けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

シーズンオフには

2007-07-30 20:08:07 | 
お久しぶりです。学会に行ってました。今年の開催場所は自宅から2時間弱(1時間半強?)で通える所で、遠方に宿泊しないで済むのはラクでいいなーと最初は思っていました。が、学会期間中はそれなりのお付き合いがありますので夜が遅くなり、だけど翌日のセッションは朝からあり…通うのに時間を取られて結局大変なことに変りはありませんでした。しかもその後、今月いっぱい締め切りの提出書類作成に追い回されておりました。毎日ニュースサイトの見出しをチェックするくらいの時間はありましたが、ブログを書く元気も起きず、気づいたらマドリーのプレシーズン初試合も終わっていたし、バレンシアのエミレーツカップも眠くて…。結局ニュース浦島になってしまいました。

そんな中でも流浪のレジェス青年の行き先とか、ブルゴスがセグンダBのアルコルコンで復帰するらしいとか、セビージャで逮捕されたダリオ・シルバは現在マラガに滞在中とか、気になるニュースはありますが、せっかくなのでこのままサッカーから脱線。このシーズンオフにおける私の1週間の基本スケジュールです。

日曜日:LOSTシーズン3(AXN
月曜日:GSG-9 対テロ特殊部隊(W様
火曜日:HOUSEシーズン2(FOX
水曜日:おやすみ
木曜日:CSI科学捜査班シーズン4(AXN
金曜日:CSI:NYシーズン1(AXN
土曜日:CSI科学捜査班シーズン6(W様

決して暇なわけでは…。


テクニカルなものを好む傾向があるようです。

移籍はしない

2007-07-25 13:46:16 | football
「モリエンテス移籍!?」なんて記事を2回も載せたMARCAさんに、モリエンテスのインタビューが載りました。「出て行くことはない」「ここで幸せだから」という明確な意思がわかります。


------------------------------------
フェルナンド・モリエンテスは、自身のキャリアをバレンシアで終わりたいという希望をはっきりさせている。オリンピック・リヨンのようなチームから興味をもたれていても。今シーズンの彼の大きな目標は、「チェ」で何かタイトルを勝ち取ることに向けられている。

Q:バレンシアはビジャを残し、シルバと契約延長しました。でも大きな移籍の動きはありませんね。
M:野心を持ったプロジェクトがベースにあるからだよ。選手たちを維持していくなら、ビジャやシルバのような才能ある選手を売るクラブはないだろう。非常に素晴らしい計画を持った人々がいる。若くて、バレンシアのようなクラブがタイトルを得るために貢献できる人たちだ。ベテランと若手、チームが持つクオリティが混ざり合うことで、最後には成果が得られる。

Q:他のチームに取られないようにシルバをしっかり確保するべきだと言っていましたね。そしてクラブはシルバに注意を向けました。
M:この世界である時間がかかるとしたら、それがどのように働くか理解できる。あの年齢にしては非常に優れたものを持っているシルバのような選手は、プリメーラではビッグクラブに誘われる。チームにいると非常に面白い選手なんだ。そういった選手たちはプレイし、クラブでフットボールの面でも個人の面でもレベルを上げていく。

Q:昨シーズンの終わりは筋肉の負傷がありましたが…どうですか?
M:8年前に恥骨の手術を受けた影響があって、それが別の悩みの種になっていた。いつチームのレベルに戻れるのかわからなくて昨シーズンの終わりにひどく悩まされた、それが不安のもとになっていた。プレシーズンはだいたいいい感じでやっているよ。

Q:昨シーズンのビジャ-モリエンテスのコンビは素晴らしかった。でもクラブはフォワードを探しています。
M:チームにとって良いことは、すべて選手にとっても良いことだ。万一に備えて待機していることはどのポジションでもありうるもっともな苛立ちだろう。でもたくさんの試合があり、誰にでも不幸なこととチャンスとがやってくるんだ。

Q:ビジャはレアル・マドリーにいた時のラウルと同じだとみて良いのでしょうか?
M:似ているね。タイプが違い、自分を生かしてくれるような選手と出会うのは簡単なことじゃないよ。ダビドと関われたことにとても満足しているし嬉しい。彼は優れた力を持ち、僕にも貢献してくれる。

Q:リヨンがあなたの獲得を望んでいますが?
M:僕の態度ははっきりしている。出て行くという考えは持っていない。トップレベルでの僕のプロフェッショナルキャリアを終わるつもりでここへ来たんだと前にも言ったし、それが僕の理想だ。経済的なことも問題じゃない。ここへ来てサインしたその瞬間が幸せだったし、最後まで僕はそれで幸せだろうから。

Q:リヨンから興味があったというのは、モリエンテスがすべてから離れてバレンシアに来たのではないということの証明ですね。
M:つまりこれまでやってきた仕事がそれで良かったということかな。オリンピック・リヨンのようなヨーロッパでも現在一流のチームが興味を持ってくれたことには感謝する。まだ僕に注目してくれるチームがあるということは誇らしくもある。でも自分の人生を決める方法は僕自身がはっきり把握している。

Q:それからバレンシアでの「9番の呪い」にも終止符を打ちましたね。
M:僕は決してそういうことは信じなかったし、皆から悪運を取り去れたなら嬉しいよ。「9」はいつだって、僕のポジションにあてはまる好きな番号だし、いつもそれをつけてきた。それにバレンシアの「9」をつけるチャンスを見逃すのは難しいよ。

Q:内部が新体制になったことで何か動きはありますか?
M:実際に起きている以上のことは何もないよ。クラブと会って交渉するテーマやいくつかの点について話し合うことはあるだろう。でもそういった秩序はロッカールーム内で行われることが重要だ。

