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志太泉オフィシャルブログ

静岡県藤枝市の地酒の蔵元。志太泉酒造のブログ。違う角度から見た日本酒の現在とは

祝 静岡県酒造組合ホームページ開設

2008-02-29 12:32:31 | 地酒
本日大安吉日、静岡県酒造組合ホームページ開設されました。
http://www.shizuoka-sake.jp/index.html

すでに他県の酒造組合(酒造組合連合会)はほとんど開設されおり遅い船出とはなりますが、静岡県内各蔵のへのインタビューというメインのコンテンツがあります。私もじっくり後で読んでみたいと思っております。

3000KL(キロリットル)

2008-02-28 22:00:15 | 地酒
お酒の販売の世界で3000KL(キロリットル)といわれたら何の数字だと思いますか?

答えは「通信販売酒類小売免許」において販売できる酒類は、品目(日本酒とかビールとかワインとか)ごとの課税移出数量が、すべて3,000キロリットル未満である製造者が製造、販売する酒類でなければならない。

※通信販売酒類小売業免許とは、2都道府県以上の広範な地域の消費者等を対象として、商品の内容、販売価格その他の条件をインターネット、カタログを送付する等により提示し、郵便、電話その他の通信手段により売買契約の申込みを受けて当該提示した条件に従って酒類を小売する場合に限定して、付与することとした酒類小売業免許をいいます。

醸界タイムズによると
3000KL未満の課税移出数量の酒類製造者に限定するのは、3000KL以上の酒類製造業者については、製成した酒類のおおむね半数以上を都道府県外に移出している製造者が過半数となり、地域的な特色のある酒類などに対する通信販売ニーズに対応するという通信販売酒類小売業免許の趣旨に合致しないため。との事です。

国税庁のパブリックコメントによると
○製品の説明をしながら販売していける重要な手段の1つとなる「通信販売」について、企業規模等の制限を加えるべきではない。
○通信販売酒類小売業免許の販売対象商品については、範囲を限定する理由が明確でなく、更なる見直しが必要であり、多様化する消費者ニーズに十分応えるためにも、制限は撤廃すべきである。なお、未成年者の飲酒防止という政策目的を達成するのであれば、「酒類の購入申込者が未成年者でないことを確認できる手段を講ずる場合に限定する」旨の条件を、免許に付すことで足りる。
という意見に対して、
国税庁は
○近年の未成年者飲酒防止等の社会的な要請への高まりにかんがみれば、酒類の販売は対面販売が基本であり、通信販売については例外的な措置として位置づけるべきものと考えています。
 このため、通信販売酒類小売業免許により販売できる酒類の範囲について、販売量が多く、通常、一般の酒販店で購入できるような酒類まで含めることについては、慎重な対応が必要であると考えます。
という公式見解を示しています。

でもあまりにも堂々とネットで普通に3000KL以上の酒類製造業社の酒が売られてるだけだんだん書いていて自信がどんどんなくなってきました。
(だんだんとどんどんを併記するくらいの精神状態です)

自家製梅酒のように現状追認で規定が変わったのかなあ。間違っていたらすぐ訂正します。

さつまあげ

2008-02-21 23:15:33 | 地酒

「さつま揚げ」に合う志太泉は何かという質問がありました。

というのは志太泉も応援している岡部スポーツクラブの皆様が
オフィシャルスポンサーの有村屋さんの「さつま揚げ」を購入されたので
おつまみがあればそれに合う日本酒なんだろう?
という当然の疑問が生じたためです。
http://okabesc.org/blog/?p=328

こういう場合はだいたいその食べ物の味と酒の風味を想像しながら組み合わせを考えます。
「さつまあげ」は、淡白なお魚の味わいですが、揚げ物の軽いボリューム感があります。それに合わせるにはお酒は、そんなに淡くもなくかといって濃くもない感じだと、新酒の焼津酒米研究会の山田錦純米吟醸か、今年は例年より軽快に仕上がった純米の生原酒あたりかなと考えました。
しかし、考えるより確実なのは実際食べて飲んで見ることです。実際にさつま揚げを買って、その2種類とあわせてみました。
そのままさつま揚げを生で食べた結果は、焼津酒米の純米吟醸の方が良かったです。味わいの強さもほぼ同じでさつま揚げの旨みも十分感じられ、軽くて上品なお酒の吟醸香もそのまま生きてきます。
純米生原酒は軽快とはいえやはり原酒なので酒の印象が強すぎてさつま揚げの風味の打ち消されました。

これが、しずおかおでんに入っていたらもっと味がしっかりあるので、むしろ常温の純米生原酒の方が活躍しそうです。また純米酒のお燗も美味しそうです。

最後にひとつ、やはりスーパーマーケットのさつま揚げよりこちらの方美味しそうです。
http://www.arimuraya.co.jp/arimuraya.htm

 

 


平成19年清酒出荷量

2008-02-15 22:15:04 | 地酒

平成19年の清酒出荷量は、残念ながら前年比約5%減となりました。
要約すると
○純米系は約2%増えたが、本醸造、普通酒の減少が大きい。
○京都、兵庫、新潟、福島、秋田、広島という日本酒の主要産地も(4-7%減)
○主要産地の内愛知は比較的減少が少ない(2%減)、山梨、沖縄のみ増加。
○輸出は6.5%増
http://www.jyokai.com/archives/2008/02/1968kl52.html


