けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

16連勝

2014-11-30 20:13:25 | football


14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 13
Malaga 1-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ベンゼマ、ベイル

一時のように多量のゴールは入らず、終盤のベイルのゴールがなかったら引き分けだった可能性もあり。ま、良い面を見れば、そんな風になりそうな試合でも勝ち点3は取れているし、バーゼル戦よりは良くなっていたかなとも思いますが。
クリスチアーノが、ここしばらくの常で、ゴール訴求だけでなくアシストにも喜びを見出している感じがあり、今日はそれが実って2アシスト。プレイの幅を広げているとも言えますし、マークしなければいけない対象が増えて相手の混乱を招いたり、クリスチアーノにとってもチームにとっても良い方向なんだろうと思います。ガツガツしてないクリスチアーノというのも何か物足りない気がしなくもないですが…これは贅沢か。いくつか惜しいシュートがあったのも事実で(カメニが弾いてしまった…)、あれは惜しかった。
バーゼル戦であまりのボールタッチ、パスの少なさをMARCAに論われていたベイルですが、カウンターを得意としつつパスをつなぐ傾向が強くなっている今のマドリーだと、常に生きるというわけではないのかなと思います。イスコによくパスをもらってたり、前よりもカルバハルを使うのも上手になってたりするようには思いますが。ベンゼマも試合によっては影が薄くなるんですが、この試合はサイドにも、引いたところにも動き、でもちゃんとフィニッシュもしてゴールを決めて…ベンゼマも絶好調なんですよね。その分、足を痛めた様子だったのが少し心配。
後は今はやっぱりイスコに目が行ってしまいます。この試合も守備のカバーをし、前線まで顔をだし…とよく動いていたし、あのボールを奪う動き、取られそうで取られない動き、見ていて楽しいです。地元マラガへの凱旋試合なのに、退場になってしまいましたが、試合中に安永(さん)が言っていた通り、マドリーは2枚目の警告(イスコの足はボールに行っていた)を取り消すよう上申するようです。

ということで、苦労もありひやひやするところもありながら、公式戦16連勝。ま、これが止まったところで数の問題だというだけなんですが、良い流れが続くのは良いことですから。次は火曜日の国王杯、久しぶりのベルナベウです。



5+5+1+5


アンチェロッティ、試合後のコメントをざっくり。
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Q:記録について
A:満足してるし嬉しいよ。まるで夢のようだ。この流れを我々はとても喜んでいる。このまま続いていくといいね。私はこの名声を受けるわけだが、でも私は、こんなファンタスティックなクラブに所属する、ファンタスティックな選手たちが集った、ファンタスティックなチームを監督するという幸運に恵まれているんだ。選手たちに感謝している。しかしこれは、長いシーズンのごく一部というだけだよ。

Q:ベンゼマ
A:脚に打撲を受け、少し違和感があった。それで交代させた。

Q:イスコの2枚目のカード
A:取り消されるだろう。ボールに行っただけだ。

Q:クリスチアーノがゴールしなかった
A:彼はとても良かったよ。ファンタスティックな仕事をしてくれたし、この試合のキーになった。ゴールしないというのはまれなことだが、しかし彼は2アシストを決めた。

Q:中盤の選手たち
A:過去にそういうタイプではなかったクロース、イスコ、ハメス、ベイルといった選手たちの守備的な仕事には驚かされているよ。チームは一緒になって献身的に戦っている。

Q:イスコへの観客の反応
A:大きな愛情が示されていた、それは当然のこと。彼はそうされるに値する。どこへ行っても彼は愛されている。

(後略)
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マラガ戦、召集選手

2014-11-29 19:42:37 | football
マラガ戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:バラン、ペペ、セルヒオ・ラモス、コエントラン、マルセロ、カルバハル、ナチョ
MF:クロース、ハメス、ベイル、イジャラ、イスコ、Mジョレンテ
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート

負傷、コンディション不良、回復中の欠場:モドリッチ、ケディラ、ヘセ、アルベロア

水曜日のバーゼル戦の後は現地に一泊したマドリー。普段は試合が遅い時間でも、到着が明け方近くでも帰ってくるんですが、何か都合がつかなかったのか。木曜には、昼過ぎにマドリーに帰ってきて、そのままバルデベバスに直行して回復セッション/トレーニングだったそうです。そして土曜にまた試合……。
風邪でバーゼル戦を欠場したカルバハルは復活したようですが、今度はアルベロアが発熱だそうで(伝染したか)、試合日の朝に欠場が決まりました。
負傷者は増えていないものの、クロースが「これまでこんなに試合に出続けたことはない、疲れ始めている」とドイツのメディアに語っていたり(真剣に困っているという風ではないようですが)、それでもアンチェロッティは、大きなローテーションはしない方針のようです。試合前日会見から。

クロースの疲労
「明日もプレイするだろう。我々には彼が必要だ。来週わかるだろう。我々にはイジャラメンディがいる、負傷から回復してきたところだが、バーゼル戦は良かった。」

ケディラ
「間に合わない。まだトレーニングが必要だ。来週には準備ができるだろう。」

ローテーションなし
「チームが疲れているようには見えない。非常に良い回リカバリーができているチームだ。選手たちが疲れていれば、ローテーションの必要性がある。クロースだけは少し疲れているように見えるが、今週は起用し、コパは休養になるだろう。」


バーゼル戦後、ホテルで夕食をとる選手たち



後から追加:マラガにて
フエラの試合なら、通常は前日の夜に現地入りしてコンセントレーションなんですが、タイトな連戦&フエラの試合続き…のためか、チームは試合当日の土曜日に移動。そしてフエラ恒例のサイン会は、選手に負担があってはいかんと思ったのか、アンチェロッティ&イエロで。地元出身のイエロはいいとして、でもマラガの人たちは本当はイスコを期待してたりしたんだろうなあ…。




グループ首位

2014-11-27 07:23:21 | football
2014/15 UEFA Champions League GroupB-5
Basel 0-1 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:クリスチアーノ・ロナウド

GKがナバス、ディフェンスが右からアルベロア、バラン、ラモス、コエントラン、中盤から前はエイバル戦と同じ。ちなみにカルバハルは風邪の症状が出て、スタジアムには行かずにホテルで静養だそうで。お大事に。
ローテーション少な目だからなのか、全体に重そう、という感じがする試合でした。特に前線、ベイルもハメスもボールロストが目につくし、ベンゼマも存在感が薄い……と思っていたところで、前半35分のクリスチアーノのゴール。ここでベンゼマはすごい仕事をしてくれましたね。左サイドを突破し、ラインぎりぎりまでえぐってクリスチアーノにパス。完璧。
後は惜しいチャンスがいくつか。終盤のベイルのバーをはじいたシュート、カウンターからクリスチアーノが左にわずかに外したシュート、どれか決まってたらもうちょっとすっきりしたかなあ。
ただ、身体が重そうなわりに、中盤と後ろはよくやっていたと思います。試合の入りの辺りではミスがあったバランも、その後は落ち着いてたし(いつもどおり?)、今日はちょっと攻め上がるシーンもあったり、攻撃面にも少しずつ絡めるようになってきてる感じがしました。ラモスは、しっかりカードをゲット。次の第6戦を休めば決勝トーナメントにクリーンで出られるので、もらうならこの試合だろうと思ってました。ラモスもわかっててファウルしにいった…かもしれないしそうじゃないかもしれない。あとナバスも良かったですね。これまでナバスが出る試合は、なぜかディフェンスの気の緩みとか、ハメスのあり得ないパスミスとか、ナバスのミスではない失点があったのですが、今日はクリーンシート。ラモスかコエントランが振り切られてシュート打たれた危ないシーンでも、手を伸ばして弾き出した。あれ、普通なら「あー、やられた」ってなるシーンだったと思うんですが、ナバス、自分の手でゼロを守りました。
で、最後になりましたが、一番良かったのはイスコかなあ。確か9月から試合にすべて出続けてるはずで、いくら若いとはいえ疲労も累積するだろうし、ポジションもあれこれ変わってきて守備の役割も増して、でも全体のバランスを見て…と仕事も増えているのに。今日もクロースと共に、ボールを取り返し、キープし、つなぎ……と、もう褒めるのは今更かもしれませんが。ただ、イジャラが入ってから中盤の守りが落ち着いてチャンスがいくつか増えたので、イジャラとクロースで底、ハメスとイスコがそのやや前に…の方が、面白くなりそうな気もしました。