(最後の1つはよくわからないのでとりあえず割愛)

------------------------------------


昨夜、バレンシアは最初の親善試合を行いました対ロコモティフ・ソフィア。一応見ていましたが、まだ今の時点では評価できる段階ではないと思います。動ける選手が動き始め実戦感触を確かめているというだけで。つい先ごろまでワールドユースに出場していたから、ということを差し引いてもマタの動きは良い印象でした。
試合は0-0。マルチェナのゴールが取り消され(オフサイド?)、ビジャがPKを失敗し、アルベルダがある意味アルベルダらしいプレイをした(黄+黄=赤)あたりがハイライトかもしれません。

2008年には

2007-07-23 17:07:32 | football
バレロンのこと
回復具合は順調で、2008年初めには復帰できる可能性が出てきているようです。記事はASから。


さすがのバレロンもちょっとふっくらしたような…でも笑顔は健在

-------------------------
ファン・カルロス・バレロンはトンネルの向こうに光を見はじめている。バレロンは3度目の膝の手術に賭け、ドクターと通常より長くなるリハビリ(10~12ヶ月)を行うことを決断していた。カンポ・デ・マグダレーナでは、バレロンがフットボールグラウンドに戻るための戦いにおけるピッチ上での第1歩を見ることができる。現在は、1月か2月には全体練習への合流を見込んでいる。彼は落ち着いているが、2008年には元の感覚を取り戻せるという可能性を前に、笑顔を隠せない。

「1月には復帰できるというドクターの考えに、僕は夢見心地だよ。元通りに回復して皆に合流できる、そう考えただけでも僕はすごく元気付けられる。ドクターはいつも用心深い人だから、もし彼が復帰期限を言ったなら、そうなるだろう。彼は回復の状態はとても良いと見ている。復帰までの機関を10~12ヶ月と言っていたけれど、1月に復帰できるというなら計算内だね」。

再びピッチの上でプレイするバレロンを見る可能性は、デポル絶頂期を思い起こさせる。バレロンは「フットボールをしたいという強い願い」を認めるが、回復期において楽観的になりすぎることも望んでいない。

「我を忘れて喜んでいるのでも悲しんでいるのでもない。ただこの状況を、いつも通りにそして大きな勇気を持って背負わなければならない。それこそが僕が望んでいることだ。感覚はとてもいいんだ。でも以前にやった2回の手術の後だってそうだった。2008年が僕の年になるかはわからない。何が起こるか見てみること、でもそうだとしても、先のことについてあれこれプランを立てたくはない。今は、リハビリにしっかり集中しているよ。

”さあ、どうなるだろうね。でも挑戦を続けていくよ”。これは僕が街中でいつ復帰するか尋ねてきた人たちに答えてきたことだよ」。

負傷してから1年半が過ぎた。それでもデポルのファンたちが熱望し続けるのは、リアソールでフルパフォーマンスを見せるバレロンの姿だ。
バレロンはこれまで受けてきたサポートに感謝の言葉を惜しまないだろう。

「ア・コルーニャは僕の人生に大きな意味を持つ。皆が僕に向けてくれた優しい気持ちには、感謝してもし尽くせないだろう。」

この夏から、バレロンはデポルに所属する唯一のアルギネギン出身選手ではなくなる。(デポルはラス・パルマスからアイタミ・アルティレス・オリバAythami Artiles Olivaという21歳のDFを獲得。)バレロンがグラン・カナリアを離れた時、アイタミはまだ少年だった。でも彼はその後を追ってきた。

「彼のことは、地元でそれから夏にビーチで僕たちがサッカーをしている時に知ったよ。若くてまだ成長が必要だけれど、デポルであればそうできるだろう」。
-------------------------



今度は
今度はシェルストレム獲得について、金銭+モリエンテスなら、とMARCAさん。マルカめ…いい加減にしろ。っていうかリヨンに出すくらいならモナ…。
実際そういう話が出たとしてもこれはリヨンの事情でしょうね。マルダは出してしまったし、ヴィルトールも出すみたいですしフレッジも揉めているし。だからってバレンシアに話を振らないで。

マシーン

2007-07-21 18:37:12 | football
バレンシアのエルゲラ、移籍の公式発表があったと思ったら、夜には即オランダにてお披露目まで済ませてしまいました。バレンシアらしくない手早さであります。どこかにコメントが出るかもしれませんが、ASスーペルas provinciasをくっつけて混ぜて、エルゲラのコメントです。


----------------------------
とても満足している。バレンシアと僕が持っている希望がかなった。昨シーズンは事態は具体的にはならなかったけれど、今シーズンは幸運なことにすべてがうまく進んだ。
プレイすることで自尊心を得ることができる。でも昨シーズン、特にシーズン初めはそれが難しいことになった。最終的に僕はプレイし、自分ができるということを示した。でもまた厳しい状態に追いやられようとしていた。でもバレンシアはいつも僕のことを考えてくれていた。感謝しているし、だからこそ僕も来たいと思った。
アジャラの後ということについては、僕は何のプレッシャーも感じていない。僕はマドリーから来た。あそこでは毎年ものすごくプレッシャーを受ける。アジャラはアジャラだし、僕は僕だ。僕はベストを尽くすだけで、彼のことを忘れさせようとは思っていないよ。
僕がここへ来たいと思った理由、それはこのチーム、ここにいる人たち、それにバレンシアが昨シーズン、マドリーを厳しい状態に追い詰めたクラブの一つだからだ。バレンシアは、近年タイトルを獲得できるということを示してきている偉大なチームだ。リーガを2回獲っている。バレンシアはスペインで、ヨーロッパでも偉大なクラブのうちの一つで、ここにはタイトルを獲り続けるために来たんだ。
誰かに何か特別なことをしてみせる必要はないだろう。ただ僕が望むのは、バレンシアで成功し、勝利を得ること。それ以外にない。
昨シーズンから監督は常に僕に興味を持ってくれていた。ここバレンシアで彼が僕に寄せてくれている信頼に応えたいと思う。
モリエンテスとはもう話したよ。彼は、何が必要かということを教えてくれた。僕がしたいこと、必要なことはこの先いつでもモリエンテスに聞けばわかるだろう。彼はいつでも素晴らしい友人だったし、これからはもっとそうなるだろう。

