けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

そういうもの

2007-11-29 07:00:59 | football
07/08 UEFA Champions League Group B Jornada 5
Valencia C.F. 0-0 Schalke 04


放送は今夜ですし、ラジオも聞いてないしネットで見てもいないので詳細はさっぱりですが、とにかくバレンシアはCLからの敗退が決定。正真正銘、何をどうあがいても、とにかく敗退であります。これだけ勝たなければいけない試合を落とし続けている現状を見ると、いまのバレンシアには上にいく力がないんだと素直に受け入れるしかないんだろう。
一応、UEFA杯の可能性は残されています。正直なところ、リーガに絞ってチームを作り直し来期CL出場権を狙う、という方向性が一番良いような気もしますが、クラブ収入のことなどを考えるとUEFA杯の出場権は必須。最終節でチェルシーに勝ちローゼンボリがシャルケに引き分け以上で2位抜けする、という状況でないとUEFA杯出場権は取れないので、こちらも容易な目標ではないのですが。

試合は…後で見る元気があるかどうかわかりませんが、テキスト情報だけで行きますと、前半30分過ぎで、アルベルダ退場→モリエンテスOUT・MフェルナンデスIN。どうしようもないピンチを止めに行ったのか、だとしても前半で退場になるプレイをカピタンがしてしまうのは、チームにとってメンタル面でも実質的にも大きな打撃。しかも前半終了間際にカネイラ負傷交代、という予想外のアクシデント。この2点がなければもっと攻撃に交代枠を使えただろうにという点が、とても残念です。

ま、あとは試合を見てから…見たら、にします。マドリー戦も…何をやってこんな展開になったのか。これもまた後でにしよう。


長い道

2007-11-26 03:44:27 | football

公式ポスターは、エトオの顔とアフリカ大陸をモチーフにしたもの

2010年W杯の各地域予選組み合わせ抽選が終わりました。まずアジア。

G1:オーストラリア、中国、イラク、カタール
G2:日本、バーレーン、オマーン、タイ
G3:韓国、北朝鮮、ヨルダン、トルクメニスタン
G4:サウジアラビア、ウズベキスタン、レバノン、シンガポール
G5:イラン、クウェート、UAE、シリア

グループ1でオーストラリアが中国、イラク、カタールと同組だとか、韓国と北朝鮮が同組とかそういうのを見ると、日本は比較的落ち着いたグループに入ったのではないかと思われます。


次にヨーロッパ。

G1:ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、アルバニア、マルタ
G2:ギリシャ、イスラエル、スイス、モルドバ、ラトヴィア、ルクセンブルク
G3:チェコ、ポーランド、北アイルランド、スロヴァキア、スロヴェニア、サンマリノ
G4:ドイツ、ロシア、フィンランド、ウェールズ、アゼルバイジャン、リヒテンシュタイン
G5:スペイン、トルコ、ベルギー、ボスニア-ヘルツェゴヴィナ、アルメニア、エストニア
G6:クロアチア、イングランド、ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、アンドラ
G7:フランス、ルーマニア、セルビア、リトアニア、オーストリア、フェロー諸島
G8:イタリア、ブルガリア、アイルランド、キプロス、グルジア、モンテネグロ
G9:オランダ、スコットランド、ノルウェイ、マケドニア、アイスランド

やっぱり気になるスペイン代表。トルコか…ニハトですねえ。戦力で言えばスペインが上になるかもしれませんが、何しろあそこはファンが熱いので大変そう。
他の組で気になるのは、最近の成績不振によりポット2からのスタートとなったイングランドがまたクロアチアと同組になってしまったところとか、ポルトガルの組、フランスの組、オランダの組はちょっと盛り上がりそうなグループになったなあとか、そんなところでしょうか。

半分まで

2007-11-25 11:46:42 | football
07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 13
Real Murcia 1-1 Rea Madrid C.F.

ムルシアの得点:デ・ルカス(48)
マドリーの得点:ロビーニョ(8)

ある意味面白い試合ではありました、今朝のマドリー。
オランダ代表で怪我をしたと早めに返却されてきたファンニステルローイは元気でロッベンも召集リスト入り。でもやはりどこか痛めて帰ってきたらしいスナイデルは非召集。オランダ代表は何をしているんでしょうか。しょっちゅう選手に怪我さして返してよこしてる気が…。他にエインセも負傷中で召集されず。
それでも先発はほぼベストの状態。バックラインが右からセルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ、中盤にガゴとディアラ、左がロビーニョ右寄りにグティ、ラウルとファンニステルローイの2トップ。
前半は面白かったですね。ガゴ、セルヒオ・ラモス、ディアラの辺りを中心にガチガチと肉弾戦、ぶつかり合いの真っ向勝負。ガゴがいかにもアルゼンチンの5番らしく中盤を取り仕切ろうと奮闘しているのが面白い。ミスになることも多いですが、局面の打開を狙った攻撃的なパスを出そうという努力はけっこう好きです。先制点はガゴ→グティ→ロビーニョ。前半はよく脚も動いていて攻撃の形ができているように見えていました。
が、後半になると…。後半立ち上がりに追いつかれてしまったのもあるでしょうし、やはり代表疲れが出てきた選手たちもいるのか、次第に膠着した低調な流れに。特に2トップとロビーニョが思ったようにボールを持つことができず、ラウル&ロビーニョに代わってイグアイン&ロッベンが入ってもたいして流れは変わらず。タックルを受けてぷっつりキレたグティがムルシアのアルソを蹴り倒しロハをくらうという、ものすごく既視感のある光景を経まして、試合はお開きとなりました。グティは1勤1休か…ぜいたくなやつだ。
それから個人的にわくわくしたのは、ペペの攻め上がりとルーカス・アルカラス監督のリアクション。


抽選会

さて、今日は抽選の日です。この間記事にしたEURO本大会の……ではなくて、今日は2010W杯地区予選の抽選日なのでした。既に総当り予選を始めている南米とオセアニア地域を除き、北米・カリブ海、欧州、アフリカ、アジアの4地域の抽選が行われます。まずはやはりアジア地区のポット分けを。

