さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

台風一過

2022年09月29日 | 野鳥

台風14号が過ぎ去った翌9月21日、台風一過、早速沼の様子を見に行ってみます。

台風が来た後には、思いもかけない珍鳥が舞い込んでくるかも!と期待しながら・・・・・

沼の杭にはサギの仲間たちが勢ぞろいです。(コサギ・アマサギ・ダイサギ・アオサギなど・・・チュウサギも混じってるかな?)

その一角、アマサギに挟まれていたのはゴイサギの幼鳥ホシゴイです。

そして、そのさらに奥の小さな水たまりには、コアオアシシギがいます。(距離は100メートルほどあり、写真は大きくトリミングしてます。)

左手前にぼんやり写ってるのは上のホシゴイです。

4~5日前から居たようなのですが・・・・一緒にいるのはトウネン。

コアオアシシギ(小青足鴫)日本では春と秋に見られる渡りのシギですが、飛来数はそんなに多くないかもしれません。

この沼にも、たまに訪れて鳥撮りさん達にも人気があります。アオアシシギに比べて、嘴は細くてストレート、足も長くスマートです。

コチドリも一緒

イソシギも一緒(お尻を向けてるのがイソシギです。)

いつの間にはアオアシシギも・・・文字通り大きさが違います。アオアシシギとこうして一緒にいるとその違いがよく分かります。

このコアオアシシギ、たまにこの沼に姿を見せてくれるのですが、気紛れ者で、毎年姿を見せてくれるわけではなく、久しぶりかも?

今回は結構長く滞在してくれて、9月28日現在、まだ滞在中ですが、なかなか近い所に来てくれません。

コアオアシシギの後、帰り際に沼を優雅に飛ぶアジサシやクロハラアジサシを見つけました。台風で一時避難してきたのか??

・・・・続く!

 

 

 

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今秋もやって来たオジロトウネン(尾白当年)

2022年09月27日 | 野鳥

9月17日、引き続いてシギチ探しで沼散策です。

北側の細い水路に居たのはオジロトウネン(尾白当年)です。1羽だけですが、今年もやってきました。

相変わらず警戒心は薄いのか? 人のことはあまり気にしてないようで、比較的近くまでやって来てくれます。

尾羽付近に少し暗色部分が残ってるのは、夏羽の名残??? オジロトウネンのことは以前から何度もふれていますので、今回は省きたいと思います。

1羽だけでちょっと寂しそう。

反対側の浅瀬には同じ仲間のトウネン(当年)、若鳥でしょうか??

数日前に遠くの浅瀬で見かけた同じ個体か?

トウネンを見かけるといつも悩むのはヨーロッパトウネンとの違い。

ヨーロッパトウネンの方が嘴が長く、基部は細いものが多いとか、足が長いとか、採餌姿勢が違うとか言われるのですが、
トウネン自体個体差が多いシギだけに、一緒に居てくれないとなかなか見分けるのには苦労しそうですね。

識別方法の一つとして採餌姿勢がありますが、ヨーロッパトウネンは胴体(お尻)を高く持ち上げて採餌するため一番見分けがつきやすい見分け方法とか・・

この子そんなにお尻を持ち上げていなくて全体に低い姿勢で採餌してるので、やはりトウネン!!

コチドリ(?)と一緒にいると大きさの違いがよく分かります。

小型のシギたちも少しずつ増えてきそうですが、小さいだけに広い沼で見つけるのは一苦労です。

アメリカウズラシギもいたようなのですが、確認できませんでした。

 

 

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沼も賑やかに!

2022年09月25日 | 野鳥

9月に入って、頻繁に沼に顔を出してみるも、一向に成果のない日が続いてましたが、セイタカシギが呼び水になって・・・

9月14日、セイタカシギの様子を見に行ってみると、セイタカシギの傍にアオアシシギ(青足鷸)が1羽。

セイタカシギにくっついて・・・

仲良く・・・

アマサギ(亜麻鷺、猩々鷺、飴鷺)もまだ小さな群れで滞在中ですが、まだ夏羽が残ってる個体もいます。

一方、林の状況は?  9月16日は久しぶりにA公園の林の出かけてみました。

林はまだ閑散として、数人の鳥撮りさんを見かけただけで、渡りの途中で立ち寄る夏鳥の姿はなく、やぶ蚊がいっぱい。

暗い林の中で、唯一見かけたのはシジュウカラとコゲラ(小啄木鳥)の混群だけでした。

下の写真は、チョコチョコ動き回るコゲラを手持ちで撮ったものですが、低SSでもバッチリ撮れて大満足!!

R7の威力か??(焦点距離:600mm(35ミリ換算960mm) ISO:2500 F値:8 SS:1/80 手持ち撮影)

9月17日、再び沼の様子です。

アオアシシギはやっぱり4羽のセイタカシギと同じ場所でお休みタイム。

遠くの水たまりに、さらにもう1羽セイタカシギがいます。セイタカシギは合計5羽に増えたようです。

遠くの水たまりにいた新加入のセイタカシギがすぐ近くまでやってきます。周辺にはコチドリの小群も。

少し離れた浅瀬にいたこの子は??

