先週このブログでも触れた 我が地元 西武鉄道のE31型電気機関車引退の話題・・・、とりあえず手持ちの画像を少しだけ載せてみましたが、昨晩 部屋でちょっと探し物をしていた際に 高校時代に撮影したモノクロネガのファイルを見つけました・・・・。 中身を覗いてみると 自分でも覚えが無いような 懐かしい画像が結構ありました。ただ、殆どが自分でフィルム現像したものなので さすがに今となってはどうなっているのか心配でした。今回、試しにスキャニングしてみることにしました・・・・。
それではご覧下さい・・・・
タイトルは「西武の旧型電機たち PART 1」
まずはこんな画像から・・・・・
多摩川線へ出向していた701系電車の甲種輸送・・・・
E42の甲種牽引は意外と珍しかったかな?
701系冷房車という事は・・・夏場の撮影だったような・・・・
どうやら雨模様での撮影だったようです・・・・
憶えてないんだよね・・・・・
後ろはE44だったかな・・・?
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次の画像は所沢駅での入換作業をスナップしたもの・・・・
所沢駅も5番線のホーム拡張工事が始まった頃で、ベニヤ板張りの仮設拡張中でした。ホーム拡張に伴い、側線も減少した事から どのように入換されるのか注目しておりました・・・・
登場するのは前と同じE42とウェスチングハウス製E71です・・・・・
新所沢駅からプッシュプル編成でやって来た工臨は所沢駅5番線に到着・・・・まずは先頭を走ってきたE42が切り離されて 機回し作業を行います・・・・・
すると、今度はE71がホキ81を推しながら5番ホームを離れ、転線~、先程のE42の後ろにやって来ました。
そしてE42とE71が連結・・・・つかの間の重連となりました・・・・・
連結作業が完了・・・・
最後はホキを切り離して 機関車2両で所沢車輛管理所へ入所・・・・今日の仕業は終了です。
この一連の入換作業・・・・時間にして僅か15分程の出来事だったと記憶していますが 今思えば、まさに夢のような光景・・・・ず~っと眺めていても飽きる事が無かったな・・・・! 何といっても戦前生まれの赤い電気機関車が 模型のように入換作業を行うなんて・・・・・。 今だったら 「にわか撮り鉄」のカメラの放列が敷かれる事でしょうが、当時は至って日常の何気ない光景であって のんびり眺めていられる良い時代でしたよ・・・・! そういえば、この日は 確か中間テストの真っ最中で、学校が早く終わった時の 帰りの出来事だった、という事を この記事を書きながら思い出しました・・・・・・それと、もうひとつ思い出した事・・・・それは、この時のテスト・・・・酷い結果だった! という事実。 これは思い出さなくても良かったんだけどね・・・・・!
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最後の画像は・・・・・
ネット上でもあまり見掛けない西武鉄道の「マヤ検」画像・・・・・
当時の国鉄から軌道検測車を借り入れて、西武線上を検査していました。 この牽引に当たったのが旧型電機 E43とE44、 軌道検測車は 尾久客車区所属のマヤ342003でした。
この軌道検測車も 後年、西武独自に保線機械として外国から購入したものに置き換わり、国鉄「マヤ車」の借り入れは無くなりました。E31でのプッシュプル牽引も見てみたかった・・・・。
この列車もいつもの通学路であった西所沢-小手指間で撮影しました。 まずは所沢から飯能へ向う「下り検測」から撮影・・・・・このタイミングでシャッターを切った直後、上り列車が通過・・・・あと数秒通過が遅れたら 被られて撮影出来なかったんだよな・・・・ラッキーだった!
そして・・・・夕方、今度は飯能からの「上り検測」を撮影しましたが、当日の天気は曇天で 殆ど露出が得られなかったように記憶しています。特に上りの撮影は辛かった・・・・。
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以上・・・手始めにモノクロネガを読み込んでみましたが 意外と見られるものですね。 今回の掲載画像は 何れも昭和61~62年頃に撮影したもの・・・・・既に25年も昔の出来事になってしまったんですな。 再三思う事だけど、これらをカラーで撮影していなかったのが惜しまれます。 何といっても 当時は高校生・・・・少ない小遣いの中からフィルムを買ったり現像液を買ったり・・・と、写真部の中で色々とやっていましたよ。50度のお湯で現像液の粉末(フジの「ミクロファイン」)を溶かし込んだ後、常温になるまで放冷しておく・・・。現像液が冷める間に フィルムを持って暗室へ入り、パトローネからフィルムを引き出してリールにセット、現像容器に入れ、密閉したら暗室を出て、冷めた現像液を流し込む・・・・それから8分(・・・ぐらいだったような?) ひたすら現像容器を攪拌して、時間になったら 即行で現像液を排出、十分に水洗した後、定着液へ・・・・・。 最後はフィルムを乾燥させて現像終了・・・! と、モノクロ写真の行程は一通り経験しました。 これから さらに暗室に篭って焼付け作業をするんだから 写真1枚焼き付けるのも大変時間が掛かったものです。 夏場の暗室作業など、それはもう地獄のようでした。
今現在、デジタルカメラを手にしてみると まさに時代錯誤といったところか・・・? パソコンとプリンターがあれば、何処でもラボになるんだから・・・・それに画像の加工も簡単だしね・・・・。
と・・・今日も ちょっぴり青春時代のスパイスを効かせてみました。懐かし写真シリーズは 今後も適時に行う予定・・・・自分としては、これらネガデータを早くデジタル化しなければ! という想いも強いので 暇を見てやっていこうと思ってます。