これで公式戦15連勝、クリスチアーノCL71ゴール(ラウルに並ぶ)、CLグループ首位確定。次は週末マラガ戦です。




バーゼル戦、召集選手

2014-11-26 07:05:33 | football

バーゼル戦、召集選手
GK:イケル、ナバス、パチェコ
DF:カルバハル、アルベロア、バラン、セルヒオ・ラモス、ナチョ、コエントラン、マルセロ
MF:クロース、イジャラ、メドラン、イスコ、スーカス・トロ、ハメス、ベイル
FW:クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ、チチャリート

負傷、回復中による欠場:モドリッチ、ペペ、ケディラ、ヘセ


アンチェロッティの試合前日公式会見より
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Q:ペペ、モドリッチ、ケディラが欠場するがプランは? 先発はもう決めたか?
A:決めてない部分もあるが、エイバル戦から大きな変化を加えることは考えていない。問題なのはラテラルだ、少し疲れている。しかし前の方は同じだ。

Q:イジャラメンディの時か? 監督がプッシュすることだけが必要と言っていたが。
A:彼は負傷していたが、今は良い状態でプレイするだろう、起用できる状態にあるのだから。どれくらいかはわからないが。重要なのは彼が良い状態にあり、他の選手たちと同様に準備ができているということだ。

Q:ケディラはドイツ代表で2試合プレイしたのに、エイバル戦には出なかった。何があったのか。
A:彼が出られないのは、エイバル戦の前に腰に問題があったからで、これがその後のトレーニングへの参加をも妨げている。そのため彼はバルデベバスにペペと共に残り、次の試合に備えている。

Q:マドリーは既に勝ち抜けを決めているが、チチャリートに出場時間はあるか。
A:彼の進化はポジティブなもの、少ない時間で良い仕事をしてきている。プレイしていないのは、監督の判断によるもの。チームが良い状態なので、変化をつけないのだ。我々は勝ち抜けたが、まだ首位を確定褪せていない。可能な限りのベストイレブンで、ベストの試合をするつもりだ。

Q:どんな試合になるか。
A:チャンピオンズ・リーグのすべての試合がそうであるように、面白い試合になるだろう。我々は首位の座を確定させるためにチャレンジしていくつもりだし、彼らも強烈にくるだろう。インテンシティを伴った試合になるだろう。

Q:あなたはイスコを信頼し、彼もそれにこたえているようだが、彼の時間をどう評価するか。
A:素晴らしい時間を過ごしている。ピッチの中ではファイターの姿勢、チームのためには働き者の姿勢を示している。彼のクオリティは、誰もが評価している。
(後略)
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ラテラルはコエントランとアルベロアが濃厚、ぺぺが帯同していないのでセントラルはラモスとバランか。ということで、スペイン紙が当初予想していたような大幅なローテーションは、少なくとも中盤より前にはなさそうだ、という感じでしょうか。チチャリートを頭から使ってみる、くらいはしてもいいんじゃないかな…とは思いますが、ま、確かに首位が確定できるかそうでないかは(後々のクジ運次第だとしても)決勝トーナメント以降にかなり大きい意味を持ってくることですし、またまだ可能性を残しているバーゼルがホームでの試合でどれだけ気合を入れてくるか…等考えると、現在可能な限りのベストで行く、という考えなんでしょう。上のコメント中にも、また前にもインタビューで言っていましたが、調子が良いならなぜ変化をさせないといけないんだ?というタイプのようなので。
あとは、イジャラに出場時間があるといいなー。


ベイル
数日前の記事ですが、英国テレグラフ紙によるベイルのリポート。Q&Aインタビューではないので、ベイルの発言を抜出しまとめてます。だいぶ削ってますが(最後のギグス、ウェールズ代表のところとか)、ざっとこんなところで。
※プレミア時代のベイルに詳しくない方(たとえば私)は、Wiki等を参照されると、波乱万丈でもあったベイルのサクセスストーリーがわかりやすいかと思います。
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Q:タパスを食べにいくとしたら何をオーダーする?
A:そう、まずハモン(生ハム)でスタートする。実は、ちょっとこれに取りつかれているんだ。究極だよ。もしいつか地元に帰るとしたら、ハムを郵送するよ。

Q:もうスペイン語は流暢に話せる?
A:汚い言葉なら(笑)。でもいや、真面目なところ、毎週スペイン語のクラスに通っていて、今ではもっと理解できるようになっている。チームでの話ならちゃんと理解できる。監督もそんなに速く話さないから。
すごいことではないよ。僕は理由があって学校を離れ、また連れ戻されているってこと。もちろん冗談だよ。語学を学ぶことは、誰かにとっては好きなことだろうし、僕は大きな理由があって学んでいるんだ。

Q:家族、友人、環境
A:小さな子だった頃から自分が変わったとは思っていないよ。今も、9歳や10歳の頃のように、家族や友達と冗談を言ってふざけている。僕にしてみたら、何も変わっていない。確かに、僕はフットボールをやっている。でもできるだけシンプルに、自分の生活をピッチと切り離そうとしている。友人や家族は、僕の拠り所になっている。
新しいチーム、新しい国に慣れるのはいつでも難しいもの。でも家に帰ってピッチから切り離されると、すぐに物事はすべてうまく行きやすいと感じた。
個人シェフを連れてきたことは素晴らしかった。毎晩、外食しているようなものなんだ。それに、僕が正しい食品を食べていると保証してくれる。野菜にフルーツ、良い肉、それを正しい方法で調理してくれる。

Q:懐かしいもの
A:古き良きイギリスのチョコレートは決して悪いものにはならないね。少しだけDairy MilkやGalaxy、これはファンタスティックだ。スペインにもMilkaがあるけど、同じものじゃないからね。
ああ、それからNando’s(チキンのチェーン店)だ! Nando’sは本当に恋しいよ。おかしいよね、こんな些細なことが恋しいなんて。イギリスのティーバッグとチョコレートは持ってこれる。でも残念なことに、Nando’sは動かせないから。

Q:プレミアリーグは?
A:外側から見るのは本当に興味深いもの。そのリーグでプレイしていないと、その中にいる時よりもっと多くのことがわかる。中にいると、チームに集中しているだけだからね。
もちろん、今でもアーセナルには負けてほしいし、スパーズには勝ってほしいと思ってるよ。

Q:スパーズの駆け出し時代
A:実際のところ、スパーズでのキャリアをうまくスタートできたものだと思っているんだよ(笑)。最初の5、6試合で3ゴールしたと思う。怪我で8か月離脱する前にね。
マドリーへの移籍を大変なことだったと僕は話している。でもスパーズに加わったことは何よりも大変なことだった。サウザンプトンから16歳でトッテナムへ移籍して、ベルバトフやロビー(キーン)といった、まったく違うレベルの人たちとプレイしたんだ。それに文字通り、スパーズの誰も知らなかった。少なくともここではルカ(モドリッチ)を知っていたからね。だからそこで怪我をしたのは本当につらかった。僕の脚を検査したメディカルチームの人たちは、僕はもう元のレベルには戻れないかもしれないと言っていた。それは僕の自信をへこませ、僕を殻に閉じこもらせてしまった。でもトレーニングでとにかく一生懸命やって、自信を取り戻そうと努めた。時間がかかったよ。でもそうできたし、彼らが言うところでは、その残りは歴史になった。

Q:スパーズでのその後:ハリー・レドナップ
A:ハリー・レドナップは、スパーズにやってきて、本当に僕をブッ飛ばしてくれたよ。彼が物事をうまく進め始めた人だ。あれがなかったら、僕は今いる場所にいなかった。若い選手にはそういうことがあるものだろう。僕にはあれが必要だった。

Q:スパーズでのその後:ビラス・ボアス
A:2012/2013シーズンの初め、僕はこう言った。もっとレベルを上げられたらと感じているし、左ウィングにいて毎試合マーク2枚に貼りつかれるのにフラストレーションを抱えていると。
アンドレ・ビラス・ボアスが監督になり、僕たちはこの問題についてたくさん話し合った。そして、僕が勝手に動いてスペースを探せるようにと、自由な役割を与えてもらった。それからだ。これを始めてから、僕の内容はずっとよくなり始め、多くのゴールを決め始めた。チームもたくさんの試合に勝ちだした。雪だるま式に良いことが増えていった。僕の自信は空に上るほどだったね。
彼が僕に寄せてくれた信頼は信じられないものだった。彼は、僕はピッチで試合をコントロールできるんだと教え込んでくれた。もし僕たちが苦闘していても、突然に、僕は行ける、ここを乗り越えられると信じられた。ずっと彼には感謝し続けるよ。

