けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

2014年

2014-12-31 23:14:32 | football

せっかくの1年を、(結果としても放送内容としても)ひどかった試合の記事で終わるのも癪なので、当ブログの記事で2014年を振り返り、月ごとにまとめました。


1月
勢いづいた、絶好調の1月。チームとして、公式戦8試合すべてにクリーンシートで勝利し首位に。選手個人としても、クリスチアーノがバロンドール受賞、懸案だったシャビ・アロンソの契約延長が決まり、膝を痛めていたヴァランが復帰……と、良いことづくめのスタートでした。



2月
1月の勢いを維持して難しい試合を乗り越えていった2月。リーガでは負けていたアトレチコに国王杯で勝利し勝ち抜け。CLが再開され、長年苦手にしていたドイツの地でシャルケを圧倒(1−6)。ヘセが各試合で大活躍していたのが、翌月との対比もあって、印象的な月でした。


3月
良い流れをさらに……といきたかった3月ですが、アルベロアの長期離脱、さらにシャルケ戦第2戦でのヘセの膝の十字靭帯断裂と、大きな怪我が続いた。特にヘセの負傷は、本人が絶好調真っ只中であっただけに、ショッキングでした。リーガでは、セビージャ、クラシコと連敗。


4月
ドイツ再び。CLドルトムント戦ではホームで大勝し、これまでのジンクスに負けない自信をさらに確かなものに(第2戦では冷や汗かくんですが)。ただ、クリスチアーノが負傷し、その後しばらくコンディションが不安定に……。
月の半ばには国王杯ファイナルがあり、バルサ相手に勝利、この年の最初のタイトルを手にしました。ベイルの独走ぶっちぎりゴールが何よりも印象的。さらに、再び再びドイツ。長年苦労させられてきたバイエルン相手に、ベルナベウで1-0、第2戦ではなんと0-4で圧勝。デシマに向けてチーム全体の勢いが高まっていく月になりました。




5月
デシマに向けた期待が一気に大きくなっていく一方で、どうにか粘ってきたリーガでは勝つべき試合を引き分けて勝ち点を落とし、わずかに残っていた可能性も失うことに。選手個々のコンデイションもかなりギリギリの状態で……そして迎えた決戦の日。絶体絶命の追い詰められた状態から、後半ロスタイムのラモスのゴール、ディ・マリアとベイルで撮った決勝点、マルセロの涙、最後はほとんど走れなくなっていたクリスチアーノの決めの雄叫び、そしてデシマ。お祭り気分で終わった月でした。




6月
W杯の月(グループリーグ)。選手たちは各国代表に散り、ブラジルでのW杯がスタートしました。ただ、シーズン中でがんばりすぎたせいか、マドリーの選手の大部分にとっては苦しい結果になった方が多かった。コエントランの負傷離脱、モドリッチも負傷を抱えたまま、全てが悪い方向に出たスペイン代表……。フランス代表の2人、実質アルゼンチン代表を支えていたディ・マリアと、価値を示していた選手たちもいましたが。

7月
まさかの大敗を喫したマルセロ@ブラジル、ファイナルではディ・マリアもケディラも負傷でいない、というW杯が終わり、そうしているうちにプレシーズンがスタート。モラタやカゼミロの移籍が決まり、クロースとハメスの加入が決まり……。
そして、ディ・ステファノが逝く。


8月
欧州スーパーカップ(セビージャ)には勝利したものの、スーペルコパ(アトレチコ)は取れず。7月末からプレシーズンの試合はほとんど勝てないまま開幕を迎えました。初戦は取ったものの、第2節では、2点先制からひっくり返されるという展開で、ソシエダに4-2で敗戦……。
ディエゴ・ロペスがミラノへ、絶対に出してはいけないと言われていた中でディ・マリアがユナイテッドへ、さらにシャビ・アロンソの突然の移籍劇。加入してきたのは、ケイロル・ナバス、チチャリート、あえて言うとフェルナンド・イエロも。それから、ベンゼマ、モドリッチの契約延長がされました。


9月
インターナショナルウィークを挟んで再開されたリーガで、アトレチコに敗戦し、開幕して1勝2敗。中盤の中心になる選手を2枚も失って、今シーズンの先行きが危ぶまれ……だと思っていたんですが、その後は失点はしても破壊力(大量得点)で結果をものにする、という試合が続いていきました。苦しい展開ながら気づくと勝っていたビジャレアル戦も大きかった。チームの中の雰囲気が良いのも、このころにはもう顕著でしたね。
ヴァランが契約延長。

10月
チームの好調さがはっきり見えてきた月。ゴールを連発するクリスチアーノ、ベンゼマ。クロースが中盤で欠かせない存在になり、イスコも先発に定着して活躍。アンフィールドで0-3勝利、そして、クラシコに快勝!負け知らずの月。


11月
順調に勝利を重ね、ヘセもトレーニングに復帰、各国代表でもそれぞれが活躍、と良いニュースばかり続いているように見えていましたが、ついに大きな損失が。代表選で負傷したモドリッチが、予想以上の大きな負傷で3ヶ月の離脱に。

12月
モドリッチの離脱はあったものの、チームはさらにさらに連勝を重ねていく。国王杯ではヘセが復帰し、その試合で復帰ゴール。リーガではクリスチアーノが今季4度目のハットトリック、CLではデビュー戦のメドランもゴール。良い雰囲気のままクラブW杯に参戦し、2つの試合を戦って、無事に今年4つめのタイトルを手に入れました。


2015年も良い1年になりますように。

親善試合:ミラン4-2マドリー

2014-12-31 03:22:24 | football

ドバイ・チャレンジカップ
ミラン4-2マドリー

マドリーのゴール:クリスチアーノ、ベンゼマ(PK)

