・・・・・・・続き!
オジロビタキとニシオジロビタキを区別する方法として、前回は嘴と尾羽のことを書きました。
今回は、「上尾筒」と「体色」・「喉」の違いです。
「上尾筒」
オジロビタキの上尾筒は、漆黒色で中央尾羽より濃い。
ニシオジロビタキは黒いものもいるが、通常は灰黒色味や褐色味を帯び、中央の尾羽より淡い。
写真が同じ条件ではないので、比較しにくいのですが、こちらの比較も微妙ですよね。
でも、気のせいか、3枚目のニシオジロビタキ?の方が、上尾筒と尾羽の色の差がはっきりしてるよに見えます。
しかし、この上尾筒についても・・・・・
日本に渡来する個体では上尾筒が漆黒色から暗灰褐色の個体まで様々で、褪色の場合もあるようなんです。
ニシオジロビタキでも擦れているのか真っ黒に見える個体や、オジロビタキでも幼羽が擦れていない個体は上尾筒先端に白色部があり、
明確に上尾筒が漆黒色ならオジロビタキとはいえるが、「漆黒色でないからニシオジロビタキである。」とは言えないそうなんです。
では、次は「体色」と「喉」の部分を比較してみます。
「体色」:一般的に、オジロビタキの体色は暗色で、ニシオジロビタキの方が明るい色をしてるといわれています。
「喉」の部分
オジロビタキの「喉」:白く、灰褐色の胸とのコントラストがある。
ニシオジロビタキの「喉」:、胸はバフ色が強く、淡色の喉とのコントラストは弱い。
下の写真3枚を比較してみます。上2枚の方がコントラストははっきりしているように見えますが光の具合でしょうか??
体色は、下段のニシオジロビタキ?の方が明るくて白っぽく見えます。
以上、長々と書いてきましたが、いかに識別が難しいかを実感しただけで、今回の3種類の写真を比較しても、明確な答えは出せませんでした。
皆さんもご自分の撮った写真を見て比較されてみてはいかがでしょうか。謎が深まるばかりかも?
要は、前回も書いたとおり、「渡来記録が多い年齢である第 1 回冬羽の時点では、この2種の識別が非常に難しい。」ということですね。
最後に、「鳴き声」のことにも触れてみます。
もちろん、今まで両種の囀りは聞いたことがないのですが、今回のニシオジロビタキ?の地鳴きは聞けました。
ニシオジロビタキとオジロビタキの地鳴きも微妙に異なるようですが、私には。今回の地鳴きはニシオジロビタキに近いように思いました。
録音はしてないので、下に紹介するサイトで、比較してみてくださいね。
識別が難しい種ですが、どちらも可愛いことには変わりありませんね。今回のニシオジロビタキ?、こんな向きでも撮ってみましたよ!!
今まで、雄に会えたことがないので、次回は雄とも遭遇してみたいものです。
今回、参考にさせていただいたサイト「香川県の野鳥ファイル」の最後に書かれていた1文が印象的でした。
じゃあどうするの?
【少なくとも、皆が「オジロ」と言っているからオジロ、「ニシオジロ」と言っているからニシオジロといった安易な受け売りは避けたいものです。】
ほかの種でも、よく誤解してしまうことが多いだけに、気を付けたいですね。
(おまけ)
上に書いた世界各国の野鳥の声が聞けるサイト(xeno-canto)は・・・・・・・・こちら
英語版ですが、検索欄(上にある「Search」)にカタカナで入力すると、その下に日本名と学名が入った文字がポップアップするので、それをクリック。
playボタンを押すと、世界各国の野鳥の囀りや地鳴きが聞けますよ。
ダウンロードもできるようです。野鳥に声に興味のある方は、覗いてみてください。
*急いで書いたので、記載ミスがあるかもしれません。間違いがあればご指摘ください。
オジロビタキとニシオジロビタキを区別する方法として、前回は嘴と尾羽のことを書きました。
今回は、「上尾筒」と「体色」・「喉」の違いです。
「上尾筒」
オジロビタキの上尾筒は、漆黒色で中央尾羽より濃い。
ニシオジロビタキは黒いものもいるが、通常は灰黒色味や褐色味を帯び、中央の尾羽より淡い。
写真が同じ条件ではないので、比較しにくいのですが、こちらの比較も微妙ですよね。
でも、気のせいか、3枚目のニシオジロビタキ?の方が、上尾筒と尾羽の色の差がはっきりしてるよに見えます。
(以前撮ったオジロビタキA)
(オジロビタキB)
(今回のニシオジロビタキ?)