Q:そしてレアル・マドリーからの誘い
A:それがレアル・マドリーじゃなかったら、スパーズを離れるのは、すごく、すごく難しい事だっただろう。今は、ファンが僕を許してくれているようにと願っている。チャンピオンズ・リーグのファイナルの後にトッテナムのファンから寄せられたサポートのメッセージをすべて読んだけど、これは素晴らしいものだった。こんなにたくさんの人たちが、僕のことを誇らしいと言ってくれたか、すごいことだった。トッテナムで過ごした時のことは大好きだし、そのファンは僕にとっていつでも最高の存在だ。レアル・マドリーに加わるというのが人生に1度きりのチャンスだったということ、その頃の僕の状態は良くて、自分自身を試してみたいと思っていたことを、彼らは理解してくれたと思う。レアル・マドリーがなかったら、まだスパーズのためにプレイしたいと思っていたはずだ。でもチャンピオンズ・リーグを勝ち取れたことが、僕が移籍を望んだ理由を正しく示している。

Q:マドリーでは
A:ここで起こることすべてを、本当に楽しんでいる。チームは輝かしいことを成し遂げているし、ピッチの外ではすごくリラックスできている。より暖かいからね、そこも好きだ。真夏のプレシーズンのトレーニングは、本当にむちゃくちゃ暑かった。ただそこに立っているだけで汗をかく。それでLucozade Sportをたくさん飲んで水分補給をしないといけない。それが現代フットボールにも、どんなアスリートにも重要だからね。今の環境を、僕自身が満喫しているんだ。

Q:クリスチアーノ・ロナウド
A:世界最高の選手から学ぶのは、ただ本当に信じられないくらいすごい。(彼から教わった中で一番のことは?)マドリーのどこで家を探せばいいかだね、実際のところ(笑)。
ここへ来て以来、彼は驚くべき存在でい続けているし、僕は毎日新しいことを学んでいる。彼は、僕がより良い選手になるように助けてくれている。それが僕の一貫した目標だから。彼のレベルに到達できるようチャレンジしている。実際、右脚が上手くなるように挑戦し続けているんだ。でもこれ以上はいかないかも……。(なぜ?)挑戦するたびに、自分の大臀筋をつっちゃうから!もう、問題外だよ。(もちろんこれは冗談で…)なんでも向上できると思っているし、苦手な方の脚で練習するのは大切なことだ。
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日曜はオフだったが

2014-11-25 07:05:33 | football
イジャラ復帰
日曜日は(一応)オフだったマドリーの選手たちは、月曜からトレーニングを再開。コパのコルネージャ戦以来、しばらく離脱していたイジャラメンディが、全体練習に復帰したのがニュース。これ以上長引かないようで良かったです。
カスティージャのメドランが引き続きトップチームと一緒にトレーニング、ケディラとぺぺが室内調整、モドリッチリハビリ中。

CLバーゼル戦(フエラ)は水曜日。グループ内順位は確定していないとはいえ突破は決まっていること、また次のリーガが土曜のマラガ戦(フエラ、マラガ好調)ということもあり、ローテーションをするだろうとMARCAがいろいろ予想しています。曰く、ディフェンスラインではマルセロに代わってコエントラン、カルバハルに代わってアルベロア、ペペに代わってバラン。さらにイスコの位置にケディラ、ここのところ出場がないチチャリートがベンゼマのところに、クロースにも休みを与えたい……等。ま、ケディラが月曜のトレーニングで別メだったり、個人的にはもっとナチョも使ってほしいですし、実際はどうなるかわかりませんが。
フエラでの試合、バーゼルも突破の可能性を残しているのでトップの状態で来るだろうと思います。ローテーションをしてうまく選手を休ませ、普段出場時間の少ない選手たちに勝ってほしい。エイバル戦、アルベロアがウォームアップの後いったんベンチに戻されてイラついていたそうですし、チチャも出られそうで出られない試合が続いてるし、何か鬱積したものがあったら、それを良い方向に出してほしいと思います。

しかし、なんでフエラ3連戦なんですかね…。


日曜はオフだったが
こちらもMARCAの記事。エイバル戦の翌日、日曜はオフだったにもかかわらず、チームの半数ほどがバルデベバスにやってきて、それぞれジムやプールでの調整、ピッチでのトレーニングをしていたのだそうです。出場しなかった&出場時間が少なかったバラン、コエントラン、アルベロア、ナチョ、チチャリート、ケディラ、回復中のヘセ、イジャラ。さらにエイバル戦に先発したペペとマルセロも。

Animo Luka!!

2014-11-23 11:12:12 | football



14/15 Liga Espanola 1a division Jornada 12
Eibar 0-4 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:ハメス、クリスチアーノ、ベンゼマ、クリスチアーノ(PK)

モドリッチが離脱して最初の試合。4-3-3ですか。中盤底にクロース、やや前にハメスとイスコ、その前にベイル、クリスチアーノ、ベンゼマ。モドリッチがいてベイルが離脱してたときは、右ハメス左イスコの方が多かったですが、今日は逆でした。
今日の「モドリッチの代役」はイスコでしたが、もっとハードな試合では守備が心配かもしれないけど、よくやってるなあと思いました。思い切りよく上がっていくカルバハルのケアに回って守備もしっかりやるし、攻撃にも一定の存在感はあったと思います。クロースにはロングパスの武器があり、イスコは自分で持ち上がれるし前線に近いところで崩しのパスを出せる、いいバランスなのではと思ったり。しばらくはケディラもイジャラもテストがあっていろいろな形や組み合わせが試されるかと思います、それも楽しみにしておきます。

試合全体は、ちょっと調子が上がらないというかペース控えめ、という感じはしました。まあでも、モドリッチのこともあり、インターナショナルウィーク明けだからというのと、エイバルはホームでの戦い、最初からプレスをしかけ勢いが良かったこともあったのかと思います。あと、放送の中でも触れられていましたが、収容人数5000人余りのイプルア、サイズもはっきりわかるほど小さかったですね。マドリーの選手たちも、これまでいろいろなチームでいろいろなピッチを経験してきたと思いますが、これだけサイズ感が違うと、普段の感覚がおかしくならないかな…。
先制点はオフサイド微妙(ということに)なつなぎの結果ではありましたが、カルバハルからクリスチアーノ、ベンゼマ、クリスチアーノときて、最後はハメスが頭で合わせて。2点目はカルバハルの折り返しにクリスチアーノがうまく合わせて蹴りこんで……何かクリスチアーノがゴールするの当たり前になってますが、このシュート、無理に打たずにきゅっと浮かせて…今更ですが、上手い。アシストのカルバハルは、試合を通じて解説(城)にはずいぶん腐されてましたが、1点目2点目にも関与しているし(守備がちょっと怖かったのは本当ですが)、中断期間に怪我を治して、元気そうで良かったです。3点目、今度は左のマルセロが粘り、ハメスが粘り、最後はベンゼマ。4点目は相手のハンドからPKでした。クリスチアーノ。
点差がついてきたところから、ハメスを下げて久しぶりにコエントラン登場、クリスチアーノを下げてアルベロア投入…と最後はラテラル4人がピッチの上にいるという、ある意味豪華な形で終わりました。コエントラン、元気に戻ってこられたようで良かった。

ずっと好調を続けていても、中断明け、中心選手の怪我…と不安要素がある度にどんな試合でもその結果を心配する……んですが、上手く対応ししっかり結果を出せているのはすごいことだと思います。


Animo Luka!!





