けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

決定的

2010-06-30 19:09:02 | football
気が滅入りますが
マルセイユでは、昨日からプレシーズントレーニングがスタートしました。選手たちが集合して、デシャンの契約延長やアスピリクエタのお披露目会見をして、ランニング、ストレッチなどのトレーニング。バカンス中は南アフリカをふらついていたモリエンテスも、きちんと初日からトレーニングに参加。主な役目は、ルーチョと一緒に、アスピリクエタの保護者になること。

でしたが、今日発表されたマルセイユのプレシーズン合宿参加者リストには、モリエンテスの名前がありませんでした。フランスでは、マルセイユ退団は決定的で、引退か他国への移籍の2択だと報道。
同時にスペインでは、メキシコのクラブ・アメリカからオファーが届いているとの報道。これはヒネス・カルバハルも認めてまして、「経済的・スポーツ的に良いオファーなら行くだろう」とのこと。

偏見が混じっていることは承知のうえで、メキシコは本当に止めていただきたい。個人的には、「経済的」のところに目をつぶって、リーガに戻ってくることをどうにか考えて欲しいのですが。




公式発表:ダビド・シルバ、マンチェスター・シティへ移籍
今応援しているクラブではないけど、気になっていたことなので…で、やっぱり決まってしまった。バレンシア公式で発表されています。

…よりによってこんなタイミングでなあ。スペイン代表で、シルバは初戦以来出場がない(チリ戦では入る準備まではしていたけど)。メンタル面でなにも影響がないわけないだろうな、と思います。

スペインvsポルトガル

2010-06-30 07:03:13 | football


2010 FIFA World Cup Match 56 - Round of 16
Spain 1-0 Portugal

スペインのゴール:ビジャ・マラビジャ(63)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ピケ、プジョル、カプデビラ
MF:ブスケツ、シャビ・アロンソ(マルチェナ)、チャビ、イニエスタ
FW:フェルナンド・トーレス(ジョレンテ)、ビジャ(ペドロ)

ダビド・ビジャ
「すごく嬉しいよ、試合では僕たちはすごく苦しんだけれど、僕たちは勝利に値した。この結果は妥当なものだ。
両チームの力は拮抗していたし、ポルトガルのセントラル2人とも、非常に優れた個人能力がある。でも幸いなことに、僕たちはチャンスのうちの1つを決めることができた。
僕の目標は、今日のようにゴールを決め続けること。決勝ラウンドの最初のステージを、このゴールで勝ち上がることができた、最高に嬉しい試合の1つだ。ファンの皆に感謝している。僕たちは、スイス戦に負けた挫折感の後でも、ファンが僕たちを見捨てないでいたことを、はっきりとわかっている。
(守備面で)CKでも、僕たちは大変な思いはなかった。
(パラグアイについて)僕たちは、例えばスイス戦でどういうことが起きたかとか、そういうことをわかっている。パラグアイは、ポルトガルより難しいものになる。彼らはベスト8に到達したんだから。」

セルヒオ・ラモス
「重要なことは、この代表。僕たちは素晴らしいレベルにあるが、これは世界レベルの大会だ。
難しい相手と対戦して、注意深く行くことが必要だった。彼らには非常に速い選手たちがいるから。HTの後、僕たちは信頼を回復し、リズムを保っていった。
(パラグアイについて)どんなチームに対しても、敬意を損なってはいけない。

シャビ・アロンソ
「(直前まで足首の負傷で出場が微妙だったこと)足首を捻った後だったけれど、良い状態だ。幸いなことにうまく我慢できたし、とても嬉しいよ。
僕たちは、厳しい試合を予想していたし、彼らもそうだっただろう(ちょっと訳違うかも)。僕たちは目的を達成した、それが何よりも重要だ。
(トーレス→ジョレンテの交代について)フェルナンドは(トーレスの方のフェルナンド)素晴らしい仕事をしていた。そしてジョレンテが入ったことで、彼の高さが脅威になった、それは僕たちにとって非常に重要なものになった。
パラグアイに対しては、満足することなく、真剣に準備していかなければならない。」




短い所感
ようやく、ちょっとすっきりした感じの試合になった気がします。
トーレス→ジョレンテの交代が効いた。トーレスは…どこまで我慢して使うのかなあ。入りは良かったけど、後はやっぱりボールロストが多く、試合に関われない存在に。ジョレンテが交代で入ってすぐチャンスに絡み、得点が生まれ、その後もポストとしてがっちり身体張って良い仕事してただけに、トーレスの生きてなさが際立ってしまった。とはいえ、やっぱり次も先発だろうとは思いますが。チーロさん(=フェッラーラ)もそう言ってた。
左ラテラル、アルベロア使ってとか言ってましたが、カプデビラ、今日は良かったと思う。右ラテラルのラモスも、何のスイッチが入ってたのか、ずいぶんといいテンションで動きまくってました。あのシュート、入ると良かったねえ。



2周年
あれから2年たちました、とMARCAでは、EURO2008の思い出アルバム



2010 FIFA World Cup Match 55 - Round of 16
パラグアイ 0-0(PK:5-3) 日本



お疲れ様でした。まだまだ大きな差はあるとはいえ、十分戦えるんだということを示せたと思います。事前にまったく信用していなかった分の申し訳なさ+サプライズ感、決勝トーナメントに進めた国の国民である優越感とか、いろいろ楽しませてもらいました。ありがとう。


ケープタウン

2010-06-29 06:53:15 | football


スペイン代表の前日
ポルトガル戦が行われるケープタウンに移動したスペイン代表は、グリーンポイント・スタジアムで公式練習を実施。足首の捻挫からの回復が心配されているシャビ・アロンソは、他のチームメイトと同じリズムでトレーニングをこなし、これまでどおり先発で出てくるだろうと見られています。
トレーニングは冒頭の15分間公開されただけだそうですが、RTVEによると、シャビ・アロンソは、唯一オレンジのビブスをつけていた選手で、これは他のチームメイトに、ミニゲームの中で「強い接触をするな」という警告を与えるためだ、という……本当?
ということで、先発はチリ戦の繰り返し、つまり、イケル;ラモス、プジョル、ピケ、カプデビラ;ブスケツ、シャビ・アロンソ、チャビ、イニエスタ;ビジャ、トーレス、になるのではと見られています。
マドリーびいきが少々入るのは認めますが、でも、左のラテラルはアルベロア使わないかなあ。チリ戦のピンチの場面で、カプが行き遅れたりボールを追わなかったりしたシーンが、目に残っているので…て、単純に、クリスチアーノvsラモス&アルベロア、というのが見たいだけか。


公式発表:ディ・マリア獲得

2010-06-29 06:32:55 | football
レアル・マドリーC.F.とS.L.ベンフィカは、アンヘル・ディ・マリアの移籍の件で合意に至った。同選手の契約期間は、6年間となる。各種報道によると、移籍金は2500万ユーロほど。