----------------------------

las provinciasの最後には、エルゲラを出迎えたカピタンアルベルダが「元気、マキナ?」と声をかけたそうであります。マキナは「マシーン」だそうで、そんな愛称をエルゲラが持っていたとは知らなかった…身体が硬そうだからかな。バレンシア公式にアルベルダやホアキン、モリエンテスがエルゲラを出迎える様子が載っていましたが、どう見てもそれはスペイン代表合宿の集合日のようでして…。

MARCAのエルゲラの移籍を知らせる記事、移籍後のコメントの記事に寄せられている読者のコメンタリオを、もちろんぜんぶなんて読めませんがざっと見ると、惜しがっているマドリディスタ、感謝と今後の幸運を祈る言葉、バレンシアファンの喜びのコメント、(マドリーの戦力減少を喜ぶバルセロニスタも少々)などなど、やはりリーガでは高く評価されているエルゲラです。十分な経験があり攻撃に参加できる守備の選手、というスペイン的に一番好かれそうなタイプの選手なのだと思いますし、マドリーに尽くしてきたこともあるのでしょう。普通であればまだまだやれる年齢ではありますが、真っ当なポジション争いがし辛く古参のスペイン人が虐げられがちなマドリー。昨年のプレシーズンからシーズン初めの扱われ方もひどかったし、シーズン終了近くにはまた先発を外されたりもしました(出場試合数が一定を超えると余分に給与を払わなければならなかったための措置だと報道されていた)。残りたいという気持ちもありつつ、潮時だとエルゲラ自身が感じたのかもしれません。


さて、一方のマドリーは本日が集合日であります。

エルゲラ移籍

2007-07-20 22:45:18 | football

バレンシアマドリー、両クラブの公式サイトでイバン・エルゲラの移籍が発表されました。マドリーは残っていたエルゲラの契約を解除、バレンシアは2010年までの3シーズンの契約を結びました。経験豊かなベテランDFをバレンシアはフリーで獲得できたことになります。先ほどTvviのニュースをチェックしたら、エルゲラは既にバレンシアでメディカルチェックを受けたようで、すぐにもオランダに向けて出発するのではないかと思います。

個人的には、マドリーマドリーと言いながらバレンシアも気になっているものですから、今回の移籍は嬉しい。ですが、99/00シーズンから8シーズンに渡ってマドリーの守備を担ってきたベテランプレイヤーの移籍はさすがに寂しいものがあります。ピボーテ兼セントラル、イエロの後継者、バックラインからの秀逸なパス、おとなしく守備をしつつも実は攻撃好き、なぜか重要な時に得点を決めてしまう稀有な才能の持ち主…。昨シーズンは背番号6を取り上げられ、プレシーズンのトレーニングから外されたりしながらも、最終的にはカペッロに自分の力を認めさせた。マドリーはこのオフにセントラルを2枚補強。エルゲラはより多くの出場機会を求めて移籍を決めました。ときどきやらかすのは少々不安でもありつつ、まだしばらくの間がんばってほしいところです。マドリーのファンとしてありがとう、そしてバレンシアが気になる人間として、すんなり移籍が決まって良かったと言いたい。

レアル・マドリーからの旧友の加入、ということで数日前からモリエンテスに「エルゲラの件は?」という質問が投げかけられていたようです。エルメロに向かう前、空港でもインタビューを受けていました(動画へのリンク。マドが開きます)。(補足:この映像、空港ではなくて現地の宿泊しているホテルですね)
Las provinciasにも記事が出ていまして、エルゲラのリーガ、CL等での経験を高く評価し、なじむには何の問題もないだろうとしています。ちなみにモリエンテスは、事前にエルゲラと電話をしていたことについては一応否定してはいるものの、すべて問題が片付いたら電話で話し合うだろうとコメント。たぶんもう電話したことと思います。


フィジカルの状態は?
ところで少々気にしているのが、負傷を抱えてバカンスに入ったモリエンテスの脚の具合はその後どうなっているのか?ということです。合宿前のオフィシャルの記事では、シーズンオフ時点で負傷を抱えていた選手は個別プログラムからトレーニングを始める旨が書いてありました。今日の午前のトレーニングでは、リハビリを続けているエドゥに加えて、ビセンテ、ラウル・アルビオル、ミゲルが別メだったとあります。が、下の画像を見ると、もしかしたらモリエンテスとバラハもまだフルにトレーニングはできてないのかもしれないのでは…という気がします。ただのストレッチの一場面なのかもしれませんが。


追加
スーペルから本日分の画像が追加されましてその中にモリエンテスのもあったのですが…顔だけアップで写されても、動けるのか動けないのかさっぱりわかりません。

エルメロへ

2007-07-19 14:49:58 | football
エルメロ
バレンシアの皆さんは、現地時間18日の朝7時頃にはバレンシアの空港にいなければならなかったようです。朝早くからご苦労様です。スキポールでは先に陸路で到着していたオフィシャルバスがお待ちかね、エルメロへ向かいました。ちなみにバレンシアの合宿の様子は、オフィシャルではもちろんですが、スーペルが特集ブログを開設しています。