アンチェロッティ、試合後のコメント(追加)
Q:試合の評価は?
A:全体に良い試合。我々は良く戦ったし、素晴らしく集中していた。全員による素晴らしい働きとクオリティに感謝している。

Q:ケディラにはトラブルがあった?
A:トラブルはないが、負傷から復帰した後に代表で2試合続けてプレイしていた。それに代表選後に良い回復を見せていたイスコを使う方が良いと思った。

Q:イスコをどう見ましたか?
A:素晴らしかった。切れ目のない試合だったが、素晴らしいディフェンスポジションと、普段通りの攻撃で見せる素晴らしいクオリティとがあった。このポジションでもプレイできるということを示した。

Q:限界はどこに?
A:負ける時はやってくる、もちろん。我々の目標はこの流れを継続すること。このチームは素晴らしいし、すべての選手にモチベーションがあり、ファンタスティックな仕事をしている。シーズンは長い、この姿勢で続けていかなければいけない。

Q:エイバルについて。
A:彼らは彼らの試合をした。戦えるチームで、ディフェンスがよく組織されている。カウンターを試みていたが、マドリーがすべての面で良かったと思っている。我々はよく集中していたから。

Q:エイバルで最も驚かされたことは。
A:この地域の人のためのフィエスタであって、それが嬉しい。我々には敵となるファンがたくさんだったが、彼らの敬意のために良かったことだ。彼らのファンは非常に情熱的だった。

アンチェロッティの現況分析、後半

2014-11-21 22:33:19 | football
Q:クリスチアーノは、長くマドリーにいたいと話していました。またメッシは、すべてを勝ち取りたい、来年には将来のことがわかるだろうと話していました。
A:プロフェッショナルのキャリアには、その時というのがある。3、4年前のクリスチアーノは(メッシと)同じようなことを言っていて、今は違っている。これがすぐ変わるかもしれない。

Q:今シーズンのスタートをどう見ていましたか? ナーバスになっていましたか?
A:自分の何が悪かったかを評価しなければいけない。その時期は問題がシンプルだった。我々は、普段通りのオフシーズンが送れなかった。フィジカルコンディションが良くない状態でリーガのスタートを迎えた。プレイの質を上げていく一方で、何人かの選手には個別メニューをしてもらった。何人かは、8月1日、8月5日に合流したんだ。その8月に我々はヨーロッパ・スーパーカップを戦い、ポーランドでフレンドリーマッチをやり、スペイン・スーペルコパの2試合があり、それからリーガと・・・その選手たちの準備をする時間がなかった。フィジカルの問題だったんだ。

Q:しかし世界はあの2敗に騒いだわけですが…
A:いつか我々はまた試合に負けることがあるだろう。試合を戦ったら、起こり得るのは3つだ。勝つか、引き分けるか、負けるか。それより悪くはならないね(笑)。

Q:忍耐がない…
A:我々には、忍耐力のあるチーム、クラブ、監督が必要だ。そしてこの点において、特に2敗した時期の会長だが、非常に落ち着いていた。彼には事態が改善されるという自信があったんだ。監督にとって、これはとても重要なことだ。静かに落ち着いていられるためには、会長がとても重要だ。

Q:これまで疑問を呈されたことはない?
A:ないね。私はここでいつも良い状態でやっている。昨シーズンに我々が問題を抱えた時、10月だったが、常にここの環境は静かなものだった。

Q:フロレンティーノがアンチェロッティに、ベイルを使うよう強要している、彼は1億ユーロしたのだから、ということを聞きます。もしそういわれたら、次の日には辞める…
A:(笑って)かもしれないね。以前に既に言ったことがあるが、私にそういうことを言う会長には会ったことがない。先発について話したこともあるが、フロレンティーノは試合の先発について求めてきたことはまったくないんだ。先発を知りたがる会長もいたね、ベルルスコーニだ。でも彼も、調子が悪い時期に、火に油を注ぐようなことはしなかった。調子の良い時期には、時々やってたが……もっとアタッカーが欲しいとか、もっと攻撃的な試合をしろとか……。アブラモビッチ? まったくなかった。性格の問題で、話をするのが難しかった。もっと冷淡だった。

Q:ミラン時代は、ベンチでもっと動き回っていましたよね。なぜ今はそんなに落ち着いているんでしょうか。ポーカーをやっているみたいです。
A:ここ最近チームが非常にうまくやっていて、何か言わなければいけないことは多くないからね。ほとんどはアシスタントコーチたちに言うんだ。ここでは、何かに触る必要はない。選手たちには、彼らがすることをさせている。物事がうまく行っているんだから。それから経験を積んでこうなったというのもある。それに、性格だ。ベンチで動き回ると…選手たちは、ベンチで何かを言っていても聞かないだろう。彼らは集中しているんだから。何かベンチで言っても、ピッチで起きていることを変えられはしないだろう。

Q:どのくらいマドリーにいるつもりでしょうか。契約は2016年までですが、いつ更新するのでしょう?
A:すぐにというのはわからないが、そうしたいね。ここよりも良いクラブを探すというのは、とても難しいことだから(笑)。この点については、私は少し自己中心的になるよ。契約を更新したいと思っている、でもそうできる期間がまだ1年半あるんだ。

Q:オファーは何もないですか?
A:公式にはないが、最終的には延長に至るだろう。1年半あるんだ。

Q:その後はイタリア(代表?)、その望みは持っていますか?
A:ノーと言ったら、殺されるね(笑)

Q:この夏に、イタリア代表監督のオファーはなかったのですか?
A:なかったよ。彼らは、私がここで非常に満足してやっているとわかっているから。私は毎日トレーニングをするのが大好きだ、選手たちと一緒にね。代表監督は違う。だから私はノーと言うだろう。まだピッチで働いていたいから。イタリア代表には、コンテというとても素晴らしい監督がいる。彼は大変な困難の中で仕事をしている。イタリアでは、「トップレベル」の選手が足りないんだ。国際経験を積まなければいけない若い選手が多い。イタリア代表にとって簡単なことではないが、コンテは良いスタートを切っているよ。

Q:彼は、もはやバロテッリをサポートすることはできないと言いました…。
A:そうは言っていない。誰もがバロテッリについて話をすることは我慢できないものだし、イタリアにはバロテッリだけでなく他にも問題がある。

Q:若手についての話です。バランはフランス代表の最年少キャプテンを務めました。彼は贅沢な控えの駒なのか、あるいはペペやラモスと同様先発なのか。
A:ペペやセルヒオ・ラモスと同様、彼は先発の存在だ。幸運なことに、我々にはベスト5(のセントラル)のうち3人がいる。4番目はアトレチコのミランダで…。

Q:冬のマーケットは?
A:ノー。我々はモドリッチの代わりとなれる選手がいるから。カスティージャのメドランもいる。非常に良くやっているし、彼は好きだ。少なくとも我々のオプションの1人と言えるだろう。
Q:マドリーに来て以来、ベイルを左のラテラルで使うというオプションを検討したことは?
A:ない、一度もね。彼はそのポジションで非常に良くやっていたが、今は彼のアイデンティティは変わっている。よりデランテーロらしく前へ上がることを好んでいるし、我々もその方が嬉しい。非常に素晴らしいラテラルが既にいるからね。

Q:スペインのスポーツマスコミについて、イタリアやイングランドと比べてどうでしょうか?
A:スペインに最も近いのはイタリアだね。フットボールの戦術について議論するのを好む。イングランドは違う。選手のプライベートなプロフィールにフォーカスしたがる。フランスは、それほどフットボールに興味がないようだ。フットボールだけではなく、ラグビーもあるし…。

アンチェロッティの現況分析

2014-11-20 20:41:19 | football
以前に比べるとマドリーの選手がインタビューに答えるというのはずいぶん少なくなった気がしますが、その分…かどうか、アンチェがよくしゃべってくれる。 Radio Nacional de Españaというところで話したものを、ASがまとめた記事から。モドリッチの代役は、イスコについて、チームのコントロール、ボールポゼッションとは…?
長いので、まずはだいたい半分くらい。残り半分まで手が回るかわかりませんが。

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Q:モドリッチの代役のアイディアは?
A:はっきりしている。他にも、こういった状況に対応できる重要な選手がいる。昨シーズン、ケディラの負傷で我々は同じ状況にあった。他の中盤の選手を起用して、この問題を修正することになるだろう。ケディラやイジャラメンディで置き換える選択肢があるし、さらにはこのポジションに慣れていないが、イスコを置くこともできる。いくつかの試合に限定されるとは思うが。

Q:イスコをクロースの位置まで下げると、ピボーテには多くの問題が出てくるのでは…
A:そこが論点だ。イスコはディフェンシブなメディオセントロで守ることに慣れていない。それはディフェンシブな問題のみということだ。ポゼッションをするときには、多くの変更点はない。そうできるだけの多くのクオリティが我々にはある。たくさんの時間を費やせないが、トライしなければいけない。しかし我々がトライするのは、そうできるという自信があるからだ。

Q:ベイル、ベンゼマ、クリスチアーノは好調が続いています。
A:誰の目にも明らかだ。この3人は、コンディションが良ければ、彼らはプレイする。そうしてきたのだし、それで我々は高いクオリティを得られるから。どの試合でも選手を適正に使うというのは問題だ。ポジティブな問題だが。ネガティブな問題は、選手がいない時に、何か考え出さないといけないことだ。