公式から、経歴をざっくりまとめて:
アンヘル・ディ・マリア(1988年2月14日 アルゼンチン、ロサリオ生)
現在22歳、主に左サイドでプレイ。どちらのサイドでも可能、セカンド・ストライカーとしても。2005年~2007年はロサリオ・セントラルでプレイし、2007年よりベンフィカに移籍。
2007年にはU-20アルゼンチン代表としてワールドチャンピオン、翌年には北京オリンピックで金メダルを獲得。ファイナルでは勝利につながるゴールを決めヒーローとなった。ガゴやガライは、当時のチームメイト。ベンフィカでは、リーグタイトル1回、リーグカップを2回獲得。個人としては、2009/2010シーズンの、ポルトガルリーグのベストプレイヤーに選ばれている。
現在、アルゼンチン代表としてワールドカップを戦っている。

取り返せない1点

2010-06-28 07:21:21 | football
イグアイン、ゴール&ベスト8進出おめでとう


27日、2試合見て
リーガでもCLでも、どの大会でも、誤審はあるものですが、今日のはどっちも酷かったですね。ゴールインもオフサイドも、明らか過ぎる。
結果的に、不利に働いた1点以上の差がついて試合は終わっているけど、イングランドがあのタイミングで同点に追いつけていたら、アルヘンメヒコの試合の均衡がまだしばらく保たれ続けていたら、どうなっただろう。試合の流れもバランスも、違う展開だったかもしれない。
負けた方は何年もこれを抱えていくことになるし、見ているほうも気分が良くない。今大会、これ以上疑惑の判定がなければいいんだけど。


スペイン代表の短いニュース
まずは、各選手のフィジカル、負傷の問題。
腓骨部分を打撲したアルビオルは、現時点で唯一、ポルトガル戦を欠場することがほぼ決定している選手。27日朝には、再び病院でMRI検査も行ったそうですが、現時点では「右足首の側副靭帯にやや関連のある、腓骨部位の伸張の疑い(la sospecha de estiramiento de los peroneos, con ligera afectación del ligamento lateral externo del tobillo derecho)」との診断で、回復期間も明確ではありません。

一方、シャビ・アロンソについては、ASの記事によれば
「間違いなく、アロンソはポルトガル戦でプレイできるだろう。この日(27日)、シューズを履いて、監督の話を聞くためにピッチに出てきた。検査の結果は良好。チリ戦で右足首の捻挫を負って以来、炎症を抑えるためフィジオセラピストの管理を受けていた。」
だそうですが、やはり現時点では何ともいえない状態のような……。

ポルトガルとの試合はケープタウンで行われます。スペイン代表は、28日朝10時にポチェフストルームを出て、2時間半後に到着予定。今回一番の移動距離になるらしい。18時から、現地スタジアムで公式練習です。

誰も欠けずに

2010-06-27 05:12:53 | football
スペイン代表医療情報
チリ戦を終えたスペイン代表はキャンプ地に戻り、昨日先発しなかった選手たち(+イケル)でトレーニングを実施。ミニゲームの中で、アルビオルがジョレンテと接触し、腓骨部分に打撲を負った。アルビオルは強い痛みを訴えて歩くことができず、メディコとフィジオセラピストに抱えられてピッチを後にした。
メディコは腓骨部分への打撲と診断。アルビオルを病院へ移送してX線検査を行った結果、骨自体への影響はないが、今後の回復をみていく必要があるとのこと。腓骨に関わる軟組織、骨間の膜組織への影響が懸念されている。

一方、チリ戦で足首を捻挫したシャビ・アロンソは、良好な回復を見せており、メディコは、ポルトガルとの決勝トーナメント初戦(火曜)に間に合うのではないか、と見ている模様。
また、フェルナンド・トーレス、イニエスタについては、まったく問題はないとのこと。


追加:シャビ・アロンソは間に合わないかもしれない
シャビ・アロンソの状態について、デル・ボスケのコメントが追加されていました。それによると、火曜日のポルトガル戦への出場はかなり疑わしい状態であるとのこと。RTVEから抜書き。

トレーニング終了後、メディアの前に姿を現したビセンテ・デルボスケは、ラウル・アルビオルについて、右脚に負った負傷の程度を確定するため、病院に運ばれたと伝えた。デル・ボスケは、まずは楽観的であろうとし、「単なる恐れというだけであれば良いが」と述べた。
また、チリ戦で捻挫を負い途中で交代したシャビ・アロンソの状態について、「次のポルトガル戦に向けた中では一番の問題だ。」としている。
もしアロンソが回復しなかった場合には、デル・ボスケには主に2つの選択肢がある。セスク・ファブレガスか、ハビ・マルティネスを先発で起用する案である。
「我々は、選手たちを見ながら、いくつかの選択肢について熟考している。どうなるか見ていこう。私は、ハビ・マルティネスに大きな信頼を抱いている。彼は、今後長く代表にいる選手となるだろう。一歩一歩、戦いに慣れさせていかなければならない。」
「またセスクやシルバといった若い選手たちもプレイできるだろう。幸いなことに、我々はこの代表と共にある。何が起きても、将来は、他のところがしなければならないような変革はしないことだろう。」


グループリーグを振り返って
RTVEの記事から、デル・ボスケのコメントを、そのまま続けて。

「奇妙なグループリーグだった。初戦で敗れた後、我々には多くの疑問が生じ、とても不愉快な状況となった。この3戦で我々は非常に苦しんだが、それが私たちを強くしてくれている。」
監督は、初戦のスイス戦で敗れたことが、予定していたように時間を使えなかったことを悔やんだ。
「第一にはこのグループリーグを通過することで、(誰かに)時間を与えることではなかった。我々は、ほとんどすべてを、彼ら(先発で固定されていた選手たち?)と共に戦わなければならなかった。私は、第3戦を我々が望んだように戦いたいと思っていたが、そうできなかった。いずれにしても、どの選手であっても決勝トーナメントで戦わなければいけないときには、彼らは問題なくそうできるはずだ。誰もが非常によく関わってくれている。」
そしてデル・ボスケは、これから決勝トーナメントで、スペインのより良い側面を考えていくつもりだと述べた。
「今、我々にはプレイの面でさらに前進し、優勝に向かっていく可能性を得ている。我々はグループリーグを、ペナルティを蹴る人のように、切り抜けた。ペナルティが決まった今、我々はクォーターファイナル、セミファイナルに勧めるよう、より良いことを求めていく。」


