最初にパルコにて式典。フロレンティーノ・ペレスが、ラウルがチームを離れること、ラウルの功績などを紹介。そしてラウルの挨拶。ラウル、原稿を用意してあった。時々笑顔を見せるんだけど、やっぱり非常は固いし目が潤んでる。話し終わった後は、パルコに集まっていたレジェンドたちと記念撮影(もちろん、ディ・ステファノは出席できなかった)。おじいちゃんたちと挨拶を交わした後は、ピッチに降りて、スタジアムの一角に集まったファンに挨拶。目頭押さえてたりするのに、ずっとカメラが追いかけ、ファンの方はカポーテとかラウルの本とかユニフォームを投げ込んで…サイン求めるような場じゃないだろうにな……。
露骨にグティとは違うお別れの仕方をしなければならなかったラウル。涙にじませながら笑顔作らなきゃいけない、最後まで義務を果たさなければいけなかったラウルでした。
今日もアルベロア
昨日の「GUTI ALE!!」に続いて、今日もカピタンのお別れに反応していたアルベロア。
「今日、レアル・マドリーで16年を過ごして、ラウルがお別れを言うんだ。ラウルがラ・ロマレダでデビューしたとき、僕は11歳だった。」
「毎週毎週、彼のプレイを見て成長してきたよ。今日ラウルは、いくつもの記録、何百ものゴール、何千もの消えることのないイメージを僕たちに残していなくなるんだ。」
「でも何よりも、ラウルは僕たちに、彼の勇気と、彼の献身と、彼の強い意思と、そして、フットボールへの彼の愛、彼が残すものとしては最高のものを残してくれるんだ。グラシアス、カピタン。」
画像で追うラウルのキャリア
MARCA
MARCA Reportaje(特集ページ)
MARCAの表紙で追うラウル
El Pais
el mundo
後でゆっくり見たい。
ラウルのコメント
まずはMARCAから。とにかく長かったので、パルコでの挨拶なのか、プレスルームでの応答なのかまだ区別がよくわかりません。
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今日は、僕にとって、僕のキャリアすべてを通じて、とても辛くて、厳しい日だ。僕はフットボールを愛しているし、レアル・マドリーの選手になるということは、僕が想像しうる中で最大の夢だ。僕は選手であると感じるし、そうできる間、僕の身体が許す間は、選手だと感じ続けていたい。
ここで過ごした年月の間、僕はいつでもこのクラブのために最高のものを求めてきた。なぜなら、僕はいつでも、子供の頃からここで学んできたこのクラブの価値に、忠実でありたかったからだ。今、僕はこれまでにないほど、僕のどのプレイも、どのドリブルも、どのダッシュも、どのマークを外す動きも、どのシュートも、ピッチで見せたどんなプレイでも、常に僕自身のベストを尽くそうとしていたものだということを皆にわかって欲しいと思っている。
このクラブに、ここにいた間僕をサポートしてくれたすべての人たちに、僕の傍にいてくれた人たちに、感謝をしたい。そうしたことを決して忘れないだろう。
今日、新しいステージが始まる。僕は、レアル・マドリーにいてとても幸せだった。必要な時は、いつでもこのクラブをサポートしたいと思っている。
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とりあえず、パルコの分はこれくらい。
こちらはプレスカンファレンスの分を、ASから。
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Q:なぜクラブを出るのでしょうか?
R:その時が来たからだよ。終わりにしなければならないと感じたんだ。何年にも渡って、世界で一番のクラブのユニフォームを着て、僕に本当によくしてくれたチームメイトたち、監督たち、スタッフたちと知り合った。僕は33歳になった。若い人たちが素晴らしい力を持ってやって来ているし、これが海外を経験する最後のチャンスだ。じっくりと決めたこと、家族と決めたことだ。この点でクラブは僕を助けてくれて、待ってくれた。僕はプレイし続けたいと望んでいるんだ。スペインの外の経験をして、他のフットボール、他の文化をを知りたい。僕はここを離れるけれど、でもさようならではない。すぐのことだよ。僕はこのクラブの人間だと感じているし、どこへ行こうとも、ファンとしてマドリーを応援していくつもりだ。
Q:ベルナベウに、ビジターとして帰ってくるとしたら、どう感じるでしょうか?
R:チャンピオンズで対戦したらありえる可能性だね。時が過ぎればそういう状況もあるだろう。でも、別のユニフォームでベルナベウに戻ってくるのは、本当に辛いことだと思う。
Q:マドリーでのあなたの場所は誰が埋めるのでしょうか?
