けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

この人の言葉

2006-05-30 23:35:20 | football
バレンシアへの移籍が決まり、日を追うごとにいろいろなコメントが出てきております。カニサレスとかカシージャスとかビセンテとかバラハとか今日出たばっかりのレジェスのコメントとか、ちょっとずつ載せようかと思ったんですが、この方のコメントで今日はおなか一杯の気分。

現在スペインに滞在中。「マラカナ '06」というスポーツ番組に出演した際のコメントです。

個人的に、アルゼンチンの選手に「尊敬する選手は?」と聞くほど無意味なことはないと考えています。返ってくる答えはまちがいなくこの人、ただ1人。


ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
(モリエンテスが召集されなかったことについて)驚きだった。モリエンテスは欠くことができない。どんな試合でも良いものをもたらすから。スペインにとってうまくいかないのでは。スペインと対戦するすべての国にとってモリエンテスがいないことは朗報だ。



世界のマラドーナ様にそんなふうに言っていただけるとは…。さらにマラドーナはモリエンテスを評して「完璧な選手。空中戦に非常に優れ、プレイに強さがあり経験がある」とのこと。何といいますか……けっこう素で感激。


旧ボス・新ボス

2006-05-29 01:28:59 | football
リバプールの公式サイトでラファがモリエンテスについて言及してくれていました。

ラファエル・ベニテス
チームに加わって以来、モリエンテスは多大な貢献をしてくれた。しかしシーズンが終わった後で私は彼と話し合い、もしスペインの良いクラブからオファーがあれば交渉できる、という意見で互いに一致した。
我々のクラブに加わって以来、モリエンテスは優れたプロフェッショナルの姿勢を保ち、チームを助けてくれた。加入以来、モリエンテスは主にセカンドストライカーとしてプレイしてきた。難しいポジションだった。他のフォワードのためにたくさんのスペースをつくるため、多くのハードワークをこなさなければいけないのだから。
あなたがたがもし他のストライカーたちと話す機会があれば、全員がモリエンテスと組んでプレイするのがどんなに良いことだったかということを話すだろう。フェルナンドは常にこのポジションでハードにトライしたが、多分、彼の働きに見合った信用を得ることができなかった。
彼は重要な時期にリバプールに加入し、我々にとって重要な役割を果たしてくれた。彼はその姿勢とプロフェッショナリズムとで、他の多くの選手を助けてきた。
彼はビッグスターとしてチームに加わったが、その態度は常に素晴らしかった。おそらく彼は、ルイス(ガルシア)やシャビ、ペペ(レイナ)に比べて、イングランドに馴染むのに問題があったのかもしれない。それに彼が家族のことを考えていたのも私は理解している。


出場機会を失っていたマドリーからモリエンテスを移籍させ、常に褒めて大切にしてくれたラファ。十分な結果を出して応えることができなかったのが残念で申し訳ない限りです。今回のバレンシアへの移籍は、驚くほどすんなりすばやく決まりました。移籍金は報道のとおりならば、マドリーから買った時の半分以下。もっと出せとか、代わりに誰をよこせとか、他のオファーも検討してからとか、話が難しくなる事だって十分ありえたのに、リバプールは潔かった。ありがたいことです。


では次に、バレンシアの公式サイトから。

キケ・サンチェス・フローレス
モリエンテスはバレンシアにとって興味深い選手だ。そしてこれまでの我々の選手たちのダイナミズムや形勢に変化をもたらすと考えられる。モリエンテスは空中戦に優れ、エリアの外でも良い動きをするからだ。モリエンテスがリーガ・エスパニョーラで成したものは素晴らしく、そのプロフェッショナリズムは際立っている。さらにモリエンテスは良い人間だ。所属したあらゆるチームで、彼は監督の決断に常に敬意を払っている。我々はロッカールームでは、優れた選手かつ優れた人間を必要としている。モリエンテスと私は、サラゴサで1シーズンを一緒に過ごした。そのときの記憶では、彼は選手としてロッカールームで望まれる存在だった。そのとき彼は19歳で、その後のリーガの方向性を示す選手の1人だと私は見ていた。彼がスペインで自身の調子を取り戻すために強いモチベーションをもってバレンシアにやってくるであろうということを、そして重要な試合での彼の経験が、この先我々が戦うことになる3つのコンペティション、特にチャンピオンズリーグで、多大な貢献をしてくれるであろうということを私は確信している。このプロジェクトへの彼の関わりは最大になるはずだ。


