けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

寒い寒い寒い

2005-01-30 20:48:43 | football
LIGA ESPANOLA 1a DIVISION JORNADA 21
C.D. Numancia de Soria S.A.D. - Real Madrid C.F.


一部奇妙な報道が出てきていますが、家庭の事情でロナウドがブラジルに帰国しています。トップはラウルとオーウェンでいくようです。一方火曜日に手術したサムエルはにしっかりスタメン予想に入っています。強いな。
今節の相手はヌマンシア。現在リーグ20位(つまり最下位)ですから、フエラとは言えマドリーは勝ちを狙いたいところです。バルサも勝ったみたいですしね(ちょっと…な勝ち方だったようですが)。

だがしかし。今ヨーロッパは大寒波襲来でサッカーもその影響を少なからず受けています。昨日もフランスではリヨン-バスティアとサンテチエンヌ-アジャクシオがピッチが凍ったり積雪のため試合が中止になりました。
そして今夜マドリーが試合をするヌマンシアは、27日の記事で書いたように、積雪によりコパ・デル・レイの試合ができなかったところです。今週末に試合を行えるようにするため、スタッフが総出でピッチの雪かきをしていましたが…もちろん足元の状態が良好なはずはないと思います。

昨日の時点でこんな感じらしいし。

おまけにマドリーもそうですが、ヌマンシアが本拠地を置くソリアという街は内陸部でとにかく寒いらしい。一説によると今日の天気予報は最高気温-1℃、最低気温-7℃なんだそうで。夜7時あたりキックオフで最高気温なわけないでしょうから…さむ~さむ~。2月のCLでモスクワとかミュンヒェン辺りに行ったんだと思うことにしましょう。

青矢印の辺りがヌマンシアの本拠地、ソリア。

今夜の試合の最大の使命は、怪我をせず風邪をひかずにみんな帰ってくることです。もちろん勝って、ですよ。

試合は本日19時キックオフ。大変心優しい某有料放送局W様がアナログの方の放送枠をマジョルカ対ヘタフェ(現在14位と現在19位)に回してしまわれたので、マドリーの放送は月曜18時からになります。

これも国際交流ですか?

2005-01-28 22:34:20 | football
ASM JAPONの方のブログで、モナコの練習風景をレポートした本国のモナコファンサイトの記事をリンクしました。
面白かったんです、このレポート。誰の車がどんなだとか、トト・スキラッチがモデストのスパイクを屋根の上に上げてしまったとか、だからデシャンが怒ったらしいとか。

ブログを更新した数時間後。

…ブログにフランス語でコメントが書かれてる…

リンク先のご本人様でした。そりゃまあ珍しいでしょう、ジャポンからリンクされるなんて。
現在サイトの相棒のSUDさんが相手さんとメッセンジャーでコミュニケーションを取っております(英語で)。がんばれ~。


追:最終的に相手さんのサイトにリンクされてしまいました。ありがとう…全部日本語ですがよろしいですか?

冬のメルカート 3つ

2005-01-27 17:15:08 | football
ヨーロッパが寒波に見舞われているようです。
モナコやニースの辺りでも雪が降ったり、マジョルカもがっちり雪が降っていたりでとても寒そうです。おかげでスペインでは国王杯ヌマンシア-アトレチコの試合が積雪のため延期になったり、フランスではリーグアン、ストラスブール-モナコの試合がピッチ凍結で延期になったり……。そんな今日この頃。

1)昨夜マドリーのオフィシャルを見たらいきなりこの顔がお出迎え。

えっ、アドリアーノ?まさか、本当に、来るの!?

ここ数日アドリアーノが「将来マドリーでプレイしたいね」と言ったとか言わないとか、マスコミが「将来って明日かな、明後日かな?」と大騒ぎしたりとかあったようでして。しかたなく「取りますなんて話もしてないし、取るならあちらさんのクラブにわかるようにお話しに行きますよ~」というマドリーの公式否定見解なのでした。ああ驚いた。顔写真なんて使わないでよ。
どうやらマドリーはトミーさん(=グラベセン)と復帰したポルティージョ以外は冬の補強はしないようです。ロビーニョも交渉がまとまりかけてるなんて報道はありましたが、この冬のマーケットで、ということはないと思います。たぶん…(マドリーに絶対なんてことはない)。
マドリーの次の課題は契約延長交渉。フィーゴとソラーリは絶対に残して頂きたいところです。


2)決まってしまったマルセイユ中田浩二 1, 2
評価してくれるトルシエ監督のもとでフランスの名門チームでプレイできる。ヨーロッパのカップ戦にも参加できますから、とにかくがんばって欲しいものす。

とすっきりはいきませんでしたね、今回の移籍。移籍金ゼロだったとは知りませんでした。
今月末で契約が切れる中田は、鹿島と契約延長の方向でマルセイユの練習に参加。帰国後に移籍の意思を示す。結局契約が切れて移籍金ゼロでもマルセイユの示した冗談みたいに安い移籍金でも、もうどちらにしても同じことと鹿島側が折れた…ということのようです。すべてを把握しているわけではないので、こんなところで。
清水サポですからあれこれ言うのはどうかとは思いますが…7年間ですか?高校卒業からここまで育ててくれたクラブに一銭の利益も残さず出て行くというのは…いくらこれが飛躍のチャンスだとか認められている移籍システムなんだとは言っても、すっきりはしませんね。プロだから自分のために一番いいことを、なのかもしれませんが、プロだからこそ所属していたクラブのためになることを考えるのも必要なのでは。ま、時間がなかったのでしょうが。
もっと早いうちに契約延長しておかなかった鹿島側にも手落ちはあるでしょう。これだけ目をかけた選手なら間違いないだろう、という過信もあったのでは。
日本の選手にうまく声をかければタダもしくは格安で手に入る、なんて悪い前例にならなければいいのですが。日本のサッカー界をきちんと認めさせるために。


3)ちょっと気になっていたFWのマキシ・ロペス@リーベルはバルサへ。

ち、バルサか…。もっとも今のところマドリーはブラジル体制ですから、仕方ないといえば仕方ない。ま、リーガでマキシが見られるのを楽しみにしたいと思います。(そう言えばリーガに”マキシ”って選手、多いですね)。