R:多くの選手たちがやってくることだろう。僕たちには、カンテラの選手たちがいる。イケルは2017年まで安泰で、彼か他の人たちが埋めるだろうし、マドリーのカンテラは機能している。僕たちが、もっとカンテラから選手が出てきて欲しいと思っているのは確かなことだ。今はサイクルの時だけれど、確実にカンテラの選手たちはやって来るよ。
Q:グティと一緒にお別れをしたかったでしょうか?
R:僕たちは一緒に成長して、1年先に僕が上がった。お互いに違う歴史がある。グティには、彼に値するお別れの時があり、それが昨日だ。彼を見ていて、僕は感動してしまった。僕たちはたくさんのことを分かち合ってきたんだ。彼はベルナベウを立ち上がらせることができるようになった。彼は天才で、重要な人物だったんだ。寂しくなるよ。
Q:将来、マドリーの監督としてのあなた、という可能性をどう見ますか?
R:この最後の1年、皆は僕を選手以外の多くのもの、僕がそう見て欲しいと思うものではないように、僕を見ていた。新しい挑戦に立ち向かう時間が、この先にはあるだろう。でも今は、僕はフットボールがしたい。このクラブにいることで、経験が積み上げられる。でも他のものとして、監督・コーチをすること、スポーツマネージメントをすることもある。時間がたてばそういう時も訪れるだろう。僕はいつでも、マドリーが望むことに、僕が助けられることのためにいるだろう。
Q:あなたの次の行き先はシャルケだと見られていますが、あなたの興味は…。
R:興味は、シャルケから僕に向けられているものだよ。既に話し合いがあって、それが深まっているということだけは言えるだろう。明日から始まって、わかっていくことになるだろう。なぜなら、他のチームとも話し合いがあるからだ。多い数じゃないけど、シャルケは僕に最も興味を持ってくれているチームの一つだ。明日から始まってわかっていくことだけれど、でも僕の将来はプレミアリーグとドイツの間にある。それ以外の可能性は放棄したよ。
Q:あなたにとって一番特別な想い出は?
R:たくさんあって、1つに、というのは難しいよ。でも、一番最高だったのは、10月28日の金曜日、家に帰って母に、トップチームと一緒にサラゴサに行くことになった、と伝えた時だと思う。父は、物が食べられなくなっていた。両親や家族、友人たちを見ている幸せというのは、本当に素晴らしい想い出だし、僕に一番に残っている想い出もそうなんだ。
Q:モウリーニョと会話を交わして、迷いは起きませんでしたか?
R:はっきりしていたよ。彼は優れた監督で、素晴らしい成功を納めているから。僕はいつでも彼を好んでいたし、彼と一緒にやっているチームメイトたちも、彼について素晴らしい話をしてくれた。でも、そう簡単なことではなかった。簡単なのは残ることで、彼と一緒にトレーニングしていくことも、トレーニングを受けることも夢だった。でも状況が過ぎていき、僕はすべてのことを包括的に見なければならなくなり、このことは、モウリーニョが僕を好んでくれるかどうかとは、独立の問題になった。決断は数ヶ月延びて、家族でよく考えて、こう決断したんだ。
(ラウルの残留はモウリーニョ次第ではなく…結局、出て行かざるを得ない状況があったということなんだろうか)
Q:これまでいっしょにやってきたチームメイトたちの中で、心に残るのは?
R:マドリーの外でなら、グアルディオラ。代表で一緒にやったし、ピッチの中で既に彼は監督だったんだから。僕の代表での初ゴールにつながるパスをくれたのも彼だ。マドリーでなら、たくさんいるよ。誰ともうまくやってきたし、選ぶのは難しい。長いリストになるよ。でも1人というなら、たぶんレドンドだ。同室になることがあって、僕のパートナーとよりも彼と同室で寝る方がほとんど多かったくらいだから。でも、皆がそうだよ。
(さらっと訳しましたが、微妙な言い回し使うなラウル……)。
Q:どのような存在として思い出してほしいですか?
R:時間がたてば、僕がどう思い出してもらえるかわかるだろう。僕は、すべてを尽くしてきたことがわかっているから、心を穏やかにしてに出て行ける。人間として、僕はシンプルで教養あるように努めてきた。それは相反するものもでもあった。でも時間が、それぞれをあるべき場所に置いていく。
Q:あなたへの批判について、何を言いますか?
R:批判は僕を成長させ、向上させ、そして今の僕のキャリアがある。ぼくは、すべてのものに敬意を払おうと努めてきた。僕は誰とも問題を起こしたこともなかった。それを誇らしく、満足に感じて、出て行くよ。
(とりあえず、了)
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