ポットA:オーストラリア、韓国、イラン、日本、サウジアラビア
ポットB:バーレーン、ウズベキスタン、クウェート、北朝鮮、中国
ポットC:ヨルダン、イラク、レバノン、オマーン、UAE
ポットD:カタール、シリア、タイ、トルクメニスタン、シンガポール

アジアは43カ国・地域が予選に参加。枠は4.5なので、4カ国が本大会出場となり残り0.5をオセアニア地域1位とのプレーオフで争います。
上のポットAに入っているシード国以外は10月と11月に予選(ラウンド1、ラウンド2)を戦っていまして、ラウンド3(今日抽選されるのがここ)に20カ国が揃いました。抽選では4カ国ずつ5グループに分けられ、Home & Awayの総当り。各グループ上位2チームがラウンド4に進出となります。ラウンド4では、5カ国ずつを2グループに分けて再びHome & Awayの総当り、上位2カ国ずつがめでたく本戦進出となります。ラウンド4でそれぞれ3位になったチームはプレーオフ(ラウンド5)、Home & Awayで最後の椅子を争います。プレーオフに勝ち残ったチームは、オセアニア1位との地域間プレーオフへ……実に長い道のりですね。参考資料


では次に気になる欧州も。ここは国がいっぱいあって大変です。53カ国・地域が参加し、本大会への切符は13枚。

ポットA:イタリア、スペイン、ドイツ、チェコ、フランス、ポルトガル、オランダ、クロアチア、ギリシャ
ポットB:イングランド、ルーマニア、スコットランド、トルコ、ブルガリア、ロシア、ポーランド、スウェーデン、イスラエル
ポットC:ノルウェイ、ウクライナ、セルビア、デンマーク、北アイルランド、アイルランド、フィンランド、スイス、ベルギー
ポットD:スロヴァキア、ボスニア-ヘルツェゴヴィナ、ハンガリー、モルドヴァ、ウェールズ、マケドニア、ベラルーシ、リトアニア、キプロス
ポットE:グルジア、アルバニア、スロヴェニア、ラトヴィア、アイスランド、アルメニア、オーストリア、カザフスタン、アゼルバイジャン
ポットF:リヒテンシュタイン、エストニア、マルタ、ルクセンブルク、モンテネグロ、アンドラ、フェロー諸島、サンマリノ

今回の抽選で、6個ある各ポットから1カ国ずつを選び出して計9グループができあがります(1つだけ5カ国で構成されるグループがある)。もうおなじみになったHome & Awayの総当りを繰り返し、各グループ首位になった9カ国はそのまま本大会行きの切符をもらえます。2位になった9カ国のうち成績順で上位8カ国がプレーオフ。抽選で4ペアを作ってHome & Awayで残り4枚の切符を争うということになります。EUROの予選が終わったと思ったら、すぐにこれです。参考資料

抽選は南アフリカのダーバンにて、現地時間17時から。GMT+2なので、日本時間ですと24時から。我が家では見られませんが、フジ739でLIVE放送があるようです。

遠きバレンシア

2007-11-23 09:49:51 | football
EURO予選終了

各国悲喜こもごもありつつ、EURO予選がほぼ終了(ほぼ=大雪で延期になったセルビアvsカザフスタンの試合が残っているから)、本大会出場チームはすべて決定いたしました。ということでこちら。

ポット1:オーストリア、スイス、ギリシャ、オランダ
ポット2:クロアチア、イタリア、チェコ、スウェーデン
ポット3:ルーマニア、ドイツ、ポルトガル、スペイン
ポット4:ポーランド、フランス、トルコ、ロシア

本戦でのグループ分け抽選のために、すでに16チームが4つのポットに分けられています。大会開催国、前回優勝国がポット1に入り、あとはUEFA係数の高い順。こういう並びになるのか…という感じですね。ドイツW杯の際の欧州予選と、今回のEUROの予選の成績が関係しているそうで、クロアチアやチェコがポット2に入っているのは、今回の予選の好成績(どちらも9勝2分け1敗)が反映されてるということなんでしょう。でもオランダってそんなに良かったかな…。
で、これをグループA~Dに分けます。既にスイスがグループA、オーストリアがグループBに入ることが決定。ギリシャとオランダがグループCとDのどちらかに入ります。あとはポット4から順にどのグループに入るか抽選が行われていくようです。EURO予選で同グループだったチーム(例えばイタリアとフランスとか、スペインとスウェーデンとか)は本大会グループリーグで一緒にはならない…というような規定が見当たらないので、そんなことも起こるかもしれません。
抽選は12月2日12時(日本時間20時)、スイスのルツェルンにて。たしか某W様にてこんなときだけLIVE!


さてリーガ:バレンシア
各国代表選手が揃うのを待つため、たいてい午前中に行われるバレンシアのトレーニングは、昨日(22日)は夕方18時からのスタートとなりました。日曜日にサンタンデールで試合をするため、残されたのはあと3日。
グッドニュースがいくつか。まず負傷で離脱していたミゲルとモリエンテスが全体トレーニングができたこと。フィジカル中心のトレーニングで問題なくこなせたようです。それに、疲れてはいるだろうしあちこち痛んでもいるかもしれませんが、戻ってきた各国代表選手に負傷などはない様。モリエンテスが無事なのも嬉しいですが、ミゲルがラシン戦に出場できるならサイドバック問題はひとまずクリア。ポルトガル代表の試合に出ていたカネイラの疲労は心配ですが、とりあえず数は揃えられそうです。

が、またも問題発生。ひとりだけ、22日のトレーニングに出られない選手がいました。セルビア代表のジギッチです。24日に延期になったカザフスタン戦のためにセルビア代表に拘束されているのでは……?
ジギッチはセルビア代表を離れてバレンシアに戻ることを許されていたようで、22日夜にバレンシアに到着できるよう旅を続けていました。が、ミラノでの乗り換えの際に書類に問題があることが発覚。結局ベオグラードに戻される羽目になった、と……。金曜日の朝には大使館で書類の問題はクリアできるそうですが、当然ながら金曜日のチームのトレーニングに間に合う見込みはナシ。ということでクーマン監督はジギッチに、土曜日までセルビア代表と一緒にトレーニングするようにと伝えたようです。バレンシアの練習に合流できるのは月曜日の見込み。
ビザか何かの期限が切れていたとかそういうことでしょうか。真面目そうだと思ったのにわりといい加減な…。ということで、ジギッチの里帰りは今回は実現しないことになりそうです。

