つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

漢字で書くと撞球

2007-07-05 18:17:10 | おしゃべり
さて、第891回であります。


扇:ついこの間、久々に帰郷したSENでーす。

鈴:ついこの間、久々に実家に帰ったLINNで~す。

扇:お互い、見事なまでに放蕩息子だな。(爆)

鈴:え? 放蕩?
私は1ヶ月に1回は戻ってるけど。

扇:久々にって、言ったじゃんよ……。
俺は約八ヶ月ぶりぐらいだな、ここ半年ぐらいドタバタしてたんで。

鈴:久々な感じなんだよなぁ。
電話もメールもせんから、1ヶ月に1回くらいでも、そんな感じだな。
だが、8ヶ月か……。
ドタバタしてたって、行政罰喰らって強制労働してもしてたのか?

扇:そう、都心の地下でな……って、違うわっ!
その辺の詳しい事情はオミットってことで。
まぁ、過去をちょっと消したのは確かだ。

鈴:なんだ、地下鉄建設に携わってなかったのか……残念(笑)
ところで、タイトルに「投球」とか書いてるのに、なんで強制労働とか地下鉄とかになってんだろうなぁ(遠い目)

扇:投げるなよ。


『Wikipediaに聞け!』


扇:と言うわけで、今回のお題は『撞球』こと『ビリヤード』。
説明するまでもありませんが、球を撞くゲームであって、投げるゲームではありません。

鈴:まぁ、確かに、投げたらファールだわなぁ。
そういえば、確かにキューで撞くから「撞球」ってのはわかるんだが……テニス=「庭球」、バスケット=「籠球」って、庭で球追っかけるのは犬の専売特許やし、籠やったら玉入れが正解ちゃうか?(素朴(?)な疑問)

扇:それを言うなら、ボウリングなんて凄いぞ。
十柱戯ってどこの惑星の球技だよ?

鈴:と言うか、あのピンをと言うほうが間違ってると思うぞ。

扇:まぁ、柱と言うよりは酒瓶だよなぁ……って、やめよう、ボウリングの話になってしまう。
俺はせいぜいナインボールしかやったことのない人間だが、お前さんは多少やってたんだっけ?

鈴:まぁ、私もナインボールだけだな。
と言うか、キャロム台なんか、どこのビリヤード場に行っても置いてなかったから、これしかできんと言うのもあったが。
まぁ、それでも、いちおう小学生のころから、ちまちまやってたわな、ビリヤード。

扇:ってことは、ビリヤード歴五十年か……それは長いな。
で、キャロル台って何よ?

鈴:まぁ、いつぞやと同じボケをかます相棒はほっといて……。
キャロルって軽自動車の名前やないかいっ!!
キャロムや、キャロム!!
Wikiのビリヤードの項目のいっちゃん初っぱなあたりに書いてあるやろ。

扇:ああ、確かに書いてあるな。
ポケットのない台を『キャロム』、ポケットがある台を『プール』と呼ぶわけか。
しかし、穴のない台でどうやってナインボールやるんだ? 永遠に終わらないぞ。

鈴:当たり前じゃぁっ!!
ポケットがあるからナインボールが出来るんだから、ないならない競技がある。
四つ球とか、スリークッションとか、アーティスティックとか……。

扇:四つ球とスリークッションはWikiに解説があるな。
でも率直に言って……四つ球って、燃えないゲームだと思うのは私だけ?
スリークッションは、成功したらかなり楽しそうだけど。

鈴:まぁ、確かに萌えんわなぁ。
私もどうせキャロム台でやるなら、スリークッションがおもしろそうだ。
アーティスティックは……難しすぎてやる気にならん(笑)

扇:萌えてどうする。
セレンか? セレンに萌えるのかっ!?
まぁ、『キング・オブ・ザ・ハスラー』は私的に最高のビリヤード漫画ではあったが。

鈴:セレン……ん~、萌えるかどうかは別として、このヒロイン、かわいいのは確かだが……(笑)
だが、最高というか、ごくごくまともなビリヤードマンガって、これしかないんじゃないか?
どっかには、人外魔境の必殺技抱えた連中がごろごろ登場するのもあったりしたし。

扇:しっかり萌えてんぢゃねぇか。
セレンが可愛いのは認めるがな。
人外魔境? ああ、あったな……ドライブショットとか、カミソリマッセとかかます漫画が。

鈴:何を言う、萌えてなんかいないぞ。
こー、ほほえましく眺めているだけではないか。
……って、ドライブショットとか、剃刀とか、虎とか、空恋嵐とか、人外魔球とは言え、このビリヤードマンガにはそんな必殺沢は出てなかったと思うぞ。

扇:なかったっけ? 何しろ、友人の家で一気読みしたのが十年以上前だからなぁ。
ともあれ、ポケットのないキャロム台でも、遊び方はあるってことだぁね。
で、プール台の方のゲームなんだが、ナインボール、エイトボールはいいとして、ストレートプールって何よ? ここにも解説書いてないぞ。

