さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

今年の締めくくりはイソシギです

2015年12月30日 | イベント
いよいよ、あと2日で2015年から2016年へ・・・・・

今年最後に登場するのは、どこででも見れるイソシギ(磯鷸)です。

このシギ、よく観察してみると、結構面白い仕草を見せてくれるので、鳥待ちの時のいいモデルさんなんです。

この日も、アメリカコガモがお休みタイムに入って、動き出すまでの待ち時間中に比較的近くまで来てくれました。

イソシギ(磯鷸)は、名前の通り、磯の近くに住むシギの仲間だと思いがちですが、環境適応力が高くて、特に磯辺を好むわけでもありません。

その為、かなり内陸部でも見かけ、以前、新潟の山中の河原でも見たときには、ちょっと驚きました。

また、中・小型のシギ類で、日本で繁殖するのは、このイソシギとアカアシシギだけだとか・・・・・(「野鳥の名前」より)



前後左右にチョコマカと移動しながら、餌を探してます。 何かを見つけたようですね。



今度はデジスコで狙ってみます。 日陰に入った為、SSが上がらず、体の一部が止まりません。





水面ではカワウがせわしなく、餌を捕ってます。 婚姻色に変身して、普段の顔よりハデハデです。



さらに先の方では、ユリカモメが、水面近くの魚を狙って、ダイブしますが、さすがにコアジサシなどのような格好の良いダイブではありません。



脚から突っ込んで・・・・・ドボン!!



「こんな捕り方で捕れるのかな??」・・・・なんて、心配になってきます。(笑)








今年最後の投稿ですが、あっという間の1年でした。    来年も宜しくお願い致します。

今年は、鳥撮りの在り方などいろいろ考えるところがあって、遠征も少ない年でしたが、果たして来年のスタイルは?・・・・思案中です。

少なくとも、気楽な写真スタイルを長く続けていきたいと思っています。



2016年、皆様にとっても良い年になりますように・・・・・・・・

コメント (19)

今冬もやって来たアメリカコガモ

2015年12月26日 | 野鳥
12月16日、この日も穏やかな日和で、久しぶりにプチ遠征した帰りにI沼に寄ってみました。

少し遠くて、デジスコの距離ですが、アメリカコガモが1羽います。

昨シーズンやって来たアメリカコガモが、今シーズンもやって来ました。

今回も、コガモに混じっての渡来です。

今のところ1羽だけですが、これから増えるかもしれませんね。

さて・・・・・何処に居るか分かりますか??



コガモ(雄)と、アメリカコガモ(雄)、比較してみて下さい。

アメリカコガモは側胸に白い帯が縦に入ってます。

コガモの顔の模様の境目には白い縁取りがありますが、アメリカコガモには、それが見えませんね。





のんびり、水際で羽繕です。



陽が少し西に傾いていて、光が良い具合に当たって気持ち良さそうです。



羽繕の際、綺麗なライトグリーンの羽が見えます。その写真を大きくトリミングしてみますね。

ライトグリーンは次列風切羽(翼鏡)の外弁の色ですが、光に輝いてます。



近くにいたコガモの雌が、、羽ばたくと・・・・・・



それにつられるように、アメリカコガモ(雄)も大きく羽ばたきます。



最後は、のんびり泳ぐアメリカコガモです。



この沼を見渡してみると・・・・相変わらず、ヒドリガモの集団は居続けてるようです。

その他では、遠くの方でカンムリカイツブリが居て、上空をユリカモメが1羽飛び回ってます。

イソシギもあちこち飛び回ってますが、合間に、近くまで来てくれました。

次回はそのイソシギを載せますね。




*ヤフーブログのコメントが、ヤフーIDを取得しないと記入できなくなってますね。

 設定によって、記入できるようになるのかどうか分かりませんが・・・・・ID取得者しかコメント出来ないなんて・・・・

 そんな訳で、ヤフーブログに訪問してるものの、コメントできない状態が続いてます。

 いつもの通り、楽しく拝見してますので………


 


コメント (22)

師走の浅草

2015年12月24日 | 日記
メリークリスマス!!
今年の12月は例年より暖かいためか、クリスマスムードも、今ひとつ盛り上がらないですが、デパートは人でいっぱい!!



