けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

準備

2010-07-10 08:18:59 | football
金曜日のスペイン代表
ファイナルを2日後に控えたスペイン代表、午前中はビデオセッション。ここまでのオランダ代表の戦いぶりをまとめたものを鑑賞して、相手の長所、短所、戦術などの分析、理解に時間が当てられたそうです。その後ジムでフィジオセラピーを受けたり、メディア対応を行ったり。
夕方のトレーニングは18時30分から、非公開で行われました。トレーニング終了後は、セルヒオ・ラモスやシャビ・アロンソ、アルビオルなどが、ジムでもう少し調整したんだそうです。
先発を予想させるような新しい情報はないわけですが、ドイツ戦と同じ11人だろう、というのが大方の見方のようです。ASは、ペドロかシルバ、どちらを先発させるかがデルボスケの一番の問題だろう、とのこと。もし膠着した状態になったら、と思うと、後からペドロが出てくる方が有効な気はしますけど、ドイツ線のペドロは良くがんばってたし……。

これが、1ヶ月滞在したキャンプ地、ポチェフストルームでの最後のトレーニング。ファイナルの試合後は、スペインへ直帰する予定になっているのです(勝っても負けても、月曜日には、マドリーでパレードの予定)。
TVE情報によると、土曜日は11時15分からポチェフストルームでお世話になったスタッフの人たちへの短い感謝のセレモニーをして、その後ヨハネスブルクへ。ホテルで昼食、シエスタの後、19時45分からサッカーシティで公式練習。試合前日のプレスカンファレンスには、ビセンテ・デル・ボスケと共に、イケル・カシージャスとチャビ・エルナンデスが登場する予定。


招待
RFEFは、今大会に招集されなかった選手、サンティ・カソルラ、ディエゴ・ロペス、マルコス・セナ、ダニ・グイサを、ファイナルに招待したとのこと。カソルラ、セナ、グイサは、EURO2008優勝選手であり、ディエゴ・ロペスは、コンフェデまでは第3GKだった。またRFEFは、ルベン・デラレも招待。デラレは既に現地入りし、選手の家族らと共に水曜日の準決勝を観戦している(デラレ+セルヒオ・ラモス兄、マタのお姉さん、らしい)。

セナへのQ&Aから、今回協会に招待されたことについて。
「本当に素晴らしい心遣いだよ。実際のところ、僕はファイナルに行く予定だった。これほどの重要な時に、僕の仲間たちと一緒にいたいと思ったから。2年前にオーストリアで僕たちが経験したのと同じような時を過ごしていればと願っているよ。それで、南アフリカへ行くプランがあったところに、協会が呼んでくれた。とても嬉しい。協会が、彼らと一緒にいることを望んでくれたんだ。名誉なことだし、本当に嬉しい。」


さらに、行く人行かない人
プリンシペ・アストゥリアス夫妻(=フェリペ王子とレティシアちゃん)は行くことにしました。
ファン・カルロス国王は、5月に手術をして以降まだ国外へ出たことはなく、今回はお留守番。サルスエラ王宮でテレビ観戦。
サパテロ首相は行きません。
パウ・ガソルは行きます。

99年の記憶

2010-07-10 00:47:29 | football


あれから11年
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チャビ、カシージャス、マルチェナ。U-21ワールドユースナイジェリア大会を戦った3人は、彼らをひとつにまとめ、人生に記録を刻みつけた功績を繰り返そうと求めている

チャビは、記憶の扉を開いて1999年の夏のことを想い出してもらおうとすると、笑い出した。U-21スペイン代表は、ナイジェリアで開催されたワールドユースで優勝した。「どうだったかなんて覚えてないよ。」今となっては、チャビはそう言う。カシージャスとマルチェナは、その頃のことを忘れていない。その理由がある。「ワニがプールに入ってたからだよね...」とカシージャス。「いろいろあった中で、忘れられない経験だよ。」とマルチェナは、ポチェフストルームでのトレーニングで言う。
11年が過ぎたが、彼らは、まだほとんど20歳にもなっていなかったようなその頃に一緒に過ごした1ヶ月のことを、心に刻み込んでいる。「今回のこととは関係ないよ。」そうは言っても、3人が異口同音に口をそろえる。「ひとつだけ、同じことがある。何か大きなことを成し遂げようというチーム全体の夢、それを実現するのは良いものだということか。あの時も、今もね。」

チャビはその頃、8番を付けていた。マルチェナは6番、カシージャスは13番だ。イニャキ・サエスはこの大会に18名しか召集せず、そのうちワールドカップ南アフリカ大会に出るという夢を楽しんでいるのは、この3人だけ。それでも、多くの選手がプリメーラにたどり着いた。カシージャスではなくGKの先発だったアランスビア、ジェステ、オルバイスはビルバオにいる。コイラとジョスエはアルバセテで、ベルムンドはテネリフェで、バレラはマジョルカで、バルケロはレアル・ソシエダ、ヌマンシアにはアガンソ、ルベン、アルバロ、7ゴールを上げて大会得点王になったペドロ。「あのワールドユースは、僕たちの多くに、自分たちそれぞれのクラブでのチャンスを与えてくれるものになった。ちょうどボスマンルールがあって、外国籍選手の数が減らされた。そういう意味で、僕たちはスペイン人選手たちの将来を取り戻したんだ。」とカシージャスが説明する。

チャビは笑う。「イケルは今と同じだよ。ただ責任感があって。マルチェナは...カルロスはオヤジだったね。彼は知恵者だから僕はいつもそう呼んでるんだよ。」 マルチェナは振り返り、評価を変更する。「僕は子供だったよ。11年が過ぎたけど、この時間は何かの助けになっているかな。」 確かなことは、アフリカが良い方に変化したことだ。「あの大会は懐かしく思いだすけど、大変な時間を過ごしたんだよ。」

スペインは、グループFでブラジルを破った。「ロナウジーニョがいて、マツザレムがいて、セルタでプレイしたジュニーニョ・バイアーノがいて、ローマのマンシーニがいて...僕たちはスペクタクルな動きを見せた。」 とチャビが言う。それからザンビアに0-0、ホンジュラスに3-1で勝利。決勝トーナメントではアメリカに3-2で勝利し、準々決勝ではガーナと1-1、最後はペナルティ8-7で勝ち抜けた。「あの試合では、僕たちはほとんど、プレイしない寸前までいった。」とチャビは思いだす。「僕たちはサエス監督とフィジコのロレンサーナに、もう帰ろうと頼んだ。でも彼らは、僕たちはもっと何か大きなことができると説得したんだ。」 彼らはそうできた。準決勝は、マリに3-1で勝利。「現バルサのケイタと現マドリーのディアラがいたな。」と、マルチェナ。そして決勝では、4-0で日本に勝利した。