しかしこうなるとサビオラ@モナコにレンタル中はますます帰るところがない。サビオラとマキシは、FWとしてのタイプはまったく違いますが(マキシはバティ2世らしい)、若い選手を取ったということはバルサは長期的に育てて使っていくつもりなんだろうし…。サビオラ、モリエンテス臭がしますね。モナコの子になりますか?(といいつつ再びひっそり(?)と宣伝。モナコの情報はASM JAPONで)

マルカ・エントレビスタ

2005-01-26 02:26:39 | football
モナコの試合今夜だと思ったら明日だったとか、だからモナコじゃなくて今夜試合があるのはリバプール@カーリングカップじゃないかとか、冬のマーケットがどうとか、ベルナベウの芝生張替えますとか、いろいろあるわけですが、マルカ・エントレビスタモリエンテスだったのでこちらを優先しました。誤訳部分とか、上手く訳せないのでさっくり省いてしまった辺りには(いつものごとく)目をつぶる方向で。



モリエンテス:マドリーのこと?僕は自分を恥ずかしく思うような気持ちはいっさいないよ。

ジーンズをはいてスポーツジャケットを着て輝く笑顔を見せているフェルナンドは、新しいプロジェクトに挑戦している。リバプール。モリエンテスの「イングリッシュ・バージョン」だ。マルカはアディダスが着替えのために用意したバスの中でインタビューを行った。場所はイングランド、ロンドンの近くの失われた森(?)。ここで我々は「モロ」と共に時間を過ごした。

イングランド・フットボール
リバプールに到着して2試合を終えました。最初の印象は?
慣れるのは大変だけれど、でも今はずっと良くなっているよ。僕はいろいろなことを覚えていっているし、妻は家や子供のための学校を探している。それでもクラブや、もちろんアンフィールドには魅了されている。

ファンには何と呼ばれていますか?
何人かは僕を「ナンド」と呼んでくれるし、そうでなければ「モロ」ってニックネームで呼んでくれる。マスコミの報道で見たか聞いたかして、そう呼んでくれるみたいだね。それに、うん、僕の歌がもうできたっていうのも本当だよ。でも本当のことを言うと、もう試合で歌われたみたいなんだけど、それがわからなかったんだ。要するに、僕の英語力はそう良いわけじゃないから…。

つまり言葉が、慣れるためにはより重要だということですか?
いや、僕が心配しているのは言葉じゃない。ベニテスが充分に良い英語を、少なくとも僕のレベルよりはだけど、喋れるっていうアドバンテージが僕にはある。彼に関してはすべてが理解できるし、それが僕の気持ちを楽にしてくれている。

イングランドのフットボールはかなり違うように見えますが?
やっぱりこれまでとは違うってことに気づいたよ。例えば練習は、観衆もプレスもいない中で行われる。練習場のメルウッドでは、いっさい問題がない。このクラブは、色々なことが大きく取り上げられてしまうマドリーよりは、はるかに静かで落ち着いている。街中で出会う人たちもみんな落ち着いている。彼らは立ち止まったりはするけれど、礼儀正しいよ。こうした落ち着きは、フットボールに集中する上では選手たちにとってポジティブなことだよ。

イングランドのフットボールには特別な空気があるようですが?
試合の前、試合中、試合後には、確かに特別なマジックがあるね。これはみんなの注意を引く新しいことだと思うよ。

各選手間にすばらしい生真面目さがあるというのも確かなようですが?
それが感じられるときがある。まだユナイテッド戦とサウザンプトン戦でプレイしただけだけれど、フェアプレイがあるのは言うまでもない。(ここ自信なし)

レアル・マドリー
あなたはレアル・マドリーにはどんな記憶を残せたでしょうか?
それがいいものであるように望んでいるよ。僕は本当に素晴らしい8年間(モナコへのレンタル期間を含む)をマドリーで過ごした。多くのタイトルを勝ち取れたし、そのすべてに関われたことを誇りに感じている。僕が良いイメージを残せたと信じているよ。

成し遂げてきたことよりももっと多くのことができたのでは、と言われたら驚きますか?
僕はマドリーで過ごした7年、または8年を誇りに思っている。決して簡単なことではないよ。だから僕は自分を恥ずかしく思う気持ちはいっさいない。僕は特権を与えられた人間だよ。だって何よりも好きなサッカーができて、マドリーにいることができたんだから…。不満なことなんて決してないよ。

ではなぜもっと多くのものを勝ち取れなかったんでしょうか?
マドリーの歴史の中での僕がプレイした期間のことを考えてみて。僕がクラブを離れることが特別なことではないんだよ。

ルシェンブルゴはあなたがマドリーを出ることが痛手だとしていました。矛盾していませんか?
僕はマドリーを出る前に彼と話して、彼は僕を必要としてくれた。でももう決めた後だったんだ。彼の言葉には感謝したよ。でも僕を欲しいといってくれたことは嬉しかった。

ルシェンブルゴの援護があったのですから、マドリーを離れるという決定を後悔しませんでしたか?
いや、まったくしていないよ。それに後悔するのは好きじゃないんだ。

アリゴ・サッキについてはどう感じましたか?
彼とはそう多く話したわけじゃないんだ。実際のところ、彼はまだクラブについてほとんど知らないだろうから、慣れるための期間が必要だと思うよ。

クラブは変わろうとしているように見えますが?
もしマドリーがルシェンブルゴとサッキを連れてくるたと決めたのなら、それは彼らが何かを良い方向に替えていこうとしているからだと思う。彼らが後戻りしようとしているなんて信じられないよ。

方向性が定まらないと思いませんか?グラベセンにサッキに…
マドリーのような大きなクラブでは、毎日多くのことが起きる。そこにいる人間にしてもそうだ。最終的には、観客が日曜日にやってきて、観客席に座って、チームが勝つところを見たいと思っている、ということ。それを与えるのがただグラベセンであり、ジダンであり、他のものでもあるってことだよ。

グラベセンとモリエンテスの名前がイコールに扱われている意味は
ファンにとって重要なのは、シーズンを終えた時に何かタイトルを取るということ。どのファンもそう思っているし、それがフットボールでは重要なことなんだ。でもそのためには決定しなければならないし、それが方向性になるんだ。

グラベセンについて知っていることは?
ないんだ。彼についてはリバプールにきてから知ったよ。だって彼はライバルチームのエバートンでプレイしていたからね。そして確かに、皆は彼のマドリーへの移籍についていろいろなことを話してくれたよ。

