2017/2018 Liga Española 1a division Jornada 24
Real Madrid C.F. 4-0 Alaves
マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド、ギャレス・ベイル、クリスチアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマ(PK!!)
危なげない試合、とは言えないほどナバスの見せ場・大活躍もありましたが、久しぶりのクリーンシートにBBC(今日は全員大文字)が揃ってゴールと、マドリーらしい試合だったのではないでしょうか。
特にこの、BBCが揃ってそれぞれのらしい仕事をしたというのが、実に久しぶりな感じがしましたね。復帰後、どちらかというと見せ場の少ない試合が多かったベイルにダイナミックさが見られ、後半開始早々に1ゴール。前半の絶好のチャンスに足を滑らせ、ベルナベウに「またかよ…」的な空気を生んでしまったベンゼマも、お洒落なタイミングのヒールパスでクリスチアーノの先制点、アラベスの守備のアラを突いたボール奪取からベイルのゴール、の2つをアシスト。クリスチアーノは、欲しい時間の先制点を含め、安定の2ゴール。
ラモスがサスペンション、マルセロが負傷ということで、ゲームキャプテンはクリスチアーノでした。第3キャプテンですが、リーガの試合で最初からというのは珍しい気がします。が、さすがですね。キャプテンらしさ、気遣い…母国ではずっとキャプテンですし、クリスチアーノにしたら当然の振る舞いなのかもしれませんが、アシストのベンゼマをファンにアピール、2点目の時はいつものSiuuuuuuu!!もせず、アシストのバスケスを迎え入れて祝福。最後のPKもハットトリック取りに行ってかまわないところを、ベルナベウ中から批難されたり同情されたりのベンゼマに譲る。未だにアンチからは利己的だと言われ続けるクリスチアーノですが、バスケスやアセンシオとか若手に点を取らせようとする動きをしたり、試合前のアップ中に気合い入れるような檄を飛ばしてたり、若い選手たちと言葉を交わしあったり…というのはごく当たり前に見られるもの。チーム全体で見ても、べったり仲良くというのではない、プロなりの親愛感やベテランと若手の信頼関係といったもののは、苦しい時期、失敗の試合の数々を経ても、失われずに醸成されてきているように思います。