さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

晩夏の虫たち

2023年09月12日 | 昆虫

朝晩は大分秋らしくなってきましたね。 しかし昼間は相変わらずの暑さ。フィールドを昼間、歩き回るにはまだ早そうです。

 

そろそろムツバセイボウが現れる頃だと思い、8月25日、9月3日・9日の3日間、K公園に出かけるも成果無し。

毎年ムツバセイボウが姿を見せるポイントには、宿主のドロバチの姿が見えず、これではムツバセイボウがやってこない?

仕方なく周辺の虫たちを撮ることに!!まず姿を見せてくれたのはお馴染みのツバメシジミ(燕小灰蝶)ですが、こちらを向いてくれない!

ヤマトシジミに似てますが、尾状突起が特徴です。

藪の中では、ナガサキアゲハ(長崎揚羽)の雄と雌が絡み合ってます。暗すぎてSSが上がらない。

そのうち雌が止まってくれました。アゲハ蝶の仲間で最も大きい(?)だけあって迫力満点。

元々は南方系に蝶ですが、温暖化のせいか?只今北上中で、関東と方でも最近はよく見かけるようになりました。

葉の裏にひっそりいたのはモンキチョウやモンシロチョウより一回り小さなキタキチョウ(北黄蝶)

スケバハゴロモを期待して探してみたのですが、居たのはアミガサハゴロモ(編笠羽衣)だけ。

羽化した時は緑色の粉でおおわれていてその後、活動するうちに粉が落ちて、黒っぽくなるとか。

オンブバッタ(負飛蝗)です。

蜘蛛の巣も撮ってみましたが、横糸の粘り気のある粘球が虹色に輝いてました。

木道付近を歩いてると、「カヤネズミの巣」の立て札があり、藪の中の先の方をよく見てみると・・・・・小さな巣が・・・・

残念ながら、カヤネズミ(萱鼠・茅鼠)の姿は見えませんでしたが、レッドリストに加えられるほど最近は数が減ってきてるとか・・・・

ここでも繁殖してるんですね。一度姿を見てみたいものです。

以上、特に珍しい虫たちではないのですが、園内はこんな虫たちがいっぱい。 次回は植物編の予定です。

 

 

 

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ギンヤンマ、危機一髪!

2023年09月06日 | 昆虫

前回の続きです。  ブログネタも尽きて五目ネタでつないでます。

アサザの写真を撮り終えて、ぼんやり池を眺めていると、アサザの葉の間にギンヤンマの番が産卵してる場面に遭遇!

何度も何度も場所を少しずつ変えながら産卵をしていたのですが・・・・・突然・・・・水しぶきが上がってギンヤンマの雌が・・・・

一瞬に雌の姿が消えて・・・・・わずかに翅と背の一部だけが水面に見えます。(分かりますか?)

何が起こった????    水中から魚がギンヤンマを捕らえようとして、水中に引きずり込んだようです。

幸いこの後、雌の方は魚から逃れて無事飛び立ちましたが、さすがのギンヤンマもこんな風に突然、襲われるとは夢にも思わなかったようです。

 

池のほとりでは、そんな自然界の営みとは関係なくサルスベリの花が咲いてます。サルスベリの花もそろそろ見頃が過ぎそうです。

帰る頃には急にもくもくと怪しい雲が・・・・・自宅に着くころには空は暗くなって強風が吹きだすと、突然の強い雨が・・・・

結局この日はオオセイボウは撮ること叶わず、お預けになりました。

 

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大失敗のオオセイボウ(大青蜂)

2023年08月31日 | 昆虫

8月18日、そろそろ青い蜂たちが出始めてるようなので、炎天下でしたが思い切って出かけてみました。

今回の狙いはオオセイボウ(大青蜂)

APSCカメラに少し長めの180ミリマクロを装着したつもりで意気揚々と出掛けたのですが・・・・・

現地について、いざ撮影と思いきや・・・・大失敗!! レンズを装着していたのはフルサイズカメラ。

35ミリ換算180mm(フルサイズ)と288mm(APSC)とでは大違い。

炎天下、木陰で待つこと約1時間。やっと姿を見せて呉れたオオセイボウですが、豆粒のようにしか写りません。

(掲載した写真は大きくトリミングしたものです。)

体長1~2cmほどの小さなオオセイボウ。花壇の中を動き回りますが、なかなか近くに来てくれず!!