鈴:なんか、ボケを思いっきりすっ飛ばしてやがんな……ちっ……
だが、ストレートプールは……Wikiに載ってないから、ググってみたが、15個の的玉使って、しかもどのポケットに、どの球を落とすか宣言してからやるゲームみたいだな。
これはこれでおもしろそうだが。

扇:ボケ? (確認中……)ああ、天外魔球か!
いや~、その前の『空恋嵐』が面白すぎて全然気付かなかった。
どのポケットに、どの球を落とすか宣言するってのはエイトボールと同じだな。
ルールも割と簡単みたいだし、機会があったら、どっちもやってみよう。

鈴:どっかのゲームかっ!!
って、人外魔球に気付いていなかったとは……うしっ!(ガッツポーズ(笑))
しかし、機会があったらって、憶えてるかのぅ……。
まぁ、そのときはそのときで、ナインボールやりながら宣言ってのでもおもしろそうだが。

扇:その程度で勝ち誇るとは、片腹痛いわ正露丸。
宣言式ナインボールかぁ……俺の勝率下がりそうで嫌だなぁ。

鈴:よしっ、次はそれで行こうっ!!

扇:それでも勝負にはなると思うけどね。
お前さん、1番から8番までは調子いいが、最後のツメが甘いからな。
宣言式にしたら余計、最後の9番を外す確率が上がりそうだ。

鈴:だが、1~8まで落とすと、なんか寂しいんだよなぁ(爆)
だいたい、ポジションプレーまできっちりしといて、外したときのがっくりさ加減はでかい……(T_T)
だが、外すかどうかはわからんぞ。
そもそも、1~8までまともに入れられるかどうかすら怪しくなる(爆)

扇:そりゃま確かに、当てて当てて当ててストン、というナインボールの醍醐味はないわな。
でも、最後の一個がなかなか落とせないって、ビリヤードやる人間としてはかなり致命的だと思うぞ。
俺の場合、ファンブルも多いから、あまり人の技術をとやかくは言えんが。

鈴:ビリヤードと言うより、ナインボールはな(T_T)
なんか知らんが、外したときのナインボールの位置がたいていポケットの目の前、とかそういうところに行ってしまうあたり、煮えるんだが(爆)
しかし、昔からやってた人間と、なりゆきでやってみるかでやるんだから、そこは仕方あるまいて。
とは言え、やりたいと思いつつも、私もなかなかビリヤード場に足を運ぶことはないんだよなぁ……。

って、なんか雰囲気が落ち着いてきたからちと話を変えて一新してみるかね?

扇:わざわざ俺に都合のいい位置に9番残してくれるんだもんなぁ。
いや、ほんと、君と一緒にビリヤードやるのは楽しいよ。(皮肉)
と言うか、ガチのビリヤード場って減ったよねぇ……。

んじゃ、今週の一冊にいっときますかね。

鈴:なに、やるとなれば、今度はきっちり練習してから挑むことにするさ。
ぜったいに8番落とす前に9番落としまくってやる……。

じゃぁ、今週の1冊に移るとして、何にするよ?

扇:えーとね、かなりの長期連載だったためか、気付いたら終わってた漫画で――。


『今週の一冊』


扇:『ハマの大魔神紀行』ですね。

鈴:ほほぅ……、では主人公は150キロオーバーのストレートと落差の大きいフォークが持ち味なんだな!?

扇:アルファの身体能力って並みの人間レベルだったよなぁ……確か。
ともあれ、時速150キロオーバーのストレートも落差の大きいフォークも投げませんが、酒に酔ったりする妙なロボット、アルファのまったりとした生活を描く漫画――
『ヨコハマ買い出し紀行(芦奈野ひとし著、全十四巻)』
です。

鈴:なんだ、横浜からメジャーに行ったりはせんのか……ちっ……
しかし、まったりってのが、ホント、よく似合う作品だよなぁ。
少年マンガらしい派手さもなけりゃ、少女マンガらしい恋愛もどろどろもないし、基本は1話完結であっさりしてるし。

扇:チッ……てな、アルファの場合、草野球以外のイメージって沸いてこないぞ。(笑)
ほんとに、キャラもストーリーもまったりなんだよな、これ。
そこかしこに、世界の衰退の描写があったり、SF的小道具が転がってたりするんだが、登場人物ってみんなフツーに生活してるもんなぁ。

鈴:ふつーだわなぁ。
まぁ、ミサゴとか、なんか微妙にふつーか!?ってツッコミ入れたくなる気はせんでもないが(笑)
ただ、ふつーはふつーなりに味わいはあるし、雰囲気はとてもまったりほんわかしてて、雰囲気を重視する私みたいなタイプには悪くない作品なんだよなぁ。
……何回も読み直せる作品ではないが……。

扇:いいんだよ、ミサゴは妖怪だから。
そう、雰囲気に浸れる君にはいい作品だわな。
俺の場合、一つの巻を五分足らずで読み終わって全部忘れてしまうが。
(※決して感性が枯渇しているわけではない)

