さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

今年もコアジサシがやって来た

2017年05月12日 | 野鳥
5月3日、GWの最中、そろそろコアジサシでも来てないかと、I沼を覗いて見ると、7~8羽くらいのコアジサシがいました。
その内の数カップルで、給餌行動も始まってるようです。

まずは1年ぶりの優雅な飛翔から・・・・・いつ見ても飛翔姿がスマートで美しい!!




羽がが透けて見える写真も好きで、敢えて逆光で・・・・・



目線の高さで撮ると、角度のせいか、意外とずんぐり・むっくり体型ですね!!




光と風の具合で、対岸の樹の緑が水面に映って、コアジサシの白い体が輝いて綺麗です。


こうしてコアジサシの数が徐々に増えだすと、いよいよ夏がやって来ます。
この沼も、コアジサシに続いて、セタカシギがやってくる頃には、古代ハスが咲き始めます。ここに通う回数も増えそうです。


次回は給餌場面を載せますね。




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シャガ2017

2017年05月10日 | 
GW中、いくつかの田圃を周ってみましたが、今年はシギチの渡来が遅れてるのか、見る事が出来ません。
まだ田圃も田植えが始まったばかりで、時期的に早いのかも知れませんが、しばらくは田圃通いが続きそうです。

今年は、クマガイソウなど春の野草を見に行くことが出来なかったので、花の記事も少なくなってしまいました。
そこで、今回は、在庫から、ハナミズキの傍らの日陰に咲いていたシャガを載せてみます。

シャガ3兄弟(??)綺麗に並んで咲いてます。


シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)
アヤメの仲間で、湿ったところに咲く多年草です。
学名にはJaponica(「日本の」という意味)とついてますが、中国原産の花。
この花は1日で枯れてしまい、次々と新しい花を咲かせます。また、三倍体という種類の植物なので、実はできないです。

三倍体植物??・・・・・・・調べてみました。
ふつうの植物は、二倍体と云って、遺伝をつかさどる染色体を二組持っていますが、三倍体植物の場合は一組多い三組の染色体を持っているそうです。
三倍体になると、葉や花は大きくなりますが、種子をつくることが出来なくなります。ヒガンバナや種子なしスイカも三倍体植物だそうですよ。
三倍体植物は、何らかの原因で染色体数が倍になった四倍体植物と、ふつうの二倍体植物が交配して生じます。
中国には正常な二倍体のシャガがあるといわれ、結実するそうです。どんな実が出来るのでしょうね。




椿の花も何種類か咲いていたので、撮ってみました。





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コムクドリの食欲

2017年05月08日 | 野鳥
前回の続きで、今回はコムクドリの食事風景を中心に載せてみたいと思います。

コムクドリたちが餌の小さな毛虫を見つける様子を見てると、何とも面白く、時間が経つのを忘れてしまいます。

上から覗き込んだり・・・・・・


首をかしげて、葉っぱの間を覗く仕草も・・・・・・


餌を飲み込む瞬間です。 餌のイモムシが見えますか?(トリミングで大きくしてます。)


こちらでも見つけたようです。 それにしてもすごい食欲で、枝から枝へ渡りながら、矢継ぎ早に餌をゲットしていきます。


上や下へと頻繁に移動しながら・・・・・下の方で、何を見つけたのか??


ここの桜並木、すぐそばの公園も含めて、何本の樹があるか分かりませんが、ここに産み付けられた蛾の卵は何万個(何十万・何百万個)???
おそらく、すごい数の卵が産み付けられてると思われるので、コムクドリなどの野鳥にとっては、最高の餌場なのでしょうね。


時にはこんな格好も・・・・・


こんなムクドリも5月3日に訪れた時には、姿を消していました。
きっとあちこちの桜の樹などの木々を巡りながら、北へ向かって移動して行ったのでしょう!!
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コムクドリ(小椋鳥)雄の模様には2タイプがあります。

2017年05月06日 | 野鳥
I沼のコムクドリを探し始めて2日目、やっと2羽のコムクドリを見つけました。
道路を挟んだ桜の枝の間にいる2羽の違うタイプの雄を見つけました。 少し間隔をとりながら、食事に夢中です。
まずは襟巻タイプの雄から・・・・・・


次は笑窪(えくぼ)タイプの雄です。


コムクドリの事については、以前にも詳しく書いてますので、詳細は割愛しますが、雄の2タイプについて、面白いレポートを見つけました。

コムクドリの雄は個体変異が多く、栗色の模様によって、2タイプに分かれる事は皆さんご存知ですね。 どうも、その模様の違いが、繁殖行動に関係してるらしいのです。
(1枚目写真の雄ように、栗色部分が襟巻状になってるタイプと、2枚目の雄のように笑窪(えくぼ)のようになってるタイプ)

北海道大学の竹中先生の研究によると、この変異は経年による変化はほとんど見られないことから、生まれつきで、この模様が変わることはないようです。
(幼鳥から成長への移行期には多少の変化あり)
しかも、タイプによって繁殖行動に違いがあるようなんです。
栗色部分が少なく、頬に笑窪(えくぼ)のような班があるほうが、一夫二妻になるケースが多く、
逆に、襟巻のように栗色が広がってる方は、一夫二妻になるケースがきわめて少ないそうです。その中間タイプでは、そのケースは半々だとか・・・・
面白い研究ですね。 要は、笑窪(えくぼ)タイプの方が、繁殖能力が高いということでしょうか?


そんな目で上と下の雄同士を比較して見てみると・・・・・むむっ! 下の個体の方がモテ男で浮気性??(笑)


それにしても、器用に葉の間にいる芋虫を探し出します。




次回は、そんな食事風景を載せる予定です。
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アトリもすっかり夏羽に変身?

2017年05月04日 | 野鳥
4月19・22日連続で、I沼へコムクドリ探しです。
どちらの日も、桜並木を元気に飛び回っていたのは、今シーズン全国的に大当たりのアトリです。
すっかり夏羽に変身してる個体も多く、雄雌合わせて20羽以上いるのでしょうか。



雌を上から撮ってみましたが、雌も、色がだいぶ濃くなっています。


桜の樹の枝の間を忙しく移動しながら餌を探しています。




餌にしてるのは、桜の実ではなく、葉や枝にいるまだ小さな芋虫です。


器用に、葉の裏などから、まだ小さな蛾の幼虫を見つけては、パクリ! 少し前までは、小さな木の実を食べていた時とは様子が違います。
長い旅のを前に、栄養価の高いたんぱく質を補給してるのでしょうね。



すっかり夏羽に変身した雄の後姿。 こんな姿を見れるのも、この日が今シーズン最後かもしれません。
それにしても、このアトリ達、全国的にこれだけ多くやって来たシーズンも久しぶりではないでしょうか。
来年もまた、元気にやって来てほしいものです。


長い滞在と云えば、このシメも遅くまで居ますね。 アトリに混じって1羽だけ飛びまわっていました。



ところで、肝心のコムクドリは・・・・・・・・もちろんいましたよ。
後ほどじっくりと・・・・・
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