なんとか証拠写真でも撮れればと・・・・見れただけでもラッキーか?

この日、チャンスはこの1回だけ。

すぐ近くにはパンパスグラス

オオセイボウ待ちにナミアゲハ(並揚羽)も・・・・

まだ撮る機会はありそうなので、再度挑戦してみたいと思います。今度は事前に、よくチェックして・・・・

 

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チョウトンボ(蝶蜻蛉)など

2023年08月23日 | 昆虫

7月28日のベニイトトンボ探しの時は、短いレンズでチョウトンボがうまく撮れなかったので、改めて・・・・

8月13日、再び見沼公園へ・・・・今度はチョウトンボ(蝶蜻蛉)撮りです。

この日はトンボの活動が活発で、池の周辺をたくさんのトンボが飛び回っていて、早速、近くのチョウトンボを狙ってみます。

光の具合で七色の金属色に輝くチョウトンボ

飛んでる時は脚を畳んでるんでますね。

ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の近くにもチョウトンボ!!

ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の猩々は、能の演目でも登場する猩々の装束が真っ赤であることからこの名前が付けられたとのこと。

元々、「猩々」とは、古くから中国に伝わる架空の生き物のことで、人間のような顔を持ち、全身が真っ赤な毛でおおわれ、お酒が大好きだとか・・・・

真っ赤なのは雄だけなのに、何故、能に出てくる「猩々」の姿から想像したのか?? 不思議ですね。

ガマの穂に止まったショウジョウトンボ

オオシオカラトンボ

後ろ向きですが・・・・睡蓮とウチワヤンマ

ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉):お盆の時期にたくさん見かけることが多く、「盆蜻蛉」とか「精霊蜻蛉」ともいわれます。

イトトンボ系はアオモンイトトンボが居ただけで、この日はベニイトトンボは見つかりませんでした。

 

 

 

 

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ベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)探し

2023年08月12日 | 昆虫

台風7号が週明けには本州直撃のコースを進んでるようです。 旅行や帰省をされてる方は気を付けてくださいね。

 

7月28日、長らくご無沙汰していたM自然公園へトンボ探しです。

この日も朝から強烈な日差しで、園内を少し歩いただけで汗びっしょり。

肝心のベニイトトンボを探すも、ここ数年数が減ってるのか、なかなか見つからない。苦労してやっと見つけた1匹です。

ベニイトトンボのことは以前にも何度か触れてきたのですが、改めて紹介しますね。

ベニイトトンボ(紅糸蜻蛉)

樹木に囲まれた、水草のよく茂った古い池や沼に生息しますが、分布地域はかなり限定されてるようです。

全国的に個体数も減ってきてるようで、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。(埼玉県では絶滅危惧Ⅰ B類(EN))

この池周辺でも、10年ほど前までは多く見られたのですが、年々数が減ってきてここ数年、見つけるのに苦労してます。

アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)はあちこちで健在です。交尾中のカップルを見つけました。完全なハート形にはなってくれません。

 

この個体は不思議な行動をしています。細長い尾を伸ばしたり大きく曲げたり・・・・何度も繰り返してます。

 

動画で撮れば良かったかな?

池の一画ではチョウトンボ(蝶蜻蛉)が乱舞してますが、100ミリレンズでは届かない!!何とか蓮の花をバックに・・・・

池をぐるっと一回りしてみましたが、この日はトンボの数も種類も少なく、改めて撮りに来ることにします。

・・・・・・続く!!

 

 

 

 

 

 

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