にはこっちの方が可愛いんですよね。

ちなみに前回アップした画像はこちらです。

さて、この間は【ナナのかぼちゃパン】のサンプルブックを作るところまで書きました。

残るは、iBookstoreにコンテンツをアップロードするためのアプリ「iTunes Producer」をダウンロードして、配信するだけ。

手順としては、「Apple ID」の取得 -> 「iTunes Connect」アカウントの取得 -> 「iTunes Producer」をダウンロード -> 配信。

このあたりはネットで調べてみると、問題なくさくっと行く人と予想外につまづく人がいるようですね。さくっと行きたいところですが...。

まずは「Apple ID」ですが、これは電子コミック専用にしたかったので新たに取得しました。

次に「iTunes Connect」。先ほど取得した「Apple ID」を「iTunes Connect」で有効にする必要があります。そうすれば自分が販売する本を「iTunes Connect」で管理することができるようです。

こちらのページから「iTunes Connect」アカウントの申請をしました。

「今すぐ始める(英語)」ボタンをクリックすると、「Apple ID」とパスワードでログインするように求めてきました。

自分が参考にしている本やWebページでは、「無料配布用アカウント」と「有料販売用アカウント」のどちらかを選ぶページが表示されることになっているんですが、そうはなりませんでした。

まあとにかくログインしたところ、「Publisher Information」のページが表示、つまり自分の「Apple ID」や販売者名などの情報のページです。

そしてサービス規約に同意するか促されたので、「Agree」ボタンをクリック。

するとエラーが発生!Σ(゜Д゜;)

原因は「Apple ID」の登録名が漢字だったので、その名前が「Seller Name(販売者名)」になるみたいで、漢字は含められないようです。

「Apple ID」アカウントの登録名を英語に修正して再度「今すぐ始める(英語)」からやり直したら、オーケーでしたε=(・ ・;)ホ。

その後、アップルから確認メールが送られてきて、「iTunes Connect」に無事サインイン(ログイン)することができました。よっしゃー!

ここでようやく先程の、「無料配布用アカウント」と「有料販売用アカウント」のどちらかを選ぶページが表示されました。


 ○ Offer Your Books for Free

 ◎ Offer Your Books for Free and Sell Your Books


というわけで有料販売用アカウント(Offer Your Books for Free and Sell Your Books)を選択。

EBook規約の「同意します(I have read and agree to...)」にチェックを入れて、「Continue」ボタンをクリック。

するとまたエラーが発生!ΣΣ(゜Д゜;)

住所表記が漢字表記になっていたので英語表記に書き変え、再度「Continue」ボタンをクリック。

よっしゃー!「Contracts, Tax, and Banking」という契約関連のページが表示されました。

とりあえず今日はここまで。

後半は次回。




サンプルブックの作成(iBooks Author制作日記59)

2014-06-30 19:42:02 | iPad版制作日記

やっと更新できました、ブログ。前回の更新から1カ月以上経ってしまいましたね。

いろいろとあって電子コミック制作に集中できる状況になるには、まだもうしばらくかかりそうです。

その間、少しずつでも進められるといいんですが。

さて、今日は電子コミック【ナナのかぼちゃパン】のサンプルブックについて書きます。

iBookstoreで有料ブックを販売するときは、読者がブックを購入する前に閲覧できるサンプルブックを提供しなくてはいけません。無料ブックでは必須ではありませんが。

サンプルブックは新たに作ってもかまわないでしょうけど、自分は完成した【ナナのかぼちゃパン】を複製して、サンプルとして見せるページ以外を削除するという方法で作りました。

複製して削除するだけなので特に難しくはないですが、iBooks Authorは他のオーサリングツールと比較してちょっと勝手が違うようなところもあるので、一応手順を書いてみました。


 1. ファイルメニューから[複製]を選択 → 現在開いている元ファイルの他に複製ファイルが作成される

 2. その複製ファイルをサンプル用のファイル名で保存

 3. サイドバーからサンプルとして残すページ以外を選択し削除

 4. バージョンを保存

 5. 目次などからハイパーリンクが切断されてないか確認


というような手順で自分は【ナナのかぼちゃパン】のサンプルブックを作りました。

4.の[バージョンを保存]は、2.で一旦ファイル名を付けて保存すると、ファイルメニューの[保存]が[バージョンを保存]に変わります。ブックのバージョン管理をしてくれているわけですが、自分的には使い慣れてないせいか普通に[保存]したくなっちゃうんですよね。

さてこれでサンプルブックも作ったし、あと残っている作業は販売用の「iTunes Connect」アカウントの作成と、配信用の「iTunes Producer」というアプリの入手です。

紙に描くマンガは、制作をしばらく休んでいて久しぶりに新作に取り掛かるとしても、描き方が変わるわけじゃないのでペンと紙で以前と同じやり方で描けばよいのですが、電子コミックの場合デジタルの世界は日進月歩なので状況が変わっちゃってたりするんですよね。

ここで言う電子コミックとは、モーションコミック等のマルチメディアで描くマンガを指してます。

「iBooks Authorで作る電子コミック」を取り巻く状況はどうであろうか?

