けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

予想されたこと

2005-09-30 23:37:08 | football
今週末のリーグ戦が終わるとやってくるインターナショナルウィーク。大部分の地域ではW杯予選は大詰めでして、そんな大一番を控え、各国代表が発表されております。スペインでも、本日アラゴネス爺ちゃんがベルギー戦、サンマリノ戦に臨む代表22名を発表しました。例によってクラブ単位で。

アーセナル:レジェス
アトレチコ・マドリー:アントニオ・ロペス、パブロ・イバニェス、フェルナンド・トーレス
バルセロナ:プジョル、チャビ
ベティス:ホアキン、ファニート
デポルティボ:カプデビラ
エスパニョール:デ・ラ・ペニャ
リバプール:ルイス・ガルシア、レイナ
レアル・マドリー:カシージャス、ミチェル・サルガド、ラウル、セルヒオ・ラモス
バレンシア:アルベルダ、バラハ、マルチェナ、ミスタ、ビセンテ、ダビ・ビジャ

けが人やサスペンションの選手が何人かいるため、だいぶ入れ替わりがあります。
左サイドはルケに代わってレジェス、左SBはデル・オルノに代わってデポルのカプデビラ(EURO2004以来?)、モリエンテス&ラウル・タムードのFW2名と代わるのは、いずれもバレンシアからダビ・ビジャとミスタ。ベルギー戦が出場停止になるシャビ・アロンソの代わりはバラハ。これはアルベルダも当てはまる?
あ、そういえばバスク方面から呼ばれた人がいない気がする。いいのかな?(真実はわかりませんが、スペイン代表にはバスクとカタルーニャから必ず呼ばれるんだという話を聞いたことがあるようなないような…。大人の世界ですね)

バラハ久しぶりな気がします。爺ちゃんはもうバラハを呼ぶつもりはないのかと思ってました。ミスタも久しぶり。出場のチャンスはあるかな?レジェスは一時調子を落としていたようなところがありましたが、最近はよく試合に出て動けているという印象があります。いえ、アーセナルの試合をちゃんと見ているわけではないので印象だけ。

スペインは、現在ラウルの調子が良いのが嬉しいところではないかと。もう勝つしかなくて、勝ったところでセルビア・モンテネグロも連勝してしまうと、(たぶん)あと2試合も余分に戦えてしまったりする状況ですが。もうとにかく勝て。
そして目覚めよ、フェルナンド・トーレス。交代が早かったからって爺ちゃんに文句言ってる場合じゃありません。だいたいお仕事ちゃんとできてないからです。それでも使い続けてくれてる爺ちゃん、親心です。ちゃんとその期待に応えてよ。がんばれトーレス君。

日程は8日にブリュッセルのスタッド・ロワ・ボードワン(ボードワン国王スタジアム、元の名をヘイゼル・スタジアム)でベルギー戦、12日にセルバラッレのスタディオ・オリンピコでサンマリノと。あれ、両方ともアウェイですか。

ただいまー

2005-09-28 22:42:49 | 研究
冷麺は食べ損なったもののキレのいい日本酒を堪能できたり、郷土料理居酒屋のサンマがおいしかったり、「じゃじゃ麺」でお腹の中がポカポカになったり、バンケットで悶絶してしまうくらいおいちい前沢牛&生ガキに至福の時を過ごしたり…良いところでした、盛岡(食べるものばっかり)。

モリオか・・・モリエンテス、またダメですか。本当に繊細なハムちゃん(=ハムストリング)の持ち主ですね・・・。

結局あちらでネットをしている余裕がなくて、プチ浦島です。情報を集めに行ってきます。

モリエンテス2題

2005-09-22 00:02:48 | football
今週はたいていどの国もミッドウィークに試合があるようです。昨夜はブンデスリーガの試合が行われてましたし、今夜はイタリア、スペイン、フランス…イングランドではカップ戦も。

