さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ササゴイ(笹五位)の子育て

2016年08月31日 | 野鳥
ササゴイシリーズに戻って、今回はササゴイの子育てです。

この公園では、毎年このように営巣する所が観察されますが、巣の周辺は立ち入り禁止になっていて、ササゴイも安心して子育てが出来るようです。

巣までの距離は少し遠く、靄がかかって見難いですが、ちょうど親が餌を運んできたところに遭遇しました。

初め、巣の傍には1羽の雛しかいなかったのですが・・・・


親が来ることを察知したのでしょうか? 枝の間からもう1羽の雛も慌ててやって来ます。
幼鳥は全体に褐色で胸に縦斑があり、翼にも小さな白斑が見られます。 ゴイサギの幼鳥ホシゴイに似てますね。



しばらく時間が経ってお腹が空いていたのか、雛たちは親鳥に猛突進!! 親もタジタジ!!



結局、餌にありついたのは、初めから巣の近くにいた雛だけ・・・・・


その後も雛たちのおねだりは激しく……親はたまらずその場から横の枝へ・・・・・


雛たちもこれだけ大きくなると、食欲も旺盛になって、餌を運ぶ親も大変です。


この巣の少し左には、もう一つの巣が・・・・・・
こちらは、まだ抱卵中のようですね。 巣が崩れないよう、抱卵中に巣のお手入れです。


ササゴイは、このように小さなコロニーを作ることが多く、樹上に雄が巣材となる木の枝を運び、雌がそれを組み合わせた巣を作ります。
(もちろん、単独で営巣する場合もあります。)
通常、3~6個の卵を産み、雌雄交代で抱卵し、21~25日くらいで雛が孵ります。
育雛は雌雄共同で行い、雛は孵化してから40~45日で巣立つそうですから、今抱卵中の巣から雛が巣立つのは9月中頃??

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秋も近い公園散歩ア・ラ・カ・ル・ト

2016年08月29日 | 散歩の出来事
いつの間にか8月も下旬、相次ぐ台風でうっとうしい日が続きますが、今週も強い台風接近で要注意ですね。

今回は8月にぶらり散歩で見つけた公園の様子です。

見沼自然公園では、こんなものを見つけました。なんの実か分かりますか??


「マンサクの実」なんです。 熟してくると、二つに裂けて光沢のある黒い種子が出てきます。

そしてお馴染みの「マユミの実」です。 一部もう赤くなってきてる実もあります。


そして・・・・この実は??


以前載せたことがある「ハンカチの木の実」ですよ。
この写真だと分かりますか? 春には、白いハンカチのような花が咲いていましたね。


足元には、ツユクサが、可憐な花を咲かせています。


チョウトンボも、大分へ翅が傷んできてますが、まだいっぱい飛んでました。



お馴染みのセミの抜け殻ですが、あちこちに数えきれないくらいあって、この公園では、ひと夏に何匹くらいのセミが羽化するのか???



大宮公園の散歩では・・・・・

久しぶりにアカボシゴマダラを見つけました。
今年はあまり蝶を追いかけてなかったので、ちょっと得をしたような気分です。
この蝶は、もともと人が放蝶したものが増えたもので、今やすっかり日本に定着してますが、在来種に影響を与えるということで「要注意外来生物」に指定されています。
この蝶には責任が無く、ちょっと可愛そうですね。

チョウトンボがヒラヒラ飛ぶ野原には、1輪のコスモスが咲いてました。 もうコスモスの季節なんですね。



これから公園の生き物たちも、急いで秋支度が始まりそうです。また、渡りの鳥たちが、渡りの途中に公園に立ち寄るようになると、鳥撮りさんたちで賑やかになることでしょう。





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ササゴイ(笹五位)が飛んだ!