いやまてよ、そもそもそんな状況あったっけ...(? ̄∇ ̄?)。




EINの取得2(iBooks Author制作日記58)

2014-05-24 18:21:00 | iPad版制作日記

前回の続きです。

EIN(納税者番号)取得のために、申請フォーム(SS-4)に記入しIRS(米国国税庁)にFAX送信したところまで前回書きました。

その後1週間近くうんともすんとも音沙汰が無かったので少し心配になっていました。記入内容に誤りがあるとそのまま放置されるかも、という情報もあったので。

だめな場合は直接電話するしかないかと思っていた矢先、丁度1週間目にFAXが送られて来て、どうやら無事にEINの取得ができたようです。

上の画像の右上の赤く囲んであるところに、手書きでEINが書き込まれていました!(≧▽≦)ノ。

それから左端に☆印が3箇所書かれています。これは何ぞや?

「ここが記入漏れだよ」という意味でしょうか!?でも、ここに記入して再提出するようにとも書かれてないし...。

一応EINを発行してくれているわけなので、もし問題があれば後で対応する予定。

「iBooks Author」で作った日本語電子ブックは、iBookstoreで配信できないようなので、英語版電子ブックなら問題ないのだろうということで、現在英語版「ナナのかぼちゃパン」を制作しているわけです。

でもそもそも「日本語版iBooks Author」で作った「ナナのかぼちゃパン」は、いくら中身を英語にしたところでだめなのではないか?という不安が頭をよぎりつつあります。

つまりいくらコンテンツの中身が英語でも、「日本語環境のMacOSX」 → 「日本語版iBooks Author」 → 「iTunes Producer」という流れではだめなのでは?という疑問です。

『う~ん、不安になってきた』

まあでも今更こんなことで悩んでても仕様が無いので、この方向性で続けるのみですが。

さて(iBookstoreで出版するまでの)この後の手順は、以下のとおりです。


 //1.EINの取得

 2.「iTunes Connect」アカウントの作成

 3.「iTunes Producer」をインストール

 4.「iBooks Author」の.ibaファイルを開いて[公開]ボタンをクリック


ここのところちょっとマンガ制作に集中できない状況なので、少しづつ進めています。

早く落ち着いて制作に没頭したいところです。

次の作品に取り掛かりたくてうずうずしてはいるのですが。




EINの取得(iBooks Author制作日記57)

2014-05-02 19:58:03 | iPad版制作日記

ここのところめっきりブログの更新が減ってしまいましたが、モーションコミック【ナナのかぼちゃパン】の英語版の制作はぼちぼちと進めています。

文章だけだったらもう少し頻繁にブログを更新できるんですけど、やっぱり自分のブログはマンガ制作日記なので、多少無理しても頑張って画像を付けることにしています。

【ナナのかぼちゃパン】の本編から抜粋した画像は出尽くしたので、今回は新たに描き起こしました。

オーロラを背景にナナの横顔。そういえば本編には横顔は出てこなかったんですよね。

印象的な風景をバックにした主人公のズーム画像は、自分の好きなパターンの一つです。昔の映画のポスターなどではよく見られるデザインじゃないでしょうか。

特に何を描こうと決めるでもなく描き始めると、大体このパターンに落ち着きます。それにしてもクリスマスシーズンのような絵になってしまった。春なのに...、まぁいいか。

英語版の完成までには、まだもう少し日にちが掛かりそうなので、その間にEINの申請をしておくことにしました。

AppleのiBookstoreで電子ブック【ナナのかぼちゃパン】を出版するためには、EIN(Employer Identification Number)という米国の納税者番号が必要になります。

所得税の二重課税(日本と米国)を回避するために、Apple社に提出する証明書にこのEINという納税者番号を記入しないといかんのだそうです。

ネットで調べてみると、多くの人がこの段階で苦労するとのこと。

でも、iBookstoreやKindleストアで電子ブックを販売している人達は皆この関門を乗り越えているわけだから、手順を間違えずにやれば大丈夫でしょう...たぶん。