クライフェルト、カンプ・ノウに登場!と思いきや怪我で出場できないらしいとか、マドリー(試合自体は木曜)のCBはこんなクライシスな時なのに遂にウッディがデビューするらしいとか、あれこれ書くことはあるのですが、なにしろデシャンショックがまだ抜け切っていないので、他の情報にあまり身が入りません。デシャンの名前とマドリーの名前が同じ記事の中に出てくるのがちらほら目に入るのがひどく気になるんですが。

ともかくそれは置いておくとして、この数週間いったい何をしているのか、元気なのか、予定通り回復しているのか、さっぱりわからなかった某M選手に関するニュースが、今日は久しぶりに2つ手に入りました。

まずはリバプールのオフィシャルサイトから。記事タイトルは「メラー君、いい感じで戻って来れそう(適当訳)」でありますが、その中に

With Fernando Morientes and Harry Kewell also nearing full fitness, Rafael Benitez's attacking options are set to increase greatly over the coming weeks.

フェルナンド・モリエンテスとハリー・キューウェルもまもなくフィットネスが完全に戻る。ラファ・ベニテスの攻撃オプションはこの数週間で大きく増えることになるだろう。


くらいの感じで。
良かった、一応ちゃんと回復していたんですね。何しろガラス製ですから、2週間と言われつつ1ヶ月くらい回復不能になったらどうしようと思っていましたので。週末のバーミンガム戦で戻ってこれると良いですね。


もう一つの某M選手ニュースは、メディアソース自体は不明ですが、あるモナコのサポーターズサイトの記事「デシャンの辞任に対する反応」から。
(訳自体はASM JAPONから流用しました)

フェルナンド・モリエンテス リバプールのアタッカー
少し寂しいよ。僕にとって、ディディエ・デシャンはどんな大きなクラブにも相応しい監督であるままだから。彼は計り知れないほど大きなことをモナコで行った。そしておそらく、僕たちは彼の経験と彼の素晴らしい信念からさらに恩恵を受けていた。この件は僕にとって辛い感覚をもたらしている。


マドリーで干されていたモリエンテスを口説いてレンタル移籍させ、プレイの幅を広げ、信頼して自信を与え、再び輝かせてくれたデシャン。03/04シーズン後半のある雑誌インタビューでは「デシャンに呼ばれたら世界のどこにでもついて行く」とすら言っていた「ナンド」にとって、今シーズンのモナコとデシャンの苦しみは見るに辛いものがあっただろうと思います。
この先どこかで2人が一緒に仕事をする機会は、いつか訪れるのか…


結局デシャンに話が戻ってしまいました。

気がつけば

2005-09-21 23:01:50 | 研究
デシャンショックでヨロヨロしていたら、次の学会があと5日に迫っていることに気づきました。うわっ、また緊急事態だ…
学会当日に提出する抄録はまだ真っ白です。ポスターは…ま、この間の学会とあんまり内容変わらないし…(本当はこういうことはしちゃいけません)。

「実験計画を立てて明日持ってきます」と言ったきり2週間姿を見せなかった研究法の学生さんがようやく現れました。こんな背水の陣でやるのは初めてです。しかも来週の月曜から3日間、私はいないんですよ?

30分ほどで必要最低限の研究計画を立て、明日までに実験準備を整えることを約束しました。頼むよ本当に~。

赤が舞う

2005-09-19 05:34:35 | football
もはや面倒くさいので、ASM JAPONからそのまま移植。

2005/2006 リーグ・アン 第7節
AS Monaco 0-2 Stade Rennes


GK:ヴァルミュズ
DF:マイコン、スキラッチ(66)、ジベ、エブラ
MF:ジコス(54+54=54)、ベルナルディ(69)、ジェラール(キュビリエ、75)、ソルラン
FW:アデバイヨル(チェバントン、62)、ジグリオッティ(マウリダ、62(77)

良いゲーム運びをしていると思ったらホームで先制され、あげくに守備の中心が2名ほど赤紙頂戴していなくなりました。勝てません。ホームサポーターからは「デシャン辞めろ」コールが飛んだようですが、デシャンが辞めたら回復不能になりそうです。不安です。



もはや言葉もないのでわざわざ結果を書くのもあれなんですが、一応。

05/06 Liga Espanola Primera Division 3a Jornada
Real Club Deportivo Espanyol de Barcelona S.A.D. 1-0 Real Madrid C.F.