リバプールというチーム
現在5位で、FAカップでは敗退…チームは転換期にあるということでしょうか?
このチームには多くの変化があり多くの怪我人がいる。それが望む結果を阻む原因になっている。確かに目標からは大きく離れてしまっているね。

外側から見ていると、リバプールには長期間働く人がいるようですね。これは驚きだったのでは?
そう、それは僕も外から見てそう思っていた。リバプールは監督とサインすると長期間のプロジェクトを立ててそれを実行する。ベニテスもそうだろうね。僕たちは順位表の5番目にいるけれど…でもこのチームは歴史的なチームなんだ!ただまだ何もしていない。一生懸命プレイして再び偉大になる必要がある。過去のものから受ける自信は途方もなく大きいよ。だからすべてがより楽になるんだ。

イングランドのゲームは個人的にあなたに合っていると言われるようですが?
僕の現在の唯一の目的は、チームに慣れること。僕は既にユナイテッドとのゲームで、イングランドのフットボールは非常に攻撃的で、非常にフィジカルが強くて、非常に空中戦を好み、そしてレフェリーはプレイを流すってことを感じたよ。イングランドでのスタートで感じたことは、スペインにはないものだね。(ここも自信なし)

レフェリーが「サー」って呼ばれているのは本当?
それはわからないな。そのうち僕もそう言うのかもね。

ジェラードはリバプールのシンボルといわれているけれど?
そう、彼がチームのシンボルだと僕も感じたよ。ロッカールームでも彼はリーダーだし、とてもプロフェッショナルだ。それに少しだけ彼と話したけど、良いヤツだったよ。

オーウェンに関する記憶は?
皆彼のことがとても好きなんだ。彼はイングランドで歴史を作ったわけだし、それにたくさんの友達がオーウェンはマドリーでどうしてるかって僕に聞いてくるんだよ。

ではシャビ・アロンソについて教えて?
彼は僕たちにとってとても重要な選手だよ。

LIGA ESPANOLA 1a DIVISION JORNADA 20
Real Madrid C.F. 3-1 Real Club Deportivo Mallorca S.A.D.

マドリーの得点:フィーゴ(35=PK),サムエル(79),ソラリ(93)
マジョルカの得点:カンパーノ(41)

ソラーリの得点が凄かったです。ペナルティエリアから味方ゴール方向にドリブル。戻るの~?と思いきや、ぐいっと回転してズドン!ゴラッソー!
ロメオと接触プレイで大流血だったサムエルも殊勲の勝ち越しゴール。ただし鼻骨を骨折していたそうで、本日オペ室送りとなりました。早期回復祈願。もっともある程度骨がくっついたら、例のマスクつけて登場するんでしょう。非常に楽しみで…って、次の試合大丈夫なのサムエル?強いな…。

かわいく内股気味にお願いしてもダメだったトミー(=グラベセン)、初のタルヘタアマリージャを頂く。

「無名の選手」を紹介します

2005-01-24 00:54:51 | football
昨日のブログで少し触れた「無名のサッカー選手」とは何のことかといいますと、なんと一時Yahoo!のトップにまで載ってしまった某夕刊タブロイド紙の記事のことでございます。例のミスドのCMに出たグティが、どうも世のおじさんたちがよーく知ってるベッカム様とは違うようなので「無名のサッカー選手」ってことで取り上げてみました、って感じのようです。
しかし酷い記事ですね。所詮夕刊タブロイド紙ですから突っ込むだけ野暮ってものではありますが
「本来のポジションはFWだが、MFもこなせるなどセンス抜群」
逆だ、逆。

ということで今日のブログは、今まで5回も来日しているのに、しかも2002年のインターコンチネンタルカップでは得点まで決めているのに、それでもまだ「無名」のかわいそうなグティのお話をします。

ホセ・マリア・グティエレス・エルナンデス・”グティ”の本職は攻撃的な中盤。アトレチコ・マドリーのカンテラ(下部組織)からマドリーのカンテラに加わったラウル(未だにラウルの実家はアトレチコのファンらしい)と違って、グティは10歳そこそこからのほぼ生粋のレアル・マドリー育ち。現在レアル・マドリー在籍期間が一番長い選手でもあるわけです。
ところがそんなグティのマドリーでの地位となると……これがいつもいつも非常に危うい。


00/01シーズン:ようやくポジションをつかみかけたところにフィーゴがやってきてベンチに追いやられ、それでもモリエンテスの怪我が多かったのでセンターFWとしてかなり良い成績を残す。
01/02シーズン:次はジダンがやってきて再び中盤にポジションがなくなりベンチへ逆戻り。
02/03シーズン:今度はロナウド登場。ロナウドが怪我している間はラウルの相棒としてFW、ロナウドがいる間はマケレレと組んで攻撃的なピボーテ。何でもできます、というセンスを見せるというか、要するに都合の良い便利屋扱いされる。
03/04シーズン:なんとさらにベッカムがやってきて、当初はまたもやベンチに追いやられる。誰をどう組み合わせてもうまくいかないドブレ・ピボーテ競争にいつの間にか生き残り、カシージャスと怒鳴りあいながら危なっかしいピボーテをこなしているうちにようやく守備センスも伴ってくる。
04/05シーズン:最近守備も頑張ってるしうまくなってるし、グティけっこういいんじゃないの?と調子よくやっているところに、アトレチコ・マドリーとのマドリーダービー直前に胃腸炎&インフルエンザで離脱。数日間自宅で療養してようやく練習に復帰した時には……モリエンテスがいなくなってる!しかもピボーテのポジションにグラベセンがやってきた!グティ再びポジション危うし!

