さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ライトルームCCの「スーパー解像」を試す。

2023年02月14日 | 機材

腰痛で自宅籠りが続いていた時、ふと見つけたLightRoomCCの「スーパー解像機能」、早速試してみることに!

日頃、写真はRAW現像で処理することが多いのですが、使用しているソフトはアドビの「ライトルームCC」。

野鳥写真はたくさんの枚数を撮ることが多く、大量の写真を整理・レタッチするには至極便利なソフトです。

また、RAW現像にこだわるのは???

特に野鳥写真は腕が未熟なせいで、急な露出補正が間に合わない時や悪条件の時が多いため、RAW現像の方が補正し易いからなんです。

最近はカメラの画素数も大きくなり、鳥撮り用のカメラも当初使用していたEOSー40Dは1050万画素。

その後EOS-7DMK2が2020万画素、そして現在使用のEOS-R7は3250万画素。

EOS-R5に至っては4710万画素、パソコンへの負担も大きく、しかも画像ソフトもそれに合わせて機能が追加され、
パソコンもハイレベルな仕様が要求されるようになって、素人レベルではなかなか扱いにくくなってきてるようですね。

我が家のパソコンも、ご多分に漏れず、フォトショップやライトルームが様々な機能が追加されるにしたがって、処理速度が遅くなってきます。

簡単に短時間で補正できるだけに手放せないのですが・・・・例えばこんなシーンも・・・・

補正前の画像が・・・

わずかの処理だけで・・・・

話を元に戻しますが、今回はLightRoomCCの「スーパー解像機能」の検証です。

次の写真は先日載せた調整池のオオタカですが、JPG原盤はこんな風で、6960×4640画素(約3230万画素)です。

それを大きくトリミングすると916×611画素(約56万画素)になります。

上の写真をLightRoomCCの「スーパー解像機能」を使うと1832×1221画素(約224万画素)になり、総画素数が4倍になります。
(ブログ用の写真はどちらも同じサイズで合わせていますので、実際値とは異なります。)

LightRoomCCの画面で比べて見たものですが、左が元画像で右がスーパー解像を適用後です。(ブログ写真ではなかなか差が分からないですね。)

同じように、フクジュソウの写真を大きくトリミングしてみました。(原版:5252×3488画素(約1831万画素))

大きくトリミングすると890×593画素(約53万画素)

スーパー解像適用後は、1781×1187画素(約211万画素)で、縦横それぞれ2倍、総画素数で4倍になります。

LightRoomCCの画面では右がトリミングした原版で、左がスーパー解像適用後です。

見た目はほとんど変わりないように見えますが、大型画面のモニターで見る時や印刷時に大きく左右されるようです。

アドビのサイトの説明によると・・・

「スーパー解像度の機能は1枚の画像で2倍のリニア解像度を構築します。拡大画像は元画像に比べて横2 倍、高さ2 倍で総ピクセル数が 4 倍になります。
大型の印刷物では、より多くのピクセルが必要です。スーパー解像度の機能を使うと、厳しい印刷基準を満たすことができます。」

大きくトリミングすると、当然、画像サイズは小さくなり、低解像度の写真になります。

好みの構図にするために画像をトリミングしても、必要な画質を保つことができるというわけです。これを利用するとマクロレンズがいらない?

低解像度の古いカメラの写真やスマホの写真(最近では高画素数のスマホ写真もありますが)に活用すると便利かもしれませんね。

操作はいたって簡単で、適用したい写真を表示したまま、右クリックメニューから「強化」を選択。
続けて表示されるメニューで「スーパー解像度」にチェックをつけて、「強化」を実行すると、DNGファイルが生成されます。

この機能は2021年6月のバージョンアップ後から使えたようですが、今まで全く気が付きませんでした。

日常で頻繁に使う機能ではなさそうですが、トリミングした写真を印刷するときに役立ちそうです。

 

 

 

 

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RAWバーストモードを試す

2022年08月26日 | 機材

我が家周辺でもツクツクボウシの鳴き声が聞こえ始め、秋の訪れを感じるようになってきました。

6月終わりころから鳴き始めるニイニイゼミに始まり、アブラゼミからミンミンゼミ・ツクツクボウシへと、夏の移ろいを感じさせてくれます。

最近はなかなか聞けなくなった涼を感じさせるヒグラシの声も懐かしい!