日替わり

2007-11-21 23:21:43 | football
昨日のトレーニングで筋肉に問題が…と言っていたエドゥは今日は通常通りのトレーニングができました。と思ったら、今日はモリエンテスがトレーニングを途中で切り上げたとのこと。MARCAの説明によると、「火曜日のトレーニング中に膝を打撲。用心のため今日の練習は途中で離脱してフィジオセラピストのケアを受けた」のだそうです。それほど重いものではないだろうと思うのですが、痛めた翌日のトレーニングに影響が出たというのは少し嫌な感じがします。今後のニュースに注意。
日替わりでいろいろな選手がどこか痛めているので、気が抜けないバレンシアでした。


千駄ヶ谷は寒かった
ふと思いついてU-22日本代表の試合を見てきました。代表戦は久しぶりです。静岡でアルゼンチン代表と試合をしたとき以来かも。ふと思いついたせいで十分な防寒の用意ができず、かなり寒い思いをしました。でも2年前の横浜(リバプール@クラブW杯)やいつだったかのエンペラーズカップ・ファイナルに比べたらまだまだ。
試合の方も少々寒かったり寒くなかったり…サウジアラビアの前半30分くらいまでの試合運びは良かったですね。それから見事にシュートをフカしていた11番はうち(=清水)の岡崎です。まだまだ伸びしろのあるがんばりやの選手なので、末永く温かい目で見守っていただけるとありがたいです……シュート外しちゃってすいません。

秋だから

2007-11-20 22:57:59 | football

ビセンテは元気


一枚、また一枚。
色づいた木々から葉が落ちていくように、次々と離脱していくバレンシアの選手たち……

寒いですねこんばんは。確実に暖かいであろうグラン・カナリアにいるスペイン代表がうらやましいです。
代表組が抜けている間、クーマン監督の下でトレーニングに勤しんでいるはずのバレンシアですが、次々と選手が負傷で離脱している微妙な現状です。マジョルカ戦で膝の靭帯を痛めたアレクシスは別にしても、先週初めから、モレッティ、ミゲル、バラハが負傷。先週末はビセンテにエドゥも微妙な状態で土日のお休みに入りました。幸いなことにビセンテもエドゥも月曜日夕方のトレーニングに通常通り合流したのですが、今日の午前トレーニングで再びエドゥが筋肉に問題があり離脱。
モレッティ(足首の捻挫)とミゲル(左大腿部の筋繊維微細損傷)は全治2週間ほどで、バラハ(左大腿部の筋繊維損傷)は全治3週間。モレッティかミゲルか、せめてどちらかは今週末(ラシン戦)までに回復してくれないとサイドバックが足りなくなります。一応2人とも治療を受けると同時にピッチでダッシュくらいはできているようです。
今日、火曜日は2部練習で、午前のトレーニングはフィジカル中心。しかし最後にやったミニゲームが4対4でしか組めなかったようです。アングロ、エルゲラ、モリエンテス、ビセンテ、アリスメンディ、ガビラン、マタ、サニー、以上。
8月末からシーズンが始まって、ちょうど疲労が出る頃だということなのでしょうか。筋肉を痛めるタイプの怪我が目立ってきているように思います。

これだけ負傷者がいてまともに練習もできないところに、代表選手が戻ってくるのは木曜日。しかもジギッチは、EURO予選セルビアvsカザフスタンの試合が24日に延期となったため、週末のラシン戦(25日)への出場は現時点で不明。ただし水曜日に予選同グループのポルトガルvsフィンランドの試合によっては残り1つの本大会出場国が決まってしまう(ポルトガルが引き分け以上)。バレンシア側としては、その場合には木曜日のうちに返してくれるように掛け合うつもりのようです。



時よ止まれ
マドリーのニュースとしては、ファン・ニステルロイとエインセが負傷で少し早めに代表から返却されてきたこととか、カルデロン会長が「いくら金積まれたってイケルは売らないからな」と珍しく真っ当なことを言っていたり、ミランがちょっかいかけてくるのでシーズンが終わったらセルヒオ・ラモスの契約を大幅に見直すことにしようとか、そんなこともありつつ、20 minutosから「何だそれ?」というニュース。

ラウル、あるいは永遠の若さの秘密
タイトルからして怪しいんですが、そう書いてあるのです。

1994年にデビューして以来順調に試合に出場していたラウルが負った最大の怪我は、2005年のクラシコでやった膝。約6ヶ月出場できなくなってしまったが、それ以降、理想的なフィジカルコンディションを維持するための努力が続けられるようになった。厳格な食事制限とに加えて、自宅に酸素と気圧を調整できる部屋を作って標高2000mレベルのコンディションをシミュレーションし、血中ヘモグロビン濃度を上げる。ここに現在の好調さと若さの維持の秘密があるのだ。


…だ、そうです。がんばるなあ、ラウル。これなら40歳までいけるかな。

突破

2007-11-18 12:28:37 | football

EURO 2008 Qualifying round Group F
Espana 3-0 Suecia

スペインの得点:カプデビラ(14)、イニエスタ(39)、セルヒオ・ラモス(65)