2016年08月26日 | 野鳥
今回は、ササゴイの第2弾、飛び姿のササゴイです。

池の対岸の樹上には2つの巣が目視でも確認できます。
その周辺では、親でしょうか?枝から枝へ、器用に飛び移る姿も確認できます。

その内の1羽が、今にも飛び出しそうな・・・・

慌ててカメラを振ると・・・・・
こうして見ると、上に飛び上がる時は、結構足の蹴りが強そうですね。







ササゴイの事は今まで何度か書いてたので、今回は割愛しますが、大・中雨覆に笹の葉に見える白い縁取りがあること事からササゴイ(笹五位)と呼ばれることは、よく知られてます。
ササゴイは、日本では夏鳥。(西日本の方では、少数ですが越冬する個体もいるようです。)

ところで、このゴイ(五位)と云う字が付く種類、案外多くいるんです。
ゴイサギが代表格で、ヨシゴイ・サンカノゴイ・ミゾゴイ・ササゴイなど・・・・・
「五位」とは、元々ゴイサギの事で、サギ類のうち、ゴイサギに体型が似てる種類を「五位」と呼んでるようです。(「野鳥の名前」より)
そう云われれば、ササゴイの体型もゴイサギに似てますね。


枝から枝へと、器用に飛び移っていきます。

こちらは、高い木の上を目指して、一っ跳び!! 笹の葉模様がはっきり見えます。

先ほどは、ササゴイがゴイサギのずんぐりした体形に似てると書いたのですが、予想以上に首が長いんです。
次の写真、なんだかスッポンみたい!!

こんなササゴイを撮ってると、あっという間に時間が経っていきます。

飛ぶササゴイも綺麗ですが、狩りをする時も忍者のようで面白いですよ。

狩りの様子に興味のある方は・・・・・・・・・・こちら


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ササゴイ(笹五位)2016

2016年08月23日 | 野鳥
いろんなものを載せてるうちに、7月に撮ったササゴイ(笹五位)の写真をすっかり忘れてました。

時期的には、少しずれてしまいましたが、たくさん撮ってきたので、何回かに分けて載せてみますね。

場所は都内の公園、朝だと車が混むので、久しぶりの「電車で鳥撮り」です。
現地に付いたのは午前8時半ころ。前日の雨のせいか、湿度が高くて営巣場所付近は靄がかかって霞んでます。
その靄が晴れた頃、やっと近くの杭に来てくれました。


その杭に止まったササゴイもいろんなポーズを見せてくれます。


杭の下が気になる様子。 その下にいたのは、バンです。




もう1羽が合流して、2羽に!!


羽を伸ばしたり・・・・


顔を掻いたり・・・・


羽繕をしたり・・・・


最後は大きな欠伸まで・・・・


こんな樹の枝に止まる姿も絵になります。



こんなササゴイですが、餌捕りは近くの荒川まで遠征してるようです。

時折、荒川に向かって飛んで行ったかと思うと・・・・・しばらくしてまた戻ってきます。
ヒナに餌を与える為には、行ったり来たり、忙しそうです。
この日確認できた巣は、2つ。そのうちの一つは、すでに雛も大きく、時折巣を離れる事もあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く!


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大宮氷川神社例大祭(パート2)

2016年08月21日 | 日記
台風の影響なのか、関東地方は、梅雨のような日が続いて、時折激しい雨が降っています。
北海道や太平洋沿岸でも、豪雨の被害が出ているようです。これからもしばらくは続くようで、大きな被害がでなければいいのですが・・・・


さて、今回は「例大祭」の続きです。

例祭は、神職が山車や神輿の間を、参進した後、午前10時半過ぎ、正装の勅使が御幣物(ごへいもつ)を捧持した随員と楽師を従え勅使斎館より本殿へと参進します。
勅使は、境内の山車などの間を通って本殿へと向かい、祝いの品を届けます。
本殿では宮中の楽師によって、伝統の舞「東游(あずまあそび)」も奉納されますが、その光景は見る事が出来ません。






そして、お祓いを受けた山車や神輿がいよいよ、街に繰り出します。(いったん、それぞれの町会に帰るようです。)
山車の最上部に会った人形は、鳥居に引っかかるため、収納されています。

「下町」の人形山車です。山車人形は「楠木正成」


2番目は「吉敷町」の山車です。山車人形は「須佐之男命」




3番目は「宮町」の山車です。山車人形は「新田義貞」


4番目は「大門町」の山車です。山車人形は「素戔嗚尊」


そして最後の山車は「仲町」です。山車人形は「神武天皇」



これらの人形山車や神輿は、1~2日にかけて、大宮駅周辺に集結し、賑やかなお祭りを盛り上げてくれます。


「山車人形」や巡行の様子は以前ブログに書いてますので興味のある方は・・・・・・・こちら
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