けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

一時中止

2016-01-30 08:04:50 | football
レアル・マドリードC. F. はFIFAの上訴委員会がクラブに課された制裁を一時中止する決定をしたことを発表する。

29日、FIFAは、マドリーとアトレチコに対する未成年選手との契約に関するペナルティを、一時中断すると発表しました。最初に処分が発表されてから、マドリーもアトレチコも即座に抗告・上訴していて、その上訴内容を検討するために制裁を一時中断するということです。これで、契約に問題があったとみなされて調査対象になっている未成年選手もプレイできますし、7月1日までに次の処分が決定されなければ、夏の補強も可能になるようです。
この冬、フロレンティーノ・ペレスは移籍市場では動かないと話していましたが、処分が即座に夏から発効すると考えていなかったのかもしれません。そもそも、バルサの轍を踏まぬように未成年選手の獲得には注意を払っていたはずですし(クラブイメージの問題でもありますし)、おまけにジダンの息子たちも調査対象?というなんとも謎な判断もあり、容易にクラブが従える妥当な処分ではなかったということかもしれません。

何かが足りない

2016-01-27 01:16:44 | football




15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 21
Betis 1-1 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ

なかなかじっくり記事を書く時間が取れなくて…というのも事実ですが、やはり引き分けでは何か書く元気も出ない…。ジダン新監督になって盛り上がった良い勢いのままにさらに勝ち点3を、と行ってほしかったですが、思い通りに行かない前半の始まりと失点、HTの立て直しとカルバハル投入でぐっと良くなった後半は攻勢を強めましたが、惜しいチャンスがいくつもあったものの、同点に追いつくのみで終わってしまいました。
残念ですね…。マドリーの伝統的なチームの特長として、勝負強いというか最後まで何を起こすかわからない強さしぶとさというのがあったはずなのですが(そうあるべきという思いもありますが)、今シーズンはうまくいかない試合をガラリと変えて逆転まで持ち込むということが、ほとんどできていない。多少形成を立て直したり、惜しい!というチャンスも作れたりしているのですが、どこかうまくいかない感をそのまま持ち込んで、次第に焦りが増し、結局最後までいってしまう…というような。多少無茶なプレイや我を出すような感じでもいいから、チームに勢いをつけるような選手、キャラクターが出せるようなことがあるといいんですけどね。これだけの選手たちだから、そういう強さは持っているはずだと思うんですが、失敗しないようにという意識があるのかなあ。なんか物足りない感があります。
さらに心配なのは、クリスチアーノ。フエラの試合でゴールが出ていないことが気になります。準備やピッチに立つことについて、いまさらフエラの負担が大きくて大変だということもないと思いますが、数字として残る結果は……。より苦しい時にエースに助けてもらえないのは、チームとしてもつらい。これまでどんな状況でもゴールを稼いできたクリスチアーノ、上に書いたような、チームに勢いをつけるキャラになり得るはずなんですが。

と、いろいろ下向きになる要素もあるわけですが、試合としては攻めに攻めてチャンスを作れた時間帯もあり、選手たち自身もある程度継続した手応えは感じているように見えます。そう簡単にジダンも結果を求められて去就問題、ということもないでしょうし、良い面を見ていくことも必要かもしれません。
もう日もたってしまったので、誰がどうとかそういう話はあまり書きませんが、いつもいつもありがとうモドリッチ。この試合は、誰が決めたのかマドリーは灰色ユニ着用で非常に見づらく、特に前半は「マドリー?ベティス?どっち?」って感じでしたが、モドリッチやイスコなどは後半になるにつれ、だんだん見やすくなっていったんですよね。汗でユニの色が濃くなっていったので。本当によくファイトし、走り回ってくれていると思います。攻撃も守備も、いまのマドリーの中盤は本当に重要です。

最後に、アダン、活躍しすぎ(でも、マドリーでゴタゴタに巻き込まれてたりしたのが、こうして守護神として頼もしく活躍してるのは嬉しいこと)。


ベイル回復中
チームのトレーニング再開は火曜ですが、月曜からベイルはフィジカルメニューをこなせているようです。火曜は、砂場の上で強化メニュー。ボールも使っているし、当初の予定より復帰は早いかも、と期待。

後半戦スタート

2016-01-18 06:57:03 | football


15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 20
Real Madrid 5-1 Sporting