一時期の絶望的な状況を思うと、よく突破までこぎつけた…と感慨深い気になってしまいました。さすがアラゴネスの悪運…いや、よく立て直してこれたなあと。
今日はビジャの1トップで、中盤がアルベルダ守備にセスク、チャビ、イニエスタ、シルバ、という感じで先発だったのかと思います。ビジャが1トップで前で張っている、というのはさすがに大型のスウェーデンの中では苦しかったようで最初はあまりボールにも触れず、結局ビジャもサイドに流れて中に入れる人が1.5列目、2列目から入ってくる、という形だったのでは。中盤にタレントが豊富なスペインとしてはこれでも良いのかもしれませんが、中でポストになる選手(グイサとか)とビジャを組み合わせた2トップでも良いのではないかと思います。それでも今日の先発ではとてもよくパスが回り、特に左サイドからのチャンスを狙う動きはよかった。先制点はコーナーからでしたが、2点目のイニエスタのゴールは左サイドからの崩し。これは本当に素晴らしかった。やっぱり代表のイニエスタはすごい。
3得点のうちセットプレーから2得点、というのは喜ぶべきでもあり、つないで崩して得点の形をもっと実現して欲しかったところもありますが、良い形で得点を重ね、勝つべき試合で勝てたのはとにかく良かったです。なぜ最初からそうできないのか、という気もしますが、まあそれはスペインだから。お疲れ様でした。
次は確かラス・パルマスで北アイルランド戦、マルコス・セナを使ってアルベルダを休ませるとか、グイサを先発にしてビジャを休ませるとか、少しテストもできるでしょう。こんな余裕が取れるなんて…ありがたいことです。

今回初使用となったスペイン代表ユニフォームEURO2008モデル。好きだった頃の、パンツが紺色に戻ったのが嬉しいです。やっぱり赤と紺に金色(黄色)のアクセント。やたらポップなライトブルーより紺の方がすっきり引き締まって強そうです。見た目だけですが。あとはエンブレムが変わったんでしたね。妙に大ぶりに作ったのは、何かアピールの意図でもあるのか。
あとは気になったというか…相変わらずかもしれませんが、スペイン代表の試合のスタジアムって変な雰囲気だなあと。90分間チアホーンが鳴りっぱなしで、普段のリーガの試合会場とはかけ離れた雰囲気でした。特にこの日はベルナベウでの試合。試合の流れに応じて盛り上がり静かになり…というのを普段見慣れていると、90分間騒ぎっぱなしのスタンドはやっぱり変でした。ていうか1階席にはぎっちり人が詰め込まれているけれど、ちょっと引いた画像では2階席から上は……。やっぱりこれもスペイン代表だからか。


ベルナベウできれいなボレーを決めました



本大会へご案内
今週末の各地での試合の結果、既に決まっている6カ国(開催国のオーストリアスイスギリシャドイツチェコルーマニア)に加えて6カ国が本大会行きの切符を手にしました。

グループAではベルギーを破ったポーランドが本大会出場決定。このグループ、残りの1枠をポルトガル、フィンランド、セルビアで争います。一歩抜け出ているのはポルトガルで、あと1ポイント積めば突破が決まりますが、水曜日には直接のライバルのフィンランドと対戦予定。ここはひとつ、がんばれポルトガル。
グループB。土曜日に上位直接対決で、イタリアがスコットランドをアウェイで破りグループ首位になりました。イタリアの下には1ポイント差でフランス、さらに1ポイント下にスコットランド。しかしスコットランドはすべての日程を終えたので、もう2位以上になることはできません。ということでここはイタリアと、この週末はお休みだったフランスの手元にも出場権がやってきました。予想以上に順当。
グループCは、2位の座を狙ってチャンスを残しているのがトルコとノルウェイ。1ポイント差でトルコが上回っています。水曜日にトルコはホームでアゼルバイジャンと、ノルウェイはアウェイでマルタと。力の差から言うとトルコもノルウェイも勝ちそうで、となるとトルコが優勢か。
グループDは先月で両方とも決まったんですよね。チェコとドイツ。順位(1位か2位か)はまだ決まっていません。
グループEは皆さんが気になるイングランドのいるグループ。今週末イングランドは試合がなくて、イスラエルがロシアに勝つことを祈り倒していたわけですが、祈りが通じました。イングランドは1試合を残してグループ2位、ロシアとは勝ち点差2。ロシアの結果にもよりますが、次で勝てば文句なしで突破です。またロシアが敗れたことにより、クロアチアの突破が決まりました。クロアチアはこの予選グループが絶好調で順調に勝ち点を積み重ねていたのが、この日はマケドニアに敗北。水曜日の最後の試合は…ウェンブリーにお邪魔することになっています。イングランド、勝てるかな~。
グループFはスペインのグループです。勝ちぬけの可能性が残っているのはスウェーデンと北アイルランド。勝ちぬけに関わるとなれば、スペインは北アイルランドと真面目に試合をしないといけないですね。
最後のグループGでは、既に突破を決めていたルーマニアに続いたのは、オランイェ、オランダ。お疲れ様でした。

という状態で、残されている椅子は後4つとなりました。さらに少し気にしたいのがグループ内の順位。正確なレギュレーションは知りませんが、本大会の抽選に1位で抜けたか2位で抜けたかが効いてくるはずです。どちらで抜けた方が有利なのかはわかりませんけど。


おめでとうイタリア

遠い存在

2007-11-14 00:01:27 | football
ASから、今回の代表についてモリエンテスの記事


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モリエンテスにとって、ルイス・アラゴネスの召集から漏れることはまったく良いものではない。第一に、モリエンテスがリストを外れたことを正当化するスペイン代表監督の説明は、いつも通りのものだった。さらにモリエンテスは現在リーガで6ゴールを上げる、素晴らしい時を過ごしている。

アラゴネスは記者会見で、モリエンテスを召集外にしたのは、ローゼンボリ戦でモリエンテスが負傷したからだと説明した。ムルシア戦の前だったらそれは正しかっただろうが、ムルシア戦でモリエンテスは先発、これは真実ではなかった。
「僕は怪我していなかったよ…アラゴネスがそう言ったのは知ってる。でもそうじゃないんだよ。ちょっとおかしいよね。僕にしてみれば驚きだった。ローゼンボリ戦の前にはリストに入っていた。でも後になって、僕は深刻な怪我を負ったという理由で、外されたままになった。もう長い間こういう事態になっているし、僕はこういうことを十分に達観して捉えている」
と、モリエンテスはエル・ラルグエロ(Cadena Serの番組)で語った。

