さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

台風後の沼は寂しくなりました

2019年10月30日 | 野鳥
台風一過、沼は満水状態。
いままで居たツルシギやセイタカシギ・オジロトウネンの姿も見えなくなり、寂しくなりました。
台風19号が通過して2日目の10月14日、もしかして沼に珍鳥でも入ってないかと淡い期待をしながら出かけてみると・・・・
沼は満水、周辺の道路には、まだ泥が少し堆積している状態でした。
いままで居たツルシギ達の姿はなく、杭の上にセイタカシギがポツンと1羽、どこか寂しげです。



沼の周辺を歩きながら移動してると・・・・ヒドリガモの大きな群れが何度も旋回しながら、沼に着水。



コガモに続いてヒドリガモの大きな集団が到着したようです。

そして10月20日、そろそろ水位も下がってシギチが入ってるころだろうと、出かけてみたものの・・・・
遠くにいたのは、アオアシシギが6羽。先日残っていた1羽のセイタカシギは??
沼を一回りしても、コガモとヒドリガモの群れがいるだけで、あれほど居たチュウサギの姿もほとんど見えません。
再びアオアシシギのいた場所を覗いてみると、いつの間にかハマシギが4羽混じってます。





その後も、近くを通る都度沼を覗いてみますが、オジロトウネンを1羽確認しただけで、シギチたちはどうも居心地が悪いようです。
原因は?  多分、その後も雨が続いたりして、沼の水位がいつも変化してるせいではないでしょうか。
水位が安定せず、一定の餌場が確保できないため、シギチが居ついてくれるまで、しばらく時間がかかりそうですね。


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キバナコスモスにホシホウジャク

2019年10月27日 | 昆虫
北本自然観察公園のワタラセツリフネソウを見に行こうと思っていたのですが、野暮用でもたもたしてるうちに・・・・台風19号。
台風が通り過ぎた後の10月15日、午後から見に行ってみました。
公園に入ると、キバナコスモスに数匹のホシホウジャクが群がってました。





少し時期的には遅いと思いながらも、ワタラセツリフネソウの咲いてるポイントに行ってみると・・・・
台風のせいで、ほとんどの花に泥がかぶっていて全滅状態ですが、唯一、頑張ってた咲いてた花一輪です。



他に何か面白い材料はないかと、公園内を散策してると、せまい通路に鳥撮りさんたちが集まってます。
見えるポイントは限られてるため、見つけるのは難しそうですが、ヨタカがいます。
よくこんなところにいるのを見つけたものですが、ヨタカは夜行性、動く気配もなく、時々目を開けた瞬間がシャッターチャンス??
持参のマクロレンズでは狙えるわけでもなく、後ろ髪を引かれる思いで、その場を後にしました。
駐車場に向かう途中、数人の鳥撮りさんたちがやってきて、ヨタカのいる場所を聞かれたところを見ると、すでに情報が拡散してるようでした。

*ワタラセツリフネソウのことは昨年の記事に詳しく書いてますので、興味のある方は・・・・・こちら



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沼のカワセミ(カップル?)

2019年10月24日 | 野鳥
このところ、天気も良くなくて、所用でバタついていたため、ほとんどフィールド散策ができてません。
ネタ切れのため、在庫の中から、未掲載の写真を選び出してみました。
10月初旬、ツルシギやオジロトウネンなどで賑わってた頃、久しぶりにカワセミのカップル(?)を見かけました。


盛んに鳴いてるのは雌の方で、雄を呼んでるようです。繁殖期でもないこの時期、雄と雌が一緒にいるところは、珍しいかもしれませんね。
カワセミは繁殖期以外はなわばりを作って単独行動が多いはずなのですが・・・・
途中、もう1羽の雄が現れ、一時は3羽でバトル戦?? 結局落ち着いたのはこのカップルです。(今年生まれの巣離れの遅い兄妹???)



遠くにムナグロが4羽。 先日載せたムナグロだと思われますが、4羽に増えてました。


マガモのエクリプス? カルガモの群れの中に1羽だけ混じってます。



台風19号前の沼でした。 次回は台風の後の様子を載せますね。

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チュウサギも間もなく旅立ち?