マドリーのゴール:ベイル、クリスチアーノ、ベンゼマ、クリスチアーノ、ベンゼマ

前半20分もいかないうちに4-0になったときは、いったい何点入るのか…と思ってしまうほど、BBCがテンポ良くゴールを決めて行った試合でした。残念ながらその勢い、ペースは後半まで持たず、選手交代後、怪我人が出た場合でも、うまく試合を作っていくのはこれから、ということになるかと思います。ともあれ、前半のゴールラッシュは、どれをとってもゴラッソというかシュートを打った各選手の勢い、力強さが出ていて気持ち良いものでしたし、あとはイスコですね。あの、ベンゼマゴールのお膳立ての、あの技術! アンチェロッティ時代もそうでしたが、必要ならば守備もきっちりカバーに行くし、攻撃、ボールキープは言わずもがな、2試合続けて先発で使われて、前の試合よりもさらに今日の方が良くなっていたと思います。
BBの2人、特にベイルの怪我が心配。いつも痛めてしまうふくらはぎの筋肉ですが、右足側は初めてらしい。検査の結果が待たれますが、少し離脱することになるかもしれません…。

補強禁止

2016-01-14 23:45:46 | football
かねてから噂にはなっていましたが、18歳以下の外国人選手の獲得に関してFIFAの規定に抵触しているということで、ついにマドリーにも補強禁止の通達が出ました。2016年の夏および2017年の冬の補強禁止および、328,000ユーロの罰金。ちなみにアトレチコも同罪で、仲良く罰則対象に。バルサが受けていたのとほぼ同じ罰則ということで、補強は禁止だけれど、選手を売ることは可能。レンタル中の選手を取り戻すことも、現有選手と契約更新をすることも大丈夫。

さて、大変な事態になった!わけですが、まあでも、いつかは来ると予想されていたことでもあり、これで中心選手、特に若手~中堅の選手たちが簡単に移籍になる可能性が減るかな?と思うと、ちょっとホッとしたり。よくイングランド方面では、マドリーのチーム状況から考えればまるっきりあり得ないネタであっても、すぐにも実現しそうかに書かれる自信過剰な移籍報道がありますが、これもさらに気にしなくて済むかも(イギリスタブロイドネタが本当だったら、今頃マドリーの選手なんて誰ひとり残ってない)。マドリーのできない「継続性」を試す良い機会かななんて思ったりもしますし、ポジティブで楽観的な見方もできるのではないでしょうか。
一方で、可能ならばどうにかして補強してほしい、あるいは確信がもてる代案があってほしいポジションも。まずは、マルセロのバックアップ。ナチョのオールマイティで行ける気もしますが、若手のプロパーがいれば。それから、守備的中盤。カゼミロがいるし、クロースもやれているけど、常に不安な場所です。そして、ベンゼマのバックアップ。ここは、ボルハ・マジョラルが成長してくれるといいかな…。また、レンタルバックはOKとのこと、全員が全員帰ってくるわけではないと思いますが、コエントラン(左ラテラル問題解決?)やルーカス・シルバといったトップチーム経験者、この夏に獲得し即レンタルしたアセンシオやヘスス・バジェホ、カスティージャ出身でレンタル扱い中の選手たち(アルバロ・メドランやディエゴ・ジョレンテなど)がいます。

反論、上訴の機会があるのかわかりませんが、動けるのはこの冬のマーケットの残り2週間のみです。マドリーのことなので、水面下で実は動いたりしてるんじゃないかな?という気がしなくもないですが、冬に大物を残り2週間で、というのはちょっと無理がありそう…ま、何かちらほら思いつく名前がないわけではないですが…。自由自在の補強は無理としても、やりくりしているマドリーというのも面白いんじゃないかな。


追加:上訴の可能性
マドリーもアトレチコも、今回の裁定には不服であり、FIFA上訴委員会やスポーツ仲裁裁判所への上訴を検討しているようです。この関連ニュースはこれまで何度か報道されていましたし、ペレスか誰かの、FIFAに対して必要な書類は揃えて提出しているというコメントを見た記憶があります。その上でのこの裁定ですので、やれることは徹底的にやろうということだろうと思います。
ただ、上訴して決着がつくまでには何か月もかかるようです(バルサの時は9か月)。そうすると移籍活動禁止期間って、先送りされる…?

