さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

メジロのお話

2016年11月29日 | 野鳥
我が家のベランダ前の樹にもメジロがよくやって来て、賑やかに鳴く季節になってきました。
ある日の朝も、目が覚めるとメジロの鳴く声が・・・・・・
たまたま7DMK2にいつも愛用の456を装着していたので、試し撮りも兼ねて持ち出してみました。
ところが、慌てて、カメラの設定モードは、数日前にセットしたまま。
さすがに手持ちで、SS:1/80(F値:8 ISO:400)では、厳しかったですが、連写で何枚かヒット。


次の写真は、上と同じ構図で連写した別の写真ですが、加工せずにJpeg.出しのものを等倍で切り取ってみました。(SS:1/80)
残念ながら、目ではなく、胸辺りにピントが合ってます。SSが上がってれば、もっと綺麗に解像してると思います。


途中で気が付いて、ISOを上げて、撮ります。さすがに単焦点の456は小気味よく動作してくれます。
メジロの事は、過去に何回か書いてますので、今回はちょっと趣を変えて・・・・・


メジロをウグイスと間違える人は、今でもたくさんおられますが、そもそも「梅に鶯!」という言葉が原因のようです。
「梅に鶯」といえば、団塊世代の人にまず浮かぶのは、花札の梅の図柄ですね。
紅梅の枝に、黄色の喉に黄味がかった濃緑の羽を持った鶯がとまっている下の図柄です。


この鳥を見て、これはウグイスではなくメジロだという方も多いようですが、ウグイスでもメジロでもない想像上の鳥のように見えます。
目も赤いですしね・・・・・

もともとウグイスは、メジロに比べて警戒心が強く、普段は藪の中に居る事が多い鳥ですが、昔人は鳴き声が綺麗なウグイスの声を聞きながら、
その姿を、身近に見れるメジロに重ねて想像したのではないかという説もあります。  ロマンチックな話ですよね。


さて、もう一つ、「ウグイス色ってどんな色?」
辞典などで調べてみると・・・・・
ウグイスの羽に似た暗い灰黄緑色(スーパー大辞林)・灰色がかった緑褐色(ウィキペディア)・鶯の背の色に似た褐色がかった黄緑色(日本国語大辞典)
私がすぐに想像するのは、あのウグイス餅の色、まさにメジロの色ですが、ちょっと違うようです。


仕入れた雑学をもう一つ・・・・・・
メジロは、果実・昆虫・クモ・花蜜・樹液など、色んなものを食べますが、特に花蜜が大好き!!
冬に奇麗な花を咲かせる「ヤブツバキ」の受粉の大半が、昆虫ではなく、このメジロに頼ってるることはあまり知られてないようですね。
また、日本ではお馴染みのメジロも、ハワイでは日本から持ち込まれたメジロが増え、在来生態系を壊す鳥として扱われています。
和歌山県と大分県では、県鳥にも指定されて、親しまれてるのに、所変われば……ですね。


ベランダからは、メジロだけで無く、ジョビ男君も見る事が出来ましたよ。




おまけは、先日埼玉で行われた第2回埼玉国際マラソンの時の写真です。
ちょうどスタートして10分くらいの場所で撮ったものですが、7DMK2の「ラージゾーンAF]を初めて試してみました。
AIサーボのAF特性も上下左右の動きに対応する「Case6」設定ですが、実に小気味よくピントを合わせてくれます。(レンズ:24-100mm)
鳥撮りにはほとんど使わない設定ですが、こんな時には便利ですね。


上は、第1位集団で、ペースメーカーとアフリカ勢の選手たち。それにしても早い!!
下は、少し遅れて日本勢。右端が日本人でトップ(全体で5位)でゴールインした那須川瑞穂選手です。


こうして、間近で見ると、選手たちの予想以上の速さが実感できますが、アスリートたちの走る姿が何とも躍動感があって、美しかったです。
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11月の沼アラカルト

2016年11月25日 | 野鳥
車が修理中のため、このところフィールドに出かけることが出来ず、今回も在庫からですが・・・・

曇りで強い風が吹く11月2日の午後、7DMK2の試写も兼ねてI沼へ出かけてみます。(レンズ:シグマ150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary)
今回の測距エリア選択モードは、いつも使用する領域拡大AFモードです。

風が強くて寒いためか、カモたちは風の当たらない場所に集まってます。
そんな中、ダイサギがこちらに向かってやって来ます。(ISO:1000 F値:7.1 SS:1/1000 中央重点測光 手持ち)


こちらに向かってくるものに対してもそこそこAFも付いて来てるようですが、さすがにここまで近づくとピントがついてきません。(レンズ側AF:Fullモード)
これは、カメラのせいと云うより、レンズのAF性能のせいかもしれません。(ISO:1000 F値:7.1 SS:1/640 中央重点測光 手持ち)


今度はハマシギが飛び立った後を追いかけてみました。(ISO:1000 F値:7.1 SS:1/640 中央重点測光 手持ち)
連写したうちの歩留まりはそんなに悪くはないですが、これもレンズによってかなり差があるかもしれません。



岸辺の葦の中でジョウビタキの声が聞こえるので、そっと覗いて見ると・・・・・風が強くて寒そう~!!




