さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ネコヤナギ(猫柳)

2016年03月29日 | 
野鳥の姿もまばらになって、桜も、河津桜~早咲きの桜、そしてソメイヨシノも咲き始めて、季節の移ろいを感じる公園です。

そんな中で、ネコヤナギが綺麗に咲きました。今回は、そんなネコヤナギを追いかけてみました。

まずは3月3日のネコヤナギは・・・・・蕾がだいぶ膨れてきてます。



まさに名前の通り、銀白色の毛で覆われた花穂が光に輝いてます。 果たして、これが名前の由来になった猫の尾っぽに見えますか??



こんな蕾が、10日後の3月13日には、満開になってました。 猫の尾っぽから毛虫(?)に大変身!!



ネコヤナギについては、過去何度か触れてますので、詳しくは書きませんが、雌雄異株で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かす事で有名ですね。

この株は雄花だと思うのですが・・・・・??



ちょっと向きを変えて、先端側から撮ってみると・・・・・こんな感じです。



そっくり返って咲く様子が面白いですね。 なんだか小さな子が駄々をこねてるようで…





少し近づいてみると・・・・・雄しべの先端の葯(やく)は、初めは紅色で、黄色の花粉を出した後、黒くなるそうです。



背景を変えてみると、ちょっと妖艶な感じがします。



そしてさらに8日後の3月21日、今度は宙玉(そらたま)レンズで撮ってみましたが、すっかり開いてしまってあの容姿はどこへ??



小さな蕾が出始めてから、ほぼ3週間ほどで咲き終わってしまうんですね。

余談ですが、このネコヤナギの樹皮にはサイシンという物質が含まれ、有名なアスピリンの母体となった物質だそうですよ

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イカル(鵤・桑鳲(そうし))

2016年03月25日 | 野鳥
帯状疱疹発症からちょうど6週間が過ぎました。

発疹はだいぶ薄くなり、徐々に目立たなくなって、ビリビリした痛みや痒みはだいぶ楽になりました。

痛み止めのカロナールと痒み止めの軟膏・メチコバール(ビタミン剤)は、まだしばらく服用する必要がありますが、日常生活には支障が無くなりつつあります。



久しぶりにフィールドを覗いて見ましたが、すでに冬鳥の姿もなく、閑散としてますね。

そんな訳で、鳥ネタも切れ気味ですが、今回も2月の在庫から・・・・・


今シーズンのA公園、ご無沙汰していたのですが、2月初めには、久しぶりにイカルの姿を見る事が出来ました。



イカル(鵤・桑鳲(そうし))

シメなどと同じアトリ科の仲間ですが、冬によく見られるので冬鳥と思われがちですが、日本では九州以北で繁殖する留鳥です。

非繁殖期は数羽から数十羽の群れを形成する事でもよく知られてます。

イカルという名の由来は鳴き声の「キーコーキー」が「イーカールー」と聞こえるからとも言われてますが、
また、太い嘴の稜線が先端で急に下に落ちている(短い)ところから、稜起角(いかるが)と呼ばれるようになった。との説もあり、定かではありません。

この太い嘴で、樹の実を器用に転がしたりしながら食べるので、古くは、豆鳥とか、豆割とか、まめまわし・まめころがしなどと呼ばれることもあったそうですよ。



607年、推古天皇と聖徳太子は用明天皇の病を治すため、奈良の斑鳩(いかるが)の地に薬師像を祀る法隆寺(斑鳩寺)を建立しました。

この斑鳩(いかるが)という地名は、当時この一帯にイカルの群れが集い、イカルの郷であったことから付けられたと伝えられています。

当時は、どんな光景が見られたのでしょうね???日本史を紐解きたくなりますね。(以上、「野鳥の名前」などから引用)



イカルも、飛び立つ瞬間は、キョンシー飛び??(古いですね(笑))



この日は5~6羽くらいの小さな群れでした。 仲間のいる枝にやって来たイカルです。

翼の内側を見るのは、あまり無いので、載せてみました。



左の子も、こちらを向いてくれればよかったのですが・・・・・



器用に小さな枝に止まるイカルです。



ちょっと分かり難いですが、光線によって羽根の一部分に青味がかなり強いことが分かります。



大きくて頑丈そうな嘴で、木の実を食べる姿を見てると、まさに「まめころがし」「まめまわし」と呼ばれた意味がよく分かります。



さて・・・・・お腹がいっぱいになって喉が渇くと・・・・・樹の又の窪みに溜まった雨水を飲みに・・・・

辺りの様子を伺いながら・・・・・







・・・・・・・・・続く!


