けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

まずは1-1

2013-01-31 07:24:45 | football









2012/2013 Copa del Rey SF-Ida
Real Madrid C.F. 1-1 Barcelona

マドリーのゴール:ラファエル・バラン(81)

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良く追いついたしよく守り抜いた。あーでも、1失点くらいは仕方ないとは思うけど、もう1、2点入らなかったものかと、それが残念。惜しい。ベンゼマ~。

でもまあ、まずはとにかく、バランが素晴らしかった!本当によくやってくれました。冷静に守備し続けて、失点の大ピンチも防いで、おまけに貴重なゴールまで。フラストレーションのたまる展開が、一気に晴れたような気持ちになりました。これで19歳。ずっとずっとマドリーにいて、マドリーの中心選手になってください。すごい。


おまけ

最近お客様が多いですね。デュデク、久しぶり~。



バラン、試合後のコメント:ASから
このフランス人セントラルは、バルセロナとのセミファイナルで素晴らしい試合を見せ、輝いていた。「試合後、チームの皆が僕を祝福してくれた。」

今夜は彼の夜、そして試合後、彼の顔がそれを物語っていた。ラファエル・バランは、バルセロナとのコパのセミファイナルを戦い、それが夢のようであったこと、このセミファイナルの試合をこれからいつも思い出すだろうということを認めた。「これは、この先いつでも思い出すだろう試合、ほんの19歳で夢のようだ。」
「自分の、それからチームのパフォーマンスに満足しているよ。今は、進まなければいけない。」と彼は付け加えた。そして、試合後に選手達から祝福されたことも認めた。「モウリーニョは僕に、僕が持つものを出していくよう言ってくれた。そして試合後、チームの皆が僕を祝ってくれた。」
最後に付け加えたのは、「これはベストの結果ではない。でもまだ予測がつかない状態だ。」


感想追加
最終ラインは多くの予測どおりで、エッシェンが右、アルベロアが左。エッシェンは本来のポジションではないし、攻撃の貢献を考えると物足りない2人ではありますが、守備の徹底のためにはこれで良かったんでしょう。縦に持ってかれそうになるシーンは何度かありましたが、それでも粘り強く追いかける、つぶす、コースに入る、と仕事はきちんとしていたと思います。カルバーリョはちょっと危なっかしかったですが、バランが再三フォローにまわり……役割が逆では。とはいえ、バランがこれまで見せてきたパフォーマンスから言えば、今回も頼もしいところを見せてくれた、って感じでしょうか。バランの試合後コメントのとおり、思い出に残る初クラシコになったと思います。
攻撃は、ディ・マリアがいたらどうだったかな…と。カジェホンの果敢さは大好きですが、幾度かチャンスを逃してしまったのを見ると、どれか1つでももう少し何とかなっていたらなあ、と。あとはクリスチアーノも、キャプテンマークの魔力のせいか、よく守備にも走っていて、それは頼もしくてよかったんですが、でもその分、いつもいる場所よりも低いところにいる気がしました。相手がバルサだから…というのはありますが、攻め込む人数が少なくて苦しくても、それなりにチャンスがあっただけに、もう少し攻めにも力を避けていたら。まあ、言い出したらキリがないか。全体で言えば、それぞれがプレスをかけによく走り、エジルとかケディラとかも攻撃を何とかしようと良いところを出そうとしているのが見えて、ポジティブな試合だったと思います。うまくいかない時とかビハインドの時に、焦って雑になる傾向はやっぱりあるとは思いますが。
ディエゴ・ロペス、失点は1つ付きましたが、ビッグセーブもあったしうまく前に出てコースを制限したり。アダンと比べてどうこうというのではなく、経験を積んだベテランのGKがいてくれるというのは、また別の安心感があります。

国王杯SF-Idaバルセロナ戦召集選手

2013-01-30 21:11:15 | football
コパ・デル・レイ セミファイナル-Ida バルセロナ戦召集選手
GK:アダン、ディエゴ・ロペス、ヘスス
DF:アルベロア、マルセロ、アルビオル、バラン、カルバーリョ
MF:モドリッチ、シャビ・アロンソ、ケディラ、エジル、カカ、カジェホン、エッシェン
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン、モラタ

負傷欠場:ペペ、イケル
サスペンション:セルヒオ・ラモス、ディ・マリア、コエントラン
監督判断による欠場:ナチョ

今回、前日からのコンセントレーションはなし。今日になって召集リストが発表され、選手たちは現地12時からコンセントレーションに入りました。
諸々の事情により、ディフェンスラインの手薄な召集リストができあがっています。もうこれは、いる選手でやるしかない、仕方ない。大方の予想では、コンディションが戻っていないであろうマルセロではなくアルベロアを左ラテラルに、そしてエッシェンを右ラテラルに置くのではないか、となっています。セントラルは、MARCAもASも一押しはバランとカルバーリョのセット。アルビオルも同程度の可能性はあると思いますが。そして中盤は、アロンソ、ケディラにモドリッチを置いたトリボーテ。前はエジル、クリスチアーノ・ロナウド、そしてベンゼマの予想。GKは、わかりません。ま、予想は予想。モウは、わざとかどうか、わりとメディアの予想を裏切ることをしてくるような印象があるので、直前までのお楽しみということで。
カカが久しぶりに召集リスト入り。第3GKのヘススまで含めて19人の召集なので、おそらく自動的にカカはベンチ入りということでしょう。で、たぶんこの冬の移籍の話は終了した、ということか。
クリスチアーノは、この試合で警告をもらうとコパの大会の中での警告満了で、次の試合サスペンションになるようです。何か最近もらい慣れている感じがあるので、気を付けて。