饒舌になったいつものチャビが、強調する。「今回と同じ大陸だけど、でも1999年のナイジェリアは、この南アフリカとは比べようがない。僕たちがどう生活してたかなんて知らないでしょ。大会が始まった時は、ジャーナリストは2人しかいなかったんだよ。」 そして恐怖を経験していたことを認める。「電気がなかったし、僕たちはトレーニングウェアでベッドに入った。気温は40度で、でもそれで、僕たちは蚊に刺されないようにしたんだ。もちろん、マラリアのためにね。で、プールにはクロコダイルワニがいて!」......「そうだな、少なくとも、でかいトカゲってところかな。」とマルチェナ。「僕たちは、ババンギダの街にあるKadunaホテルの部屋に入った。信じられなかったよ。」とマルチェナは、現実にとてもショックを受けたことを認める。「人々は、ものすごく貧しいんだ。僕たちが、飲み終わって空になった水のボトルを床に放ると、3人くらいがそれに飛びつくんだ。売るためにね。カタルーニャ広場で僕たちがハトにあげるようなパンが、湿ったようなのがほんの一握り、ストリートで売られていた。それを人々が食べていた。」と、彼は思いだす。

「首都のラゴスへ移ると、環境は改善した。それでもとても大変だった。もちろん、僕たちはとても若かったからね。今は、あの頃のようなことを経験するとは思わないな。」そう付け加えたチャビは、カシージャスやマルチェナと同様に、家にはメダルを飾り、魂のある場所には彼らの人生がひとつになった世界大会での記憶を持ち続けている。
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TVEから、当時の映像+3人の成長

これで23人

2010-07-09 02:58:05 | football
木曜日のスペイン代表
試合翌日の恒例で、木曜日は夕方までフリーだったスペイン代表は、19時からトレーニング再開。これもいつもどおり、前日の試合に先発出場した選手たちはジムでのリカバリーのみ。
ピッチに出てきた選手たちは複数のミニゲームを実施。腓骨を打撲していたアルビオル、肩&こちらも腓骨を痛めていたセスク、2人とも、他の選手たちと同じペースでトレーニングに参加できていたとのこと。最後の試合を前に、全員が揃いました。





アルビトロ
ファイナルの主審は、ハワード・ウェブ&イングランドセットに決定。ちなみに、初戦の笛を吹いた人。


再び紺色
ファイナルはアウェイ扱いになるスペイン代表は、パラグアイ戦と同じように、ユニ、パンツ、ストッキングすべて紺色で臨む予定。


我慢できるわけもなく
ウィンブルドン優勝後、アメリカで身体のケアをし、マジョルカ島の自宅で休養していたラファエル・ナダルは、セミファイナルのドイツ戦終了後は道に飛び出してみんなと一緒に喜んじゃうくらい興奮してしまったらしく、ファイナルは現地で観戦する気満々でいるとのこと。


着るよ
現在フランスで行われているデビスカップに出場する、、スペイン代表(ナダル抜き)のフェルナンド・ベルダスコは、フランスと対戦する準々決勝を、スペイン代表ユニで戦うとのこと。前にもやってましたが、この人。アディダス契約選手だからこそできる技。


ドライバーさんたちからのメッセージ
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
「スペイン代表がここまでしてきていること、そしてスペイン人であることを誇りに思うよ。僕たちは、歴史的な機会に直面している。ここからは、僕は多くのことはできないけど、この世界のすべての魂を送るよ。」
「日曜日(イギリスGP、シルバーストーン)は、自分の最高の仕事をしたい。良い結果を手にしてから、テレビでスペインの勝利を見るよ。」

ペドロ・マルティネス・デ・ラ・ロサ(ザウバー)スイスの自宅で観戦
「代表の魂。クラブがどうとかはこの場合関係がない。ひとつのアイデンティティを持ったチームだ。でも、彼らを見ると、バルセロナを思い出してしまうのは避けられないな。キーになるのは選手たちのクオリティ、そして彼らには素晴らしい監督がいるということ。しかし、クオリティなしでは、彼らが成していることは手にできないものだ。」

ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ)オックスフォードのパブで友人たちとビールを飲みながら観戦
「ドイツは、対戦してきた中で一番難しい相手だった。オランダよりもね。ファイナルは、もtっと容易になるんじゃないかと僕は思う。」

ドイツ戦、その他いろいろ

2010-07-09 02:35:55 | football
ついに出てしまった
ドイツ戦前に選手たちが宿泊していたホテルで、ブスケツとペドロの部屋に泥棒が入った、という話。ブスケツは約800ユーロ&その他諸々入った財布ごと、ペドロは部屋の金庫に入れてなかった1000ユーロ程を盗られた、とのこと。ご愁傷様…。


ルイス・アラゴネス:今日、我々はこのフットボールに勝利した
アルジャジーラでスペイン代表の試合の解説がお仕事になってるルイス・アラゴネスのコメントが紹介されるのは、もはやお決まりのこと。どうやら今回も褒めてくれてるらしい。オシムと対談でもしてみたら、どうなるだろう。
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「今、スペインに勝利するのは難しい。」
「スペインは試合中ボールをコントロールしていた。カウンターアタックで、もっとゴールが決められただろう。」
「重要なことは、このチームがボールに勝利したということだ。」
(ペドロについて)「素晴らしいフィジカルの努力をしている、彼にとって良い試合だ。」
(HTに)「両チームとも注意深い。スペインには、もっとスピードと、ボールがないところでの機動性が必要だ」
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ラ・ロハのスーツ&黄色のスカーフのソフィア王妃
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「私たちはここに、素晴らしい仕事を続けている、非常に調和の取れた私たちのチームをサポートするためにいます。他のチームも非常に素晴らしいことは知られていますが、しかし私たちのチームはさらに素晴らしいものでしょう。常に楽観的でいます。」
「国中が、この代表チームに、非常に興奮しているのです。」

ソフィア王妃は、他の王室メンバーも揃うファイナルまでを、南アフリカで過ごす予定。1941年にムッソリーニの侵攻から逃れたギリシャ王室は、カイロを経て南アフリカに亡命。ソフィア王妃(ギリシャ王室出身)は、2歳半から5年間、ケープタウンで過ごしたことがあるんだという、本筋とはちょっと関係ない話。
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ロッカールームを訪れた様子。王妃が見ていない間に、見苦しそうなものをさくっと片付けるセルヒオ・ラモス。殊勲のプジョルは腰タオル1枚で…ま、どうでもいいか。


ピケだって半脱ぎだし。



セルヒオ・ラモス
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「ファンの皆の助けがなければ、ここまで来られなかっただろう。楽観的で熱烈なメッセージを送りたい。でも皆落ち着いていないと。誰がファイナルで勝利できるかはわからないんだ。」
「勝利を実現するために最後まで戦う。ピッチの上で死ぬつもりで、すべてを尽くすよ。」
「オランダは素晴らしい戦いをしてきた、ファイナルにいるだけの功績を成し遂げてきたんだ。オランダ代表には友人やチームメイトがいる。彼らと対戦するのは本当に素晴らしくてエキサイティングなものだろうね。」
(スナイデルやロッベンとは)「連絡を取り合っているよ。彼らの日とはならないように願っているよ。彼らは2人とも素晴らしい選手で、オランダのキー・ピースなんだから。」
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ラフィについても何か言ってやって。


