さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

岩殿観音の大イチョウ2020

2020年11月29日 | 季節
11月26日(晴れ)、久しぶりに、岩殿観音(正法寺)の大イチョウを見に行ってみました。
この日は早朝から濃い霧が立ち込め、上手くすると霧の中の幻想的なイチョウが撮れるかもと期待しながら自宅を出発。
しかし残念ながら、現地の到着する20分前頃から霧が晴れ始めます。
国道212号線、「こども動物自然公園交差点」を右に折れ、しばらくして左折、正法寺「仁王門」から延びる表参道に入ります。
600メートルほどの表参道、今は昔の面影はないですが、約50戸の門前町を形成していたとのこと。
「仁王門」横の小さな駐車場に車を止めて、「仁王門」から境内へ・・・・

「仁王門」:もともと、運慶の作といわれていましたが、江戸時代に焼失し、現在の仁王像は、文化年間(1808~1814年)に再建されたもの。
「巌殿山正法寺」の本堂は、この「仁王門」の横にあり、階段を登った先には、「観音堂」などがあります。

 

「巌殿山正法寺」は、718年(養老2年)に沙門逸海が岩殿山の岩窟に千手観音像を安置し、傍らに正法庵と号した草庵を結んだことに始まるのだとされてます。
真言宗智山派の寺院で、本堂には、阿弥陀如来さまが祀られており、主に回向法要を修するお堂です。
また、坂東三十三箇所の十番札所で、岩殿観音の名で知られています。

「観音堂」
常の勤行や祈願法要が修され、千手観音さまが祀られています。現在の観音堂は明治12年に移築されたものですが、江戸後期の建造と推測されてます。


境内右には、「百地蔵堂」(右)と「薬師堂」(左)があります。
「百地蔵堂」:弘法大師空海の作との伝がある地蔵菩薩さまが祀られています。その両脇には地蔵菩薩さまの像が並べられ、百のお地蔵さまが祀られています。
「薬師堂」:明治20年の春に信州善光寺三尊阿弥陀如来を分身安置され、薬師如来と十二神将、善光寺阿弥陀如来が祀られています。


境内を左の回り込むと、目的の大イチョウが目の前に見えます。時期的に少し早かったようで、所々まだ緑色の葉が残ってます。


推定樹齢は700年を越える大イチョウで、周囲は11mあり、埼玉県内でも最大級の大きさです。
江戸時代には養老木と呼ばれ、多くの女性に安産・子育守護の対象として信仰されました。



イチョウの周囲を左から回り込んでみます。




「観音堂」の前から見た大イチョウ。上の方は、だいぶ緑色の葉が残ってますが、見事な大木です。(こちら側から逆光)


この岩殿観音には、10年前ぶりで、その間大きな台風が何度も来てるにもかかわらず、大イチョウはびくともせず、健在でした。
久しぶりに、たくさんの写真を撮ってきましたので、何回かに分けて連載していきたいと思います。
(一部正法寺公式HPより引用)

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お箸のような嘴で・・・

2020年11月27日 | 野鳥
脚も嘴も長~い鳥は何種類かいますが、セイタカシギほど、華奢そうに見える鳥は数えるほど。
長い脚は、今にも折れそうだし、長い嘴は、お箸のようです。 今回は、そんな長い嘴をうまく使って小魚を捕まえた時の様子です。

見つけた!!


捕まえたぞ!


よいしょ!


よいしょ!


もう少し!


美味しかった~!!


こんな小さな魚、何匹食べたらお腹がいっぱいになるのかな??
大食漢のアオサギやウなどの食事と違って、どこかお上品(?)なセイタカシギの食事風景でした。


(おまけ)
鳥には歯がないため、丸呑みするか、大きい獲物の場合、猛禽類のように、鋭い嘴で引きちぎって飲み込むことになります。
そのため、鳥の消化器官は独特の構造になっていて、その胃袋は、「筋胃(きんい)」、または、「砂のう」と呼ばれ、強力な筋肉で囲まれてます。
筋肉で囲まれた胃袋で、餌を細かく砕くことができるんですね。まさに歯と同じ役目をしてるわけです。
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大宮公園も紅葉の兆し

