Webcomic.tv

動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

死神と月

2009-11-26 16:13:21 | Weblog

先日は久々に【時空マジシャン】のコマ割り漫画に音声を入れました。今日はまたオープニング・ムービーに戻ります。

【時空マジシャン】Chapter.2のオープニング・ムービーは現在のところcut1~cut8まで出来ていて、ネットで観れるようにアップロードしてあります。

こちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1~8

さてcut9にとりかかろうと思ったんですが、なぜかすんなりと制作に入り込めません。たぶんcut9とcut10の間に画コンテにないエピソードを入れようとしていて、自分の中でもまだ十分にイメージがこなれてないんでしょうね、きっと。

そこでイメージをより明確にするために、占い師にポーズをとらせながら画像をいくつかレンダリングしてみました。上の画はその中の1枚。

何か光るものでしょうか、「なにかしら...?」というような感じでそっと近づいているイメージです。本当は光るものに吸い寄せられる占い師の表情をもっと作りこまなくてはいけないんですが、今日は仮の画像なのでとりあえずこんな感じで。

っていうか、このシーンはまだボツにする可能性ありです。

たとえばこの光るものが妖精か何かで、フーッと飛び立っていくのを追いかける占い師...ありがち(・・。)ゞ...でも描くのが楽しそう。

その妖精のようなものに占い師が導かれるという展開にすると、予定よりかなり長くなっちゃうんですよね。

タロットカードには「死神」と「月」のカードがあるんですが、cut9とcut10の間に入れるイメージはこれらのカードが暗示する内容が込められればよいので、必要以上に長くしたくないところです。

多少長くなってバランスの悪いOPムービーになってもかまわない、と以前書きました。でもシンプルに解りやすく収められるのであればそれで十分。

この「死神」と「月」のメッセージが入らないと、大事な箇所をカットしてしまった意味のないダイジェストになるので、ここは頑張って描きます。

でも短めに。





ひさびさに音声付加

2009-11-22 16:37:27 | Weblog
本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 本編11ページ

久しぶりにコマ割り漫画を更新しました。

このウェブコミック【時空マジシャン】は、OPムービーとページ単位のコマ割り漫画のセットで各チャプターを構成しています。

現在のところ、Chapter.1はOPムービーとコマ割り漫画の両方とも完成。Chapter.2はOPムービーは制作中で、コマ割り漫画は一応最終ページまで出来ていますが一部音声が抜けているという状況です。

というわけで抜けている音声を入れていく作業を開始しました。今回は11ページ目の声を入れました。

具体的にどのような作業をするかというと、音声データの音量などを調節したり必要があればイフェクトをかけたりして、Flashに読み込む準備をします。次に時空マジシャン11ページ目のFlashファイル(.fla)を開き、音声データを読み込んでオーサリングします。

漫画のコマは順番に表示されていくわけですが、音声の再生が終わって次のコマが表示されるタイミングを調節しながらテンポを調えていきます。吹き出しの表示もタイミング良くd(^-^)。

コマによってはキャラの動作をループするように設定しているので、音声が何回も重なって再生されてしまうともう大変!修正にかなり苦労することもあるんですよね。

このページの音声は、すずめ以外は私Shigが担当していますw(゜д゜* )w。

ネコのくろ太も鷲もだみ声!私の声は特にくろ太似というわけではなくて声をつぶして発声しているので、何度も録り直しているとだんだんノドが悲鳴をあげます。

このあと鷲が何羽もでてきて、しかも鷲じいはさらに爺さんぽい声にしなきゃいけないのできびしくなりそうな予感。





【時空マジシャン】OPムービーcut1~8

2009-11-15 10:00:51 | Weblog
本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1~8

今日はcut8まで、いやcut8.5まで完成させました。cut8とcut9の間にキャスト(声優名)のクレジットを入れたので8.5です。

これでなんとか序盤が出来上がったというところでしょうか。この序盤にはタイトル表示とキャストのクレジットを2回に分けて表示したので、表示のタイミング等に気を使いました。

でもある意味、タイトル等を表示するときの間(ま)がオープニングの雰囲気を演出してくれ、そして占い師が回想シーンにスムーズに入る手助けをしてくれました。

さてこの後の中盤は、占い師の脳内スケープです。

画コンテに無いシーンを挿入することにしました。画コンテでは、占い師が茫漠とした背景を彷徨っている場面の後にすぐキラキラとした星が見え、「希望の光が見えたような...」となっていますが、その前に占い師の心の迷いを表すシーンを入れようと思います。