鈴:妖怪だから「ふつー」じゃない気はせんでもないが……。
不通なら何となくわからんでもないけど……。
まぁ、ミサゴはふつーじゃないけど、キャラ的に好きだからいいんだけど(笑)
しかし、「※」のあとの言葉は……う~む……十数年前の大渇水のときの早明浦ダムくらい?(笑)

扇:不通って、何が不通なんだよ? 君のその人外な発想は未だに理解できんな。
言うに事欠いて十数年前の早明浦ダムかっ! 底見えてんじゃねぇかっ!
別にまったりとした作品が嫌いなわけではないぞ。ただ、この作者の描く景色を見ても、ああ、綺麗な画像だなと思うだけの話だ。

鈴:人外とは失敬な。
ちょっと思考がどっか行ったり、あっちのほうに行ったりしてるだけじゃないかっ!(爆)
え? 底が見えてるって、確かあのころはちょろっとくらい貯まってじゃないか(爆)
しかし、綺麗と言うだけで終わってる時点で、やっぱ感覚の違いはあるわなぁ。
もっとも、5分では終わらんが、まぁ、1冊10分くらいで読み終わる作品には違いない。
……なんか、その程度で終わってしまうと、この値段、高い気がするよな。

扇:より格調高く言うと、思考が遊離してる、ってとこだな。
しかし……むか~し絶賛してた割には、かなりキツイこと言うね、アンタ。
この何とも言えん雰囲気が好きだったんぢゃないのかね?

鈴:え? そんなこと言ったっけ!?
……言ったような気もせんでもないが……きっと昔で若かったんだろう(遠い目)
さすがにいま読むと、あっさり「ふ~ん」ですましそうだけど~(爆)

扇:言ったよ、経緯は忘れたがお前の書庫整理してる時に。
若かったのは確かだろうな、確かあん時はまだ三十きてなかった筈だし。
でも、若さを加味して考えても、お前さんが男性作家の感覚に共感するって、すんげー珍しいな。

鈴:書庫整理……う~ん、確かにやった憶えはあるんだが、経緯は私も憶えてないっ!(どきっぱり(爆))
しかし、確かに男性作家ってとこはそうだよなぁ。
このころから、花ゆめ系ばっかりだったし、小説は女性作家ばっかりだったし、そういう意味ではかな~りめずらしいなぁ、いま思うと。

扇:ああ、お前がそういう奴だってのは嫌になるぐらいよく知ってるよ。(久々のチーム怒)
まったく……なぜ俺が他人の書庫整理を……。
今、話に出たんで気付いたが、この作品、女性型ロボット・アルファの視点が基本だけど、妙に男臭いんだよなぁ。
ここら辺の違和感は、実のところ前々からあった。

鈴:へぇ、そうなのかえ?
そのあたりを気にしながら読んでるわけじゃないから、よくわからんが。
じゃぁ、他のキャラとかは?

扇:ココネはキャラも立ち位置も、まんま『アルファの後輩』だったね。
いい子なんだが、素朴な疑問を提示する以外、何か使い途があったかと言われると……。
そういえば、アルファやココネに限らず、この漫画のキャラってどれも個人じゃなくて状況や環境を相手に自問自答を繰り返してる人物ばかりだなァ。
だから、キャラ同士の会話って印象薄いのかも知れんが。

鈴:ココネは……まぁ、確かに、後輩って感じだったなぁ、初手から。
他にもおじさんとか、見た目は濃いそうなのもいたが、しばらく読んでなかったら、思い出すのに苦労するキャラばっかだったな、確かに。
つか、マンガ喫茶で読み直すまでミサゴ以外、ほとんど「あー、こんなヤツいたよな」って感じだったが(爆)

扇:あー、ミサゴだけは常に個人(子供)しか相手にしないタイプだったな。
子供好きだけど、その子が大人になることを理解してないから、時が過ぎると会えなくなる……まさに妖怪。
こいつが出てくる回だけは妙に好きだった覚えはある。(毒)

鈴:そうねぇ、初手から怖いイメージで語られてたけど、それを一蹴したり、ときどき出てきて印象を残したりと、おいしいキャラだったよなぁ。

扇:そう、某スナフキン風のにーちゃんが戻ってきても大して面白くないが、ミサゴが出てくると得した気分になれた。
あれ? この作品で好きなとこってそれだけ?

鈴:14巻も続いて好きなのはそこだけかぁっ!!
まぁ、あんまり否定するところはないが(爆)


to be continued……

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2 コメント

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女の子? (ぶきおん)
2007-07-07 20:42:27
はじめまして
調子にのって遊びに来てしまいました。
「おしゃべり」していても本の紹介がはいるのはさすがですね。
しかしながら・・・読んでいると性別が知りたくなって困りました~。
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僕達男の子♪(古い) (SEN)
2007-07-07 21:17:00
いらっしゃいませ
ようこそおいで下さいました~。
一応『読書日記』なので、本の紹介だけは続けよう!ということで、入れることにしています。
(微妙に紹介になってないかも知れませんが……汗)

ちなみに、SEN&LINN、どちらも男です。
男性向け、女性向け、どちらの本も節操なく漁っているので、
記事だけだと性別不詳なところはありますが……。(爆)
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