オシカ商店山本氏 プネウマ鈴木氏 来蔵

2008-02-13 21:49:50 | 地酒

本日はオシカ商店山本氏、プネウマOSAKA鈴木氏、来蔵されました。
山本氏は約15年ぶりの来蔵です。
その時は、静岡県小売酒販青年連合会の酒「静香」を志太泉で発売する時の役員として来られたとの事でした。時代の流れを感じます。
現在はワインの世界では、知られた存在です。

鈴木氏は、酒、食からお花等幅広く手がけられておられます。
今回初めてご訪問いただきました。
花の専門家ならでは、志太泉の堤防の桜では桜の木の苔類のお話となりました。

お二人とも水のやわらかさとちょうど上槽していた普通酒の味の力強さには驚かれたようです。
その後、「本醸造 蔵出し濁り酒」を上澄みのみと濁りと混ぜた場合の飲み比べたりしました。それぞれの料理と相性のお話などをしました。

※オシカ商店 www.kararila.com
※プネウマOSAKA www.puneuma-osaka.co.jp


蔵見学 酒蔵見学

2008-02-09 22:13:20 | 地酒
どうしてもいつも蔵にいると普通の人の感覚とずれてくる事もあります。
「蔵見学」という語句をヤフーで検索すると、なんと志太泉のサイトが上位2番目に表示されます。(今日現在も2番目)この結果を見たとき、びっくりすると同時にそのわりにはあんまり蔵見学の問い合わせはないと感じました。
よく考えると、私にとっては、自動的に蔵=酒蔵です。ところが普通の人にとっては、蔵といっても、味噌蔵もあれば醤油蔵もあれば米蔵もあり必ずしも蔵=酒蔵でないので「酒蔵見学」という単語の方が、しっくりくるようです。
でも「蔵見学」で検索して出てくるサイトを作った人は、なんとなく蔵=酒蔵(日本酒)と考えている人ばかりのようで共感できます。
※ヤフー「蔵見学」の検索数約201,000件。「酒蔵見学」の検索数約336,000件。

今日はSBSテレビ 静岡発そこ知り「あっぱれ!吟醸王国しずおか 銘酒と肴で大満足!」

2008-02-07 10:43:47 | 地酒

今日午後6時55分からSBSテレビのテレビ番組「静岡初そこ知り あっぱれ!吟醸王国しずおか 銘酒とさかなで大満足!」が放映されます。
静岡県の在住の方は、ぜひともご覧下さい。
阿藤快さんが蔵元(多分志太地区)を訪ね、自慢の銘酒を紹介し、さらにその酒に合う料理を蔵元から聞き出します。
志太泉のおすすめの店は、元は鮮魚店だったという料理店おさかな亭。
http://www.at-s.com/bin/GURU/GURU0040.asp?yid=F854499879
新鮮な刺身やキンメダイのしゃぶしゃぶと一緒に志太泉を味わいます。

静岡新聞のテレビ欄にも詳細が掲載されております。


謎のメール

2008-02-01 18:00:33 | 地酒

今日謎のメールを受信しました。
Hello,

We are expanding our business directory BizLinksCentral.com and would like to invite you to add your site shidaizumi.com to our index.

In order to do so, please use this form:

http://www.bizlinkscentral.com/add-link.cgi

Thank you.

Regards,
Mark Richard.

はじめましてマーク・リチャードさん、私はあなたを知りません。
即削除しましたが、気になってビズリンクスセントラルにアクセスしてみました。
「Sake」で検索すると22件も登録されていました。
トップはジョンゴンドナーさんのサイトでした。

これはだまされてもいいや思って登録してみました。
そうしたら、またマークさんからメールが来ました。
Thank you for submitting your website to biz-links.net. We will update our website in the next few hours.

本当に数時間後アップデイトされるんでしょうか?
なかなか気になります。


ファミリーマート

2008-01-25 10:28:37 | 地酒

以前テレビ東京のガイアの夜明けで取り上げられたアルミボトル型の日本酒ですが
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview071120.html
私は、そんなに否定的ではなく、ずっと近くのファミマに入荷したら飲んでみようと思っておりました。
ところが残念ながら、藤枝市内のファミマには、どうも入荷しなかったようです。
ファミマは週1回ぐらいは、行くんだけどついに見かける事がありませんでした。
少なくとも今回の試みが全国的に定着したわけではなさそうです。

日本酒は、アルミボトルに入れるようなものではないという批判は簡単ですが、
どうも日本酒の世界は、他の試みを批判する事で自分達が相対的に優位性を感じて満足するようなところがあります。
仮に今回の試みが失敗であるとするならば、それは非常に憂慮すべきことでしょう。

 


