けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

公式発表:ホビーニョ獲得

2005-07-30 16:20:06 | football
レアル・マドリーのオフィシャルサイトより。

レアル・マドリーC.F.とサントスF.C.はロブソン・デ・ソウザ “ロビーニョ”の移籍の件で合意に達し、本日サインを行った。8月25日にクラブに合流する。契約は5シーズン。


なんとロビーニョまで決まってしまいました。相変わらずこれでもかと言わんばかりに、攻撃系の補強ばかりです。三つ子の魂百まで。
これでサムエルを出してしまうのなら、センターバックの即戦力はエルゲラとパボンの2枚しかいないことになります。どうしてここまでバランスの悪いチーム作りができるんだろう・・・。あと1ヶ月でどれほどのものができるんでしょうか。

フィーゴの残る道は、ますます乏しくなったように思います。

公式発表:バチスタ獲得

2005-07-30 03:09:44 | football
レアル・マドリーの公式発表

レアル・マドリーC.F.とセビージャF.C.はFWジュリオ・バチスタ(スペイン語読み:フリオ・バプティスタ)の移籍の件で合意に達した。今度の月曜日、8月1日にメディカルチェックの後サンティアゴ・ベルナベウで入団発表が行われる。契約は5シーズン(移籍金は2000万ユーロとされる)。バチスタは現在セビージャF.C.とともにシャンハイに滞在しているが、今週末にはスペインに戻り、レアル・マドリーの練習に合流する。バチスタはレアル・マドリーの選手としてオーストリアでのトレーニングキャンプに参加する。

ちょっと噂が出ているなあと思ったら、あっという間に決まってしまいました。いきなりFW獲得って…まさかペレス、また勝手にお買い物したんじゃないだろうな。
さて、このいきなりの移籍劇から考えられる影響。

○ホビーニョは今シーズン来ないのではないか
マドリーが払うつもりのホビーニョの移籍金と、サントス側が主張する実際の保有権全額分との食い違いから、中断してしまったこの移籍問題。スペインリーグが間に入ってCBF(ブラジルサッカー協会)との交渉を試みたものの、CBF側の答えは「NO」でマドリー側の言い分は通らなかった。少なくとも今シーズンの移籍はないのではないか、という憶測が出始めている。おまけに今回のこの攻撃のコマの獲得…

○オーウェンの立場は微妙に
バチスタはFWです、一応。ルシェ監督がどういうシステムを組むかにもよりますが、オーウェンへの十分な出場機会の保証はいっそう怪しくなったと言えるのでは。

○マドリーのサッカーは,今後ますます「タテタテ突進型」へ
ノーコメントで。

追加
バチスタのことを良く知らないので、少し調べてみました。まずは6月に行われていたFIFAコンフェデレーションズカップのページから。

バチスタは2003年の夏にサンパウロからセビージャに275万ユーロで移籍した。ブラジルでは中盤としてプレイしていたが、スペインに移籍してからはストライカーの役目を担っている。バチスタはスペインでの最初のシーズン(03/04)で20ゴールを上げ、セビージャのUEFA杯出場権獲得に貢献、その強固なプレイスタイルから「ラ・ベスティア(ビースト、野獣)」のニックネームを頂戴した。ブラジル代表としては、2001年のコンフェデレーションズカップ、2004年のコパ・アメリカなどでプレイしている。

もとは中盤だったんですね。蹴球生活さんでも「サイドハーフ、トップ下」として紹介されています。

マドリーのオフィシャルでも紹介されていました。
Julio Cesal Baptista、1980年10月1日生、183cm/76kg
ポジションは「Medio(=中盤)」とあります。しかし初年度20ゴール、2年目18ゴールって…そんなに取ってたんだ。改めてすごいな・・・・・・。

仮定の話はしない。

2005-07-29 05:09:25 | football
MARCAより。2ヶ月ぶりにルイス・フィーゴがマスコミに対して語りました。

プレシーズンがスタートして状況はどう変化していますか?オプションとしてプレイするか、それとも日に日にここではスタメンになることはないと知るか。
私はフットボールをすることについて考え続けている。このチームでプレイするだけのコンディションを自分が備えていると信じている。イメージし、プレイすることを考えながら練習する。私が決めるわけではない。私がする唯一のことは、努力を続け可能な限りベストのことをするだけだ。誰がプレイするかは監督が決めることだ。

レアル・マドリーを離れることは辛いものでしょうか?
仮定の話はしない。私の考えはフットボールをすることだ。今私はこのクラブにとってより良いものを探している。今は個人的な立場としては複雑な状況にある。しかし私はこのクラブにとってベストなことをするつもりだし、少なくともクラブが私に求めることをするつもりだと思っている。私は、私にはこのチームでプレイするだけのコンディションが備わっているという考えに従っている。もし私がそうできないとしたら、それは彼らがそうしているということだ。私は同じやり方でやっている。