キケのことはまだ良くわかりません。でも、やはり大きな信頼と期待を寄せてくれているようです。今度こそ、それに最大限に応えられるように……。

コメント見つけた

2006-05-28 00:39:04 | football
今回の移籍についてモリエンテス本人のコメントがないのかと、あちこち探していました。MARCA、AS、elmundo.es、superdeporte……見つけられませんでした。ラジオでのインタビューに応じたというニュースは見たのですが、記事になったものは見つからず。ま、そのうちどこかに出るだろうと思いまして、別のニュースを探していたら…発見。Sky Sportsでした。スペイン語サイトばっかり必死で探していたので、英語ニュースサイトにあるとは思ってなかったのでした。

フェルナンド・モリエンテス・サンチェス
特に問題になるようなことがあるとは思っていなかった。僕が唯一気にしていたのは、クラブ同士が合意に至らないのではないかということだった。
僕にとっては極めてはっきりしていた。バレンシアのようなクラブに行かないとすれば、他のどこにも行かないと。
これが僕が望んでいたことだった。リバプールとの契約は2年残っていたけれど、この選択肢が浮上した。間違いなく、これが僕の唯一の選択肢だった。
僕はラファとたくさん話し合った。でもラファはバレンシアについて、何も特別なことは言わなかった。
バレンシアは偉大なクラブであり、どんなプロフェッショナルプレイヤーにとっても、このクラブでプレイすることはすばらしいチャンスになる。
これは僕にとってのチャレンジだ。バレンシアのためにタイトルを獲りたい。
W杯のメンバーに選ばれなかったことにはひどくがっかりした。でもバレンシアとサインできたことがこの痛手を癒し、新しいページをめくることになると考えている。




ところで、もうすぐスペイン代表のテストマッチが始まります。仮想ウクライナって感じのロシア戦です。こんなときに限ってプチ帰省中なので、試合は明日以降見ようと思います。スペイン代表では、アキレス腱を痛めたデル・オルノのW杯出場が極めて厳しい状況に。最終的な検査・決断は月曜日以降になるそうですが、既にデポルのカプデビラがスタンバイしているようです。カプデビラは前回のユーロの時も、直前合宿に入ってから負傷離脱したサルガドの代わりに緊急招集されています。確かヴァカンスに入ったばっかりで、彼女とアフリカ方面にまさに旅行に行かんとする直前で引き止められポルトガル行きになっていたような……。

ちゃんと決まりました

2006-05-27 09:03:37 | football
バレンシアCFは金曜日、新しいバレンシアニスタとなるリバプールのFWフェルナンド・モリエンテスと3年契約+オプション4項目で合意に至った。モリエンテスは、1976年4月5日にカセレスに生まれた。国際試合では43キャップ26ゴールを上げ、UEFAチャンピオンズリーグ4回、リーガタイトル2回、ヨーロッパスーパーカップ2回、イングランドFAカップ1回、スペインスーペルコパ2回のタイトルを獲得している。モリエンテスのメディカルチェックおよび公式会見の日時は追って発表する。
バレンシア公式


ということで無事にバレンシア側からもオフィシャルステイトメントが出ました。良かった……メディカルチェックが残ってますけどね~。

まだですって

2006-05-26 23:31:48 | football
まだ決まらない、モリエンテス。今日のMARCAによりますと、

ヴァレンシアのスポーツダイレクター、アメデオ・カルボーニは、モリエンテスの移籍についてバレンシアとリバプールとの間では合意に至ったものの、選手本人との合意はまだであると認めた。
カルボーニはモリエンテスの代理人との交渉について、合意に至るのに「問題ないだろう」としている。「しかしその瞬間まで彼は移籍したのではなく、彼がバレンシアの選手だと言うこともできない」。
カルボーニはリバプールのオフィシャルサイトの発表に困惑しているようであった。「バレンシアは隠し事を望まない。決まった際には、私が最初にお知らせすることになるだろう」。

これだけ世界中に広まってしまった後でご破算とかなったら……や、やめとこう、そんなこと想像するの…。

マルコとモリエンテス

2006-05-25 17:24:08 | football
さらに昨日の続き。まずは、モリエンテスを獲得する交換要員で名前が上がったモナコのFWマルコ・ディ・ヴァイオの反応。ASM JAPONの方で記事にしているので、そこから一部もってきました。