内容は……まあ何をおいても負けてますし、何かいいところがあったかと言われると、これまでの公式戦の連勝記録を作ってきた各試合の一番悪かった試合から見てもかけ離れた内容なので、なんとも言いようがない。バカンス明けとか、無用の負傷・コンタクトを避けたとか、言い訳もあるかもしれませんが、だとしてもひどかった。ひどかったのは采配も。全員にチャンスを与えつつ勝ちたいなら、クリスチアーノは後半のセットで出した方がいいだろうし、そもそも前半と後半が逆だよな、と。でもアンチェのやることだからと贔屓目に見るなら、カンテラから召集された選手たちも含めて、公式戦では絶対にやらない組み合わせ、試合の動かし方をとにかくやりたかったのかもしれませんが。
なんとか少しでも良いところを探すなら、個人的にはヘセ。まだまだ昨シーズンの絶好調のヘセには距離があると思いますし、この試合も特に前半は影がうすい時間も長かったけど、力強いドリブルやゴールへ向かう意識が何度か見られるようになっていた。クリスチアーノのゴールまでドリブルを運びアシストしたのもよかったです。たぶん復帰して以来、45分以上出たのは今回が初めてじゃないでしょうか。どこかおかしな素振りもなかったし、この先の厳しい山場に向けてまだまだ上げていけるんじゃないかな、と期待してます。

プレシーズンも各種フレンドリーマッチにぜんぜん勝てないまま、でもシーズンが始まってからここまで立て直し成績を積んできました。次の試合は、年明け4日のバレンシア戦。22連勝にCWC優勝に、と浮かれぽんちで2014年が終わるところを、この負けで我に返って引き締めることができた、と言えるような準備をして臨んでほしいです。



ヘセ、試合後のコメント
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感触は?
「感触はより良くなっている、でも重要なのはチームのこと。ドバイから悪い感触で帰ることになってしまった。マドリーは常に勝たなければならないのに、良い試合ができなかったのだから。これはフレンドリーマッチ、僕たちが良い状態にあることが重要で、これまでの良い状態を続けてリーガに戻ることが必要だ。」

2015年にどう向かうか
「僕は回復しているし、だからプレイしているんだ。2、3週間前よりも感触は遥かに良い。地元で7日間の休暇を過ごして、そのうち6日間はトレーナーと一緒にトレーニングをしていた。膝の筋肉を強くするのにより多くの時間をかけてケアをしている。2015年には、僕の仲間たちと同じように臨む。僕たちが戦っていく全てのタイトルを目指していくという考えでね。」
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アンチェロッティ、試合後のコメント
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痛い敗戦?
「この敗戦はまったく傷がつくようなものではない。我々には1週間準備する時間があり、フィジカル的には素晴らしい状態だ。バカンスの後で、リズムを取り戻そうとしていた。我々は必要だと思うことをした。皆が45分間努力をしていた。今は1日休んで、それからメスタージャでの試合に向けて準備する期間が2日間ある。」

2014年を台無しにする終わり方?
「いや、我々はファンタスティックな1年を終わることをとても喜んでいる。良い試合をしたミランにとってこの結果は良いものだし、我々は良くなかったからこうなったということ。この敗戦が、我々が今年成し遂げてきたものを変えるだろうと言う人はいないだろう。もちろんノーだ。それから、我々はバルデベバスから良いニュースを受け取った。ラモスとマルセロは、良い状態でトレーニングをできたそうだ。」

ヘセ
「彼は完全に回復し、良いプレイをした。特に後半良かった。休んだことからは何の問題もない。」

ベイル
「我々にとって最も重要な選手のうちの1人で、移籍することはない。何の問題も、噂も、議論もない。」

ドバイでの歓迎
「我々はドバイにいるファンたちの愛情をもって滞在できた。マラケシュ(モロッコ)に足を踏み入れた時と同じように。いつも言うことだが、本当に素晴らしい。」
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おまけ(一番上に書いたのを移しました)
Jスポーツの実況解説与太話やってた3人。二度とマドリーの実況に関わるな。年末の無料放送で普段より見る人が多いこと、マドリーやミランのことをよく知らない人が多くいるだろうことがわかっていながら、特定の選手をなんの根拠があるのかわからないネタで貶しバカにしつづける。おふざけですんでー、っていえば何言ってもいいと思ってるんだろうな。名誉毀損レベルでしょう。選手本人に会いに行って、直接言ってみたら? あと倉敷アナ、マドリーの実況するたびに、ああマドリー嫌いなんだな、ろくに知識も仕入れてないし事前の試合も見てないなってわかるのに、なんで未だにリーガ通みたいな位置付けで顔突っ込んでくるんですか。本当にもうやめてほしい。大好きなチームの実況で好きなだけふざけ散らして真面目に試合してる選手をバカにしていればいい。この文章がスカパーの関係者の目に止まりますように。
(てか、スカパーサッカー自体、スペインのチーム全般に嫌いだよね)

ドバイで過ごす日

2014-12-30 10:07:40 | football

イスコとカルバハル
試合前日、アンチェロッティと共に記者会見に臨んだイスコとカルバハルのコメント。
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イスコ
「僕たちは2015年、厳しいスタートを迎える。でも2014年のフォームと連勝記録を続けていきたいと願っている。チームは準備ができていて、僕たちは困難な1月に立ち向かうのに十分な自信を持っている。」
「僕たちはドバイにやってきたところだ。この町について多くのことは知らなかったけど、素晴らしい歓迎を受けた。ミランについて特に話をすることはない。彼らの歴史、勝ち取ってきたタイトルのことを僕たちはよくわかっている。この美しい街で素晴らしい試合になるだろうし、できるだけ楽しむことを期待している。」
「ワールドチャンピオンのユニフォームを着ることは初めてで、とても興奮するものだ。それを体現するものだからね。すばらしい賞であり、手に入れるのは大変な努力がいった。今は楽しむことだ。」

カルバハル
「僕たちに見合った試合で、できるだけたくさん楽しめるように、準備し対戦したい。これからとても大変案1月がやってくるけど、この試合がその1月に向けた準備の助けになるだろう。欧州のカップを最も多く手にした2チームによる、特別な試合になるだろう。」
「このピッチで2つのビッグチームが対戦する、この試合を楽しみたいと思っているよ。」
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アンチェロッティ
ASと公式の記事を混ぜて。
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ミランとの対戦
「非常に特別な試合になるはずだ。私とミランには多くの歴史があり、ミランの監督との間にはすばらしい関係がある。私の選手の1人だったからね。私にとって特別な日となるだろう。」