ルイス・フィーゴのような選手、あるいは同じレベルの選手にとって、ベンチに座っているのは良いことではないと考えているのですか?
プロフェッショナルであるなら誰でもプレイすることを望むし、人がそう考えるのは論理的なことだ。私はクラブに、彼らが私を主要な戦力として考慮していないなら、私に伝えてほしいと思う。それでも私は、自分がプレイするだけのコンディションを備えていると信じているのだから、プレイすることを考えて練習を続けている。

ルシェンブルゴとの関係は改善されていますか?
それは他の人の興味を引く必要のないことだ。この関係は監督と選手、というものだ。関係は良くなっている。しかしそれは私にとって重要な問題ではない。

チームの仲間たちは残るようにと言ったりするのでしょうか?
そうだね。私は彼らと5年の間付き合っている。私たちの間には親愛の気持ちと友情が存在している。だからそういったことを彼らが言ってくれるのは論理的なことだ。5年も一緒だった後に離れるのは容易なことではない。彼らはクラブと私に注意を払ってくれている。最も良い解決法を見つける必要がある。私はプレイしたいということを考え続けている。私の一番の理想はここでプレイすること、だから私は6年間の契約にサインしたのだ。しかしもし監督の構想から外れたり私がほとんどプレイできないのなら、私の将来の解決方法を見つける必要が出てくるだろう。

インテル・ミラノについての話が出ていますが。
たくさんの話があるね。

しかしあなたの代理人はミラノに行ったようですが…
選択肢の一つに過ぎない。私はこのクラブにとってベストなものを見つけたい。

何年も私たちはルイス・フィーゴの状況と、衰えていないのにプレイ時間を与えられずベンチに追い込まれているのに、そのプロフェッショナリズムが示す教訓を思い出すでしょう。違いますか?(この質問、よくわかりません)
私の考えはここでプレイするということのままだ。なぜなら私はそれができるし、そのために私は自分を最大の常態にまで持っていかなければならない。私の義務はできる限りベストなやり方で自分の仕事をすること、そして監督の決定を難しくすることだ。この5年間で私に与えてくれたことで、本当にレアル・マドリーには感謝している。レアル・マドリーのおかげで私は成長した。私をサポートしてくれた人にも恩義がある。私を信じてくれる多くの人たちがいる。私は彼らをだますことはできない。私は誰にも私のプロフェッショナリズムに疑いを持たせることはできない。だから私は、私が所属するクラブにとって良いことを知り、さらにベストであることをし続ける。

恨みなどなく、マドリディスタとしてここを去るつもりである、その通りでしょうか?
レアル・マドリーにとってベストなものを望む。まるでクラブから出て行ってしまったかのようなことは私は考えない。多くのことが書かれている。しかしこの2ヶ月間、私は誰とも移籍問題について語っていない。だから確かなことは、私がそうやって去るという話は私にとって驚きであるということだ。私は、クラブの内部についても外部についても、もっとも良い結果を望んでいる。明らかに私はマドリディスタだ。

マドリーではないスペインのほかのチームであなたのプレイを見ることはできないのでしょうか?
それは私への意見かな?(笑い出す)

つまりレアル・マドリーのライバルへの移籍を望まないとなれば、それは私にとってニュースだと思ったからです。違いますか?
レアル・マドリーは私が選ぶベストの選択肢となるだろう。スペインでの移籍も選択肢としてあるが、しかしそれは難しいだろう。

私は確信しているのです。ここを離れたとして、あなたがベルナベウに戻ってくることは、カンプノウへ戻ることと同じにはならないのでは、と。(ここもよくわからない)
それだけはないだろうね(さらに笑う)。私は人々が私に好意を持ち、私の努力に価値を見出してくれたとわかっている。私にとって最も重要なことは、もっとも複雑な時期に人々が私のことを好ましく思ってくれていることだ。私は包み込まれていると感じているよ。私は常に努力を惜しまない。しかし人々はそれを理解してくれている。

レアル・マドリーがフィーゴに対して以上のものを与えられるのは誰でしょう?(ここが一番わからなかったところ)
コメントはできない。私は非常に落ち着いていることに気づき始めている。レアル・マドリーは非常に多くのものを私に与えてくれた。私はとても感謝している。

常に名声の重要性について話していますね?
そうだ。繰り返そう。それは私がここに来た理由のひとつだった。そして私はミスを犯してはいない。ここは世界の中で最も偉大なクラブだ。

次のインタビューはミラノでしょうか?
また意見かな(再び笑う)。私は2006年の6月30日まではレアル・マドリーの選手であり続ける。違うか?