Q:試合の様相によってクロースの相方を変えることができます。
A:ケディラとクロースのコンビは、ワールドチャンピオンだ。試してみたい唯一のものが、イスコとクロースの組み合わせ。より多くのクオリティを我々にもたらしてくれるからね。しかしディフェンス面の問題は解決しておかないといけない。イスコをディフェンシブに置いた時に、どういう反応が起こるかはわからないものだ。彼は左サイドで素晴らしい仕事をしている。彼ならできるだろう。彼は非常によくやっているし、どのポジションでもプレイできるだろう。

Q:ケディラは契約延長ができていません(2015年6月まで)が、これは影響しますか? イスコが最後のオプションですか?
A:契約の状況が理由にはならない、それは明らかだ。可能なら彼と契約延長したい。彼は信頼できる、真面目で、プロフェッショナルの選手だから。状況がどうだろうと、それが彼を起用するかしないかの問題にはならないだろう。イスコは最後のオプションではない。他の選手たちと同じ、1つの選択肢ということだ。

Q:イプルーア(エイバールのスタジアム)は小さいので、ケディラとクロースのコンビかもしれませんね。
A:我々は多くのことを考えなければいけない。どんな状態で選手たちが戻ってくるかにも注視しなければ。ケディラは、負傷明けで2試合連続で出場したのだ。

Q:イジャラはどうですか?
A:100%ではない。外転筋の問題から回復しているところで、次の試合には間に合わないだろう。オプションはイスコかケディラかだ。

Q:モドリッチの状態は?
A:深刻な負傷で、今は少し悲しんでいる。良い回復をすることを考え、回復にベストの方法を見つけなければいけない。こうしたことは、フットボールには起こり得ること。彼は非常に重要な選手だが、昨シーズンと同じように、我々はこの問題を解決するよ。

Q:デル・ボスケが、公式の場で、イスコがスペイン代表で素晴らしい試合をしたが、時々うますぎた、ということを言っていましたが、彼を持ち上げない言い方は良いのでしょうか。
A:パーフェクトな選手は存在しないし、イスコについてデル・ボスケが言ったことは事実だ。我々はクオリティを示さなければいけないし、彼がいま見せていることは本当に素晴らしい。彼は、非常にポジティブな特徴を持った選手だ。非常にまじめで、今シーズンその特徴を大きく向上させているし、それが続いていくだろうと思っている。デル・ボスケが言ったことは、以前私もおもったことだ…しかしそれがこの選手の特徴でもある。

Q:衝突が起こるような状況を、どうコントロールしていますか?
A:そういったことは内輪で処理する方が容易だ。第1に、選手たちは非常に真剣でプロフェッショナルだから。何かで私が栄誉を得るようなことはうぃたくない。なぜなら選手たちが素晴らしいのだし、起こった状況を彼らは受け入れているから。このチームでは、他のチームよりも問題がはるかに少ない。この1年半でそういった問題を抱えたことはないよ。

Q:シメオネからアンチェロッティへの質問です。どのようにして、交代選手のいるベンチを落ち着かせているのでしょうか?
A:それはどの監督にとっても問題だね。チョロがそれを私に聞いてくるとはおかしなように思えるよ。何よりも大切なのは、選手たちに、重要なのはどれだけたくさんプレイしたかではなく、どのようにプレイするかだ、と納得させることだ。良い例がマルセロとイスコだ。昨シーズンのチャンピオンズ・リーグのファイナルで途中から出場したが、重要な役割を果たした。大切なのは、選手たちのモチベーション作りだ。時には、ローテーションをすることがクオリティを失わせることにもなる。それでも信頼とモチベーションを増していかなければいけない。ローテーションは怪我人の穴を埋めるだけではなく、モチベーションを高める意味もある。シメオネはこういうことを上手くやっていると思うし、逆に、どうやってどの試合でもチームのモチベーションをあれほど上げて行けるのかを聞きたいよ。彼は成功している。どの選手にも、それぞれのベストを出させる能力が彼にはある。

Q:アトレチコはタイトルを争うでしょうか。
A:もちろん。彼が言っていたように、バレンシアやセビージャと彼らが争うとは思わない。彼らは最後までタイトルを戦うと思っていなければ。

Q:それからバルサ、良さを失っているようですが。
A:1つの試合に負けるということは起り得るものだと思う。彼らは、どの大会も戦えるだけのクオリティを備えているよ。

Q:バルサの中盤は、マドリー程には良くないようです。
A:バルセロナは、そのスタイルを何か変えようとしているところだと思う。より縦への動きを求めていて、選手たちがそれを受け入れたいと思っている。彼らの中盤は、目を見張るような個人技を伴った、ファンタスティックなものだ。

Q:マドリーはグアルディオラ時代のバルサのようにプレイし、バルサが数年前のマドリーのようにプレイしていると聞いたら…そうだと思いますか?
A:それは正しいかもしれない。我々はポゼッションフットボールと縦のフットボールとを目指している。ポゼッションフットボールというのが、ボールを持つことだけだとは思ったことはない。私はボールを持てるかは気にしていない。素早い解決方法を見出すために、効果的にポゼッションを行うことに注力している。この必要性に立ち向かえる選手たちが我々にはいる。前へプレイしていって後ろにパスをするような選手は、私は好まない。最も効果的なのは、前へ進むことだ。

Q:チキタカを退屈だと言う人たちもいます。
A:退屈かどうかはわからないが、このスタイルは多くのものを勝ち取ってきた。誰もが選手たちの特徴を楽しまなければ。我々にはクオリティを備えた中盤があり、非常に速さがあって、スピードアップした時に効果的な選手たちがいる。これを定着させる必要がある。我々がスピードのある前線の選手たちを起用し、ゆっくりしたポゼッションをしなければならないというなら、それは我々の前線のクオリティにとってネガティブなものだ。
そうしたスタイルは同じような良さがある。イタリアでは常にディフェンスのことが言われ、4回のW杯を獲った。これは60年代、エレーラのインテルの時代に出てきた話だ。強力なバックラインと、カウンターのスピード。サッキのミランの後は、カウンターアタックはやらなくなった。彼がやったのは、ディフェンスのインテンシティ、プレッシャー、縦方向のポゼッションだ。

Q:約束したスペクタクルなフットボールをすでに実現できていますか?
A:今我々が言えるのは、この時に実現できていることだ。我々は良いトレーニングをしてきている。私は良い環境を構築しようとし、選手たちは真剣で、クラブは組織という意味でファンタスティックだ。我々にはプレッシャーをかけてくるファンがいるが、それは助けになるだろう。我々は良い戦いをしているし、そう話すことに恐れはない。しかし我々は継続していかなければいけない。なぜなら、すべての試合がテストだからだ。

Q:あなたが考える欧州王者の最有力候補は?
A:我々は、チャンピオンズを勝ち取る挑戦のために、戦い、競っていくつもりだ。昨シーズンはハードだったし、今シーズンも大変なものになるだろう。なぜなら統計が語るのは、2シーズン連続で王者になったチームはないということなのだから。

Q:昨シーズンは、バイエルンだと言っていましたね?
A:そんなところだ。彼らのスタイルは変わっていない。モウリーニョのチェルシーは、昨シーズンよりも向上している。そう、アブラモビッチのチェルシーだね。

Q:ディエゴ・コスタの件はどうですか? (コンディション不良でスペイン代表に非召集のはずだったが、直前のチェルシーの試合では通常どおり出場していた)
A:少し奇妙な話だが、この種の問題は常にある。最終的にデル・ボスケが正しい判断をしたということだ。その選手は良い状態ではなかったし、2つの親善試合で新しい選手たちをテストできたのだから(厳密には、1試合目はEURO予選なんですが)。デル・ボスケは、いつも通り正しい判断をしたんだ。

(まだ半分くらい)
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本日(11月20日)の室内調整な2人

6 Capitanes

2014-11-20 07:00:16 | football
集合
イインターナショナルデューティを果たした人たちが帰ってきてのトレーニング。といってもほぼ別メ調整だったようですが。1日早かったベイルは全体と一緒のトレーニング、クリスチアーノは後からピッチに出てきてランニング…って書いてますけど、公式見ると普通にボール蹴ってるなあ。