今週は、何やら忙しくて、ブログの更新も遅れがち!! 皆さんのところにもお邪魔できてません!

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雑誌の景品レンズで遊ぶ

2016年03月19日 | 機材
先日、ある書店で本を探してると、スマホ用のおまけレンズが付いてる雑誌を見つけました。

「DIME」と云う雑誌(5月号)で、750円で付録にスマホ用のレンズ(広角・マクロ用)が付いてます。

雑誌込みで750円だから、まさにおまけつきのグリコ気分で買ってみる事にしました。

最近のスマホのカメラ性能もアップされ、専用レンズも数千円くらいでたくさん販売されてますが、このおまけレンズの効果は・・・・

今回は、そんなおまけレンズとスマホで遊んでみました。



このレンズ、こんな形状をしてます。

クリップ式で、他に市販されてるスマホ用のレンズと同じような形状ですね。

これを、スマホのレンズ部分にクリップで装着します。



レンズ部分は、2段になっていて、これもほかの市販されてる製品と同じような構造です。

レンズを両方を付けた状態で、広角撮影ができ、外側の1枚を外すとマクロ撮影が出来ます。



まずは、広角側で試してみますね。

スマホ本体は、ドコモらくらくスマホのF-06Fです。

次の写真は普通に、スマホのワイド側で撮った写真です。



そして、おまけレンズを装着して撮ってみると・・・・・

スマホ本体のワイド側ではケラレが発生するため、ワンステップだけズームアップしました。(スマホ本体の性能によって、ケラレ方は異なるようです)

4隅にまだ少しケラレが残ってますが、こんな感じです。

少し画角が広がってますが、そんなに極端に変わる訳ではないですね。



同じように、広角レンズで、河津桜を撮ってみました。

1枚目が、普通に撮ったもので、2枚目がレンズを装着したものです。






次に、外側のレンズを外して、マクロで撮ってみます。

すべて手持ち撮影なので、少しブレてますが、普通に撮ったものと、マクロレンズを使用した写真を並べてみました。

まずは椿の花です。





そして菜の花??風にゆらゆら揺れていたので、ピントがなかなか合いません。





マクロレンズを装着したまま、いろんなものを試してみました。

まずはオオイヌノフグリです。



そして、タンポポ



次の写真は、ネコヤナギです。



同じく、ネコヤナギにさらに近づけてみると・・・・・・



如何ですか!

雑誌込みで750円のおまけレンズだとは思えないくらい、面白い写真が撮れました。

今回のように、F-06Fを使用した場合、広角撮影では極端な効果は感じられませんでしたが、マクロ撮影は結構、楽しめそうです。

ただ、当然のことながら、周辺の解像度は落ちます。

また、今回は手持ち撮影で、タッチ・シャッターなので歩留まりは悪いですが、慣れれば何とか使えるかもしれません。

光源がしっかりあれば、比較的らくに撮れるそうです。


小さなものなので、ポケットに忍ばせておくと、時々で、面白い写真が撮れるかもしれませんね。


*今回の写真は、全てスマホで撮った写真で、もちろん比較するためにノートリですが、スマホは基本露出補正が出来ないので、少しだけ画像ソフトで調整しました。

アンシャ-プも少しかけてます。
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春の目覚め

2016年03月16日 | 季節
公園の河津桜はすでに見頃を過ぎて、一部は葉桜状態になり始めましたが、メジロやヒヨドリたちは相変わらず・・・・

カモたちもだいぶ少なくなった池では、カワセミの声が辺りに響きます。

河津桜も見頃は過ぎてますが、日陰の樹にはまだ花がいっぱい!!