試合はサンチアゴ・ベルナベウにて、現地21時キックオフ。

将来は

2013-01-29 07:26:23 | football
トレーニング再開
水曜に迫ったコパ・クラシコを前に、マドリーは休みなくトレーニング。ディエゴ・ロペスは移籍以来初めての、全員と揃ってのトレーニングです。ヘタフェ戦に出た選手のうち、セルヒオ・ラモス、コエントラン、モドリッチ、ディ・マリアは室内調整だったそうですが、モドリッチ以外は水曜に出られない選手ですね。他は特に問題なく、リカバリーメニューまたは通常のトレーニングを行ったようです。
ペペは変わらずリハビリ中のようですが、手術からもう1か月、そろそろピッチに出てきてもよさそうな気がするんだけど…まだなのかな。1週間くらい前に、ちょっと読んで載せなかった記事があるのですが、マドリーのディフェンス陣が控え組でもよくやっている、という内容と一緒に、近々ぺぺが検査を受けて結果が良好ならチームに合流するだろう、ということが書いてあったんですが、未だピッチでランニングしている様子もない(報道されてる範囲内では、ということですが)のを見ると…気の回しすぎかなー。


止めましょう

コパのバレンシア戦で負傷し、マドリーに戻ってから自力で病院に向かって検査を受け、帰って行ったイケル。の画像が、問題になっているというニュース。
写真は上のとおりですが、どうやら運転が妨げられるような腕の負傷をしている(包帯やギプスをしている?)時には、運転をしてはいけないとか、何か制限がある(はっきりわかりませんが、高速道を運転してはいけないとか)ようです。それを、しかるべき処分をするべきとある自動車学校(?)からスペインの交通局に訴えがあった様子。でも、証拠がこの画像だけなので、実際に市街地を走ったのか高速道を走ったのか、どうだったのか追及できないため、実際には訴えの対象にはならずに済みそうです。それでも「良いイメージを与えない」と交通局からは非難されているとのこと。

…あれ、やっぱりマズイと思ったんですよね…。日本だと相当非難されそうだなー。


久しぶりー
下の記事のコメント欄で、冷たい母さんからご紹介がありました。モリエンテス監督率いるレアル・マドリーのフベニールBは、現在カタールで開かれているAl Kass International Cupに出場中。カタールまで遠征したマドリーのフベニールBとモリエンテス監督を、カタールといえばこの人、みたいになってしまったラウルが訪問。久しぶりにこんな画が実現しました。ちなみにこの画像は、Al Saddの公式twitterから。


後半から4点

2013-01-28 07:13:51 | football

Animo Iker

12/13 Liga Espanola 1a division Joranada 21
Real Madrid C.F. 4-0 Getafe

マドリーのゴール:セルヒオ・ラモス(52)、クリスチアーノ・ロナウド(62、65、72=PK)

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アルベロアはベンチ外、ケディラとシャビ・アロンソのいつものピボーテもベンチスタートで、水曜のコパ・クラシコを睨んでかだいぶローテーションをしてきました。けど、お昼スタートだったせいか、ローテーションしての先発がうまくはまらなかったのか、前半はちょっと微妙。点が入れられる気もあんまりしないけど、マドリーがゴールする気配もあまり…。エジルやディ・マリアはそんなに悪い感じでもなかったし、チャンスは何度かありましたが。
ラモスが久しぶりに復活で右ラテラルで出てましたが、何か今シーズン時々右で出てるのを見ても、前ほど良い感じがしない…勘の問題かな。エッシェンとモドリッチのドブレピボーテでしたが、それなりに対応していたけど何か戸惑っているような感じが。モドリッチがケディラの代わりに前へ行くのかなと思ったけどわりと控えめな位置にいて、前へ行けばチャンスになったり面白い展開になるのに、もう少し積極的でも良かったかと思います。
で、後半頭から交代。前半からアップしていたケディラが出てきて、アルビオルが下がる。ちょっと意外でしたが、カードもらってたし、ここの所先発フル出場が続いていたので、コパを考えての休養かな。ケディラがピボーテに、エッシェンが右ラテラルに、ラモスがセントラルに、とポジション変更。で、このケディラが入ったのが良かった。なんでだろう。モドリッチ、ケディラどちらも良い感じに攻撃に顔を出せていて、これでチャンスがいくつも作れていたように思います。そういえば後半の方がラテラルもよく上がれていた気がする。CKからラモスがゴールする前は、ケディラ、コエントランがゴール前にいたくらいだし。
ラモスのゴールはちょっと揉めましたが、その後にクリスチアーノがハットトリック。1点目はマドリーのお家芸みたいになってしまった速攻カウンター。2点目はディ・マリアのスプーンみたいなクロスにヘディング、3点目はPK。そういえばPKも、ケディラのパスを受けようとしたモドリッチが倒された…だった気がする。坊やの前でクリスチアーノが決めきった試合でしたが、ケディラの効果も大きかったと思います。
あとはディフェンスはだいたい良かったと思います。アダンもそんなに仕事はなかったけど冷静に対応していたし、セントラルも、攻め込んでこられたら落ち着いて跳ね返す、という繰り返しで。前半はどうなることかと思いましたが(0-0とか頭に浮かんだ)、ローテーション、クリスチアーノやエジルも途中交代と戦力を休ませることもでき、良い流れでコパに向かえそうです。






一緒にパフォーマンスをする約束だったらしい

ヘタフェ戦前

2013-01-27 10:01:42 | football
ディエゴ・ロペスの1日

セビージャからマドリーへ移動、メディカルチェックを受け、契約にサインし、いきなり召集リスト入り、シルビーノ・ロウロと最初のトレーニングをし、最初のインタビューも受け、コンセントレーションへ。
忙しい1日でした。日本語にもなっているインタビューは、読んでいてディエゴ・ロペスの真面目な人となりがわかる感じでいいです。


