さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

トウネンも

2018年10月29日 | 野鳥
曇天続きの沼にも、トウネン(当年)の小さな群れがやってきました。
沼地や干潟でスズメほどの小さなシギの仲間、忙しなくあちこち動き回ります。


トウネンは「当年」と書き、以前、その語源を紹介したことがあります。
当年とは「その年生まれのもの、小さなもの」という意味(「野鳥の名前」より)で、その名の通り、日本で見られる中で最も小さいシギの仲間かも知れません。


シギの仲間なのに、「○○シギ」と呼ばず、何故「トウネン」と呼ばれるのか??
「鳥名源(江副水城著)」に、面白い記述がありました。要約すると・・・・・
①好きな沼地の土は粘りがあるので、沼地は「土粘」(トウネン)、そんな「沼地を好む鳥」
②神仏で祈祷や祈念する時、神仏に対して頭を下げますが、この鳥が採餌する様がよく似ているため、「祷念(とうねん)する鳥」、「祈る鳥」
③この鳥はあまり人を恐れずに近づいてくることから、「投昵燕」(トウニエン)。その訛読みで、「親しく近づいてくる鳥」
 (「投」は「近づく」という意味、「昵」は「昵懇にする・親しくする」という意味、「燕」は「鳥」という意味)

果たしてどれが真相なのか???いろいろな見方があるんですね。


ちょっと!ちょっと!そんなに突っ込んで大丈夫??


何か別モノが混じってますね。オジロトウネンもやってきましたよ。


曇天の日が多かったので、別の晴れた日に撮ったトウネンも貼っておきますね。




今日もおまけの色味写真です。秋バラに止まった赤とんぼです!




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スローシャッターでお遊び!

2018年10月27日 | 野鳥
10月11日、曇天日で今にも雨が降りそうな天気でしたが、沼の近くを通りかかったので覗いてみます。
特に珍しい鳥がいる訳でもなく、遠くの潟付近ではサギやセイタカシギに混じって3羽のアオアシシギがいました。


そのまま帰るのは惜しいので、折角の曇天を利用して、久しぶりにスローシャッターでコサギなどを撮ってみました。
SS:1/30~1/40でコサギの小競り合いです。(三脚使用)


追いかけるシーンの連続写真ですが、モノトーンみたいなので、2枚目を反転写真にしてみました。



チュウサギがアオサギの近くに降り立つ瞬間も・・・・・アオサギがブレブレ!!


今度は、追いかけっこしてるイソシギを狙ってみますが、さすがに1/30前後では止まらないため1/100前後にアップ!!





上空を見上げると、久しぶりのクロハラアジサシです。1羽だけみたいです。(通常撮影)



いつも飛び出しのセイタカシギが多いので、今回は着地するセイタカシギも撮ってみました。



この後、霧雨が降り出したので、早々に退散です。

〈おまけ〉
今回は色味が少ないので、秋バラを一輪







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セイタカシギもだいぶ慣れてきたようで・・・・

2018年10月25日 | 花と野鳥
沼のセイタカシギも、来た当初と比べて大分大胆な行動をするようになってきます。
今は10羽前後のセイタカシギが、沼のあちこちに散らばって自由行動? 
時には、フレームアウトするくらいまで・・・・・こんなに近くまで来る子もいますよ。


つぶらな瞳?


偶然、セイタカシギの傍に浮かび上がってきたカイツブリの若鳥。以前紹介したカイツブリの子供のようですね。


飛ぶ姿は相変わらず優雅です。



コスモスの残りの写真も載せておきますね。鳥撮りの合間に撮れるヒマワリやコスモスも、この沼の良い所です。





最後のおまけは、別の場所で撮ったウラナミシジミです。今頃の季節によく見られますが、上手い具合に翅を広げてくれました。



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コスモス、見頃を過ぎても頑張ってます。

2018年10月23日 | 
埼玉県は海無し県のため、普段はなかなか水鳥に接する機会が少ないため、季節の変わり目は沼に通うことが多くなります。
そんな沼の傍のコスモス畑、もう見頃を過ぎて、訪れる人も少ないですが、まだ、きれいな花を咲かせてました。



コスモスも、最近はいろんな色形が増えて、それぞれ個性豊かです。


定番のオーソドックスなコスモスの花が新鮮に見えます。


同じような柄模様でも、微妙に色合いが違うんですね。





すでに見頃を過ぎてるため、枯れたものもたくさんあります。コスモスの花一輪の寿命はどれくらいなんでしょうか?



他にもたくさん撮ってきたので、鳥の合間に載せていきますね。
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コガモに混じってシマアジ(縞味)も~

2018年10月20日 | 野鳥
ツルシギの後、コガモに混じってシマアジが3羽入ってるとのことで探してみるも、確認できず!!
翌10月2日、再びシマアジ(縞味)探しに出かけてみると、1羽だけいましたよ。
ちょうど昼寝中のようです。この姿だけでは、辺りのコガモと区別がつきません。

この時期のコガモは、若鳥や雄のエクリプスが混じっていて雌と区別がつきにくいです。
次の写真は、右がコガモの雌のですね。下尾筒の両側にある白い線(赤丸印)が目安でしょうか。
そして左がシマアジですが、コガモの雌とそっくりです。果たして雌か?雄のエクリプスか??
シマアジも、雌の中にエクリプスが混じっていることが多く、厄介です。


昼寝タイムが終わって、おすまし顔をしたり、水を飲んだり、見返りポーズをしたり、なかなか演技達者です。




ヨチヨチ歩いてたかと思うと、羽を伸ばしてリラックス!!どうも雨覆の部分は灰色ではないようですね。女の子?



そこへ、チュウサギが飛び込んできたため、コガモと一緒に突然飛び出しました。ラッキー!!


左がコガモです。比較をしてみると、違いがよく分かります。
翼を広げるとよく分かりますが、雄のエクリプスは、雨覆の部分が灰色なので、この子はシマアジの雌のようです。



シマアジの傍を悠々と通り過ぎるセイタカシギ。 シマアジもあまり気にしてない様子です。


折角なので、在庫から、シマアジの雄の写真も貼っておきますね。


この沼にはこうして、時々シマアジがやってきますが、今度は綺麗な雄を期待したいところです。







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