FWマルコ・ディ・ヴァイオ
僕は自分が望まないところにはどんな所でも行くつもりはない。誰かがバレンシアに行く代わりになんてなおさらだ。僕は荷物ではないし、家族があるのだから。モナコが僕の最優先事項だ。僕は自分のキャリアをバレンシアで終わるつもりだった。でも今はそうするつもりはない。時間を無駄にしたくないからだ。
カルボーニとエドゥアルド・マシア(両者ともバレンシアのスポーツ・ダイレクター)に伝えた。僕は、可能な限りモナコに残留するつもりだと。そうできない場合には別のオファーについて話し合うことになるだろう。しかし僕が最も優先するのはモナコだ。
ひとつの所で継続してプレイするのが僕の望みだった。僕はここにいるよう望まれている。僕の移籍金が600万ユーロ(約8.5億円)だなんて信じられない。僕はもう30歳なのだから。


よく言った、と思います。マルコ男前。モナコで戦いたいと言ってくれるのが本当に嬉しい。


これを受けての展開。今日のAS紙superdeporteはともに「モリエンテスとバレンシアの合意はかなり近い」としています。ASより一部抜粋。

アメデオ・カルボーニはすぐにでも、スポーツダイレクターとしての初仕事を発表したいと考えている。カルボーニは昨日中モリエンテスの件で合意に達するためにリバプールのフロント陣と会談した。両者はこの週末までに合意に至ろうとしている。そしてモリエンテスの気持ちがメスタージャに対して固まれば、唯一残る問題はバレンシアが「レッズ」に対して支払わなければいけない移籍金の額にのみになる。
リバプールの最初の要求は600万ユーロであった。この額は、1年半前にマドリーに対して支払った900万ユーロを考慮したもの。バレンシア側はディ・ヴァイオを交換にと考えたが、ディ・ヴァイオはこれを拒否、支払額は400万ユーロまで減額されている。リバプールが得る金額は少なくなっているが、リバプールはインセンティブ(優先交渉権など)を強化するよう求めている。
リバプールはモリエンテスの譲渡に関して、さらなる付帯事項を求めている。これはゴール数、出場試合数、獲得タイトルなどによって付帯されるもの。これが唯一、歩み寄りに欠けているものである。さらにカルボーニはこの合意を遅らせることはできない。なぜならバレンシアは、モリエンテスの獲得に動いていたビジャレアルやバルセロナといった他のクラブにアピールできるからである。
モリエンテスに対して、バレンシアは3年間の契約をオファーする模様。これはリバプールと残している契約よりも1年多く、特に問題はないであろう。


カルボーニが初仕事(しかも言わせてもらえるならばかなりのビッグネームの移籍)を一刻も早く成功させたくて急いでいるようにも見えますが、早めに決まるなら嬉しい。というかバレンシアのようにCLを戦える大きなクラブがまだモリエンテスを必要としてくれるなんて、ありがたいことです。移籍となると(好むと好まざるに関わらず)揉めに揉めるモリエンテス、スムーズに素早く安全に(?)決まってほしいところです。



追加:ピレス、ビジャレアルに移籍。
バレンシア方面繋がりで、ピレスの移籍が決定した情報を。ビジャレアル公式で発表になりました。契約は2年間で、6月の2日か3日にお披露目の模様。

それはダメ

2006-05-24 18:22:22 | football
今日もモリエンテスのニュースを。昨日の続きと言っても良いかもしれません。MARCAから。

リバプールはフェルナンド・モリエンテスに対して、400万ユーロ+ディ・ヴァイオを求める

キケ(・サンチェス・フローレス)はこのリバプールのフォワード(モリエンテスのこと)が、バレンシアにとって良いものになるとはっきり理解している。サラゴサ時代はプレイヤーとして共に過ごし、またどうすればモリエンテスを上手く使えるかを理解していることから、実際にキケは一貫して繰り返し、モリエンテスは彼のプロジェクトにぴったり当てはまるピースであるとしている。さらにモリエンテスは、バレンシアのようなクラブでもまだやれることを再び確認することができるだろうことから、スペインへの復帰を望んでいる。いずれにせよ、キケはリバプールとじっくり交渉しなければならなくなるだろう。ラファ・ベニテスはおよそ400万ユーロとディ・ヴァイオを要求している。しかし問題は、ディ・ヴァイオがモナコに残留したいと望んでいることである。



静観しますとか言っておきながら、移籍ネタです。

>しかし問題は、ディ・ヴァイオがモナコに残留したいと望んでいることである。

大問題です。ディ・ヴァイオはあげないよ。
05/06シーズンボロボロだったモナコにとっての数少ないポジティブなことといったら、シーズン終盤に完成したディ・ヴァイオとチェヴァのコンビがかなりワクワクさせるものになったってことです。マルコもモナコでプレイしたいとシーズンの最初から最後まで言ってくれてます。だから連れて行かないで。