モリエンテスは、ルイス・アラゴネスが述べた理由に対して感じた困惑についてさらに述べた。
「彼らに説得力なんてなかった今回の事態については、やり方も理由もあるだろう。確かにローゼンボリ戦の後に、彼らは僕がリストに入っていると言ってきた。そしてすぐに、怪我をしたから僕はリストを外れたと言ってきた。誰も怪我がどんな状態か尋ねなかったし、誰も良くなるのかどうかを知ろうともしなかった。誰も知らない、確かに僕とドクターを除いて、怪我がどんなだったか誰も尋ねはしなかったんだ。でも思い悩まないでいくつもりだ。ただ僕のクラブで上手くやっていくことだけを頭においていくよ」

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どうせモリエンテスもラウルも入らないだろう。そして結局そのとおりになった今回のスペイン代表召集でした。召集前の時点で、リーガで6ゴールを上げていたモリエンテス、リーガで5ゴール/CLで2ゴールのラウル、でも両方とも呼ばれません。
デランテーロで初召集のグイサは現在スペイン人ピチチ(7ゴール)、召集されたことに別に疑問はありません。いま勢いのある選手を攻撃に使うことは賛成です。確かにモリエンテスはローゼンボリ戦ではかなり痛そうな負傷交代で、召集を躊躇ったのもわからなくもありません。
でも上の記事にあるように、召集を匂わせていたのに怪我をしたら状態も確かめずにさっさと放り捨てるようなやり方は、いかがなものかと。選手への気遣いや敬意なんてまったくないようです。選手へのというよりは、特定のベテラン選手への、と言い換えるべきか。
何度か繰り返してきましたが、キャリアの残りが少なくなってきた時にこんな代表監督(もしくはその組織)が居座り続けていることが、本当に残念です。モリエンテスにとって代表は重要なもので、好成績を挙げている最高の舞台のひとつですが、現状ではますます遠い存在になっていっている気がします。


好調
ラウルは好調だ、という記事をMARCAから。
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ラウルは過去6年間で最も素晴らしいゴレアドールとしてのシーズンスタートを楽しんでいる。マドリーのカピタンは既にリーガで6ゴールを上げていて、これは最後にピチチになった2000/2001シーズンと同じようなペース。シュスターがマドリーに来て行った最初の決断の1つが、ラウルをデランテーロのポジションに戻すことだった。ラウルはそのエリアでプレイし続けていたが、ロナウドの登場でよりゴールから離れたポジションに移った。今は、ドイツ人コーチの元でラウルは再びラウルになった。そして再びゴールを生み出し始めている。
今シーズンは既にリーガで6ゴールを上げている。これは2000/2001シーズンと同じペースで、1998/1999シーズンより1ゴール少ない。どちらのシーズンでも、最終的にラウルは得点王になった。
ラウルは、あと1ゴールで35試合で7ゴールを上げた昨シーズンの記録に並ぶことになり、5ゴールしか上げられなかった05/06シーズンの記録を既に上回っている。

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この人だけは

2007-11-13 00:02:34 | football
今日のMARCAより。

手術以来初めて、バレロンがミニゲームにに参加

デポルのMFファン・カルロス・バレロンが、月曜日のトレーニングでミニゲームに参加した。3月に受けた手術以来初めてのこと。バレロンは、ラシン戦でスタメンでなかった選手たちと共にトレーニングし、黄色いビブスを着けてプレイした。
危険を避けるためデポルのコーチ陣は注意を払い、負傷した膝へのリスクを考えて相手選手がアプローチしないため、バレロンは脚でボールの感触を楽しんでいた。
「これまで負荷をかけることは何もしてこなかった。今の僕には感覚を見ていくことが必要だ。すぐだと思うけど。僕は幸せだ。でもちょっとスローモーションで進んできたね」
バレロンは、今年の夏には、来年の1月からロティーナ監督の指揮下に入ることを目標としていた。今は時間の期限を区切りたいと思っていない。膝がうまく反応するなら、バレロンはリカバリの第3段階、最終段階に入る。2006年1月22日に始まった、マジョルカ戦で左膝の前十字靭帯を断裂して以来の苦痛に終止符を打つために。
06/07のプレシーズンを仲間たちと共に過ごしたバレロンだったが、2006年7月末、ポルトガルでのプレシーズンマッチで負傷、再び手術室に向かうことになった。その後レアル・マドリーとのリーガの試合で復帰、マジョルカとのコパ・デル・レイにも出場したが、2007年1月に再びトレーニングで負傷していた。回復に失敗したバレロンの膝は、さまざまな専門家の診断を受け、3月に再び手術を受けた。
その後の7ヶ月のタイムリミットは、バレロンが選手として再び戦えるかどうかを知るための期間だった。そしてこの意味で、次のトレーニングがバレロンにとっての良いテストになることだろう。バレロン、彼のピッチの中での魔術はデポルティビスモとスペイン・フットボールを恋しく感じている。

打ちっぱなし

2007-11-12 06:08:14 | football
全勝
モナコ 3-0 ストラスブール
バレンシア 3-0 ムルシア
エスパ 3-1 サンフレッチェ
マドリ 4-3 マジョルカ

ご贔屓4チームが揃って勝ったなんていつ以来のことだろう…。しかも全部ホームで3点以上取って。ま、いい週末でした。


07/08 Liga Espanola 1a division Jornad 12
Real Madrid C.F. 4-3 Real Mallorca

マドリーの得点:ロビーニョ(12、17)、ラウル(63)、ファンニステルローイ(73)

何なんでしょうね、この試合は。いつか見た風景、「3点取られるなら4点取って勝てばいいじゃない」の精神なんでしょうか。
ちょっとうとうとしながら見た部分もあり、後半もまだ途中までしか見られていないので夜に書き足すこともあると思いますが、いくつか雑感。

○皆さん、グイサに注目。
○とにかくマドリー、守備がひどい。
○もー、カシージャスがかわいそうです。
○現有勢力でシュスターのバックラインのチョイスがこれ、というのがよくわからない。
○特にマルセロが左SBで固定されてきていますが…エインセの方が良いだろうと思うのです。何試合繰り返しても軽すぎる守備が治らないマルセロ、攻撃に力を注いでいる、という言い訳では済まされないのでは。
○ペペが復帰。今日のドタバタ守備では慣れようもなかったかもしれませんが、試合に出られてよかった。あとペペってフィードが良いですね。
○マドリーもマジョルカも、どれもゴールは見事。しかも決める人が決めている。
○MOMはロビーニョ。
○ある意味リーガらしさの極みのような試合ということかもしれない、と勝手に思ったり。
○なんだかんだ言っても、グティとセルヒオ・ラモスがいない中で、こんなスコアでも勝ててよかったです。


