さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

埼玉県の蝶・ミドリシジミ

2016年06月26日 | 昆虫
今年もA公園にやって来たフクロウ、連日、早朝から大変な賑わいでしたが、この日(6月8日)は遥か先の枝の間からかすかに見えるだけ。

こんな状態では、待っていても無駄と思い、ミドリシジミ(緑小灰蝶)探しに変更です。

この日は、天気が良すぎたのか? 見つかったのは3頭だけでした。

同じ個体ではないですが、右から見ても左から見ても同じですね。(当たり前??)

毎年会ってる蝶ですが、いつ見ても綺麗です。





翅を開くまで、しばらく待ってみましたが、結局この日は、一度だけ!!ほんの一瞬、開いてくれただけでした。

しかも、光の当たり具合が悪くて、綺麗な色が見えません。 よくよくついてない日です。



ミズイロオナガシジミも1頭だけですがいました。

こちらも左右から見て下さいね。残念ながら、翅を開いてくれないので、表側は見えませんでしたが、ミドリシジミに比べるとかなり地味です。



ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)

ミドリシジミと同じゼフィルスの仲間です。
ナマエノミズイロオナガの名前、尾状突起が長いので「尾長(オナガ)」は分かりますが、何故「水色(ミズイロ)」??
どう見ても翅の裏は白っぽいし、表にも水色の部分は確認できません。
名前の由来を調べてみると・・・・飛んでるところを見ると、水色っぽく見えるとか・・・・
また、光の具合で、後翅にわずかに水色の斑が見えるそうです。紛らわしいですね。



駐車場に戻る途中に見つけたのですが、モノサシトンボの雌でしょうか?

モノサシトンボは、普通のイトトンボより少し大きくて、名前の由来はすぐに分かりますよね。
体の節が目盛みたいに見えて、まるでものさしのようなのでこの名前がついたんです。



トンボはやっぱり正面顔が面白いですね。 左右の複眼の距離がかなり離れてますね。



少し横からも撮ってみました。




ミドリシジミが翅を開いてくれるまで待ってる間に、動画も撮ってみました。

相変わらず手持ちの為に、画面がゆれてますが、風のせいも・・・・翅をすり合わせてるところがよく分かります。




昨年もこのミドリシジミを載せてますので、興味のある方は……こちら
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コアジサシの給餌行動2016

2016年06月22日 | 野鳥
I沼に毎年やって来るコアジサシ。今年もやってきました。

私が今年初めて見たのは4月23日、新しいレンズ(150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary)の試写をかねてI沼を訪れた時です。

曇り空でしたが、1羽のコアジサシが上空を通過します。

相変わらず、優雅な姿です。 今年も近くにコロニーを形成したのかもしれません。



初めに見かけたのは1対(?)のみ。

その後、この2羽のコアジサシが来るものの、他の仲間たちが来る気配がありません。

次の写真は、その後5月12日に撮ったものです。今回も、いつものデジスコを使わず新しいレンズの試写を兼ねてます。
この日は、近くの杭には止まらず、浮かんだ木材の上で、お馴染みの雄が雌に行う給餌行動です。



左が雄で、右が雌。 雄が雌に捕って来た魚を渡すと、すぐに飛び立ちます。





この動作を繰り返すのですが、面白いことが分かります。 上の写真と下の写真をよく見て下さい。



この日は北風が強く、水面も波立ってますが、雄はまず雌に餌を渡した後、すぐに飛び立って、今度は自分のための餌を捕りに行くようです。
その時の行動がいつも同じなんです。
下の写真のように、餌を渡すと、まず風の吹いてくる北の方向に頭を上げて・・・・・・



おもむろに翼を広げて、飛び立ちます。(風は写真の右から左へ強く吹いてます。)
こんな行動を毎回繰り返すんです。



風が穏やかな時はこのような行動は、あまり見ないので、風が強い時だけなのかもしれません。(飛び立った直後は強い風に流されてますね。)



この時はまだ1カップルしか見る事が無く、ちょっと寂しいですが、これから営巣してこの沼の古代ハスが咲く頃には巣立った雛を連れてやってくるでしょう。

この後は、何度かこの沼に通うことになりそうです。
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公園散歩・ニワゼキショウの群生

2016年06月22日 | 
スイレンを撮った後は、のんびり公園周辺を散策します。

広場の片隅に、5月初めには、少ししか咲いてい無かったニワゼキショウ(庭石菖)が、群生して咲いています。



こんなにたくさんのニワゼキショウが一か所に咲いてるところを見たのは初めて!



圧倒的に白い花が多いですが、所々、赤紫色の花も咲いています。



池の畔の花には、スジグロチョウが蜜を求めて、ヒラヒラ舞っています。





すぐ横の樹には、オオシオカラトンボの雌でしょうか???
この公園で見るのは初めてです。

シオカラトンボと比べて少し大きいからこの名前が付いたと思いますが、この個体を見る限り、雌同士を比べても、そんなに大きいとは感じません。
この雌は、図鑑などで比較して見ると、尾の付け根の黄色い部分が少ないようですが、これも個体差なのでしょうか?



