さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

コスホウジャク?

2023年11月02日 | 花と昆虫

10月19日午後、コスモスに来るノビタキを撮りに沼の近くのコスモス畑に出かけてみます。

暫く待つも、やって来るのは雀ばかり。コスモス見物の人もいるせいか肝心のノビタキが姿を現す気配は無し。

ノビタキを待つ合間に見つけたのはコスモスの蜜を求めて花の間を飛びまわるホシホウジャク。

後ろ姿も・・・・

何故か?時間が経って陽が傾きかけた頃、ホシホウジャクの姿が増えてきます。

長いレンズの鳥撮り用でホシホウジャクを撮るのも初めてですが、飛び回る姿をファインダーに捉えるのに大苦戦。

それでも何枚か撮らせてくれました。

結局、午後3時ころから1時間ほど待ってみましたが、肝心のノビタキは姿を見せてくれませんでした。

「コスノビ」ならぬ「コスホウジャク」で我慢のひと時でした。

 

 

 

 

コメント (16)

彼岸花にカラスアゲハ

2023年10月11日 | 花と昆虫

1回飛ばしてしまいましたが、前々回の彼岸花の続きです。 黄金色に輝く稲穂をバックにすると、彼岸花も一段と映えます。

そんな彼岸花にやって来たのはカラスアゲハ(烏揚羽)!

カラスアゲハ(烏揚羽)は北海道から九州まで、全国に分布する蝶ですが、見つけた時はちょっとドキドキ!ワクワク!

メタリック調の綺麗な翅の色が、見る角度によって微妙に変化する楽しい蝶です。

食草はコクサギ、キハダ、サンショウ、カラスザンショウ、ミヤマシキミ、カラタチなどの葉で、年に3~4回ほど発生し、冬は蛹で越冬します。

名前の由来はカラスの濡羽色のように見えることからつけられたのですが、飛ぶ速度も遅く、観察しやすい蝶の一つです。

白い彼岸花と赤い彼岸花、対照的です

ちょっと近づいて・・・・

傍らの道端にはウラギンシジミ。翅を広げる気配は無し

彼岸花が咲き終わると、いよいよ秋本番、今年は夏が長かった分、短い秋になるかもしれませんね。

 

 

 

 

コメント (14)

久し振りの睡蓮

2023年08月25日 | 花と昆虫

もうすぐ9月というのに、相変わらず蒸し暑い日が続いてます。

地域によっては、雨不足で、農作物にも被害が出始めてるとか・・・・心配ですね。

 

今回はチョウトンボを撮りながら、周辺の睡蓮の花も・・・・・・・

見沼自然公園の睡蓮の花は、5月中頃から9月上旬まで見ることが出来ます。

始めは赤系統の花から始まって、徐々にピンクから白色の花へ変化していき、この時期はピンク系と白系とが主体。

白い睡蓮の花は清楚で涼しげです。

見えますか??アオモンイトトンボが止まってます。

ピンク系の花も咲いてます。

もちろん赤い花も数は少なくなりましたが健在です。水面に映る青空が印象的でした。

池にいるのはカルガモだけ。

池の中州(?)に咲くサルスベリの花です。

足元のツユクサを撮ってみたら・・・・オンブバッタが止まってるのに気が付きませんでした。

すぐ上の木の枝にはアブラゼミ。これだけ近づいても逃げる気配は無し。

相変わらず蒸し暑い中、トンボや睡蓮の写真を撮りながらの公園散策でした。

 

 

 

コメント (10)

セミの抜け殻がいっぱい!

2023年08月15日 | 花と昆虫

台風7号が今朝、和歌山県に上陸したようですね。大きな被害が出なければいいのですが・・・・

 

今日はトンボ探しの続きです。ベニイトトンボの他に何かいないかと散策するも、特に珍しそうなものも見つからず。

大きな木の幹には、セミの抜け殻がいっぱい!! この日、一番多かったのはニイニイゼミ(にいにい蝉)でしょうか???