空港で待機。揃いのウェアでの移動はどうも修学旅行に見えてしまいます



参考資料:韓国遠征の清水エスパルス。長谷川健太先生と生徒たち。留学生もいるよ。


午後にはさっそく練習スタート。エドゥを除いた選手たちは、まずはお約束のフィジカルトレーニングです。走れ走れ。どこのクラブでも、まずは走り込みやフィジカルトレーニングから始めて、シーズンを戦いきるだけの身体を作っていかないといけません。先月末にプレシーズントレーニングがスタートしたモナコの合宿でも、朝7時起床、朝食前に30分ランニング&フィジカルトレとかやってましたからね…あれも大変そうでした。


エルゲラ
今日のASの記事だと、かなり移籍濃厚な感じです。既にエルゲラとバレンシアの間では合意に達していて、あとはマドリーがフリーで手放すと言ってくれるのを待つだけ。エルゲラの代理人であるヒネス・カルバハル氏は18日にミヤトビッチと会談し、どうやらマドリーからOKが出た様子。ASによると契約は3シーズンで、土曜日にはエルメロに合流するだろうとの事です。エルゲラからはモリエンテスに電話連絡がいったそうです。ますますスペイン代表、元スペイン代表、潜在的スペイン代表だらけのチームになっていくバレンシアです。
ヒネス・カルバハル氏、ご存知の通りモリエンテスやラウルの代理人も務める方です。うまくまとめてくるなあ。


エクスキューズ
バレンシアのニュースばかり取り上げているのには理由があります。それは、マドリーのマーケット動向が私の理解を超えているからであります。サビオラを獲得したところまではまあいいとして、レジェスは残す、バチスタもカッサーノも残したい、それでロッベンも…いつものこととはいえ、何をどうしたいんだ。
昨日は、パボンに次いで遂にメヒアも移籍を決めました。行き先は、プリメーラへの昇格を決めたレアル・ムルシア。契約は4年間で、やや変則的なのが最初の2年間に関してはマドリーが優先的に買戻しできるという条項が付いているのだそうです。

MARCAには、最近の5シーズンでマドリーのカンテラから30人の選手が他クラブへ移籍していったという記事が出ております。このオフでも、メヒア、パボン、ディエゴ・ロペス、ラウル・ブラボ等が移籍を決めていますし、レンタルのポルティージョも帰ってこない。さらにレアル・マドリー・カスティージャもセグンダBに落ちたこともあって、ボルハ・バレーロ、ネグレド、マタ、カシージャ等の移籍が決まっています。マドリーのカンテラ組織が優秀だから、としれっと言ってしまってもいいかもしれませんが、やはりマドリーというクラブは下からトップチームに上がりかつ定着することが非常に難しいということでしょう。カンテラに選手がいることとかまったく考えてないような補強策してますからね。そういう意味では、ラウル、グティ、イケルが残っているのはそれだけの優れた力があるからだとも言えますし、ペレス元会長のギャラクティコ路線(ジダネス・イ・パボネスは飾りみたいなもんです)が酷くなる前に定着できたラッキーな面もあったと言えるかもしれません。次に心配なのは、ミゲル・トーレスとソルダードです。がんばって生き残れ。

佐伯さん

2007-07-18 14:45:53 | football
他の方のブログやmixi内からの情報で恐縮ではありますが、あの佐伯夕利子さんがバレンシアのスタッフに就任されたそうであります。ご本人のブログに詳細な情報が載っていましたので、一部転載させて頂きます。

----------------------------
就任先は、バレンシアCF(VCF)トップチーム。
といっても、
ちろん監督就任ではありません(笑)。

VCFには、
キケ・サンチェス・フローレス氏という、
立派な監督さんがいらっしゃいますからね。

このトップチームには
監督をはじめとするコーチ陣のほか、
日本で言う「強化部」にあたる、
「SECRETARIA TECNICA」という部署があり、
その上に、これらを統括する役割を担うべく
「DIRECCION DEPORTIVA」という部署があります。
日本語にすると、「強化執行部」とでもいうのでしょうか。

この、“DIRECCION DEPORTIVAのセクレタリー”、
これが私の新しい仕事となります。
----------------------------

ということだそうです。リンク先に飛んでその先まで読んでいただければわかりますが、既にSDのミゲル・アンヘル・ルイスらとともにお仕事を始めているそうです。

やー、すごいわー…。びっくりするのと同時に、勝手に誇らしかったりもします。
これで新シーズンのFOOT!にゲスト出演になったりしたら、バレンシア裏話が山ほど聞けそうです。

審判も入れ替わり

2007-07-18 02:42:29 | football
バレンシアのシーズンがスタートして2日目。新婚なので合流が遅れたアルベルダと、こちらはカナリア諸島からの飛行機の乗り継ぎがうまく行かなくて遅れたシルバが、本日ともに合流。各種テストをこなしました。テストの結果を受けて、アントニオ・ヒネル医師が各選手のメディカル状態をレポート。大部分の選手の状態に問題はないものの、一部選手はプレシーズン最初から万全とは行かないようです。
まずはシーズンオフとともに手の手術を受けたラウル・アルビオル。昨日の集合の画像でもしっかりギプスで左腕を固定していたアルビオルは、「術後1ヶ月半は固定しなければならない。彼が完全なフィジカルトレーニングができるようになり、リーガの最初の試合に完全な状態で間に合うよう望んでいる」とのことで、シーズン開始からフル回転というわけにはいかなそうです。8月中旬からCL予備予選が始まりますが、セントラルはアレクシス&マルチェナで始まることになるでしょうか。
次に昨シーズン中の復帰がかなわなかったエドゥ。フィジコと特別な回復トレーニングを積んでいるものの、オランダ、エルメロでの合宿には帯同するようです。
さらにシーズン終盤を負傷で終えたモリエンテス、ミゲル、アングロ、ビセンテは、それぞれ最初から全体合流ではなく特別プログラムで合宿を始める予定。おそらく回復状態を見定めるものでしょうから、随時全体トレーニングに合流していくことと思われます。