人が増えた
26日は午前中~トレーニングまで、スペイン代表はオフだったそうです。イニエスタやペドロは、それぞれ恋人たちを迎えて一緒に過ごし、またビセンテ・デル・ボスケも家族や友人たちと共に過ごしたとのこと。ちなみに友人たちの中には、元代表監督の、ホセ・アントニオ・カマーチョもいて、一緒に食事をしたりしたそうです。
ポチェフストルームの中心街にあるイタリアンレストランに出かけていったのは、セルヒオ・ラモス、ナバス、ブスケツ、マタ、シャビ・アロンソ、フェルナンド・トーレス、アルベロア、アルビオルの総勢8名。前のオフのときに、アロンソとアルベロア、アルビオルで出かけていった所と同じだろうか。今回は増殖してますが。

スペインvsチリ

2010-06-26 05:57:25 | football
2010 FIFA World Cup Match 16 - Group H
スペイン 2-1 チリ

スペインの得点:ビジャ、イニエスタ

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ピケ、プジョル、カプデビラ
MF:シャビ・アロンソ(ハビ・マルティネス)、ブスケツ、チャビ、イニエスタ
FW:トーレス(セスク)、ビジャ


良いニュース
首位でグループリーグを通過しました。やれやれ。


悪いニュース
73分にハビ・マルティネスと交代したシャビ・アロンソは、前半終了間際にポンセに踏まれた足首に違和感が出たため。足首の捻挫の可能性もあり、その場合はシャビ・アロンソのポルトガル戦への出場は難しくなる。

シャビ・アロンソ
ハーフタイムの後もそのままやっていた。感触は良かったから。でも、もう1度足首を打って、それで痛みが出てきたので交代を申し出たんだ。ポルトガル戦でプレイするのに、問題がなければと願っているよ。
(勝ち抜けを決めたこの試合)難しいものだった。でも、僕たちは成熟したものを見せられた。

追加:医療情報
シャビ・アロンソについては、試合後、右足首重度1~2の捻挫とメディコから発表があった。

オスカル・セラーダ医師
「初見では、強いタックルを受けたことによる捻挫と確定した。しかし我々は現時点で、決勝トーナメントに間に合うことに楽観的でいる。」

またメディコは、フェルナンド・トーレスの交代も、右脚双子筋に打撲を負ったためであるとしている。



勝手な長い感想
無事に勝ち抜けました。初戦でいきなりつまづいて、中心選手のコンディションがなかなかパーフェクトにならない状態で、2連勝できている調子の良いチリとの対戦…と、神経質になる試合でしたが、結果は上々。疑問や問題はいくつか持ち越しにはなってますが、何より勝ちあがらねばいけなかった。

試合開始から、ハイパーテンションで高い位置からプレスをかけまくるチリ。スペイン、苦しかったですね。当初はビジャやイニエスタがなかなか落ち着いてボールに触れず、最終ラインや中盤の底の辺りですら、落ち着いてボールを持たせてもらえない状態。前半20分までで、立て続けに警告が3枚。
というところで、ようやくチリが、自分たちのテンション高すぎたことに目が覚めた感じでした。ほんの少しだけど、高い位置からのプレッシャーが緩んだ…と思ったら、まもなくスペインが先制。シャビ・アロンソから左サイドで縦にトーレスを走らせるボール、チリのGKブラボが出てきて半端にクリアしたボールをビジャが拾い、GKのいなくなったゴールへ向けて落ち着いてシュート。GKが飛び出したところへシュート、って珍しくないですが、枠を外れたりバウンドしたりで思ったほど入らない印象がある。でもあの場面で、落ち着いて抑えたループを打てるビジャ、やっぱりうまい。ベンチも大喜び、とにかく大きな1点でした。

これでやっとスペインも、落ち着いてボールが回せるようになった。前線は、左にビジャ、中がトーレス、右イニエスタ、かもしれませんが、イニエスタは左右自由に動き、トーレスも右に出たりする場面もあり、その点で前線の動きは、ナバスが右にいるときよりもあったと思う。もっともトーレスがな…トラップがマズいのは相変わらずで、良いポジションでボールを受けてもキープできないのが痛い。先制点の場面は走力が生きたし、トーレスいることでビジャのマークが減るのはメリットなんだけど、このままだといる意味が…。
先制点から13分後、2点目が決まる。これもきれいでした。イニエスタ→トーレス→イニエスタ→ビジャ→イニエスタ、ですかね。うまいうまい。
トーレスのずっこけでエストラーダが退場になったのが微妙に物議な感じですが、意図的じゃないとしても脚が当たってたんじゃないかな。というか何よりも、その場面までのエストラーダがまずすぎる。黄色1枚目はブスケツ(だったかな)の脚を思い切り刈った場面。背後からで、これだけで赤を出す人もいると思う。その後にも、イニエスタの脚を刈った場面があり、そもそもここで2枚目カードが出るべきだったんだと思います。レフェリーも、退場を出したくなかったのか厳重注意だったけど、次にファウルの場面で主役になったら、退場にするつもりでいたんだと思います。
激しくいくのはそれがチリのらしさなのかもしれませんが、やっぱり、そんなにする必要あったのか?と思う。シャビ・アロンソも足首を痛めてしまった。

後半、スペインの入り方は、ちょっと油断したといえばそうかも。立ち上がりで失点。エリアの少し外から打たれて、寄せが少し甘かったといえば甘かった…シュートがピケの脚に当たって、軌道が変わり…。

(中略)

で、試合が終わりました。
後半途中から、すっかり試合が死んでしまいました。チリも、もう1つの試合展開によってはいっきに点を取りに出なければいけなかったかもしれませんが、試合経過は入っていただろうし、スイスはそうたくさん点が入るチームではないだろう、という思いもあったのではないかと。1人少ないこともあり、(体力の問題もあっただろうし)、がっちり引いてしまった。
スペイン代表もただのパス回し集団になってしまいましたが(時々は攻めていたけど)、もしスペインが3点目を取りにいって得点したら、チリは得失点差を考えて必死に攻め込みにくるだろうと思います。ラフプレイ、負傷につながる心配もあった。何よりも、勝ち上がれば3日後、4日後には決勝トーナメントの試合です。スペインもチリも、お互い勝ち抜けが見込めているからこそ、どちらも無理はしなかったんだろうと思います。
と、ここまでグダグダ書いていたのは、Yahooトップに出ていた産経新聞の「恥も外聞もないスペイン代表」の記事に、少々ブチ切れたから。書いた人が、スペイン代表にどんなステキなモノを夢見てたのか知りませんが、1つの出場国として勝ち上がることが必要だった。