残留するというように考えを変えさせるものは何でしょうか?10月になったらすべてが変化するかもしれないとは考えませんか?
私がこの奇妙で複雑な状況を引き起こした原因ではない。私はこの状況を好んではいない。私は自分にとってできるだけベストな状態に慣れようとし、そしてこの状況を変化させようと練習し続けている。もし何が起こるかわかっているなら、ここを離れているだろう。

私はマドリーの選手だ。そして私はそうあり続けようとする。しかし……


どのくらいフィーゴがピッチの中にいるのを見られるでしょうか?
2年だ。明らかに、2年間はまだ高いレベルでプレイできるとわかっている。そしてその後も見られるかもしれない。

W杯も今は目標の一つでしょうか?
当然だ。私は代表に戻り、そこでワールドカップを獲得するために戦っている。

ではもし今シーズン最終的にレアル・マドリーを離れることになったら、フィーゴはどのように感じるのでしょうか?
辛い思いで立ち去ることになるだろう。しかしそれはまだ仮定に過ぎない。

ジュビロイワタ-レアル・マドリー

2005-07-28 18:17:04 | football
台風一過、暑いながらも風があって空気が流れ湿度も低く、思いのほか快適だった味スタ。再び行ってまいりました。この日はメイン下層後段ややホーム寄りのお席。試合前はアウェイ側まで遠征し、マドリーの練習風景を見ることもできました。

通常試合前練習はキックオフの30分前程度に行われますが、選手の到着はだいたい1時間半前。到着するとピッチのチェックをしに出て来る選手がいます。月曜日のヴェルディ戦の時は何人かの選手がピッチに出てきたり、脚を痛めていたラウル・ブラボがランニングしたりしていたのですが、この日の早い時間に姿を見せたのはフィーゴただ一人。既に試合をしたピッチだからチェックの必要がないのか、敗戦の影響でピリピリしているのか…。
試合前の練習の時点でジダンの姿が見えず。風邪が悪化したかと思われましたが、脚を痛めていたと後で知りました。フィーゴやP・ガルシアの姿も見られませんでしたが、これは何故なのかは不明。

さて、肝心の試合ですが
親善試合
Jubilo IWATA 1-3 Real Madrid C.F.

磐田の得点:成岡翔(23)
マドリーの得点:ラウル(2)、ロナウド(27=PK, 91)

GK:イケル
DF:サルガド、エルゲラ(アルベロア, 45)、パボン(Rブラボ, 45)、ロベルト・カルロス
MF:グラベセン(P・ガルシア, 45)、ベッカム(フラド, 67)、グティ(デ・ラ・レ, 60)
FW:ラウル、オーウェン(45, フィーゴ)、ロナウド

いつかのアトランタでのブラジル戦(1996)のように、あるいはレバノンでのアジア杯決勝(2000)のように、能活が大当たりでシュート全部止めまくったりしたら(ちょっと嬉しいけど)どうしよう…なんて余計な心配をしながら臨んだこの試合。無事にマドリーは親善試合らしい勝利を収めました。

ヴェルディ戦を踏まえて、事前に「プレッシング禁止、ボディコンタクト禁止」の申し合わせでもあったんでしょうか?それともジュビロってあんなにプレッシングしないチームだった?(そんなことないよな……)
戸田と並んで「凶悪ボランチ」と私が勝手に認定している福西もいるわけで、秀人もいるわけで、ガツガツいってくれるのかな~なんて予想していたのですが、きれいなものでした。

まあそれはそれとして、ラウルが早い時間にゴールを決められたのが良かったです。あからさまにほっとしたような空気になりました。さすがにこの間のような試合ではまずいと思ったのか、みんなそれなりに足が動いていました。
この試合ベッカムがそれほど目立ちませんでした。もっとも月曜日の試合は最終ラインから最前線まで動きすぎな気もしましたが。自重したのかもしれません。
ドサ周りツアーこれまでの4試合すべてにフル出場していたパボンは、この日ようやく休みをもらえました。エルゲラも同時にHTで交代し、代わって入ったのは左SBが本職のR・ブラボとカンテラから上がったばかりのアルベロア。CBのバックアップがこんな状態なのに、ウッドゲートも果たして復帰できるかどうか微妙なのに、サムエルをインテルに出してしまうマドリーの神経がほんと、つくづくわかりません。
ちょっと心配なのはイケルの状態が良くないこと。何かイライラして集中できていないように見えます。契約交渉が進んでいないせいか、このツアーにうんざりしているからなのか…