フェルナンド・イエロ
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「目標はファイナルに到達することであり、そんなにも重要な目標を、我々は手にした。我々はファイナルに出るんだよ。」
「ポルトガル戦と共に、このワールドカップでのスペイン代表のベストの試合だった。おそらく今日の試合は、より完璧なものだろう。我々は、どのようにプレイするのか、自分たちのスタイルを知った戦い方で勝利した。本当に、史上初めてのファイナルというのは、私にとって途方もない夢だよ。」
(この日からファイナルまで)「休養し、オランダ戦に向けて準備するのに3日間ある。」
(ラ・ロハの選手たちについて)「彼らは時代を作りつつある、特別な世代だ。オランダ戦では、良い試合をしてくれればと願うよ。」
「皆におめでとうと言いたい。100年の歴史を経て、皆がこれに値するのだから。このチームは、大きく進んできて、自分自身を見出してきた。今、我々に足りないものは、最後の試合、最後のステップだ。」
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試合中
ベンチwatch映像は見つかりせんが、Cuatro由来の試合終了時の選手たちのセレブレーションなど見つつ、でも今回はこれがいい。試合中のイケルを追いかけた、これもCuatro由来の映像。イケルの「フエラ!フエラ!」は、相変わらず(声が高いから)よく聞こえる。


スペインvsドイツ

2010-07-08 06:22:11 | football
勝ったよ!ファイナルだよ!



Match 62 - Semi-final
Germany 0-1 Espana

スペインのゴール:カルレス・プジョル

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ピケ、プジョル、カプデビラ
MF:ブスケツ、シャビ・アロンソ(マルチェナ)、チャビ、イニエスタ、ペドロ(やっと出てきたシルバ)
FW:ビジャ(フェルナンド・トーレス)

この試合でも、ベンチ専用カメラの映像があることを期待。パラグアイ戦(ファーポコさんとこにありました)を上回るものに違いない。


シャビ・アロンソ
強い相手に、十分に対応することが必要だった。僕たちは、とても成熟した試合をした。僕たちには初めてのものだけど、まさにW杯セミファイナルという試合だ。栄光に達するための1ステップだ。」
「10分間に渡って、僕たちはエリアの間際でプレイしていたのに、得点できないでいた。最後は、プジョルが勇敢に決めてくれたんだ。」
(何度かシュートを試みたものの決まらなかったこと)「ファイナルではゴールになるといいと思うよ。
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シャビ・アロンソ、良いできだったと思います。足の長いパスもミドルレンジからのシュートも、短くつないでいく構成の中では良いアクセントだったと思う。パスの精度はすごすぎる。サイドのラモスを使うのは、結局そこから良いクロスにつながらないのでもったいないのですが(クロスを上げても、中が固いしスペインの人も少ないのであまり生きないのかも)、中央から簡単に崩せるものでもないので、そういう意味でも良かったと思う。ブスケツやチャビとの距離感も悪くなかった。ラモスが飛び込んできたの、決まると良かったなー。




インタビューで静かに嬉しそうだったビセンテ・デル・ボスケ
「選手たちは素晴らしい試合をした。彼らは連携して、さらにはフィジカルですらドイツを上回っていた。」
「とても嬉しいよ。今、我々には最後の舞台が残されている。その試合に向けてできるだけ最高の準備をしていく。今は、同じく素晴らしいワールドカップを戦ってきたオランダに立ち向かうため、冷静にならなければいけない。」
「いったん我々がボールを持つと、とても快適に感じられていた。我々にとって理想的なシナリオだったよ。」
「ペドロには多くのパスを戻した。我々は彼に、左サイドのラームにプレッシャーをかけ、上がれないようにさせる必要があった。それだけが彼の役目ではなく、攻撃もだ。ペドロは非常に良い試合をした。他の皆と同じようにね。(交代直前にやらかしたシュートチャンスでのポカについて)彼は、その場で最適だと考えたことをしたんだ。彼は輝きを添えるような選手ではない、実に実際的な選手だ。」
(守備陣に対し)「(ドイツ代表には)危険なカウンター攻撃があったが、我々のディフェンスには勇猛さがあった。」
(ファイナルについて)「オランダには非常にクオリティが高い選手たちがいて、優れたカウンター攻撃をする。我々は、戦う前から、勝利を歌うことはできない。」
(ファイナルには家族が来るという)「スペインフットボールの素晴らしいときを楽しめる場だからね。」
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ペドロの起用は、本当に良かったと思います。下がってくるせいで少し前線が手薄にはなるけど、運動量多くて、ちゃんと守備、遅らせる動きもして。手放しで褒めようと思ってたけど、あの決定機をロストしたシーンで減点。しっかりしろー。(てか、トーレスのリハビリだと思ってパス出してあげればよかったのに…)。



おまけ:試合前のこと

南アフリカに出発する選手の家族。カシージャス父、渋い。最後に映るのはレイナの奥さん。

ダーバン前日

2010-07-07 06:07:20 | football
火曜日のスペイン代表
Princess Magogスタジアムにて行われたスペイン代表の試合前日トレーニングは、15分間のみ報道陣に公開されました。なので報道陣が見ることになったのは、軽いウォーミングアップ、選手を2チームに分け、1タッチ2タッチでまわすいつものロンドくらい。
月曜のトレーニングで腓骨を打撲したセスクは、チームの全体練習に普通に参加。報道によれば、違和感のあるところを見せる場面、ボールを蹴る時に痛そうな仕草を見せる場面など、あった様子。デル・ボスケは(トレーニングの後にプレスカンファレンス)「今日は良い状態でトレーニングしていた。昨日は、以前の負傷と同じ箇所の打撲だったので、我々は心配していたが。今日はトレーニングしていたし、一連の検査をしたら、フィットできるだろうと思う。」と答えています。
もう1人の負傷者、アルビオルは、やっぱり間に合わないようです。全体とは別でリハビリメニューをこなしていたとのこと。

トレーニングの様子を写した画像を見ると、セスクは走ったりする分には問題ないように見えます。デルボスケが間に合うと言ってますので、先発ではないとしても、どこかで使おうと思えば使える程度にはなっているのかも。