やっぱりいきなり希望の光が見えちゃうのもどうかと思うので...(^^;)

当初はオープニング・ムービーなのでダイジェストっぽくまとめようとしていたんですよね。でもやはりそれじゃ表現不足なので、占い師が暗中模索状態の心象風景も描くことにしました。

Chapter.1のOPムービーは、それなりにOPムービーらしくまとまってたと思うんですが、今回のChapter.2はそうはいかないようです。表紙代わりのOPムービーというより「占い師物語」になってしまうかも...(・Д・;)

まあOPムービーの枠からはみだして多少いびつになっても、そのほうがおもしろみがあっていいんじゃないですかね。クライアントから受注しているような仕事ではそう簡単にはみだすわけにいきませんがd(^-^)。

このウェブコミック【時空マジシャン】は、表現方法を試行錯誤しながら作っています。とくにChapter.1のころは、パノラマのように横長のコマでカメラを360度回転させてみたり、ページの真ん中にUFOスピーカーをどんと置いてその下でコマが順次表示されていくようにしたりと思いついたことを試してました。

でも最近は過去の方法を再利用したり、ちょっと安易な方向に走っている感があったりして...過去のリソースを再利用して時間を稼ぐのも重要なことだと思ってはいますが。

だからあまり型にはめずに柔軟に作っていきたいものです。極端に言えば「表紙代わりのOPムービー」と言いつつ、じつはこちらのOPムービーのほうがページ単位のコマ割り漫画よりメインだった、ということがあっても良いんじゃないでしょうか。今のところその予定はありませんがv( ̄∇ ̄)。

まだ発展途上中のウェブコミックは、まだまだいろいろなアイデアを試せるところが魅力なので。





【時空マジシャン】OPムービーcut1~7

2009-11-10 15:19:58 | Weblog
本編はこちら⇒ 【時空マジシャン】Chapter.2 オープニング・ムービーcut1~7

きのうwebcomic.tvサイトにOPムービーのcut7をアップロードしました。今回も1カットだけですけど。アップする直前にちょっとしたミスを発見!次のcut8~cut9を制作する時に修正する予定です。

cut7で占い師がシュパっと1枚のカードを引きます。そのカードを見た占い師は、目を見開きその後視点が定まらない表情になるんですが、その時に彼女の黒目の上になにやらゴミのようなものが現れるんですよね。

ムービー・クリップだけで動作チェックしたときはなかったのに、全体を連結して動かしてみたらこのゴミのような影が現れました。(このアニメーションはベースのムービーに空のムービー・クリップを作り、そこに大体1カット単位で作ったswfファイルを読み込むというやり方で制作しています)

そのような場合は、黒目の画像を1ピクセル程ずらしてやると直る場合が多いので問題ないとは思いますが。

それから、目を見開くときのタイミングもちょっとずれてしまいました。これもムービー・クリップだけのときは丁度良いタイミングで目を見開いてくれたんですが、ベースのムービーと連結したら再生スピードが遅くなってずれたようです。タロットカードの乱舞は、スピードが遅くなってくれてかえってひらひら感が表現されて良くなったですけどv(。・・。)v♪。

目を見開いたり、目が泳ぐような表情を描いていると3DCGならではの制約をやっぱり感じます。手描きの線画のように自由に顔をくずせないんですよね。

もともと3次元の画像なので2次元レベルの修正、つまりポストワークでは限界があるし、2次元では許される顔の変形が3Dでは気持ち悪くなってしまったりするわけです。

たとえば手描きの漫画では、目がテンになったり口がガバーッと開いて顔の8割くらいのでかさになったりしますよね。3DCGで目がテンになるとウーパールーパーみたいになりそうだし、口の中もリアルに作り込んであるのでそのまま巨大化したら不気味でしょう、たぶん...

でも2次元の漫画やアニメでいろいろな表情表現が編み出されてきたように、3Dでも工夫次第でおもしろい表現の可能性があると思うので今後トライしてみたいと思ってます。

さて、やっとcut7...まだcut7...こうやってこつこつ制作を続けていけば、いつのまにか中盤やがて終盤...そしてついに『OPムービー完成まであと一息だー!!』となっていくんでしょうね...

でもそこに到るまでには、占い師の心象風景を表現したり、彼女が自分の使命を悟るシーンなど数々の山あり谷あり。

まだ先は遠い。