一方ジュビロですが、悔しいながら良かったです(ちっ)。ジュビロはうち(=清水エスパルス)にとって「ライバルクラブ」です。(と言っても、エスパはジュビロをライバル視しているのに、ジュビロはカシマをライバル視しています。片思いです。)。静岡ダービーでもこれでもかという程さんざんイヤ~な思いをさせられた思い出深い試合が多くあります。おかげで中心メンバーの名前も顔も、好むと好まざるに関わらずだいぶ良く知っております。だからけっこう興味深く見れました。またホーム寄りの席だったこともあってか、後半は周囲も結構ジュビロの攻撃に拍手したり声援したりしてました。返す返すも悔しいですが、良いものは良いとわかるんでしょう。個人的には服部(6)、好きだ。

マドリーはなんとかそれなりのプライドを取り戻し、日本を発ちました。アホらしいことに明日タイで試合だそうですが。(AS紙によるとエルゲラ、パボン、グティは軽い故障のため不出場の可能性あり)


さて、今回の日本での2試合で一番輝いていたのは、なんと言ってもルイス・フィーゴその人でした。ドリブルを仕掛け、仕掛けると見せかけて焦らし、スルーパス。何のプレッシャーも感じさせず、力強くピッチ上を動く。声援も拍手も、一番大きかった。
そんなフィーゴの行き先に関して、最新の新聞ネタを。

MARCA:フィーゴがイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に語ったとして、次のようなコメントを載せています。
プレイするか出て行くかだ
私の現状は奇妙なものだ。私が望むのはフットボールをすること、可能ならばレアル・マドリーで。しかしもしそれができないのなら、ここに残ることはない。いくつかの大きなクラブが私に興味を持っていることを知っている。リバプールが興味を持ってくれているのは名誉だ。しかしインテルへの移籍に関しては、新しいことは何もない。いずれにしても現在は、アジアでのツアーに集中している。


Sky Sports:フィーゴがロイターに語ったとしてこんなコメントを載せています。
イングランドに関しては、すべては終わった。しかし多くのビッグクラブが私に注目してくれたことに満足している。インテルについては、新しいことは何もない。私の現状は奇妙なものだ。私が望むのはフットボールをすること、可能ならばレアル・マドリーで。しかしもしここでそれができないのなら、残ることはない。

…元の記事は同じようですが、いったい何が本当なんでしょうか?MARCAを見る限りではリバプールとの交渉の余地はあるように読め、スカイスポーツ版ではフィーゴがイングランドに来ることはないように読めますが……。
やはりすべてはアジアツアーが終了してからになりそうです。


おまけ:博論生としては少々遊びすぎたので、本日のボルトン戦は諦めました。カンポちゃん、がんばれ~。

ジェラード得点王

2005-07-27 05:59:47 | football
2005/2006 UEFA Champions League 2nd qualifying round 1st-leg
FBK Kaunas 1-3 Liverpool
 もうひとつリンク
カウナスの得点:バレビシウス(読み方適当、20)
リバプの得点:シセ(26)、キャラガー(29)、ジェラード(54=PK)

GK:レイナ
DF:ホセミ、キャラガー、ヒーピア、リーセ
MF:ポッター(63, ルイス・ガルシア)、ジェラード(60, シッソコ)、アロンソ、ゼンデン
FW:シセ、クラウチ(74, モリエンテス)



音声だけだったのに、最初から最後まで聞いてしまいました。失点したときはちょっとイヤ~な感じになりましたが、早い段階で追いつけて逆転できて良かった。キャラはCL初得点のようです。たぶん。目が覚めたらちゃんと調べておこうと思います。

じゃ、オヤスミー。

行ってきました×2

2005-07-26 02:06:09 | football

as紙が何を指して「ハラキリ」と言っているのか知りませんが、まあ確かにハラキリものかもしれません、今夜の試合は。

親善試合
Tokio Verdy 1969 3-0 Real Madrid C.F.

1969の得点:小林大吾(6)、ワシントン(26)、山田(53)

1969:高木、米山(平野, 45)、戸川、上村、相馬、山田、戸田(文, 82)、林、小林大吾(玉野, 72)、ワシントン(森本, 77)、平本(ジウ, 60)
マドリー:イケル、サルガド(ディオゴ, 63)、エルゲラ、パボン、ロベカル、グラベセン(P・ガルシア, 53)、ベッカム(フィーゴ, 57)、ジダン(グティ, 33)、オーウェン、ラウル(デ・ラ・レド, 57)、ロナウド(ソルダード, 66)

現地に行っておりましたので、まだ録画したビデオはチェックしておりません。ですからカメラで見たマドリーがどうだったかとか、解説がどう見ていたかとかさっぱりわかりませんが、とにかく見たとおりです。