しかし、

>サラゴサ時代はプレイヤーとして共に過ごし

これは知らなかった…。調べてみましたら、キケ・サンチェス・フローレスはキャリアの最後のシーズン(96/97)をサラゴサで過ごしていました。ちなみにモリエンテスが所属していたのは95~97。やっぱり各地渡り歩いてきただけあって、コネクションといいますか知り合いが多いです、モリエンテス。

今日は3つ

2006-05-23 21:58:24 | football
5月23日、本日のモリエンテスニュース拾い。まずは夕方ごろMARCAのトップページにも出ていたニュースから。

モリエンテス、バレンシアが求めるフォワードリストに。

このシーズンオフからバレンシアのスポーツダイレクターにはあのアメデオ・カルボーニが就任しているわけですが、その最初のお仕事はフォワード陣の補強のようです。バレンシアに詳しくないのでめったなことは言えませんが、もしかしたらビジャがどこかに引き抜かれていくことが頭にあるのかもしれません。
既にデポルのディエゴ・トリスタンの名前が上がってましたが、本日モリエンテスも「カルボーニ爺のちょっと興味あるリスト」に載ったようです。

MARCAの記事では、キケ・サンチェス・フローレスもモリエンテスは気に入ってくれているようです。問題点は、モリエンテスの給料が高すぎること。記事を信用するなら、リバプールからもらっている300万ユーロ(日本円で4億2千万)は、バレンシアのトップクラス選手の2倍にあたるのだとか。やっぱりプレミア金持ちだな…。
あとは、マドリーに当時900万ユーロの移籍金を払ったリバプールといかにうまく交渉するか、モリエンテスの年齢、などが問題になりそうだとのことです。

ま、まだシーズンオフは始まったばかりですからこの後もいろいろな噂がたつんでしょう。


と、思っていた矢先の、次のニュース。これもMARCAから。

モリエンテスの代理人、リバプールを離れることはないだろうと宣言
もう皆さんおなじみのヒネス・カルバハル氏が、この夏でモリエンテスがスペインリーグに戻ることはないだろうと宣言。
「プレスが作る噂だ。真実は何もない。唯一信じて良いのは、モリエンテスがリバプールと2年間の契約を残しているということだ」


だそうです。ということで、静観。


最後の記事はスペイン代表の初練習について。
初練習で、ファンたちはモリエンテスを要求。

初練習を見に集まった250人ほどのファンの中から、モリエンテスの名前をコールする声が練習の間中続いていたようです。画像は「モリエンテスを代表に」というアピール。プラカードも作っていますね。
先週半ばから、現地のモリエンテスファンが集まる掲示板で「デモをやろう」という意見が上がっていましたが、本当に実行したんですね。


スペイン代表は、今日の練習からついに4-3-3の実践に入りました。まずはトップにレジェス-トーレス-ビジャと並べ、ラウルは中盤に。一番攻撃的な布陣になりそうです。

プーマユニ

2006-05-23 02:59:35 | football
本日(22日)をもってスペイン代表が合宿をスタートし、これでW杯に参加するすべての国が本大会への準備に入ったことになります。この1週間よたよたしていたので他の国の動向を追いかけるのがおろそかになっていました。

手始めにうち(=モナコのこと)の子たちは元気だろうかと、まずチェコサッカー協会(のサイト)を訪ねてみました。ら、いきなりロシツキとバロシュとチェフとコラーさんと眠そうなネドヴェドが出迎えてくれました。ありがとう。
背番号が決まっていたようで、うち(=モナコのこと)のプラシルは20番を頂いていました。出場機会があると良いと思います。プラシル、ビッグゲームは何回も経験してますからね。03/04はCLでがんばったし、04ユーロも出てますし。がんばれプラシル。