ま、気になる部分とかいくつもあります。「美しく華麗な、皆が期待するスペイン代表」は、本大会に入って以降、まだ見られているとは言えないでしょうし、トーレスやチャビ、セルヒオ・ラモス、カプデビラ辺りのコンディションがちょっと微妙だな、と思うところもある。(カプのところ、やっぱりアルベロアでよかったんじゃないかなあ)
個人的には、チャビが気持ちよくなさそうなのがずっと気になっております。前のデルボスケのインタにあったように、チャビには、バルサのチャビらしくやってもらおうと思っている。でもそうするとたぶん、チャビがいたい場所は混雑してるんだと思います。ピボーテは、ブスケツとアロンソの2枚。チャビもやはり低めの位置からが好きな感じで、下がりめからボールをコントロールしようとする。アロンソかブスケツかを外せばいいのかというと(ピボーテ1枚でいいだろう、という意見はスペイン国内でずっとある)、この2人、どちらもコンディションが良いし試合への貢献も高い。この試合でも、前へガンガン飛び出そうとするチリの選手を堰き止め跳ね返す役割、どちらもよくやっていたと思います。1試合1試合が落とせない中で、守備にリスクを負う必要もないわけで、そうするとやっぱりドブレピボーテはそのままでいくだろう。なので、チャビにはもう少し前目で関わっていてほしいわけですが…。
詳しく中身まで読んでいないのですが、チリ戦の数日前にチャビのコメントやインタビューがいくつかあり、「tiqui-taka(テンポの良いパス回し)でもW杯は勝てる」という彼なりの哲学がありつつ、「チームがすべて」「1位で勝ち抜けて何より」という、らしさが出し切れない苦しい試合でも評価している。チャビの中では、いろいろ葛藤があり、それがまだすっきりしたプレイが出せていない理由のひとつになのかもしれません。


特筆したい
ここまでスペイン代表、警告が1枚もないこと。2戦目のビジャとか、セルヒオ・ラモスの挙動とか、怪しいところもありましたが、ゼロ枚。

朝です

2010-06-25 07:15:26 | football

日本 3-1 デンマーク
自分とこの国がサッカーで勝つって、こんなに良いもんなんだな、と改めて実感。実にいい朝だ。ぜんぜん寝てないけど。
スペイン紙のサイトざっと見ましたが、とにかく絶賛されているのはホンダさん。MARCAのテキスト中継で「スペクタクルな攻撃だ、ハポン!」と褒められていたり、試合記事のコメンタリオには、「ホンダさんをバルセロナに」「フロレンティーノが取りにいくよ」「モウリーニョはホンダは好きなんじゃないか」なんてのがあったり。オカへのアシストもありがとうございます。
ちなみにレフェリーの採点は、0/10点。




スペイン代表、前日
第3戦を行うスタジアムでの公式練習ができないスペイン代表は、24日午前、ポチェフストルームで最終調整。
肋骨の打撲を引きずって水曜日は別メニューだったセルヒオ・ラモスも、この日は全体練習に復帰し、他のチームメイトと同じペースでトレーニングができたようです。トレーニングでは紅白戦が行われたものの、チーム分けはチリ戦のスタメンに直結するようなものではなく、

ビブス有:プジョル、アルビオル、アルベロア、シャビ・アロンソ、セスク、チャビ、ナバス、ペドロ、トーレス、マタ
ビブス無:セルヒオ・ラモス、ピケ、マルチェナ、カプデビラ、ハビ・マルティネス、ブスケツ、イニエスタ、シルバ、ジョレンテ、ビジャ

それでも色々情報を集めた各紙のスタメン予想は、だいたいこんな感じ。

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ピケ、プジョル、アルベロア
MF:シャビ・アロンソ、ブスケツ、チャビ、イニエスタ
FW:トーレス、ビジャ

前線は、ホンジュラス戦と同様、ビジャが左に位置し中央にトーレス、ヘスス・ナバスの代わりにコンディションが戻ったイニエスタ。ピボーテ2枚に議論が集まっていますが、ここは変わらず。左のラテラルは、チリのアレクシス・サンチェスを止めるため、カプデビラではなく守備に重点を置いたアルベロアになるのでは、と見られているようです。

ちなみにチリ戦はアウェイチーム扱いで、紺ユニ+白パン+白ストッキングになるとのこと。


プレトリアにて公式会見:セルヒオ・ラモス
ワールドカップが始まってからチリの試合を見ているけど、ビッグマッチ、大きな対戦になるだろうと僕たちは予想している。彼らが非常に速いこと、よく守備を固めるやり方を知っていること、それを僕たちは理解している。確かなことは、彼らが簡単にやらせてくれることなどない、ということだ。
僕たちにとって良い試合になれば、と願っている。物事がうまくいって、ゴールを取れて、別の試合の時よりも運があれば、って。
試合が始まれば、どうなるかわかるだろう。チリのこの2試合の先発を見ると、彼らは攻撃に関してはより自由に、そして僕たちにダメージを与えようとしてくるだろう。また彼らには素晴らしいエストレーモ(サイドの選手)がいることもわかっている。僕の場合は、第一に、そして何よりも、守ることだ。
スペインのそれぞれの街に、国中に、僕たちはみんなの気持ちを感じていることを伝えたい。ここ何年かそうだったように、僕たちの試合を楽しんで欲しい。そして何よりも、勝ち抜けることを。」


チャビとデル・ボスケのは間に合わなかった…。

気になる要因

2010-06-24 06:50:58 | football
お咎めなし
ホンジュラス戦で、ついうっかり何かの間違いで相手選手をビンタしたビジャについて、FIFAは特にサスペンション等は科さないとのこと。


セルヒオ・ラモス、別メニュー
水曜の夕方から非公開で行われたスペイン代表のトレーニングでは、セルヒオ・ラモスが唯一、室内での調整を行ったようです。ホンジュラス戦で途中交代の要因になった、初戦で負った脇腹の痛みが残っているため。(ホンジュラス戦でも打撲を負った、としているところも)。
その他の選手は、特に問題もなく、デル・ボスケの指示の下、トレーニングを実施。
木曜日は、11時からトレーニングを行って、その後で第3戦が行われるプレトリアに移動する予定です。


使えない
通常、試合の前日は、試合会場で公式練習をすることになるわけですが、第3戦が行われるプレトリアのスタジアムのピッチの状態が良いものではなく、FIFAはスペインとチリに対し、前日のスタジアムでのトレーニングを取りやめるよう要請。
このためスペインは、木曜朝、11時からトレーニングを行い、その後プレトリアに移動することとなりました。


否定
バルサとバレンシアが、マタの移籍の件で合意した、という報道が流れたことについて、マタ自身が否定のコメントを発表。
「僕はバレンシアの選手だ。そういう噂があったのは知っているが、僕は何も知らない。僕は代表で落ち着いていて、ワールドカップを楽しみ、ただチリ戦のことだけを考えている。」