○動きが重い
○パスが遅い
○プレーが雑

中継をご覧になった方はお分かりかと思いますが、最終的な有料入場者数は30,000人。ブロックでぽっかり明いている場所もあちこちにありました。私はバックスタンド上段だったのですが、前半と後半で席を移動。だってチケット通りだとほんとに端っこだったんだもの。(余談ですが、味スタの上段バックは良いですね。見やすいし臨場感もそれなりにあるし屋根もついてるし)。
えと、閑話休題。つまり両方ともマドリーの攻撃の方がよく見られるサイドで試合を見ました。前半は特にそう感じたのですが、マドリーは前線が大渋滞だったように感じました。
ヴェルディが今シーズン大量失点を重ねて負け続けているという情報を知って甘く見ていたのか、所詮相手にならないようなクラブだと思ったのか。フォーメーション風に言うのなら、2-5-3ってところでしょうか。イケルとパボンとエルゲラさんで守り、サルガドさんとロベカルはほぼMFから前へあがりっぱなし。早い段階で先制されたせいか、最前線はロナウドにオーウェンにラウルに…とごっちゃごちゃ。ヴェルディがタイトに守ったこともあり、動くスペースが各人制限され合っているように見えました。ルシェ監督、FW3人とも出すのは止めたほうが良いと思います。

「パスが遅い」と書きましたが、マドリーが遅く見えたのは疲労のせいなのか、シーズン前だからなのか、それとも緩急の「緩」が顕著だっただけなのか。最近、日本のサッカーの特徴として、良くも悪くも「とにかく速い」と言われるのを聞きます。緩急の「急」ばっかりだと。確かにヴェルディ、きびきびとボールを回し当たっていく、というところがありました。ゆったりボールをまわしていくマドリーとしては、やり辛かったのかもしれません……ま、何を言っても言い訳ですけどね~。

とにかく言い訳をするなら、積もり積もった疲労ですね。一目瞭然。土砂降りのペキンでの試合から移動も込みで中1日。その前はアメリカにいたわけですし。もっともヴェルディだってホットシックスを土曜日に終えたばかりですから、あまり言い訳にはならないような気もしますが…。
明日もどうせあれこれイベントだの何だのがあり、ろくに休めないまま水曜日の試合……。いい加減懲りればいいのに。
この負けが後を引くことはないでしょうが、これでマドリーがこの先、夏のドサ周りツアーをやめてくれればしめたものだと思います。な、ペレスさん。

しかし負け惜しみでもなんでもなく、ヴェルディがうらやましかった。マドリーと対戦できて、しかも勝てたわけですから。うち(=清水)なんてリバプーとの試合の約束は流れちゃいましたものね。いつかリバプーとできたらいいなあ…(あ、でも無理に来なくて良いですからね)。

おまけ:交代で入ってくるフィーゴへの声援が大きかったのが嬉しかった。



さて、本日のマドリーの試合が19時からでありながら、わたくし、お昼前には東京におりました。別件でこんな予定を立てておりましたのです。
ガエル2本立て」を達成しよう!(於飯田橋

ガエル・ガルシア・ベルナール主演、「アマロ神父の罪」と「バッド・エデュケーション」。前から見よう見ようと思いつつ腰が重かったのが、マドリーの試合ついでに見ようと思い立ち、4時間しっかり映画館に缶詰されてきました。

感想=お腹いっぱいを予想していったら少し物足りなかった感じ。2本並べると、アマロ神父のほうが好きです。特にアマロ神父の上司(?)になるベニト神父が良いと思った。「バッド~」の方は……理解に少し時間がかかるかなあ。引き込まれるものはあったのですが。

ともあれもりだくさんな1日でした。ああ夏休み。

スシマニア

2005-07-25 00:46:24 | football
レアル・マドリー、今年もやって参りました。オフィシャルにカピタン3名のインタビューが載っているので訳そうかと思っていたら、熱狂的さんのところにあったのでパスします。とりあえず一番おもしろかったラウルさんの締めのお言葉を。

選手たち全員が自分たちの家にいるように感じています。僕たちは何年も日本に来ていますし、愛情と敬意が僕たちを迎えてくれます。僕たちはいつも戻ってくるたびに魅了されています。食べ物にも魔法がかけられてますね。僕は今夜スシを食べるつもりですし、明日の朝もスシを、昼もスシを……

スシスシって、ラウルさん。去年来日してテレビ番組でお寿司を食べさせてもらったときも「僕はスシにうるさいんだよ~」なんておっしゃってましたが……どうぞお腹を壊さない程度にお楽しみください。

そういえば来日したメンバーの中にモリエンテスがいませんね…(まだ言うか)。


親善試合
Liverpool FC 4-3 Olympiacos
ルイス・ガルシア(31)、モリエンテス(49)、バロシュ(53, 59)