ニイニイゼミの抜け殻だけ、何故か表面に土(?)、体の表面が白くなっています。

セミの羽化率は30~40%ほどと低く、蝉の抜け殻は、無事に成虫になることが出来た証です。

羽化の途中で、体力が尽きたり、天敵に襲われたり、地面に落ちたり・・・・地表の方が危険が多いみたいですね。

日本ではセミの抜け殻(空蝉)は儚さ(はかなさ)の象徴とされていましたが、外国では多くは生命力の象徴とされてます。

ニイニイゼミの抜け殻に付着している白い物質は、タンパク質や金属イオンを含む有機無機ナノ複合(ハイブリッド)化合物で、
ニイニイゼミの体液や体液が固まったものはアミノ酸だそうですよ。

こちらはアブラゼミ(油蟬)の抜け殻。 ニイニイゼミのように土(?)のような白い粉がついてないのは何故でしょう??

白い糸のようなものが見えますが、これは、幼虫が空気を吸うための「気門」と呼ばれる管の抜け殻です。

セミは、脱皮の時に体の表面の殻を脱ぐだけではなく、人間でいうと「のど」の中の皮まで脱皮しているのだそうです。

セミの抜け殻のことをもっと調べてみると面白いことがいっぱい分かりそうですね。

ヘクソカズラ(屁糞葛)の花です。この公園でもたくさん咲いていたのですが、今年はあまり見かけません。

カラスウリの花が咲いた後!! 夕方何時ころから咲くのでしょう??

孵りかけに見つけたウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)です。アップしてみると顔や足が思った以上に可愛いですね。

 

 

コメント (14)

ミズアオイ(水葵)など

2022年09月23日 | 花と昆虫

前回の続きです。

K自然観察公園では、前回載せた花以外にもたくさんの秋の花が楽しめます。

木道付近の湿地帯ではミズアオイ(水葵、雨久花(中国名))の花が見頃です。

湿地帯では100ミリレンズでは届かないのですが、管理棟のすぐそばのプランターに数株が・・・じっくり観察できるように配慮されてました。

ミズアオイのことは以前にも何度か書いたのですが、今回もおさらいのつもりで・・・・

ミズアオイ(水葵、雨久花(中国名))

日本全国に分布し、湖沼・水田・水路などに生育する1年草です。

以前は水田に生える雑草として駆除されたこともあったようですが、近年農薬に抵抗力を持ったミズアオイが増え始めてるとか・・・・

1年草の種子の一部は簡単には発芽せず、土の中で埋土集団(シードバンク)を形成することが多く、
ミズアオイもそんな性格を持っていて、いったんは姿が見えなくなっても、土壌を耕したりすると、再生することが知られているそうです。

東日本大震災で津波の被害を受けた東北地方の沿岸域では、震災後、このミズアオイが復活した場所もあり、「再生の使者」と呼ばれています。

プランターのミズアオイの隣には小さなイボクサ(疣草)の花も咲いてました。

湿地に生える雑草で、水田では畦によく出現するツユクサの仲間ですが、有史 より前に日本にやってきた「史前帰化植物」だそうです。

葉の汁をつけると疣(イボ)が取れるといわれて名付けられたとか!!

この花の名は??? キツネノマゴの花に似てるようですが、豆粒のようで、園内のあちこちで咲いてました。

定番のツユクサ。見かけるとつい写真を撮りたくなります。

スズメウリ(雀瓜)も可愛い実が・・・

タコノアシ(蛸の足)の花はまだ咲いてませんでしたが、蕾がいっぱい!!

一見、蛾のように見えますが立派な蝶、ダイミョウセセリ(大名挵)です。

この蝶の面白いのは、こうして開翅して止まることでしょうか。普通セセリ蝶の仲間は翅を半開きの時が多いのですが・・・

まるで葉っぱに吸い付いてるようです。

この公園にも間もなく渡り途中の野鳥たちが立ち寄るはずなのですが、この日はウグイスの鳴き声だけが聞こえるだけ。

 

(おまけ)

台風14号がまだ東北地方に向かってる9月20日早朝、東の空は朝焼けが綺麗でした。

 

 

 

 

コメント (16)