リーガ第21節ヘタフェ戦召集リスト
GK:アダン、ヘスス、ディエゴ・ロペス
DF:バラン、セルヒオ・ラモス、コエントラン、カルバーリョ、マルセロ、アルベロア、アルビオル
MF:ケディラ、エジル、シャビ・アロンソ、エッシェン、モドリッチ、カジェホン、ディ・マリア
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン

負傷欠場:イケル、ペペ
監督判断による欠場:カカ、ナチョ、モラタ

「負傷欠場」の横に、長いことイケルの名前を書くことになるんだなあ…と今更ですがしみじみ。
セルヒオ・ラモスは、やはりサスペンションの5戦目は国王杯で消化する規定のようで、久しぶりに召集リスト入りしてきました。上で書いたように、ディエゴ・ロペスがいきなり召集リスト入りしていますが…でもさすがに、先発はアダンじゃないかなあ。ディフェンス陣と一緒に一度もやったことがない状態なのに、ディエゴ・ロペスがいきなり出場ってことはないと思いますが。ま、モウリーニョだから何をしてくるかはわかりません。
カカについては、モウリーニョははっきりと「ミランが良い解決法」とインタビューで言ってしまい、サスペンションも含めここ何試合か続けての召集外です。ミランとの話は破談になってしまいましたが、もしかしたらまだ話は生きているのかもしれないですし、以前のカペッロのベッカムに対する処置みたいに、シーズン中にミラノまで行って向こうの関係者と会って移籍濃厚な気配まで出してしまった以上、使わない気持ちになってしまうのかもしれない。
ナチョとモラタは召集から外れましたが、今週末、カスティージャはバルセロナBとフエラで対戦の予定。トリル監督は、ナチョとモラタの戦力を使いたがっているというような記事もありまして、2人はカスティージャの助っ人に。国王杯クラシコの前哨戦として、カスティージャにはがんばってほしい。


モウリーニョ50歳おめでとう
昨シーズンのリーガ優勝を決めたモウリーニョ胴上げの写真に、選手たちがサインを寄せ書きしてプレゼントにしたんだそうです。今年はケーキなしですが、今のモウが選手たちから喜んでケーキを贈られる図というのがまるっきり想像できないので、このくらいで良いのではないかと思います。ていうか、まだ50いってなかったんだ…。

サインの数がトップチーム人数に比べたら少ないような気がしたのですが、よく見ると、観客の上に金字でサインが書いてあったり、クリスチアーノは自分の身体の上に書いてたり。工夫してあります。


バランのスペイン語

試合前日でも選手が会見、という習慣がすっかりついてしまったマドリー。土曜日の記者会見担当はバランでした。聞き取りには同時通訳を頼っているようですが、ずいぶんと流暢にスペイン語を操っています。すごいなー。

イケルの手術

2013-01-26 06:50:51 | football
イケルの手術
マドリーのベアタ・マリア・アナ・デ・ヘスス病院にて、イケルの骨折した左手の手術が行われ、無事成功。専門家であるミゲル・デル・セッロ医師が執刀し、1時間ほどで終了したようです。公式では明言されていませんが、離脱期間は8週間から12週間という報道が。またさらに延びている……2か月から3か月ですか。今季のマルセロ(足の中足骨骨折)と同じくらいか。長いなあ…。

デル・セッロ医師(ASから)
「手術は、骨折を整復し、ボルト2つで破片を統合した。手術は非常にうまくいった。離脱期間は、8週間から12週間。どうなるか待って、期限について話したりしない方がいい。完全に再建される。」
「予想していたよりも良かった。(今夜は病院で過ごし)明日また来て治療をする。良い状態だが少し眠らなければ。ここから3週間で石膏を外し、影響が残らないようにしリハビリのために一歩一歩進む。ボトルは中に残る。長さ17mm、幅2mmだ。」


映像
直接貼れないのですが、La Sextaから、病院のイケル。3分ごろから。

ディエゴ・ロペス獲得

2013-01-26 06:22:59 | football
セビージャ公式は、ディエゴ・ロペスがレアル・マドリーに移籍することで、両クラブが合意したと発表。

こんな形で帰ってくることになるとは…何があるかわからないもんだなあ…。おかえりなさい。
でもアダン…やる気出してたところだっただろうに…。


マドリー公式
レアル・マドリーC.F.とセビージャF.C.は、ディエゴ・ロペスの移籍の件で合意に至った。クラブとは2016/2017シーズン終了までの契約を結ぶ。
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こちらでも出ました。しかも半年レンタルではなく完全移籍で、2016/17シーズン末までとかなり長期。各紙によると、移籍金は350万ユーロとのこと。
今シーズンが始まる前、長時間プレイできる場所を求めて移籍を望んでいたアダンの後釜、イケルと競わせる相手を、このタイミングで見つけてきたというわけですね。しかもカンテラ出身選手が武者修行を経て帰ってきたという形も取れて。
で、公式の紹介記事を読んで気づいた。イケルと歳が変わらないんですね。そんなだったとは、知らなかった…。(ディエゴ・ロペス・ロドリゲス、1981年11月3日、ルーゴ、パラデーラ生。196㎝、89㎏)。



ディエゴ・ロペス
「家に帰るなんてすごいこと。」「今日は移籍の動きが急に進んだ。僕の家に帰ることを考えて、すごくうれしい。僕のようなマドリディスタにとって、レアル・マドリーに帰るということは、自分のキャリアにおいて起こり得る最高のことなんだ。この素晴らしいチャレンジを始めるのが楽しみだよ。」
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土曜日にセビージャの仲間に別れを告げてマドリーへ移動、メディカルチェックを受けることになります。