マドリーの話:カナレス
ASの情報
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マドリーは既に決めた。セルヒオ・カナレスを、グティのポジションとして、新シーズンクラブにいさせるだろう。当初はローンでラシンでプレイさせるという考えだったが、緊急性が、彼がマドリーのトップチームに所属するという考えを進めることになっている。
既に、カナレスは、プレシーズンをマドリーで行うことが決まっていたが、ステップはさらに進み、新シーズンチームに加わると信じられている。カナレスの名前は、先週行われたバルダーノとモウリーニョとのミーティングで、取り上げられたものの中の1つだった。モウリーニョは賛成し、従ってカナレスは7月15日にバルデベバスにやってくることになる。
モウリーニョは、カナレスが良いシーズンを過ごしたことをわかっている。リーガ・エスパニョーラをフォローしていたモウリーニョは、彼がリーガで急激な成長を見せた1人であることを知っており、それが、カナレスが必要とされた理由の1つだ。また、モウリーニョはグティを戦力に入れていないことをはっきりさせている。
カナレスがマドリーに加わるということは、クラブがさらに100万ユーロを上乗せして、この移籍に支払わなければならないことを意味する。およそ600万ユーロである。カナレスは、6シーズンで900万ユーロという契約にサインしている。
このことで、マドリーはヘタフェの希望も壊すことになる。ヘタフェは、ペドロ・レオンを売ると弱体化するであろう中盤の補強のために、カナレスを求めていた。

カナレスがグティのポジションを受け継ぐということは、グティは、どこへ行くかという選択をし続けることになる。現時点で、グティが求める高い経済的な希望を満たすオファーはない。プレミアリーグへの扉は、公に獲得の希望を示していたクラブの1つであるブラックバーンの撤退を受けて、閉じられ始めている。日曜日に、ブラックバーンの監督であるサム・アラーダイスは、プライオリティはストライカーの獲得であり、グティについては、その件が解決されるまで待つことになると述べていた。今はギリシャからの興味がある。オリンピアコスが、グティの代理人、ゾラン・ベキッチに問い合わせをしている。オリンピアコスの新監督は、ドイツ人のEwald Lienenである。
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もうグティには、話し合いをする余地も残されていない感じです。


マドリーの話:掌中の珠
マドリーは、マタの時に犯したようなミスをしないよう気をつけている、という話。読んでて訳につっかえた部分は、さりげなく飛ばしています。大意は外していないはず……。
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レアル・マドリーは、マタのケースから学び、手元に抱えている若手の真珠たちを逃がしたくないと考えている。レアル・マドリーのカンテラの責任者であるラモン・マルティネスは、サラビア、オスカラ・プラーノ、ソルの契約延長を決めようと動いている。
たとえばブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトは、FWのオスカル・プラーノの契約状況に注目してきた。しかしマドリーは、誰も逃したくないと考えている。3人の選手たちのステップの背後には、いくつかのクラブが控えているからだ。さらに事態が進む前に、マドリーは、オスカル・プラーノと同様まだ2シーズンの契約を残しているフラン・ソルに、契約延長をオファーした。月曜日には、パブロ・サラビアとの間で話を具体化させた。

モウリーニョの考え
どのケースでも、一番重要な違いは、経済的な問題ではなくスポーツ上の問題であるということだ。モウリーニョは、カンテラのスターを取り扱うことを望み、アシスタントのカランカはそのこと(カンテラ?)を非常によく知っている。モウリーニョのスピーチは下部カテゴリーまで届いた。先月には、カンテラ内での政治的な動きが見られた。クラブが、フベニールのFWモラタの契約延長をした時だ。この夏のプレシーズンへの参加を夢見る1人だ。


オスカル・プラーノ:19歳、FW。8シーズンに渡り、マドリーで高いレベルでプレイしている。一番最近のフベニールAの試合では、最前線に位置していた。リーガでは、今シーズン21ゴールをマーク。テクニックのある力強いFWと言える。ベニドルムでのチャンピオンズカップでは、3ゴールを挙げてピチーチに。

サラビア:18歳、エストレーモ。ラ・ファブリカの大きな宝物。U-17、U-18代表。左のエストレーモ。カランカによって、トップチームに推薦されている。今シーズンはフベニールAで始めたが、最終的にはカスティージャでプレイした。契約は6月30日で切れる。彼の契約延長は進められているが、マドリーは彼を保護している。詮索を避けるため、プレスと話をしないようにさせている。ベンフィカからのオファーを受け取っている。またアーセナルがちょくちょく彼をフォローし続け、さらにバルセロナですら彼への興味を示している。

フラン・ソル:18歳、FW。フベニールAにとって、キーとなる選手。通常、オスカル・プラーノとトップのペアを組む。8シーズンに渡ってレアル・マドリーに所属し、237ゴールを決めている。フベニールの2年目でありながら、テルセーラで戦うレアル・マドリーCに穴を開けた(ここ、非常に訳が怪しい)。今シーズンは32ゴールをマーク。最終節、ラージョと対戦しリーガのタイトルを決めた試合で、ゴールした。チャンスを最大限に生かしている。コパのセミファイナルでは、ベンチからのスタートながら、エスパニョール相手にゴールした。昨シーズンは、バルサ相手にムンディアリート(この年代のクラブワールドカップ?)のチャンピオンであることを示した。
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不完全

2010-06-23 05:00:48 | football
試合後の情報
○相手選手のスパイクを口元にくらい、初戦に続き再び血まみれになったピケは、試合後すぐに唇あたりを3針縫ったとのこと。今大会5針目。

○試合中、ホンジュラスのイスアギーレの顔近辺を叩いたビジャの行為が、FIFAからお咎めを受ける可能性があるとのこと。もっとも、その前にビジャがバジャダレスとイスアギーレから2度も足を踏まれているんだ、とスペイン紙。ちなみに手を出したビジャは、直後にカプデビラに叱られてます。



1日たって、トレーニング
試合翌日ですが、スペイン代表、トレーニングがあったようです。一番のニュースは、イニエスタが他の選手と同じノーマルメニューをこなしていたこと。
昨日の先発選手たちは、室内での回復メニューを行い、フィジオセラピストのケアを受けた。セルヒオ・ラモスは、特に入念なケアをうけていたようです。初戦で負った右脇腹の打撲箇所(落ち方が悪かったらしい)にまだ痛みがあるとのこと。従って、プジョル、ラモス、ブスケツ、ピケ、チャビ、カプデビラ、シャビ・アロンソ、ビジャ、ナバス、トーレスはピッチに姿を現さず。残りの選手たちは、イニエスタも含め、負荷の高いトレーニングを行ったようです。ボールを使う場面が多く、ミニゲームでは、デルボスケはボールタッチやプレッシャーにスピードを求めていたとのこと。
夕方18時のトレーニングまでは選手たちはフリータイムだったそうで、1時間ほどかけて、ポチェフストルームの街まで食事に出かけたりしたようです。