まだ羽化したばかりなのか、飛び方もぎこちなく、翅も綺麗です。



隣の釣り池では、カルガモの赤ちゃんが3羽、気持ち良く泳いでいます。
兄妹(?)と云えども、やっぱりそれぞれ個性がある顔立ちをしていますね。



もちろんお母さん(?)も一緒ですよ。



久しぶりの、梅雨前のM公園散歩でした。
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公園散歩・スイレンを撮る

2016年06月19日 | 
妙高高原行の記事が続いたので、ちょっと気分転換です。


それにしても、暑いですね。 昨日は今年初めての猛暑日、埼玉でも、熱中注意報が出されました。
この暑さ、今日も続きそうですが、皆さん体調を崩さないよう気を付けて下さいね。


前回スイレンを撮りのM公園まで出かけたものの、風が強くて、池映りのスイレンがうまく撮れませんでした。
そこで、風が比較的弱い5月31日に再チャレンジです。
今回は、久しぶりの公園散歩。プチウォーキングも兼ねてるので、手持ちのニコンV3(1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6)です。



池の水面は静かで、水面に映ったスイレンが綺麗です。



遠くのスイレンも、望遠で撮ると楽に撮れます。



葦の間から覗いて見ると・・・・



スイレンが咲き始めた頃は赤系の花が多いのですが、この時期になると、白やピンクの花は多く咲き始めます。







蕾も可愛いです。 この写真は大きくトリミングしたものです。



この池では遠くのスイレンの方が水面の状態が良いので、望遠を多用してますが、角度的にもあまり屈みこまなくて済む為、楽ですね
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妙高高原鳥見行3日目(オオアカゲラなど)

2016年06月17日 | 鳥見行
3日目、朝食を済ませて、宿泊所のペンションを出たのはもう9時を過ぎてたでしょうか。

帰り道に、「戸隠森林公園」と「善光寺」に寄る予定を組んでいました。

戸隠はさすがに平日だけあって、人も少なく、まだ無料の駐車場も空いてます。

戸隠神社奥社の参道も、人はまばらでしたが、樹の葉の茂り具合は、もう夏の様相です。



早速「戸隠森林公園」の木道に沿って散策しますが、やはり鳥の鳴き声は聞こえません。

鳥撮りさんたちが、5~6人ほど集まってる先の樹にオオアカゲラの巣があります。

しばらく待ってると、雌が餌を運んできました。



雛は顔を出してくれませんでしたが、まだ小さいのか????



オオアカゲラ(大赤啄木鳥)

日本では留鳥として全国に分布しているキツツキの仲間です。

本州以南ではアカゲラやアオゲラのように平地で見かけることは少なく、山の方に多い傾向にあるので、普段あまり見かけないですね。

雄と雌の区別はしやすくて、雌は頭上が黒いのですぐにわかります。

日本ではアカゲラを基準にして、大きい方をオオアカゲラ、小さい方をこアカゲラと名付けたそうです。(「野鳥の名前」より)

*コアカゲラは、北海道などで局地的に見れるそうですが、一度見てみたいものです。



オオアカゲラとアカゲラの見分けは、腹わきにある縦班が一番分かり易いですね。

また、腹部まで赤い色が続いてることでも違いが分かります。

上の写真では分かり難いので、在庫からオオアカゲラの写真を貼っておきます。(同じ森林公園で撮ったものです)



別の場所では、アカゲラ(赤啄木鳥)の巣もありました。

樹の幹には小さな穴が2つ縦に並んでいて、その上の穴から・・・・

かなり大きく育ったアカゲラの雛が、時々顔を出します。

しばらく待ってみましたが、親は現れません。



すると…・突然も追う一つの穴から飛び出してきたのは・・・・・ゴジュウカラ(五十雀)でした。

この穴でも、子育て中だったみたいですね。 同じ樹の幹に2種類の野鳥の巣があるのは初めてです。



アカゲラの巣のポイントの近くで、ミソサザイ(鷦鷯)の綺麗な声が聞こえます。

かなり先の枝の先にいましたよ。 でも、遠い!!



こんな巣も見つけました。

高い木の枝に溶け込むようにつくられた巣、なんの巣?? 親が抱卵中?? 尾だけが見えます。 

しばらく待つと、雄(?)がやって来て、抱卵中の雌(?)に餌を運んできた(?)みたいですが、ほんの一瞬の出来事で、良く見えません。

コサメビタキのようです。



野鳥のほかに、こんなチョウも見つけました。

パタパタと飛んできて、傍らに止まってくれたのはウスバシロチョウです。

ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)

シロチョウという名前が付いてますがシロチョウの仲間ではなく、アゲハチョウの仲間で、ウスバアゲハとも呼ばれています。

日本国内では北海道から本州、四国にかけて分布していますが、北方系のチョウなので、南の方では少ないようです。

半透明のはねが綺麗です。胴体には細
かい毛が生えてます。



午前中は、こうして「戸隠森林公園」で散策した後、名物(?)の戸隠そばを食べて、帰路につくことにします。

途中、長野市内を通過するので、初めての「善光寺」でも寄ろうかと・・・・・・・



*営巣中の写真はすでに時間が経過し、この時点では巣立ちしてる頃と判断して時期をずらして載せています。
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