パウ・ガソルから
「ラ・ロハは、国中をひとつにして、勝利の希望を持って進んでいるね。」

準決勝は、30歳の誕生日を家族と過ごすために南アフリカに行くことはないようですが、ファイナルには行きたい、と言っているらしい。


シャビ・アロンソ
公式プレスカンファレンス担当は、イニエスタとシャビ・アロンソ。アロンソの回答をかいつまんで。

Q:ビジャについて?
A:間違いなく、最高のコンディションだ。ダビドには信頼があり、あらゆるディフェンダーにとっての脅威だ。彼はそれを示し続けているし、攻撃のお手本であり、キープレイヤーだ。彼も、他の仲間たちも同じようにして、ファイナルまで行きたいね。このワールドカップでも、彼ほどのレベルを僕は見つけられないだろう。

Q:ペナルティの練習はしていますか? あなたが蹴る?
A:何も特別なトレーニングはしていないし、誰がやるかという話し合いもしていない。試合中に話し合って決めるだろう。

Q:ドイツ代表では何が特別なんでしょうか?
A:何よりも、チームであるということ。彼らは、一段で働き、共通した良いもののために戦うことをベースとしたスタイルでやっていて、それでうまくいっている。2006年から、ドイツは良い試合をしているが運がなかった。いま、彼らは準決勝まで進んできている。集団であることのスピリットの価値を、彼らは示している。彼らは、ファンをひきつける、魅力的なスタイルを披露している。僕たちは、彼らは強敵だと考えている。

Q:ワールドチャンピオンになることが、試合に及ぼす重みとは?
A:それは比べるのが難しい。データがあるとしても、ピッチに入れば、そういうことへの重視はしなくなる。それに、この試合に向かうためにそうしたことはプランに入れている。僕たちはモチベーションと集中力を持って進みたい。なぜなら、あらゆる瞬間がキーになるからだ。堅実にいくことが基本であり、さらに、ディフェンスと攻撃でよいバランスを保つこと。はまり込むのではなく。ドイツは、イングランド戦やアルゼンチン戦に見られるように、ゴールするとなると簡単にやってのけるからだ。

Q:スペインフットボールのメンタリティは何が変わったんでしょうか?
A:良い時期にあるんだ。僕たちは、結びつきのある選手たちで構成され個人より良い集団を優先させる、というグループに加わると幸運を得た。過去にも良いチームがあった。でも僕たちは2年前にEUROで優勝し、今はワールドカップのセミファイナルにいる、これは簡単なことではないよ。今年、ワールドカップを掲げられたらいいね。

Q:2年前と今の気持ちを比べられますか?
A:その時のモチベーションと重要性が何よりも重要なことで、そして今この時が、何よりも重要だ。この歴史的な一戦に、ファイナルへの入り口まできている、とても近づいているんだ。だから、集中力は最高だ。僕たちは、このとてもすてきなチャンスを手にする準備ができているよ。
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終わらなかった…しかもまた、かなり雑。

セスク負傷

2010-07-06 20:53:30 | football
セスク負傷
セスクが、セミファイナルに間に合わなさそうだ、というニュース。
月曜日夕方にポチェフストルームで行われたトレーニングで、セスクは腓骨を打撲。夜のうちは問題なかったものの、火曜の明け方に違和感が出てきたとのこと。これが、CLバルサ戦で痛めたのと同じ箇所で、再び腓骨にひびが入ったと見られているようです。セスクは、火曜午前にチームと一緒にダーバンに移動したものの、現地の病院でMRI検査を受け、負傷箇所の状態を見極めるとのこと。セミファイナルに間に合うかどうかは決定できないものの、極めて疑わしい状況に。

RFEFから追加
検査の結果、骨に問題はないことが明らかになり、明日の試合でプレイする可能性は残されているとのこと。


MARCAでは、特にセンシティブな部位(どこ?)に強い血腫があり、痛みは和らいでいない、出場の可能性についてはやはり疑わしい状況にある、とのこと。
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スペイン代表は、現地18時からダーバンのPrincess Magogoというスタジアムで、前日練習を行うそうです。この時点でセスクがどういう扱いになるのか、というのが気になります…。



クリケットクラブでのミーティング
誰から出てきたネタ?と思わないでもありませんが、EL Paisから、こんな話。

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チリ戦の前、チームの中心選手たちが、ワールドカップで勝つために共に動いた

チリ戦の2日前、デル・ボスケのチームの中心となる人々が、ワールドカップのファイナルを戦うのだ、という目標のために集まった。「このチャンスを不意にするような、バカげたことになってはいけない。」 ベテランたちが集まったこのミーティングに加わったイエロはそう言った。スペイン代表が生き残りをかけたグループステージ第3戦目の数日前の、ビセンテ・デル・ボスケの言葉が、チームを揺り動かした。
「もし敗退するようなことがあっても、何ということはない、落ち着いていなさい。責任は私にある。」
監督は確かに、ラ・ロハのユニフォームを着た者たち、レギュラーGKでカピタン、チームリーダーである背番号1番のイケル・カシージャスから、8シーズンに渡ってバルセロナのゴールを守っている23番のビクトル・バルデスに至るまでの(バルデスは12番のはずですが…ここは原文ママ)、勝利者のチームの誰もが直面したことがない、プレッシャーを取り去ろうと試みていたのだ。
「彼らは飢えている。彼らのやってきたことではまだ十分ではなく、彼らはそれ以上のものを望んでいる。」
デル・ボスケはプレスカンファレンスで、この飛び抜けた世代の選手たちについてこのように認めている。彼らは、努力を重ねるということ以上に、ワールドカップを制するという大義を負って、それを増大させている。「最大の強みは、彼らが確信を持っているということだ。」 コーチングスタッフの間では、そう理解されている。

ラ・ロハで奮闘してきた中心となる選手たちは、もし彼らがチリ戦に勝てなければ、それはデル・ボスケの優しく包む保護を越え、酷い事態になるだろうと悟り始めた。EUROで優勝した後で、ワールドカップを勝ち取るだけの十分なチームができていると確信できるのに、グループリーグだけで家に帰ることになり、人生にはバカげた思いが残るのだ。マスコミが、デル・ボスケに罪があるとするかどうかに関わらず、選手たちは、このようなチャンスを失うことは許されないと理解した。

そして彼らは、同じように考えた選手たちがいたことに驚いた。その日、ほとんど計画したわけでもなく、ポチェフストルームのキャンプ地にあるクリケットクラブのラウンジに座っていたのだ。「スイス戦で、僕たちは恐怖をもってしまった。そうあってはいけなかったのに。」 そういう話が出た。目撃した人たちによると、そこに集まった選手たちは、メッセージをチームの残りのメンバーにも伝えるべきだと決めた。そこには、カシージャス、プジョル、シャビ・アロンソ、フェルナンド・トーレス、マルチェナがいた。それからカプデビラとイニエスタ、さらに何名かが加わった。彼らと共に座っていたフェルナンド・イエロは、彼らに理性を与えて締めた。
「バカなことにはならないようにな。この列車は、お前たちの人生に二度と訪れないかもしれないんだ。」 (列車=一連の流れ、という意味も)
クリケットクラブのミーティングがあったこの日の午後、スペイン代表はセミファイナルにまで至る列車に乗り込んだ。彼らにはまだ十分ではない。その午後に、彼らはワールドチャンピオンまで進むと決めたのだ。
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今は信頼