1日たって、デル・ボスケ
火曜日朝、ビセンテ・デル・ボスケが、改めてホンジュラス戦を振り返りました。ASの記事で、すごくざっと。

Q:スペイン代表のスタイルを変えたのか?
A:私はそう思っていない。以前の形を取り去ってはいない、とても近いものだ。道から外れていない、少なくとも私の意図はそうだ。過去に良い戦いをしたスペインを見ている。チームの入れ替えがあって、昨日の結果すべてにつながっている。イニエスタは昨日、フィジカルの問題でプレイしなかったが、彼がいたとしてもシステムに影響はない。シルバがプレイしなかったのは、私は23人全員を置くことができないからだ。またチャビは後半に休養を取ったが、それはチリ戦を見据えてのことだ。

Q:しかしあなたは、スペインの戦いをしてホンジュラス戦を終わらせられなかった。
A:60分から、試合が壊れたが、そういう条件に合ったのも確かだ。疲労があったとも思う。しかし、我々がそれ以上できなかったから、ではないだろう。試合の終盤には、我々はホンジュラスよりも良かったし、明らかなチャンスもあった。ただ、試合が壊れていた。

Q:このチームは傷つきやすい(攻撃されやすい)のか?
A:私が受けた最新の印象はそうだ。今朝、私は試合を見直して、チームが長くなりすぎている(だらだらしている?)と思った。昨日、もっと上のレベルの相手だったら、我々は簡単な対戦相手となっていたことだろう。

Q:ナバスについては?
A:彼は今スペインで、最高のサイドの選手だ。彼を別のポジションに置いても意味がない。彼は自分の仕事をしていた。ラモスと連携し、深くまで進み、よく守っている。ヘススについて不満はない、良い試合をしてくれた。

Q:スペインでは、ドブレピボーテについて非常に論争が起きているが。
A:私は、論争になることはないと思っている。シャビ・アロンソとブスケツは、2人とも試合を作っていた。実際、2人とも試合を作ろうとしてスタートしている。もしピボーテ1枚なら、私はブスケツを選ぶだろう。彼はすべてができる。幅が広く、フィジカルに余裕があり、彼の調子が良い時は試合がより流暢になる。シャビは、守り、攻撃し、シュートがあり、長短のパスを出せる。2人が守備的な選手だとは思っていない。良いチーム観念を持っている。誰もが、彼らのようだと良いと思う。非常に素晴らしい貢献をしてくれる、ピッチの中の監督だ。

Q:ルイス・アラゴネスは、昨日の試合で再び、チャビ・エルナンデスのポジションについて批判をした。
A:報道されたものはすべて見ているし読んでいる。我々が分かち合わなければいけないものもあれば、そうでないものもある。我々は、どの選手の機能も変えようとはしたことがない。我々は常に、それぞれの選手が自分のクラブでやっているようにプレイさせようと試みている。

Q:しかしチャビはイライラして試合を終えたが…
A:チャビとは話をした。彼もまたチームに大いに貢献してくれる。彼はよく作られたフットボールを好む。彼が所属するチームの試合と、大きな差があるとは思っていない。彼について、またそのパフォーマンスやチームへの貢献について、私は嬉しく思う。彼もまた、ピッチの中の監督だ。我々の選手たち全員が、さらなるタイトルを目指している、これは重要なことだ。EUROは過ぎたことで、借り物のフットボールに寄生するわけにはいかない。それは何も良いことがない。過去を見ているわけにはいかない。選手たちは将来を見るべきだし、義務を負わなければならない。彼らはもっと多くのものを勝ちたいと思っている。

Q:フェルナンド・トーレスについて心配は?
A:まったく。我々は、FWがどういうものか知っている、そういうものだと受け入れなければならない。フェルナンドの膝はよくなっている、それは何よりも大切なことだ。ピッチに入れば、我々に別の可能性を与えてくれる。今はただ、彼がゴールにつながる運を得られればと願う。

Q:イニエスタはチリ戦に間に合うか?
A:100%の状態になるだろうと思っている。我々は楽観的だ。



○バレンシアは、マンチェスター・シティとの間で、シルバの移籍について合意がなされた、という噂を否定。ただし、シルバ側から、交渉をする許可は出ているとのこと。
○オサスナ所属のラテラル、アスピリクエタのマルセイユ移籍が発表されました。この移籍話にモリエンテスが入るのでは、つまり、オサスナへいくのでは、という噂が。カマーチョが旧知なだけにありえなくもなさそうですが、ごく一部で話題になっている程度なので、可能性は低いような。

スペインvsホンジュラス

2010-06-22 06:39:15 | football


2010 FIFA World Cup Match 16 - Group H
Spain 2-0 Honduras

スペインの得点:ビジャ2っつ

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス(アルベロア)、今度は口が痛いピケ、プジョル、カプデビラ
MF:ブスケツ、シャビ・アロンソ、チャビ(セスク)、ナバス
FW:ビジャ、フェルナンド・トーレス(マタ)

アルベロア、ワールドカップデビュー、おめでとう。


ダビド・ビジャ
「もし負けていたら、勝ちぬけがとても厳しくなると僕たちはわかっていた。でも、少なくとも、僕たちは2ゴール以上決めて勝った。」
「僕たちは、もっと深くいこうとしていた。でもこの結果はすごく足りない。僕たちには、ゴールをもっと増やすだけのたくさんのチャンスがあったのだから。」
(今日のポジション)「とても良かった、このポジションでは時々プレイしたことがあるから。」
「ペナルティを外してしまった、ゴールの外へ蹴ってしまったんだ。プレッシャーがあったからじゃない。これまでずっとペナルティを蹴ってきたんだし、得点差は2-0で試合をコントロールしていた、プレッシャーではない。」
「僕たちがチリよりも1ゴール以上多く挙げて、そして勝てれば、グループ首位になる。そういうプロセスを乗り越えていけることが僕たちは嬉しい。スイス戦ではたくさんのシュートを打ったが、今日はゴールと言う成功に結び付けられた。」


イケル・カシージャス
「今日重要なのは、勝つことだった。もしそうできなかったら、今頃もうW杯の敗退が決まっていただろう、それは僕たちの望まないことだった。確かに、もっとゴールを決められただろう。でも、何より大切なのは勝利したこと。そして僕たちは良くプレイした。」
「スイス戦でも、僕たちはよくプレイした。前でプレイし、多くのチャンスを作り、しかしその緒戦にかけていたものを今日は手にできた。」
「今日、僕たちは勝利して、もうページをめくった。今は、もうひとつのファイナル、チリ戦を考えなければいけない。」


セルヒオ・ラモス
「これで、結果は自分たち次第になった。僕たちは、継続していくラインを見出した。唯一、向上させなければいけないのは、ゴールに対した際の、有効性だ。」


おまけ
昨日、ホンジュラス戦に合わせて多くのスペイン人たちが、1日1便のみのスペイン→ヨハネスブルグ直通便で代表を応援しにやってきたそうですが、その中にモリエンテスがいたらしい(例のテレビの仕事だろうか)。