クラシコの予定

2013-01-25 20:46:38 | football

イケルのいないGKトレーニング


国王杯、セミファイナル、クラシコ
最近、供給過多気味のクラシコ、国王杯の次の対戦相手はバルセロナになりました。
第1戦:1月30日(水)21時 サンチアゴ・ベルナベウ
第2戦:2月27日付近、日時未定、カンプ・ノウ

第2戦までちょっと間が空きますね。ちなみに国王杯第2戦クラシコの後は、3月2日にリーガ第26節ベルナベウでのクラシコ、そして3月5日にCLユナイテッド戦セカンドレグ。なんでこんなところにリーガのクラシコを置いた……(なんとなく後半戦のクラシコは、4月後半くらいにやる感じがしっくりくるんですが)。


ラモスの出場停止の適用
国王杯セルタ戦の第2戦で警告2つで退場、さらに審判に文句を言って総計5試合の出場停止を食らっているセルヒオ・ラモス。当初は、セルタ戦の後、リーガのオサスナ戦、バレンシア戦、国王杯のバレンシア戦2試合と出場停止をこなして、あとは週末のヘタフェ戦だけ…と思ったら、ちょっと違うようです。
ASによると、ここまで4試合のサスペンションは審判に暴言を吐いたことについてのもので、最後の1試合分のサスペンションは、セルタ戦でのドブレアマリージャに対応するものである。とすると、同じコンペティション(つまり国王杯)において適用されるものであるため、
1)セルヒオ・ラモスはヘタフェ戦に出場できる
2)その代り、国王杯セミファイナル第1戦には出場できない
ということになるんだそうです。何だかよくわからないシステムですが。国王杯の分はもう消化したよ、じゃだめってことのようで…。


イケル・カシージャス、14年で4度目の怪我
チームメイトのアルベロアに蹴られたレアル・マドリーのGK、イケル・カシージャスは、左手の第一中手骨の骨折で、自身のキャリアで4度目の負傷となった。1999年にデビューして以来14年の中では最も重傷で、最長8週間の離脱の可能性がある。
カシージャスは、自身のキャリアを通じて、ほとんど負傷をしない選手として通してきた。しかしながら今回、バレンシア戦におけるアクシデントで、彼自身にとってほとんど目新しいともいうべき事に慣れなければいけない。
イケルが初めて負傷したのは、2000年10月14日のこと。リーガのデポルティーボ戦で、サンチアゴ・ベルナベウで行われたこの試合は、3-0でマドリーが勝利をおさめた。
この試合の68分、カシージャスは筋肉を損傷し、念のためとして交代を申し出た。セサル・サンチェスが代わって入り、カシージャスはその次の試合、チャンピオンズ・リーグの1stフェイズ第4戦、レバークーゼン戦を欠場した。
しかし1週間後には、彼にとって初めてのカンプ・ノウでの試合に登場した。2000年10月21日のことで、ハムストリングの負傷を克服して出場したこの試合は、ポルトガル人ルイス・フィーゴが、何シーズンかを過ごしたスタジアムに帰るということで注目された、有名な試合となった。
その次は5年後、2005年3月のことだった。リーガでのベティス戦で、これもベルナベウでの試合。この時は、ボールが当たって左脚の外転筋が拘縮、54分でセサルと交代した。
この時、カシージャスはその次の試合には欠場せず、1-1で修了したメスタージャでの試合に登場した。その後の、チャンピオンズ・リーグのユヴェントス戦にも問題はなかった。
前回の負傷は、2007年8月20日。スペイン代表のトレーニング中で、ギリシャ代表との親善試合を控えていた。カシージャスはセスク・ファブレガスと接触、右膝の腱を強打、試合には出場できなかった。
不安と懸念の1週間を経て、アトレチコとのサンチアゴ・ベルナベウでのダービーに出場するまで回復した。レアル・マドリーは2-1で勝利、カシージャスは90分間プレイした。
最後に負傷してから6年、今回は、これまでで最も長い期間ピッチを離れることになる。医学的な情報筋によれば、最低でも4週間、最長で8週間。レアル・マドリーはこれまで、こんなにながくカピタンを欠いたことがない。


ネガティブ情報のまとめ:

フロレンティーノ・ペレス(一部抜粋)
「自分たちの目的達成のためにクラブやチームの安定を狂わすような嘘を用いるのは、さらにそれが国王杯準決勝に進出を決めた日になされるというのも含めて、私から見て倫理に反すること。こういったことはこれまでも行われているが、今後は繰り返されることはないだろう」
「スポーツの世界では、エンターテイメント的なものがあることは私も分かっている。ただそれがいったん嘘の境界線を越え、ここでの安定を狂わす狙いがあるのなら、私はこの組織を守るために立ち向かう。なぜなら私は会長でそれを守り抜く義務があるから。私は選手の意向も受けて話している」

イケル・カシージャス&セルヒオ・ラモス(一部抜粋)
「チームの、そして人間的にもプロとしても素晴らしいメンバーのキャプテンとして、虚偽とみなされる情報を保証するのに我々の名前やチームの他のメンバーの名前を使うようなことは断じて拒否する」