モドリッチ:公式からビデオメッセージ
「僕をサポートしてくれるすべてのファン、チームメイトに感謝したいし、しっかり練習してできるだけ早く、また良い形で力強く復帰できるようにしたい。改めてありがとう。アラ マドリード!」

Sportsuke Novostiに語ったもの、アンチェロッティとの会話
「MRIの検査でこの怪我が分かったんだけど、僕が本当に驚いたのは、復帰に3か月かかると言われたことだった。言葉を失ってしまった。最初はピッチからしばらく遠ざかることになる怪我だとは思っていたけれど、3ケ月もなんてことは頭になかったから。」
「トッテナム時代、脛骨の怪我で100日間ほど離脱したことがあった。でも12年間プロとしてやってきて、こんなにも長くフットボールができないことには慣れていないんだ。」
(アンチェロッティに会って)「月曜に監督と話をして、火曜日に会った。彼は僕に「黙って、強くなれ、忍耐を、そしてドクターたちの言うことを聞くように」と言ってくれた。彼のキャリアの中で、こういったことを多く経験しているんだ。リハビリを焦らないようにとアドバイスされた。もっとも重要なことは、この問題を解決すること、そして復帰する時には、完璧な状態で復帰することだ。」


インターナショナルウィーク最終日
マドリー関連では、スロヴェニアvsコロンビア、ベラルーシvsメキシコ、スペインvsドイツ、ポルトガルvsアルゼンチン、フランスvsスウェーデンと立て続け&同時刻にいっきに試合がありました。
とりあえずスペインvsドイツを見てましたが、土砂降りのバライードス、ピッチが重そうでどんどん削れていって畑か田んぼのように……。ラモスは前半のみ、イケルは後半途中で交代、イスコ、クロースはフル出場、ケディラもほぼフル出場でしたが、マドリーの面々に怪我等はなかったようでそこに一番ほっとしてます。クロース、ゴールおめでとう。
フランスvsスウェーデン、バランが決勝ゴール決めたようですね。またあの軽々としたヘディングで。こちらも注目だったと思いますが、ポルトガルvsアルゼンチン、まったく見られませんでしたが、終了間際の得点でポルトガルが1-0勝利。クリスチアーノ、ぺぺは先発し、前半のみプレイ。ハメス、チチャ…までは手が回りませんでした。ハメスはアシストだったのかな?


試合後、クロースのコメント
Q:もう少し早ければ、カシージャではなく、チームメイトのカシージャスにゴールを決めるところでした。
A:そうだね。もうちょっと…でもゴールをするのはいつでも良いものだ。エリアの外でボールをコントロールして、打とうと決めた。それで入ったよ。

Q:スペインに対するこの勝利を、どう評価しますか?
A:僕たちはチームとして再認識できた。とても良かったと思う。特にディフェンス面でね。スペインの選手を自由にさせず、僕たちはチャンスを作れた。僕のゴールが勝利のご褒美だよ。

Q:ディフェンスで有名なドイツ、というのではありませんでした。
A:このビゴでスペインと戦ったやり方は、これ以上はできないだろうと思う。それでも特に後半は、僕たちが多くの時間ボールポゼッションを占めることができた。僕たちが好む通りに。スペイン代表という素晴らしいチームと対戦していたというのは事実なんだ。

Q:この勝利が、ポーランドへの敗戦、アイルランドとの引き分けという悪い結果を払拭するものでしょうか。
A:そう、僕たちはポーランドに敗れた。でも悪い試合ではなかったんだ。僕たちは良いチームだ。スペインに勝利したというこの素晴らしい事実は、ドイツ代表の素晴らしい1年を締めくくるものだ。いずれにしても、試合前に言った通り、この結果がどうであれ、今年に起きたことを変えるものにはならない。僕たちはW杯を獲ったんだ。


6 Capitanes
この各種親善試合で、マドリーの選手6人がキャプテンマークを巻いた(先発からは5人)、というのが小さなニュース。国によって、キャップ数が多い順、その時々で監督が決める…等あると思いますが、スペイン=イケル、ドイツ=ケディラ→クロース、フランス=バラン、ポルトガル=クリスチアーノ、コロンビア=ハメス、と。












クロースは試合後、右手でキャプテンマークを握ってるようで…。

3ケ月後に

2014-11-19 06:59:12 | football
ルカ・モドリッチ
「親愛なる友人たちへ。あらゆる温かいサポートの言葉をありがとう。フットボールができないこの辛い時に、僕にとってすごく大きな意味があるものだ。こんな瞬間をまた経験できるように(画像、CL優勝時のとクロアチア代表)、もっと強くなって戻ってこれるよう、一生懸命トレーニングするよ。」





Parte medico:モドリッチ

2014-11-18 06:37:06 | football
後から追加

ASが、3~4ヶ月の離脱、と報じてます。FIFAウィルス……。
CL決勝トーナメントが復帰目標ですかね…。


元の記事
昨日の試合で負傷したモドリッチは、マドリーに戻ってきて検査を受けました。結果、「 tear of the left proximal rectus femoris tendon 左大腿直筋の腱の損傷(裂傷?)」。公式は全治にどのくらいかかるか(いつもどおり)書いていませんが、クロアチア代表のドクターや各紙の推測では、4週間~8週間とか、6週間~8週間とか。
1ケ月内では済まなかった…。年内の試合は確実に無理で、年明けもすぐに復帰できるかどうか微妙、ですね。モドリッチがこんなに長くいないことって、なかったような気がします。ケディラかイジャラか、時々メドラン…場合によってはイスコ? いずれにしろ、これまで出場時間の少なかった選手たちもうまく起用して、乗り切っていくしかないですね。

17日午後にバラハス空港に到着したモドリッチ
「(試合中)大腿部の上の方に鋭い痛みを感じた。まだ痛みがある。残念だけど、これがフットボールだ。」







ケディラは、自分が大怪我をしたのと同じ日同じ場所で、いろいろ思うこともあるかもしれないですね…。アルベロアの熱いメッセージはいつも変わらないですね。チームの全員の画像を、きちんとフォルダ分けして保存してるんじゃないかと時々思うんですが……。

モドリッチ、負傷

2014-11-17 06:59:50 | football

EURO予選イタリアvsクロアチア、前半23分くらいだったでしょうか……出遅れてちょうど見始めたところだったので、個人的なショックもさらに大きく…。モドリッチは、左股関節の辺りを痛そうに押さえて、一度はプレイを再開したものの、イタリアの選手がサイドを駆け上がるのをカバーしにいったところで動けなくなりました。
まだ詳細や確実な情報はわかりません。痛がっていた箇所は股関節、鼠蹊部ですが、筋肉の損傷だと書く記事もあり。
MARCA等の記事によれば、会場のサン・シーロ/ジュゼッペメアッツァはここ数日の大雨の影響を受けてピッチは重く、試合延期の可能性もあったとか。さらに、昨シーズンイタリア代表との親善試合でケディラが膝の靭帯を壊したのがまさにこのスタジアムで、それもちょうど1年前の11月16日だったそうで……。

復帰までどれくらいかかるかまだわかりません。1週間程度で済むなら…と思いますが、微妙な個所だし痛がっていたし、簡単なものではないかもしれない。でも、せめて1か月くらいで……。
とりあえず年内スケジュールは、比較的ですが、少し余裕がある方かもしれません。CLの少なくともGL突破は決まっているし、リーガの上位チームとの対戦は年明け(バレンシア戦は年明けすぐ、でした…)、クラブW杯もプライオリティは少し落ちるとして(あくまでも個人的意見としてですが)。フル稼働だったモドリッチ、少しだけ休んでもいいかな……もちろん、できる限り早く復帰してほしいですが。

スケジュール
11月22日(土) L12 エイバール(F)
11月26日(水) CL5 バーゼル(F)
11月29日(土) L13 マラガ(F)
12月2日(火) COPA コルネージャ(C)
12月6日(土) L14 セルタ(C)
12月9日(火) CL6 ルドゴレツ(C)
12月12日(金) L15 アルメリア(F)
12月16日(火)~ クラブW杯
(クリスマス休暇、親善試合ミラン戦)
1月3日/4日 L17 バレンシア(F)