初選出、モドリッチ

2016-01-14 18:46:28 | football


FIFA/FIFPro ワールドベストイレブン
GK: ノイヤー
DF: アウヴェス、チアゴ・シウバ、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF: イニエスタ、モドリッチ、ポグバ
FW: ネイマール、メッシ、クリスティアーノ・ロナウド

初選出、モドリッチ
2015年度のワールドベストイレブンとして、怪我で長い離脱もあり、チームとしてタイトルも取れなかったモドリッチの選出は妥当か?という意見もあるかもしれませんが、多くのプロフェッショナルの選手たちが投票してくれたという事実は、マドリー(&クロアチア代表)におけるモドリッチの働き、その価値が認められているということかなと思います。改めて、嬉しい。
MARCAから、モドリッチ関連の記事をいくつか。

-----------------------------
子供の頃の夢
2015年ベストイレブンの他の9人の選手たち(1人欠席)に囲まれた後、モドリッチは、バルカン半島の紛争の最中にあって、フットボール選手になることを夢見ていた、子どもの頃のことを振り返った。
「ステージに足を踏み入れた時、フットボールを始めた時のことがまるで昨日のことのようだと思った。子どもの頃に夢見ていた最も美しい夢のひとつがかなったようだ。」
「この選出は、多くの努力や働き、献身性を尽くした僕の戦い方、より良い選手になろうと日々やってきた20年間の努力を、皆が理解してくれているということを確証してくれる。この賞を受けて、僕自身の責任や期待がさらに大きくなったと感じている。でも挑戦することを恐れない。ただ前を見ていくだけだ。」
-----------------------------

-----------------------------
ルカとジダン

2016年が始まったこの日々、ルカ・モドリッチは生き生きとしている。初めての重傷からの回復を目指してアントワープの病院で新年を迎えた12ヶ月前とはまったく違う。今、モドリッチは笑顔だ。彼の憧れであるジダンがベンチに入り監督となったこと、デポルでの素晴らしい試合、2度の喝采、さらにシーズンベストイレブンに選出されたことが、モドリッチの前に希望と光を取り戻させている。
ジズーとルカは、ジダンがアンチェロッティの副監督をしている時から結びつきができていた。モドリッチは、選手としてのジダンに憧れていたが、さらに彼の下でトレーニングするということは彼にとって素晴らしい経験であり、新監督のカリスマ性に驚かされてもいる。この2人の関係は、今再生されている。ジダンは、試合の指揮権をモドリッチに与え、彼の力がピッチ全体に及ぶことを狙っている。彼の成熟性、フットボールの概念、ピッチでのポジションからいって、ルカ・モドリッチは、マドリーの新しい監督の右腕となる。
モドリッチは、マイクロフォンの前では常に正しく、また同時に正直だ。デポル戦の後で、監督の交代は「うまくいった」と述べたように。ルカは、ロッカールームでベニテスと対立していたわけではない。しかし、ジズーの下でプレイするのと同じような感触ではなかったのだ。
デシマで終わった13/14シーズン、モドリッチとジダンは、トレーニングの終わりにロングレンジの的当てシュート練習に挑戦していた。実際、CLのコペンハーゲン戦でエリア外からゴールを決めたモドリッチは、ベンチを振り返って、ジダンに向けて共犯めいたジェスチャーをしていた。(参考:https://youtu.be/gimOchE0Xmg)
この逸話は2人の良い関係を示しているし、すでに最近のバルデベバスで目にすることができるものだ。ジダンは、アンチェロッティの時代と同様に、シーズンの未来はモドリッチの脚にかかっていることを理解している。事実モドリッチは、昨年のジダンが選ぶベストイレブンに入っている。マドリーの中盤からは唯一の選出だった。

昨シーズンの2つの負傷、特に2つめの負傷のために、モドリッチはシーズンの終盤に離脱することになり、これがチームに大きな影響を与えた。誰も、彼のチームメイトも、コーチ陣も、幹部たちも、ファンの誰も、モドリッチが再度離脱することなど想像すらしたくない。もちろん、彼自身もだ。
モドリッチは、2009年に腓骨を骨折して以来、大きな怪我はしていなかった。昨シーズンの2つの怪我によって、モドリッチは最善の回復方法を探し求めて、ヴィトリアからミュンヘンまで疑問を抱えて過ごし、トレーニング方法に抜本的な変化を導入した。今シーズン、これまでの数ヶ月では、チームトレーニングとともに個別のメニューも行っている。モドリッチの、トレーニングセンターへの出入りは記録されない。トップチームが通常出入りする時間帯とは違いすぎているからだ。チームがフリーの日に、モドリッチがトレーニングに行かないというのは珍しいものになっている。
さらに、バルデベバスでのフィジカルメニューを完成させるのが、カイロプラクターの手腕だ。素晴らしい試合ができるよう調整するストレッチに、スペシャリストの手が生きている。モドリッチは、負傷の長引く時を過ごすことは望んでおらず、ほとんど執着とも言えるほど、ベストのコンディションを実現するためにトレーニングを重ねている。このためには、ベストのセラピストが必要なのも確かだ。

