けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

22人+1人

2010-07-03 12:22:43 | football
クォーターファイナルというものは、こんなにも壮絶にドラマチックでないといけないのか……と戦々恐々とする土曜日。ウルグアイ勝ちは悶絶しつつ嬉しい。ついったーでこまめに代表情報を送ってくれるフォルランに感謝しつつ、顔の怖いディエゴ・ペレスを応援しております。いい仕事、してるんですよ。顔は怖いけど。

金曜日のスペイン代表
ヨハネスブルクで前日練習ができないので、ポチェフストルームで午前中にトレーニングを行ったスペイン代表。昼間で公開ということで、見学スタンドは大盛況。RFEFから、トレーニングの簡単な内容が乗ってたので、こちらから拝借いたします。先に書いておくと、アルビオルはまだリハビリ中で、唯一の欠席者。

通常のウォーミングアップの後、ビセンテ・デル・ボスケは、フィールドプレイヤーを3つのグループに分けて、輪になってボールを動かして回すロンド。その後、GK3人はオチョトレナコーチとのトレーニング、残りは2チームに分けられて、ボールを使ったトレーニング(ミニゲーム?)。ここのチームわけに大きな意味はないはずですが、一応、

ビブスあり:ピケ、プジョル、アルベロア、トーレス、マタ、チャビ、ナバス、ペドロ
ビブスなし:マルチェナ、セルヒオ・ラモス、カプデビラ、セスク、ジョレンテ、シャビ・アロンソ、シルバ、イニエスタ、ビジャ

前日足首の打撲が伝えられたハビ・マルティネスは、1人オレンジ色ビブスで要注意人物扱い(やっぱりこの間のシャビ・アロンソと同じで、触るな危険てことか)。ただし、コンディションに問題はなく、トレーニングをコンプリートできたようです。
その後トレーニングはリズムを変えて、センタリング&シュート練習。トレーニング終了前には、セルヒオ・ラモス、ナバス、セスク、シャビ・アロンソがショットオンザゴールの練習…と、これはペナルティ対策だろうか。それ以外の選手たちは、ストレッチで締めくくり。

この後スペイン代表は、18時にポチェフストルームを出発、19時30分ごろからエリス・パークスタジアムにて、デルボスケとピケ、セスクで公式プレスカンファレンスを実施。






アルビオル
腓骨を打撲して以降、皆がトレーニングのしている間は、基本的に宿舎で待機しているしかないらしいアルビオル。先日のポルトガル戦でジョレンテもW杯デビューを果たし、これで今回試合に出ていないのは、レイナ&VVのGK2人+アルビオルのみ。現時点では、スペイン代表が勝ち進み、アルビオル自信の負傷が回復し、コンディションが戻り、かつ、セントラルを交代しないといけない状況でなければ、アルビオルがW杯の舞台に立つのは難しい……。
ちょっと時間がたってしまいましたが、昨日くらいのASから。

---------------
それでもまだ、ワールドカップでデビューするのを夢見てるよ

Q:調子はどうですか? チームに戻って、ワールドカップでプレイする見込みが持てるでしょうか?
A:良くなってるよ。ワールドカップのような大会の最中に負傷する不運を負ってしまって、こんな状況だけど、すぐに戦力になれればと思ってる。数日後には、チームに戻ってトレーニングできるのを楽しみにしているよ。僕は、もっと悪い事態もありえたと思っている。物事のポジティブな面を見るほうがいいし、結局、強い打撲で済んだ。深刻なことはなにもなかったんだ。うまくいけば、セミファイナルの試合にはいられるよ。

Q:あなたの最初の反応は、最悪を考えさせるものでした。
A:酷い痛みがあって、僕は骨折したんだと思った。ジョレンテとの接触プレイで、脚をひっかけてしまった。本当のところ、あんなに脚を強打したということと同時に、脚や膝も傷ついたのではと、それが怖かった。良かったのは、何も深刻なことはなくて、すぐにチームに戻ってチームメイトたちとトレーニングを楽しめるだろう、ということだ。

Q:ホテルにいて、トレーニングできないで時間を過ごすのは辛いことでしょう。
A:本当に、そうする時間が長いからだけではなくて、試合やトレーニングにすら参加できないというのは辛いことだよ。怪我をしてトレーニングがほとんどできない、それなのにチームメイトがトレーニングに出かけていくのを見てるのは嫌なものだ。でもいいんだ、それもあと少しだから。

