つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

見つけてしまった……

2007-09-23 00:17:19 | マンガ(少女漫画)
さて、一度思い付くとダメねぇの第905回は、

タイトル:7時間目ラプソディー
著者:田中メカ
出版社:白泉社 花とゆめコミックス(初版:'06)

であります。

それなりに何度も読んだり、新刊をとりあえず置いとくのに、押入を使ってたりするんだけど、そこをDVD置き場にするために整理していたら、これが出てきたりして。
あ、これ記事にしてもいいかなぁ、なんて一度思ったりすると、一般書、ラノベと来て次がマンガだから一回りじゃん、とか思ったりして(笑)

そんなわけで、他のを読んでないわけではないのだけど、今回はマンガです。

さて、ストーリーは、

『高校2年生の藤堂倫子は真面目で頼れるクラス委員長。
……とは言いながら、実は少女小説が大好きで夢のような恋愛にも憧れる一面も。
ただし、普段はやはり真面目な委員長体質でクラスをまとめているのが常。

学園祭の準備中のあるとき、シンデレラのお芝居をやるはずだったクラスが何故か、ホスト(ホステス)系喫茶の看板を作成中。
企画変更になった理由は担任で現国教師の佐久先生の仕業。

準備室で恋愛相談室なんてのを開いているお気楽教師に文句を言いに行ったのはいいけれど、何故か喫茶店への企画変更を了承させられてしまうことに。
迷える子羊のための喫茶店企画。でも、まだ納得できない倫子を納得させるために、佐久先生は恋愛相談室の状況を見せることになるのだが……。

いろんな事情を垣間見ることで倫子も喫茶店の企画を納得するようになるとともに、お気楽なだけではなく、きちんとどんな相談にも真面目に取り組んでいる佐久先生を間近で見ることで……』

この作品はLaLaDXで1話読み切りとして始まり、3話で完結する、と言うもので当然タイトルに巻数がないことからもわかるとおり、1冊でおしまい。
あとに初期の短編「Light Right ラビット」というのが収録されている。

さて、メインの「7時間目ラプソディー」本編のストーリーだけど……。

ベタです。
問答無用に甘々です。(笑)

このお話、これ以外に書きようがない……(笑)
少女マンガ、少年マンガ問わず、王道とも言える生徒と教師という設定に、キャラも真面目だけど恋愛に夢見る倫子さんと、お気楽ふまじめだけど締めるところは締める佐久先生、と言う設定はお約束以外の何者でもない。

また、1話は学園祭、2話は3年生になって夏休みの合宿、3話は卒業に伴うクライマックスとネタも定番を押さえている。
ストーリー展開も、生徒と教師だから恋愛対象にならない、それをラスト(卒業)でひっくり返すと言う定番中の定番。

まー、何というか、こうやって記事にして書いてみると、「生徒と教師」「恋愛対象にならないと言うネタ」「各学校行事」「卒業時のクライマックス」というキーワードだけで、だいたいどんな話なのか、かなーり想像できるよね(笑)

とは言え、定番も突き抜けてしまえばぜんぜんOKで、ベタ甘(?)な恋愛ものにアレルギーのない私にはけっこう楽しめるお話だったりして。
逆に言えば、この手の話が耐えられないひとは、まずさぶいぼアレルギーを発症するはずなので100%手を出さないように、と忠告するね(笑)
まぁ、ある意味、さぶいぼアレルギーを検査するのには適しているのかもしれないけど(爆)

そんなわけで、ストーリーはお約束で安心できるし、ヒロインの倫子さんはかわいいし(爆)で個人的には好きな作品にはなるんだけど、オススメしやすいかと言われるとやはりアレルギーのひとには向かないわけなので、総評としては及第、かな。
ベタでも何でも恋愛ものが大好き、ってひとにはとてもオススメなんだけどね。

それにしても……ふと読み返してみて、これのどこが書評だ!? って気は(かなり)するけど、まぁ、そこはそれ、まだリハビリ中と言うことでご勘弁を(^_^;



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