真剣勝負になる?
「練習試合だということを、我々両チームともよくわかっているだろう。サッカーファンにとってはすばらしいショーになるはず。マドリーには素晴らしいイメージがあり、ここでそれを示したいと思っている。この土地での評判があり大きな愛を抱かれている。ここで戦う事、ミランと対戦することは名誉なことだ。私のミラン時代には素晴らしい思い出があるからね。」

ケディラ移籍の噂
「私は何も聞いていない、ただの噂だ。少なくとも6月30日まで彼は我々と共にいるだろう。」

12月30日の試合
「シーズンの初めからスケジュールに組み込まれていたものだ。フットボールにおいては、トレーニングしプロフェッショナルであること以上の秘密はない。この試合を、リーガ再開に向けた準備に当てるつもりだ。集中できている。チームが、すべてうまくいっていると信じている時には、過ちが訪れるもの。だから集中していなければいけないのだ。」

セルヒオ・ラモスの状態
「ラモスがいつ復帰できるかわかってはいないのだが、そう長いことにはならないだろう。彼は今日はマドリーでトレーニングをしている。今後の数日で状態がわかるだろう。」

ドバイのファン
「レアル・マドリーは非常に強いイメージがあり、ドバイにいられるのはとても喜ばしいこと。我々のサポーター達に勝利を捧げたい。ここでプレイすることは大きなモチベーションになる。さらにこの試合は、これから訪れる試合への良い準備にもなるだろう。ここには我々のファンがたくさんいて、大きな熱狂と愛情がある。ここへやってきてプレイし、我々のファンを喜ばせるのは我々にとってすばらしいことだ。」

皆に出場時間を
「ドバイまで遠征してきた選手は全員出場可能な状態だ。先発メンバーの名前を上げるつもりはないが、全員がプレイできる状態だ。いまマドリーにいつ選手たちは、起用できない。今週は、今後の試合に向けた準備という点で、非常に重要な週だ。次に対戦するチーム(リーガバレンシア戦)に向けてできるだけ最高の準備ができるよう、良い試合がしたい。素晴らしい流れをキープできるよう、十分に集中している。」
「今週、選手たちをフィジカル的に痛めつけるつもりはない、その必要はないのだから。彼らには休養が必要だ。できる限りベストを尽くしてこの試合を戦うつもりでいる。なぜなら勝利が勝利を活気づけるものだから。この結果の流れを楽しめることが嬉しいし、さらに続けていきたい。」

チャンピオンズ・リーグの目標
「昨シーズン同様、我々は戦えるチームだ。同じようにCLを勝ち取れるようベストを尽くしていくつもりだ。これまでチャンピオンズ・リーグを連覇したチームはないが、その歴史を変えるよう我々は挑戦していく。」

先発
「誰が出るかを選ぶのはいつでも難しいもの。しかし我々には非常にプロフェッショナリズムの高い選手たちがいて、何も問題は無い。全選手が我々には必要なのだ。多くの大会があり、どのタイトルのためにも戦っていきたいからだ。」

イタリア代表は?
「私の目標は、レアル・マドリーにとどまること。このクラブとこの選手たちと共にいて家にいるように感じているし、将来もここで続けていきたいと思っている。」

フェルナンド・トーレス
「トーレスのいるアトレチコと対戦するのはすばらしいものだろう。フェルナンドのベストを願っている。彼のことを知っているし、監督もした。選手としても人間としても、彼のことは好きだ。彼が家に帰ったこと、そしてそれが彼からベストのものを引き出す大きなモチベーション要因になることだろう。」
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サルガドさんが遊びに来ました


ということで
フェルナンド・トーレス、ついに「我が家」に帰還。ここ数日スペイン紙を賑わせていたフェルナンド・トーレスですが、アトレチコへの移籍(レンタル)が決まりました。
いいお金でリバプールにいった時、付いて回る金額からいって、もうリーガに戻ることはないだろうなあと思ってました。回り回って……やっぱりサッカーの世界は何が起こるかわからないものですね。
国王杯がありますので、かなりすぐ、対戦する可能性があります。

12月28日:トレーニング再開&公開

2014-12-29 09:31:11 | football








トレーニング再開&公開
クリスマス休暇を終えた28日、トレーニングが再開されました。この日はダブルセッション、ファンに公開されたのは夕方のセッションで、午前にもトレーニングがあったようです。
公開練習は、2014年に獲得した4つのトロフィーが飾られ、トレーニングウェアも例のピンク色、と何かすごく賑やかな雰囲気。皆、ものすごく寒そうですが。午前にもトレーニングがあったせいかミニゲームが中心だったようで、特にイスコの鮮やかな技術、フェイントからのゴールが称賛されております。
ちなみにクリスマス休暇をドバイで過ごしていたクリスチアーノ・ロナウドとベンゼマは、どうやら現地合流でOKとなったようで、トレーニングには不在。マルセロ、モドリッチ、コエントラン、セルヒオ・ラモスは、負傷、コンディション不良でピッチに出てきませんでした。CWCファイナルで無理を押して出場したと言っていたラモスですが、やっぱり負傷は負傷でしたか。





ミラン戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、コエントラン、カルバハル、アルベロア、ナチョ、ディエゴ・ジョレンテ
MF:ケディラ、クロース、ハメス、ベイル、イジャラ、イスコ、マルコス・ジョレンテ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート、ヘセ、ラウル・デ・トマス

選手たちはトレーニング終了後、夜にドバイに移動しました。試合が30日なのにもう移動するの?って感じですが、29日には、ドバイのレアル・マドリー・カフェのオープニングに選手たちが立ち会うイベントがあるそうで…いろいろ大人の事情が。


ドバイチャレンジカップ=トロフェオ・ベルナベウ
ASによると、30日にミランと対戦する「ドバイ・チャレンジカップ」ですが、通常であれば夏に行われるはずのトロフェオ・ベルナベウが、今年はスケジュールが立て込んで開催できなかったため、この大会を「トロフェオ・ベルナベウ」とすることに。1979年から続く大会をやらないまま2014年を終わるわけにはいかない、といったクラブ筋の人物のコメントもあったとのこと。