イスコ、モラタ、カジェホン

2014-11-16 09:28:21 | football

UEFA EURO2016 Qualifying round - Group C
ESPANA 3-0 BIELORRUSIA

スペインのゴール:イスコ、ブスケツ、ペドロ

マドリーからは、イケル、ラモス、イスコが先発に。そして、イスコ!! 最近の好調さそのままの素晴らしい出来でした。先制点(代表初ゴール)のゴラッソももちろんですが、左寄りから中央あたりで、攻撃の中心になっていたと思います。ベラルーシと力の差があったこと、しかもアルバがマルセロではないため、いつもより守備に気を配らなくてもいい感じで、さらに、攻撃的な場面でボールに触る時間が増え、イスコらしいアイディアを楽しめました。
それからカジェホンとモラタ、フル代表デビューおめでとう。どちらもそれほど時間が長くない途中出場で、らしさが出せたというほどではなかったと思いますが、まず第一歩。


試合後のイスコのコメント
好調な時期
「良い感じでやれているし、チャンスを生かしている。でもこれが自分のベストだとは考えたくはないね。」

称賛
「他の人たちに送られるもののようだったけれど、僕にも与えられるもののようだね。最近、マジックだと言われるよ。」

ゴール
「蹴ったら素晴らしいシュートになって、それで先制できた。雲に上るようだったよ。」

代表とレアル・マドリーでの先発
「僕が決められることではない。僕はトレーニングに集中し、毎日毎日を勝ち取ろうとするだけ。それは監督の仕事だ。代表もレアル・マドリーも、世界最高だ。監督たちの仕事を難しくするよう、努力するよ。」

向上していること
「良くなっているのは、フィジカル面から来ていると思う。良い状態で、スピードが付いて、絞れている。それがピッチの中に現れている。」

悪い時期
「選手がプレイできない時期というのは、それも良いことだ。1つには、立ち止まることで、それですべてを突き抜けることができる。また、トレーニングをすること。僕はそうしてきたし、続けていきたい。」
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モラタの試合後のコメント
デル・ボスケに言われたこと
「楽しむこと、しっかりやること、楽にプレイすること、と言われた。デビューすることだけ考えていた。勝てたし嬉しいよ。」

ポジティブな時間
「良くなっているし、まだ良くなれる。」

代表で一番好きなポジション、システム
「中央でもラテラルでも同じ、プレイするよ。今日の僕は世界一幸せだ。プレイできたし、デビューできた。これが夢だったんだ。」

イスコ
「すごいよ。スパイクに接着剤が着いてるみたい。」
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電話は後で

2014-11-12 23:00:51 | football
International Duty
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スペイン代表:カシージャス、セルヒオ・ラモス、イスコ
 15日 EURO予選 ベラルーシ(H:ウエルバ)
 18日 親善試合 ドイツ(H:ビゴ)

ポルトガル代表:ペペ、クリスチアーノ
 14日 EURO予選 アルメニア(H:ファロ)
 18日 親善試合 アルゼンチン(N:マンチェスター赤)

フランス代表:バラン、ベンゼマ
 14日 親善試合 アルバニア(H:ロリアン)
 18日 親善試合 スウェーデン(H:マルセイユ)

ドイツ代表:クロース、ケディラ
 14日 EURO予選 ジブラルタル(H:ニュルンベルク)
 18日 親善試合 スペイン(A:ビゴ)

クロアチア代表:モドリッチ
 12日 親善試合 アルゼンチン(N:ロンドン)
 16日 EURO予選 イタリア(A:ミラノ)

ウェールズ代表:ベイル
 16日 EURO予選 ベルギー(A:ブリュッセル)

コロンビア代表:ハメス
 14日 親善試合 USA(N:ロンドン)
 18日 親善試合 スロヴェニア(A:ツェリエ)

メキシコ代表:チチャリート
 12日 親善試合 オランダ(A:アムステルダム)
 18日 親善試合 ベラルーシ(A:ボリソフ)

コスタリカ代表:ケイラー・ナバス
 14日 ウルグアイ(A:モンテビデオ)
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もう今日から(水曜)試合がありますね。クロアチアは、このアルゼンチンとの親善試合には主力は(=少なくともモドリッチは)出さないという話でしたが…。でも中南米の選手たちの大部分が欧州での試合で済むので(アメリカ大陸まで戻るのはナバスだけ)、消耗は少ないかもしれません。
マドリーのチームメイト同士(元、含む)が対戦する可能性の高い親善試合もあります。面白そうです。



「あとで掛け直してもらえます?」
FranceFootball誌のバランのインタビューを、ASが切り取ってきたもの。ジダンの電話の話とか、トラップ見たさにジダンにボール蹴ってみるとか、マドリーでの心得とか…バラン面白い。バランの独り言集を見てみたい。
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Q:ジダンから電話がかかってきた2011年5月のことを覚えていますか?
A:僕はバカロレアの試験中でいっぱいいっぱいだし、電話は移籍の件で鳴り続けていた。母は僕に、たぶん人生で一番忙しい、同時に最も重要な時を過ごしてるわねと言ってきた。当時僕は18歳で、そんな状況をやりくりする経験なんてなかった。かかってくるあらゆる電話の中に、ジダンからのものがあった。レアル・マドリーからの獲得興味について話したがっていた。でもその時は彼だと認識してなかったし、夜で僕も疲れていたから、たくさん話をしたくなかった。それでよく考えもせずに、後で電話してくださいって彼に言ったんだ。電話を切ったら、兄弟のアンソニーが、お前はクレイジーだって言ってきたよ。幸いなことに後でたくさん話すことができたんだけど。

Q:ジダンとその時の出来事について話したことは?
A:ないよ。自分でも少し恥ずかしいことだったと思ってるからね。

Q:レアル・マドリーでの最初のトレーニングで、ジダンの有名なコントロールを見たくて、ロングパスを送ってみたということも話していない?
A:自分の目で、ジダンのあの有名なコントロールを見たかったんだ。でも、そのことについても彼と話したことは一度もないよ。

Q:3年がたって、あなたは既に欧州のチャンピオンになり、レアル・マドリーに馴染んでいます。自分の人生が変わったと思ったのはいつのことでしたか?
A:レアル・マドリーと契約した時は、そうとは思わなかった。でも、バラハス空港で僕の到着を待っていた60人ものジャーナリストたちを見た時、とんでもない変化が起きているんだとすぐに悟ったよ。そんなことは、それ以前にはなかったことだ。経験したことがなかった。18歳で、そんなにはっきりとはわからないものだろう。そんな生活を送る準備はできてなかった。正直に言えば、自分が選択した結果起こるあらゆることを受け入れるまでの十分な時間がなかった。あらゆるスター選手が揃ったロッカールームに入っていく準備をしている時と同じで、すべてのメディアのプレッシャーが少し怖かった。

Q:Gaillete(ランスのトレーニング場)にいた時、どんなプロフェッショナルとしての生活を夢見ていましたか?
A:すべてが僕の思っていたことをはるかに超えていったよ。そういう話題については、Gailleteでルームメイトだった子供のころからの友人のマシューとよく話していた。15歳の頃に彼がこう言っていたのを思い出すよ。「プロフェッショナルの世界ってタフだよな? プロになるのは大変そうだ。19歳でなったら、良いかもな」って。結局僕は17歳でプロになり、19歳でレアル・マドリーの選手になった。こんなキャリアを歩むとは想像したこともなかったよ。子供のころからプロフェッショナルらしく見える若者になれたことがない。後に16歳になるまで、そういうことについて考えたことはなかった。フットボールをすること、ロッカールームで仲間たちと楽しむことに集中していた。プロになる考えに取りつかれたこともないし、プレッシャーを感じたこともなかった。若いうちからのキャリアを夢見る選手たちはたくさんいる、でも僕はランスで幸せに過ごしていた。

Q:レアル・マドリーでのデビューの際(初練習?)、有名な選手たちの間で、ただのファンに見えないようにとどうにかしなければならなかった?
A:何よりも、目を見開いて学ぶようにしていた。チームメイトにユニフォームをねだったりしないようにと自分に言い聞かせたよ。同時に、自分が世界中の基準以下ではないように示さなければならない、このチームの一員であることを示さなければならなかった。それに、一瞬もリラックスはできないということもわかった。おいていかれたくはなかった。ハイになってすごく集中していた。でも一瞬、ほんの少しリラックスした。その数秒で、カカが僕の股下を抜いて行ったんだよ…はるかにラクそうにね…。それでまた自分に言ったんだ。「OK、ハイレベルっていうのはこういうものだ。常にトップの状態でいなければいけない。そうじゃなかったら失敗する」って。僕は素早く学んでいったし、今は、もし誰かのユニフォームが欲しかったら、それも楽にできるよ。