そのエルメロ合宿への参加選手が発表されています。最近報道されていたように、クーロ・トーレス、ダビド・ナバーロ、デル・オルノの3名が非招集。戦力外です。両ラテラルもセントラルも、戦力が有り余っているわけではありませんから戦力外にするのは非常に危険だとは思いますが、キケや新SDを初めとした首脳が判断したことでそれなりの理由があるんでしょう。特に左ラテラルのデル・オルノは惜しい人材だと思いますが、デル・オルノは負傷期間が長かったとはいえ昨シーズンのモレッティのできがより良かったこと、シーズン終盤に監督に反するような言動が出てきたことを考えると、切られる理由にはなるかもしれません。
とはいえ昨シーズンのマドリーとエルゲラの関係のように、プレシーズン戦力外であっても残留しシーズンイン後に使われるようになるケースも考えられますから、現時点では何ともいえません。

そのエルゲラに関しては、「フリーなら」獲得したいとバレンシアが考えているようですが、ここ数日の現地報道やバレサカさんのレポを見ていると、エルゲラの移籍はあり得そうな感じです。確実だというわけではありませんが、報道の感触が現実味を帯びてきた、という感じなのです。さらに一旦は無理そうだった中盤のルチョ・ゴンサレス(ポルト)の獲得も、こちらは大枚はたかないといけないようですが、可能性がある雰囲気。とりあえず当面の補強ポイントのCBと攻撃系ピボーテが埋められそうですが、手薄になる可能性が高いラテラルはどうなるんでしょうか…。


サラゴサ続報
アジャラさんのお披露目が4000人サラゴサファンを集めて、滞りなく行われました

ロベルト・ファビアン・アジャラ
私はビジャレアルに何の不満も持っていない。でもレアル・サラゴサのオファーを受けるに当たっては何も違法なことはしていない。これが私と私の家族にとってより良いことだと思えたから決めたことだ。

MARCAなどの報道では、今回の違約金600万ユーロはアジャラさん側が支払ったとされていまして、ますます「知りませんでした」では済まなくなっているようです。「自分は知らない」なんてことが通るほどアジャラさんが初心だとも思いませんしね。
今回のびっくり移籍劇には、さすがに何でもアリに慣れているスペイン人にも違和感といいますか嫌悪感を催させたようで。MARCAのコメンタリーはかなり辛らつな書き込みが見られます。各土地に根ざしたクラブにそれぞれが特別な思い入れを持って暮らすスペイン人と、その時々の条件に応じて籍を代えその時々のクラブに忠誠を誓う傭兵の役と。齟齬はまぬがれないのかもしれません。
また今日のお披露目の席でアジャラさんは、クラブに集中するためにアルゼンチン代表からの引退を発表。

追加。サラゴサは、マドリーからのパボン獲得も決めました。


お初です

数日前の記事ですが、ASからこちら。ついにリーガ・エスパニョーラ、プリメーラ・ディビシオンに女性アシスタント・レフェリーが誕生する、というニュースです。リーグ・アンに女性副審がいた(いる?)ことはありましたが、確かにスペインは初めてです。ということでマリア・ルイサ・ビジャさん34歳、通称マリサさんのコメント。

-----------------------
本当のことよ。予想していなかった。素晴らしい夢がかなった。でもそれは私が最初の女性アシスタント・レフェリーだからというのではなくて、私の仕事が認められたという満足感からよ。とても嬉しい。私が望んでいるのは、この仕事を続けて新しいカテゴリーで私に求められる高いレベルに到達すること。
今は1日に3時間、フィジカルコーチとトレーニングをしているし、週に3,4回はマドリーの国立体育大学で準備をしている。もちろん悪意なしで、男性に要求されたのと同じテストを上回る力を私が示せたことが嬉しい。
(ベルナベウやカンプ・ノウでの試合でレフェリーを務めるとしたら?)そのときまでどんなふうかはわからない。私が望むのは、他の仲間たちの1人だというふうに私を扱ってほしいということ。
-----------------------


同じ記事内にはレフェリーランキングが出ていまして、ウンディアノ・マジェンコ→ペレス・ブリュール→メディナ・カンタレホ→メフト・ゴンサレス→イトゥラルデ・ゴンサレス→ムニス・フェルナンデス→メヒア・ダビラ→ロドリゲス・サンティアゴ→ベラスコ・カルバージョ→ゴンサレス・バスケス、と並んでおりました。こうやって良いレフェリー順に並べていただいても、どのレフェリーにも「うーん…」と感じた記憶があるのですが、だからといって全員クビにするわけにもいきませんしね…。ちなみに何かが非常によろしくなかったようで、ペレス・リマとピノ・サモラーノ両名はセグンダへ降格、パラダス・ロメロとオンタナジャ・ロペス・アスティジェロスが昇格。

集合

2007-07-16 20:58:18 | football
バレンシアは本日再集合です。ハネムーン休暇を余分にもらったアルベルダ以外は、アレクシス、アリスメンディ、ヒルデブラントを加えて全員集合。これから恒例のメディカルチェック、フィジカルチェックです。変なニュースが報道されてしまったモリエンテスもちゃんと集合。