この後も長々と記事が続くんですが、面倒くさいのでこの辺で。ちなみにこれ、イノセンテです。12月28日でした。

今日からまた

2014-12-28 18:36:03 | football
あっという間にクリスマス休暇は過ぎていき、選手たちは今日の夕方(28日17時)からトレーニング再開です。トレーニングはバルデベバスでファンに向け公開される予定で、入場チケットは既に売り切れ(有料?)だとか。
ちなみにCWCの決勝で負傷したマルセロは、既にトレーニングを再開させているようです。


モドリッチ
クロアチアで2014年のプレイヤー・オブ・ジ・イヤーに選ばれたモドリッチ(4度目)のインタビュー、コメント。ザグレブの病院に子供たちを慰問した時の表彰だったようで、子供たちからの質問もあるようです。ASMARCAをくっつけて。
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2014年
「スポーツ面で最も成功した一年になった。レアル・マドリーで4つのタイトルを手にできた。チャンピオンズ・リーグも含めてね。今年は本当にすごい年だったよ。何によっても損なわれないものだ、この負傷にもね。来年がもっと良い年であればと願っているよ。」

負傷の回復について:
「すべてうまくいっている。今はまた別の検査を受けるところで、もしすべて順調なら、2015年にはリハビリの第二段階をスタートできる。2月の半ばにはプレイできるだろう。3か月の負傷だと聞かされた時は、すごく悲しかったし、脚を骨折した2009年のことを思い出した。でも最終的にはポジティブな面を見るようにした。アクシデントがあったとしても、今は、タイトルに向けた試合が始まる時に復帰できるのは良いことだ。」
「チームメイトは、いつ復帰できるかと尋ねてくれるけど、それは早く良くなるようにと、皆が思ってくれてるからだよ。マドリーは僕がいなくてもうまくいっている。僕の目標は、完全に良い状態に戻って準備ができてから、プレイすることだよ。」

カルロ・アンチェロッティの重要性
「ディ・マリアやシャビ・アロンソが移籍しても心配しなかった。クロースやハメスはセンセーショナルだったし、結果もより良いものとなってるくらいだから。アンチェロッティの出した結果には多くの信望が寄せられている。彼の落ち着きが助けになっている。何年にもわたってマドリーの監督でいられる人になるかもしれない。ユナイテッドにおけるファーガソンのようにね。」

チームメイト
「クリスチアーノは、バロン・ドールに値する。セルヒオ・ラモスは、世界最高のセントラルだ。カリスマを備えた勝者だし、何も恐れない。カルバハルも印象的だ。彼がマドリーの高いレベルに到達するだろうとはわかっていたけど、その力量は印象的なものだ。」

チャンピオンズ・リーグ
「マドリーは、この大会を連覇する最初のチームになると思っている。」

マドリーを離れることは
「ないよ、ない。最近新たな4年の契約にサインしたところだし、できたら、それからもレアル・マドリーにいたいね。」

髪は伸ばしてくれる?
「たぶんね。そうしようとしてるけど、まだ足りないかな。今の方がいいと言ってくれる人たちもたくさんいるんだけどね。」
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Feliz Navidad 2014-3
ヘセとパチェコ、ぺぺとチチャ、イジャラとケディラ、ナバスとハメスが追加されて、トップチーム全員分の年末の挨拶が揃いました。








Feliz Navidad 2014

2014-12-25 07:28:47 | football



よく休んで
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レアル・マドリーの完ぺきなシーズンだが、カルロ・アンチェロッティには懸念するものが2つある。1つめは、1月の厳しい連戦。2つめは、シーズンが始まってからの4ヶ月間で、何人もの選手に筋肉系の問題が発生したことだ。のべ12回の筋肉の負傷があったことになる。
これまでアンチェロッティは、どの負傷者が出ても、問題なく対応してきた。しかし、シーズンの重要な時期に選手たちが完ぺきな状態で臨めないことがあったり、あるいは長期離脱者が一時に集中することがあれば、それは懸念材料だ。12月初旬のモドリッチとハメスの負傷は危険信号だったが、最終的にハメスは予想よりも早い段階で復帰でき、負荷は小さいもので済んだ。
最初に筋肉損傷が起きたのはケディラ、8月下旬のアノエタでのことだった。肉離れで6週間の離脱となり、この機会に膝の手術もした。
その頃、クリスチアーノにも筋肉の疲労の症状があったことから、彼はアノエタでのプレイを回避。しかしいったん調子を取り戻すと、弱った様子を見せることはなかった。クリスチアーノと、クロース、イスコ、バランについては筋肉に問題を抱えた様子はなく、カルロ・アンチェロッティはこの点を喜んでいる。4人共チームにとってのキープレイヤーだからだ。

カルバハル、ペペ、ラモス、コエントラン、マルセロ、イジャラ、ケディラ、ハメス、モドリッチ、ベンゼマ、ベイル……実質的にほぼ全員が筋肉の問題を経験してきた。不屈に見えるセルヒオ・ラモスですら、負傷で離脱した。ラモスは、10月の初め頃にヒラメ筋を痛め、2週間離脱。またクラブワールドカップのファイナルも、負傷した状態でプレイした。ベイルもまた別の例になるが、錐体筋を痛めて20日間離脱した。最も重い負傷はモドリッチで、大腿直筋の筋断裂を負い3ヶ月の離脱とみられている。
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実はMARCAのこの記事、最後まで文章が終わらないままアップされてたんですが、意味は取れるので…。
代わる代わるだったせいか、怪我人が多い気はしてなかったですが、確かに皆ちょっとずつ離脱していましたね。ただ、筋肉系の怪我で長期離脱になるケースがほとんどなくて、これは、ちょっとおかしいと思った時点で休める状態なのが良いんじゃないかと思ったりもします。