2020年11月25日 | 
先日、大宮氷川神社の様子を載せてみましたが、今回は隣にある大宮公園です。
11月19日、そろそろ公園の黄葉も始まっているのではと、今度はチャリンコで大宮公園に出かけてみます。
毎年綺麗な紅葉を見せてくれる、「日本庭園」周辺を中心に秋探しです。
日本庭園のモミジはやっと色付き始めたばかり。ツワブキの花が綺麗に咲いてました。



公園の入り口にあるモミジだけが真っ赤に黄葉してます。
他のモミジとは種類が違うようで、毎年このモミジだけが最初に色付きます。



上を見上げれば・・・・・イチョウの黄葉が青空に溶け込んでます。銀杏の臭い(匂い?)がすごい!!

 

メタセコイヤの木も黄金色に輝いてます。(工事中の柵が邪魔で、下まで撮れません)


この公園の紅葉は、今頃(25日)は見頃になってるころでしょうか?

(おまけ)
久しぶりのカワセミです。この大宮公園にもカワセミがいるのですが、この子は見沼自然公園のカワセミです。
見沼公園の黄葉も、そろそろです。







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動画を撮りに!!

2020年11月23日 | 野鳥
寒くなって、新型コロナの勢いが増してきましたね。政府の対策の鈍さも相変わらず。やはり自衛するしかないのでしょうか!
鳥撮りも、珍鳥が入れば、人が集まり密になります。特に狙える位置が狭いと肩と肩が触れるほど・・・・・
大半の人はマスクをしてますが、中にはノーマスクや、マスクをしていても、顎まで下げて喋ってる人もいて、不安ですよね。
そんな訳で、蜜を避けて、最近はフィールドがオープンな沼通いが多くなります。

沼の南側では、相変わらずオオハシシギ3羽・ツルシギ2羽・アオアシシギ1羽・ハマシギ10羽ほどが滞在。
11月8日、そんな様子を動画に収めるために、出かけてみます。少し離れた浅瀬にみんな集まってました。
眠ってる者、羽繕いをする者、動き回ってる者、みんな様々ですが、時折場所を変えながらお休みタイムです。


ここにいるのは、ダイサギ、セイタカシギ、オオハシシギ、ツルシギ、アオアシシギ、ハマシギですが、分かりますか??
ダイサギとセイタカシギは分かりますが、写真が小さいので、他のシギは分からないかもしれません。
一番小さいのがハマシギ、一番大きいシギがアオアシシギ(1羽)、赤い足がツルシギ(2羽)、ツルシギより少し小さくて嘴が長いのがオオハシシギ(3羽)



そんなシギたちの中で、アオアシシギの水浴びシーンなどを動画に撮ってみました。
オオハシシギとセイタカシギが仲良く並んで、餌を捕るところも見れますよ。


しばらくすると、突然、オオハシシギが2羽飛び立ちますが追い切れず、後ろ姿の飛翔です。


お腹が空いたのかな?? 2羽仲良く並んで食事です。なぜかもう1羽のオオハシシギは合流しません。


その後、セイタカシギも合流、しばらくの間、仲良く並んで採餌。



次の動画も、オオハシシギとセイタカシギ、それぞれの採餌シ-ンですが、光の具合が悪くて・・・・言い訳です!!




沼の同じような写真が続きますが、飽きずに見てくださいね。
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ツルシギとセイタカシギは仲良し?

2020年11月21日 | 野鳥
オオハシシギを3羽見つけた同じ日、5羽のセイタカシギが散らばって採餌中でしたが、そのうちの2羽がすぐ近くにやってきた。


こちらは、頭が白いタイプの雄のようですね。


雌雄は不明ですが、第1回目冬羽の若鳥?


浅瀬では、ツルシギもすぐ近くまでやってきます。



セイタカシギも合流!



1羽のセイタカシギがすぐ近くまでやってきて、フレームアウトしそうです。上面の羽の色がまだ褐色味を帯びてることを見ると、第1回目冬羽の若鳥?


羽の模様が綺麗ので、少しトリミングしてみます。



(参考)
第1回冬羽(1W(1st winter)):生まれた年の秋の換羽で、幼鳥から、第1回目の換羽による羽衣。
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