で、チェコサッカー協会のサイトを見ていてふと気づきました。ユニフォーム。

PUMAだったんだ。しかもW杯仕様のこのユニフォーム、前面にエンブレムに入っているライオンが透かしでデザインされてます。そういえばこのデザイン、見覚えが……。

今年1月にアフリカ選手権があった時だったかその後だったか、PUMAのユニフォームが何か良いな~という印象があったのを思い出しました。


チュニジア。「カルタゴの鷲」がデザインされている。


トーゴ。「アフリカの鷹」の愛称のとおり、鷹のデザイン。


コートジボワール。これもチームの愛称に従って象のデザイン。


ガーナ。「ブラックスターズ」にちなんで星のデザイン。


賛否両論あるかもしれませんが、こういうデザイン好きです。本当に特別なときのために、国を代表して、というニュアンスが感じられます。

今大会、PUMAがユニフォームサプライヤーになっている国はなんと12カ国で、センスの悪さでは定評のあるナ○キ、スペイン代表ユニフォームを悲惨なことにしてしまったアディ○スを抑えて最多なんだとか。イタリア代表のように、こういう透かしデザインを取り入れてない国もありますが、他にも

イラン。ピッチ、芝をデザイン。


サウジアラビア。やしの木。


ポーランド。白鷲をデザイン。


スイス。十字が見えますね。


チェコユニの白とか、トーゴのユニとかちょっと欲しくなってきました。
ちなみにうち(=今度は清水のこと)のユニフォームもPUMAであります。今シーズンのユニをしみじみ眺めたことはないですが、前面には例によって世界地図がデザインしてあります。

マドリーの仲間たち

2006-05-21 19:45:55 | football
しつこくモリエンテス情報探し。モリエンテスがどうしているかの指針にはなりませんが、マドリーの仲間たちのコメントから。

イケル・カシージャス
外される選手というのは、どんな場合にも存在する。モリエンテスは僕の友人だし、彼もバラハも他の選手たちも、W杯に出場するに値すると確信している。でも監督は23人しか連れて行けないし、この23人もW杯に相応しい選手だ。


さすがイケル、冷静。


シャビやイケルとは違う、モリエンテスと同じ立場からのコメントも。グティです。
マドリーがチームとしては何も成しえなかった中で、個人としては本当に充実したシーズンを送ったグティ。この2シーズンは彼のフットボール経歴のなかでも最盛期だと思います…が、そんなグティも代表には本当に縁がない。中盤は確かに優秀な人材でいっぱいですが、グティが彼らに劣ることはまったくない。ただ、少し使い勝手が悪いのとキレやすいのと、大切な合宿・親善試合の時だけ負傷していたのと…。02コリアジャパンの時も、怪我だったか手術で代表はなりませんでした。ポルトガルでのユーロの時も…あの時はなぜ入らなかったんだろう。

ホセ・マリア・グティエレス・エルナンデス
ドイツに行きたいと願っていた。最後から2回目の合宿に参加して、そういう希望を持てた。でもすぐに監督は、もっと良い立場の選手がいると考え決断を下した。
以前にも言ったことがあるけれど、W杯に行けないというのは僕にとって酷くがっかりすることだし、今後もそうだ。本当にがっかりしているんだよ。監督は僕に、チームで練習し、出場し、それを続けていけば事態は良くなるだろうと言ったんだ。それでも、僕のポジションには多くの選手がいるのだから、最終リストを作るのは大変なことなんだろう。
(モリエンテスが外されたことに対して)モリエンテスのような選手がチームにいるのは良いことだろうに。彼はヘディングがうまい。スペインのために多くの試合を戦ってきたんだ。でも僕は決断を下す人間ではない。



さて、スペイン代表はたぶん明日集合し、コンセントレーションがスタートします。まずはマドリーからスタートして、土曜日にはアルバセテでロシアと、さらにその1週間後にはエルチェでエジプトと親善試合を行います。大事なコンセントレーションを前に、

ルイス・アラゴネス
モリエンテスとバラハが不愉快に感じるのは仕方ないことだ。今週のうちに、彼らと話し合いたいと思う。


発表前に話し合うのと、この時点で話し合うのと、どちらが心の健康には良いんでしょうね。


後刻
フェルナンド・モリエンテス、ロペラのリストに追加
04/05は国王杯優勝&CL出場権獲得、05/06は一転残留争い、と散々な目にあったベティスのルイス・デ・ロペラ会長がモリエンテスの獲得を望んでいるとのASの記事です。

華燭の典

2006-05-20 12:24:42 | football
シーズン終わったし、W杯までは時間があるし、というかこんな状況ですし。なので今日の記事はワイドショー系でこちらから。

5月19日午後7時、コルドバにてレイナが結婚式を挙げました。お相手は元バレーボール選手のジョランダさん。超美人。

女性向けらしく服装の記述が事細かなのもおもしろいです。レイナのネクタイがピンク色とか、花嫁は馬車で到着して肩を出したウエディングドレスに白いマンティージャ着用だとか、女性ゲストたちのドレスがどんなだとか。

