つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

調・べ・は、アマデウス♪

2007-11-29 04:35:26 | おしゃべり
さて、第924回であります。


鈴:最近広響のコンサートに行ってないなぁと思うLINNで~す。

扇:二十年以上、コンサートなるものに行ってないSENでーす。

鈴:20年以上……逆にこっちは生まれてこの方、20年以上、行ったことがなかったが、ここ1年くらい月1くらいで行ってんなぁ。
ただ、ふつうのバンドとか、アイドルとかのは一度たりとも行ったことがないが。

扇:月に一度とはまた豪毅な……。
どこかで金のなる木でも捕まえたか?

鈴:月1と言っても、広響だとS席でも会員だから4千円だからな。
それくらいなら大した金額ではあるまい。
それに、金のなる木があるなら東京だろうと大阪だろうと有名どころばっかり行くぞ、ゼッタイ

扇:月に4千円……なんて贅沢な奴。
チロルチョコが400個買えるぜ!
ちなみに金のなる木があったら、俺はきっと引っ越しするぞ。念願の書庫をゲットするために!

鈴:ええいっ、みみっちい計算をするなっ!!
しかし、引っ越しかぁ。確かに、いいところには引っ越しはしたい。
私の場合は、防音完璧オーディオルームのために。

扇:音楽ぅ?
ラジカセとヘッドホンあればそれでいいぢゃん。

鈴:前にも似たようなこと言ってたな。
まぁ、趣味の世界だから仕方がないが、今回のWikiのネタはいつのまにか、よくわからん研究結果のおかげで、余計に有名且つCDの売上が増えてしまったお方です。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:では、お方と言うことで今回のWikiは人物です。
その名も、「ヴォルフガング・クラウザー」
某格闘ゲームに登場し、その財力にものを言わせていろんなことのパトロンをやっていた(んだと思う)ひと……。

扇:一応、ガロスペではボスキャラだったぞ。
SNK史上最弱のラスボスだったけどな。
で、LINN君の軽いボケはさらりと流して――。
『今週のこの人』は、「ウォルフガング・ペーターゼン」
『Uボート』、『ネバーエンディング・ストーリー』等、有名な映画をいくつも撮っている監督さんです。

鈴:ええいっ、タイトルを勝手に変えるなっ!!
しかし、また古いものを持ち出したな。「ネバーエンディング・ストーリー」とは。
さて、相棒のフロンなみのボケはほっといて。
今回の本当のネタは、タイトルのアマデウスと、すぐ上の映画ネタから想像したとおり、映画の「アマデウス」……ではなく、その主人公のひとり、「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」であります。
知らないひとはいないくらい有名な作曲家ですが……「ネバーエンディング・ストーリー」よりも200年くらい古いな……(爆)

扇:略してモー様ですね。
ところで、今週の見出しは?

鈴:どこの牛だ、それは。
で、見出しだが……音楽理論関係ははっきり言って私にもぜんぜんわからんし、今回は……じゃなくて、「も」かな、見出しはいらんだろ。
じゃぁまず最初に目につくネタと言えば……どう見ても、これに目が行くんだよなぁ。
「俺の尻をなめろ」(K.231、K.233)って言う名前のカノン。
「アマデウス」の映画を見ていると、なんかすんげぇ納得できるんだが……(笑)

扇:せめて伏せ字にせんかぁっ!
いくらモーツァルトの曲だからって、多少は羞恥心というものをだなぁ!

鈴:なんか、この手の話題になるとノリノリだな。
だが、ほんとうにそういう名前の曲なんだから仕方あるまい。20世紀後半になると録音されたりしてるみたいだから、いっぺんくらい聞いてみていたい気はするが。
しかし、こんな話をしてるといらんトラックバックが増えそうだから、次に気になる記事でも探してみるか。
なんかあるかえ?

扇:ノリノリなのは貴様だろう。
私は下ネタは嫌いだ。嫌いなんだぞっ! 
えーと、他に面白そうなネタと言えば……七歳のマリー・アントワネットに求婚したって話かな。
もっとも、モーツァルト自身もまだ六歳の御子様だったらしいが。

鈴:まぁ、幼稚園児がお手々つないで、○○ちゃんと結婚するんだ、って話と似たようもんだろう。
これが17歳と16歳だったらかなりやばいな。マリー・アントワネット自身、14歳でフランス国王と結婚してんだし。

扇:てんとう虫のサンバとか聞こえてきそうだな、それ。
俺のイメージとしては、『小さな恋のメロディ』だけどね……あれはいい映画だった。
と、思い出に浸るのは記事書いた後に回すとして、モーツァルトの暗殺ネタはどうかね?
確か、アマデウスでも取り上げられてたろ?