エスパニョールの得点:ハルケ(67)

GK:イケル
DF:サルガド、S・ラモス(61+87=87)、エルゲラ、R・カルロス
MF:P・ガルシア(45:→グティ、57)、ベッカム、ラウル、バティスタ(94)
FW:ロナウド、ロビーニョ

今日はよく赤いものを目にしますね~。大安売りだ。

8日間で3連敗です。
あちこちで言われてますが、非常に昨年と状況が似通っております。昨年もCL初戦で大敗した後エスパニョールと試合をして敗北。結果、カマーチョ監督が辞任いたしました。
今回はどうでしょうか。ペレスが監督の意向に沿った補強をしたこと、ブラジル勢力が強いこと、などを考えると簡単には首切りにはならない気がしますが。ていうか個人的に会長さんのクビを切れたらどんなに良いだろう、なんて思うんですけどね。

追加:13時過ぎ
昨シーズンの同時期のエスパニョール戦の記事を見返してみました。

>エスパニョール戦で×2でになったサムエルと一発のサルガド

去年も2人いなくなってたんだ…

現在の順位表
まだたった3節ではありますが、なんとヘタフェが首位!そしてガリシアの2チームががんばっています。マドリーは15位。わぁ、モナコとお揃いだ~(……)。CLでManUと引き分けたりでがんばっているビジャレアルはドボン中です。

1 Getafe 7
2 Deportivo 7
3 Celta 6
4 Osasuna 6
5 Espanyol 6
6 Valencia 5
7 Athletic 4
8 Barcelona 4
9 Cádiz 4
10 Atlético 4
11 Sevilla 4
12 Betis 4
13 Mallorca 3
14 Zaragoza 3
15 R. Madrid 3
16 Racing 3
17 Málaga 3
18 R. Sociedad 3
19 Villarreal 2
20 Alavés 1

ある種クラシコ

2005-09-19 00:03:19 | football
今週末のサッカー、個人的に重要な試合はすべて日曜日でした。

清水 2-1 新潟
オレンジ対決ヤッター!まだあんまりよく存じ上げていませんがマルキさんありがとうありがとう。ケンタのコメントを見ると、他の皆もがんばったようです。次からはやっとモリが帰ってくるのかな?ともかく放送を(見逃さないように)楽しみにしています。

リバプール 0-0 マンチェスターU

今月は忙しくて(今月だけではないと思いますが)あれこれサッカー見ている暇ないよなあ、と現在のスカパーの現在の契約はCLセット&スポーツ-i ESPN&TVEのみであります。この他にケーブルTVでJスポーツの1と2、ガオラ、某W様が見れます。うーん、けっこう充実してるなあ…。
ということでリバポ-ManUはBBCテキストライブ頼りでした。遅い時間なら日テレさんで放送があるようですし、数日待てばManUTVでも見れますし、今回はこれで我慢します。

たとえまた引き分け(しかもスコアレス)だったとしても。

がんばれクラウチ君。いい顔してるぞー。


エスパニョール-レアル・マドリー
あまり十分にニュースを拾えていませんが、リヨン戦でイマイチだった(とルシェ監督の目には映ったらしい)グラベセンをスタメンから外し、ピボーテはP・ガルシア1枚に。より前目で生かすべくバチスタをトップ下へ。2トップはロナウド&ロビーニョに。右MFはベッカム、左にはラウルを。

なーんかすっきりしないなあ、この布陣…。ラウルが中盤の左サイドを任されるのは初めてではないんですが…左グティでロナウド&ラウルの方が良い気がするんだけど。ロビーニョはジョーカーの方が効果的だと思うのです。まだ体力も筋力も足りないし。ブラジル人選手をそれぞれが一番得意そうな場所で全部使いたいってことですか、ルシェ監督?
サイド攻撃が華のスペインにあっての「サイドアタッカー置かない主義」は、もうそれはそれで良いです。だってソラーリもフィーゴも追い出してしまって、良質のサイドアタッカーがもういませんからね。
まあ、勝てばいいや、勝てば(もはやなり振りかまっておれません)。