戦力強化の遅れが心配されているバレンシアですが、それでもシーズン開始というとわくわくしますね。

プレシーズンの予定はこちら
7月16-17日:パテルナにてプレシーズンスタート
7月18-27日:エルメロ(オランダ)にて合宿
 ・24日に親善試合ロコモティフ・ソフィア戦
7月28日:ロンドンにてエミレーツカップ 対インテル戦
7月29日:エミレーツカップ 対パリ・サンジェルマン戦
8月4日:マンチェスターにて親善試合 対マンチェスターシティ戦
8月14日:UEFAチャンピオンズリーグ予備予選1st leg(フエラ)
8月18日:メスタージャにて新シーズンプレゼンテーション、トロフェオ・ナランハ
8月25-26日:07/08リーガ・エスパニョーラ第1節ビジャレアル戦
8月29日:UEFAチャンピオンズリーグ予備予選2nd leg(カーサ)


16人目

20minutosより、サビオラがこの100年で16人目の…という記事です。何が16人目かといいますと、バルサ→マドリーの直接移籍。間に他のクラブを挟んだ選手はもっといるかもしれませんが(ロナウドとかセラデスとか)、直に移籍したのは16人。多いか少ないかというと多いような気もしますが…。
古い選手は良く知りませんが、不勉強な私でも知っているところですと、シュスター、ミカエル・ラウドルップ、フィーゴ、サビオラ。フロレンティーノ・ペレスの選挙公約に乗ってさらっと移籍してしまったフィーゴが極悪人扱いされることになったのは周知の事実ではありますが、さてサビオラはどうなるのかというと少し事情は複雑ですね。一定の結果は残してきたのに、正当に出場機会を与えられず契約が切れたサビオラ。どこへ移籍されようと、バルサ側から文句をつける立場ではない。とはいえ、よりによってマドリーか、他にも選べたはずというところもあるでしょう。もっと言えば、高い給料を取っていたのに移籍金を残さずに出て行かれた点や、マドリーにタダで持っていかれた点から、やはりサビオラを「裏切り者」でしかないと考える「クレ」も。
サビオラは被害者か裏切り者か。大勢がわかるのは12月23日です。

錬金術

2007-07-15 20:08:04 | football
昨日から今日にかけてわけあって1泊2日で旅に出ておりました、台風の中。
帰ってきてざっと見ただけですが、モリエンテスの件はMARCA以外のあちこちのニュースサイトでも出ていたものの、内容に関してはMARCAと変わらず。その後特に続報もないようです。バレサカさんがmixi内に載せている現地ニュースでは「実現の可能性ゼロ」と書かれていましたし、とりあえずはあり得ないことだと考えておきます。

それよりもアジャラさんのサラゴサ行きの件は驚きました。冬にバレンシアからビジャレアルへの移籍が決まっていたアジャラさんをサラゴサが600万ユーロで獲得したということで、サラゴサ公式にも記事が出ています。
ひっかかることばかりですね。バレンシアからビジャレアルへは移籍金なし、それが600万ユーロに変わる錬金術。それに、シーズン内で2度移籍はできないはずだったと思うのですが。移籍金なしの場合はOKとか何か特別な理由でもあるのでしょうか。アジャラさんの獲得を喜んでいたビジャレアルのファンの気持ちは…。
さらにわからないのが、今日のMARCAに載っていたアジャラさんのコメントが移籍を認めたわけではない、ということです。

ロベルト・ファビアン・アジャラ
この件に関しては何も知らない。私はまだサインしていないと断言できる。今はコパ・アメリカのファイナルに集中しているが、月曜日にはビジャレアルに行くつもりだった。

オフィシャルに出たということは決定で、これはつまりサラゴサ、ビジャレアル、アジャラさんの3者が合意したということのはず。なのにアジャラさんは「知らない」と言う。問題だらけの代理人ですが、まさか勝手に移籍させるところまではしないでしょうし…ではいったい?
これだけおおっぴらに発表したということは違法な点はないだろうし、問題があるとすればモラルというか心情的な面でしょうか。アルゼンチン人選手には「傭兵」のイメージがあるので、少しでも条件の良いところを求めての移籍は理解できますが、やはり「こんなこともアリなのか」と驚かされることもしばしば。まさに何でもありの移籍市場です。


バレンシアではペーニャの総会が行われました。クラブ幹部、コーチ陣、新加入のアリスメンディ、ヒルデブラントなども参加して食事会。


即座に否定
モリエンテスの件、続報。時間をかけて探したら記事がありました。Las provinciasから。記事の大部分はMARCAで報道されていたものと同じ内容ですが、最後の一文。

バレンシアは即座にモリエンテスの移籍の可能性と交渉の存在を否定した。

ありがとうございます。

えっ

2007-07-14 00:13:58 | football
MARCAより、ガラタサライがモリエンテスに500万ユーロのオファー、モリエンテスとは大筋で合意との見出しを出しています。嘘でしょ・・・


今更外国でというのも考えにくいし、現バレンシアの戦力を考えてもバレンシアの位置づけを考えても出て行く理由がないように思うのですが。平和なオフになると思っていたのに…。

カルピン復帰?