2010-07-06 06:32:42 | football
月曜日のスペイン代表
トレーニングが非公開なので、情報がほとんどなく、したがってドイツ戦の先発がどうなるかは多分に各紙記者の予想力次第、という感じ。MARCAは昨日、トップで「トーレスの代わりにシルバが入って中盤を厚くする」と大々的にやってましたが、たぶんたいした根拠ないんだろうな。強いて言えば、世論を誘導したかったくらいだろうか。だってもう、トップページからのリンクが見当たらない。
で、ASなら根拠があるのかといわれたらわかりませんが、

固定の10人+トーレスかセスクかジョレンテか。デル・ボスケは、フェルナンド・トーレスを使い続けるのか、ジョレンテを換わりにするのか、5人目の中盤を置くのかを決めていない。

だそうです。これまでと同じ布陣を取るか、動かぬトーレスの役割をジョレンテに求めるか、中盤の充実したドイツに対してスペインも中盤を厚くしてビジャ1トップか。5枚目の中盤置くなら、そこがシルバでもいいんじゃないか…と思いますが、守備の意識の方が高いのかな。ま、どれもこれも予測にしか過ぎませんが。

月曜日午前中は、自由参加のジムでのトレーニング。非公開だった夕方のトレーニングでは、アルビオルを除く選手たちは問題なくトレーニングを終えたとのこと。肩を痛めていたセスクについても特筆されてませんし、そもそも予想の中に入っている状態なので、大丈夫なんでしょう。
アルビオルはチームに戻るため、ボールを使ったリハビリメニューをいっそう強化しているとのこと。マドリー公式は、水曜の試合に戦力となるだろうとまで言っていますが…。
火曜日にチームは試合が行われるダーバンに移動。またもやピッチ保全のため、スタジアムでの前日練習は許されず、スペイン代表はスタジアムから15分ほど離れた場所でトレーニングを行う予定だそうです。



皆で守る
正直、フェルナンド・トーレスがスペイン代表チームにフィットしないのは、今に始まったことではないのですが、それでも使われるのが当たり前の存在だった。クラブで結果を出しているのは事実ですし、アラゴネスも使い続けていた。なので、ここまで逆風が吹いているのをみると、逆に変な感じもします。

ペペ・レイナ
「彼には信頼が寄せられている。第一には監督からの、第二には彼の仲間たちから。それに特に彼自身からの、それが重要だ。彼はとても成熟しているし、これがフットボールだということも、メディアがそういうものだということもわかっていて、落ち着いている。EUROでは、ファイナルに彼の時が訪れた(ファイナルでゴール)。そのストーリーが繰り返されるといいし、それが俺たちには重要なことだ。」

ヘスス・ナバス
「(トーレスは)良く強さをもって仕事をしている。絶対にうまくやり遂げるはずだ。」
ナバスのはもう少し。
「僕は出場してプレイできるように最大の力でトレーニングしているし、同じペースでトレーニングし続けていくつもりだ。とても素晴らしいチームがあって、ここで戦い続けられるように、すべてを尽くしていくつもりでいるよ。」

イニエスタ
「トーレスは僕たちに多くのものをもたらす。おそらく光り輝いて見えないかもしれない。でも、才能を持った選手に疑いはない。ウィーンの時(EURO)と同じボールがあればね。僕たちは彼に全幅の信頼を置いている。」
(ボールの問題ではないと思いますが)

ジェラール・ピケ
「彼はこのワールドカップで得点するはずだ。それがこの準決勝であればと願っているよ。」



試合前のこと
レイナから、パラグアイ戦でのイケルのPKストップについて。
「試合前に、俺たちは(パラグアイの)PKキッカーたちについて分析していた。(オスカル・カルドソのPKについては)俺は数ヶ月前に経験していて、彼はそういうふうに蹴るだろうと考えた。それが疑問になるのか助けになるのかわからなかったけど、うまくいったよ。」


行きます
ソフィア王妃が準決勝を観戦しに&選手を激励にダーバンに行くそうです。ファイナルに進んだ場合には、ロイヤルファミリーが勢揃いするらしい。


行きたいけど行けない
ラファエル・ナダル
「(南アフリカに)行きたいよ。僕はフットボールにはクレイジーになってしまうし、スペイン代表の選手たちとはしょっちゅうコンタクトを取っているんだ。でも、理学療法を受けないといけないから、行くのは難しい。でも、ドイツには僕たちは勝つよ。」

いつもながら、マドリー公式にはウィンブルドン優勝お祝いページが。

待ち。

2010-07-05 11:38:50 | football
昨日のASのニュース「ラウルはシャルケとほぼ合意」にブレーキをかけるニュースです。オファーがあるのは明らかなことではあるものの、やっぱり公式発表までは、何も決まってない、何も信じられない。いつものことでわかってはいるんですが、ついいろいろな情報に左右されてしまい……。

que.esより。
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ラウル・ゴンサレス・ブランコの代理人であるヒネス・カルバハルは、レアル・マドリーのカピタンは、彼の将来についてまだ何も決めていない状態で、またこの数週間の間に多くのクラブが、彼のスポーツ上の状況について問い合わせをしてきていることは承知している、と伝えた。
ラウルの代理人は、現在おおやけに知られているシャルケ04からの興味について、「ラウルが彼の将来について決めるまで、私は話をすることを制限しているよ。」と述べた。

一方、シャルケ04の監督であるフェリクス・マガトは、今日のKicker紙のウェブサイトで、レアル・マドリーのカピタンであるラウル・ゴンサレス・ブランコとの契約に、クラブが興味を持っていることを認めた。
「我々はラウルに興味を持っており、彼の代理人にコンタクトを取っている。」とマガトは認め、さらに「ラウルにはイングランドからのオファー(複数形)もあり、その将来はまだ決めていないということだ。」と付け加えた。シャルケの監督はまた、ラウルの将来についての最終的な解決は、今月末まで引き延ばされる可能性があるとしている。
シャルケ04は、今シーズンはバイエルン・ミュンヘンと共にチャンピオンズリーグで戦うことが決まっており、また元レアル・マドリーのクリストフ・メツェルダーが加入した。ゲルゼンキルヒェンのこのクラブは、現在プレシーズンに入っており、昨日はTV Bundeと練習試合をして11-0で勝利。メツェルダーは66分に9点目を決めている。
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ヒネス・カルバハルもこのオフは忙しそう。この間はサラビアの契約延長でベルナベウへ。ラウルがもし動くことになったらひと仕事だろうし、モリエンテスの始末もつけないといけない。