お相手のエスパニョールは「もう1人のラウール」こと(?)ラウル・タムードが故障により欠場。新加入のエスパニョール版ルイス・ガルシアがFWで出てくるようです。カメニ(お化けみたいにスーパーなGK)が怖いなあ。監督と仲違いしたらしいデ・ラ・ペニャも楽しみです。放送は月曜日まで待て。

その代わり(例によって1時間遅れで)放送されるのが、アトレチコ-バルサ。いつもそうだったような気がするんですが、マドリードとバルセロナの交換会なんですね。マドリーとバルサがやる時は、アトレチコとエスパニョールが試合しているような気もするし。この際ヘタフェは置いておきますが。
がんばれアトレチコ。なかなか得点できないトーレス、(スペイン代表のために)がんばれ。

おまけ:今朝方、途中経過マジョ1-2ラ・レアルの時点で寝てしまった私は、結果を知ってかなり後悔したのでした。オオクボ枠のおかげで水曜の朝方に再放送がある様子。ちょっと楽しみ。忘れなければだけど。

さらにおまけ:

紫禁城でコスプレした成果がでた様子。

イケル

2005-09-15 23:33:21 | football
昨日のリヨン3-0マドリーの試合、スペイン人選手があまり好きではないらしい(というかペレス会長の息がかかってるんではと思うことすらある)AS紙の各選手寸評にはこんなことが書かれていました。

悪い:カシージャス
リヨンの最初のゴールにはもっと何かできたはずだった。その後ナーバスになったが、ジュニーニョのPKを止め、スピリットを持って立ち直った。


カシージャスに「悪い」評価。確かに3失点もしたGKが褒められるわけはなく、ファンからも批判の声もだいぶ上がった様子。しかしあの敗戦がイケルのせいであるわけがない。断じて違う。

とはいえ、シーズンスタートからこれまで、イケルが「いつもと違う」のも確かだと思います。「いつも」がスーパーミラクル神様レベルですから仕方ありませんが、それでも苛立ちや思い切りの悪さ、細かいミスが目立つ。リーガの開幕戦もそうだったし、先日のスペイン代表対セルビア・モンテネグロ戦でも。

ということで批判しちゃったAS紙も気になったのか、「イケル、悪い時期に」なる記事でイケルの不調っぷりを分析しています。で、この記事によるとその原因は2つあるとのこと。

1)契約問題
イケルのマドリーとの契約は今シーズンで切れます。イケルほどのチームに絶対必要な選手なら、契約の残り期間が1年を切る前に契約延長してしまうのが普通です。ところがやっぱりマドリーは(というかペレス会長が)普通じゃない。夏のうちになんとかしてしまうべきだったエルゲラ(同じく今シーズンいっぱいで契約終了)とイケルの契約問題は冬に持ち越されてしまいました。その一方で、まだまだ契約期間の残っていたベッカムとはそそくさと契約延長を済ませてしまう始末。
イケルはわりとずばずばものを言う方で、これまで会長の選手補強方針や夏の金稼ぎツアーを批判する発言をしたことがありました。会長も会長で、ユーベからジージ・ブッフォンを獲得してイケルはサブにまわすという、ひっくり返るような計画が漏れ聞こえてきたり。要するにイケルと会長、折り合いがよろしくないわけです。

2)コーチ
マドリーの現GKコーチはペドロ・ハロ、という人です。イケルが13歳のときからずっと一緒だったマヌエル・アミエイロGKコーチは、昨シーズンをもって退団となりました。これは予想外の人事異動だったようで、ASによるとハロはブトラゲーニョの友人だからなのでは?とのこと。
アミエイロコーチのコメントもASに載っていました。
「イケルに疑問を持つことも過小評価することも必要ではない。こういうことも起こる。それでも彼は進んでいかなければならない。彼はとても若い。彼は自分の行動を修正し成長している。忍耐が必要だ。経験を積んでいるんだ。イケルは何年もとても高いレベルで過ごしてきた。彼が普通のプレイをすると、人はイケルの状態が悪いと言う。私には人々が彼を批判するのがわからない」