カーソン、リーセ、ヒーピア、メジャニ、ホセミ、ルイス・ガルシア、ジェラード、ハマン、ダレン・ポッター、シセ、倉内
サブ:シャビ・アロンソ、バロシュ、キャラガー、ドゥデク、ル・タレク、モリエンテス、シッソコ、ウォーノック、ウィットブレッド、ゼンデン

モリエンテス、こちらにいましたね~


眠くて結局ライブで見ることはできずハイライトを見たのみですが、ナンドゴール!やったー!ゴリゴリとバロシュが右サイドをドリブルで上がり、GKも交わし、マイナス方向にアシストしてくれたのを左脚で流し込みました。バロシュのパススピードが速かったおかげなのか、あのスピードのパスをきちんと流し込めたモリエンテスがえらいのかわかりませんが、ともかく良しとしましょう。次は頼むから公式戦で決めてください。

オリンピアコスには、元・バルサ3兄弟の長男ことリバウドがいました。相変わらず上手かったけど、やっぱり少し衰えてるのかなあ。FKの押さえが利かなかったあたり……

この試合やはり注目を集めたのは、加入したばかりのピーター・クラウチくんでしょう。先発でデビューいたしました。細くて背が高いので、彼がドリブルしたり走ったり動いているのを見ると心配になってしまいます。手と足がうっかり絡まってしまうんじゃなかろうか、って……

「みんな、こーんなに小さいのね~」 byクラウチくん


ジェラードもリーセも、軽く180cmは越してるはずなのに…

お金の話は難しいですね

2005-07-24 00:01:37 | football
今日は大変よく揺れました。よく揺れる土地なので慣れてしまったところはありますが、それでも今日のはいつもより大きかったのでちょっと驚いて実家に電話してしまいました。まだ揺れている間に。
だいぶ長いこと呼び出し音が鳴ってから父が出まして、「地震の真っ最中に電話かけてくるなんてどんなバカかと思った」と言われてしまいました。はい、おバカな娘です。というかそっちも揺れてたんですね。ごめんよ、お父ちゃん。


レアル・マドリーご一行は明日ハポーンに到着するわけですが、いる間は揺れないでいてほしいものです。彼ら、地震に慣れてないでしょうからね。ああ、でも台風はかなりの確率で来るという噂がちらほら……

さて、さんざん騒がれていたロビーニョ(=ホビーニョ)をマドリーがようやく獲得したと思ったら、どうもまだのようです。もう何がなんだかよくわからなくなってます。

○ロビーニョはマドリーに行きたいらしい
○マドリーもロビーニョがほしいらしい
○マドリーは移籍金3000万ドルで移籍が成立したと思った(←この辺がよくわからない)
○サントスが定めた違約金は5000万ドル
○不成立~

旅に出る準備はできてます by ロビーニョ


親善試合
北京国安 2-3 レアル・マドリー
マドリーの得点:ラウル(36)、グティ(79)、フィーゴ(81=PK)

GK:イケル
DF:サルガド(デ・ラ・レッド, 76)、パボン、エルゲラ(メヒア, 45)、ロベカル
MF:P・ガルシア(ディオゴ, 57)、グラベセン、ジダン(フィーゴ, 57)
FW:ラウル(ソルダード, 67)、ロナウド(ファンフラン, 67)、オーウェン(グティ, 45)

現在中国を訪問中のサパテロ首相も観戦した(らしい)この試合。先ほど終わったばかりのようです。2度先行されましたが、最終的には勝ち越しました。やはり疲労も顕著になってくるころか…というよりもマドリー、チャイナでは単に遊びすぎ&営業のしすぎというだけな気もしますが。

FOOT!で言われていたように今シーズンのマドリーは、ある程度選手を選別してからのドサ回りではなく、このツアーでの親善試合でルシェ監督がチームの戦術を見極め、チームに残す選手を決めていくやり方の様子。明日はどっちだ、な選手たちには必死に戦うでしょうし、起用される選手やシステムを見れば、今シーズンのマドリーの形が次第にわかってくるかもしれません。

……なんですけどね。「出て行く」ことがかなりはっきり噂されているグティやフィーゴも試合には出てますから、やはり興行試合なんでしょうね。今週の月曜には今後の身の振り方について明言するはずだったフィーゴ、週が終わっても行き先を明らかにしていません。フィーゴの先行きは気になるところですが、少なくともこの一連のツアーが終わるまではマドリーの人でいることになりそうです。

衝動買い

2005-07-21 21:20:37 | 
今回は買うつもり、なかったんです。前回買った分も結局読みきれなかったので。
でも「発売しました!」ってニュースを見たら、つい……Amazonでぽちっと。