始めはコチドリの幼鳥だと思って撮っていたのですが、嘴が少し長いような? 脚の長さも??

イカルチドリの幼鳥?? はてな?はてな?・・・やっぱりコチドリか? 幼鳥は難しい!!

比較のために、この日トウネンと一緒にいたコチドリ(?)の幼鳥。 脚の長さは泥に埋まって比較できませんが・・・・

もし、どちらもコチドリの幼鳥だとすると、同じ幼鳥でもかなり個体差があるものですね。

 

この日は、トウネン以外にオジロトウネンの姿も見ることが出来ました。(次回載せます。)

この沼もやっと賑やかになってきたようで、寂しい林より、この沼通いがしばらく続きそうです。

 

 

 

 

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ミズアオイ(水葵)など

2022年09月23日 | 花と昆虫

前回の続きです。

K自然観察公園では、前回載せた花以外にもたくさんの秋の花が楽しめます。

木道付近の湿地帯ではミズアオイ(水葵、雨久花(中国名))の花が見頃です。

湿地帯では100ミリレンズでは届かないのですが、管理棟のすぐそばのプランターに数株が・・・じっくり観察できるように配慮されてました。

ミズアオイのことは以前にも何度か書いたのですが、今回もおさらいのつもりで・・・・

ミズアオイ(水葵、雨久花(中国名))

日本全国に分布し、湖沼・水田・水路などに生育する1年草です。

以前は水田に生える雑草として駆除されたこともあったようですが、近年農薬に抵抗力を持ったミズアオイが増え始めてるとか・・・・

1年草の種子の一部は簡単には発芽せず、土の中で埋土集団(シードバンク)を形成することが多く、
ミズアオイもそんな性格を持っていて、いったんは姿が見えなくなっても、土壌を耕したりすると、再生することが知られているそうです。

東日本大震災で津波の被害を受けた東北地方の沿岸域では、震災後、このミズアオイが復活した場所もあり、「再生の使者」と呼ばれています。

プランターのミズアオイの隣には小さなイボクサ(疣草)の花も咲いてました。

湿地に生える雑草で、水田では畦によく出現するツユクサの仲間ですが、有史 より前に日本にやってきた「史前帰化植物」だそうです。

葉の汁をつけると疣(イボ)が取れるといわれて名付けられたとか!!

この花の名は??? キツネノマゴの花に似てるようですが、豆粒のようで、園内のあちこちで咲いてました。

定番のツユクサ。見かけるとつい写真を撮りたくなります。

スズメウリ(雀瓜)も可愛い実が・・・

タコノアシ(蛸の足)の花はまだ咲いてませんでしたが、蕾がいっぱい!!

一見、蛾のように見えますが立派な蝶、ダイミョウセセリ(大名挵)です。

この蝶の面白いのは、こうして開翅して止まることでしょうか。普通セセリ蝶の仲間は翅を半開きの時が多いのですが・・・

まるで葉っぱに吸い付いてるようです。

この公園にも間もなく渡り途中の野鳥たちが立ち寄るはずなのですが、この日はウグイスの鳴き声だけが聞こえるだけ。

 

(おまけ)

台風14号がまだ東北地方に向かってる9月20日早朝、東の空は朝焼けが綺麗でした。

 

 

 

 

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ワタラセツリフネソウが咲き始めました。

2022年09月21日 | 

9月13日、そろそろムツバセイボウが姿を見せる頃だろうと期待しながらK自然観察公園へ!

毎年姿を見せるハチ宿を覗いてみるも、ムツバセイボウどころか、宿主のドロバチの仲間の姿も見えません。

仕方なく諦めて、いつもの通り園内散策です。

今やこの公園の名物(?)になったワタラセツリフネソウ(渡良瀬釣船草)もまだわずかですが咲き始めたようです。

全国的に有名なツリフネソウとワタラセツリフネソウの違いについては、何度か取り上げてますので今回は省きますが、
初めての方は、下記に記載してある「こちら」をクリックしてみてください。

公園を少し奥に入った木道脇にはキツリフネ(黄釣船)が見頃になってました。

キツリフネ(黄釣船)

日本全国で見られる黄色い色のツリフネソウの仲間です。

ツリフネソウより少し早く咲くようです。 ツリフネソウとの違いは、後ろに伸びる距の先が巻かずに垂れてること。(上の写真と比べて見て下さい)

園内の所々では真っ赤な彼岸花も咲き始めてます。

 

さてこちらは?

お馴染みのキバナコスモスです。残念ながら昆虫たちの姿は少なくてモデルさんは見つからず。

園内にはこのほかいろんな秋に草花が咲き始めてました。ワタラセツリフネソウも今頃はあちこちで満開?

ワタラセツリフネソウとツリフネソウの違いは、何度か紹介したのですが初めての方は・・・・「こちら」

・・・・・・・・・・・・…続く!

 

 

 

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