MARCAのマドリー分断ネタ(会長とカピタネスの食事会の席で、モウリーニョが来シーズンも続けるなら移籍する選手が出るよ、という最後通牒をカピタネスが突きつけたと、MARCAが報道)は、ついにフロレンティーノ・ペレスの会見という異例の事態に至りました。ペレスが、公式イベントを除いて、わざわざチームの出来事について話すなんてなかなかないことです。さらには、イケルとラモス連名で、報道の否定とモウリーニョを支持する公式声明も出されました。さすがに今回は、MARCAの報道がえげつなさすぎて、ペレスの言っていることが非常にごもっともに聞こえます。クラブの中が何から何までうまくいっている、チーム関係者全員が良好な関係にあるなんてことまでは信じませんが、低迷状態から持ち直して粛々と進もうとしているところ、ようやく落ち着きを取り戻して上向きになってきたところにこれでは、明らかにクラブ全体に対するダメージを与えようという意図が働いているんだと、思わざるをえなくなってしま。
モウリーニョがスペインのジャーナリストたちを邪険に扱い、狙ったような質問にも無愛想だったり人を食ったような答えしか返さないのが続いたせいか、マドリー寄りと言われるMARCAでも(そんな気はあんまりしないですが)、モウリーニョ憎しになってるんじゃないかと思います。それはそれとして嫌い合うのはいいんですが、でも一線を越えてチームにダメージを与えようと狙ったような報道は、さすがに記事のコメント欄のアンチマドリディスタですら、MARCAよくやったとはなってない感じ。MARCAの取締役?ディレクターが「読者に伝えねばならないのだ」みたいなこと言ってる記事も出してますが、コメント欄はMARCA批判の声の方が多い。マスコミのネタでクラブを(マドリーに限らず)ある方向に動かそうという力があるということは、何年か前に比べればずっと知れてきていることだろうし、やっぱりMARCAはやり過ぎた。
というか、どう考えても昨日のニュースで一番大きいのは、マドリーのカピタンが負傷で2か月出場できないだろう、ということだろうに、自分たちのネタ主張をずっとトップにでかでかと掲げ続けていた時点で、新聞の役割を成してないだろうと。昨今のマスコミの、読者の意識との乖離っぷりって、日本でもスペインあたりでも変わらないような気がしてきます…。

骨折、全治1か月の見込み(伸びました)

2013-01-24 18:58:01 | football
イケル、やっぱり骨折でした。CLのユナイテッド戦は無理そうですね……。
試合が終わってマドリーに戻ってきたのが午前2時35分。そこからイケルは、自分で運転してサニタス・ラ・モラレハ病院へ直行、30分ほどかけて検査を実施したそうです。で、24日付でマドリー公式に出たのが、

Parte médico de Iker Casillas
「サニタス・ラ・モラレハ病院に置いてX線検査などを行った最初の検査の結果、イケル・カシージャスは、左手の第1中手骨底の骨折を負っていることが判明した。今日、専門家によって、今後の治療を決定するための再検査が行われる。」
全治期間などは明らかにされていませんが、ASによれば「1か月の離脱」とのこと。




追加:離脱期間、6週間~8週間に伸びました・・・。
イケルがそんなに長期間いなくなるなんて。2001/2002シーズンに、デル・ボスケに外されてセサルにポジションを奪われた頃以来とか・・・?

明日、手術の予定。

勝ち抜け、イケル負傷

2013-01-24 07:30:22 | football



12/13 Copa del Rey 1/8 Vuelta
Valencia C.F. 1-1 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ(44)

勝ち抜けました。
終始劣勢というか、あまりいいところのなかった試合かもしれませんが、前半終了間際のゴールは大きかった。相手の対応の問題もあったかもしれないけど。アロンソのパスは、さすが。

イケルの負傷:ASとMARCAの記事を混ぜて
前半15分、セットプレイ崩れからアルベロアに左手を蹴られたカシージャスは、ピッチ上で数分治療を受けた後、プレイ続行を断念。最初の診断では、左手親指の筋肉(ASでは腱)の負傷。骨に異常はなく、打撲で晴れた状態。病院へは行かずにベンチでアイシング。負傷の程度、離脱期間は不明。



試合後のイケルのコメント
「怪我した瞬間、自分でわかったよ。何か良くない状態だと。メディコは楽観的だけど、こういう種類の怪我は十分に検査しないといけない。そういうのはそんなに好きではないけれど。自分がどうなってるかはわからないよ。ただ痛くて、指を動かすとそうなるようだ。親指だね。何もなければ良いと思うよ。メディコによると、そんなにドラマチックなことではないけれど、しかるべき検査が必要なんだそうだ。本当にすごく痛かった、まるでどこか骨折したみたいに。メディコは楽観的でいるけど、こういった手指の怪我は、すぐにたくさんのことがわかるわけじゃない。痛いよ。検査を受けることになると思う。」

痛いってことがよくわかりました・・・。

国王杯QF-Vuelta バレンシア戦召集選手

2013-01-23 07:01:03 | football
国王杯QF-Vuelta バレンシア戦召集選手
GK:イケル、アダン、トマス・メヒアス
DF:バラン、コエントラン、カルバーリョ、アルベロア、アルビオル、ナチョ
MF:ケディラ、エジル、アロンソ、エッシェン、モドリッチ、ディ・マリア、カジェホン
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン、モラタ

負傷欠場:ペペ
サスペンション:セルヒオ・ラモス
監督判断による欠場:マルセロ、カカ

モラタが久しぶりにトップチームの召集入り。一方で、ブラジル人2人が監督判断で外れています。カカのミランへの復帰話は現在頓挫していますが、再び召集から漏れたことで、移籍話は継続中ではという推測もされています。マルセロは…まだか。
試合は23日水曜日21時30分キックオフ。