ちなみにモリエンテスの件ですが、先の、メキシコのクラブ・アメリカの噂については、否定する話が出ているようです。報じているのは「Diario Deportivo Record」というところだけですが、7月1日付で、クラブ・アメリカのスポーツ・ディレクターが「モリエンテス側と話し合いはしていない。確かにストライカーを探しているが、センターFWタイプではなく、別の特徴のFWを探している」という記事と、ヒネス・カルバハルが「クラブ・アメリカからのコンタクトは何も届いていない、報道は噂に過ぎないだろう。モリエンテスが、メキシコのテレビ局Televisa(これがクラブ・アメリカのオーナーか何からしい)でワールドカップのコメンタリストを勤めたことで、噂が出たのではないか。」とコメントしたという
記事も。

間に合え

2010-07-05 07:01:38 | football

1日たって、日曜日のスペイン代表
土曜日の試合後は、そのままヨハネスブルグで1泊し、月曜の昼にキャンプ地のポチェフストルームに戻ってきたスペイン代表は、そのまま18時までフリータイム。19時からトレーニング再開です。いつもどおり、前日の試合に先発したフィールドプレイヤーは室内でのリカバリセッション。イケルと、残りの選手たちはピッチへ。
ポジティブなニュースは、腓骨を強打してトレーニングから外れていたアルビオルがピッチに出て来れたこと。ランニング、ボールに触るメニューも含めたリハビリメニューの後、他の選手たちより早めに引き上げたそうです。
他の負傷者はセスク。パラグアイ戦で、シャビ・アロンソの2度目のペナルティのシーンで、パラグアイGKビジャールにタックルされたセスクは、落ち方が悪かったらしく、右肩を痛めている状態。ウォーミングアップやストレッチなどはこなしたものの、それ以外のメニューには参加できず。こちらも早めにピッチを引き上げたようです。この時点で、右肩をまだ動かせない状態のようですが、メディコは数日中の回復を見込んでいるとのこと。
その他の選手たちは、ウォーミングアップメニューの後、2グループに分けられてミニゲーム。
○ジョレンテ、バルデス、ペドロ、シルバ、マルチェナ
●ナバス、レイナ、ハビ・マルティネス、アルベロア、マタ
カシージャスは、ワイルドカード(どう動くのか知りませんが)。その後、シュート練習とワンサイドゲーム(これもどうやるのかわかりませんが)を2チームに分かれて行い、ここではイケルのみ外れてオチョトレナコーチとGK用メニュー。

月曜のトレーニングは非公開の予定。



日曜日のデル・ボスケ
トレーニング前に行われたプレスカンファレンスの内容。いろいろなところのを混ぜ合わせて抜粋。

「我々は、自分たちのスタイルに忠実でなければならない。またそうしようとしている。これまで見せてきたように、戦うスピリットを持って。このワールドカップは、我々に、非常に痛手だったスイス戦の敗戦と、我々を準決勝に導くことになった連勝による喜びを与えてくれた。もうバランスをとるときではない、ファイナルにつながる夢を見続けるときだ。」

シャビ・アロンソがペナルティを蹴ったこと
「ビジャはペナルティを3つ失敗してきたので、シャビ・アロンソにチャンスを与えるのが良いだろうと見たが、通常とは違っていた、なぜなら2度蹴らなければならなかったからだ。」

フェルナンド・トーレスについて強い疑問が寄せられていること
「トーレスは、今でも我々の重要な存在だ。他の選手たちに慣れ親しんだ選手だ。彼は、我々のFWであり続けるだろう。これは、彼が先発であり続けるだろうという意味ではない。しかし、我々は彼に信頼を置き続けている。」
(この部分で、トーレスはまだ最重要の存在、と取るか、先発を外れる可能性も、と取るか、両方の見方がある感じ)

イケル・カシージャスについて
「成熟と安定の域にいる。彼はピッチの中でも、その外でも、リーダーだ。」

スイス戦以降チャンスを与えられていないダビド・シルバについて、メンバーが固定されていることについて
「ダビドにもっと時間を与えられるチャンスが我々にはなかった。彼のポジションには非常に大きなポジション争いがある。いくつかの部分で、我々は固定していて動かしようがなくなっているのは確かだ。最終的に、他の選手たちにもっとチャンスを与えられないことが痛みとして残るだろう。試合が終わって私がもっと深刻になるのは、もっとプレイしたいのにできない選手たちのことを考えるからだ。昨日の試合では、出場できない2人のGKが、チームの試合経過一つ一つに反応しているのを見た。これが我々の力だ。最終的に我々が成功するなら、それは11人だけではなく、23人で得るものだ。」


ラファエル・ナダル、2度目のウィンブルドン制覇

おめでとう、ラファ。これでスペイン代表の試合に集中できるよ。
(2年前は、スペイン代表がEUROで優勝した約1週間後に、ラファがウィンブルドン初制覇。また良いニュースが重なれば……)

南アフリカから、ビセンテ・デル・ボスケの祝辞
「このスペイン遠征隊を代表して、彼の素晴らしい勝利をお祝いしたい。素晴らしいチームを作っている、彼を取り巻く人皆に対しても。彼はまさに、すべてのアスリートたちの手本だ。」

大きな変化

2010-07-04 14:17:48 | football
W杯も残り少なくなって、通常のニュース(?)が増えてきました。

ラウルは既にシャルケ04と合意している
ASから。
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ラウルはすでに、シャルケ04と合意している。このクラブの代理人であるRooney Greschは、金曜日に、ラウルがバカンスを過ごしているメノルカ島を訪れてラウルに会い、クラブのプロジェクトやラウルの位置づけについて話をした。しかしながら、この移籍の核心は、ASが知るところでは、メツェルダーをマドリーへと移籍させ、そのキャリアをシャルケへと移させた代理人であるJoerg Neuberである。
ラウルとシャルケの間では完全な合意に至っているが、7番は、移籍をアナウンスするのは、バカンスが終わる7月15日まで猶予を置きたいと求めている。このため、ラウルの移籍はその日まで公式に発表されることはないだろう。契約は2シーズンであり、年俸400万ユーロとされている。
(後略)
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ただし今のところ、ドイツでは「合意」とか「移籍が間近」といった報道はない感じ。(話題にはなっていますが)


父親になりました
クリスチアーノ・ロナウドは、自身の公式twitterで、息子が生まれたことを報告。子供の母親については「匿名にしておきたい」。また子供は、クリスチアーノの下に置かれるだろう、とのこと。
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It is with great joy and emotion that I inform I have recently become father to a baby boy. As agreed with the baby's mother, who prefers to have her identity kept confidential, my son will be under my exclusive guardianship. No further information will be provided on this subject and I request everyone to fully respect my right to privacy (and that of the child) at least on issues as personal as these are.
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スペインvsパラグアイ

