さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

クロハラアジサシの狩り2016

2016年10月30日 | 野鳥
9月上旬頃にやってきたクロハラアジサシ、一時は10羽近くいたクロハラアジサシですが24日時点では3羽。
そして26日にはその姿も見えなくなりました。
その間同じ群れが居座っていたのか、群れが入れ替わっていたのかは不明ですが、これだけ長く居てくれたのは久しぶりです。
そんなクロハラアジサシの狩りの様子を今回は載せてみたいと思います。(9月10月の総集編)

少し前に書いたように、アジサシの仲間のダイビングは有名ですが、このクロハラアジサシはアジサシのダイビングよりお淑やか??
しかも、ダイビングだけではなく、水面をすれすれに飛びながら、水面近くの獲物を器用にすくい取ることも多く、二刀流使いです。

まずは、お馴染みのダイビングから・・・・・・・
飛びながら獲物を探して、水面近くの獲物を見つけると一時的に静止状態。(下の2枚は同じ日ではありません)


そして体を反転させて・・・・・・


一気に急降下です。
以下連続写真です。






残念ながら、獲物は捕れなかったようですね。

そして、もう一つの方法は・・・・・・水面近くを飛びながら・・・・・・


素早く獲物をすくい取ります。見事小魚をゲットしたようですね。(小さくて見えないかも知れませんが・・・)


次の写真はちょっと中途半端なダイビングの後。  この時も失敗したようで、獲物を捕る確率は低そうですね。




今日のおまけは、こんなクロハラアジサシを撮っていた時に突然現れた飛翔体。(10月12日撮影)
前はアオアシシギで、後ろはオグロシギのようです。
オグロシギは、すでに旅立っていたと思っていたのに、新たな個体でしょうか。


(このオグロシギは、1週間後、この沼に行ったときは、すでに旅立ったようで確認できませんでした)
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ノビタキ(パート2)

2016年10月27日 | 野鳥
1回飛ばしてしまいましたが、ノビタキの続きです。
ノビタキといろんな花のコラボ、一番有名なコスモスやソバの花でしょうか。
最近はヒマワリの花とのコラボもありますが、私はまだ未体験です。

このように花とのコラボ写真が撮れるのも、高い天辺が好きなノビタキの習性のお蔭ですね。
そんな習性を利用して、中には設置したカメラの天辺に止まらせてノビタキを撮る猛者もおられるとか・・・・・

でも、私はこんなシーンも素朴で好きなんです。


どこか哀愁を感じませんか。


葦の穂でしょうか、そよ風に揺られて気持ち良さそうです。


ちょっとこちらが気になる??? 「あんた!勝手に撮らないでよ!!」


お気に入りの場所で・・・・・・・・・・


チカラシバをバックに撮ってみましたが、ちょっと鬱陶しいですね。


男の子もこちらが気になる???


別の日に撮ったデジスコ写真。カメラの特性で、色合いが少し違いますね。


ノビタキはどういう訳か、広い田圃の中でも、あちこちに散らばることなく、ほぼ同じ場所に留まってくれることが多いですね。
行動範囲も予測できるだけに、撮りやすい野鳥の一つかも知れません。
ここのノビタキも、しばらく滞在してくれそうなので、また違ったシーンが撮れるかもしれません。
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大きさ比べ(コアアシシギ・アオアシシギ・オグロシギ・セイタカシギ・サルハマシギ)

2016年10月25日 | 野鳥
9月・10月の在庫から、今までI沼に来たシギの大きさ比べをしてみました。

まずはアオアシシギとコアオアシシギです。
手前に写ってるのがアオアシシギで、奥のぼんやり写ってるのがコアオアシシギです。


もう少し鮮明な写真で見ると・・・・
アオアシシギとコアオアシシギとセイタカシギが勢ぞろい。大きさの差が分かるでしょうか。


今度はもアオアシシギとセイタカシギの比較です。


今度は、コアオアシシギとサルハマシギの比較です。


セイタカシギを加えてみると・・・・


今度はオグロシギを加えてみました。


少し遠いですが、オグロシギとサルハマシギです。 分かり難いですが、3羽のオグロシギの左側に写ってる小さな鳥がサルハマシギです。


最後は、ちょっと面白い構図の、セイタカシギとカルガモです。 カルガモも翼を広げるとデカいですね。



もちろん、それぞれには個体差があるので一概に大きさ比較はできませんが、いつも単体写真が多くなってしまうので、たまにこんな混合写真も楽しんでます。
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まだまだ用心深いノビタキ(野鶲)

2016年10月22日 | 野鳥
10月7日午後、そろそろノビタキが来てる頃だと思い、A田圃に出かけてみたものの、はるか遠くにノビタキらしき鳥を見つけただけ。
数人の鳥撮りさんに出会うものの、お互い「まだ来てないようですね!!」の挨拶。
この日ノビタキはダメで、唯一の収穫は、目の前に出てきたウラギンシジミが綺麗な翅を広げてくれたことかな!




