少し前に通りがかりの神社の彼岸花を載せましたが、その後、気になって再び訪れてみました。
与野(現在のさいたま市中央区)は鎌倉街道(現在の本町通り)に発達した古い街で、七福神をお祀りしている寺社があります。
七福神は、幸福をもたらす七人の神様。室町時代に竹林の七賢人になぞらえて七体の福神を取りそろえたのが始まりとされ、
インドや中国、日本の神様から選ばれているそうです。
「上町氷川神社」は、そんな「与野七福神」の一つで、福禄寿が祀られていることは前回も紹介しました。
この神社は江戸時代、与野町の北のはずれに位置し、与野町・小村田村両所の鎮守とされていました。
社頭で大宮・奥州道と川越道が分岐しており、社地が扇子の形に似ているために「扇の宮」と称されていました。
次の写真で、右への道が大宮道(奥州道)、左は川越道になります。
境内の様子はこんな具合です。
この神社の摂社か末社か分かりませんが、「八雲神社」も祀られてました。
そして、境内に咲いていた彼岸花を、今回はレンズを変えて改めて撮ってみました。
木の根っこに1輪咲く彼岸花と、彼岸花の中に咲く1輪の小さな小さなサルスベリの花(??)が印象的でした。
以前は鬱蒼とした木々に覆われていたのですが、今は多くの木が伐採され、境内も明るくなったのですが、以前の方が神社らしくてよかったような気がします。
*今回はコメント欄を閉じてます。