いずれにしても将来が不安定であり長年慣れ親しんだコーチはよくわからないうちにクビ。これでは心穏やかではいられません。

どうもイケルには生真面目すぎるというかストイックに過ぎる点がある気がしています。それでこそあのズタボロの守備陣の後で獅子奮迅の活躍ができ、同時にチームのことを真面目に考えるあまりの会長・フロント批判になったりもするのではないかと。少し気を楽にして、自信を取り戻した方が良いようにも思うのですが

今日の練習。リヨン戦後の最初の練習で、通常は回復トレーニングなのですが、イケルは1時間あまり一人でみっちりハードペースの練習をこなした、らしいです(MARCA)。あんまり一生懸命にならなくていいんだよ…。

02CLファイナル。デル・ボスケと上手くいかない時期があり、ベンチスタートだったイケル。
しかしこの試合、セサルの怪我で急遽途中出場することに。
ベンチで慌ててユニフォームの袖をジョキジョキ切ってもらうイケル(長袖が嫌いらしい)。
緊急出動だったのに、大げさでもなんでもなくミラクルセーブを連発し、遂にマドリーは優勝!
感極まって涙するイケル…と、それにつられて一緒に泣いちゃったモリエンテス(笑)

返り討ちと敵討ち

2005-09-14 22:10:44 | football
マドリーもリバプールも試合あるのでザッピングするつもりで見始めたこの日。結局一番興味をひきつけられた試合をメインで見てしまいました。否が応でも興味をひきつけられてしまいますよね、こんな試合をされてしまったら。



05/06 UEFA Champions League, Group Stage Match Day 1, Group F
Olympique Lyonnais 3-0 Real Madrid Club de Futbol

リヨネの得点:カリウ(20)、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(25),シルヴァン・ヴィルトール(31)

そんなに見事に「イヤ~な予感」を現実にしてくれなくても良いのですが、美しく機能的で個人技にも優れたリヨンの攻撃にズタボロにされてしまった90分間でした。チーム力の差ですね。もう、ここまでキレイにやられてしまうといっそ清々しい気さえしてきます。

ジュニーニョ・ペルナンブカーノ。大好きでもあり(=そりゃもう見てて楽しいから)大嫌いな(=去年のモナコ戦、終了まであとほんのわずかのところで入れられたゴールのきっかけになったのは、この人の悪魔のFK)選手でもあります。とりあえず今日のところは、あんたなんて大嫌いだ。怖すぎる。鬼ー、鬼ー!!

この試合、楽しそうなリズムでボールを回すリヨンと、バタバタとそれを追い掛け回すマドリーの人々、という印象でした。
こんな結果では誰が悪いと特筆する気もおきませんが、今日は特にマドリーの中盤に絶望感を感じてしまいました。ボールの供給役がいないんですね。グラベセンもP・ガルシアも、こと攻撃の組み立てというと効果的なことができない。ボールを持ってリヨンの守備を前に呆然とするだけでした。ベッカムのクロスは美しいのですがやや単調。これでは何が変わるわけでもなく…。ボールを失うことが目立ち、やはり効果的な攻撃の組み立てに関われなかったバプチスタ。もっと前、中で使ったほうが良いのでは…。
中盤からパスを出せるグティを頭から使ってほしかった気もします(が、そんなことしたらもっと失点していたかもしれませんけどね~)。
パスの受け手との位置取りや呼吸の問題もあるんでしょうけど、ちょっとこれは酷すぎるし苦しすぎる。この先なんとかなっていくのでしょうか?