藤枝東高校サッカー全国大会準優勝記念酒

2008-01-16 06:48:00 | 地酒
正月から地元は高校サッカーでの藤枝東校の活躍で盛り上がりました。

藤枝東校は、連続したワンタッチのショートパス。
ショートパスから、一転した中間距離のパスでのサイドチェンジ。
正確なドリブルとパスの使い分け。
サッカーの楽しさを表現するようなプレーを見せました。
相手のチームに対してひたすら勝負にこだわるのではなく
あくまで藤枝東校のスタイルのサッカーを貫きました。

優勝までには、一歩届きませんでしたが
活躍を記念して「藤枝東全国高校サッカー準優勝記念酒」を発売します。
720ML 1300円(税込)
志太泉 特別本醸造 精米歩合50% 五百万石100%使用
日本酒度+5.0 酸度1.25

中身は「志太泉 特別本醸造」流麗で飲み手を心地よく酔わせる味わいは
藤枝東高校の華麗な観戦する人を楽しませるパスサッカーとイメージが重なります。

岩波映画 南部杜氏

2008-01-12 18:42:08 | 地酒
昨年、岩波映画製作「南部杜氏」という34分の短編映画を観ました。

1988年製作ということで約20年前の作品です。
かつての南部杜氏の酒造りを再現した貴重な記録です。

現在の酒造りを知っていても、昔の酒造りを知らないものにとっては
木桶を熱湯で殺菌するとか、酛すり歌とか(映画の中で)初めてみました。

考えてみると昭和30年代までは、普通の木桶があったはずです。
今考えるとそんなもの絶対使いたくないです。
なんか桶を洗っても洗っても雑菌が残ってそうで眠れないよ。

しかし、その映画の中で木桶を洗う蔵人の姿は
神々しいまでに完成された職人仕事でした。
木桶の壁面に熱湯をかけ熱殺菌をして洗いを仕上げていきますが
熱湯の壁面へのかけるしぶきの軌跡にまったく無駄がないです。
今、おそらくこんな技能をもっている本当に蔵人は少ないでしょう。
逆にいえば、どうしても必要とされる技能でもないという事です。

一抹のさびしさもありますが、時代の変化で失われて技能もあります。

えびす講

2007-11-27 18:06:04 | 地酒
本当は先週の話ですが、えびす講のお飾りです。

私は、漠然と商売繁盛の神様だと思っておりました。
調べてみると、えびす講(恵比須、恵比寿須、恵美須須、戎講、夷講、胡須、蛭子須)は、神無月に出雲に出かける時期に留守を預かる留守神として竃様(かまどのかみ)をまつり一年の無事を感謝する民間行事または秋祭り。日にちは地方により異なり10月20日・11月20日等。(出典 ウィキペディア)

そういえば、確かに昔は、竈のあたりにお飾りがあった記憶があります。
(もう使われておりませんが蔵には、いまだに竈のなごりがあります。)

いつものように余談ですが”ebisuco”とローマ字表記するとなんとなくラテンっぽいです。

ガイアの夜明け 感想

2007-11-21 08:07:42 | 地酒
私なりの要約は、
①ファミマ(コンビニ)と大手4酒造会社が新しいデザインの(コーヒーっぽい)アルミボトルで20-30才代の若い人に売ろう。
②スタッフサービス(人材派遣会社)が破綻した酒蔵を再生する。

①の方については、私はその試み自体はは評価します。とりあえずどんな形でも日本酒が初めてふれあう機会がある事はよい事だと思います。このような日本酒が入門の酒となり、興味をもった若い人が地酒を飲み始める可能性が0ではないと思われます。
但し、これが継続的に日本酒需要再生につながるかというとやはり非常に可能性が少ないような感じがします。まず、コンビニという販売効率が求められ場所で試し買いが一巡した後、売上が持続するかどうか疑問です。これは味次第ともいえるので今度買って飲んでいみます。万が一これが成功して、例えば300ML瓶やカップ酒や紙カップ酒から広範囲なこの形態のボトルへの需要変化が起きればこのような新市場に対応できる大手メーカーによる日本酒市場も寡占がより強まるのでしょうかね。

②こちらについては再生の手法がよくわかりませんでした。わかったのはブランドの集約とその中で旗艦商品となる新米で造った純米酒を一生懸命売ろうということです。販売目標は前年比3倍、4倍という事で、卸、小売店に蔵元がお願いに行っていましたが、それは無理でしょうから、飲食店への蔵元からの直接販売がどの程度伸びるかという事が成否に関わるでしょう。
番組の中ではなぜ人材派遣会社がなぜ酒造業が魅力のある産業と分析した理由がよくわからなかった。人材派遣会社の方の「今がどん底だから」という発言がありましたが、それでは理由になってないのではと思われます。(前後の発言が編集されたのかもしれません)
旧来の酒造業の(米の買い付けを含めた)経営の不効率性かあるいは蔵元から飲食店に直販することで利益率はかなり取れると分析してるのかあるいは輸出したいのか、ぜひそこに言及して欲しかったです。


ガイアの夜明け 日本酒特集

2007-11-20 07:58:52 | 地酒

本日、テレビ東京系午後10時より「ガイアの夜明け」で日本酒特集です。
切り口は、コンビニと人材派遣会社と言う事で志太泉にはあまり関わりはありませんが
とにかく見てみます。

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview071120.html