別の日に7Dで手持ち(SS:1/125)で流し撮りを試みた写真ですが、ダイサギの飛ぶ速度では背景が流れませんね。ブレ写真ですが、これもご愛嬌(笑)



あまり色味が無いので、おまけで、別の日に撮った写真もも載せておきますね。
まずはダイサギです。 夕陽が当たって綺麗でした。


次はデジスコ写真ですが、アオアシシギとセイタカシギ・ハマシギ達の夕暮れ時ののどかな一時です。









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秋を求めて公園散歩

2016年11月23日 | 散歩の出来事
今日は11月23日、「勤労感謝の日」。
毎日日曜日の生活をしてると、祭日の有難さが薄れて、何とも申し訳なく思うこの頃です。
関東地方は、今夜あたり、急に冷え込んで、初雪予想合が出ていますが、皆さんも、体調管理に気を付けて下さいね。

さて、今回は、前回の公園散歩の続きです。
大宮公園の一角には大宮氷川神社がありますが。この境内の池周辺の紅葉もまだ少し早かったようです。
黄葉が進むと、この池の水面も、秋のキャンバスになって、見事な色で埋め尽くされます。




境内から日本庭園に向かう途中の池にそそり立つメタセコイヤの黄葉も、もう少しですね。


そして、庭園内のモミジはまだまだ、緑が残っていて、色付いてるのはほんの一部だけ。



赤や黄色の世界を楽しめるのは1週間ほど後でしょうか。
そんな中、ツワブキの花が周辺を黄色く染めています。


帰り際の、神社の鳥居の傍では、種類が違うのでしょうか、真っ赤なモミジが1本だけ鮮やかでした。


黄葉が見頃になる頃、もう一度撮りに行ってきますね。


*今回は連載のため、コメント欄を閉じています


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学問の聖木「カイノキ(楷樹)」も色付く

2016年11月20日 | 散歩の出来事
11月17日午後、久しぶりに大宮公園の紅葉の様子を見ながらのんびり、チャリンコで撮影散歩(?)です。
黄葉にはまだ少し早かったよですが、博物館横の”学問の聖木”と云われるカイノキ(楷樹)は、見事な色に輝いてました。
昨年の今頃のブログに、この「カイノキ(楷樹)」の事を書いてますので、今回は割愛します。)


陽が少し傾き始めて、大きな樹の表面の葉が、見事な黄金色に染まります。


下から仰ぐと、光の届かない内側には、まだ黄緑や緑の葉が残っていて、微妙な色の変化を見せてくれます。


手前のモミジの葉を通してみると・・・・・まさに「燃ゆる秋」


モミジはまだ紅葉の初めで、このモミジが赤く紅葉する頃には、カイノキも色が変わってるかもしれません。


池の傍では、西日を浴びて黄葉が綺麗です。


上を見上げても、まだ完全に色づいていません。陽の当たる先端の方から黄葉が進んでくることが分かります。


一部、モミジが赤く染まり始めのところもありますが、見頃まで、まだ少し時間がかかりそうですね。




そろそろ、ビンズイでも来ていないかと見渡しましたが、その姿は見えません。

小さな池では、アトリが水を飲みに降りてきて、鳥撮りさんたちが数人まさに鳥待ち状態。
しかし、この日は残念ながら標準レンズのみ!・・・・・・また機会があるでしょう!!


*カイノキ(楷樹)の事は、昨年のブログに書いてますので、まだご覧になってない方は・・・・・こちら


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シギとチドリ、「採食と頭掻き」どう違う?

2016年11月17日 | 野鳥
前回予告したシギとチドリの採食方法の違いは???