召集リストの記事と並びで出ていたのが、ブラジル代表の召集からも、カカとマルセロが漏れているというニュース。2月6日にイングランドと親善試合をするそうです。


エジル、ファンタジーを加える
先日のリーガでのバレンシア戦後の記事。ちょっと日がたってしまいましたが。
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エジルは、レアル・マドリーで最も精妙な選手だ。チームには、クリスチアーノ・ロナウドやディ・マリア、イグアイン、ケディラのような他を圧倒する戦闘機が揃うが、メスト・エジルの軽量機も同じだけの破壊効果を持つ。
エジルは、アグレッシブなフットボールで仕留めるのではない。最も才能にあふれ想像力に富んだその精妙さで破壊していく。昨夜(日曜)もまたそうした。レアル・マドリーがすさまじい勢いであった前半、光の速さで攻撃が行われていた中で、その攻撃のスイッチを担っていた1人が、この素晴らしいドイツ人フットボーラーであった。
最高潮の瞬間は、41分にやって来た。彼が踵で素早いパスをクリスチアーノに落とし、ジエゴ・アウベスを破るシュートに。これで0-4となった。
エジルは再び彼の印を付けた。ディフェンス陣を破るこの踵で落とすパスを、チームメイトの殺し屋達は、手ぐすね引いて待ち望んでいる。彼らはこれを逃さない。もっと多くの場面でも見られるものだ。昨夜の試合はクリスチアーノ・ロナウドだったが、しかしベンゼマも、このドイツ人の技術をうまく利用している。2年前のチャンピオンズ・リーグ、アヤックス戦がそうだった。その大会の最優秀ゴールに選定されたものだ。
メスト・エジルは、最もダイレクトにゴールを狙うことに賭けているチームにあって、これほどのエレガントなプレイスタイルを持っている。ボールが彼を経由すると、何か変わったことが起こるだろうと言う確信を抱かせる。その源となるのは、ボールへの打撃ではなく、パスの正確さだ。それこそが、何よりも一番大きい。

エジルは、チームの5ゴールすべてに関わった。最初のゴールは、カウンターの基点となったもの。パーフェクトなボールがディ・マリアに送られ、イグアインへのアシストを生んだ。
クリスチアーノ・ロナウドへの踵で落としたパスについては既に触れた。真骨頂。楽しむための動きであるのは、これが、チームのスピードを上げたり、また時を止めたりすることができる、往時のブトラゲーニョのような、相手にとって決定的なものになるプレイであるためだ。彼はまた、ディ・マリアが決めた5点目のゴールにも直接的に絡んだ。これもまた完璧なアシストで、ディ・マリアが1対1でバレンシアのGKに対峙できるようにしたもの。これもまた素晴らしいものだった。
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おまけ:エジル人形
エジルのFBより。
「2013年6月から、僕は自分自身に会いに行けるようになる。その頃から「僕」は、ベルリンにあるマダム・タッソーの蝋人形館にいることになるから。現役のドイツ人サッカー選手で唯一、マダム・タッソーの蝋人形館に建てるのは名誉なことだし、ファンにそう選ばれたことが特に誇らしいよ。
ちょうどマドリーで「測られてきた」。蝋人形として僕がどんなふうになるか興味津々だよ。」

最初に画像を見て、エジルもう人形になったんだ、と思ってしまった。本物だった。測っている様子はこちら


今日は圧勝

2013-01-21 08:10:36 | football

12/13 Liga Espanola 1a division Jornada 20
Valencia 0-5 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:イグアイン(8)、ディ・マリア(34、45)、クリスチアーノ・ロナウド(36、41)

画像

いやー…ゴールってこんなに簡単に入るもんなんだなあと、嬉しいは嬉しいですが、ついしみじみとしてしまいました。10分余りで4ゴール。バレンシアの守備が効かなくてバタバタになってしまったところに、勢いに乗って前半で試合を決めちゃいました。
縦に飛び出していく、左右深いところからパスをつなぐ、クロスを入れる……何でかなあ、いろいろな動きがいつもより良かったし、選手間の息もうまく合っていて、とにかく良かったです。エジルが右でディ・マリアが中の方がうまくいくのかな。どんどん動いていくからポジションの話をしてもあまり意味はないかもしれませんが、ディ・マリアは別にサイドに置かないといけないわけでもなく、エジルをサイドに置いてもいいんだなあ、と今更ですが気づかされた感じ。どちらもそれぞれの長所を存分に出して、ゴール、アシストと良い仕事をしました。
ここのところのディ・マリアは、独りよがりでボールを失ったり他の選手と呼吸が合わなかったり、審判を批判する発言が取沙汰されたり、良い状況ではありませんでしたが、そんな中でここまでキレキレのプレイに戻ってくるのはすごい。これが続きますように。イグアインは、1回チャンスを逃しての直後、さらっとゴールを決めちゃいましたが、これが復帰後初ゴールですね。クリスチアーノは、モウリーニョの言葉が響いたのかどうか知りませんが、妙に力が入り過ぎてない感じが良かった。自分で力任せに打っちゃうんじゃないかと思ったところでのディ・マリアの最初のゴールにつながるパス、逆にそのあとに自分でニアをぶち抜くゴールも決めて、うまくプレイを選択する余裕があるんだなあと感心。
前半で5点も入ってしまったことで、予想どおりに後半はトーンダウンしてしまい、バレンシアにずいぶん攻め込まれてましたが、今度は守備の集中っぷりも目立つことになったように思います。アルビオルもバランも、黙々と仕事をこなしていて、ちょっと安心感すら感じてしまうほど。最後にはイケルがいて、危うそうな最後の瞬間もきっちり止めてくれていた。MARCAが「今シーズン最高のマドリー」とタイトルを掲げてますが、攻守どちらも良い面が見せられた、良い試合でした。

でも、まだバレンシア戦は終わらない。水曜に再びメスタージャでコパのvueltaがあります。大勝した後に、まったく同じ相手と同じスタジアムでやり直すというのは、変な感覚だしまた難しいものだろうと思います。今日の勢いをもって、ゼロから試合をするわけで。また良い結果になればいいなと思います。


兄も弟も
土曜日、カスティージャはビジャレアルをディ・ステファノスタジアムに迎え、これを5-0で撃破。けっこう珍しい記録なんじゃないかと思います。マドリディスタにとってはフィエスタな週末になったんじゃないでしょうか。