Harry Potter and the Half-Blood Prince
『ハリー・ポッターと混血のプリンス(仮題)』


前作の『Harry Potter and the Order of the Phoenix』は、第3章辺りまで読んで「日本語の発売を待つか…」と挫折しました。なにしろこの本、『リーダース英和辞典(大学院入試前に買った何でも載ってる英和辞典)』と同じくらいの厚さだったんですから…。
今回はどこまでいけるか…自分でもあまり期待してませんけどね。

ところでこの秋公開の映画第4作『ハリーポッターと炎のゴブレット』には、まだマイブームが去っていない『オペラ座の怪人』のマダム・ジリー役だった女優さんが出ているという噂を耳にしました。どんなふうになってるのか、楽しみです。

中国まで来ました

2005-07-21 20:24:56 | football
いつの間にかチャイナに到着していたマドリーの皆様方。日本まではもうすぐです。
L.A.からの長時間のフライト&時差ボケ解消のため、中国に着いた当初は皆さんいろいろリラックスなさったようです。


ロベカルのボーリングは破壊力ありそうですね。もちろん本当に破壊したら困りますが。


 
かなり真剣な表情のゴルファーたち。ロナウド,パボン,グティ組とオーウェン&トミーさん組でラウンドしたようです。


ロナウドさん、みっともないからお腹出さないで…



ゴルフ場と同じ辺りを一生懸命ランニングする我らがカピタン、ラウルさん。



皆でチャイニーズ食べたりもしました(トミーさんとマイコーとベッカムさんはスプライト、サルガドさんはチンタオ・ビアですね)。


花火で歓待されて



ああ疲れた(byジダン@プレスカンファレンス)



・・・・・・皆さん、日本まで体力持ちますか?

プレシーズンマッチ2試合

2005-07-19 01:34:59 | football
研究室毎年恒例の夏合宿に行っておりました。研究室の~といっても研究発表などがあるわけでもなく、OBや関わりのある人たちが集まって呑んで交流を深める観光旅行であります。目的地は河口湖近辺。
今年は私、幹事さんだったのでいろいろ大変なこともあるか…と思いきや、わりとスムーズにいろいろなことが進みました。雲が多くて富士山はあまり見れませんでしたが、穴(洞穴のこと)に入るのが寒くて楽しかった~。

そして不在中にマドリーとリバプーが親善試合を1試合ずつ終えていました。

まずは
レアル・マドリー 3-1 チバス・グアダラハラ
マドリーの得点:メヒア(78)、グティ(88)、ソルダード(93)
チバスの得点:パレンシア(72)

マドリー
GK:イケル
DF:サルガド(62, ディオゴ)、エルゲラ(74, メヒア)、パボン、ロベカル(66, Rブラボ)
MF:トミー・グラベセン、Pガルシア(45, フィーゴ)、ジダン(45, グティ)、ベッカム
FW:オーウェン(76, ソルダード)、ロナウド(60, ラウル)

チバス・グアダラハラはメキシコのチームです。先日サンパウロFCが久々に優勝したコパ・リベルタドーレスでは、ボカを破って準決勝まで進出したほどです(ただしメヒコのクラブはリベルタ杯で優勝しても日本に来ることはできないらしい)。
この試合ではマドリー、先制されました。点を取ったのは後半も遅い時間、普段虐げられているカンテラ出身の選手たち(グティ含む)。この時期まだコンディションが整えられていない選手たちがほとんどですが、移籍先を見つけるためにあるいはチームでのポジション争いにしがみつくために、アピールが必要な選手は結果を求めて必死です。

マドリーはその後「ロス・アンヘレス」に移動、L.A.ギャラクシーとの「銀河対決」です(書いていて自分でバカらしくなってしまいました。この試合を企画したヒトはギャラクシー&ギャラクティコ、とか狙ったつもりだったんだろうか……)。試合は7月18日19時30分より、日本時間では…いつだ?明日の11時30分てところですか?


一方のリバポは、
バイヤー04レバークーゼン 0-3 リバプール
リバプの得点:シセ(25,26)、バロシュ(56)

リバプーはCL決勝トーナメントでも対戦した、ドイツのレバークーゼンがお相手。既に真剣勝負に入っているせいか、結構まじめに対戦相手を選択しているように思います。しかもスタジアムは(モナコみたいにのどかな小さなスタジアムじゃなくて)バイアレナだったらしい。
結果はリバプーが3-0と快勝しました。ハイライトはまだ見ていないのですが、後でチェックしておこうと思います。

そして明日にはCL予備予選第2戦が待っています。オフィシャルによると、モリエンテスも召集されています。前回は3-0でリバプーが先勝。まさかここからひっくり返されるようなことはあるまいと思いますが、リバプーは「まさか」というものは起きることもあるのだと身をもって証明してしまったチームであります。気を抜かないようにお勤めください。そしてモリエンテスは、もし出るチャンスがあれば、先日山のように決めそこなった分をきちんと決めてください。