よく「シギチ」という言葉を使いますが、シギとチドリの事を総称して使っています。
シギチは、特に春と秋に、渡りのシギやチドリなどがやって来て、鳥撮りさんたちもシギチを求めて田圃や海岸・河口など右往左往?
名前を特定するのに苦労するのもこの仲間たちですね。

それではシギ類とチドリ類の行動の違いはどうでしょう?
まずは採食の仕方
前回載せたハマシギの採食の動画をご覧になると、シギ類の典型的な採食方法がお分かり頂けたと思います。
シギ類は、嘴が細くて、泥などに嘴を差し入れながら、あちこち歩き回りながら採食するのが基本のようです。
一方、チドリの仲間は、コチドリの採食シーンをよく見ると、時々立ち止まっては、辺りを見渡して、獲物を見つけるとそちらに走って採食しています。
こんな動作を繰り返しているため、見た目はチョコチョコあっちへ行っては止まり、こっちへ来ては止まり、実に忙しい動きをしていますね。
すなわち、シギ類は嘴の感覚で食べ物を探し、チドリ類は、自身の目で食べ物を探してるということになります。(「日本の野鳥識別図鑑」参照)

でも、先日、お馴染みのイソシギがこんな恰好で餌を捕ってる姿を初めて見ました。
いつものように泥を嘴で突っつきながらではなく、何か狙いを定めるように姿勢を低くして・・・・・


小さな生き物(?)をゲット!


次の写真を見て下さい。連続写真ですが、狙いを定めた後、首を伸ばして一気に獲物(?)を採ります。
こんな採食の仕方をするとは・・・・地表に出てきた獲物の時は、定番ではない採食の仕方もすることがあるんですね。



それでは、シギの仲間は、どのようにして泥の中の獲物を探すことが出来るのか??
実は、シギの仲間は「触角定位」と云って、嘴の触覚によって餌を探す事が出来るんです。
嘴を開いて水中に差し入れたり、左右に振ったりして、嘴に餌動物が触れると、瞬間的に嘴を閉じて捕まえる事が出来ます。
種類は違いますが、ヘラサギなども同じような行動をしてますよね。

次の写真のタシギの嘴の先端をよく見て下さい。(この写真は以前、嘴の事を書いた時に使用したものです)
あの硬そうな嘴の先端が、広がっています。


このように、シギの仲間は、敏感な感覚があるクチバシの先端だけを動かすことが出来るんです。
次の写真は、先日ハマシギをドアップで撮った時のものですが、ここでも、嘴の先端だけが開いてますね。


オグロシギも同様に、硬そうな嘴ですが、先の方が弓なりに開いてるのが分かりますか。

驚いた事に、このような嘴の構造を持つのはシギ類だけではなく、メジロやカモ類・ウ類も上嘴には支えになる骨が先端まで通じ、嘴の元を閉じたまま、先端だけを開閉できるそうです。
この機能の事を、「嘴端開閉(したんかいへい)」。

ついでに、もう一つ・・・・・鳥の嘴に歯はある??
もちろん、ありませんね。歯は鳥が空を飛ぶために体重を軽くするため、進化の途中で捨ててしまったものの一つだそうです。
歯で噛み砕くことが出来ない分、鳥には、特殊な消化器官が備わってるそうですよ。上手くできてますね。(「我孫子市鳥の博物館ガイドブック」より)


「日本の野鳥識別図鑑」にシギとチドリの「頭掻き」の違いも出ていたので、紹介しておきます。

鳥たちが羽繕するシーンは、よく見ますよね。
そんな時、嘴では届かない頭や顔を足で掻くことがあります。そのことをよく「頭掻き」とか「頭カキカキ」とかで表現します。
実は、この頭掻きには、脚を翼の外から頭へ持っていく「直接頭掻き」と、翼の内側をくぐらせて頭へ持っていく「間接頭掻き」の二通りがあります。

シギ類の頭の掻き方は、写真のように「直接頭掻き」をします。
次の写真は、ハマシギの頭掻きですが、脚が直接頭の方へ・・・・・


次のツルシギもそうですね。


ところが、チドリ類の頭の掻き方は、翼の内側に脚をくぐらせて掻く「間接頭掻き」をします。
次の写真はセイタカシギの「頭掻き」ですが、セイタカシギはシギの中で最もチドリに近いので、チドリと同じように「間接頭掻き」をするそうです。


チドリの頭掻きシーンを、過去の在庫の中にないか調べたのですが、見つかりませんでした。
今度機会があれば撮ってみたいものです。

因みにその他の鳥たちは、直接頭掻きの方が多いみたいですね。
参考に、ササゴイの写真を載せましたが、在庫の写真を調べてみると、ツミなどの猛禽類やアジサシなども同じでした。



皆さんも、こんなことを観察しながら、鳥撮りを楽しまれてはいかがでしょう。

(今回の記事は、上述の通り、「日本の野鳥識別図鑑」を中心に参照)


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