昨日はクーマンも見事なトラップを披露してました

リーガデビュー

2007-11-11 08:24:56 | football
バレンシアvsムルシア、以下試合の結果について触れています。某W様の月曜枠(もらえるかどうかわかりませんが)まで結果を知りたくない方はお気をつけください。



ロナルト・クーマン、リーガデビューの試合




07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 12
Valencia C.F. 3-0 Real Murcia

バレンシアの得点:エルゲラ(11)、ビジャ・マラビジャ(26、50)

勝ちました。リーガなら2連勝、連続完封です。すごいすごい。
トレーニングに遅刻してきたマヌエル・フェルナンデスを召集外にしたり、ホアキンも召集外にしたり(理由はいまいち不明でミーティングに遅刻という話もありますが、最近パフォーマンスが落ちていたので良い休養だろうと個人的には思います)、チーム内の規律についてカピタンたちに指示を出したりしたらしいクーマン。指揮を取り始めてまだ1週間ではありますが、選手の意識を変えつつあるのではないかと思います。この試合、明らかにチーム全体のプレースピードがあがっていた。もたもたとボールを保持するのではなく、攻撃に切り替わるとスピードを上げて前へ、という良い兆候が見られました。何人かが、ではなくてチーム全体でスピードを上げていこうという意図が感じられて、これが続けられればチームの状態も良くなって攻撃の形ができていきそうな感じです。
早い時間にセットプレーからエルゲラのカベッサで先制、これでチームも批判大好きなスタジアムも落ち着いたのではないかと思います。その後は復帰したビジャがビジャらしいゴール。1点目、中央のアルベルダからのパスを最終ラインを突破したビジャが受けてエリアのやや左からゴール。2点目は、中盤やや深い位置の、バラハかアルベルダ辺りから出たパスをシルバが最終ラインを突破しながら受けて中に折り返し、飛び込んだビジャがゴール。この試合では何回もオフサイドにひっかかってイラついた様子を見せてもいましたが、よく走り回ってチャンスに絡んでいたビジャでした。やっぱりビジャがいるといないとではぜんぜん違いますね。
後半は徐々に流れが落ち着いていって、というかダレ気味になっていったり、アマリージャの嵐だったりしたわけですが、再出発としては良い試合になったのだと思います。
ちなみにモリエンテスは本日も先発(負傷もしていたしベンチスタートだと思っていたんですが)、連続出場をまた1つ伸ばしました。ゴールチャンスは少し乏しかったけれど、サイドに流れたり中盤に下がってきたり、1トップの時より動きがあって良かった。

ゴールの映像はこちらの掲示板を参照。追加:Youtubeのハイライト

スペインのドイツ人

2007-11-08 21:09:38 | football
気分転換
8月頃に紹介しましたバレンシア系現地スポーツ雑誌「The Best Sport」。気がついたら秋号が出ておりました。今号の表紙はアルベルダ。そこでアルベルダ……ではなくて、ヒルデブラントのミニインタビューを読んでみました(けっしてカピタンのインタビューを読みたくないというわけではございません。ざっと読んだら、ヒルデブラントがおもしろかったので、つい)。リンクはこちら(PDFファイル。いきなりヒルデブラントのおでこから始まります)。

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Q:バレンシアはどうですか? この街は好き?
H:とても良いよ。気候はファンタスティックで、いつも太陽が照っている。さらに皆とてもオープンなんだ。それにここで友人をみつけたんだよ。店を持っていて、ドイツ語をしゃべるんだ。言葉の面では彼がすごく僕の助けになってくれている。ビーチとla Ciudad de las Artes y las Ciencias(芸術科学都市)の近くに住んでる。それに闘牛も大好きだ。

Q:闘牛が好き?
H:そう、大好きなんだ。できるだけ早いうちに闘牛を見に行くつもりでいるよ。

Q:牛の前に立ってみようと思いますか?
H:いやいや、それはないよ。絶対に。僕は見るだけ(笑)

Q:あなたは典型的ドイツ人でしょうか?
H:(笑)そうだね、だいたいそんなところだよ。ぼくは真面目ですごーく厳密なんだ。皆僕のことを好いやつだともいってくれるけど。

Q:あなたが内気なのは言葉に限界があるから?それともあなたが実際そうだから?
H:実際そうだからだよ。言葉は僕にとって問題だけど、2ヶ月スペイン語を話していれば上手くひとりでやっていけるだろう。でも僕を内気に見せているのは言葉のせいじゃなくて、本当にそうなんだ。

Q:何が好きですか?
H:家にいるのが好きだよ。サッカー選手としての人生はいつも旅行ばかり。だから試合がなければ、僕は家族と一緒に家にいたり友達と楽しく過ごすのがすきなんだ。

Q:買い物に行ったりするのは嫌いですか?
H:本当のことを言うとあんまり。1年に2回か3回行って、そのシーズンの服を買うくらいだよ。

Q:縁起を担いだりしますか?
H:そうだね、ほんの少し。でもどのサッカー選手とも同じくらいだよ。例えば、僕はいつもスパイクを左脚から履く。それに僕たちゴールキーパーっていうのはクレイージーなものだしね(笑)。僕が言っておかなきゃいけないのは、僕は典型的なゴールキーパーってことだよ。

Q:ドイツとスペインでは何が違いますか?
H:すごくいろいろ。ドイツはとても真面目で、すごく秩序だっていて、すべてに規律がある。そしてスペインではよりオープンで、何事にもよけいに時間がかかって、おしゃべり好きだ。

Q:スペインのシエスタはもう試してみましたか?
H:それはもう。ドイツでは3時半までトレーニングするから無理だね。ここではそれができる。毎日じゃないけれど、でも何回も経験しているし2時間~3時間は眠るよ。

Q:それならもうあなたはスペイン人みたいなものですね。
H:いいね(笑)

Q:家族はここに来ていますか?
H:違うんだ。彼らは僕に会いに何度も来てくれているけれど、でもここに住んではいない。僕のフィアンセは数ヶ月したら来ることになっている。彼女もドイツ人で、今は南米で子供たちのためのNGO組織で働いているんだ。

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以上、闘牛好きで出不精のヒルデブラントのインタビューでした。闘牛ならホアキンに言えば喜んで連れて行ってくれそうですね。


全部
リーガが開幕してから2ヶ月が過ぎました。その間に11試合消化。CLも4試合が終わりました。その全試合にモリエンテスが出場している、ということをどこかの記事で見かけました。

えっ?