失点したことを別にしても、やはりイケルの調子が変な気がする。4失点目になりかねなかったジュニーニョ・ペルナブカーノのPKを止めたのは、彼の矜持のようにも思えましたが。


さて、自虐もいいところのこんなオモシロ試合を追っていたため、もう一つのほうはじっくり見ることができませんでした。


05/06 UEFA Champions League, Group Stage Match Day 1, GroupG
Real Betis Balompie 1-2 Liverpool Football Club

レアル・ベティスの得点:アルス(51)
リバプールの得点:シナマ・ポンゴーユ(2)、ルイス・ガルシア(14)

勝ちました!これから見ます。

ただいま

2005-09-13 22:32:43 | football
今回は日帰り可能な学会で、むしろ学会前のドタバタ準備期間に比べたらはるかに人間らしい時間帯に帰宅できていたのですが、気疲れ(先生方にご挨拶したりお久しぶりの方にご挨拶したり初めての方にご挨拶したり)とごく一般的な疲労(なにしろ体力のない院生なので暑い時期の学会は堪えます)により、週末のフットボールは十分に追いかけることができませんでした。

○FC東京 1-0 清水S-PULSE
自分が演者だったワークショップが終わったのが18時30分、と同時刻にキックオフだったこの試合。なんと前半30分にはスタジアムゴール裏に到着できました。うわー、とうきょうってすごいなあ。
ノートPCや発表資料や研究ノートでいっぱいのバッグを抱えたままオレンジ色のゴール裏に参戦。無事に弟と合流し、ハーフタイムに飲んだビールの美味かったこと…。試合結果?次、次がんばれ。とりあえず残留してください、今シーズンは。(目標低くなっちゃったなあ…)

○スパーズ 0-0 リバプール
これは追いかけられなかった…

○オリンピック・リヨネ 2-1 ASモナコFC
カリウとヴィルトールを休ませるというモナコをナメきった真似をしてくれたウィエ監督@リヨンですが、モナコはどうしようもありませんでした。お手上げ。睡眠不足と疲労に、切ない試合経過もあいまって、放送途中で轟沈。ジヴェ、脚は大丈夫ですか?録画したビデオは見直す元気が起きません…。

○レアル・マドリー・クルブ・デ・フトボル 2-3 セルタ・デ・ビゴ
ライブ放送もディレイ放送もなく、学会2日目に出かける前にネットで結果をチェックしてひっくり返りそうな気分でした。(本日の超ディレイ放送を予約録画、後で見る予定)
TVEのスポーツニュースでハイライトをちょっと見ただけですが、どうにも微妙な判定があったそうで…。でもそれ以前に点を入れられちゃいけませんね。しかしセルタ、強いなあ。元マドリー&元リバプのヌニェス君がゴールしたそうです。おめでとう。


そんなこんなで週末が良く把握できていないうちに、今夜はCLです。
リバプールはアンダルシアに乗り込んでベティス戦を。マドリーはフランスに渡ってリヨン戦を。おお、どちらもモナコの敵を討ってくれるのですね!よろしく頼みます!!

なーんて言ってる余裕はなさそうで…。

リバプールは、スペインでの試合ということでこんな時にこそ役に立つはずのモリエンテスは、役に立ちません。ハムちゃん(=ハムストリング)やって壊れたままですので。
もっともクラウチ君が戻ってきているし、シセもしなぽんもいますし…要するにモリエンテスがいないだけでしょうか、リバプールは。
お相手はベティス。強いベティス。攻撃大好きなベティス。オリベイラ、怖いよう(ルイⅡの悪夢が…)。
週末のオサスナ戦では、いかにもいつものオサスナらしいフィジカルアタックでホアキンがガンガンに削られていたようですが、どうも試合には出て来れそうとのこと。0-0vamosmoroさんのところをみると、いろいろ面白ネタを提供してくれているようですが…あんまりがんばらないでね、ホアキン。
ちなみにリベラが出場停止、元セルタのエドゥとルイス・フェルナンデスはおそらく欠場とのこと。