しかし、この上尾筒についても・・・・・
日本に渡来する個体では上尾筒が漆黒色から暗灰褐色の個体まで様々で、褪色の場合もあるようなんです。
ニシオジロビタキでも擦れているのか真っ黒に見える個体や、オジロビタキでも幼羽が擦れていない個体は上尾筒先端に白色部があり、
明確に上尾筒が漆黒色ならオジロビタキとはいえるが、「漆黒色でないからニシオジロビタキである。」とは言えないそうなんです。
では、次は「体色」と「喉」の部分を比較してみます。
「体色」:一般的に、オジロビタキの体色は暗色で、ニシオジロビタキの方が明るい色をしてるといわれています。
「喉」の部分
オジロビタキの「喉」:白く、灰褐色の胸とのコントラストがある。
ニシオジロビタキの「喉」:、胸はバフ色が強く、淡色の喉とのコントラストは弱い。
下の写真3枚を比較してみます。上2枚の方がコントラストははっきりしているように見えますが光の具合でしょうか??
体色は、下段のニシオジロビタキ?の方が明るくて白っぽく見えます。
(オジロビタキA)
(オジロビタキB)
(ニシオジロビタキ?)
以上、長々と書いてきましたが、いかに識別が難しいかを実感しただけで、今回の3種類の写真を比較しても、明確な答えは出せませんでした。
皆さんもご自分の撮った写真を見て比較されてみてはいかがでしょうか。謎が深まるばかりかも?
要は、前回も書いたとおり、「渡来記録が多い年齢である第 1 回冬羽の時点では、この2種の識別が非常に難しい。」ということですね。
最後に、「鳴き声」のことにも触れてみます。
もちろん、今まで両種の囀りは聞いたことがないのですが、今回のニシオジロビタキ?の地鳴きは聞けました。
ニシオジロビタキとオジロビタキの地鳴きも微妙に異なるようですが、私には。今回の地鳴きはニシオジロビタキに近いように思いました。
録音はしてないので、下に紹介するサイトで、比較してみてくださいね。
識別が難しい種ですが、どちらも可愛いことには変わりありませんね。今回のニシオジロビタキ?、こんな向きでも撮ってみましたよ!!
今まで、雄に会えたことがないので、次回は雄とも遭遇してみたいものです。
今回、参考にさせていただいたサイト「香川県の野鳥ファイル」の最後に書かれていた1文が印象的でした。
じゃあどうするの?
【少なくとも、皆が「オジロ」と言っているからオジロ、「ニシオジロ」と言っているからニシオジロといった安易な受け売りは避けたいものです。】
ほかの種でも、よく誤解してしまうことが多いだけに、気を付けたいですね。
(おまけ)
上に書いた世界各国の野鳥の声が聞けるサイト(xeno-canto)は・・・・・・・・こちら
英語版ですが、検索欄(上にある「Search」)にカタカナで入力すると、その下に日本名と学名が入った文字がポップアップするので、それをクリック。
playボタンを押すと、世界各国の野鳥の囀りや地鳴きが聞けますよ。
ダウンロードもできるようです。野鳥に声に興味のある方は、覗いてみてください。
*急いで書いたので、記載ミスがあるかもしれません。間違いがあればご指摘ください。