3日後の10日、もう一つ別のの田圃に出かけてみると・・・・・祭日のため、運動公園のいつも止める駐車場は満杯で、止めるのに一苦労。
久しぶりにこの田圃に来てみたのですが、スーパー堤防工事のため、景色は一変しています。
しかも、祭日にも拘らず、鳥撮りさんの姿は見えず!!不安がよぎります。

でも、ノビタキは居てくれましたよ!
田圃の畦道を歩いてる先の枯れ穂の上に・・・・・・・雄がこちらを見つめてる??


用心深く先に進んでいくと……セイタカアワダチソウにも・・・・・今度は女の子。
2~3羽の雌が、セイタカアワダチソウの上で、辺りを窺ってる様子です。



この子だけはのんびり座り込んで(?)休憩中??


この子はソワソワしてどこか落ち着かない様子です。


上の方が気になるようですね。


そろ~りと、もう一歩近づいてみます。



それにしても、まだ人馴れしてないのか、かなり用心深くて、こちらが少しでも動くと、すぐに飛び立ってしまいます

日本では、夏鳥として中部以北の高原や草原にやって来て繁殖しますが、平地でも、旅鳥として春と秋にはあちこちに立ち寄ってくれて、鳥撮りさんたちの人気者。
ノビタキの事は過去に何度も書いてるので、詳細は書きませんが、今回は、2016年8月に国立研究開発法人森林総合研究所から発表された論文を紹介しますね。

「北海道で夏に繁殖する渡り鳥「ノビタキ」は、本州を通らずに直接大陸へ渡り、日本を通過せずに越冬地のインドシナ半島や中国南部にたどり着く!」
 夏に北海道のほか本州の高原などで繁殖するノビタキ、これまで本州伝いに南下して大陸へ渡るとみられていたが、北海道から直接大陸ん渡って南下するというのです。
今まではその追跡装置に問題があり困難だったそうですが、今回初めてジオロケーターという小型の計測機器をノビタキに装着し、それが解明されたそうですから驚きですね。
このジオロケーターの重さは関連器具を合わせて0.65gで、ノビタキの体重(15g)の5%以下に抑えられてるそうですよ。


さて、本文に戻ります。
畦道をぐるっと周ると、足元近くから2~3種類のシギの仲間が飛び立ちますが、直前まで分からず!!
上空を見ても、猛禽の姿は見えません。
引き返す途中の草むらで、1羽のノビタキが止まってくれました。


すぐ手前に、もう1羽が合流!!


手前のノビタキにもピントを合わせてみました。



・・・・・・・・・・・・続く!!
*古い図鑑には、ノビタキはスズメ目ツグミ科に分類されていますが、今はスズメ目ヒタキ科ノビタキ属ですので、要注意!!
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コアオアシシギ続編

2016年10月20日 | 野鳥
9月15日のブログで、コアオアシシギの事を書いたのですが、今回はその続編です。

10月19日、久しぶりに、I沼に顔を出してみると・・・・・
セイタカシギは、一時期数が減ったものの、この日は久しぶりに10数羽がのんびり岸辺でお昼寝中。
コガモやヒドリガモなども順調に到着してるようですが、さすがに一時やって来たオグロシギやエリマキシギなどの姿は見えません。
遠くにはヒドリガモの第1陣がのんびり長旅の疲れを癒してます。


岸辺では、コアオアシシギが2羽。
以前からの群れの一部が残っていたのか、別働隊なのかは分かりませんが、以前に比べて体全体が白く、冬羽に近い状態です。


独特のポーズで餌探し!!斜めに見た方が捜しやすい??



以前の記事には写真もあまり載せなかったので、在庫から、9月に撮ったコアオアシシギを載せてみますね。
上の写真と比較してみて下さい。 上の写真の方が、だいぶ白くなってます。

一時は10羽以上いたコアオアシシギ!!
日本には単独か数羽の群れで渡来することが多いらしく、10羽以上の群れは珍しかったのでしょうか???

天気が悪い日が続く中でも、並んで餌を啄む、こんな姿があちこちで見られました。



セイタカシギと並ぶと・・・・・・



長く居てくれた割には、綺麗な飛翔姿を撮ることが出来ず、後姿のこんな写真ばかり!!


ひどい逆光の中ですが・・・・・



日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期にやってくるコアオアシシギ、最近は越冬する個体もいるそうで、この子達がこのまま越冬してくれるといいのですが・・・・
無理かな~!!


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