レアル・ベティス・バロンピエ-リバプールFC@マヌエル・ルイス・デ・ロペラ。レフェリーはオーストリアセットで主審はコンラッド・プラウツさん。



一方のマドリーですが…うーん、とってもとってもイヤ~な予感がします。絶望と眠気の中で見た限りでは…リヨン、とっても強かったですよ。今訳している最中のデシャンのインタビューによるとデシャンが実は欲しかったらしいフレッジですが、笑ってしまうくらい怖かったです。お気に入りのジュニーニョ・ペルナンブカーノも良かったし…コワイコワイ。
しかもマドリーはロナウド出場停止、レ・ブリュから怪我をお持ち帰りしたジダンは出場不可、ベッカムは脚を痛めてかなり微妙、ラウルは腰痛持ち(出られるらしい)、パボンも怪我(出られるらしい)。直前の試合ではこともあろうにベルナベウで敗戦しているわけですし。大丈夫ですか。
ま、これだけ怪我人がいるわけですが、「じゃあCBはS・ラモスとエルゲラで、中盤はP・ガルシアとグラベセンをピボーテで並べて、右バプティスタに左グティにして、トップはラウルとロビーニョね」ってそれなりなスタメンが組めてしまうんですけどね。いいなあ、マドリー。
そして、ラウルはチャンピオンズリーグにデビューして10周年。それにふさわしい試合に、ふさわしいシーズンになるように…

オリンピック・リヨネ-レアル・マドリー・クルブ・デ・フトボル@スタッド・ド・ジェルラン。レフェリーはイタリアセットで、主審はマッシモ・デ・サンティスさん。

おまけ

紫禁城でコスプレしてみたカルロス・モヤ、ファン・カルロス・フェレーロ、ラファ・ナダル

エンパテ

2005-09-08 07:38:49 | football


2006FIFA World Cup欧州予選 グループ7
スペイン代表 1-1 セルビア・モンテネグロ代表

スペイン代表の得点:ラウル・ゴンザレス・ブランコ(18)
セルビア・モンテネグロの得点:マテヤ・ケジュマン(68)

GK:イケル
DF:サルガド、プジョル、マルチェナ、デル・オルノ
MF:ホアキン(66,L・ガルシア)、チャビ、X・アロンソ、ビセンテ(74,ルケ)
FW:F・トーレス(53,タムード)、ラウル

2試合を残してスペインは勝ち点14のグループ2位。首位のセルビア・モンテネグロとはポイント差2。厳しくなりました。

ASよりショートノート(非常に雑に訳してあります)
パーフェクト:ラウル
彼はスペインのゴールを決めた。頭を振ってボールをゴールに叩き込み、チームのリーダーであった。ゴールがなくとも彼を守る天使がいなくても、彼が代表のキャプテンであることに異論の余地はない。

フェノメノ:サルガド
マドリディスタのサイドバックにとってファンタスティックなプレイ。ボールを運び、引き出し、最後には逃してしまった勝利に値するフットボ-ルであった。

非常に良い:ケジュマン
腹が立つので割愛

良い:チャビ
バルセロナのこの選手は常にチームのために彼の優秀さを示そうとし、ピッチの中央において輝いた選手の一人であった。

いつもどおり:マルチェナ
スペインのCBペアには高さがなく、バレンシアニスタのこのディフェンダーは今回は輝くことがなかった。

良くも悪くもない:F・トーレス
常に挑戦していたが、何も残すことはできなかった。代表における「9番論争」はさらに続くことになる。

悪い:ホアキン
彼には「ベティコのフォワード」としてより多くのことを求める必要がある。ゲームにおいて継続性を欠いたため交代させられることになった。再び、ホアキンは何も決定できなかった。

非常に悪い:カシージャス
代表にとっての確実な1コマが失われた。彼は計算を誤り、ジジッチとの競り合いで悪いほうの判断を取り、その失敗は引き分けという結果につながった。



イケル、ハイボールの競り合いに飛び出し、クリアできず相手に拾われ、体勢が整わないままにゴールを許す。2点め以降が取れないアタッカー面も問題ですが、イケルにミスされると……それは、キツい。

追加情報

2005-09-07 22:21:11 | football
terra.esに最新の記事が載りました。
本日朝、マドリードのクリニカ・セムトロにて正式に診断を受けたようです。
診断結果は左大腿部二頭筋の微細断裂(正式名称は知りません)。10日~15日程度の離脱になる見込み。

おそらくリバプールで再検査をすることになるでしょう。その結果にも油断はできませんが、とりあえず心配していたほど長期の離脱にはならなそうで少し安心しました。
でも本当に厳しい、悔しそうな表情・・・



同内容ですがMARCAからの記事を。