志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

静岡県清酒鑑評会のルールと詳細

2010-03-18 18:28:15 | 地酒
・静岡県内の蔵元は吟醸酒部門、純米酒部門にそれぞれ2点まで出品できる。
・出品できるのはH21BYに製造した酒。簡単にいうと新酒。
・吟醸酒、純米酒とは清酒の製法品質表示基準等で定められた区分。
・吟醸酒には、吟醸酒と大吟醸酒が含まれる。
・純米酒には、純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒が含まれる。
(概ね各蔵元も大吟醸酒、純米大吟醸酒を出品する)
・原酒であること。
・出品は1点でも良いし、片方の部門のみでもよい。
・精米歩合、アルコール度、酸度、使用酵母、生火入等の制限はなし。
・香りの審査においては、酢酸イソアミル>カプロン酸エチルの酒が高い評価をされる。

・それでもって今年は、吟醸酒部門は22の蔵元から42点の酒が出品された。
・また、純米酒部門は22の蔵元から42点の酒が出品された。
・ちなみに数が同じなのは偶然だった。

・審判は、蔵元代表、杜氏代表、東京農業大学教授、酒類評論家、名古屋国税局鑑定官室より、静岡県工業技術支援センターより、静岡県酒類卸代表、静岡県酒販店代表等である。
・3点法で採点(1点2点3点の3種類 1.5点とか1.8点とかはダメ)
・1点の方がよく3点の方がわるい。だから合計点が少ない方が良い。
・吟醸酒は、アンバーグラスという酒の色がわからないグラスで審査される。
・純米酒は、ききちょこで審査される。
・当たり前だが、審判はどの蔵元の酒かわからない。
・お酒を並べる順番は、全出品酒審査票を空中にまきちらして拾い集めることを繰り返して行うので全くランダム。

・今年の場合、吟醸酒部門は26点、純米は29点が第一次審査を通過。
・一つの蔵で成績がよければ2点とも通過することはありうる。

・同様に二次審査でも、出品酒はランダムに並べられる。
・やはり一つの蔵で成績がよければ2点とも通過することはありうる。
・今年の場合、吟醸酒部門は7点、純米は6点が第二次審査を通過。

・三次審査が決勝戦だが、同点の場合は決審とよばれる延長戦がありえる。
・今年は、純米部門は決審あり。
・下記の県知事賞は1位のこと。

http://www.shizuoka-sake.jp/prize/h22_report.html
コメント (1)
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