Q:今21歳で、レアル・マドリーでプレイし、チャンピオンズ・リーグを勝ち取り、ワールドカップでもプレイしました。まだクレイジーな夢をみているようでは?
A:クレイジーかどうかはわからないけど、でもワールドカップやEUROは大好きだよ。プレイすることがじゃなくて、勝つことがだ。フランス代表やレアル・マドリーにいるなら、重要なことは参加することではなく、ファイナルまで到達することだ。それに勝利には疲れることがない。20回でも、25回でも、30回でも。

Q:若きレアル・マドリーの選手として、朝目を覚ました時に何を考えていますか?
A:フットボールが僕にとって妄執になったことはない。レアル・マドリーの選手となってさえもね。だから、自分はすべてをこのトレーニング、この試合に捧げなければいけない、みたいな考えをしながら起きることはない。僕が好きなのは、自分がしたことの進捗が実感できること。リハビリやトレーニング、技術的なこと…。僕には、完璧主義者の側面もある。母は、僕が小さいころに宿題をするのに、没頭して徹底的にやる面に驚かされたと言っている。その性質も少し残っているんだと思う。
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おまけ
別メでランニングをするイジャラメンディとカルバハル。元気そうで何よりです。

重要:寝る前に先発は決めておく

2014-11-11 21:43:14 | football
10日、オンダセロの番組でアンチェロッティが様々な質問に答えたようです。こういうのは普段ASの記事を中心に見るんですが(Q&Aになってて見やすいから)、ざっと他の報道も見て、一番詳しかったのがMundoDeportivo(バルサ系スポーツ紙)だったという…。
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現在のバルサでのピケの状況
(規律違反が理由で出場させてもらえない、とされている)
「ベンチで携帯電話を使ったからといって、それで選手を罰したりはしない。私は規律を信じているし、罰を与えることで解決が必要なこともあるが、しかし話し合い、説明すること……選手たちは賢いからね。しかし、それが理由でピケがプレイしていないとは思わないよ。」

ロッカールームでの高いプロフェッショナリズム
「レアル・マドリーのロッカールームには非常に高いプロフェッショナリズムがある。このユニフォームを身に着けることが、それを助け責任感を与える。ミランでも同様だった。クラブがもつ歴史と、このクラブのために在籍した選手たちのために……。トレーニングで、このクラブのあらゆる面で、真剣さを目にする。試合やトレーニング後に選手たちがどのようにしているか、我々が互いに抱いている敬意……このチームは、私が率いてきた中でも最も献身的だ。」

チームには何の問題もない
「レアル・マドリーでは、選手たちのモチベーションを上げるのに問題を感じたことがない。例えば、ある選手がプレイできなければ怒るだろうが、それでモチベーションを下げるのではなく、監督に気に入られるようにと、より一生懸命トレーニングするんだ。」

選手として、監督としての経験
「監督になるには、常に勉強していなければいけない。なぜなら、フットボールは常に変化しているからだ。選手生活が終わったらそれでもう監督をうまくやれる、とは考えられない。私の場合は、監督になって最初の3年間は特に、選手であったことが役に立ったが。」

寝る前に先発は決めておく
「先発を決めるのに非常に苦労したことがあった。ユベントス時代、私はほぼ一晩眠れずに、インザーギにするかコバチェビッチにするかで悩んでいた。しかし目が覚めた時に、インザーギが腎疝痛でプレイできないということに気付いた。今は、寝る前に先発を決めてから、よく休むようにしているよ。」

会長たちとうまくやること
「選手たちについて話をして、決断について説明するのは簡単なことではない。いつも理解できる内容ではないからね。会長たちとはすごい経験をしてきたよ。アニエッリ、ベルルスコーニ、アブラモビッチ……フロレンティーノとベルルスコーニは、それぞれのクラブのファンだ。アブラモビッチのような会長とは異なっている。フロレンティーノは私をここへ連れてきた。私を助けてくれるのは普通のこと。しかしそれは、我々が話し合わなければいけないという意味ではない。イタリアにいた時は、ベルルスコーニが先発に口を出して、私はただ、なぜだ?と疑問に思っていた。フロレンティーノは、そういう電話はしてこない。」

率いてきた中で最高の選手
「1人だけというのは不可能だが、おそらく一番はマルディーニだろう。素晴らしいプロフェッショナルだった。彼のキャリアの中で、トレーニングに遅れてきたのは1度きり、1分だけだった。」

クロースの素晴らしい働き
「クロースはまた別の「プロフェッサー」だ。彼はシャビ・アロンソ大学を非常に早く終えた。驚いているよ、彼には心配するようなことが全くなかったから。プレッシャーがあろうとなかろうと、彼のプレイは常に同じだ。相手が近づいてもね。彼は非常に重要な存在、我々の試合は多くが彼を経由する。またとても若い。彼にとってどこのポジションがより良いのか私にはわからない。今の彼に求められる位置で、常に向上できるだろう。今それは簡単なことではないのだが。速いプレイ、常に正しい判断をし、ボールを失うことなく、ボールを回収し……。」

ハメスとディ・マリアの比較
「ハメスについては、よく知っていた。彼はサイドでプレイしていたが、クオリティよりもその献身性に驚かされた。ストライカーとしてだけではなく、メディオセントロとしてもプレイできる。フットボール選手として、ディ・マリアとは大きく異なる。ディ・マリアは、彼の持つエネルギーで試合を活性化させることができた。しかし時にコントロールを失い、重要なパスを失ったりした。」

フットボール哲学
「ビッグクラブは、フットボール思想を持ち、それを追求する必要がある。この思想は、ある個人に適用され得るものでもあり、あるいは相手チームの弱点に合わせられるものでもある。私は自分が幸運な人間だと考えている。世界最高のクラブ、私が好きなチームを率いてきた。こうして最後には、夢をかなえることができるものだろう。結果も、おそらくね。」

ラ・デシマ
「UEFAチャンピオンズ・リーグのファイナルでは、何か理解するのが難しいことが起きたようだった。物事を結果に結びつけるものが1つだけあった…あのゴールだ。しかし勝利させてくれるものなど何もない。仮にチャンピオンズ・リーグを獲れなかったら、でも我々はまだここにいるだろうと思っている。」

ジダンがカスティージャを率いるのは驚きではない
「ジダンが他のオファーを拒否して、カスティージャに残ったのは、私には驚きではない。彼は、これを良いチャンスと考えたのだ。彼はこの家の人間だ。多くのものを約束したクラブがたくさんあるが、それでは十分ではない。ここにいるのが彼にとって良いことだ。」

試合中の交代は妥当
「チームが良い時に選手を交代しようとしたことはない。チームが良いのだから、なぜ換える必要があるんだ? 交代には3つの理由がある。選手に問題があるか疲労していること。フレッシュな選手を入れて試合の流れを変えようとする、あるいは戦術を変更すること。そうでなければ、後半に試合を活性化させるためだ。」

イスコ、マルセロ、モドリッチに満足
「イスコはハメスと同じレベルにある。マルセロの素晴らしいパフォーマンスは、私には驚きではない。実現できるはずと私が常々思っていた、このレベルでプレイできる選手だ。昨シーズンは、彼が今できているようにはやれなかった。このまま続けてほしいね。モドリッチは、完ぺきな、トータルなセントロカンピスタだ。」

シャビ・アロンソの移籍
「その時には私は、クロースのクオリティとシャビのリスペクトを考えていた。彼は移籍を求めた。何かが悪いというのではなく、彼は他の場所でのチャンスを求めたのだ。彼は非常に知性の高い人、別の国、別の文化でのフットボールを求めていた。」

サッキへの賞賛とチアゴ・モッタ
「サッキはイタリアフットボールにおける戦術を変えた。それ以前は、アウェイの試合の時はディフェンスをするだけだったのだ。彼と共にした私の経験は素晴らしいもので、かつ簡単なものではなかった。なぜなら彼は、自分自身にも他の人間にも、多くのものを求めたからね。モッタは、私がパリを率いた時に大きな助けになってくれた。私はPSGのメンタリティを変えなければならなかった。普段から戦うということに慣れていないチームだったから。」

デル・ボスケと食事をしたことがある
「イエロに頼んだ。私たちは選手たちについて話をしたよ。彼は、モラタのことを追っていると話していた。非常に感銘を受けたし、素晴らしい紳士だ。あれだけたくさんの素晴らしい選手たちを監督するのは本当に大変なことだろう。」
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