モドリッチ
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Q:チャンピオンになりましたが。
M:僕のキャリアで最も幸せな2つの出来事は、マドリーと契約したこと、そしてこのデシマ。道のりは長かったけれど、それだけの価値がある。この勝利で満たされていると感じるし、今は、僕は選手として成功していると言うことができるよ。
Q:すごいお祝いでしたね。
M:朝の8時までね。ベイルが僕を自宅まで送ってくれたんだ。僕はもう寝るつもりでいた。でも家に帰ったら、そこでパーティをやってたんだよ(笑)。家族と友人たちがいて、結局最後は冷たいプールに飛び込んで終わった。それで、どれだけ大きな成功を成し遂げたか、実感したよ。
(早朝に終了したシベーレスのお祝いでしたが、10数名の選手たちはそのまま市内のディスコへ。この「2次会」が朝6時頃からスタートしたそうですから…。)
Q:シャンパンファイトは?
M:したよ。でも1滴も飲まなかった。その代り、ラクダのように水を飲んだ。僕は試合で15kmも走っていて、脱水症状だったからね。それから僕たちは、思い通りに祝った。大変なシーズンだったし、デシマへの途方もなく大きなプレッシャーがかかっていた。でもそれだけの価値があったんだ。
Q:今シーズンは、2回シベーレスに行きました。
M:それが、僕がマドリーに来た理由だよ! タイトルのために戦うということに飢えていたんだ。この感覚はファンタスティックなものだ。マドリーはプレッシャーを作り出す機械みたいなものだけど、勝利すれば、エクスタシーに到達できる。このチャンピオンズは、バルセロナに勝って手に入れたコパよりも良いものだね。
Q:そして今は?
M:僕は、マドリーはもっと良くなっていくだろうと確信している。ラ・デシマはクラブとファンの執念だった。本当に、膨大なプレッシャーを感じていた。今となっては、僕たちはよりリラックスして、より強くなるだろう。このチームは本当に素晴らしい。でも毎シーズンそうであるように、何人か新戦力が加われば、より強くなるだろう。でも僕はそれについては話してはいけないね。
Q:あなたは、今シーズンのスター選手の1人でした。
M:ロッカールームで、この素晴らしい選手たち全員を見つめたよ…それから思った、「お前はこの一員なんだ、ブラボー!」って。そして僕は歌い始めた。聞かない方がいいと思うよ(笑)。
Q:アンチェロッティはとても喜んでいましたね。
M:これまでにないくらい僕は嬉しかった。ものすごく大きなプレッシャーがかかっていたから…そして、監督は常にもっとだ。この試合で、なぜ彼が世界最高の監督の1人であるのかということがはっきり示されたね。後半での選手交代が、試合を逆転させた。偶然にじゃない、彼は監督として3回、選手として2回、チャンピオンズを手にしているんだ。素晴らしい監督というだけではなく、素晴らしい人間でもある。彼が監督で、僕はとても名誉に感じているよ。
Q:あなたは彼のお気に入りの1人ですね。疲れていてさえも、すべての時間でプレイする。
M:(笑って)それが彼の僕への小さな「罰」かもね。彼がPSG監督時代に僕を欲しがった時、僕は行かなかったんだ。僕たちは試合の前にそのことについて話をしたんだけれど、彼は、当時僕がPSGへ行くつもりだと約束していたのに、マドリーが獲得に現れたとたんにそっちへ飛んで行ってしまったと、僕に言ってきたんだ。だから彼に、「あなたがここに来るとわかっていたんです。だから僕は、あなたがやって来る頃には、慣れてより良いプレイができているようにと、先に来ておいたんです。」と答えたよ。
Q:それが、チームを和ませる彼の方法ですね。
M:そうだね。アンチェロッティは、クラブでの毎日の生活を、リラックスしたものにしてくれている。優れたやり方で、プレッシャーをコントロールする。僕たちに自信を与え、常に僕たちを守ってくれる。ロッカールームには、素晴らしい関係があるよ。
Q:ファイナルの試合をどう評価しますか?
M:アトレチコは素晴らしいチームだ。でも、僕たちはこの勝利に値した。あと1分というところでタイトルを逃すのは大変なことだろう。でもそれより前に、僕たちはチャンスを得ていた。僕たちは同点にできると信じていて、それで勝った。難しいものだった、でもだからこそ、その味は格別なものなんだ。皆が、特にこのクラブでの経験がある人たちが言うのは、この試合のことは今後50年間忘れられないものになるだろうと。それもデシマだからというだけではなくて、こういう勝ち方をしたから、ということでもあるんだ。
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ちなみにモドリッチは、代表に合流する前の束の間の休暇ということなのか、アンダルシア地方の海岸リゾート、マルベージャで家族と過ごしているところを目撃されているそうです。
何をいまさら
MARCA曰く、UEFAでは、累積警告が決勝に及ぼす影響を減らす案が検討されているんだとか。準決勝でそれまでの累積がリセットされて、準決勝、決勝が各チームのベストメンバーで戦えるようにする、試合中の退場のみサスペンションになる…という、FIFAの大会なんかではやっていたと思いますが。今更言いだすなら、なんでもっと前に、これまでもそういう目にあった選手はいるのに考えてこなかったのかと。
1試合だと
で、ピッチに飛び込んだシャビ・アロンソですが、1試合サスペンションという処分の可能性があり、そうなると欧州スーパーカップに出場できなくなる、そうです。それはまた困る…と思ったんですが、W杯に参加している選手たちのコンディションが、大会を終えてバカンス取ってチームに遅れて合流して…8月中旬でどんなもんなんだろう、と。公式戦ビッグマッチとなれば皆戦うとは思いますが、アロンソが1人いないから…という問題でもないかもしれないなあ、と。まだまだ先の話ですが。