リーガ:先発6試合、途中出場5試合。ちなみに6得点はすべて先発した試合で。
CL:先発4試合。CLでゴールがないというのが、チーム状況を考えても気にかかる。

確かめてみたら本当でした……。そんな気がしないのは、リーガの試合の放送が飛び飛びだったりするせいでしょうか。怪我なくフィジカルの悪くない状態でプレイできているんだという嬉しさもありますが、反面、ずっと出ていながらチームがこの不調を迎えているということに、責任感のような悔しさのような、そんな変な感じもあります。
とはいえ、何かといえばガラスのエースだったモリエンテスがこれだけやれていることは、素直に喜んでおこう。一昨日の試合で負った怪我の程度がどの程度か(本当に週末はOKなのか)わかりませんし、別に連続出場にも拘りませんが、良いフィジカル状態を保って続けていってほしいです。

The Best Sport今号より。BESTのE。
(ホアキンとビジャとバラハがBとSとTを担当)

無題

2007-11-07 05:49:48 | football
バレンシアvsローゼンボリの後半が始まるところです。とりあえずスコアには触れませんが、前半終了間際にモリエンテスが右脚を負傷。後半開始からビセンテが代わって入りました。せっかくビジャが戻ったのに…しかもこのチームのピンチに。
負傷の詳細は未だ不明ですが、担架で運ばれてたらしいので……。


約10分後
スコアには触れないと言いましたが、なんかもう非常に危険な雰囲気に。0-2。

後半16分
スクランブル。OUT:ホアキン&モレッティ、IN:ジギッチ&アングロ。ビジャが万全ではないらしいのですが、もういくしかない。

後半半分過ぎ
何はなくともジギッチめがけてボールを入れてるようです。もうなんでもいいです、あと3点取れるなら。

あと15分
試合を支配しているのはローゼンボリとのこと。

あと10分
なんかもうグダグダらしい…

あと5分
バレンシアファン、帰宅開始。

そして
何事もなく、というかむしろピンチもありながら、終了。


…数字上は可能性あるんでしょうか。UEFA杯は出られますか?

新規巻きなおし

2007-11-05 23:58:15 | football

日曜日からクーマンが正式に「エントレナドール」としての仕事を始めました。チームの不調とクラブのゴタゴタっぷりがありましたが、それとクーマンの仕事はまた別の問題。どこまでバレンシアを建て直せるか、結果を出せるか、選手からの信頼、ファンからの支援を得ることができるか。しばらくは上手く行かないこともあるでしょうが、まあその辺は少し覚悟を決めて、とにかくバレンシアがまた上向いていくことを期待して見ていきたいと思います。
プレイヤーとしてのクーマンはほとんど知りませんが(バルサTVのヒストリアでちょっと見た程度)、なにしろクライフが率いたバルセロナの黄金時代の中心選手のひとり。先日のインタビューでモリエンテスが少年時代隠れバルサファンだった話が出たりしていましたが、モリエンテスだけでなく多くの現役選手にとっても、クーマンは憧れのヒーローのひとりではないかと思います。バラハは新監督のクーマンについて「間違いなく、彼にどうやってボールを蹴るか教えてくれって頼みに行くつもりだ。だって彼はペナルティの場合と同じくらいフリーキックも最高の選手だから」とコメントしていました。敬意を持って迎えられているのではないかと思います。

もうCL
明日の晩はCL。まだ丸々1日以上あるわけですが、それでももうバレンシアでは公式の前日会見も終わったし召集選手も発表されました。ではとりあえず召集選手から。20名いるので、おそらく直前で2名ほどベンチを外れるかと思います。

GK:ヒルデブラント、モラ
DF:ミゲル、カネイラ、アルビオル、エルゲラ、モレッティ
MF:アルベルダ、サニー、ビセンテ、Mフェルナンデス、ガビラン、アングロ、ホアキン
FW:ジギッチ、アリスメンディ、モリエンテス、マタ、ビジャ、シルバ

ようやくビジャが復帰!これが一番のニュースです。前日のトレーニングも問題なくこなしたようで、先発かサブからのスタートかはわかりませんが、この重要な試合に前線はフルメンバーになりました。マルチェナ、バラハの負傷はまだ癒えていないようで、中盤から後ろはやはり少し不安が残る状態。それでもピボーテはアルベルダとマヌエル・フェルナンデスでいけるのではないかと思います。
トレーニングでは、ヒルデブラント;ミゲル、カネイラ、エルゲラ、モレッティ;ホアキン、Mフェルナンデス、アルベルダ、シルバ;ビジャ、モリエンテスと先発を組んで試してみたようです。中盤両サイドはアングロ&ビセンテが代わって入ったり。
いくらローゼンボリ戦からクーマンが指揮を取ることになったといっても、各選手の特徴やコンディションまでは把握しきれないでしょう。先日のマジョルカ戦をベースにビジャを入れる、という考え方なのかな。上手くいきますように…。

アレクシス
左膝外側側副靭帯の2度の捻挫、左膝内側側副靭帯の1度の捻挫、後十字靭帯の部分損傷、内部軟骨組織の損傷。全治4ヶ月。
今シーズンも膝の靭帯を損傷した選手が出てしまいました。最悪の事態(断裂)ではなかったようですが、損傷部位がいくつも重なっているのが気になります。最悪の場合は半年以上離脱の可能性もあったのが4ヶ月。それでも4ヶ月は長すぎる…。1日も早く戻ってこれるように、でも焦らずに、完璧に治るまで……Animo Alexis!