2010-07-04 05:55:59 | football
Match 60 - Quarter-finals
Paraguay 0-1 Spain

スペインのゴール:ポスト活躍の上、ビジャ

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ピケ、プジョル(マルチェナ)、カプデビラ
MF:シャビ・アロンソ(ペドロ)、ブスケツ、チャビ、イニエスタ
FW:フェルナンド・トーレス(セスク)、ビジャ


ピッチインタビューが恋人同士とかどんなもんかと思う神様仏様イケル様
「僕は、もっと落ち着いた試合の方が好きだよ。心臓が止まりそうだった。僕たちは、ベストの試合をできなかった。でも、ワールドカップはこういうもの、難しいものだ。ありがたいことに、最終的に僕たちは、跳ね返ったけど、ゴールを手にした。でも今日は、あれ以外では決まらなかっただろう。」
(カルドソのPKを止めたこと)「ナーバスになるし、当然責任もある。僕は外の人たちのことにも喜んでいる。ペペ・レイナはフェノメノだよ。彼が、カルドソはどこに蹴ってくるかを教えてくれて、そのとおりになったんだ。」
「準決勝で当たるドイツは、簡単なものではないだろう。彼らはイングランドとアルゼンチンに勝利して来た、とても若いチームだ。FIFAランキングでトップにいるとかEUROで優勝したとかいうことは、僕たちがファイナルに進むための保証にはならない。僕たちは大きなことを成し遂げられる、でも常に、パラグアイ戦のような難しい試合となるはずだ。EUROが再現できれば良いと思っている。慎重さを維持していくことが何よりだ。僕たちはパラグアイへのリスペクトを欠くことなく、良い結果を出した。僕たちは必要以上に苦しんできているからだ。こうした試合に勝っていることが、常に助けになるということだ。」



シャビ・アロンソ
「重要なのは、僕たちが勝ちあがったということ。こんなのは経験したことがないよ。(これまでは)2度ペナルティがあっても、両方決めてきたんだ。」
「とても大変だった。彼らは守備に非常に優れていた、でも僕たちはとても嬉しく感じている。今度はドイツと対戦する。またとても難しい試合になるだろう。彼らは良い結果を残してきているから。でも、ワールドカップのこのレベルまでくれば、それは当然のことだ。」


エリアに入ってきた奴誰だ…

22人+1人

2010-07-03 12:22:43 | football
クォーターファイナルというものは、こんなにも壮絶にドラマチックでないといけないのか……と戦々恐々とする土曜日。ウルグアイ勝ちは悶絶しつつ嬉しい。ついったーでこまめに代表情報を送ってくれるフォルランに感謝しつつ、顔の怖いディエゴ・ペレスを応援しております。いい仕事、してるんですよ。顔は怖いけど。

金曜日のスペイン代表
ヨハネスブルクで前日練習ができないので、ポチェフストルームで午前中にトレーニングを行ったスペイン代表。昼間で公開ということで、見学スタンドは大盛況。RFEFから、トレーニングの簡単な内容が乗ってたので、こちらから拝借いたします。先に書いておくと、アルビオルはまだリハビリ中で、唯一の欠席者。

通常のウォーミングアップの後、ビセンテ・デル・ボスケは、フィールドプレイヤーを3つのグループに分けて、輪になってボールを動かして回すロンド。その後、GK3人はオチョトレナコーチとのトレーニング、残りは2チームに分けられて、ボールを使ったトレーニング(ミニゲーム?)。ここのチームわけに大きな意味はないはずですが、一応、

ビブスあり:ピケ、プジョル、アルベロア、トーレス、マタ、チャビ、ナバス、ペドロ
ビブスなし:マルチェナ、セルヒオ・ラモス、カプデビラ、セスク、ジョレンテ、シャビ・アロンソ、シルバ、イニエスタ、ビジャ

前日足首の打撲が伝えられたハビ・マルティネスは、1人オレンジ色ビブスで要注意人物扱い(やっぱりこの間のシャビ・アロンソと同じで、触るな危険てことか)。ただし、コンディションに問題はなく、トレーニングをコンプリートできたようです。
その後トレーニングはリズムを変えて、センタリング&シュート練習。トレーニング終了前には、セルヒオ・ラモス、ナバス、セスク、シャビ・アロンソがショットオンザゴールの練習…と、これはペナルティ対策だろうか。それ以外の選手たちは、ストレッチで締めくくり。

この後スペイン代表は、18時にポチェフストルームを出発、19時30分ごろからエリス・パークスタジアムにて、デルボスケとピケ、セスクで公式プレスカンファレンスを実施。






アルビオル
腓骨を打撲して以降、皆がトレーニングのしている間は、基本的に宿舎で待機しているしかないらしいアルビオル。先日のポルトガル戦でジョレンテもW杯デビューを果たし、これで今回試合に出ていないのは、レイナ&VVのGK2人+アルビオルのみ。現時点では、スペイン代表が勝ち進み、アルビオル自信の負傷が回復し、コンディションが戻り、かつ、セントラルを交代しないといけない状況でなければ、アルビオルがW杯の舞台に立つのは難しい……。
ちょっと時間がたってしまいましたが、昨日くらいのASから。

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それでもまだ、ワールドカップでデビューするのを夢見てるよ

Q:調子はどうですか? チームに戻って、ワールドカップでプレイする見込みが持てるでしょうか?
A:良くなってるよ。ワールドカップのような大会の最中に負傷する不運を負ってしまって、こんな状況だけど、すぐに戦力になれればと思ってる。数日後には、チームに戻ってトレーニングできるのを楽しみにしているよ。僕は、もっと悪い事態もありえたと思っている。物事のポジティブな面を見るほうがいいし、結局、強い打撲で済んだ。深刻なことはなにもなかったんだ。うまくいけば、セミファイナルの試合にはいられるよ。

Q:あなたの最初の反応は、最悪を考えさせるものでした。
A:酷い痛みがあって、僕は骨折したんだと思った。ジョレンテとの接触プレイで、脚をひっかけてしまった。本当のところ、あんなに脚を強打したということと同時に、脚や膝も傷ついたのではと、それが怖かった。良かったのは、何も深刻なことはなくて、すぐにチームに戻ってチームメイトたちとトレーニングを楽しめるだろう、ということだ。

Q:ホテルにいて、トレーニングできないで時間を過ごすのは辛いことでしょう。
A:本当に、そうする時間が長いからだけではなくて、試合やトレーニングにすら参加できないというのは辛いことだよ。怪我をしてトレーニングがほとんどできない、それなのにチームメイトがトレーニングに出かけていくのを見てるのは嫌なものだ。でもいいんだ、それもあと少しだから。

Q:スペイン代表の2010年ワールドカップが終わる前に戻ってこられると信じていますか?
A:そうだといいね。僕はまだ、このワールドカップでデビューすることを夢見ている。難しいのはわかってるけど、そうなればと強く望んでいるんだ。ドクターたちは、僕が早く回復しなければ、と言ってくれている。出場時間を得る前に、まずはチームに復帰して、それからだ。ファイナルまで、出場時間を得られるように戦っていくよ。でも目標は、ワールドチャンピオンになること。どんな個人のことよりも、それが一番だ。