2007-07-13 23:36:09 | football
サビオラもついに白兎になったことですし記事を書きたいなあと思いつつ、ちょっと忙しいのでまたにしようなんて思いながらMARCAをざっと眺めていたらびっくりなニュースが。

Valery Karpin podría jugar en Tercera división a sus... 38 años
バレリー・カルピンがテルセラ・ディビジョンでプレイするだろう…38歳で


なんとカルピンが現役復帰しそうだというニュースであります。テルセーラというのはプリメーラの下のセグンダの、その下のセグンダBの、さらに下。オファーを出しているのはCoruxoというクラブだそうで、セグンダBから落ちてきたところ。まだ本決まりではないのですが…本当に復帰するのかな。スペインに落ち着いて、自分の会社を持って自分の名前のついた自転車チームを持って、試合の解説をしたりサッカー番組に出演したり、すっかり実業家になってしまったのかと思っていたのですが。でもどうせ復帰するならセルタかラ・レアルに復帰して助けてあげるとかそういうプランなんてどうでしょう…。
ところでカルピンといえば、モストボイは元気なんでしょうか?

リーガ07/08スケジュール決定

2007-07-12 20:00:18 | football
いまMARCAが速報で開幕カードを出してます。

いきなりマドリーはアトレチコとベルナベウで。セビージャvsヘタフェ、ラシンvsバルサ、バレンシアは…いきなりビジャレアルと!!!!
開幕にデルビー持ってくるの好きなんでしょうか、LFP。昨シーズンは確かバスクダービーが開幕戦にきてたような…

07/08シーズンは8月25日に開幕し、5月18日に終わる予定。EURO2008があるから早めに終わるんですね。とりあえず他の開幕カードも出てきましたので、

アスレチック・ビルバオ vs オサスナ
レクレアティーボ・ウエルバ vs ベティス
エスパニョール vs バジャドリ
デポルティーボ vs アルメリア
バレンシア vs ビジャレアル
レアル・マドリー vs アトレチコ・マドリー
マジョルカ vs レバンテ
ムルシア vs サラゴサ
ラシン・サンタンデール vs バルセロナ
セビージャ vs ヘタフェ

追加MARCAの記事に全組み合わせが出ています

アトレチコ→ビジャレアル→アルメリア→バジャドリ→ベティス→ヘタフェ→レクレ→エスパニョール→デポル→バレンシア→セビージャ→マジョルカ→ムルシア→ラシン→ビルバオ→オサスナ→バルサ→サラゴサ→レバンテ

マドリーの対戦相手はこんな流れになりました。バルサと最後の方に当たるんですね。しかも2007年最後の試合、12月23日にはクラシコが組まれています。
バレンシアはビジャレアルから始まるので、以下順にアルメリア、バジャドリ・・・と対戦していくことになります。デポルの後はセビージャがきて、マジョルカの前にマドリー…セビージャとマドリーは続くんですね。大変だ…。


謎が解けた
数日前、プリメーラの各クラブの始動日の記事で、なぜインテルトトに出るわけでもないのにラシンは始動日が早いんだろう?という疑問を書きました。今日、その謎が解けました。

現在韓国で、ピースカップなるクラブレベルの大会が行われております。いわくつきではありますが、この大会に清水エスパルスも招待されまして、リーベル、レディング、リヨン様と対戦することになったことは以前にも書きました。そして気がつくと、清水とは別のグループリーグに、なぜかラシン・サンタンデールが入っているのです…最初発表されたときはウディネーゼだったのに。ついにラシンまでアジアデビューしたんですね…。ちなみに初戦が今日行われまして、ラシンはメキシコのグアダラハラ・チバスに敗れております…。
清水は明日が初戦、リヨン様と対戦します。リーグ・アンは開幕が8月4日ととても早いため、リヨンの帯同選手はほぼ手抜きなし。クラブと揉めているフレッジ、出発前日に負傷したジュニーニョP、召集されたのに拒否したらしいヴィルトールは不参加ですが、他の主力は揃っています。やられちゃうかなあ清水…。リーグ開幕前、プレシーズンのフィジカル中心トレによる疲労、ジェットラグなんかを考えると、リヨンも完璧な状態ではないとは思いますが。

しかしリヨンはこのシーズンオフはちょっと揉め事が多過ぎますね。監督辞任、ゴヴによるジュニーニョの批判、フレッジやヴィルトールとクラブとの軋轢、主力選手移籍。CL行きを決めたマルセイユが景気よく補強しているのを見ると、リヨンの7連覇目はないような気もしてきます。モナコファンとしての希望も込みで。

ビジュアル化

2007-07-11 19:51:19 | football
シュステルが決まったとたんに、ペペを買いましたとか、メツェルダーお披露目とか、サビオラも金曜日お披露目とか、お買い物を満喫しているマドリーは各情報サイトに任せるとして、この記事ではバレンシアを総括します。といっても厳密にはモリエンテスの総括。06/07シーズンの数字をビジュアル化してみました。各グラフをクリックしますと、大きなグラフが出ます。


Figure 1 リーガでの個人成績+バレンシアの順位推移

Figure 1は、リーガでの出場時間とゴール数です。縦軸左側は、出場時間。下から上がるバーは先発、途中からのバーは途中出場です。黄色い小さなポイントはその試合中のゴールを示します。縦軸右側はバレンシアの順位推移。
順位推移を見ると、前半戦は本当に波乱万丈だったんですね…。11月から12月にかけて、アルベルダが欠場していた間の勝てない期間に2位から9位まで順位を落としました。12月後半に持ち直し、2007年に入ってからは比較的安定した順位推移。フエラの△と●は気になりますが、一時期のどん底&病院状態を思うとよく4位でフィニッシュできたなあと変な感心すらしてしまいます。
モリエンテスの個人成績は…まあそういうことだ、というだけです。特に調子の波があることもなく全般的に点が取れているのは良いですね。終盤の長期欠場がなければ、あと2点くらいは上乗せできたかもしれないなんて贔屓目で考えたりしてしまいますが、ここで負傷を長引かせてしまったのもある意味モリエンテスらしいところ。重要な時期には持ち堪えていましたが、最後に切れてしまった感じですね。
ちなみに個人的な好みで言わせていただくと、リーガでのベストゲームは第21節アトレチコ戦。モリエンテスが2ゴールしたのもありますが、鮮やかなカウンター、キレのある元気なビセンテ(この試合で腿裏の負傷を再発させてしまいましたが)、味方ゴールキーパーに激突しまくるラウル・アルビオル、自分の脳震盪ネタを披露しあって盛り上がる実況&解説……いい試合でした。