出席したサッカー関係者は、リバプールからモリエンテス、シャビ・アロンソ、ゼンデン、イングランド関連なのかチェルシーのデル・オルノとエバートンのアルテタ、アトレチコのパブロ・イバニェスとアントニオ・ロペス、ビジャレアル関連でキケ・アルバーレス、アルアバレーナ、ホセ・マリ、ロペス・バジェホ、あとカマーチョさん。

いました、モリエンテス。

ニュース探し

2006-05-18 21:28:22 | football
マドリーの最終節とか、ジダン最終戦だったのにとか、オサスナCLとか、ニハトがビジャレアルにとか、カルボーニ爺は引退かなあとか、バルサ優勝とか、ジュリ息子は大きくなったなあとかいろいろあるわけですが、まだ他のことにはあまり意識がまわりません。やはりモリエンテスがどういう状態なのか気になる。

elmundo.esより、サン・セバスティアンで会見したシャビ・アロンソのコメントを。

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アロンソはサン・セバスティアンでレアル・ソシエダの株を購入するイベントの後記者会見を行い、アロンソと同様、リバプールの仲間であるルイス・ガルシア、ペペ・レイナ、フェルナンド・モリエンテスは、アラゴネスにいつも召集されており、W杯のメンバーに入ることを「期待」し「信じて」いたのだと語った。

彼(モリエンテス)にとって、これは非常に厳しい痛手であり驚きだった。最後の召集に入っていたのに代表のリストに入らないなんてひどい落胆だ。だけど進んでいかなければならない。この先彼がまた代表に戻れるとわかっているよ。

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いつもずっとリバプールからは4人で呼ばれていて、直前の潮干狩りも免除されて、全員のメンバー入りを誰も疑ってはいなかったようです。改めて、つくづく悲劇です。

落ち着かない夏が始まる

2006-05-17 15:31:26 | football
THE INDEPENDENTより。

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フェルナンド・モリエンテスは昨夜、この夏ラファエル・ベニテスが彼のチームを強化するにあたって、リバプールに落ち着くのではなく売られると思っていることを明らかにした。

モリエンテスはアンフィールドに大きな失望を与えた。05/06シーズンに9ゴールしか上げることができず、土曜日にはカーディフで同じく期待はずれであったジブリル・シセの代わりにベンチに座った。月曜日にルイス・アラゴネスがスペイン代表に彼を召集せず、モリエンテスの失望は増した。

僕はリバプールで1年半を過ごしてきた。怪我をしていたそれ以外のときは、うまくいっていると感じられなかった。監督が僕を必要としているかどうか知るために、話し合わなければいけないだろう。でも僕がプレイできないのなら、ここにはいられない。僕がマドリーを離れたのは、僕がマドリーに役立つと感じられなかったからだった。

必要以上の移籍金を払うことはないが、リバプールの監督は、ダレン・ベント、ジャーメイン・デフォ、クレイグ・ベラミーといった選手たちについて考慮中である。モリエンテスに関しては今はシセと同じ状況である。ベニテスが移籍資金を手に入れるために、彼らを必要とするクラブが動くならば。

W杯を戦うスペイン代表からモリエンテスが漏れ、ラ・リーガのいくつかのクラブ(エスパニョールを含む)が関心を寄せている。

もし僕がもっとプレイしていたら、もし僕が15点とか20点決めていたら、もっと良い状況を予想していただろう。でも僕はうまくプレイできなかった。僕のプレイスタイルが僕自身を保証するものだった。だけど今シーズンの酷いできがそうさせなかった。

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「来シーズンこそは期待に沿えるようにしたい」と言って欲しかった気もしますが、そう言えるか、あるいは移籍覚悟の発言をするかの分かれ目が、代表召集に漏れたことだったのかもしれません。実際FA杯の数日前のインタビューでは残留する意思が感じられてましたから…。

リーガ、いいじゃないですか。エスパニョールはちょっとすぐには違和感がぬぐえないですが…でもUEFA杯ありますね。というかリーガ放送権がJSPORTSなりスカパーに戻ってくれば、倉敷さんの声で「モリエンテース!」と再び呼んでもらえるわけです。
個人的にはモ○○に戻ってきてくれたら……モネガスクたちは今でも「ナンド」が大好きですから。もうジュリもジェロームもパトもDDもいないけど、まだガエルもジコスもルーカスもプラシルもローマも残ってるよ。前線はけっこう充実している印象はあるんですけどね。

なんて思ってみたり。