不幸だな、グティって。

ベッカムが来る頃までは「ああ?また新しい選手とるってか?俺がまたベンチってか?……こんなチーム出てってやるー!出る~!」と暴れていたのが、昨日のオフィシャルのインタビューでは
「落ち着いているよ。グラベセンがやってきたことで、チームの完成度が増したということになる。自分と同じポジションに競争相手が増えるのは、レアル・マドリーで僕がいつも経験してきたことだよ。僕は自分の力を信じている」
などと、えらく大人ぶった発言をしています。成長したな。

さて、このインタビューの最後に記者から「グラベセンとは上手くやってます?あんまり喋ってないみたいだけど?」と質問され、グティはこう答えました。
「僕はちょっと内気なんだ。皆とは上手くやってるよ。グラベセンは好感の持てるオジサンだから、すぐに溶け込むと思うよ」
内気って誰のことを言ってるんでしょうか。それに新入生をオジサン呼ばわりです。ほとんど年齢違わないくせに。

そんなおもしろくも悲しい、無名のグティの話はこの辺りにしておきましょう。

LIGA ESPANOLA 1a DIVISION JORNADA 20
Real Madrid C.F. - Real Club Deportivo Mallorca S.A.D.


長くて遅いリーガのシーズンもようやく半分が終わりました。今日は折り返しの最初の試合、マドリーはベルナベウにマジョルカを迎えます。マドリーはここ4シーズン、ベルナベウでマジョルカに勝てていません。ちょっと信じられないけど。もっともその大部分が現在バルサにいるエトォにやられている気がしますので、彼がいない今こそ…期待できるかもしれません。ちなみに大久保の名前は予想先発リストには載っておりません。

試合は本日21時キックオフ、某W様は24日早朝の4時55分より放送してくださるようです。

悩み深き週末

2005-01-23 00:43:26 | football
週末に行われるヨーロッパ・サッカーの試合は、リーグやスケジュールによって異なります。
だいたいなので正確ではないかもしれませんが、土曜の現地時間12時ごろ(日本時間21時)からプレミアリーグがスタート。その後プレミアは放映の関係で時間をずらして数試合が行われます。ブンデスリーガの試合は現地15時スタートくらいでしょうか(…って今見てるシャルケ04 vs ブレーメンがこの時間なので)。
夜に行われる試合が多いリーグ・アンやリーガ・エスパニョーラの試合は現地17時ごろからのキックオフが多く、日本時間で日曜の午前1時くらいからだらだらと続いていきます。リーガの一番遅い時間が現地21時~22時、日本時間だと朝6時スタートになることも。
カルチョ・セリエAは日曜に試合をすることが多いようです。ほとんどのクラブが昼(現地15時くらい?)に試合を始めますが、視聴率が高そうなビッグゲームが夜試合になるようです。

何を言いたいのかというと、例えば土曜の現地時間12時に行われるゲームで気になるチームが負けると、週末じゅう引きずっちゃいますね、ってことです。例えばこんな感じに。↓

FA England Premier League Week21
Southampton 2-0 Liverpool
サウザンプトンの得点:プルットン(4)、クラウチ(22)

う…………。ちょっと何ていうかその…ひどい、ひどすぎる。何をどうしたらいいんでしょうか、リバプール。
モリエンテス、またしても何のお役にも立てませんでした。ボール競りにいったところで腰が引けてるし。タックル(する方)も慣れてないんだなと思うことしきり。っていうか…要するにかみ合ってないわけで。

この際だ……忘れるか。

週半ばに国王杯に負け、ロベカルの発言が物議を醸し、マーケットもまだ賑やかすつもりらしいマドリーは、明日マジョルカと対戦します。世間様では大久保が出られるか否かが注目を浴びているようです。が、それよりも気になるのはやはりエクトル・ラウル・クーペル vs ロナウドの因縁対決。

当時(=クーペルが監督でロナウドが選手だった頃)のインテルのことはよく知りません。が、どうにもこうにもこの2人は仲が悪く、ロナウドがマドリーに移籍してきてからも、折に触れてメディアを使ってお互いの悪口を言い合っております。今回のクーペル発言はこちら。ロナウドの反論は…まだかな…

日本の某夕刊タブロイド紙に「無名のサッカー選手」扱いされたかわいそうなグティも、どうやら復帰のようです。

ともかく記念撮影。

やっぱりやってしまった国王杯

2005-01-20 23:21:27 | football
COPA DEL REY OCTAVOS DE FINAL
REAL MADRID 1-1 VALLADOLID

マドリーの得点:オーウェン(67)
バジャドリの得点:ハビ・モレ(77)

1st legは0-0、トータル1-1。2試合を終えて同点の際にはアウェイゴールを2倍にするルールにより、バジャドリの勝ち抜け。

まったく言った傍から…。これでまたもコパ・デル・レイを逃してしまうことになりました。
日本語による試合の詳細はこちらで。
試合、酷かったみたいですね。カンテラの選手を含め控え選手たちがアピールするチャンスでもあったのですが…後半ラウル、ロナウド、ジダンと投入して1点を取ったものの、最終ラインは耐え切れなかったか。

さて、お決まりの負け惜しみを。
「だってこれからCLも再開してリーグ戦も佳境に入ったらスケジュール厳しくなるし。この辺りで負けておいてよかったんだよ」

そんなわけないんですけどね…。

ほかに勝ち残ったのは
プリメーラ
ベティス、アスレチック・ビルバオ、オサスナ、ヌマンシア、セビージャ
セグンダ
バジャドリ
セグンダB
グラメネ

これに、今夜行われるアトレチコ・マドリーvsロルカの勝者(1st legは3-1)が加わり、ベスト8が決まります。


今日の一枚。怖いモリエンテス。似てないったら。

お好きな名前でどうぞ

2005-01-20 01:08:49 | football
金子爺ちゃん&ユナイテッド大好き東本氏による普通の中継よりもMUTV(まんゆーTV)の方がはるかに公平な実況をするという事実が発覚した今日この頃です。西岡さん、好きだー。次の放送は録画しよう。

FA Cup の延期分
Burnly 1-0 Liverpool
バーンリーのゴール:ジミー・トラオレ(51=OG)

負けてるー。しかもOGでしたか。
リーグ戦の目標はCL出場権確保、CLの目標は?…なリバプールにとって、タイトルを取るチャンスの1つだったと思うんですが…残念。
この試合、モリエンテスは出場できず。本来試合が行われていた日にはまだ移籍が成立していなかったから、というのがその理由のようです。もっともらしいような何か騙されたような。
FAカップに残っていれば、CLに出場できないモリエンテスがチームに貢献できる機会が増えると思ってましたが。うーん、つくづく残念です。