鈴:まぁ、確かに、サリエリとモーツァルトの関係はいろいろと噂にもなったし、毒殺疑惑も有名ではあるわな。
でも、あんまりサリエリにそういう動機があったかと考えるといまいち納得しきれんしなぁ。
Wikiにも「実際、当時の売れなかった二流の音楽家達は彼を非常に敵対視していた」とあるし、どっちかって言うとこいつらがなんかやらかした、って考えたほうがしっくり来るな。

扇:宮廷からもらう給金より、楽譜で儲けた額の方が多かったっぽいしなァ。
イメージとしては、薄幸の天才って方が受けがいいんだろうが、ここの記事読む限り、単なる自業自得のような気がするねぇ。
つーか薄幸の天才って言ったら、どう考えてもシューベルトだよな。モーツァルトより若死にだし。

鈴:気がするじゃなくて、自業自得じゃないのか?
そもそも「晩年までの数年間は収入が減り、借金を求める手紙が残されている」ってWikiにあるし。
まぁ、収入が減ったのが、何の理由かまではわからんが。
確かにシューベルトは31歳で死んでるから、35歳で死んでるモーツァルトよりも早死にだが、「20代のシューベルトは買春宿に大量に投資した、という過激な説を展開する研究者さえ存在するが、投資したのかどうかはともかく入り浸ったことだけは確かである」って記事見るかぎり、こいつも薄幸って感じじゃないよな。
どっちかって言うと、両方とも発酵だろ(笑)

扇:腐ってるのか……。
このままいくと、音楽家好きの方々に喧嘩売りそうだから、次のコーナーに移った方がいいかな?
またオチがないけど。(爆)

鈴:そうね、次行ったほうがいいだろう。
オチなしは……まぁ、Wikiだし、いーんじゃね?
しかし、「発酵」って頻繁にクラシックのコンサートに行ってる私のセリフじゃないよな(爆)


『今週の一冊』


鈴:では、今週の一冊は今月の最初にWikiでもネタにした知る人ぞ知るあのお方の本「どこかで誰かが見ていてくれる」です。
ストーカー被害に遭った俳優の悲哀を聞き書きで綴った涙と恐怖を誘うサスペンス実録……。

扇:"見てる"の意味が違ぁう!
それでは、見張られていることになってしまうではないかっ!
まったく、神を名乗るコンピューターに見守られた少年が、三体のカプセル怪獣を従えて邪神軍団と戦うSF巨編を、訳の解らんものに変えおって……。

鈴:なぁ、「どこか」で「誰か」に見られてるのに、どこの誰が見てるかわかってるってのはタイトルからしてどーよ?(笑)
さておき、今回のネタは、11月2日のWikiでネタにした福本清三さんのインタビューを本にした「どこかで誰かが見ていてくれる」です。
タイトルはホントに一緒です。

扇:そんな冷たいツッコミ、俺は認めんぞ。
どっかの覆面グラサンヒーローだって、どこの誰だか知らないけれど誰もがみんな知っているなんて、激しく矛盾した歌で有名になったんだぞ!
ちなみにこの本、かな~り前に私が読んでたりします。
でも、二冊目読んだのは相方の方が先だったり……。(爆)

鈴:あぁ、覆面グラサンヒーローって額に三日月があって、「天下御免の向こう傷」とか言うヤツね。
で、本書だが最初はかなり古いね。まだ回数が1桁のときだし。
ちょうどWikiでネタにして、図書館で蔵書検索したらあったから借りたんだが……本人もおもしろいが、たまに出てくるお姉さんとか、いい味出してたねぇ。

扇:それは眠狂四郎。
この本は単純に面白かったね。
福本さんのキャラもかなりいいんだけど、とにかく強いお姉さんに、傍若無人な銀幕スターに、無茶なことぬかす監督にと、出てくる人達のエピソードもかなり面白い。
一番強烈だったのは、お嬢の御母堂だったがね……あれは怖いわ、マジで。

鈴:ちゃうわっ!
「天下御免の向こう傷」は旗本退屈男だ!
お嬢の母親は……あの当時、絶大な権力を誇ってたからなぁ。
それなのに、「舞台じゃ金にならないから京都に帰っていい?」って言う福本さんも福本さんだと思うぞ。

扇:旗本退屈男って、頭にターバン巻いて、拳銃を武器にしてたのか……初耳だな。
よく無事でいられたよなぁ、福本さん。
もっともそれを、「お嬢の舞台断ったのはあんたが初めてや」と許しながら脅しをかけるあたり、お嬢の母親も大物だわな。

