けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

改革者

2010-07-19 09:54:00 | football
プレシーズンがスタートして、金、土とドブレセッションがあって、計4回のトレーニング。うち2回は非公開。公開された部分も、対象は報道陣のみで、しかも時間を限定しての公開だったようです。月曜のトレーニングの予定も、9時30分からと17時30分からで、朝のトレーニングは非公開、夕方のトレーニングは18時45分から19時までの時間帯のみ報道陣に公開、とのこと。確かに冒頭15分公開されても、ウォーミングアップかロンドしかやってないから、選手の状態とか良くわかりませんが、最後の辺りならミニゲームの様子が報道できると。でも、珍しいやり方だなあと思う。これもモウリーニョメソッド。
トレーニングの内容はマドリー公式がすかさず日本語にしてくれるので、あれこれ書く気をそがれちゃうのですが、今のところの特徴としては、ボールを使ったメニューが中心、動きの速さと強さを求めるもの……。

予想外だったのが、プレシーズンが始まってから4日過ぎて、まだモウリーニョが公式のプレスカンファレンスをしてないこと。スペインのメディアからのインタビュー等にも(依頼はあるはずだとは思いますが)、今のところ答えていないこと。そのわりには、17日のLUSA通信(スポーツナビ)、ポルトガルのテレビ局TVI、と母国ポルトガルの取材には応じています。スペインメディアはやきもきしてそうだなあ。

で、ASで見つけたモウリーニョはこんなキャラクターですよ、的な記事
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モウリーニョは、その勝者のキャラクターでフロレンティーノ・ペレスのお気に入りになり、あるいはそのトレーニング手法で選手たちをひきつけているだけではなく、バルデベバスで働いている人々にも同じ効果を与えている。シウダ・デポルティーバのオペレーター(何の?)たちは、モウリーニョを喜んで受け入れている。
「彼のパーソナリティに、私たちは感じ入っています。当初私たちは、彼の、人を突き放す(追い出す)こともできるようなハードなイメージや、そういう人がミステル(ボスとか監督とか)になるということに、警戒を抱いていました。しかし彼の私たちに対する態度は印象的なものです。毎朝彼は、笑顔でひとりひとりの職員に挨拶するのです。私がここに勤務して以来、多くの監督がいましたが、こんな人は知りません。」

また、そのチームおよびクラブへの強いかかわりも、知らないものはいない。
「彼は、すべてを自分のコントロール下に置きたがっています。これまでにないことでしたし、彼は非常に細かい人です。バルデベバスは、彼の好みに馴染んでいるところで、喜んでそうしています。物事は180度変わりました。こういう変化は必要だったのです。」 と、また別の職員。

また、彼の勝利は、ラ・ファブリカ(カンテラ)に目を向けているところにまで至る。金曜日、8人のカンテラーノスがトップチームでトレーニングを行った。土曜日には7人だった。
「これは、彼が下部組織まで見たい、カスティージャの詳細な部分まで逃したくないと考えていることを示しています。実際、モウリーニョはカンテラの初日にも立ち会ったのです。ここには非常に優れた子達がいますし、彼もそれを心にとどめておくことでしょう。」
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