名前の表記が日によって、というか記事によって「Morientes」「Nando」「Moro」と目まぐるしく変わるリバプールオフィシャルに、お披露目会見の時にモリエンテスが来たユニフォームが、向こう2週間アンフィールドのドレッシングルームに飾ってあるのでスタジアムツアーで見れますよ?という記事が出ていました。いいなあ、アンフィールドのスタジアムツアー、行ってみたい。

さて日がたってしまいましたが、マドリー。
LIGA ESPANOLA 1a DIVISION JORNADA 19
Real Madrid C.F. 3-1 Real Zaragoza
 日本語はこちら
マドリーの得点:ラウル(41)、ロナウド(53)、オーウェン(85)
サラゴサの得点:ビジャ(21)

実は、半分眠りながらの観戦。やはりモリエンテス移籍で気が抜けたか…

勝ちはしましたが、やっぱりサラゴサは怖かった。というかマドリーの失点の場面は……サムエル、いい選手だと思ってたのになんであんなに軽いプレイをしてしまうんでしょうか。ベルナベウの雰囲気に圧されてるのかな。
マドリーはFWが3人ともゴール。左足のループ、といういかにもラウルらしいゴール。ロナウドの2点目はオフサイドかも…ごにょごにょ。そして出れば結果を出すオーウェンの3点目。
グラベセンの登場にはベルナベウが大拍手でした。このままうまくフィットしたら…ひょっとしたら持ち直しちゃうかもしれないぞ、マドリー。

この試合で問題になったのが、前半10分のフィーゴのプレイ。遅れて突っ込んでいったフィーゴの足が、サラゴサDFのセサル・ヒメネスの脚を直撃。セサルは翌日全治6~8ヶ月と診断されました。
試合のその場でフィーゴに何のお咎めもなかったことが問題になってはいたのですが、一応連盟はフィーゴに対するペナルティはないと発表
そうは言っても傷つけてしまった方も傷ついてしまった方も、辛いことに変わりはありません。フィーゴは「ダメージを与えるつもりはなかった、ものすごく悲しい気分だ」とコメントし、サラゴサまでセサルを見舞いに行きました。セサルも「フィーゴを責めるつもりはない」とコメント
プロフェッショナルである選手が、同じプロフェッショナルの相手を傷つけることを狙ってプレイするなんてことは、ないはずです。(そういう発言をした選手もいますが…)。ちょっと悲しいできごとでした。

今夜マドリーはコパ・デル・レイの2nd leg対バジャドリ戦をベルナベウで戦います。先週の1st legはあまり良いプレイもできず0-0でした。今日は勝たないといけません。
スタメンがどうなるかわかりませんが、控えとカンテラ出身選手中心の構成に加えて、マドリーはロナウドにラウル、ジダン等も召集するという大人げなさっぷり。いざとなったらロナウド辺りをいれてガッチリ点を取ってしまうつもりでしょう…取ってください。カップ戦で気が抜けないこと、アップセットが簡単に起こるということは、多くのクラブが証明しています。例えば…リバプールとか。


エスパルス、ジュビロより山西を獲得。ユキヒコと同い年、でも学校は清水東(西澤と同窓)の山西が加入しました。清水出身選手が帰ってくるチームになるんですね~

極めて不純なモチベーション

2005-01-18 16:17:56 | 研究
わが研究室の研究員であるYG先輩(昨年度までは院生だった)から、「来年度に参加する予定のある国際学会の名前と日程と開催地を教えてね~」との連絡が回ってきました。申請しておかないと、いざ参加したいとなったときに予算が下りる可能性が低くなるんだそうです。

しかしここしばらくまともな実験をしていないので(補足実験くらい)、参加するって言っても成果がないしなあ…。かといっていざとなったら予算が下りないのも困る。ということであちこちの学会のHPなどを参照して、参加できそうな学会を調べました。
でもね、あんまりないんです、これが。4月中旬にフロリダである学会は、期日が近いのでちょっと無理そう。必死になれば間に合うかもしれませんが。12月にバージニアでやるらしい学会は、まだ「やるらしい」程度でしかありません。
それにそもそも予算をもらって学会に出るためには、私がまだ学生なので教官が帯同することが条件なんですが…KKC先生、私と専門違いますもんね。来て頂いても、先生も困るだろうし私も困る。

そんなこんなであまり熱を入れないで探していたら、です。
昨年ディジョンで開催されて、国内の学会と日程がぶつかったため参加を断念したヨーロッパの学会の次回大会の案内が出ていました。

2006年、グラナダ(スペイン)

行く!絶対に行く!万難を排して行く!

学会ついでに旅行するのが楽しみなので、スペインで学会があればいいなあと思ってました。でも、これまで私の分野でスペインの大学・研究機関発の論文を見たことがなかったので、スペイン開催はないだろうとも思ってました。それがスペインで!

おいしいもの食べて、日程が合えばサッカーも見て、行けるのならマドリーにも行きたいし、時間があるならリバプールに寄って…(えっ?)

実験、やります。研究がんばります。論文も書きます。就職先も見つけます…あれば。
そんな私の研究モチベーションでした。

まあそんなものですってば。

2005-01-16 21:11:18 | football
Barclays Premiership 15 January 2005
Liverpool F.C. 0-1 Manchester United

まんうーの得点:ルーニー(21)

期待した方々すいません、モリエンテスお役に立てず。

でも、でもですよ。
だってお披露目の次の日にいきなり先発で試合だったわけですし。
しかも先発なんて11月の国王杯以来だったわけですし。
それにフル出場なんて今期1回もしていないわけですし。
おまけにスペインならまだ昼ごはんかシエスタかって時間に試合なわけですし。
以上、言い訳終了。

リバプール、こんなに真剣に見たのはモナコとやったとき以来で、しかもそのときにはモナコしか目に入りませんから、リバプールにこんなに注目して見たのは本当に初めてかもしれません。
アフターのタックルのしつこさに「ああ怪我が多いわけだ…」と思ったり、リバポのパスのつながらなさに悶絶したり。あ、でもキャラガー良かったな。リバプールの選手についても少しずつお勉強です。例えばモリエンテスもリバプールもお好きなFestival Footballさんを参照…って、キャラガー面白そうな人じゃないですか。
各所を見るに昨日のリバポは「悪いリバポ」だったようなので、次に期待します。次はモリエンテスも、もうちょっと何とかなってるでしょうから…たぶん。