不均衡

2007-11-04 10:09:34 | football

鯨飲

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 11
Sevilla F.C. 2-0 Real Madrid .C.F.

セビージャ様の得点:セイドゥ・ケイタ(18)、ルイス・ファビアーノ(21)

先日、バレンシアを楽しそうにボコボコにしているマドリーを見ながらこう思いました。相手がバレンシアでなければ楽しく見れた試合だったのにと。そしてマドリーの次の対戦相手がセビージャだということを知り、こう思いました。バレンシアをボコボコにしたのなら、返す刀でセビージャもボコボ……

すいませんでした。ミッドウィークにセビージャはアトレチコに4-3で負けたりしていたのでつけ入る隙もあろうかと思っていたのですが、確かに強さが戻ってきましたね。隙だらけなのはマドリーでした。
といっても立ち上がりはどちらに傾くともわからない拮抗した展開。それがガラリと変わったのは、ケイタのミドルシュートだったのではないかと思われます。好調ではあったのですが、守備組織は強いわけではないマドリー。不意を突かれて先制を許し、バタバタしたまま3分後に追加点を入れられてしまいました。バレンシア戦はあんなに良かったガゴとディアラのピボーテが効かず、グティは良い状態でボールを持てず、前線にボールが行かないためチャンスがろくに作れない。シュート数5本、枠に行ったのが1本、という結果が、この試合のダメさを象徴しています。
これまでも後半から立て直したり、チームの勢いががらっと変わることはあったわけですから、落ち着いていけばなんとかなったかもしれない試合。しかし後半立ち上がりすぐにセルヒオ・ラモスが2枚目のアマリージャを頂いて退場。セビージャ自体も後半の試合の質はどんどん落ちていったわけですが、右サイドの攻撃の駒をひとつ欠いてしまったマドリーも、もう何をしようもありませんでした。
それから審判、ラウルが倒されたのはペナルティだろう……。倒れづらい、踏ん張るラウルだからこそ取って貰えなかったのかなと思います。もっともMARCA辺りでは、このレフェリーがカタランだったということ、ラウルへの黄色の他にも不満の残るレフェリングだったことなどから、ちょっとした論争になってたりもしますが。

あとはちょっと覚書程度にメツェルダーについて。マドリー以前にどんな選手だったのか、ブンデスをほとんど見ない私にはわからないのですが、予想以上にマドリーというかリーガにフィットしている様子に少し驚いています。この何シーズンかマドリーにやってきた有名なCB、サムエルだったりウッドゲイトだったり、昨シーズンのカンナバーロだったりが、評価されるまでに時間がかかったり批難されるだけで終わったりしているのを見てきたので。例えばドリブルなどでペナルティエリアに迫ってくる相手に対してリーガのCBの守備は、足元に飛び込んだりタックルを仕掛けたりするよりも、少し距離を取ってじっと我慢し、タイミングを見てすっと脚を出してボールを攫い、思いっきりクリアするのではなく攻撃につなげる……というふうだと私は思っているのです。メツェルダーはそれができているなあ、と。もちろんチーム状態が良いこととか、相棒のカンナバーロが良いこととか、要因はいろいろあるのだとは思いますが、メツェルダーは今のところ目立つミスもあまりない(たぶん)。けっこう良い補強だったのかもしれません。



マジョルカが赤黒なので本日はel blanco仕様

07/08 Liga Espanola 1a division Jornada 11
Real Mallorca 0-2 Valencia C.F.

バレンシアの得点:フェルナンド・モリエンテス・サンチェス

何よりも勝てたことが大きいと思います。放送があるかどうかはまだ不明なので、一応ネットで見た感想を。

プレビアで最近の不調を心配していたモリエンテスがドブレーテ。といっても試合を通じてモリエンテスが良かったのは得点シーンと最後の辺りくらいでした。1トップということを意識しているのか、ボールを触りに中盤まで下がってくることがほとんどない。となると、なかなか前線にボールがいかないような最近のバレンシアの試合では、長時間行方不明になってしまうのではないかと思います。それでも決めるべきチャンスに仕事をしたことがとても嬉しい。この日打ったシュートは7本中2本。それが両方とも得点になりました。

試合全体は、やはり良いできだったなんてとても言えるものではありませんが、それでもポジティブな面はあったと思います。この試合一番目立っていたのは、マヌエル・フェルナンデス。もっと早く復帰できていたら、セビージャ戦やマドリー戦ももう少しまともな試合になっていたかもしれない。とにかく運動量があってよく動き、攻撃に向かう意思がはっきり見える。前線に出てシュートも打つ。遅れたファウルをしても平然としてたり相手に返すべきボールを返さなかったりと、ちょっと素直ではないところが、今のチームにとって良いアクセントになりそうです。
復帰3戦目のビセンテも良かった。まだサイドをフルスピードで駆け上がる…というようなマックスのところまでいっていないような感じもするのですが、シルバとの緻密なパス交換は、ちょっといいですね。

問題はやはり守備か。試合開始からわずか3分で、アレクシスが負傷交代。右サイドで先発していたカネイラがCBに入るという緊急事態になってしまったせいもありますが、再三危ない場面を作られていました。中盤までのところでボールを抑えられず、簡単に最終ラインまで持っていかれてしまう。キケは守備トレーニングに重点を置いていたはずなのに、なぜこんなにボロボロなんだろう…。ただこの試合はヒルデブラントがよくがんばってまして、何度かスーパーセーブをしてくれました。助かった。

最後に、負傷交代のアレクシス。味方のゴール前で空中でグイサとボールを競り合った後、着地を失敗して脚を痛めてしまいました。傷めた箇所は左膝。現時点では負傷の程度は不明で月曜日にバレンシアで検査をするようですが、MARCAによると膝の靭帯まで損傷が及んでいれば全治3ヶ月程度になるのではとのこと。チームが絶不調の中で回ってきたチャンス。チームのために、と思っていただろうに残念です。少しでも軽いように、祈っています。

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