一瞬の恐怖

2005-07-16 01:00:12 | 研究
金曜日は基本的に研究所で非常勤のお仕事をしています。研究所ではいくつかの実験を同時に進行していまして、その中の1つを担当してます。詳しいことは書きませんが、人間の嗅覚に関する心理実験です。

今日のお仕事は、来週から始める実験の準備。装置を調整した後、ご近所の研究室の事務をなさってる方に予備実験の実験台になって頂きました。装置も実験の進行具合もかなり順調でした。

ある程度片付けた後に、STさん(研究所の方)の提案でもう少し装置に改良を加えることになりました。空気を液体の密閉容器入った液体に通し、そのた空気を提示するというやり方です。STさんの指示通りにチューブを接続し、空気のボンベの栓をひねりました。次の瞬間。

勢いよく容器から噴出する液体……が顔面に直撃してしまったわたくし。なおも液体をあびつつ必死でボンベの元栓を止めながら思ったのは、「中の液体は何なの~~~!?」でした。

毒劇物はほとんど扱いませんが、うっかり触ったら即洗い流さなければいけないような液体も扱う研究室です。今日使っているその密閉容器に、過去にはアンモニアだのVOC(揮発性の有機化合物)だのが入っていたのも知っています。そんな容器から飛び出した液体が、頭からかかって口の中にまで……。

とにかく洗わなきゃ、ていうか救急車とか呼ばれるのかな?もしかしたら事故扱いになっちゃうのか…

そんな考えが頭の中をめぐるうちようやく液体の噴出も止まり、「大丈夫~?」と朗らかに心配してくださるSTさん。

「な、中身は何でしょう?」おびえる私。
「え?ああ、大丈夫よ~。きれいなお水だから」やっぱり楽しそうなSTさん。

純水か……良かった…。

ひっそり安心する私にSTさん、さらに明るい声で続ける。「入り口と出口の接続、逆だったみたい~」

なんですと……


きちんと接続したらうまくいきました。やれやれ……。

ヌエバ カミセタ

2005-07-14 06:59:54 | football
ラウルさんがようやく2005/2006シーズンのチーム練習に合流。最初の公式お仕事は新しいユニフォームのお披露目でした。

左からファースト、セカンド、サード。(アディダスは本気でこの王蟲ボールを推進するつもり?)


アディダス組の皆さんが毎年このお仕事を担当します(昨シーズンのハポーンでのユニのお披露目にはソラーリとモリエンテスもいました。みんなスパイクスポンサーがアディダスです)。

マドリーのオフィシャルには3人の選手を回転できるページまで作ってあります。(しかし本当にラウルさんってO脚ですね)。

新しいモデル、なんといっても一番の変更点は

ファーストユニに襟が復活した点でしょう。2002/2003モデル(シンプルで好きだった)以来でしょうか。襟付きのほうが好きなのでうれしいです。


2005/2006 UEFA Champions League First Qualifying Round 1st leg
Liverpool F.C. 3-0 Total Network Solutions F.C.

リバプールの得点:スティーブン・ジェラード(8, 21, 89)

お騒がせだったスチーヴィーがハットトリックで、まずは勝利をおさめました。さすがキャプテン!
今日はアンフィールドでもありましたし、本当はもっと得点を決めておきたかったところでしょう……その責任の一端は、モリエンテス。君だ。

いつか入るだろうという雰囲気を漂わせつつ、最後までゴールを決められませんでした。動き自体は悪くなかったと思いますが…でも、決めないと。
もっともモリエンテスらしい高くて滞空時間の長いジャンプも見れましたし、アシストもしたようですし(伝聞形なのは、開始時間に間に合わずようやく繋いだときは1点目が入った直後だったためです)。
ま、偉そうなこと書いてますが、半分寝ながら見ていたので少々適当でもあります。申し訳ない。

前半に相手選手のファールで痛んだモリエンテス。一旦ピッチ外に出てから復帰した後、報復バックチャージをしに行っていたのが少しおかしかったです。慣れないことはしないほうがいいと思います。ていうかカードの対象になりかねませんからね。

リバプールは16日にレバークーゼンと親善試合をした後、来週19日に2nd legを戦います。

2人より目立ってます

2005-07-13 00:21:50 | football


左:パブロ・ガルシア。背番号12。
右:カルロス・ディオゴ。背番号21。(もう21番使っちゃうのか!)

無事にお披露目が済んだとかどうとかそれはともかく。



何なの、その趣味の悪いボール。本当にアディ○スが作ったの?

……ナ■キ以上に趣味悪いよそれ…。