リーガのバレンシア戦前

2013-01-20 00:58:13 | football
リーガ20節バレンシア戦、召集選手
GK:イケル、アダン、トマス・メヒアス
DF:バラン、コエントラン、カルバーリョ、アルベロア、アルビオル、ナチョ
MF:ケディラ、エジル、シャビ・アロンソ、エッシェン、モドリッチ、カジェホン、ディ・マリア
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアイン

負傷欠場:ペペ、ヘスス
サスペンション:カカ、セルヒオ・ラモス
監督判断:モラタ、マルセロ

バレンシア3連戦の第2戦、リーガの折り返し最初の試合です。タイトル可能性の薄くなったリーガで、シャビ・アロンソを休ませるとか、コパに温存するのでカルバーリョも休ませるとか、再びアダンが先発になるだろう等々言われておりますが、どうなることか。リーガにはそこそこ見切りをつけ、コパとCLに注力というのは、それはそれでかまわない(仕方ない)とは思いますが、ただ実は振り返れば4位のベティスは3ポイント背後に迫っており…さすがにCLストレートイン枠を逃すわけにはいかないので、リーガでも全力で勝ちにいってほしいところです。苦手のフエラですけど。メスタージャですけど。
マルセロは召集外。火曜日のバレンシア戦には出ましたが、やはりまだ万全ではないとみなされているようで、今回はマドリーにて留守番となりました。
ヘススは膝の打撲のようで、第3GKにトマス・メヒアスが召集されています。でも、メヒアス、今夜試合があるカスティージャにも召集されているんですよね。今夜の試合に出て、遅れてバレンシア合流とかなるのかな…大変だ(でも前節も、パンプローナから帰った翌日の昼に試合に出ていたような気もします)。
ナチョは、今夜はカスティージャではなくトップチーム帯同。過ぎてしまいましたけど、23歳の誕生日おめでとう。

試合は1月20日(日)21時、メスタージャにて。


ラモスはどこに?
国王杯バレンシア戦後、2日間の休養を経て金曜からトレーニングを再開していたマドリーですが、偶々画像にも映像にも映っていないだけかもしれませんが、セルヒオ・ラモスの姿が見えないような…。サスペンションまっただ中で、トレーニングの場にいても仕方がないとか何とかで不在なのか。と思う一方で、そういえば11月頃には、腰の痛みを抱えたまま試合に出続けていたなんて話もありましたし、このサスペンション期間を、できる限りの休養or治療に当てたりしているのかも。


カカとミラン
ここ数日騒がしくなっているのが、カカのミランへの復帰が濃厚になってきたというニュース。コパの試合後の2日間の休養日を使って、カカはミラノへ行き、ガッリアーニに復帰の意思を伝えていたようです。ガッリアーニは、「3者(ミラン、カカ、マドリー)にとって良い状態になれば、カカは来るだろう」と発言、火曜日にはマドリー入りして交渉を行う予定だそうです。マドリー自体も、ガッリアーニとフロレンティーノ・ペレスの関係が良好であること、モウリーニョがカカをほとんど戦力としなくなり、そのパフォーマンスに満足もしていないことから、交渉には前向きと見られているようです。
ただしネックとなるのは、移籍の方法とカカの高額なサラリー。この辺りはイタリアのメディアがいろいろ出している情報がスペインメディアの情報と混ざって紹介されているので、どれがどのくらい信ぴょう性が高いとかよくわかりません。この冬のレンタルで合意間近とか、マドリーは2500万ユーロの移籍金を求めているとか、カカは給与引き下げに応じる(1050万ユーロ→750万ユーロ)が、ミランのサラリーキャップは450万ユーロだとか。


誰が聞いたか洩らしたか…創作したか
国王杯バレンシア戦後、勝利したにも関わらず、ロッカールームでモウリーニョとクリスチアーノ・ロナウドが怒鳴り合いを繰り広げたというニュースが出てまして(どうもロッカーの外まで声が聞こえたとか)、重要な選手としてむしろ特別に扱っていたであろうクリスチアーノとモウの諍いに、ついにここまで来たかと、スペイン中がワクワクしている今日この頃。MARCAには、間近で見て聞いてきたかのごとくのやり取りが載っています。

【試合後】
○2-0で終えた試合、モウリーニョは先にロッカールームに下がり、戻ってきた選手たちの背中を軽くたたいて褒めていた。しかしクリスチアーノが戻ってくると……
モウさん「最後15分、お前は消えてたぞクリス。ジョアン・ペレイラが右から攻めてきてたじゃないか。」
○CR、何を言われたのか信じられないといった感じでモウリーニョを見つめる。
モウさん「カップ戦でゴールは重要なんだってわかっているだろう。最後まで仕事をすることが必要なんだ。」
CR「僕は自分の人生をあなたに捧げてるんだ。そんな批判は公平じゃない。」
○クリスチアーノはモウの言葉に傷つき、声が大きくなったものの、攻撃的ではなかった。掴み合いも、誰かが割って入る必要もなかった。
○選手たちを祝福するべくロッカールームへ降りてきたフロレンティーノ・ペレスも、諍いがあったことをスタッフの1人から伝えられたものの、目撃はせず。そこにいたのは、コーチ陣とチームスタッフ、選手たちだけ。
【結局】
○クラブが調査や仲介に入ることも、何かの罰則を下すこともないだろう
○モウリーニョは、クリスチアーノの発言は重大なものではない、2度のチャンスを外して熱くなっていたのだし、と重大視していない様子
モウさん「クリスチアーノ彼自身以上に要求の高い者はいない。」
○今シーズン何度も起きている他の選手との諍いに比べたら「子供の遊び」である。
○ほかの選手のケースと言うのは、エジルの件でのラモスの処置とか、発奮させるためにイケルをベンチ行きにしたこととか、ディ・マリアの発言とか、コエントランの態度とか……。

このMARCAの記事についた読者コメントの中で一番評価が高かった、
『マルカは、神様のようにどこにでもおられ、すべてを聞き、そして誰もその姿を見ることはできない…』
というのに笑ってしまいました。2人の口論は本当だったとしても、その心情まで、見てきたように書き、真実として広まっていく。神様ですね。
今シーズンはもめごとだらけなので、この際、多少揉めるのはいいです。気にしないことにするので、とにかく勝ってください。
でもクリスチアーノの反論は、まったく反論になってない気がする。「おい、しっかりやれよ」「ひどい!僕の人生を…」て。


Cristiano Ronaldo(FB)

Thinking of tomorrow’s game. All together we can make it. Hala Madrid!