Figure 2 カップ戦における個人成績


Table 1 個人成績表

Figure 2はカップ戦の出場時間数とゴールです。これだけだと特に言うこともないので、個人成績の表をつけました。リーガでは2試合辺り1ゴール、時間にすると1試合半辺りで1ゴール。CLでは1.5試合辺り、時間にすると1試合と20分間で1ゴール。CLの方が得意だったようです。


とりあえずざっと集めたデータではこんなところです。欲を言いますと、モリエンテスのゴールは誰からのアシストが多かったのか知りたいところです。ビジャかシルバかビセンテかホアキンかミゲルか…だいたい同じくらいずつのような気がしますが、わかりません。ゴール映像を見直せばいいんですけどね。


ビュテルはバジャドリへ
07/08シーズンはプリメーラで戦うレアル・バジャドリが公式サイトで、バレンシア2nd GKビュテルの獲得を発表しました。契約はたぶん1年間のレンタル。


ペーニャの評価
バレンシア公式より、バレンシアペーニャの選ぶ06/07シーズンの優秀選手にモリエンテスが選出されたそうです。モリエンテスがシーズン最優秀選手、シルバが最優秀新人賞、マルチェナが最も安定していた選手、他に元バレンシア選手や関係者の表彰もあるようです。
シーズン終盤は負傷を長引かせて出場できず、最後の最後でウルトラスに批判され、モリエンテスにとってはあまり良い雰囲気でなく終わってしまった06/07シーズンでしたが、ファンから一定の評価を受けたということは嬉しいです。

関心の的

2007-07-09 20:35:52 | football
欧州フットボールはシーズンオフではありますが、昨夜は地上波であっても、いろいろと楽しみなスポーツ中継がありました。最初の予定。
ウィンブルドン男子決勝→F1英国GP→U-20ユース選手権日本vsナイジェリア
…ウィンブルドンしか見られませんでした。が、面白かった。集中して見てしまう、大熱戦でした。


当ブログの方針により、ベルナベウではカシージャスの次に感動泣きしそうだった熱血マドリディスタ、ラファ・ナダルを応援しておりました。昨年と同じフェデラーvsナダルのファイナル、結果は7-6、4-6、7-6、2-6、6-2とフルセットまでもつれ込み、フェデラーの5連覇となりました。3時間半近くかかってたんじゃないかなあ…見ていても疲れました。
フェデラーの勝負強さ、確かさが傑出しているのはもちろんですが、ラファが昨年よりもはるかに良くなっているようで、それが接戦になった理由かと思われます。ラファは第4セットで立て続けに4ゲーム取った後で膝を痛めて治療を受けたのと、ファイナルセットで何回かあったブレークポイントをものにできなかったのと、ターニングポイントが何度かありました。放送内でも言われていましたが、雨に祟られて休養が十分に取れなかったのもマイナス要素だったかもしれません。でも何にしてもよくがんばった。同じマドリー好き人間として今後ともラファにはがんばっていただきたいと思います。
おまけで、昨年TVEのスポーツニュースの前によく流されていたラファとパウ・ガソルのCMをyoutubeから。何種類かシリーズがあったんですが、どれもちょっと間が抜けてて面白かったです。


それから
マドリー好き人間として、ようやく公式にシュステル監督の就任が発表されたことをお知らせいたします。はやく補強しないと、補強(ドルトムントからメッツェルダーが到着済み)。
ちなみにシュステルの辞任に伴い、ヘタフェはミカエル・ラウドルップの監督就任を発表しております。

右はイエロらしい



1?
(カルデロン会長のスピーチの後で)ベルント・シュスター
私には過ぎた言葉にどんなに驚いていることか。今日は私にとって非常に幸せな日です。このような大きな機会を私に下さった会長、すべての方に感謝をささげたい。このようなクラブで指揮を執るということは若い監督にとってチャンスです。レアル・マドリーは私にとって新しい家ではありません。ここで2シーズンプレイするという幸運がありました。私は自分のいる場所を理解しています。このような偉大なチームで監督として成功することは、最初に日からの夢となります。あるとしたら世界に3つか4つしかない偉大なチーム、その1つがレアル・マドリーです。この機会に感謝します。物事はパーフェクトにうまくいくと確信しています。

監督ですからユニフォームなくてもいいような気がするんですが…



消息
Tvviのニュースで、モリエンテスが子供相手に話をしている映像が出たので探してみたところ、

2゜Campus de Futbol Fernando Morientes

名前を冠した夏のサッカー教室(みたいなもの)に参加していたようです。ホームページ。映像はAntena3に。2゜とあるということは昨年もやっていたんですね。地元のソンセカで8日から15日まで。
もっともAntena3の着目点は、ニーニョ・トーレスに関するコメント部分のようです。

フェルナンド・モリエンテス
「彼はとても素晴らしい選手だ。優れた子で、とても若いのにスペインでは多くの経験を積んでいる。彼がさらに飛躍するには、リバプールのようなチームで、イングランドのようなリーグでプレイしなければ。今は、彼にとってすべてができる限りうまく行くよう願っているよ」。