鈴:それはそれで「旗本退屈仮面」とか名前つけたくなってきた……(笑)
さておき、あのときの話はちゃんと自分でも「脅し」って言ってたな、福本さん。
まぁ、それでも許してもらえるあたり、人柄が出てるんかもしれんな。実際、かわいがってもらったって書いてあったし。
あとは……何があるかな。
やっぱ、この本で特徴的なのは、「恥ずかしゅうて」「情けない」「しょうもない」の口癖だろな。
だいたい、自分で親父ギャグかましといて、「あぁ、情けない」って言ったの自分や! って突っ込みたくなること必至やし(笑)

扇:つーか、わざわざ旗本って名乗る仮面ってどうよ?
明らかに、喧嘩売っちゃったから、気に入られたって感じだね。
しかも、言った時点では気付いてないあたり……天然だよなぁ、この方。(笑)
「ああ、情けない」は本当に多かった。自分で親父ギャグかました時もそうだが、他人がボケをかました時もこれ言うし。音声で聞いたわけではないが、何となくフレーズが想像出来て笑える。

鈴:旗本なくして「退屈仮面」じゃぁ、暇つぶしに付き合ってくれる悪の結社もないだろ。肩書きくらいあったほうが猫のヒゲくらい「こいつを倒せば……」って思ってくれそうじゃん?
「情けない」以外だと「しょうもない」も多かったな。
でも「情けない」は、いまの時代劇の状況とか、いろんなところで使われてたり、インタビュアーに刀持たせたりしたときに、思いっきり言ってたなぁ。
あと印象的な話と言えば、上にも書いたけど、5つくらい上のお姉さんだね。
名前は本文中に出てこなかったけど、実家でのインタビューのときの「フフフやあらへんがな」という福本さんのセリフで、「フフフのお姉さん」と通称してたりしたが……。
福本さんを東映の社員になるために尽力したり、欲しいジャケットを買うために足りない金(お姉さんの月給の約半分)をぽんと出してあげたりと、かな~り剛毅でかっこいいお姉さんだったねぇ。

扇:退屈仮面って、正義の味方の名前ぢゃないよなぁ……。暇潰しに付き合ってくれる悪の秘密結社を探すんじゃなくて、強引に暇潰しに付き合うことを要求しそうな感じだ。
『フフフのお姉さん』は、まんま気っ風のいい人って感じだったね。
つーか、福本さんの穏和だけど実は結構頑固な性格って、明らかにお姉さんの影響受けてるっぽい。
どっちも決定事項は意地でも曲げないタイプだしなぁ……こういう昔気質の人って嫌いじゃないけど。

鈴:なんか、せこせこと脱税してるとこに向かっていって無理矢理悪役に仕立て上げてばったばったと斬り倒しそうだなぁ。どっちが悪だ? ってツッコミ入ること間違いないな(爆)
まぁ、確かに昔気質のひと……と言うか、年齢が年齢だけに当然と言えば当然だけど、人柄いいし、嫌みがあんまりないから見てて眉をひそめるようなことはないわね。
……それにしても、なんかこのまま行くとWikiに続いて、オチなしって可能性がかな~り高くなってきたな。
まぁ、読んでておもしろい本ではあるけれど、お笑いのネタになるようなもんではないしなぁ。

扇:何で月光仮面からここまで話がずれるんだか……。
まぁ、単なる小悪党を、世紀の大悪党に仕立て上げてブッ殺すのはヒーロー物のお約束ではあるがね。
ん? さりげに、本とは全然関係ないところでギャグネタが続いてないか?

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
まぁ、いいではないか。
本来の一冊のほうが真面目街道まっしぐらだから、少しくらい潤いがあったほうがよかろう(爆)

扇:まー確かに、いつになく真面目な話をしてるんだが……笑えるネタは結構あったよね、この本。
福本さんの、「しょうもない」「ああ、情けない」「そんなアホな」連打も楽しいんだけど、一番受けたのはあれかな――。
テレビを視てたお子さんが、福本さんの首が飛んだの見て、「あっ、パパ死んだ!」って言った話。
貴方のパパは毎日死んでます。(笑)

鈴:で、帰ってきたパパを見て「パパ、生きてる!」って、あーたゼッタイ剛毅な人間になるよ(笑)
……ってボケてねぇじゃんかよっ!

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
この俺様がボケを入れ忘れるとは……リンリンの老いが感染ったか?
では、改めてオチを付けよう――。(新技)
大丈夫、フェニックスの翼がある限り、君のパパは何度でも蘇る!

鈴:福本さんがあんな妙な鎧を着るかぁっっ!!



to be continued……

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