追加
年々、参加する選手が減らされてるのが残念です。全員集まった席(おそらくクリスマス食事会の時)で撮っているんだから、全員分取ってくれればいいのに…。





ラモス、マルセロ、ヘセ

2014-12-22 21:57:17 | football
セルヒオ・ラモス
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Q:クラブワールドカップ優勝をどのように祝いましたか?
A:マドリーに着いてから、僕たちはちょっと飲みに行った。お祝いと休暇を祝してね。店に入っていったら拍手をしてくれる人たちもいた。そいう時間を分かち合えるのはすごく嬉しいことだ。

Q:負傷していたのに出場したのはリスクだったのではありませんか?
A:リスクは少しあった。クルス・アスル戦が終わった時に痛みがあって、何かあったなと思った。確認のためにMRI検査をしたら、グレード2の損傷だとわかった。3週間かかると言われた。でも、特別な時だ。UEFAチャンピオンズ・リーグを優勝した結果であり、毎日プレイできるようなものではない。それに、僕が唯一持っていないタイトルだ。だから筋肉を補強して80分間耐えた。幸運にもうまく行ったよ。

Q:セットプレーからのオープニングゴールでした。
A:クロースがすごく良いボールを蹴れるから、セットプレーについて僕たちはいろいろとコミュニケーションを取っている。相手が僕の後ろに着いていたから、セットプレーからゴールを決められた。個人としてもものすごく嬉しいし、良いトレーニングをしてきた結果だ。

Q:サン・ロレンソはハードでしたか?
A:彼らはテンションがとても高かったね。コーナーキックの場面でスクリーンになったり、つかんだり…でも僕たちはセットプレーからゴールを決められた。

Q:目を隠して、ラウルのように親指で背番号を指すゴールセレブレーションをしたのはなぜですか?
A:あの祝い方は、ペドロ・チュエカ(理学療法士)に捧げたもので、だから片目を隠したんだ。それに、誰かあこがれる人がいるとしたら、それはラウルだから。彼がいた頃のあのゴールセレブレーションが大好きだったし、昨日はそれをやるのに理想的な時だと思ったから。でも、誰かにメッセージを送りたいと思ったんじゃないよ。

Q:MVPのトロフィーはどこにありますか?
A:自宅のリビングルームで、まだ動かしていないよ。あれは個人の働きへの賞で嬉しいことだけれど、でもそれはチームの仲間のおかげだ。キャビネットに飾る場所を作るよ。

Q:クリスチアーノが羨んでいるのでは?
A:クリスチアーノは生まれながらの勝者、負けることを決して好まない。彼が僕のために喜んでくれているのはわかっているし、彼が気にしているとは考えなかったよ。彼にはたくさんの個人の賞がもうあるからね。

Q:2014年は最高の年になったのでは?
A:そうだね、プロフェッショナルのレベルでも個人のレベルでも、僕の人生において最も重要な年だ。今年は父親になったし、それに4つのタイトルを手にできた。

Q:そして中等義務教育を修了した。
A:残念なことに、僕は15歳で学校を辞めた。カパロスがトップチームに召集したから。学校へ戻ることはいつでも良いことだ。それが多くの人に笑われる理由になるとしてもね。とにかく、数年前から始めたのが、終了できたんだ。自分自身に課した目標をすべて達成してきているのは良いことだし、今は読んだり勉強したりするのにもっと時間をかけられる。

Q:この全体の中でアンチェロッティの役割とは?
A:彼は特別だ。ロッカールームの中で、驚くべき仕事をしている。彼はこのとおり喜びを取り戻している。それが全員に伝わり、あらゆる場所に及んでいる。このクラブには選手たちのことを理解する人間が必要で、アンチェロッティはそれにぴったりだ。彼もプレイしていたから。

Q:あなたの契約について話題にされた後で、サッキと話をしましたか?
A:彼が、悪意があってそういうことをしたとは思っていない。誰にも契約更新の話をしていなかったから、驚いたよ。そのことは兄に任せてある。今の状況について話し合ったけど、お金の話はしていない。親しい関係だけど、その問題については誰にも話していない。
(※先日、アリゴ・サッキがマドリーを訪問した数日後、イタリアメディアに対し、ラモスの契約交渉はうまく行っていない、マドリー側の金額評価が低い、といった趣旨のことを話したらしい)

Q:マドリーとすぐに契約延長をしますか?
A:まったく心配していないことだ。まだ2年の契約があり、クラブに対して何も声をかけていない。話し合いをする機会は得ているが、急いではいない。クラブ次第のことで、僕ではない。

Q:あなたとフロレンティーノ・ペレスとの関係は?
A:彼には感謝しているよ。彼が世界最高のクラブに連れてきてくれたことで、僕は夢を達成できた。ずっと感謝し続けることだろう。僕たちの関係はとても親しいもので、よく話をしている。いろいろなことがあったけれど、常に敬意を抱いている。でも僕の契約の話は、兄と父のものだ。

Q:(代表への)貢献についてのやり取りがあった後で、ファブレガスとの関係は改善しましたか?
A:セスクとは常にとても良い関係をもっている。代表で長い間ロッカールームを共にして、違いが生じただけだ。でももう忘れたこと。電話ではっきりさせたよ。直接会った方が良かったけど。僕たちにはお互いに良いフィーリングがあるし、若い選手たちのお手本にならないといけない。

Q:モウリーニョが、あなたについて医学の修士号を持ってないだろうと言ったことは、腹立たしかったのでは?
A:僕は、言わなければならないことを言った。彼はチェルシーで非常にうまくやっているし、僕はここでそうしている。これまで関わったすべての監督に対してと同様に、彼にも幸運を祈っているよ。
(※11月の代表戦の際、チェルシーのセスクは負傷を理由に代表を辞退。チームを優先させるため、微妙なコンディション不良で代表を辞退するケースが散見されることもあってか、ラモスは、セスクを名指しはしていないが、代表にもクラブと同等の責任感を持つべきと発言。これに引っかかったセスクが、文句が言いたいならはっきり言えとラモスを批判。モウリーニョも、ラモスは怪我のことがわかっているのかという意味で、医学の専門知識があるのかといった皮肉発言をした)。
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マルセロ
サン・ロレンソとのファイナル、まもなく前半も終わるかという時間帯に、マルセロは左大腿部に痛みを感じ、43分でコエントランと交代。表彰式ではあまり普段と変わらない様子で飛び跳ねていましたが…ASによれば、予想よりも軽傷で、1月4日のバレンシア戦に間に合うだろうとのこと。しかしMARCAによれば、全治3週間。バレンシア戦はもちろん、コパのアトレチコ戦(第1戦)にも間に合わないだろうとの予測。
さてどっちが正しいのか?ですが……まあ、マルセロも今シーズンはずっと先発出ずっぱりで休みもないのが心配なくらいだったので、ここでちょっと休むのも良いことかもしれません。幸いにもコエントランは元気そうだし、いざとなればナチョでもアルベロアでもいけるポジションですし。寒い時期なので無理をせず、完治させて元気に戻ってきてくれれば、それでいいと思います。