あと、試合結果のニュースとか、どこで拾えばいいんでしょう。ついMARCAとかASで間に合わせたくなります。


Ligue 1 / 21ème journée
AS Monaco 5-2 Caen

モナコの得点:モハメド・カロン(7,50=PK)、ダグラス・マイコン(36)、ハビエル・ペドロ・サビオラ(43)、ヤロスラフ・プラシル(81)
カーンの得点:ワティエ(33)、ルメートル(87)
リバプールの試合で落ち込んだ気分を一気に盛り上げてくれたのが、モナコでした。放送がある時に限って「・・・」な試合ばかりしていたモナコですが、この試合はよかった。みんな良かった。特にプラシルとマイコン。よく動いてるし、2人とも直接FK決めましたし。
今月はとっても日程がきつくなってます。当分オフなしで、次は水曜日にリーグカップのモンペリエ戦。モナコについてはこちらで。


LIGA ESPANOLA 1ª DIVISIÓN JORNADA 19
Real Madrid C.F. - Real Zaragoza

リーグ戦前半最後の試合は、ベルナベウにあんまり得意な気がしないサラゴサを迎えます。あれですね、昨シーズンのコパ・デル・レイのファイナルでやられた記憶が強いせいでしょうか。
恐れていたFW全員怪我でいない状態、は何とか回避できそうです。ラウル、ロナウド、オーウェン、ポルティージョと招集されました。グティがインフルエンザから回復しきっていないので(一説には体重が7kg落ちたんだそうで…大丈夫か?)、グラベセンが出場する可能性もあります。
試合は本日21時、某有料放送局W様は17日4時55分からライブで放送してくださるようです。
予想スタメンは
GK:イケル
DF:サルガド、エルゲラ、サムエル、ロベルト・カルロス
MF:フィーゴ、ベッカム、ソラリ、ジダン
FW:ラウル、ロナウド
それからペレさんがパルコで観戦予定。

さっそくお買い物。

2005-01-15 01:39:14 | football
トーマス・グラベセン、お買い上げが決まりました。背番号16。念願の守備的MFです。というか、念願がかなったことに驚いています。なにしろ昨年の夏、カマーチョ監督に「いいピボーテ買ってきてね」と言われて大金を握り締めてお使いに出たペレス会長は「えへ、ストライカー買ってきちゃった」とオーウェンを連れてきたわけですから。こんなにすんなり補強が進むとは…やはりサッキとはすごい人物なのかもしれません。

グラベセンについてですが…残念ながら良く知りません。エバートンからやってきたデンマーク代表ということくらいしか。あ、グロンキア(アトレチコ・マドリー)良かったね、マドリーでお友達ができて。

それから昨日ちょっと書いたポルティージョですが、正式に復帰が決定。既にマドリーに到着しています。背番号17は…以前ミニャンブレスがつけてました。
 

COPA DEL REY 1/8 DE FINAL
Real Valladorid 0-0 Real Madrid

国王杯、フエラとはいえセグンダ相手に引き分け。しかも0点。
もっともこの試合でルシェンブルゴは、3バックをテストしてみたりカンテラの選手たちを大量に使ってみたり。オーウェンが組んだのはカンテラのソルダード。もちろんトップチームの練習にはほとんど参加したことがないので、コンビネーションも何もないようなもので…。
次はベルナベウでの試合、さすがに勝つ…と思います。いざとなったらトップチームで固めていけばいいんだし。

が、現在マドリーの保健室がトップチームの選手たちで大変なことになっています。保健室の主と化しているウッドゲイトとボルハに加えて、ラウル、メヒア、オーウェン、ラウル・ブラボ、エルゲラ、ロナウド、グティが新入りになりました。ロナウド、ラウル、オーウェンの3人ともだめだったらFWは誰がやるんでしょうか?今日復帰したばかりのポルティですか?うわ~…まあさすがに3人ともダメってことはないでしょうから大丈夫でしょう…たぶん。
モリエンテスがいなくなったとたん、モリエンテスがいれば…なんてのは勘弁です。


そのモリエンテス。アンフィールドでユニフォームを着てお披露目を済ませました。背番号は19。本当に明日のマンチェスター・ユナイテッド戦でデビューするんでしょうか。あちこちからずいぶん大きな期待がかかっているようで…いやー、大丈夫かな。一応プレミアは初心者ですから、優しい眼で見ていただけると嬉しいような。ええ。

ところで今のところリバプール公式におけるモリエンテスに関する最新の記事のタイトルが「NANDO RARING TO GO AGAINST UNITED:ナンドはユナイテッド戦に出たがっている」なんですが…最終的に呼び名は「ナンド」で決定ですか。

オレンジの方はというと。

2005-01-14 01:32:54 | football
既にモリエンテスはリバプールにいます。MARCAによるとメディカルチェックはパスしたようで、別の記事によると明日午後1時ごろお披露目会見になるだろうとのこと。そうだ、イングランドとスペインとでは時差も違うんだった。プラス9時間、日本時間の22時くらいか。
それに、なんとチャントももうできてしまったんだそうです(原曲はABBAのFernando。そのまんま)。仕事が早い。
さらにリバプールのオフィシャルには「モリエンテスについての素敵な16個のこと」が発表されていて…これって、むかーし怪しいセクシーフットボーラーサイトで見たことのある項目がいくつか。なんでもいいですが「サンチェスさん」て呼ぶのは止めてください。誰のことかわからないってば。

現地時間午後5時、無事にサイン終了し晴れてモリエンテスはリバプールの選手となりました。

一方マドリーは、モリエンテス・マネーをグラベセンにつぎ込むかどうかなんてニュースが出ている中で、今夜コパ・デル・レイの1st legを戦います。これまでのステージでは格下チームのカーサでの一発勝負というレギュレーションでしたが、このステージからはホーム&アウェイの2試合ずつで勝ち抜きを決します。相手はレアル・バジャドリ。昨シーズンまではプリメーラ、でも現在セグンダで、あのJo(城彰二)が所属していたクラブです。
マドリーは普段のスタメン選手は休ませ、オーウェンとカンテラの子たちを中心に臨むことになりそうです。モリエンテスが抜けたとたん、ロナウドは脚を痛めてるしラウルは腿のハリを訴えてるしで、FWは微妙に不安な状況に。うわ、日曜のサラゴサ戦2人とも微妙って出てる…オーウェン、頼りにしてます。
ん、ポルティージョ、戻ってきそうだ。は、早く…。