ところで、先日「関東のセミより関西のセミの方がうるさい!」という記事を目にしました。

その原因はクマゼミにあるようです。あの超賑やかな「シャイ!シャイ!シャイ!」という鳴き声にはミンミンゼミも敵わないようです。

そんなクマゼミも温暖化の影響か? 徐々に北へ生息域を広げてるとか・・・何年か後には関東でも聞こえるようになるかもしれませんね。

 

さて、今回はEOS-R7の「RAWバーストモード」を試してみました。

「プリ撮影」機能、ミラーレスカメラの電子シャッターを利用した機能で、最近はこの機能が搭載されたカメラも多くなりました。

以前、私もニコンV1シリーズの「V3」で何度か試して重宝したこともあるのですが、そんな機能がEOS-R7にも採用されてます。

下の4枚の写真を見て下さい。花に止まってるモンキチョウ(雌)が、飛び立つ瞬間を通常の連射ではなく、プリ撮影したものです。

シャッターを半押しした状態で待機し、飛び立った瞬間シャッターを全押しします。

「プリ撮影」の機能は、シャッターボタンを半押ししている間、その画像をカメラのバッファメモリーに一時的に貯めて、
シャッターを全押した瞬間、バッファメモリーに仮保存してあった画像をメモリーカードに同時に記録してくれるんです。

普通の連射では、タイミングが少しでもズレると、飛び立つ瞬間は撮れませんが、シャッターを半押ししてる間の画像が記録されてるため、
少々タイミングがズレても大丈夫!! 電子シャッターならではの特技ですね。

ニコン「V3」は、プリ撮影後ただちに必要なファイルを都度メモリーカードに保存する必要があったため、連続プリ撮影は出来なかったのですが、
R7はいったんファイル全体をメモリに保存してくれるため、連続プリ撮影が可能です。

後でゆっくり、カメラ内でJPGファイルでもRAWファイルでも、任意選択でメモリーに保存できるので助かります。

3枚目のこの写真はボケてしまってますね。

今回は、100ミリマクロレンズで手持ち撮影でしたが、もちろんすべてジャスピンで撮れるわけではありません。

飛び出す方向や、シャッタースピードなど、条件によっては思い通りの写真が撮れないことも多そうです。

もちろん、野鳥撮影などにも応用は可能ですが、長いレンズになれば、三脚が必携??

先日、400ミリレンズの手持ちで、チョウトンボの飛び出しを試してみたのですが、見事失敗!!

飛び出す瞬間を待つ忍耐と繊細さも必要で、飛び出した瞬間慌ててシャッターを強く押してしまったため、カメラブレが起こったようです。

「RAWバースト」撮影時のSSの設定など、まだまだこのカメラの特性を活かしきれてないので、これからも模索してみたいと思います。

 

 

 

 

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EOS-R7試写パートⅡ

2022年08月18日 | 機材

8月5日、新しいカメラEOS-R7の試写のため、沼を訪れてみますが、サギの仲間が集まってるだけ!!

そんなサギグループの中にアマサギが2羽います。

衣替えの時期で、綺麗な亜麻色も褪せて、ちょっとみすぼらしい姿です。(RAW現像でトリミング)

カイツブリ親子も元気ですが、3羽いたはずの雛も2羽に減ってました。(RAW現像・わずかトリミング)

ヨシゴイの飛翔も一度だけチャンスがありましたが、電子ビューファインダーや補正作業に慣れてないためか、なかなか捕捉できず!!

折角のお試しチャンスだったのに成果はボケボケ写真1枚だけ!!(かなりレタッチ補正してます)

さすがに遠くを飛ぶダイサギ(?)は捉えやすい!!

沼での試写は満足な写真が撮れなかったので、仕方なく自宅のベランダから・・・ムクドリアキアカネ(?)です。(トリミング無しのJPG撮って出し写真)

アキアカネは夕刻近くで、条件的にはあまり良くなかったのですが、上の写真のトンボ部分をJPG等倍で切り出してみると・・・・

手持ち撮影でも何とか楽しめそうです。(600mm(35ミリ換算960mm)・F値:7.1・SS:1/500・ISO:4000・補正:+0.7)

全て手持ち撮影のため、まだまだ歩留まりは悪いですが、ヒットしたときの写真は予想以上で、適正露出だとJPG撮って出しでも十分です。

使用レンズ:150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryでしたが、純正レンズだともっと解像するかもしれませんね。

次回は昆虫相手に試写してみたいと思います。

 

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キヤノン(EOS-R7)試写!!

2022年08月07日 | 機材

今まで鳥写真のメインで使用していたEOS-7DMK2の後継をどうしようかと考えていた矢先、キヤノンから「R7」が発表されました。

今まで使用していたEFレンズもそのまま活用できることから、さっそく6月初めに発注!!

人気機種と同時に、半導体不足による生産遅れも考えると、8月中に手に入るかな??・・・・と諦めていたのですが・・・・

そのカメラが8月1日、ついに手元に!!