休養

2013-01-18 07:02:45 | football
国王杯QFバレンシア戦-vuelta 日程が決まりました
1月23日(水)21時30分キックオフ。


休養
MARCAの記事。かなりざっくり。
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モウリーニョは、バレンシアとの厳しい3連戦がわずかでも楽になるように、バッテリーをチャージできるよう、選手たちに2日間のオフを与えた。シーズンの中で努力を尽くしてきた何人かの選手たちにとっては、より必要な休養だが、マドリーがまだリーガのタイトルを争っていたら、こうした特権は利用できなかっただろう。モウリーニョは、シャビ・アロンソがピッチの中で全力を尽くすプロフェッショナルの最たる例であり、同選手には数日の休養が必要だと考えている。このためシャビ・アロンソは、日曜日の試合で休養となるか、少なくともベンチスタートになる可能性がある。
シャビ・アロンソはモウリーニョにとって替えの効かない選手ではあるが
、コパのセルタ戦で負った首の違和感を抱え続けており、休養は悪いことではない。チームの軸であるシャビ・アロンソ抜きでは、モウリーニョには問題となる。モウリーニョによれば、アロンソはチームの中でもより賢く、戦術的なセンスがある選手だ。試合を読むのにたけ、守備や攻撃でのトラブルを回避する。
しかしシャビ・アロンソは、来週水曜に行われるコパのバレンシア戦第2戦に、フレッシュで良いコンディションである必要がある。さらには、チャンピオンズリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦がある。ここでもし第1戦で警告を受けるようなことがあれば、オールド・トラフォードでの第2戦には出場できなくなる。
モウリーニョは、休養を与えることを評価しているが、常にそういわれているように、彼なしでは大変なことになるだろう。シャビ・アロンソは、首の違和感を抱えたままパンプローナでプレイしたが、それでも、チームの戦術的なバランスの助けとなっていた。ぺぺとセルヒオ・ラモス抜きで、リベロとしてプレイし、背後から試合をコントロールし、良い変化を創り出していた。

アロンソは、今シーズンのチーム内で、3番目に多い出場時間となっている。トータルで2,393分。最も多いのはクリスチアーノ・ロナウドの2,538分、次いでイケル・カシージャスの2,425分。明らかに、シャビはチームの中心となっている・モウリーニョは、日曜のリーガでのバレンシア戦で先発を変えてくるだろう。何人かの選手については、その3日後に控える国王杯のために、リザーブに置くだろう。
シャビ・アロンソには、休養を取るか、90分間出場はしないという選択肢がある。最初から出場するか、ベンチからか。決めるのは監督だ。モウリーニョはすでにパンプローナで、ローテーションをし、選手たちに出場時間を分け与える様子を見せた。オサスナ戦では、特にエジルが休養となった。今度はシャビ・アロンソではないだろうか。
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アルベロア、30歳
おめでとうございます。

国王杯:まず先勝

2013-01-16 07:29:32 | football



下から見上げるドヤ顔



12/13 Copa del Rey 1/8 Ida
Real Madrid C.F. 2-0 Valencia C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ(37)、グアルダード(73、O.G.)

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時間がないのでとりあえず短めに。

良かったこと
1.マルセロ復帰
2.無失点
3.勝てた

ついにマルセロが復帰! とはいっても、やはり久しぶりだったせいか、守備でも体がついていかない様子があったり攻撃に絡んでも精度があまりよくなかったり……それでも必死に走りまわっているのは嬉しかった。結局45分間しかもたなかったですが、今後良くなっていってくれるはず。
試合は苦しかったなー……。前半はまだ良かったと思いますが、後半の特に2点目が入るくらいまでは防戦してるだけのような感じで。だから2点目が入ったのは大きかった。コエントラン、やっぱり攻撃に参加すれば良いチャンスにつながるんだから、もっとやってほしいなと思います。
守備も相変わらず苦しい感じですが、無失点で守り切れたのは(それも3試合続けて)大きいと思います。イケルのセーブも、やっぱり安心感があるし心強かった。


良かったこと、付け足し
4.退場者がいなかった!

感想も追加
セントラルのカルバーリョとアルビオル、長く出場機会がなかった2人ですが、ここのところ1試合、2試合と出て、ちょっと感覚が戻ってきているような気が、しなくもないような。どっちも身体を張って、よくやってくれていたと思います。ただ、2人とも、たまに前に出て行くぶん、取り返されて反撃されると恐ろしいことになってましたが。でもそんなだからか、全体に守備の意識はあった方なのかな。最終ラインにはシャビ・アロンソがサポートに入ったり、今日は右ラテラルだったエッシェンも人には強くてよく対処していたり、後半途中から入ったディ・マリアも右サイドの守備にはよく戻っていたり。クリスチアーノも戻って、多少は守備してたようにも思いますが…とりあえず、あの決定的チャンスのどちらかは決めて欲しかった…。


観戦
苦労の原因の一つになっているこの2人、一緒に試合観戦。