そして2日続けて気に入りの選手が移籍が決定。今日は、戸田和幸。東京ヴェルディへの完全移籍が清水公式より発表されました。

ファールが多すぎるところとか率直過ぎる物の言い方とか、例えばサポーターの応援に文句をつけたりフロントや監督ともめたりとかチームに見切りをつけたような発言とか、そんなこともあってか彼を好まないサポーターもいますが、ま、それでも好きでした。熱くて真っ直ぐで後輩の若いのから慕われていて、でも小心者で神経質だったり。昨年から環境を変えたいようなことは言っていたので遅かれ早かれ、とは思っていたのですが、遂に。
戸田、96シーズンからの、現在の清水ではもちろん古株になります。経営難によるチーム崩壊の危機も、ナビスコ優勝も(当時はサブで出てないけど)、リーグ優勝と悔しいCSも(第1戦、戸田はカゼか何かで欠場した記憶が)、天皇杯優勝も(表彰台でおおはしゃぎ)、フル代表に選ばれてワールドカップ出場も、清水でいろいろ経験した戸田。スパーズ&ADデンハーグでじたばたしてみたり。
ヴェルディの監督、オジーを慕う発言を聞いたことがあります。がんばれるでしょう、戸田和幸。

ちなみに私の中の戸田の一番の思い出は、やはりファン感謝デーで体操着+ブルマにおさげで熱唱し、客席をのし歩く本人を目の前で見たこと。ああ、それから突然フル代表に選ばれてスペイン代表との試合でデビューだっていうんで、眠い目を擦りつつ早朝起きしてみたら、急性の腹痛で欠場ですって言われて何ともいえない脱力感に襲われたこととか。なんにしても強烈なヤツだった…。

ここのところ真面目にエスパルスの情報を追っていたわけではないのですが、補強の方は進んでいるんでしょうか?気のせいかな、出て行く話のほうが多い気がしてるんですが。ま、清水のユキヒコが再び戻ってきた、というのは個人的には非常に嬉しいんですが(歳がばれますが、ヨシカツに田中マコ、ユキヒコや安永辺りの清水商の選手は、同世代であることもあって、かなり思い入が…)、それだけで補強が足りるわけはなし。特に昨シーズンの成績があまりにも酷かったことを考えれば、確実な補強が必要なはずで…。ケンタ監督にサントスおじさんコーチ、大丈夫かな。こちらの心配も尽きませんね。

モリエンテス、リバプール決定

2005-01-12 21:18:48 | football
たった今マドリーのオフィシャルに記事が出ました。
フェルナンド・モリエンテス、リバプールに900万ユーロで完全移籍です。
リバプールのオフィシャルにも

さんざん「早く移籍させろ」と書いてはきましたが、決定してみるとさすがに万感迫るものがあります。
昨シーズンモナコにレンタル移籍が決定したときも「まあ戻ってはこれないだろうな」とは思っていました。CLで活躍し、カマーチョ元監督との話し合いの結果、奇跡的にも戻ることができたわけですが、今回はさすがにね。完全移籍ではありますし、年齢のこともありますし、モリエンテスが白いユニフォームを着ることは、二度とないでしょう。

マドリーの白いユニを身にまとって決めた得点は、全部で99点。大台に1点だけ届かなかったのもモリエンテスらしいところ。
リーガCL国王杯
出場得点出場得点出場得点
97/98331210420
98/9933194056
99/00291214650
00/012268410
01/02331812350
02/031957021
03/04100000
04/051305221
SUM183726019228

この表だと合計しても99点にならないのですが、CLの予備戦や何かのデータまでは拾えませんでした
⇒ジェーニャさんのコメントを受けて訂正しました。これで99点です。

モリエンテスが、マドリーでとりわけ仲も良くいいコンビネーションを見せていたラウルとの別れを惜しんだ、とはAS紙のこの記事。今日の午前練習がモリエンテスのマドリーでの最後の練習になったのですが「練習後フィールドの中央で2人は感情的なハグを交わし、そしてロッカールームに引き上げた」。97年からマドリーに所属していたモリエンテス、トップチーム在籍年数はラウル、グティ、ロベカルに次いで4番目の長さでした。スペイン代表も含めればずいぶん多くの試合でモリエンテスの戦友だったラウル、今後2人のコンビネーションは代表で。

ちくしょう、グレてやるぅ
フェルナンド・モリエンテス選手が移籍金900万ユーロ・4年半契約でリーガプールへ移籍。木曜にメディカルチェックが行われるが、なんかねぇかよ。

これは、0-0のミネキ氏のコメント。メディカルチェックでダメが出たら、それはそれで悲しいです。

23:30付近。
モリエンテスの会見が出ました。オフィシャルがいかんともしがたく重いので、MARCAより。

マドリーには多くの点で感謝したい。ここでの8年間は、僕のサッカーキャリアにおけるほぼすべてのものを与えてくれた。僕は人として、フットボーラーとしてここで成長し成熟した。今僕の中にあるのは感謝の言葉だけだ。サポーターに感謝するとともに、この白いシャツを身にまとうことができたことを誇りに思う。僕はここを離れることになるけれど、マドリーはいつでも自分の家だと思っているし、いつでも僕の心の中にあるだろう。

僕はリバプールに行くことになるけれど、この決定は短時間でしたものではない。家族とはたくさん話し合った。僕はクラブと話し合ってプレイしたいと伝え、いくつかのオファーを受け取った。そしてもっとも興味深かったのがリバプールだった。リバプールに行くけれど、それでも8年間の僕の生活を後に残していくのは、寂しい。

どんな想い出も忘れないよ。ここにきた時、僕の夢はタイトルを獲ることだった。初めてのCLタイトルは特に僕の中に残っている。たくさんの人たちも、僕の心に残っている。マドリーを出て行くことで僕が心を傷めているのは、ここにたくさんの友人を残していかなければならないことだ。ラウルはこの8年間で、最も僕に影響を与えた友人の一人だ。彼との別れは、とても親愛のこもったものだった。