梱包は実にシンプルで、本体(電池含む)と簡単な説明書だけで、詳細の解説書はキヤノンHPからダウンロード。

カメラ設定も、今までに比べて項目が多く、少しずつ使いやすい設定に変えていきたいと思いますが、
使い慣れたAPS-C機なので機能設定もそこそこ適当にして、翌2日、早速いつもの沼に持ち込んでみました。

EOS-R7に装着したレンズは、使い慣れたシグマ「150-600㎜ F5-F6.3 DG OS HSM Contemporary」

勇んで現地に着いたものの、目的のヨシゴイどころか、鳥の姿が見えない!!仕方なく、近くにいたカイツブリの幼鳥達に相手をしてもらうことにします。

いつもはRAW画像から現像するのですが、今回は敢えてカメラから排出されたJPG写真をそのまま載せてみます。(すべて手持ち撮影です。)

今回、カメラ内現像のJPG出しの写真を敢えて使用したのは、想像以上にカメラ内の現像性能が良さそうだからなんです。(7DMK2と比べて)

トリミングやレタッチは一切行わず、そのままのファイル出し画像です。(実践では、RAW現像がメインになると思います。)

この日は晴天で順光、撮影条件は良く、シグマレンズでも十分に動作することが確認できました。

サードパーティのレンズがいくつか持ってるのですが、条件が良ければまずまずの写真が撮れそうなことが分かったので一安心です。

連射で何枚か撮ってみたのですが、設定通り「目」にしっかりフォーカスされてるようです。(設定:「動物優先」「瞳検出はON」)

純正レンズだと、フォーカス速度や画質ももっと良くなると思われますが、専用のRFレンズも高そうだし・・・・財布と相談ですね。(笑)

飛びもの以外のAFエリア設定:「スポット1点AF」、サーボAF特性:「AUTO」で撮ってみましたが、フォーカスポイントが常にファインダー内に表示される為、
少々違和感がありますが、慣れれば大丈夫かな????  どこにフォーカスしてるのか分かるので便利そうなのですが・・・・

「領域拡大AF」で遠くに飛ぶカルガモを撮ってみましたが、バックの電線にも影響されず、しっかりカルガモをフォーカスし続けてくれました。

上の写真をトリミングしてみます。

飛びものについては、R7が「電子ファインダー」で少々癖があり、今までのように対象物をファインダー内に素早く捉えるのには少し慣れが必要か?

カメラ設定など、様々な機能など、詳細については、後日、少しずつ試しながら詳しく書いていきたいと思います。

(今回気になったことは3点)

①サーボ設定で連射撮影してるのになかなかピントが追い付いてくれない。
 このことは簡単に解決:「被写体追尾(トラッキング)」がOFFになってました。 単純ミス?

②「メカシャッター設定」で連射すると、シャッターショックがかなり強く、それが原因なのか、連射時に画像が上下左右に暴れる事。
 三脚使用で、シグマレンズの「手振れ防止」をOFFにすると暴れが止まるところを見ると、レンズの「手振れ防止装置」と干渉してる??
 この件については、後日、改めて検証してみたいと思いまが、「メカシャッター」より「電子先幕」を使うことが多くなりそうです。

③電池の消耗が予想通り速いですね。幸い7D系の電池も使用できるので、当面は複数の予備電池持参が必要か!

 

今回は、初めて撮った写真を載せてみました。設定方法も曖昧で適当に撮ったもので参考にはなりませんが、とりあえずレポート第1弾です。
これからいろいろ設定を変えながら試写を続けてみますが、秋の渡りシーズンには間に合いそうです。

 

おまけですが・・・・

特に何も考えずに、近くを飛んでいた2匹のウチワヤンマに適当にシャッターを押してみると、オニヤンマのこんな飛翔写真が簡単に撮れました。(トリミング)

ジャスピンではありませんが、上のトンボの目にピントが来てるようです。これもAF性能が優秀なため?? 偶然??  期待できるかも???


 

 

 

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パソコンが戻ってきた!

2022年01月14日 | 機材

先週土曜日(1月8日)に修理に出したパソコンが、昨日(13日)、修理を終えて戻ってきました。

3連休を挟んでいたので、早くても今週末頃だと思っていたのですが、予想以上に早くてびっくり!!

起動時にモーターのうなり音のような異常音は、グラフィックスボードを冷却するためのファンモーターから出ていたようで、
グラフィックボードを交換。再インストールもせず、システムもそのまま健在。

(幸い「メーカー保証3年契約」をしていたため修理代は無料でした。)

修理に出す前に主要なデータはバックアップしておいたのですが、とりあえずは一安心です。

早速起動して、久し振りのブログの更新です。

 

ブログの再開にしては、ちょっと寂しい内容になりますが、1月2日、初撮りの写真からです。

1月20日、運動を兼ねて、いつものM自然公園へ出かけてみました。

池はすっかり寂しくなっていて、オカヨシガモやヨシガモの姿もなく、目立つのはオナガガモ・ヒドリガモ・コガモで、オオバン・カイツブリが少々。

折角来たのに手ぶらで帰るのも面白くないので・・・・・池の周辺の野鳥をパチリ!! シジュウカラを撮るのも何年ぶりかな?

アキニレの実がいっぱい!! アトリやマヒワを期待するも、いたのはカワラヒワの小群

頭上ではヒヨドリが大きな声で・・・・

ロウバイが、ほのかな香りを漂わせてました。(いつもはマクロレンズで撮るのですが、今回は手持ちのコンデジで撮ってみました。)

 

こんな訳で、せっかくの新年初撮りでしたが、期待したアトリやマヒワは見れませんでしたが、冬晴れの気持ちのいい散歩でした。

 

*今日から皆さんの所にもお邪魔しますね!!

 

 

 

 

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