2019年10月21日 | 野鳥
ラグビー日本、残念!! 
でも、よく頑張ってくれました。また、次のワールドカップに向けて・・・・お疲れさまでした。

今回も在庫から・・・10月の沼は、チュウサギの群れでいっぱいです。みんなで集まって旅立ちの相談でもしてるのでしょうか??
今回は少しチュウサギを含めたシラサギのことを調べてみました。


チュウサギ(中鷺)
日本では夏に本州や九州に飛来する夏鳥で、九州南部や南西諸島では越冬することもあります。
よく茂った雑木林などに集団で繁殖し、コサギ、ゴイサギなどとともに、サギ山と呼ばれる混合コロニーをつくることでも有名です。
一部の地域では、糞、餌や雛の腐臭や鳴き声が、公害になってるようですね。
足は全体が黒く、眼先は黄色、くちばしは繁殖羽では黒色、非繁殖期は黄色で先端が褐色です。
ダイサギに似てますが、体長が小さいこと、嘴が短いこと、眼下に入る口角の切れ込みが眼の真下で止まるところで区別できます。
(口角が、明らかに眼よりも後方まで伸びていればダイサギ)
また、ダイサギは日本には冬鳥として渡来しますので、季節的にも異なるので見分けは付きやすいですね。
では、夏に見かける口角が眼よりも後方にいるまで伸びてるサギは??
ダイサギの仲間のチュウダイサギ(中大鷺)です。なんだかややこしい話です。
ダイサギよりも体が小さくて、日本では春から夏に繁殖し、南国の一部で越冬しますから、チュウサギとダブりますね。
でも、口角の位置はダイサギと同じなので、区別はできそうです。

そんなチュウサギも間もなく、南に向かって旅立ちます。1/100前後のSSで撮ってみましたが、ゆったり飛ぶのであまり躍動感は出なかったですね。



ちなみに、「シラサギ」と称される白い鷺、日本人とはかかわりの深い鳥で、昔から俳句などによく詠まれていますよ。
また、シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」と呼ばれてる姫路城が有名ですね。
「シラサギ」とは、全身が白色のダイサギ・チュウサギ・コサギ、およびカラシラサギを指し、冬羽のアマサギやクロサギの白色型も入れられることがあります。
珍しいカラシラサギやクロサギを除いた大・中・小のシラサギを季節ごとに区分してみると・・・・
コサギ:日本では留鳥扱いで、1年中見れます。(北海道など北国では夏鳥)
チュウサギ・チュウダイサギ・アマサギ:日本では夏鳥です。
ダイサギ:日本では冬鳥です。
大きさで比較すると、大:ダイサギとチュウダイサギ、中:チュウサギ・(アマサギ?)、小:コサギ
分類上は、ダイサギとチュウダイサギはアオサギ属でチュウサギとコサギはコサギ属、アマサギはアマサギ属になります。


チュウサギやコサギの群れ中で、セイタカシギが2羽いました。



次の写真はコサギの飛ぶ姿。コサギはこの沼の1年を通じての住人です。


西日を浴びたアオサギも綺麗です。 この日、アオアシシギも7羽に増えてました。


さて、問題は次の写真の子です。左にいるのはコガモですが、他のカモたちに比べて体が大きく、嘴も黒色で頬が少し白い?脚も太くてがっしりしてます。
この時期のカモたちはエクリプスも多く、いろいろ調べてみたものの、判断できずにいます。教えていただけるとありがたいのですが・・・・


この沼には、すでにコガモやヒドリガモは到着してるのですが、果たしてこの子は???

*シラサギのことをいろいろ調べてみたのですが、新しい発見もありました。
短時間で調べたので、間違ってるところがありましたら指摘してくださいね。



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ムナグロも居ましたよ

2019年10月18日 | 野鳥
ツルシギが餌を求めて、近くまで来てくれると期待しながら、待つものの、その後、陽が徐々に傾いてきます。
諦めて、帰り際にオジロトウネンがいたところを再び覗いてみると、オジロトウネンは2羽に増えて、さらにムナグロが3羽。
渡りの途中で羽を休むるために立ち寄ったのか?
すでに冬羽に変わって、雌雄の判別がつきません。もしかすると若鳥も交じってるのかな???
この周辺の田んぼで春によく見かけるムナグロですが、この時期にこの沼で見たのは初めてです。(少なくとも私は・・・)


ちょっと首を傾げた様子が可愛いですね。




傍らの浅瀬では、チュウサギが数羽のんびり食事中です。時々こうして飛ぶ姿も・・・・


上手い具合に夕陽が水面に映るところにチュウサギがやってきます。水面が黄金色に輝いて、綺麗!!


帰り際に見た沼の夕陽です。スマホで撮ってみました。 この沼で、こんな夕陽を見るのも久しぶりです。






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