秘密徹底

2010-06-21 06:35:32 | football
前々日と前日のスペイン代表
ホンジュラス戦を月曜に控え、デル・ボスケは秘密主義を徹底。
土曜日の夕方からキャンプ地で非公開で行われたトレーニングも、セキュリティに頼んで盗み見もできないように報道陣を厳しく見張らせたそうで、だいたいいつもなら、どこからともなく情報を手に入れてくるAS辺りですら、「セスクとトーレスとナバスのビブスが同じ色だったのだけ見えた」とか、そんな程度。
日曜日、午前のうちに試合が行われるヨハネスブルクに移動したスペイン代表は、現地時間18時から公式練習を行いました。ただし、公開されたのは冒頭の15分間のみ。
ASによると、冒頭時点でビブスをつけていた選手は、セルヒオ・ラモス、ピケ、トーレス、セスク、イニエスタ、ブスケツ、アルビオル、カプデビラ、ナバス、マタ。ビブスなしが、プジョル、ハビ・マルティネス、チャビ、アルベロア、ビジャ、シルバ、シャビ・アロンソ、ジョレンテ、マルチェナ、ペドロ。ざっとみた感じ、やっぱりホンジュラス戦の先発予想には役に立たないような気がする……。
スイス戦で負傷を負ったイニエスタとセルヒオ・ラモスは、冒頭部分では問題なくトレーニングに参加していたそうですが、デル・ボスケ監督は、会見で「イニエスタには違和感がある、完璧ではない」と述べており、イニエスタはベンチからスタートし、トーレスとビジャの2トップになるだろう、と見られています。
(といっても、あとは各紙によって、シルバなのかナバスなのか、ブスケツは入れるのか外すのか、セスクが入るのか入らないのか、予想はてんでばらばら…)

ビセンテ・デル・ボスケ
「我々は、すべての選手を戦力としている。イニエスタはセーブするが、もし極端な試合であればプレイする可能性がある。彼は先日の怪我では何もすることはないが、衝突があり違和感があって、すべて良好と言うわけにはいかない。先発については既に解決した。明日、選手たちに伝えるつもりだ。」

氷点下に下がるかもといわれていた気温は、この日のこの時間帯は予想よりも高めだったとのこと。


さっぱり
公式練習が15分しか公開されずネタがなかったせいか、MARCAもASも、



イケルがヒゲを剃った、というニュースを載せています。久しぶりだなあ、ここまでさっぱりしたの。
(ついでにシャビ・アロンソとかアルビオル辺りのもさっぱりさせてやってほしい)。


カオス…
アネルカ追放で選手が練習拒否、止まらぬフランス代表のドロ沼化(スポーツナビ)





03/04のモナコにはまったせいで、当時の主力はどこへ行っても未だに気にしているんですが、エブラには…もっと幸せなフランス代表キャプテンを経験して欲しかったなあ…こんな、歴史に残るほどカオスでどん底な代表ではなくて。

42節

2010-06-20 20:26:02 | football
最後の日
土曜日は、セグンダ最終節(第42節)が一斉開催され、上がってくるところ、上がれなかったところ、落ちるところ、すべてが決まりました。試合を見たりはしていませんが、いろいろ記事をざっと読んでみると、何かもう切ないドラマがあったり…。
レアル・ソシエダとレバンテに続き、プリメーラ昇格の最後の椅子をゲットしたのはエルクレス。おめでとうございます。ポルティ、よくがんばった(この試合先制点)。
前節引き分けて自力昇格がなくなったベティスは、今節2位のレバンテ相手に4点入れて勝ったものの、エルクレスを上回ることは出来ず。来期もセグンダに残ることに。ベティスは、主力をわりと残して1シーズンがんばったわけですが、1年では戻ってこられなかった。辛いですね。スタジアムは、「ロペラ、出て行け」の大合唱だったそうで…。そして、10年このチームでやってきた生え抜きのカピは、これがベティス最後の試合だったそう。カピやめちゃうのか…どうするんだろう、この後。



セグンダBに降格するのは、カステジョン、レアル・ウニオン、ムルシア、カディス。ムルシア落ちちゃったんだ…と思って試合経過を見たら、こちらもなんとも切ないドラマチックな展開。勝てば間違いなく残留できたはずで、先制した1点を守りながらも、92分、ペナルティを与えてしまい、同点に追いつかれ……。
ムルシア、カピタンがメヒアなんですよね。これで3シーズン目で、この運命の最終節が、ムルシアでの100試合目だったとのこと。こっちもどうするんだろう。昨シーズンも確かチームはギリギリで残って、メヒアはシーズンオフに移籍が決まりかけていたのをムルシア側が出さないことにして、一時揉めていたこともあったような……さすがに動くだろうか。

最終順位をみてるとため息が出てきました。上位はそれなりとして、中位~降格ゾーンまでの勝ち点差がぎゅっと詰まってるんですね。下から3番目で降格したムルシアと、8位のヌマンシアとの間に、勝ち点差が10もないくらい。そういえば、ラージョだって確かシーズン当初は上位にいたはずが、ある時気がついたら降格圏にいたりして。セルタだって上がって来れない。やっぱりセグンダ、厳しいよな……。


ただいま検討中

2010-06-19 18:07:17 | football
「戻ってくるからね~」
ASから、ラウルのニュース。

金曜日朝9時30分過ぎ、ラウルがバルデベバスに到着。リハビリの最後の日で、既に右足首の負傷もいえて、強い力でボールを蹴ることもできるようになったとのこと。出勤時も帰宅時も、終始笑顔だったラウルは、車のウィンドウを降ろしてマスコミに応対し、「バカンスが終わったら戻ってくるよ。」と一言残していった……そうです。バカンスはメノルカにある別荘で、約3週間の予定。




金曜日
現地は土曜日のトレーニングが始まる頃ですが、とりあえずスペイン代表の金曜のトレーニング等についてまとめ。MARCAの記事を見ながらですが、他にもいくつか記事を見て回ったので(el mundoとかASとかel Paisとか)、いろいろ混ざってるかも。

金曜午前は全選手が室内ジムで調整を行い、18時からのトレーニングで再び大部分の選手がピッチでのトレーニングに戻りました。気温は低かったものの、見学スタンドは、多くのファンで埋まっていたとのこと。
セルヒオ・ラモスはまだ肋骨の痛みが残るらしく、用心のために、1人室内調整を継続中。もう1人、フィジカルコンディションが気になるイニエスタは、ピッチには出たもののランニングのみで、他の選手より早めに引き上げたようです。その他、残りの元気な選手たちは、対戦形式のメニューを中心にしたトレーニング。