12月22日(火)、写真部例会の後、少し時間があったので、久しぶりに浅草寺周辺を歩いてみました。

時間は午後三時半ごろ、街は、もうすっかり年末モードですが、仲見世近辺は、アジア系の外国観光客の姿が目立ち、暖冬のせいか、師走の実感がありません。

「雷門」の周辺は、大賑わい。



「雷門」から「仲見世通り」を抜けて、「浅草寺」に向けて歩くことにします。

仲見世通りは、飾り物は、お正月モードです。



正面には「宝蔵門」が見えます。

それにしても、こんな年末の時期でも、外国の観光客でいっぱいです。



「宝蔵門」の手前の「伝通院通り」を西に向かうと、角には「浅草演芸ホール」



その斜め向かいに、12月17日にオープンしたばかりの「まるごとにっぽん」があります。

まだオープンしたばかりですが、全国47都道府県のアンテナショップがあります。

ご当地の名物が食べられるレストランも併設されてますよ。



「ブロードウエイ」を進んで「六区映画街」の手前を、浅草寺に向かって「西参道商店街」を東に向かうと・・・・

「薬師堂(?)」の屋根越しに、「五重塔」「東京スカイツリー」が見えます。



「本堂」横から望む「東京スカイツリー」



「本堂」では、お正月の準備がされてます。

この「浅草寺」は、都内最古の寺院と云われ、「浅草観音」の名称で全国的に親しまれていますね。



さらに進んで、「五重塔」、西日を背に受けて、参詣者を見下ろしてるようです。



そして、再度仲見世通りを南に向かうと、正面には「雷門」の裏側が見えます。

雷門の屋根の左に見えるのは、「浅草文化観光センター」ですが、あの「新国立競技場」のデザインA案を提案した隈健吾氏の作品です。



さすがに、この街だけは、クリスマスムードは漂ってませんでした。

わずか30分程の師走の浅草ぶらり散歩でした。
コメント (11)

名物のビンズイ(便追・木鷚)もやって来た

2015年12月21日 | 野鳥
紅葉を求めて、O公園内を落ち葉を踏みしめながら歩き回ってると、突然足元から飛び立った鳥がいます。

ホオジロ?アオジ?

よく見て見ると・・・・・・・この公園の名物、ビンズイ(便追・木鷚)です。

ヒバリに似た声で鳴くので、キヒバリとも呼ばれることもあります。

この公園には松の木が多く、居心地がいいのか、毎年姿を見せてくれますが、ここでは地面にいることが多く、写真的には面白くないですね。



リュックからミラーレスを取り出して、そっと近づいても、逃げる気配はありません。

こんな時にはこの軽量カメラが重宝します。 

何か小さな実でしょうか??口に咥えてます。



腰を落として、暫く観察することにします。

辺りには、他のビンズイの姿が見えないところを見ると、先陣の個体でしょうか?



辺りを気にしながら、あちこちカサコソと枯れ葉の音をたてながら、餌を探し始めます。



途中立ち止まって、今度は、羽伸ばし・・・・こちら側の羽を広げてくれればいいのに・・・・





やっぱり、こちらが気になる??



傍らの薮の中で、ウグイス(鶯)の地鳴きがするので、振り向いてみると・・・・

1羽のウグイスが、上手く茎に止まってくれたので慌ててカメラを振りますが、暗すぎます。

慌ててISOを上げて取り敢えず数カット。



さすがに、羽ばたきの動きは止まりません。



年が明けて、初春ころから歌の練習を始めるのでしょうか。



来春は、久しぶりに梅にウグイスを撮りたいものです。
コメント (16)

たまにはコサギ(小鷺)でも

2015年12月18日 | 野鳥
サギの仲間で、今の時期はコサギの姿が一番多く見られるでしょうか。

今回も11月の在庫から、I沼のコサギの様子を載せてみます。

日本で巷に云うシラサギは、小・中・大の3種類で、大きさや嘴・脚の形態でその違いが分かります。

大きさの順序でコサギ・チュウサギ・ダイサギに分かれますが、私自身はその中でコサギが一番好きです。

まずは、水面からフワッと飛び上がった瞬間から・・・・



「野鳥の名前」(山と渓谷社)によると・・・・・・

「サギ」の語源について、「美しい白い羽毛」による説と、「騒がしい鳴き声」によるとする説があるようです。

サギの語源は国語学者や語源学者の間でも難題の一つだそうで、「鷺」という漢字は「万葉集」でも使われていたくらいで、日本人には馴染みのある鳥なんです。

さらに、「野鳥の名前」中では、藤堂明保氏の「漢字の話」を引用して・・・・・

「鷺」という漢字は、”鳥+音符路”からなっていて、”路”のもとの意味とは関係が無く、むしろ路を含んだ露(しらつゆ)と縁が深いそうです。

「鷺」と云う字を「露」と同系語とみると、「露」は云うまでもなく「白露(しらつゆ)」の事で、透明で朝日にキラキラと光る様子から、この白露のような透明な羽をしているのが鷺。

その事を強調して”白鷺”という。とのこと。

また一方で、「和名抄」には、サギの鳴き声は人の呼び、叫ぶ声に似てるとあり、サギの語源は喧しく騒ぐの、「さわぎ」によるという説もあるそうです。


文章を自分なりに手を加えたので、ちょっと話が分かり難くなりましたが、分かりますか??

個人的には、「美しく白い羽毛」による説のほうが納得できそうですけどね。


それでは、次は、飛び上がりから着水までの写真です。 夕刻近くで西日が水面を赤く染めてます。









カイツブリもビックリです。



大きなザリガニでしょうか??小さな体に似合わず、こんな大きな獲物も一飲みです。



次の写真は、着水寸前。  特徴の黄色い趾が良く目立ちます。



次の写真も飛び立ちのシーンです。 まさに白鷺ですね。





このコサギ、今の時期は、冠羽や飾り羽は見えませんが、夏、目先が婚姻色に染まって、冠羽や飾り羽で着飾った時が一番綺麗です。

余談ですが、あの姫路城の別名が白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)と呼ばれるのは有名ですよね。

その由来もいくつかあるようですが、シラサギの姿を想像すると・・・・・・・

そのいくつかの説の一つ「白漆喰で塗られた城壁の美しさから」が、一番ふさわしいのではないかと思います。


コメント (17)