ピンクの花びらに包まれて、心なしか、気持ちが暖かくなってきます。







反対に、日当たりの良い所では、もう葉桜状態です。



足元には、ホトケノザ(仏の座)がいっぱい咲いてます。



ユキヤナギ(雪柳)の花も、ぽつぽつ咲き始めたようです。もうすぐ、一面に雪が被ったような光景を見せてくれることでしょう。



この公園には、サンシュユ(山茱萸)の樹が何本か植えられてるのですが、一部はもう咲き始めたようです。



まだ樹全体が黄色に染まるほどではないですが・・・・・



樹の洞から生えた小さな枝にも若葉が出始めてますが、こんなものを見つけました。カマキリの卵でしょうか。

もうすぐ、ここから小さな子供たちがいっぱい誕生するんでしょうね。



卵が孵る頃、タイミングが合えば、カマキリの誕生の瞬間が撮れるかな???


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河津桜にメジロ

2016年03月12日 | 野鳥
M公園のマンサクの花の横には、河津桜があり、メジロやヒヨドリなどが蜜を求めてやって来ます。

この日の河津桜は、もう7分咲きくらいでしょうか。

そんな河津桜にも、メジロがやって来ました。

毎年定番の光景ですが、やっぱりカメラを向けてしまいます。



さて、今回は、ちょっと面白いことを調べてみました。

メジロ(目白)、日本では全国どこででも見れる野鳥(北海道では少ないようです)が、雌雄同色で、雄と雌の区別がし難い鳥の一つです。

そこで、今回はこのメジロの雄と雌の見分けに挑戦してみました。



ふつう、メジロの雄と雌の見分け方は・・・・・

①囀り方の違い。

②雄は顔の前面と下尾筒の黄色味が強く、腹中央にも黄色の線があり、雌は淡色。

・・・・と云われてますが、囀りで判断するには、その時期、その場に居合わせないと区別がつきませんね。

そこで、今回は②の区別の仕方で、撮った写真を比べて見る事にしました。

顔や下尾筒の黄色味で区別するのは個体差もあるため、まずは腹の部分で確認してみると・・・・・

なかなか無いものですね。 でもこの日の写真に1枚だけありました。

その写真が、下の写真です。

お腹の部分に、うっっすら黄色い線が見えます。

そう云われてみれば、喉の部分の黄色味も鮮やかなように見えます。明らかに雄のようです。

それでは、上の写真は??

腹の部分ははっきり見えないのですが、わずかに見える、下尾筒の黄色味が強いように思います。

こちらも雄????



もう一枚貼っておきますね。紅梅とメジロですが、こちらのメジロにも、腹の部分にかけて黄色い線が見えます。

下尾筒も鮮やかな黄色です。



次の写真のメジロの頭頂には、何か模様のような・・・・・・

何を意味するのかは、分かりませんが、全体的に地味で、喉の部分の黄色味も薄い感じがします。

雌でしょうか??

腹の部分に黄色い線が見える個体ははっきり分かりますが、顔や下尾筒の黄色味の具合でで判断するのは、どうも難しそうですね。





そして、次の写真のメジロには、黄色い足環が付いてます。

鳥類標識調査(バンディング)用の足環でしょうか???

よく見ると、記号や番号が確認できないので、鳥類標識調査(バンディング)用の足環ではなさそうです。

しからば、篭脱けのメジロ??

以前は、メジロなどを捕獲して、家で飼うことが流行った時期がありましね。

私が小さい頃、我が家の近くでも、メジロを飼っていた人が居ました。

環境省は2012年4月からメジロの飼育(愛玩飼養)を目的とした捕獲を原則許可しないことを発表しました。

これにより、日本において飼育のための捕獲が許可される野鳥の種類は原則として皆無となったのですが、ただ、メジロも、それ以前から飼育しているものについては、登録制で継続飼育が認められているようです。

そんなメジロには足環が付けられてるとのこと。




さて、こんなメジロですが、河津桜の淡いピンク色の花の蜜を求める仕草は可愛いものですね。





メジロに釣られて、ハチたちも群がってきます。



こんな河津桜が散ると、今度は、華やかなソメイヨシノが咲き始めて、いよいよ春本番です。





*今回は、メジロの雄と雌の見分け方を調べて、自分なりの判断で雄と雌を区別してみましたが、間違ってたらご指摘くださいね。


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