むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

Hゴムへの色差し工作・・・・。

2015-10-31 19:42:58 | 工場長の独り言
土曜日・・・

今日は朝から工作台に向かって KATO の[KOKUDEN]シリーズ 103系電車の色差し作業に取り組みました・・・。

Mc+M+Tc の3両編成・・・、すでにオレンジ色の青梅線仕様?は作業が完了したので 今日はスカイブルーとウグイス色の編成を加工してみる事にしました。 一通り車体を分解した後の作業となりますが この103系・・・、正直、分解するのが難しい(笑)。 窓ガラスパーツを破損する事無く 屋根板が外せれば楽勝なのですが この時の力の加減が難しいみたい・・・。 自己流のいつものセオリー通り、貫通扉の窓穴から 100円ショップで購入してきた竹串を差し込んで 屋根板を押し上げてやれば良いだけの作業ですが 加減を間違うと 貫通扉に串の跡が残ってしまったり、場合によっては窓を変形させてしまったり・・・・ 実際、コツを掴むまでは 数回失敗してしまいましたから・・・(笑)。 自分にとって このKATOの103系は古くから馴染みのある製品なので 車体分解の作業でさえ 懐かしさを感じてしまう訳。 それ故 今さらながらに作業してみると 「昔はもっと簡単に分解できたはず・・・」等と 根拠の無い印象が甦ってきたりして なかなか楽しめる作業でした・・・。

分解作業完了後、早速色差し作業に取り掛かりましたが、 まずは窓サッシ部分への色入れ・・・、これは定番クレオスのC8シルバーを使用。 雑誌等では リカバリーのし易さから タミヤのエナメル塗料を使用を推奨しているものもあるけれど 自分は あのエナメル塗料には あまり馴染みが無いので クレオスのMr.カラーを用いています。 面相筆を握ってしまえば あとは只々 集中力と根気の作業・・・、塗り残しが無い事を確認しながら 1両づつ 丁寧に色を置いていけばいい・・・。

一通り 窓サッシへの色入れが完了したら まずは一服・・・、改めて色差し部分を確認した後、今度はHゴムへの色入れを続けました・・・。 103系のHゴム・・・、近年ではHゴムというと耐候性の点からか 黒色というのが一般的となりましたが 103系の全盛期では むしろ灰色のものが殆どだったので 今回もグレー系を用いてみます。

先日 パイロット工作?として仕上げたオレンジ色の車体には このグレーにGMの灰色1号を 迷う事無く使用しました。他社の完成品も含めて グレーのHゴムといえば 灰色1号のトーンに近いので無難な選択だと思われましたが 実際に色差し後の姿を眺めてみると なんだか少々面白みに欠けるような気がする・・・。 なんでだろう?と思い 古い雑誌を眺めてみると このHゴム・・・、写真によっては 結構白っぽく見えるものもあり、もう少し明るめのグレーを使ってみても良いかも・・・! という結論に至りました。 まあ、せっかく手間を掛ける訳ですし、仕上げたものが既製品の中に埋没してしまうより、ちょっと毛色の変わった仕様とするのも面白そう・・・と考えた訳。 で・・・、まずは試験的にウグイス色の1両を 灰色1号から 灰色9号に代えてみる事にしました・・・。 まあ、正確には灰色9号では無く、近似色って事で なんと クレオスの航空機用セット色の中から 空自洋上迷彩色セットに含まれているレドームグレー(C315相当?)を使ってみました・・・。 そもそも先日のF-2の制作後、この塗料が殆ど1本まるまる余ってしまっていたのが その理由なのです・・・(笑)。

実際、この灰色9号相当のライトグレーを入れてみると 車体とHゴムとのコントラストがハッキリして 自分的には良い感じ・・・。 実際、こんな白っぽいHゴムの車両もあったから違和感は感じません・・・・よって ウグイス色の残り2両も灰色9号を使って纏めてみました・・・。

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こうして久しぶりのタッチアップ工作に集注してみました・・・。

回数を重ねるうちに 作業のコツを思い出してきたりして 結構楽しく工作出来たような気がします。

[KOKUDEN]シリーズ 都合3両についての 一連の作業時間は約2時間・・・・

これを長いとみるか短いとみるか・・・・

自分でも判断出来ませんが まあ、集中力が切れなかった、という事だけは確認出来たようです・・・。

それにしても やはり老眼だけはどうにもならないみたい・・・

工作台据え付けの拡大鏡無しには 色差し作業なんて もう出来ないもの・・・・(笑)。