ヘセのクリスマス
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ヘセは、膝の負傷からは完全に回復している。しかし、できるだけ早く、自身のベストコンディションを取り戻したいと望んでいる。だからクリスマスに休むつもりはない。昨日ヘセは、クラブのトレーナーを伴って故郷のグラン・カナリアに向かった。コンディションを整えるトレーニングを続け、ベストの状態を取り戻すために。
召集リストに再び入るようになってから20日間で、ヘセは80分間プレイした(コルネージャ戦で34分、ルドゴレツ戦で31分、クルス・アスル戦で15分)。膝の違和感もない(既に最近のトレーニングでは問題の箇所にテーピングもしていない様子が見て取れる)。コパの試合ではゴールも決め(トップチーム出場1277分間で9ゴール目)、気持ちも盛り上がった。しかし彼は同時に正直でもあった。「まだリズムが取り戻せていない」。だから休まないつもりなのだ。
負傷してからの259日間に及ぶ試練の中で、彼が耳にしたアンチェロッティの言葉は、心を離れないものだろう。「ヘセがいたら、リーガの結果は違うものになっていただろう」。この言葉はアンチェロッティのヘセに対する信頼を表すものであり、ヘセ自身もそれに報いる最高の方法は、クリスマス休暇後にマドリーを待ち構えている1月の厳しい時期に、トップの状態で戻ることだと考えている(バレンシア、アトレチコと2戦、エスパニョール、ヘタフェ、コルドバ、さらにコパでバルサと2度戦う可能性も)。
さらに、ヘセが宿題を持って帰るのはこれが初めてではない。昨夏も、クラブの理学療法士であるカルロス・エレディアがグラン・カナリアに着いていき、膝の強化を助けた。今回の目標は異なる。昨シーズンのように再び輝くために、フィジカル面の細部を磨き上げることを望んでいる。さらに目指す水平線には、彼にとって特別な再試合が待っている。彼が負傷した時の相手、シャルケとの戦い。
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復帰した国王杯でのプレイも、その後の試合も見ていますが、ヘセ自身がおそらく実感しているとおり、リズムというか勘所というか、他の選手との呼吸というか、まだ取戻しきれていないように感じるところもあり。完全に戻るにはまだ時間がかかるんだなあと感じています。試合に出ないと取り戻せないこともあるのかな…。本人としては、のんびりしてもいられないでしょうが、少しずつ戻っていければそれでいい、と思ってます。

22、2014年の締めくくり

2014-12-21 18:28:33 | football



FIFA Club World Cup Final
Real Madrid C.F. 2-0 San Lorenzo

マドリーのゴール:セルヒオ・ラモス、ベイル

試合としては良いものではなかったと思いますが、何がどう転ぶかわからない決勝、慣れていない対戦相手、勝って当たり前みたいな空気……等のトラップになりそうな諸条件もあった中で、無事に勝利。連勝記録を22に伸ばしたこともですが、良い流れを持ったまま、未達のタイトルを獲って「ラ・デシマ」の2014年を締めくくることができた、というのが嬉しいです。国王杯、CL、UEFAスーパーカップ、そしてこのクラブワールドカップ、と4タイトル……次はリーガが欲しいなあ。

南米らしい、アルゼンチンらしいサン・ロレンソ。試合開始から、ガツガツ行ってマドリーには自由にさせず選手を苛立たせる…といういかにもアルゼンチンの真剣勝負という感じでした。実際マドリーはボールを持って圧倒していても、普段らしい動きはなかなかできてなかったように思います。狙われて削られまくったクロースも早々にキレかけてたし、ラモスやカルバハルもすぐに警告を受けてしまったり、と熱くなりすぎた選手も。また前線も思うようにボールを受けられなくて、クリスチアーノやハメスのボールタッチ数が少なかったり。マルセロ&カルバハルのラテラルも、前半はなかなか上がってこなくて(これなくて?)、特に左サイドがあまり稼働してない感じがしました。圧倒はしていてもゴールが決まらない。前半30分過ぎまで0-0で、このまま前半終わるようなら嫌だなあという感じもしていたところ。
やっぱり、ここでのラモスのゴールは大きかったですね。思い返せばCLのセミファイナルバイエルン戦での2発、CLファイナルでの劇的同点ゴール、今大会でのセミファイナル、ファイナルの連続ゴール…と、大舞台になればなるほどヘディングが決まるらしい。MVPとなったのも納得のインパクト、ゴールでした。試合後のインタビューを見ると、結局多少の無理を押しながらの出場だったようですが、出場するだけの価値も意味もあったんだなあ…と。まあ、無理しないでほしいのはいつでも同じなんですが。
特に前半はほとんどチャンスを作らせない展開で進みましたが、それでも1-0では不安…と思っていたところ、後半早々に追加点。守り続けていたサン・ロレンソも前に出て行こうとしたのか前半より回るようになったかな?と思ったところ。イスコの振りの早いパスを受けたベイルがシュート。厳しいシュートではなかったと思いますが、サン・ロレンソのGKは止められず、これで2-0。ベイルも、国王杯ファイナルのあの独走ゴール、CLファイナルの決勝点、そして今大会もセミファイナル、ファイナルとゴール。正直なところベイルは、試合の中で影が薄くなることもあったり、試合によって目だったり目だたなかったり…と安定感はまだまだな気がしますが、その分予測しがたい武器というか、試合の流れに関係なく何かしてくれるような、そんな存在になっている感じがします。
リードした後は試合が落ち着いていったというか停滞していってそのまま終了…という感じもありましたが、相手のハードさは最後までほとんど変わらなかったので、無理をせずに守りを意識していった結果かなと思います。