月曜日チューリッヒで、モドリッチは自身のキャリアにおける最もスペシャルな瞬間の1つを経験していた。もちろん、1年前の苦しみのことも思い出していた。
「昨年1月の不運な時を経て、今は僕のキャリアにおける最大の個人賞を喜んでいるよ。世界中の仲間たちが僕をドリームチームに選んでくれたことを、とても名誉に感じている。選手たちから認められるというのは特別な価値があるし、それがチューリッヒで授与されるこの賞をより誇らしいものに感じさせてくれる。」
しかし彼の熱望するものは、個人よりもチームでのもの。マドリーでのタイトルは、彼の脚にかかっている。ジダンはそのことをよくわかっている。
-----------------------------
ジダンには、イスコをプチジダンくらいに鍛え上げるとか、ハメスのボレーシュート強化とか、ベイルの足元レベルをもっと上げていくとか、そのあたりも期待したい。

ジダン監督の船出

2016-01-10 13:12:53 | football



15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 18
Real Madrid C.F. 5-0 Deportivo

マドリーのゴール:ベンゼマ、ベイル、ベイル、ベイル、ベンゼマ

ジダン監督のデビュー戦。ベルナベウに集まった観客の雰囲気が、これまではどこかダレたり味方へのブーイング等でギスギスしていたのとは対照的に、歓迎と期待のこもった良いもので、試合全体もこれまでとはかなり違うものに感じられました。出ている選手はそんなに変わらないんですけどね。変化といえば、ハメスではなく久しぶりの起用になったイスコの先発、右ラテラルがダニーロからカルバハルに代わったこと。
やっぱり選手と監督との信頼関係というか、気持ちなんですかね。選手たちの動きが生き生きしているというか、献身的、よく動いていたし気持ちも入っているように感じられました。デポルにも何回もチャンスを作られていて、特に中盤の守備はまだまだ課題かなと思いますが、クロースもできる限りのことはしていたし、イスコやモドリッチも本当によく走りまわって献身的でした。ベイルやクリスチアーノも前に貼りつきっぱなしというわけではなく、前線と後ろが分断して「中盤どこ?」ということもなかったと思います。マルセロの攻撃的な部分の良さが見られたのも久しぶりな気がしますし、右のカルバハル、やっぱりいいですね。思い切りの良い上がり、躊躇しないディフェンス、さすがだと思います。
そして、監督云々にかかわらず、ここ最近好調だったベイルが、今シーズン2度目のハットトリック。ベンゼマも2ゴール。前の3人が左右中を自由に入れ替わったり、アシストしあったり、カウンターを試みたり、やっぱりBBCが今のマドリーの最大の武器なんですよね。ここに中盤やサイドバックで、サイドを崩してクロスでチャンスを作ったり、イスコ(ハメス)の役割が変化をつけていって……とにかく今季、強豪相手に点が取れなくなっているところを、BBCの強みを引き出しつつ、がっちりマークされるであろう前線にどれだけ他の選手でバリエーションを付けたり、意外性を創り出す…等して、改善してほしいと思います。(もちろん守備も)

モドリッチの言葉がそのまま、多くのマドリディスタの本音かなと思うので引用しておきます。
「ラファ(ベニテス)には申し訳ないなと思う、でも正直に言うと、この変化はうまく行っている。」

とりあえず、試合が久しぶりに楽しかったです。


Amigos

2016-01-06 22:00:38 | football
デビッド・ベッカム
「これ以上良いことがある? 僕たち皆が大好きな、最高の人が、僕自身そしてはるかに多くの人々が愛するクラブの指揮を取る。やる気と情熱、そしてどんなレベルにあっても過ちを良しとはしない…。多大な経験と試合での敬意を持つ監督から仕事を引き継ぐが、喜んでその地位を担うだろう。この仕事に最高の人だ。」