モナコから戻ってきてからのこの6ヶ月は自分にとって良いものではなかった。ここを離れることにしたのも、試合に出られなかったためだ。経済的な面が充分ではなかったのに、リバプールに行くことを許してくれたレアル・マドリーに感謝したい。オリンピック・リヨンは僕に最も興味を持ってくれたクラブのひとつだったけれど、僕の中にはリバプールしかなかった。

マンチェスター・ユナイテッドとの試合でデビューしたい。僕は大きな希望を抱いている。僕はリバプールで戦力として考えてもらいたいし、そして試合に出ることを楽しみたい。


あれだけ理不尽な扱いを受けたマドリーに一言の恨み言もなく、ただ感謝と惜別の言葉だけを口にしたモリエンテス。マドリーファンが求めるのに充分なほどの結果を残せた選手ではないのに、モナコに行ってさえも、それでもなお愛され続ける選手である理由がわかる気がします。

それから年末年始のゴタゴタで解約し忘れてたTVE。解約忘れてて良かった…。


しみじみしつつも…ずいぶんと晴れやかな顔しちゃってます。ともかくがんばれ、モリエンテス。
(にしてもこの画像、大きすぎて怖いな…)

デルビー・マドリーの結果とマジョデポル

2005-01-10 20:45:37 | football
Liga Espanola 1a DIVISION Jornada 18
Atletico Madrid S.A.D. 0-3 Real Madrid C.F.

マドリーの得点:ロナウド(14,84)、ソラリ(81)

スタメン表を見た瞬間、エルゲラは間に合った!と思いきやどうも何かが足りない。ドーナツのせいかどうか知りませんが、胃腸炎によりグティが欠場となりました。なにやってんだか。代わりに先発したのは元アトレチコのソラリ。
結果、アトレチコにむやみやたらと相性が良いロナウドが2得点、ソラリも1得点で圧倒したわけですが…。
全体としては引き締まった良い試合。というかアトレチコの勢い、やる気攻める気がもの凄く、マドリーはタジタジでした。それがどうして0-3になるのかは…ほんとわからないもんですね。
F・トーレス&サルバ・バジェスタの2トップにイバガサだのグロンキアだのルッチンだのがいて、それでも点が取れないアトレチコ。シュートは枠を外れるか、枠を外れないのはイケルがぜーんぶ弾き飛ばしてしまったため、アトレチコは攻めまくりながら得点できない、という結果に終わりました。
写真はかわいそうなくらい悄然としてしまったアトレチコの若きカピタンF・トーレスと、この試合でも神様だったカシージャス様。

ちなみにモリエンテスは85分から出場。おそらくは、最後の白ユニ。

ところで0-0
インテリだな
リーガプールについてオーウェン選手に質問したモリエンテス選手だが「自分たちは白鳥だと思い込んでるガチョウだよ」という回答に目を白黒させていたらしい。ちなみに若旦那にはバカウケ。

これはどういう意味なんでしょうか? よくわからないので私も目を白黒させてみました。


さて、もう1試合。
Liga Espanola 1a DIVISION Jornada 18
Real Club Deportivo Mallorca 2-2 Real Club Deportivo de La Coruña

マジョルカの得点:ルイス・ガルシア(56)、オオクボ(64)
デポルティボ・ラ・コルニャの得点:ルケ(50,61)

大久保のデビュー戦。良かったですよ~、大久保。よくボールに触ってたし、動いていたし、結果出しましたし。AS紙の試合評では「El crack(=名手。試合で一番良かった選手)」になってるくらいです。
しかし…久しぶりにちゃんとデポルの試合を見た気がします。お気に入りのスカちゃん(=スカローニ)がお休みだったのは残念ですが、トリスタンも久しぶりに見たなあ…。ルケ相変わらず元気だなあ…。でもバレロンはなんか元気ないなあ…。デポルのDFは(以下略だなあ…。マウロ~、怪我しないで~。
絶好調だろうが絶不調だろうがマジョが苦手なデポル、引分けられたのは良かったのかも?そんな試合でした。


あ、それからビジャレアル&リケルメありがとう~(Villarreal 3-0 BARCELONA

今日もモリエンテスとデルビーの話。

2005-01-08 22:57:42 | football
(ヨーロッパサッカー界的に)年が明けクリスマス休暇も終わった今、モリエンテスの移籍もようやく決まりそうな調子になってきました。行き先はリバプール。
AS紙では900万ユーロ(13~14億)とジェラード優先交渉権でモリエンテス獲得、MARCA紙は1000万ユーロでモリエンテスに加えGKのセサル・サンチェスも、と報道しています。
正GK(たぶん)のカークランドがケガをしてしまったリバプール、セサルとはいいところに目をつけましたね。今シーズンはリーグ戦で1試合と国王杯にしか出ていませんから、CLにも使えるはずです。マドリーにはイケルがいるので出場機会もなくそれほど目立ちませんし年も少しいってますが、堅実でいい選手です。01/02のCLファイナルで途中までマドリーのゴールを守っていたのも、このセサルです。セサルは英語もできますから、イングランドでもきっとやっていけるはずです。

って、なんでもいいから早く移籍させて~。


さて、マドリーデルビー。今日明日中に話が決まらなければ、一応モリエンテスも今週末はダービーでベンチに座ることになるはずです(あくまでもベンチ)。が、マドリーダービーで華々しい勝利をおさめて自分はお役立ちなんだよ、ってとこを見せたいであろうルシェンブルゴに、さらに問題が発生してしまいました。本日の練習でCBのエルゲラが左足首の間接を痛めて出場が微妙な状況に。あくまでもまだduda=微妙ですから明日になってみなければわかりませんが、そうするとCBは…パボンとラウルブラボ?パボンとメヒア?これに加えてサルガドがいなくてロベカル(攻撃>守備)なわけですから、バックラインはデンジャラスなことこの上ない状況になりそうですね。今からワクワクドキドキがとまりません。イケル、君だけが頼りだよ。

今日の写真は、楽しげなマドリーの練習風景(なぜロベカルが飛んでいるのかは知らない)と、時々本当におっさんくさくなってしまうフィーゴのおっさんくさいインタビュー画像です。黒シャツに白スーツって服装がまずいんじゃないかな、フィーゴ。


しばらく書いていないモナコですが、楽しそうな冬合宿を終え、今夜フランスカップ対Seyssinet(読めない)戦に臨みます。詳細はこちらのASM JAPONで。