Q:チームメイトからのサポートは感じましたか?
A:ケガをした後で、チームメイト全員や一緒に過ごしている人たち、協会の人たちの反応を見て、とても幸せな気分になった。すごく愛されているという気持ちにさせてくれるんだ。皆がとても僕を愛してくれること、ケガを乗り越えられるようにどんな時でもサポートしてくれていることがわかった。僕は誰とでも良い関係にあるし、特にアルベロアとはね、僕は彼を追い払えなくて(笑)。本当のところ、一緒にいてくれることに感謝しているよ。

Q:ポルトガル戦をどう見ましたか?
A:最終的に、僕は控えの皆とベンチで試合を見ることができた。これには感謝しているよ。スタンドから見ることになったら最悪だったよ。仲間たちと一緒にいたかったんだ。とても苦しんだけど、最終的に重要な勝利を手にできた。チームはとても良く戦った。プレイする可能性がないとしても、そこにいたいんだ。とても近くにね。

Q:ワールドカップでは残念なスタートを切りましたが、その後スペインは試合ごとに向上してきています。
A:そのとおりだね。ポルトガル戦は、僕たちのベストゲームができた。僕は、悪いスタートを切ることになったチームの反応や雰囲気を覚えている(ここ訳ガ怪しい)。ワールドカップでは、信頼こそが本質的なものだ。悪いスタートを切って、最終的にファイナルに到達した例はいくらでもある。うまくいけば、あれはスイス戦だけのことになるよ。あの時からチームはさらに成長して、これまでのスタイルを変えずにいながら、さらに信頼を勝ち取ってきているんだから。

Q:あなたのアミーゴのビジャは、甘い日々を過ごしていますね。
A:僕たち全員がもう、「グアヘ」はこういうもの、世界でも最高のストライカーの1人だと知っているからね。彼が代表のために決めたゴール数が、まさにそれを物語っている。彼は僕たちの基本となる選手だ。何もないところからゴールチャンスを作り出す。ワールドカップは小さな、些細なことで決まるものだけど、そこでキーになるのがビジャのような選手だよ。

Q:いよいよクォーターファイナル、パラグアイ戦です。人々が、スペインはもうセミファイナル進出だと見ているのは、一番の危険ではありませんか?
A:それは避けられないことだけど、パラグアイはコンパクトで、ハードで、とても熱意のあるチームだということを、人々は知るべきだ。僕はまだ対戦したことがないし、ほとんどビデオでしか彼らのことを知らないけれど、僕たちは南米のチームと対戦することに慣れている。そして彼らは僕たちとは大きく異なるんだ。タフな試合になるだろう、チリ戦のようになるんじゃないかと思っている。クォーターファイナルで、スペインと対戦して、セミファイナルに到達しようという彼らのモチベーションで、試合は難しいものになるはずだ。難しいものになるだろうけど、でも、僕たちは、これまでと同じように、勝たないといけない。

Q:批判されていた時の、そしてポルトガル戦を経て今は賞賛されているビセンテ・デル・ボスケをどう見ていますか?
A:本当に、とても素晴らしいし、非常に物静かで、真剣だ。初戦の後、彼がとても悲しんでいるのがわかった。敗戦の後の皆と同じようにね。でも、いつものように、監督は僕たち全員とたくさん話をしてくれた。それに初戦から重要なことは、僕たちがすべて何も変わっていないというのをわかっていること、プレイスタイルを信頼し続けていることなんだ。

Q:スペイン代表がワールドチャンピオンになれる理由は?
A:それは、僕たちは他の代表と違うスタイルのフットボールを持っていることだと思う。それが、僕たちがワールドカップを勝ち取るだろうということを意味するわけではないけど、そのスタイルで多くの試合で成功を導いてきている。3年間で落とした試合は2つだ。このチームは、それぞれがビッグクラブでプレイする非常に優れた選手たちの集まりで、とても良い雰囲気が流れている。グループのレベルがとても高いんだ。僕たちには、ワールドカップで何か重要なことを成し遂げる、歴史的なチャンスを手にしている。スペインは、これまでワールドカップを取ったことがないけど、僕たちにはチャンスがあると感じているんだ。時が来たんだとわかってる。歴史を作るために、小さな一歩を踏み出せるんだと感じられるだけの、自信とモチベーションがあるんだ。
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1982年以来

2010-07-02 06:43:01 | football
木曜のスペイン代表
午前中にどういうトレーニングをしたのかはちょっとわかりませんが、夕方はピッチでのトレーニング、ただし非公開。
ニュースは、ハビ・マルティネスが足首を強打して、トレーニングを通常どおりにコンプリートできなかったこと。メディコによるとただの打撲だということですが、回復具合、最終的にパラグアイ戦で戦力に含まれるかどうかについては、まだ様子見の状態だそうです。数日前に腓骨を打撲したアルビオルもまだリハビリ中で、トレーニングには出てこられない状況だとのこと。
一方、足首の捻挫を抱えていたシャビ・アロンソ、初戦で肋骨を痛めていたセルヒオ・ラモス、2人を含む他の選手たちのコンディションは、パーフェクト。

金曜日は、再び午前中(11時~)にトレーニングを行い、昼食、シエスタの後、バスでヨハネスブルグに向かう予定だそうです。パラグアイ戦が行われるヨハネスブルグのエリスパークスタジムについては、FIFAから、芝を守るために前日練習をしないよう要請がきているため、現地での公式練習はなし。その分ポチェフストルームでトレーニングしてから、現地に向かうというスケジュールに。デル・ボスケと他2人の選手が出席する公式会見は、スタジアムにて行われる予定。

現時点で、パラグアイ戦では、ビセンテ・デル・ボスケは再び、ポルトガル戦と同じ先発でくるのでは、という見方が大部分の様子。



再び青
チリ戦同様、パラグアイ戦でも、スペイン代表のユニフォームは、セカンドの紺色になるそうです。チリ戦と違うのは、パンツとストッキングも紺色だということ。全身青。


帰国
マノロおじさんがパラグアイ戦を前に帰国する、というニュースが、あちこちで取り上げられています。1週間以上前からの風邪が悪化し、これ以上南アフリカで応援を続けられなくなったため。さすが名物おじさんで、代表のメディコが診察した上で、帰国してバレンシアで治療した方が良いとアドバイスしてあげたとのこと。空港では、マノロおじさん、泣いていたそうです。
el mundoによると、マノロおじさんのスペイン代表の試合への帯同は、1982年のワールドカップから、1試合も欠くことなく続いていたんだそうですが、それがここで途切れることに。
MARCAとかASとか、読者のコメンタリオは、「マノロ、がんばれ」という励ましのコメントがいっぱい。