ミチェル・サルガド
「ジズー、幸運を祈っているよ、アミーゴ。」

ロベルト・カルロス
「ついに、フロレンティーノは知性に基づいて、ジダンを起用することになった。ジダンは現代的な監督だ。選手と同じような考え方をする。問題だったのは、選手たちがベニテスのことを理解していなかったことだと思う。ジダンであれば、レアル・マドリーはより良くなると確信している。フロレンティーノ・ペレスのベストな決断だ。彼は監督ではない、彼は教師なんだ。」
(ラジオ番組にて)

ルイス・フィーゴ
「幸運を、私のよき友、ジダンの新たな冒険に。」

フェルナンド・モリエンテス
「希望、興奮、挑戦、チーム、団結、敬意……僕たちのマドリーにおける君の新しいステージに最高のものがありますように。Hala Madrid y Nada Mas !!!!」


1月の予定

就任翌日の最初のトレーニング(火曜日)が、レジェス・マゴスの祝日(5日?6日)の関係か年に数回しかないファンへの公開トレーニングの日だった…というのは、偶然か狙ったものか。ともあれ、ジダン体制がスタートしました。現在負傷中の選手はゼロ、次節起用できないのはバレンシア戦でロハ食らったコバチッチのみ、ここから先の何試合かは(相手を舐めているわけではありませんが)比較的組みやすい相手で、しかもベルナベウ開催の試合が多い…と、新監督ジダンにとっては恵まれた状況と言えるかもしれません。デビュー戦は9日(土)のデポルティーボ戦(ベルナベウ)です。

1月9日(土):L19 デポルティーボ(C)
1月17日(日):L20 スポルティング・ヒホン(C)
1月24日(日):L21 ベティス(F)
1月31日(日):L22 エスパニョール戦




ベニテス解任

2016-01-05 01:08:26 | football
公式サイトでは出ていませんが、MARCAとASが同時に同内容で出しているので、おそらく本当だろうと思われます。
フロレンテイーノ・ペレスは、本日緊急の役員会議を招集して監督問題について検討し、ラファエル・ベニテスの解任が決定されたとのこと。後任はジネディーヌ・ジダンとみられています。

2016年の初試合

2016-01-04 21:03:49 | football

15/16 Liga Espanola 1a division Jornada 18
Valencia 2-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ、ベイル

またも強豪チームに勝てない、引き分けの結果に終わりました。これは事実だし、このままではCLでも苦戦するしリーガで巻き返しもおぼつかないという課題ではありますが、ただ全体的なことをいえば、今日は勝ちというご褒美があっても良かったのになあ、まあよく頑張ったかな、という肯定的な感想です。
トリボーテで先発したコバチッチが守備もつなぎもよくやっていたこと(退場するまでは…)、前の3人の守備の意識がいつもより高く見えたこと、先制点のBBCの見事なパスワークからのゴラッソ、1人少なくなってからも守備を固めるわけでもなく攻めて、FKのチャンスから勝ち越し点を取ったこと。勝ち越したあとの選手たちの盛り上がりも良かったです。ま、その後がね…。失点場面の至らなさ、集中力のなさが本当に残念。前半は途中から相手に流れを渡してしまい、守り切れずPK。後半の勝ち越し後、残り時間が少ないところで集中して守り切るべきところだったのに、ラモスもぺぺも相手に仕事をさせてしまった…。モッタイナイ。

昨シーズンに比べたらコンディション、パフォーマンスを落している選手がいるのも事実で、それなりにやれている選手たちも、選手自身の力が100%以上引き出されているかというと、とてもそう見えない。どうにかこなしている、一部の選手に負荷がかかり過ぎている、いびつな感じがあります。だから強い相手とやると、ほころびが出てきてしまうんだろうなあ…。シーズンここまで来ているのに、未だにこんな感想になってしまうのも残念ですし、この先のことを考えると「……」って感じですが、まあそうは言っても、1つ1つの試合をこなしていかなければいけないし、選手自身も、少しずつでも改善して、良い試合を見せようとしてくれている、と感じられ…なくもないかな。
ただ、コパがない分、出場チャンスがない選手たちのことが気にはなります。試合勘やメンタルはもちろん、規律のユルミもあるだろうし(な、ハメス)、冬マーケットもオープンした。ベニテスが続けるのかどうか?も相変わらず現地ではホットな話題のままです。何か動きはあるのか……という警戒感はありつつも、良い傾向を掴んだ手ごたえを今後にちゃんと生かしてほしい。この先の1月の試合をどう過ごしていくか、レギュラー扱いを外された選手たちがどう起用されるか、見ていきたいと思います。





末筆ではありますが、皆さま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。