スイス戦の敗戦を受けて、先発メンバーに入れ替えがあるのでは、というのが大方の見方。セスク、フェルナンド・トーレスが先発する可能性を示しているのが多い感じです。MARCA記者は、ブスケツを外してシャビ・アロンソのひとりピボーテ、その前にチャビとセスク、さらにその前にイニエスタあるいはシルバ、そしてトーレスとビジャの2トップ、という予想。

デル・ボスケの方も、入れ替えは考慮しているようですが、情報戦ということも含めてまだ具体的なものは見せていない感じ。ちなみにMARCAによると、この日の紅白戦のチーム分けは、

アルビオル、プジョル、アルベロア、シャビ・アロンソ、ハビ・マルティネス、シルバ、ペドロ、ジョレンテ、ビジャ
vs
(ピケ)、マルチェナ、カプデビラ、ナバス、セスク、ブスケツ、チャビ、マタ、トーレス

だったそうです。マタの調子が良くいくつかゴールを決めたこと、トーレスも1ゴール決めて仲間たちに祝福されていたこと、すばやくワンタッチでボールを回し、また強さをもってプレイする、という意識がみられたこと、カプデビラやチャビ、ハビ・マルティネスなどが打撲を負い、メディコたちが出動する場面もあった(特に問題なし)、などのトピックスが挙げられていました。

土曜日は、午前中は金曜日と同様ジムでのトレーニングセッション、夕方に非公開でピッチでのトレーニングを行う予定のようです。



たまたま見かけた
アネルカ先生が、ドメネクにもの申したらしい。スペイン語だと「Hijo de ...」的なものであったとな。

代表追放になったそうです。三つ子の魂……変わらないんだなー、こういうのって。

手は抜かない

2010-06-18 23:54:09 | football
ASの記事。まだやってたの? と正直に驚いた。カピタン・ラウル、やっとバカンスに入れる、という内容です。
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ラウルは今日、完治証明を得るだろう。今日、最後のリハビリをしにバルデベバスに行くことになるだろう。午後には、妻と5人の子供たちと共にバカンスに向かうはずだが、彼の将来についての決断がどうなるにせよ、パーフェクトな状態で戻ってくることを望んでいるため、(バカンス中に)特別なトレーニングも行うだろう。カピタンは、4月25日のサラゴサ戦、エジミウソンとの接触の際に負傷した。それでもまだ、ラ・ロマレダでのマドリーの英雄的な勝利に貢献するゴールを決めることもしたが、それで彼は残りのシーズンをフイにしてしまった。負傷は深刻なものだったからだ。彼は、重度2の右足首の捻挫を負い、脛腓靱帯を痛めていた。およそ2ヶ月が過ぎ、再びプレイする準備が整った。
チームのほかの選手たちは、5月17日から休暇に入っている。しかしラウルは、毎日バルデベバスに通い、リカバリープランに厳密に従っていた。そして月曜日には、メディカルミーティングが行われた。選手自身とメディコたち、そしてクラブの理学療法士でありカピタンの友人でもあるペドロ・チュエカが集まった。全員が、すべて良好であり、再発に怯えることはないという意見に一致した。また、今日までトレーニングを続け、それからバカンスに入ることを決めた。ここ数日のバルデベバスでは、彼は再びモウリーニョと一緒になり、モウリーニョはラウルが以前と同じようにひたすら熱心にトレーニングしている様子を確認した。
休暇の間に行われるトレーニングは、負傷した足首をさらに強化することを目的としている。いずれにしても、ラウルの休暇は短いものとなるだろう。ラウルは、マドリーには、7月の初めに帰ってくるつもりでいるからだ。

将来
彼の将来がどうなるかに関わらず(クラブは、ラウルは休暇後にその決定を明らかにすると言っているが、モウリーニョは彼に、自身にとってのマテラッツィとして残るよう求めた)、「7番」は、プレシーズンが始まる時には、それがどこであれ、最高の状態でありたいと望んでいる。もし最終的に、彼の将来がマドリーにあるなら、彼は個人トレーニングキャンプを7月1日から開始し、チームがメディカルテストのために集合する7月15日には他の選手たちと同レベルにあるようにすることを考えている。

プレミアリーグ
カピタンは、ミニバカンスから戻ると、彼の称賛すべきキャリアにおける、最も重大な決断に直面することを理解している。フロレンティーノ、バルダーノ、モウリーニョは、その決断がどうであれクラブは誠実に敬意を払う、としている(言外の意味はいろいろありますけどね・・・)。第一に、ラウルの周囲は、白のファンたちのアイコンは常に、彼の友人であるイエロ(ボルトン)やモリエンテス(リバプール)がプレイし、そして現在はサルガド(ブラックバーン)がいる、プレミアシップでプレイするという夢を見ていたことをほのめかしている。ラウルは、将来自身の子供たちに英語を勉強してほしいと望んでいる。このため、彼が重点を置くのは、イングランドか米国へ行くことだけだ。
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木曜日
1日遅れですが、敗戦翌日の木曜日のスペイン代表。この日は、18時のトレーニングまで、選手たちはフリータイムだったそうです。

●サファリに出かけた人:プジョル、ピケ、カプデビラ、チャビ、シルバ、ジョレンテ、ペドロ、ハビ・マルティネス、マタ、バルデス
●宿舎に残った人:イケル、トーレス、ビジャ、レイナ、ブスケツ
●宿舎に残ってジムにいた人:イニエスタ、マルチェナ、セスク
●検査してた人:セルヒオ・ラモス
●検査に付き合ってた人:ヘスス・ナバス
●街を散歩しつつイタリアンレストランに出かけていって、アルゼンチンvs韓国戦をテレビ観戦し、イグアインのハットトリックの場面で「ゴンサロさあ、契約延長のサインするの、もうちょっと待った方が良かったんじゃない?」とか言ってた人:シャビ・アロンソ、アルビオル、アルベロア
●1人だけ、恋人と過ごした人がいたらしい。やっぱりイケルか?

この機会に、今回の合宿に使っている施設が、報道陣に公開されたそうです。 (TVEから画像集。
部屋は質素にして快適。プブリコ紙は、南アで最もゴージャスなリゾートホテルで合宿しているフランスを例に出しつつ、スペインはトレーニング施設の充実、標高、落ち着きを求めてここでやってるんだよ、とアピール。
トレーニング用のロッカールームは小さいながら、各自ロッカーに顔写真が貼ってあるというレアル・マドリー仕様(他のクラブがどうしてるか知りませんが、ベルナベウのロッカーには個別に選手の全身写真が貼ってあったはず)。共有のリラクゼーションルームには、卓球、フットボリン(テーブルフットボール)、ビリヤード、プレステ、Wiiと備わっております。いつもどおり、カードゲーム大会(今回はポーカーが流行ってるらしい)も開催されて、1ゲーム辺り50~200ユーロの賭け金が・・・。
あと、各部屋には、ASが配達されてるんだよ、とAS紙記事。(他の新聞もあるとは思いますが)。