さっそく、IRS(米国国税庁)のサイト( http://bit.ly/apply_ein )に行ってEIN申請用PDFフォーム(Form SS-4)をダウンロードして必要事項を記入。そしてFAXしました。

SS-4の記入は本やネットの記述例を参考にしたんですが、これを間違えると再度やり直しが必要で非常に時間が掛かってしまうようなので、慎重にやりました。

ちなみに自分が記入した項目は以下のとおりです。


 1 氏名
 4a 住所(番地, 町)
 4b 住所(区, 市, 県, 国, 郵便番号)
 6 国名
 7a 氏名
 7b EIN
 8a Noにチェック
 9a Other(specify)にチェックを入れ、「Japanese sole proprietor」と記入
 10 Other(specify)にチェックを入れ、「To obtain a reduction of withholding imposed by section 1441 persuant to an income tax treaty.」と記入
 18 EINの申請・取得を行ったことがないので、Noにチェック

以上を記入後プリントアウトし、一番下のSignature欄にサインをし、Date欄に日付を書く(MM/DD/YYYY)。

さらにその右端の電話番号・FAX番号を書く(+81)xx-xxx-xxxx。※(+81)は日本の国番号。日本の市外局番の最初の0はつけない。


『ふ~、間違えそうだ』。気疲れしますね、こういうのは。

さて、記入しプリントアウトしたこの書類をIRSにFAX送信したんですが、ぜんぜんつながらないんですよね。

海外にFAXするなんて久しぶりのことなので、『FAX番号の頭に001をつけるんだっけ...』とかいろいろためしても、IRSにつながりません。

ネットで調べてみたら、「IRSにFAXがつながらないので、ファミマからFAXしたら成功した」とか載ってるじゃないですか。

とりあえずその日はあきらめて、翌日再度トライ。

ようやく午後4時ごろIRSにつながって、やっと送信することができました。

『疲れるなぁ』。




英語版(iBooks Author制作日記56)

2014-04-16 18:32:55 | iPad版制作日記

さて、モーションコミック【ナナのかぼちゃパン】が完成し喜んだのも束の間、iBooks Author形式(.ibooks)による日本語電子ブックの入稿は不可という情報しか得られず、ちょっと動きが止まっていました。

その後、EPUB3形式に作りなおそうかとも考えましたが、静止画と文字だけのコンテンツと違って、マルチメディアのリッチコンテンツでは一筋縄ではいかないだろうし、それに「iBooks Author制作日記」として長々と書いてきて、最後に『やっぱりEPUB形式にしました』ではちょっと気が引けます。

それでまずは、英語版電子ブックを先に進めることにしました。iBooks Author形式の日本語版電子ブックの入稿は不可ということは、英語版なら問題ないということでしょう。

今までブログで『英語版電子コミックは絶対やりたい!』と書いてきたので、日本語版の後に英語版を作るつもりでした。だから出版順が逆になるだけのことです。そうこうしているうちに日本語版の受付も始まるかもしれないし。

それにしても、Appleは「iBooks Author」という日本語のリッチコンテンツを作るツールをリリースしておきながら、それによって作られた日本語コンテンツを受け付けないとは、やっぱり解せないなぁ。

だいたい日本語コンテンツが現在未対応ということなら、どこかに書いてないとおかしいよね。

そんなわけで、【ナナのかぼちゃパン】のテキストと音声を英語に置き換え作業中です。

自分が電子ブックに期待しているのは、一つはマルチメディアによるリッチコンテンツ。そしてもう一つは世界という広いマーケットです。

PCで作ったコンテンツが、「公開」ボタンをクリックすればすぐにネット上の書店の棚に並ぶ(という具合に簡単にはいかないことを現在自分で実践してますが)、紙の書籍ではとても考えられなかった時代になりました。

そしてその広いマーケットでより多くの人に読んでもらおうと思えば、事実上の世界共通言語である英語版は欠かせません。

広いマーケットといっても、実際はその分出版される本の数も多いわけだから、結局その中でめだたないとだめなんでしょうけど。でも少しくらいは夢みないとね。

英語版コンテンツは今までに仕事で携わったことはあります。その時は自分は打ち合わせしただけで後は英語の得意な人にお任せだったので、あまり実感が湧きませんでした。

ところが今回は、実感が湧いてます。自分も声で出演する予定ですしね。

ちょっと止まってた制作がまた動き出しました。