Q:スペイン代表の2010年ワールドカップが終わる前に戻ってこられると信じていますか?
A:そうだといいね。僕はまだ、このワールドカップでデビューすることを夢見ている。難しいのはわかってるけど、そうなればと強く望んでいるんだ。ドクターたちは、僕が早く回復しなければ、と言ってくれている。出場時間を得る前に、まずはチームに復帰して、それからだ。ファイナルまで、出場時間を得られるように戦っていくよ。でも目標は、ワールドチャンピオンになること。どんな個人のことよりも、それが一番だ。

Q:チームメイトからのサポートは感じましたか?
A:ケガをした後で、チームメイト全員や一緒に過ごしている人たち、協会の人たちの反応を見て、とても幸せな気分になった。すごく愛されているという気持ちにさせてくれるんだ。皆がとても僕を愛してくれること、ケガを乗り越えられるようにどんな時でもサポートしてくれていることがわかった。僕は誰とでも良い関係にあるし、特にアルベロアとはね、僕は彼を追い払えなくて(笑)。本当のところ、一緒にいてくれることに感謝しているよ。

Q:ポルトガル戦をどう見ましたか?
A:最終的に、僕は控えの皆とベンチで試合を見ることができた。これには感謝しているよ。スタンドから見ることになったら最悪だったよ。仲間たちと一緒にいたかったんだ。とても苦しんだけど、最終的に重要な勝利を手にできた。チームはとても良く戦った。プレイする可能性がないとしても、そこにいたいんだ。とても近くにね。

Q:ワールドカップでは残念なスタートを切りましたが、その後スペインは試合ごとに向上してきています。
A:そのとおりだね。ポルトガル戦は、僕たちのベストゲームができた。僕は、悪いスタートを切ることになったチームの反応や雰囲気を覚えている(ここ訳ガ怪しい)。ワールドカップでは、信頼こそが本質的なものだ。悪いスタートを切って、最終的にファイナルに到達した例はいくらでもある。うまくいけば、あれはスイス戦だけのことになるよ。あの時からチームはさらに成長して、これまでのスタイルを変えずにいながら、さらに信頼を勝ち取ってきているんだから。

Q:あなたのアミーゴのビジャは、甘い日々を過ごしていますね。
A:僕たち全員がもう、「グアヘ」はこういうもの、世界でも最高のストライカーの1人だと知っているからね。彼が代表のために決めたゴール数が、まさにそれを物語っている。彼は僕たちの基本となる選手だ。何もないところからゴールチャンスを作り出す。ワールドカップは小さな、些細なことで決まるものだけど、そこでキーになるのがビジャのような選手だよ。

Q:いよいよクォーターファイナル、パラグアイ戦です。人々が、スペインはもうセミファイナル進出だと見ているのは、一番の危険ではありませんか?
A:それは避けられないことだけど、パラグアイはコンパクトで、ハードで、とても熱意のあるチームだということを、人々は知るべきだ。僕はまだ対戦したことがないし、ほとんどビデオでしか彼らのことを知らないけれど、僕たちは南米のチームと対戦することに慣れている。そして彼らは僕たちとは大きく異なるんだ。タフな試合になるだろう、チリ戦のようになるんじゃないかと思っている。クォーターファイナルで、スペインと対戦して、セミファイナルに到達しようという彼らのモチベーションで、試合は難しいものになるはずだ。難しいものになるだろうけど、でも、僕たちは、これまでと同じように、勝たないといけない。

Q:批判されていた時の、そしてポルトガル戦を経て今は賞賛されているビセンテ・デル・ボスケをどう見ていますか?
A:本当に、とても素晴らしいし、非常に物静かで、真剣だ。初戦の後、彼がとても悲しんでいるのがわかった。敗戦の後の皆と同じようにね。でも、いつものように、監督は僕たち全員とたくさん話をしてくれた。それに初戦から重要なことは、僕たちがすべて何も変わっていないというのをわかっていること、プレイスタイルを信頼し続けていることなんだ。

Q:スペイン代表がワールドチャンピオンになれる理由は?
A:それは、僕たちは他の代表と違うスタイルのフットボールを持っていることだと思う。それが、僕たちがワールドカップを勝ち取るだろうということを意味するわけではないけど、そのスタイルで多くの試合で成功を導いてきている。3年間で落とした試合は2つだ。このチームは、それぞれがビッグクラブでプレイする非常に優れた選手たちの集まりで、とても良い雰囲気が流れている。グループのレベルがとても高いんだ。僕たちには、ワールドカップで何か重要なことを成し遂げる、歴史的なチャンスを手にしている。スペインは、これまでワールドカップを取ったことがないけど、僕たちにはチャンスがあると感じているんだ。時が来たんだとわかってる。歴史を作るために、小さな一歩を踏み出せるんだと感じられるだけの、自信とモチベーションがあるんだ。
---------------