唯一心配なのは、ハムストリングを痛めたらしいマルセロ、他にも踏まれたり蹴られたりと痛そうな様子を見せていた選手たち(ベンゼマとか)のコンディション。マルセロが一番問題が大きいかと思いますが、カップをもらった歓喜の中で飛び跳ねてたし…しかもいいタイミングでクリスマス休暇。大きく後を引くことはないんじゃないかと思います。







イケル・カシージャス
〇この試合が、マドリーでの公式戦700試合目の出場。試合後のセレブレーションの最中には、フロレンティーノ・ペレスから「700」の特別ユニフォームを贈呈される。
〇史上初めて、8つの大会で優勝杯を掲げたキャプテンに。
 ・ワールドカップ(1回)
 ・ユーロ(2回)
 ・チャンピオンズ・リーグ(3回)
 ・リーガ・エスパニョーラ(5回)
 ・コパ・デル・レイ(2回)
 ・欧州スーパーカップ(2回)
 ・スペイン・スーペルコパ(4回)
 ・クラブワールドカップ(1回)

※出場した選手としてではなく、すべて「キャプテンとして」。サッカー好きの友人に、「カシージャスがカップを掲げる姿は見飽きた」と言われるわけです…。



スケジュール
今回のタイトルについては、特に公式イベントやシベーレスでの祝祭はなく、選手たちはそのまま短い休暇入り。マドリーに戻らずそれぞれの目的地に向かった選手たちもいたそうです(クリスチアーノはリスボンへ、南米、中南米組はマドリーからそれぞれの故郷へ…)。バカンス明けは、
12月28日:トレーニング再開(バルデベバス、公開になる可能性)
12月30日:親善試合ACミラン戦(ドバイ)
 1月4日:リーガ第17節バレンシア戦(バレンシア)
 1月7日:国王杯Octavosアトレチコ戦(ビセンテ・カルデロン)
 1月10日:リーガ第18節エスパニョール戦(サンチアゴ・ベルナベウ)

このクラブワールドカップのマドリディスタへのお披露目は、1月10日までお預けということに。

最終調整

2014-12-20 11:21:37 | football



土曜の夜にCWCファイナルを控え、金曜の夕方、選手たちは現地で最終調整を行いました。注目されている点の1つは、負傷者の回復状況。トレーニングに先立って行われたプレスカンファレンスで、「セルヒオ・ラモスやハメスを先発させるのは、負傷を再発させるリスクがあるのでは?」と質問されたアンチェロッティは次のようにコメント。

「その2人の状況は異なる。ハメスはノーリスク。水曜からチームと一緒にトレーニングをしているからだ。ラモスの場合は状況が異なる。筋肉に危険はないだろうが、トレーニングを終えてからその感触を確かめる必要がある。一緒になって決定を下すことになるだろう。メディカルスタッフの意見もまた重要だ。」

とのこと。ラモスはトレーニングを無事に終え、ファイナルに向けた「召集選手」にも名前が入っていますが、試合に出るかどうかは直前までわからなさそうです。


モドリッチが来た!
試合当日に間に合う程度かと思ったら、モドリッチは、一旦マドリーに戻っていたフロレンティーノ・ペレスと一緒に、プライベート機で金曜に到着しました。チームと一緒にコンセントレーションに入り、トレーニングでも一緒。







27歳
12月19日は、カリム・ベンゼマ27歳の誕生日でした。祝われています。


引き続きモロッコより

2014-12-19 07:07:49 | football
国王杯、次の相手はアトレチコ・マドリー


CWCファイナルの相手はサン・ロレンソ(アルゼンチン)




トレーニング
モロッコとスペインは近いからいったん帰国する等言われてましたが、チームは結局そのまま現地で調整を続けています。
クルスアスル戦で大腿部の筋肉を痛めていたセルヒオ・ラモスは、まだ全体練習に合流できず。ファイナルには間に合うだろうという見方もあるようです。が、ペペもバランもナチョもいるし、リスクを犯すことはないだろう…とは思うんですが。
一方でハメスはほぼ完治、回復した状態のようで、全体と一緒のトレーニング。ファイナルに出てくる可能性も高くなってきました。


トップチーム全員が揃う
フロレンティーノ・ペレスも含めチームのほぼすべてがモロッコに移動しているマドリー。「ほぼ」というのは、マドリーに残ってリハビリを続けているモドリッチがいるから。そのモドリッチ、土曜のファイナルの際にはモロッコへ向かい、チームの戦いをスタンドから見届けるつもりだそうです。


仕事
ベイル、ベンゼマ、クロース、イジャラの4人が、マラケシュでのアディダスショップのイベント(マドリーオフィシャルショップのオープン)に参加。



21、CWCファイナルへ

2014-12-17 07:16:28 | football



FIFA Club World Cup Morocco 2014 Semi-final
Cruz Azul 0-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:セルヒオ・ラモス、ベンゼマ、ベイル、イスコ!

先制点は、セットプレーから。カルバハルが身体を張って得たFKをクロースが蹴り、ラモスが迫力のヘディング。流れの中からでなくても、こういうゴールで勢いがつくのはいいですね。しかもマドリディスタは、ラモスがヘディングを決める度に「92分48秒」を思い出せるという幸せ……。2点目は右サイドを突破したカルバハルのマイナスのクロスに、後ろから飛び込んできたベンゼマが上手く合わせて。ベンゼマも上手かったし、この試合通じていい動きでしたが、今日はカルバハルも印象的な活躍でした。3点目は、手早く少ない人数で攻め込んでクリスチアーノからベイルへ。4点目はクリスチアーノからパスを受けたイスコが、狭い中をさらに交わして蹴りこみ、ゴール。クリスチアーノは何度かゴールチャンスがあり、周りもサポートする動きをしたりもしてましたが、決められず。今日はアシストの人でした。でも、ゴールがない代わりに2アシストできているところが、やっぱりさすが……。
守る方では、イケルの2つのシーン。ラモスが与えてしまったペナルティを再び止め、さらには1対1のシーンも落ち着いて裁くという、アルメリア戦に続いての印象的な活躍でした。

