けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

まだ時間はある

2010-07-17 07:05:45 | football
グティ
トルコのベシクタシュ移籍の可能性が報道される中で、グティからのコメントが出てきました。セゴビアにある新しいゴルフコースのオープニングに姿を見せたようです。
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「俺はまだレアル・マドリーの選手だ。トルコのベシクタシュからのオファーを受けているのは確かで、そこは俺が行きたいと感じる場所だ。主にそれは、シュスターが監督をしているからだ。だけど今現在はどうもなっていない。俺は、チームに合流する25日にクラブと話し合おうと考えている。そこから、俺たちの間で状況を見て決めていくことになるだろう。」
「ベシクタシュからのオファーは非常に魅力的なもので、2年間以上の契約となる。実際、俺はこのオファーにとても希望を抱いている。でも常に理解しておくべきなのは、最後に決めるのはマドリーであるということ。なぜなら、俺にはマドリーと1年の契約が残っていて、それをどうするか決める必要が出てくるだろうから。」
(マドリーに残留するよりもベシクタシュ移籍に近づいているのか聞かれ)
「それは俺には答えられない。わからないからだ。俺が望んでいるのは、ホルヘ(バルダーノ)と会長と話し合うことで、そこから決めることになるだろう。」
(マドリーで継続する可能性は)
「それはわからない。話し合いが必要だ。俺はモウリーニョ、ホルヘ、会長と話し合う必要があり、そこからがスタートだ。彼らが望んでいることすべてを知ることになる。どちらになるか、何らかの理解にお互いが達したら、わかることだろう。」
「今、俺はモウリーニョと話し合っていない。それは、俺がまだチームに合流していないからだ。合流したら、すべて話し合うことになるだろう。」
「俺は落ち着いているし、夏を楽しんでいる。あと10日間はすぐに過ぎる。25日にはチームに合流して、将来のことがわかるだろう。」
(チームへの合流が遅らされたれたことについて)
「それはもう決められたことだ。ラウルも俺も同じように、将来を決めるために、少し長い時間が必要ということだ。何よりもそういうことは、すべてをどうしたら良いか知ってはっきりさせるために必要だ。そういう意味では、誰にとっても良いことだろう。25日以降には、あらゆることが決まり、どうなるかわかるはずだ。」
「(ラウルと同様)レアル・マドリーの提案を少し待っている。」
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補足。記事内で「25日」と言っているのでそう書きましたが、チームへの合流は26日とされています。


ペドロ・レオン、お披露目

ディ・ステファノ爺ちゃんは、検査入院が長引いているため、今回のプレゼンテーションには出席できず。


初トレーニング
2部練のうち、午前中のみ報道陣に公開。夕方のは非公開。初日から、メニューにミニゲームがあったりするのは、ちょっと珍しい気がする。これくらいは、いつもやってたかな。それとも選手観察用だろうか。


カランカ!



セルヒオ・ラモスの活動
ラモスは、3日間ほどセネガルに滞在し、ユニセフがサポートするプロジェクト、NGOを訪問する予定。日曜日に、セネガルでの会見が行われるそうです。
セネガルの首都、ダカールから70kmほど離れた街での、地域の健康に関わるプロジェクトや、暴力や搾取、病気、栄養不良の犠牲になっているストリートチルドレンの救済施設、学校などを訪問したり、子供たちとサッカーをする、などの活動を行う予定、とのこと。


おまけ:マドリーにはまったく関係ありませんが


どこかで見た絵柄とどこかで聞いたことありげな曲で、フォルランを讃えております。スアレスのハンドまでしっかり入ってて、笑ってしまった。

長い1ヶ月

2010-07-17 06:48:48 | football
W杯終了後は、あまりにもスペイン代表の情報が多すぎてどうしようもなかったのですが、読んでおきたいものだけ、適当に。どんどん気が抜けていってる気もしますが。

スペイン代表の中身
今大会の選手たちの雰囲気を伝える、El Paisの記事。Waka-Wakaの歌詞とか引用しながらで読みづらいので、エピソードだけ適当に拾いました。

今大会のスペイン代表チームのロッカールームでは、大会のテーマソング、シャキーラのWaka-Wakaが盛んに歌われていた。チーム内で流す音楽をセレクトするのは、今大会もセルヒオ・ラモス。でも試合後は、まずWaka-Waka。準決勝ドイツ戦勝利後、ソフィア王妃がロッカールームに降りてきた時も……。バルサの中心選手たちと共に、セスクやジョレンテ、ハビ・マルティネスが一緒になって歌う様子は、今回のロッカールームでのサプライズのひとつ。
試合後の休養日、いつもの厳しく管理されている食事、サラダとかパスタとかダチョウ肉とか魚とかは、無しに。代表ドクターは別の観点を持っていて、選手たちにも贈り物が供された。つまり、トルティージャ・デ・パタータス(ジャガイモ入りオムレツ)や、チストリッタ(小さめの焼きソーセージみたいな)、ハモン(ハム)。ハモンのマエストロPanichiは、スペイン報道陣と、ダイエットをパスした選手たちの悦びのために、16個(かたまり?)のハムを切り分けた。
それでも選手たちは、できるだけ速く1ヶ月が過ぎるよう、なんとかしようとしていた。最初の2週間は、プジョルがオーガナイズした賭けのおかげで持ちこたえた。勝ったのはピケとマタ。カプデビラが第2位で、これは全試合をテレビで観戦していたため。(決勝Tに出るチームでも当ててたたのか)。
パウ・ガソルの試合を追いかけていた選手たちもいたし、ラファ・ナダルのウィンブルドンファイナルを見ていた選手たちもいた。それでもまだ時間が余る。今大会は、プレステに加えて、parchis(ボードゲーム)と卓球が、若い選手たちにより推進されていた。おなじみのラ・ポチャ(カードゲーム)も盛んに行われていた。
大会期間中に、エル・コルテ・イングレスの旅行会社部門が企画したツアーが2回催行された。1回目は、スイス戦後のサファリツアー。2回目はチリ戦後の、隕石が落ちてできたクレーターを見てからバーベキューをしに行くツアー。
2年前(EURO2008の時)は、LOSTの1~4シーズンが用意されていたが、今回は「Sons of Anarchy」が人気。アルベロアは買ったばかりのiPADに夢中。プジョルは、自分のブランド(?)の時計を全員にプレゼント。EURO2008のスペイン代表について書かれたミゲル・アンヘル・ディアスの『Los secretos de la roja(ラ・ロハの秘密)』を読むのにも絶好の機会。
2年前と同様、ラ・ロハの力は、チームの一体感に他ならない。カシージャスが使った「カタルフォス(Catalfos)」というカタルーニャの選手たちを呼び表す言葉には、決して否定的なトーンはなく、むしろ愛情に満ちているものだった。試合後に供されるトルティージャとハモンは、天国にいるかのような味わいだった。マルチェナは「オヤジ」であり続けた。カプデビラの部屋では、いたずらが練られていた。
(最後の一文は、慣用句的に訳したのですが、言葉どおりだと「邪悪なものが調理されていた」。実際部屋にはミニキッチンが付いていたので、何か作ってたのかも……ないか。)。