現状のフルメンバーを並べて臨んだクルス・アスル戦。しっかり守り、攻撃も粘り強い、しかも慣れない相手。最初はやはりちょっと固い感じがしましたが、どんな形であれゴールが決まり出し、ペースを握り、ピンチをしのぎ…終わってみれば4-0の勝利で21連勝目。途中で緩んだ時間も局面もありましたが、どの選手もそれぞれの仕事をし、真面目に試合に臨んだことがきちんと結果になった、という感じがしました。ということで、CWCファイナルへ。

あとは気になるのは、ラモスのコンディションですね。アンチェロッティは心配なものではないだろう、と言っていますが(アンチェはいつもそう言う)。








CL決勝トーナメント抽選

2014-12-15 20:20:11 | football




マドリーの対戦相手は、再びシャルケに。昨シーズンのシャルケ戦の記憶は、ヘセが怪我したところで止まってる……。


日程
2月17日(火):3月11日(水)
 PSG vs チェルシー
 シャクタール vs バイエルン
2月18日(水):3月10日(火)
 シャルケ vs レアル・マドリー
 バーゼル vs ポルト
2月24日(火):3月18日(水)
 マンチェスター・シティ vs バルセロナ
 ユベントス vs ドルトムント
2月25日(水):3月17日(火)
 レバークーゼン vs アトレチコ
 アーセナル vs モナコ

ラバト→マラケシュ

2014-12-15 07:29:19 | football

ラバト→マラケシュ
マドリーがクルス・アスルとクラブW杯準決勝を戦う予定だったラバトのピッチが、ひとつ下の記事で紹介したとおりの荒れっぷりで、これを憂慮したFIFAは、なんと開催地をマラケシュに変更してしまいました。
これ、選手のためにはありがたいことかもしれませんが……開催側がこれまでしてきた準備のことや、「マドリーが来る!」とチケット買って楽しみにしていたファンもたくさんいただろうに……と思うと複雑ですね。埼スタで試合がある、と思ってチケットを買って楽しみに待っていたのに、コンディション悪いからトヨスタでやります、なんて言われたら大混乱ですよね……。
これであのびしょ濡れのピッチでやらなくて済むことにはなりましたが、その一方で、火曜のクルス・アスルvsマドリー、水曜のサン・ロレンソvsオークランド、土曜の3位決定戦、ファイナル、とすべてマラケシュのスタジアムでやることになるようで、ファイナルの時点でのピッチ状態ってどうなってるんだろうかと、逆方向にも心配。


予定通り
急遽スタジアムが変わるという状況ではありますが、マドリーは日曜日、バルデベバスでのトレーニングを済ませた後、予定通りラバトに移動しました。ここでコンセントレーションを行い、マラケシュに移動するようです。当日にか前日にかはまだ不明ですが。


本日
スペイン時間12時、日本時間20時より、CL決勝トーナメントの組み合わせ抽選が行われます。

20、そしてCWCへ

2014-12-14 12:39:21 | football


14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 15
Almeria 1-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:イスコゴラッソ、ベイルヘディング、クリスチアーノ・ロナウド×2

まる一日時間がたってしまったので、簡単に。
結果として20連勝達成となった勝ち試合でしたが、連勝しているからと言って楽に勝ってる試合ばかりではないんですよね。この試合も厳しい流れもあったし、リードしていても安心できない時間帯も長かった。
アルメリア、下位ではありますが、試合開始からラインは高くしっかり攻め込んできて、最初の10分間はマドリーは試合を支配されている感じがしました。その後マドリーが反撃、停滞の時間を経て……やっと先制。でもこのイスコのゴールはゴラッソでした。ボールを動かしつつフェイントをかけて、曲げて入る、みたいな。その後ゴラッソ返しで同点にされたものの、CKからいったん建て直して、クロースのクロスにベイルが頭で合わせて、リードして後半へ。(余談ですが、この試合ではクロースのクロスと、クロースのシュートがクロスバーとが見られ…まあいいや)。
後半、マドリーはなかなか次のゴールが決まらず。試合全体では優位でも、同点に追いつかれたら流れがおかしくなりそう…という危機感がある中、ついにマルセロがエリア内でファウルを取られてしまい、PKに。でもこれをイケルが止めました! ペナルティをイケルが止めたのって久しぶりだなあ…としみじみしちゃいましたが、これは本当に大きなプレイ、この試合の行方を決定づけるようなものだったと思います。追いつけそうで追いつけない感をアルメリアに与えたような。何度もチャンスを作りながら突き離せないでいたマドリーも、前の3人でゴールを取りに行き、さらにカルバハルの突破からのクロスで、とクリスチアーノが2得点。無事に今年最後のリーガの試合を乗り切りました。





さて、クラブW杯
準決勝1
12月16日(火)20時30分(日本時間17日午前4時30分)
クルス・アスール(メキシコ)vs レアル・マドリー
@Stade Prince Moulay Abdellah(ラバト)

開催地はモロッコ。せっかくのマドリーを日本で見られないことが残念ですが、マドリーとモロッコ(準決勝のラバト)のフライトタイムは1時間少々。ドイツとかイングランドに飛ぶよりも近いんですね。大会期間中に現地に滞在せずマドリーに戻るなんて話がありましたが、確かにこの距離なら。選手の負担は最小限で済むのではないかと思います。
(それでも前泊はするようで、ASなんかには、滞在するホテルはこれ、と豪華ホテルが紹介されてます)
連勝の良いチーム状態で臨む大会ではありますが、普段戦い慣れていないリーグの対戦相手、疲労の蓄積、怪我人の回復…等心配なこともある中で、一番気になったのはこれ。







昨日のクルス・アスルとシドニーの試合の様子。雨がひどかったようですが、ピッチから水がはけていない…プールというか田んぼというか。こうなると、プレイの精度&怪我の心配が出てきます。試合日までにピッチの状態が良くなっていること、雨が降らないことを願っています。